※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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並行世界編
神と魔王


---イッセー---

 

イッセさんとクリスさん、僕の三名がヤマトさんに呼ばれた。ヤマトさんの部屋に行くと…

 

「三名には別メニューをして貰う。団長からの指示だ」

 

「団長とコンタクト取れるようになったんですか?」

 

僕はヤマトさんに質問をした。

 

「あぁ、取れるよ。もう、危機は脱した。ただ、団長の方はまだ小学生なんで、こちらの世界には来られない。コチラから会いにいけるけどな」

 

暴発しないで無事に小学生になれたんだ。

 

「まぁ、予定通り、高校生くらいになれば、戻って来るよ。それでだ、イッセー、イッセには試練を与えることになった。サポート役としてクリスを帯同させる。期間は、留学期間中だが、現地時間だと二千年くらいだ」

 

はい?二千年?

 

「イッセーの並行世界の年表をトレースしたのだが、現状でも最悪な未来への道が絶ち切れていないんだ。でだ、団長に相談した結果、イッセー達を誠達の暗殺時点へ送り込み、最悪な道を潰せって指示だ」

 

意味がわからない…

 

「まぁ、手順は、暗殺される寸前の誠達に、イッセーの両親がコンタクトを取り、暗殺の日に同化吸収をして、誠達の消えた歴史を作り出す。そして、暗殺者はお前達3名で抹殺しろ。次に三大勢力戦争の場に転移して、メイビス達を救い出して、最悪の道を進みながら、危機を回避していく。細かい指示はこちらから出す。この時間軸での問題は、三大勢力戦争の終結の仕方にある。アルビオン、ドライグはいないので、違う敵が現れるはずだと団長が言うんだ。お前達の手でその敵を退けろ。いいな」

 

大体、わかった。最悪なシナリオは読んだことがあるので、それの流れに乗りつつ、危機を乗り切っていくんだな。

 

「あと、仲間に成りそうな者は連れ帰って来い。最悪なシナリオの時間軸から同化吸収して退場してもらい、始めからいないようにする」

 

「それって、僕も最悪なシナリオから退場ってことですか?」

 

「イッセー、正解だ。『幽幻龍騎士団』のメンバーを全員退場にすれば、最悪なシナリオから最悪へと向かう脅威が消えるだろ?高校2年辺りまでに集めたメンバーを全員同化吸収する。いいな」

 

確かに、リアス達が悪魔の頂点になった頃に、僕達がいなければ、力の均衡は壊れていないはずだ。

 

「そんな感じだ。あとは、コチラで身に着けたスキル、手に入れた武器は持ち込み出来るし、アチラで身に着けたスキル。手に入れた武器は持ち帰れるが、死んだら終わりだ。ゲームのようにリセットできないから、注意しろよ。団長はまだ、そこまでの能力がないから。まぁ、お前らを殺せる相手がいるのが判明すれば、本隊から数名スクランブルさせる。それはそれで脅威であるから」

 

ハイブリッドドラゴンのイッセさんを殺せる敵がいたら、脅威だ。団長一人でもダメだったらしいし。

 

 

-------

 

そして、潜入する日になった。僕は見た目を小学生くらいにされて、両親とイッセさん、クリスさんと、潜入する時間軸の兵藤家に着いた。

 

「これが、同化吸収か…」

 

父さんが声を漏らした。

 

「確かに、彼の記憶が見える。力も湧いたようだ。じゃ、イッセー、イッセ君、クリス君、頼むよ」

 

父さんと母さんが、転移して行った。僕は玄関先で、僕の帰りを待つ。イッセさん、クリスさんは、息を殺して、はぐれ悪魔、堕天使の襲来を待っていた。

 

敵が襲来して、クリスさん、イッセさんが応戦をしている最中に、ドアが開き…僕は僕を同化吸収して、敵に向かう。

 

「イッセー、堕天使を頼む!」

 

クリスさんから、声がかかった。僕はエクスカリバーを構えて、はぐれ堕天使に挑んだ。はぐれ悪魔2体はクリスさん達が仕留めた。僕もなんとか、はぐれ堕天使を仕留めた。

 

「おい、次元の狭間に逃げるぞ。ここは爆破されるんだから」

 

次元の狭間に逃げ込むと、衝撃波が襲ってきた。この時間軸の僕の家は、何者かに爆破された。ここの次元の狭間にも、ベースキャンプとなる僕達の家があった。そこに向かう。

 

「取り敢えず、掴みはOKだな」

 

「ですね」

 

「次は三大勢力戦争に介入する。一休みしたら、向かうぞ」

 

今回の部隊の隊長に任命されたクリスさんから、指示が出た。この世界のグレートレッド、オーフィスはいない。イッセさんに同化吸収された。僕の世界のような結末を彼らにはさせたくないから。で、グレートレッド、オーフィスの戦力の代わりになるのが、イッセさんらしい。まぁ、僕の中にもドラゴンが数体仕込まれているので、戦力的には問題ないと思うけど。

 

 

------

 

三大勢力戦争。悪魔、堕天使、天使の3つの勢力での戦争だそうだ。この世界には、魔人はいないらしいので、少し単純な勢力図になるらしい。

 

僕達が転移した時には、乱入した敵とメイビスさん達が戦闘をしていた。サーゼクスさん達、この時代の若手は退避した後のようだ。

 

「イッセー、メイビスさん達の前で、防御壁になれ!」

 

メイビスさん達は、敵の魔法攻撃を喰らって、地面に倒れていた。二発目の巨大な魔法陣が展開されていた。僕は、彼女達の前に立ち塞がった。

 

「新敵か?まぁ、いい。お前も消し飛べ!」

 

打ち込まれてきた魔法を、僕は魔人の力で吸収していく。

 

「何だと~!魔法攻撃が効かないのかあ?」

 

敵が驚いていた。

 

「おい、ロキ!テメエだけは許さない!」

 

クリスさんが、敵…ロキに向かっていく。

 

『コイツだ!団長を狙撃した、ボケ神だ』

 

団長を…僕とイッセさんは、龍化をしてロキの迎撃に向かった。

 

「おまえら、ドラゴンか…」

 

表情が崩れるロキ。

 

『ホーリーアロー!』

 

クリスさんから聖なる矢が打ち込まれていく。

 

『ドラゴンショット!』

 

僕とイッセさんからは、ドラゴンのオーラ弾を撃ち込んでいく。全弾命中して、片腕を吹き飛ばしたようだ。

 

「なんだ、この威力…覚えていろよ!」

 

捨て台詞を残して、どこかに転移して逃げていった団長の仇。

 

「くそっ!」

 

くやしそうなクリスさん、イッセさん。気を取り直して、任務の続きをこなす。メイビスさん達を、僕達の家に連れ帰り、回復させていった。

 

 

---メイビス----

 

意識が戻ると知らない場所にいた。ここは?周囲を見ると、ルシファー達4名の魔王が横たわっていた。私も含めて、みな治療されている。誰が助けてくれたのだろうか?私は、起き上がり、部屋を見渡す。普通の部屋である。窓から見える景色は、万華鏡のようである。ここはどこだ?ドアを開けて、部屋の外に出てみる。

 

廊下を抜けるとリビングのような場所に出た。

 

「目が覚めたんですね。メイビスさん」

 

知らない青年が声を掛けてきた。なんで、私の名前を知っているの?

 

「あなたは?」

 

「僕はクリス・グレモリーです」

 

グレモリーって悪魔だよな。

 

「ここは?」

 

「次元の狭間にある僕達の家です」

 

「僕達?他に誰かいるんですか?」

 

「あと二人。イッセ・ルシファーと兵藤一誠です」

 

「兵藤一誠って誠さん達の子供?」

 

「そうです。今、二人はトレーニングルームで鍛錬中です。もう少しで戻ります」

 

うん?ちょっと…違和感のある名前が

 

「ねぇ、今ルシファーって言わなかった?」

 

「言いましたよ。イッセ・ルシファーです」

 

「ルシファー家にそんな者はいない」

 

「悪魔でもない貴方に、何故そのようなことが言い切れるんですか?」

 

「私とルシファーは親友よ。知らないことはない」

 

「親友なのに、戦争ですか?人間がどうなろうと構わずに戦争って、神のすることではないと思いますが」

 

それはそうなんだが…それはそうと

 

「あなた達は何者?何をしようとしているの?」

 

「メイビス、どうした。ソイツは敵か?」

 

ルシファー達が、起きてきた。

 

「みなさん、起きてきましたね。では、本題に入りましょうか」

 

「本題?まず、何者かを名乗りなさいよ!」

 

「だから、言っているのに…この世界のメイビスさんは、おバカなんですかね?」

 

この世界の…って

 

「まさか、並行世界から来たの?」

 

「メイビスさん、やっと正解です。そうです。並行世界から来ましたイレギュラーな存在です」

 

エレベータから、少年と青年が降りてきた。少年も青年も誠さんの面影があるけど…まさか…

 

「一誠君も並行世界から来たの?」

 

「正解です。よく解りましたね。あの二人が兵藤一誠だって」

 

驚く表情のルシファー達。

 

「並行世界…」

 

「僕達は、この世界が最悪なシナリオに向かわないように、遣わされました」

 

「最悪なシナリオって?」

 

彼の口から、何もしない場合の最悪なシナリオを教えてもらった。

 

「それは、救われないなぁ…悪魔って、そんなに愚かなのか」

 

ルシファーが嘆いていた。

 

「悪魔は愚かで、どうしようもない生き物ですよ」

 

そこまで言い切るのは失礼だよ。

 

「結構な悪態を吐いてくれるな。なんか悪魔に恨みでもあるのか?」

 

「あるよ。僕はリゼヴィム・ルシファーとヴェネラナ・グレモリーの間に産まれた子供でね。僕は、僕の世界の冥界から追放された『銀髪のグレモリー』なんだよ。僕のグレモリー家の父親は、僕が追放される日にお祝いパーティーをしてくれたよ。なぁ、悪魔って、こういうことを平気でするんだぞ。わかっているのか?魔王ルシファー!」

 

ルシファーは顔面蒼白であった。彼の過去は、想定外だった。いや、私にも想定外だけど。

 

「その挙げ句に、僕は純血の悪魔なのに天使の翼持ちだ」

 

綺麗な天使の翼を展開した彼。え?なんで…純血悪魔なのに天使の翼なの?

 

「メイビス、お前に問う、なんで、僕はこんなになったんだ?おい…」

 

そんなことを言われても…あっ…まさか…

 

「先祖還り?」

 

「そうだよ。先祖還りだよ。そこの魔王4名に問う、なんでこんな身体にした…」

 

あぁ…天界の揉め事の被害者なんだ、この子…

 

「おい、謝れよ!クリスさんに謝れ!」

 

誠さん似の青年が、ルシファーを睨む。

 

「お前には関係ないだろ?」

 

ルシファーが噛みついた。

 

「この世界のルシファーさんは最悪だな」

 

「なんだ?知ったような事を言うな?」

 

「俺は、イッセ・ルシファー。俺の世界のルシファー家の当主だよ、お婆様」

 

ルシファーの顔が再び蒼白になっていく。孫の出現にショック倍増みたいだ。

 

「俺の身体を、こんなのにしてくれたリゼおじさんには感謝している。でもなぁ、おかしいだろう?これでも兵藤誠・一香の息子なのに、DNA上は悪魔とドラゴンのハーフだぞ」

 

リゼおじさん…たぶん、ルシファーの息子のリゼヴィム・ルシファーの事だと思うけど、それはマズイと思う。

 

「僕の世界の両親は、英雄でなくて普通の人間だよ。息子はこんなんだ。一緒に住めないだろう?なぁ、その辺をどう考えているんだ?」

 

ルシファーの受けた精神的なダメージは計り知れない。

 

「どうして、そうなったの?」

 

私は、イッセ君にきいてみた。

 

「両親がリゼおじさんと契約して、強い息子が欲しいって願ったらしいんだ。俺の両親は未熟児ではない健康な息子が欲しかったらしんだけど、リゼおじさんは意味を取り違えて、俺の身体の遺伝子情報に、リゼおじさんのDNAと、グレートレッドのDNAと、オーフィスのDNAを書き加えたそうだ。結果、人間なのに悪魔とドラゴンのハーフになったんだ」

 

イッセ君が、ルシファーを睨む。クリス君もだ。

 

「君も何か因縁があるのかな?」

 

誠さん似の少年、たぶん本物の一誠君だと思う。

 

「僕はここにいる方達と因縁はないです。でも、僕もイレギュラーです。魔人とドラゴンのハーフですから…」

 

魔人…この世界にいない種族だ…

 

「ねぇ、この世界の一誠君は?」

 

「僕同化吸収しました」

 

え…消えたの…なんで…

 

「なんで?兵藤誠と一香は暗殺されただろ?本物の一誠だって、暗殺される危険の中で生活しないといけないんだ。それだったら、同化吸収して、イッセーの中で一緒に生きた方が良いと思わないのか?」

 

そうだ…誠さん、一香さんは暗殺されたんだ。

 

「でも、メイビスさんに知って欲しいことがあります。僕の師匠で憧れの戦士であるシュウさんの母親は、メイビスさんに殺されたんですよ」

 

私が殺した…なんで?

 

「私は誰も殺していない。何かの間違えだよ」

 

「マリア・ヨハネ…記憶にないですか?この世界には存在しなかったですか?」

 

あっ…マリア…

 

「僕のもう1つの名前はイッセー・ヨハネです。メイビスさん」

 

ヨハネの血族かぁ…確かに、粛正対象だ。

 

「君の師匠は、能力は発現したのかな?」

 

「ヴィジョンスキルは発現しています」

 

「その彼はどうなったの?」

 

「この世界の絶対神だよ、間抜けな神様」

 

クリス君から、衝撃的なことを言われた。どこかの並行世界で粛正に失敗して、絶対神にまで上り詰めたらしい。

 

「この世界のメイビスさんは屑だな」

 

くっ、屑?なんで…

 

「なんで?謝るどころか、粛正に失敗したことを悔やむって、どういうことだ?僕達三名はシュウさんの弟子で、シュウさんの部隊の者だ。この世界の悪魔も神も屑だな!」

 

クリス君に痛い部分を突かれた。そうだ、今粛正失敗を悔やんでしまったよ。ここは謝る場面だったんだね。はぁ…

 

「あとなぁ、お前達の戦争の原因。星の消滅だろ?」

 

そうだよ。今まで輝いていた星々が急に消滅したんだ。何かの前触れだろ?いや、世紀末かもしれない。

 

「消滅したんではない。この世界のある星が、違う理の宇宙に転移したんだよ。神なのに、聞いてないのか?神格階位が低すぎだろ?神を名乗るなよ」

 

え?違う理の宇宙に転移?なんで?聞いていない…

 

「転移した先は、まだ開店準備中状態で、世界が2つしかないんだよ。広大な空間に星が50個もないんだ。見える訳ないだろ?」

 

無数の星々…それが50個もないの?それは見えないなぁ…

 

「おい、メイビス、どういうことだ?何で、お前はその事実を聞いていないんだ?」

 

レヴィアタンに突っ込まれた。なんで聞いていないんだ?

 

「なぁ、神格階位はどのくらいなんだ?」

 

神格階位?

 

「4位未満だと知らされないんだ。ちなみに4位だと最高神だ。ソレ未満なんだろ?」

 

それ未満だ…

 

「それ未満だと神ではなくて、神族になる。お前は神なのか?」

 

追い込まれていく私。

 

「いいか、これは問題になるからな。神格階位4位未満の神族が、神格階位1位の絶対神の実母を殺すように指示したことになる。おい、そこの神族、分かるだろ?」

 

分かる…死刑確定…

 

「死刑?そんな一瞬で苦しみから逃れる刑にはしない。メイビス、お前はイッセーの下僕になれいいな!」

 

「おい、お前、なんの権限で言っているんだ?」

 

レヴィアタンが文句を言ってくれている。

 

「お前も頭が弱いようだな。僕達の部隊の団長は神格階位1位、副団長は2位だ。言っている意味がわからないのかな?お前もバカだろ?」

 

レヴィアタンが事態の深刻さに気づいたようだった。

 

「お前達魔王4名もイッセーの下僕にする。いいな。異論反論は認めない。文句のあるものは、無限地獄に送る。いつで言ってくれてかまわない。直ぐに手配する」

 

こうして、私と魔王4名は、北斗七星すら無い宇宙での下僕生活が始まるのであった。

 

 




『幽玄龍騎士団』(ファントム・ドラグーン)

【王】クリス・グレモリー
【女王】ギャスパー・ヴラディ
【戦車】姫島朱乃
    木場祐子(トスカ)
【僧侶】白音
    ヴァレリー・ツェペシュ
【騎士】兵藤一誠(イッセー・ヨハネ)
    兵藤一誠(イッセ・ルシファー)
【兵士】リアス・グレモリー
    木場祐斗(イザイヤ)
    クロウ・クロワッハ
ヴァーリ・ルシファー
    アジ・ダハーカ

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