---白音---
シュウさんの心は傷だらけ。あと、2回くらい暴発すれば、脆くも崩れるだろう。そうなると、私達の元を去ることに…そして、人懐っこい優しい心を持たない、殺戮を繰り返す魔物になってしまうのだろう。
普通の者であれば、他の世界の自分を同化吸収して、強化できるらしいが、唯一無二な存在のシュウさんにはそれはできなかった。
本来、戦いとは無縁の優しい性格の彼には、現状は地獄だろう。戦いの渦中にばかりいるのだから。
「あぁ、白音…また、救ってくれたのか…ありがとう…」
意識が戻った彼…
「ねぇ、このまま二人だけで、生きませんか?」
彼の目を真っ直ぐ見つめて問うてみた。
「それが出来れば、やっているよ…白音と二人で、のんびりと暮らすことが、僕のささやかな夢なんだから…」
「ねぇ、私と仕事、どっちが大事ですか?」
きいてはいけない質問。でも、この際だから、あえて…
「白音!」
シュウさんの答えは即答だったが
「でも、仕事を…頼まれたことを、途中で投げ出す男は、白音は嫌いだろ?」
そうだけど…でもねぇ…
「言いたいことはわかっている。心配してくれて、ありがとう…そうだ、念話は届くかな?」
「ここからは遠すぎるから無理です」
「そっかぁ…」
彼は私の大きいとは言えない胸に、頬を擦り寄せ、目を閉じた。
---イッセー---
ヤマトさんにより、闇の世界に連れて来られた、僕とヴァーリ。
「これから、週末はここで鍛える」
なぜか、ヴァーリは全裸で拘束されていた。
「イッセー、ヴァーリとはツーマンセルだろ?連帯責任ってことで、イッセーのがんばり度合いによって、ヴァーリをいたぶる」
え?なんで?
「団長が言っていただろ?仲間が危険な時は、見ているだけではダメだって」
そうだけど…ヴァーリからは悲鳴や喘ぎ声が、既に聞こえている。
「ヴァーリには精神攻撃をしかけている。身体は無事だが、精神はどうかな?」
僕の目の前には、たくさんの蠢く者がいた。
「そいつらを倒して、ヴァーリの元に辿りつけば終了だ。ふふふ」
結局、ヴァーリまで辿り着けなかった。辿り着く前にヴァーリの意識が落ちたのだ。
「ヴァーリをもっと危険なシチュエーションにおけば、本気を出してくれるのかな?」
ヤマトさんは、ヴァーリの意識を回復させて、今度は魔物達にいたぶらせている。
「早く助けないと、魔物がヴァーリと交わるぞ。ふふふ」
僕は必死になって、目の前の敵を倒していく。
----ヤマト---
あぁ…やっぱり、僕ではダメだな。あんな鍛錬では、彼らの精神的に良くない。僕にできること…闇の力を駆使することしかできない。シュウさん、僕はどうすれば良いですか?
ここにはいない団長に、尋ねてみたい。
イッセーの鍛錬方法を悩んでいる時に、ナヴィから念話が届いた。
『オーフィスさん達が、団長と白音さんと合流できました。団長からの指示で、団長の代わりとなる人達を借りるため、今アウロス学園に問い合わせ中です。ヤマトさんには、他勢力の者との折衝と、今まで通りの活動をしてほしいそうです。団長は、ベースキャンプに戻り次第、リーラさんを蘇生して、兵藤本家に寄ってから、チームオラリオと合流されるそうです』
あ、シュウさん…あんな状態でも指示を出してくれたんだ。あんなに心がボロボロなのに…まだ、思いやる気持ちを失わないなんて。
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家にいる者をリビングに集めて、団長の代わりをする人物を紹介した。
「当分、シュウさんは戻って来られないので、その間、アウロス学園の教師である兵藤一誠、黒歌夫妻に、その代わりを務めてもらう。兵藤夫妻はシュウさんのような万能ではないので、出来ないこともある。それを補う為に、臨時で来てもらっていた、ロスヴァイセさん、アーシアさん、ルフェイさんも、在駐してもらうことにした。僕の能力では、精神を破壊することはできても、教えることができない。なので、他勢力の者との折衝と雑用をすることになる。以上だ」
ルシファーさんが挙手をした。僕は彼女を差した。
「メイビスはどうなるんですか?」
「メイビスさんは、シュウさんと共に、チームオラリオに合流する。あと、リーラさんは、しばらくベースキャンプで静養してから、戻ってくる。尚、ヴァーリ、イッセーへの罰だが、当面、ヴァーリは4階の特別講義室以外では、男にTSする。それに伴い、イッセーは特別講義室以外での性交を禁止する。そんな感じだ」
まぁ、罰の内容もシュウさんの指示だったりする。イッセーが挙手したので、彼を差した。
「シュウさんはいつ戻られるのですか?」
まぁ、みんなが思っている疑問だろうな。
「本当に困った事態になったらだ。僕達で対処しきれなくなった場合に、戻って来てもらう。呼び出す前に徹底的に悪あがきをしてみようと思う。容体があまり良くないので、1年くらいは呼び出せないと思っていてくれ」
連絡は取れるから、アドバイスはもらえると思うし、少し楽観している。
「あ、もう1点あった。エルフの教育要員を派遣してくれるそうだ。子育て中なので、無理はできないけど。元ハイエルフのリヴェリア・リヨス・アールヴ・ディムナさんだ。今は訳あって小人族に転生している。エルフの者は鍛錬の方針を相談してみてくれ」
そして、報告会はお開きにした。
---イッセー---
ヴァーリに対して重い罰が与えられた。
「ヴァーリ…」
「イッセー、心配しないでいいよ。特別講義室に行けば、愛し合えるんだし。あそこならお風呂は混浴だし♪」
ヴァーリは前向きだった。兵藤先生がみえることで、ヤマトさんの地獄の鍛錬から解放されることになった僕と彼女…いや、今はすでに彼であるが…
「問題は下着だな…イッセーのお古でいいから、男性用の下着をください」
真っ赤な顔したヴァーリに頼まれた。いくらでもあげるよ~
「なぁ、イッセー、質問なんだが」
和樹君と龍牙君が近づいて来て、質問をしてきた。
「アウロス学園って何だ?」
「シュウさんの世界にある、戦士養成の学校だよ。僕もヴァーリも通っていたよ」
「そんな学校あるのか?」
「うん、和樹君と龍牙君以外は通った経験あるかも…」
「シュウ…さんも、教鞭を執っていたのか?」
「シュウさんは、通りすがりの学園長の旦那って立場だったけど…」
「アウロス学園の園長が奥さんなのか?」
「そうだよ。そうそう、兵藤先生はイッセさんより強いから、注意してね」
「「え?」」
「見た目や態度で判断すると、ダメな部類な人だよ。イッセさんは公式試合でボコられたって、言っていたもん」
その日の夜の鍛錬…龍牙君が兵藤先生に挑んでいた。うん?イッセさんの情報とは違い、龍牙君が優勢なんだけど…
「あぁ、龍牙ごときに本気出せないから、兵藤先生は苦戦しているんだ」
って、イッセさん。
「本気って?」
「実戦以外は使用禁止の神器を持っているんだ。思い出しただけでも、怖い」
よっぽど怖い目にあったのか、イッセさんの顔色は悪い。
「ドラゴンスレイヤーも持っているから、ドラゴンは注意しないと」
はぁい?赤龍帝なのに龍殺しの剣をお持ちなの?それは、怖い。結局、優勢だった龍牙君は、兵藤先生を舐めてかかって、龍殺しの剣による峰打ちで、意識を飛ばされていた。
「イッセー、神器とは会話しているか?」
兵藤先生に声をかけてもらった。
「最近はあまりしていません。ドライグ以外は、使うなって指示をされていたので」
「シュウにか?う~、反則級ばかりだっけ?でも、使っていかないと、実戦でうまくこなせなくなるよ。そうだな、黒歌に瞑想を習って、普段も会話できるようになるといいかもな」
アドバイスをいただいた。ではさっそく、黒歌先生に習おうっと。
---誠---
ベースキャンプでは、リーラというメイドが療養していた。事もあろうに、一誠に斬り殺されたそうだ。実戦を想定しての抜き打ちの鍛錬。一誠は聖剣でシュウに斬り掛かり、透過して、味方のリーラを斬ってしまったそうだ。
「一誠は実戦経験が少ないからな」
シュウは一誠を庇ってくれていた。
「でも、それは理由にならないでしょ?誰だって、最初は経験が少ない訳だし」
「そうなんだけど。たぶん、足りないのは、死んでも護ろうって気が足りないんだろう」
シュウはいつだって、死ぬ気で前線で戦い、仲間を護ろうとしていたもんな。
「一誠には、それがないんだろう」
「まぁ、死ぬ覚悟を持って戦地に向かう奴は少ないよ。僕の場合は、家族が解散して、どうなっても良いって思っていたから。だから、最初の戦闘から、そういう覚悟で臨んでいたかもだ」
たしかに、一誠にはそういう経験はないな。いつだって、誰かしら、一誠を護るように傍にいたから。
「あぁ、そうだ、さっき、兵藤本家の稽古を見て、アドバイスをしてきた。どいつもこいつも実戦だと死ぬレベルだ。兵藤流はどういう方向にしたいんだろ?」
「紛争地帯を経験しないと、死と隣り合わせの戦いってできないと思う。俺も外で経験してそう思ったよ」
「なぁ、誠。消えても、なるべく早く戻るように努力するが、叶わなかったら、すまない」
シュウの顔は寂しそうであった。
「気にしないで良い。君の仲間がフォローしてくれるので、安心だ。ただ、言成が寂しがるかな」
「そうだな…でも、言成は一誠より強くなりそうだ。人間レベルで考えた場合はな。人外レベルだと一誠の方が遙かに強くなるけど…その辺りに一誠が気づくかだ。僕の親友の兵藤が手本になるはずだ。あいつも普段ドライグしか使えないから」
「ドライグ以外は反則級なのか?」
「そうだ。イッセをボコれる威力だよ。ただ、あいつの反則級は実戦以外で使うなって、言ってあるから、参考になるかが不安だ」
どんな神器なんだ?ハイブリッドドラゴンがボコられる強さって?
「そうだな…僕とヤマトくらいじゃないかな?勝てるのは。その位の威力だよ」
それって…化け物クラスじゃないか。
「ある意味、化け物クラス以上だ。僕の最高傑作さ」
最高傑作?
「シュウがつくったのか?」
「そうだよ。あれ以上の物は、未だに作れない」
苦笑い気味のシュウ。
「あれを上げたのは、死を覚悟した天界でのクーデターの前だ。僕の代わりに護って貰おうと思ってね。ちょうど、今のイッセーと同い年くらいだったかな?僕はあの時、死んでもおかしくはなかった。そういう状況だよ。今のイッセーにはわからないだろうな」
あぁ、わからないと思う。置かれた立場が違えば、経験できることも違うから。
「つまらない話をして、悪かった。ちょっと、リーラの様子を見てくる」
シュウは部屋を出て行った。
---シュウ---
横たわっているリーラの身体を検査する。筋肉も正常に繋がったし、皮膚の違和感もない。身体は全治した。あとは、精神面だな。
僕が立ち上がって部屋を出ようとすると、リーラが僕の足に縋りついてきた。
「お願いがあります。私を女にしてください」
はぁい?咄嗟のことで、意味を間違えてしまった。既に女だろうって思ったのだが、そういう意味ではなかったようだ。
「私をおいて、旅立ってしまうんですよね?その前に、あなたの温もりをください」
ふぅ~、僕なんかで良いのかな?僕は…
「一緒に生きたいんです。でも、私は一誠様のメイドですから…一緒には行っては…」
「僕と共に生きるのは大変だよ。浮気性だし…」
僕の目を見て話しかけるリーラ。
「これでも、人を見る目はあると思っています。私の雇い主はシュウさんです。私をシュウさんの…私にも想い出をください」
「僕は、人間ではない」
「わかっています」
「そう…僕はエスだよ?」
「…ノーマルでお願いします」
「出来ないっていったら、止める?」
いきなり、僕の口に濃厚名キスをしてきたリーラ。これでは、出来ないって言えない…どうしよう?そうこうしているうちに、リーラの舌が積極的に入って来た。僕は、前歯で甘噛みして、舌を逃がさないように捕まえた。
驚いた表情のリーラ…僕のエス魂が萌える…そういう表情って好きなんだよ。
彼女の捕らえた舌を、僕の舌で舐め回していく。柔らかくて気持ちが良いなぁ…逃がしたくないって思えてくる。唾液をうまく飲み込めなくなっている彼女の口元から、唾液が溢れて、零れ出て行く。
唾液を垂らすという、恥ずかしめを受けている彼女の表情は、恍惚な物になっている。彼女の形の良い乳房を、形に沿って撫でていく。それだけで、すでに下の口からも唾液が出ている。乳首を撫で回す。
「あっ…あぁ…」
舌を捕まえているので、喘ぎ声が出しにくそうだ。彼女の手の平は、僕のモノを優しく包み込み、指で裏筋を刺激してきた。どこで覚えてんだ、リーラ?メイド学校って、そんな事も教えるのか?
リーラの与える刺激に、僕のモノは巨大な物に成っていく。う~、ここまでデカくなると、リーラに入れられない気がするんだが…そんなことは考えていないのか、更に、亀首を指で摩る。
巨大砲門になった僕のモノを、リーラの臍に押し当てる。腰をくねらして、砲門から逃げようとするが、舌を捕らえられていて、逃げられない。臍への攻撃が気に入ったのか放置して、彼女は自分自身を責めていく。リーラの身体は僕とリーラにより、弄ばれていく。
彼女の乳房は、彼女自身の唾液で塗れている。僕は、次に彼女の柔らかい耳タブの刺激を指で愉しみ始めた。
リーラは自分の前後の穴を攻略し始めたようだ。僕は彼女の入り口に砲門をセットして、彼女の膝をエスコートして、僕の肩にのせて、砲門を静かにゆっくりと前進させていく。
デカすぎて無理かなっと思っていたのだが、なかなかどうして、ゆっくりと入っていく。突き当たりに達したようで、それ以上前進できない感じがしたので、そのまま放置する。
彼女の瞳はトロ~ンとしている。それはそれで萌える。
違う場所を舐めたくなってきたので、ようやく舌を解放してあげ、彼女の鼻を口に含み、彼女の鼻の穴を舌で、探検してみた。
「そんな場所は…ダメです…あぅ~ダメ…は、恥ずかしい…」
そうなのか、では鼻はやめて、耳をぱくっと口に含み、耳たぶ、外耳、内耳と舐めていく。
プレイ開始してからどの位経っただろうか、そういえば、まだエクスタシーな領域に彼女は達していない。タフだなぁ~うん?そういえば、責めていない場所があった。あそこかな?
僕の放置して少しずつ萎んでいく砲門を抜いて、彼女のポッチに濃厚なキスをした。
「ダメ…そこは…あぁぁぁぁ…」
あっさりと達したようだ。ウィークポイントはそれなのか…なんか拍子抜けした僕。
リーラの部屋を出ると、腕組みした白音がいた。
「ずいぶんと、長い面会ですね?」
待っていたのかな?悪いことをしちゃったな。僕は、白音を抱きかけて、お姫様抱っこをした。
「え?ちょっと…恥ずかしいです」
「待たして、ごめん」
白音の口に軽く口づけをした。
「待ってませんよ~降ろしてください。恥ずかしいです」
言葉では抵抗感があるのだが、行動は抵抗をせず、照れている表情の白音。脳内保存をして置こう。もう見られないかもしれないから。
「白音の花嫁姿も良いだろうだな~」
「私は結婚しませんよ、誰とも。私はシュウさんの傍にずっといるから…だから…」
「こんなに可愛いのにもったいない」
「シュウさんにしか見せません。他の人がこのようなマネをしたら、しばきます♪」
「そっか」
僕はそのままの体勢で、僕の部屋へ白音と向かった。白音との想い出を、脳内保存しなきゃ…いつか、消えてしまう日に備えて…