---イッセー---
かっての僕の家に、メイビスさんとルシファーさんが生き残っていた。少し戦力アップである。
「団長に連絡は出来無いんですか?」
「出来無いんだよ。だから、鳴神に頼んで、ガイラを過去へ送ってもらったの」
そういうことか…
「アカシックレコードが弄られたようで、綾香様も事態に気づかなかったみたい」
アレを弄れるのって、最高神以上だよな…
「元凶がバカ親でしょ?最高神では無いのに、最高神級の術を使ったみたいなの。だから、アカシックレコードは正規の記録として刻み込んだみたい」
弄ったのでは無く、記憶されたのか。正規な記録では警報は鳴らないらしい。膨大な世界を管理している綾香様一人では、微々たることには気づかないのだ。
「はぁ~い♪援軍に来ました♪」
転送ルームから女性が二人出て来た。金髪の女性と青髪の女性。
「このゼノヴィア様とアーシアが、これより参戦します」
戦闘狂のゼノヴィアさん、回復系では最強のアーシアさんだ。
「団長に送り込まれました。ゼノヴィア、アレを壊さないとダメだよ」
アレ?
「そうだった、そうだった」
飛ぶ斬撃で転送ルームを破壊したゼノヴィアさん。
「あちらの世界に魔神を転移させない処置です。団長は、あちらの世界を掃除したら、来られるそうですよ」
来てくれるんだ…
「父様、来てくれるんですか?」
「はぁ~い♪来てくれますよ。団長は子供と仲間を、決して見捨てませんからね!」
「ただ、時間が掛かるみたいだ。バチカンで聖属性の魔神に変化したそうでな」
バチカンの戦士が取り込まれたのか。
「イリナ達は?」
「あぁ、大丈夫だ。既に取り込まれたので、殲滅されているよ」
仲間同士での戦闘なのか。ゼノヴィアさんはサバサバしていた。そもそも、このゼノヴィアさんは、どこの世界のゼノヴィアさんだ?
「私達か?狙撃されたイッセーの世界から派遣されたんだよ」
それは、両刀遣いの最凶コンビってことか…たぶん、度胸に関して言えば、このアーシアさんは、アーシアさん史上最強レベルだと思う。
「どんと生きましょうよ♪」
アーシアさんの心強い言葉が嬉しい。
「で、作戦はどうする?」
「どうもこうも、倒しまくるしか無いわ」
って、メイビスさん。このメイビスさんも、度胸が据わっていそうだ。腕が逞しい太さになっているし。
「問題は敵となる勢力が2つあることだ。魔神軍団とドラゴニール軍団の2つだ」
「う~ん、ドラゴンは厄介だな。邪龍もいるだろうし」
ゼノヴィアさんが唸っている。
「ドラゴンの力が使えないのが痛いです」
龍化出来無いのは痛い。
「そうなるのか…アーシアも使えないな」
「だね」
確か、おパンツドラゴンの使い手だっけ?
「で、安全地帯はここだけか?」
「そうだ。ここはルシファーが結界を張っている」
片腕の彼女に視線を向けたメイビスさん。
「ドラゴンに喰われたのか?」
傷口を見て、ゼノヴィアさんが訊いた。
「あぁ…イッセーを救えなかった…誠、一香と多くの仲間達が、イッセーに喰われた。私は腕だけで済んだけどね」
この世界の僕は…多くの者を喰らったのか…
「イッセー君、君がしたんじゃないんだから、責任を感じちゃダメだよ」
アーシアさんが、僕を優しく抱き締めてくれた。心の重荷が溶けて消えていく感じがした。
---兵藤誠---
シュウは活動限界時間が来たので、帰っていった。ここ一番でしか、呼べないのか?
『誠…黒幕を探せ!たぶん、アイツらのどちらかが生きているはずだ』
シュウからの念話。アイツら?あぁ、リリン達か…
「リリン達は補足しているのか?」
誰からも答えが上がってこない。天界が全滅して、追跡システムが使えないのか…
「私が天界で、追跡します」
見覚えのある5名の女性達が現れた。
「メイビス…ルシファー…」
彼女達の名前を口に出した。
「あの人から、指示が出ました。私がこの世界の天界システムを運用します。ルシファー達は、冥界を復興させます。少しお時間をください」
俺達に頭を下げて、彼女達は転移していった。
「そうか、エロ神は考えてくれているようだな」
龍斗から安堵をしたような声が漏れてきた。
「龍斗、生き残っている勢力で、戦える人数を確認してくれるか?」
「まかせろ♪」
俺は、ヴァルハラへ転移した。ヴァルハラは無事のようだ。
「おぉ、誠殿。よく来てくれたな」
オーディンが近づいて来た。
「うん?我が孫、イッセーはどうしたのだ?」
俺は、イッセーの事、今起きて居ることを話した。
「なんじゃと…イッセーが…ロキのヤツのせいか…」
ロキがどうなったか、わからないそうだ。
「シュウからの伝言で、リリン、ロキの消息を確かめているところだ」
「う~ん…パンドラの箱かぁ~。そうなるとロキのヤツじゃな。だが、アイツは死んだはずじゃ。エロ神が仕留めたはずじゃ」
仕留めた?じゃ、なんで、シュウは俺に…あっ!まさか…
「ロキの血縁者はいるか?」
「う~ん、どうじゃろうか?アイツはエロ心が無かったからな」
「そうなるとリリンの方か…」
---シュウ---
冥界に降り立った。ここにいるはずだ。魔神はファルコン達にまかせて、僕はルシファー達と魔王領へと向かった。魔王の間に入ると、一名の悪魔がいた。
「よくここまで来られましたね」
見知った悪魔が僕達に勝ち誇った笑みを浮かべた。
「まさか、お前が…」
ルシファーが怒りを露わにしている。
「旧魔王派…リリンと恋仲になっても可笑しくないでしょ?」
そうだね。考えてもみなかったよ。
「で、サーゼクスと結婚をして、機密情報をリリンに流していたのかな、グレイフィア!」
「ふふふ♪騙せ切れたと思ったのに…ここで、死んでください」
何かの魔法を僕達に向けて放ってきた。しかし、僕の隠し玉により、フルカウンターされた。
「フルカウンター…魔神では無いのに…」
溶けていくグレイフィア。魔神でなくても、フルカウンター出来るんだよ♪
「う~ん、肉体を溶かす魔法のようです」
フルカウンターした魔法を解析した、新弟子の四宮ネギ太郎が結果報告してきた。彼は自分を人間だと思って生きているが、完全調整体という生物兵器であった。なので、有り得ない能力を持たせることが出来る。いずれ、トライ君と共にツートップにしたいな。
「それは危なかった。何系統だ?」
「魔神系統かな…知らない文字だな」
ネギ太郎から、術式が送られてきた。確かに見た事がない。
「これで元凶は消えたのか?」
ルシファーに訊かれた。
「たぶんね。アイツらが生きていれば、グレイフィアに、こんな楽しい仕打ちをさせないだろうよ」
問題は未来の黒幕だ。ここと同じとは限らない。
---イッセー---
魔神達を倒していく。ゼノヴィアさん、僕の飛ぶ斬撃、ガイラの滅なる力で…メイビスさん、アーシアさんのヒール術で、疲れや怪我を癒やしながら、進撃をする。
「しかし減らないなぁ…一体、何体いるんだ?」
ゼノヴィアさんが飽きてきたようだ。
「そろそろ帰るか?」
メイビスさんの転移術で、拠点へ転移した。
「ゼノヴィア、心が折れたら負けだよ~」
「そうだな、アーシア。しかし、どうするよ…援軍はいつ来るんだ?」
ゼノヴィアさんは飽きているようだ。このゼノヴィアさんは、戦闘狂では無いのかもしれない。
「たまには、3Pなんかどうだ?」
このご時世でするんですか?体力温存ではなく、体力消費を提案してきたゼノヴィアさん。
「それはいいわねぇ♪士気を上げたいし」
って、ノリノリなアーシアさん。
「戦いに支障の無い程度にしてよね」
メイビスさんが睨みを入れてきた。
「じゃ、そういうことで、ガイラ、おいで♪」
え?3Pって、そっちの3Pか?ガイラは戸惑いながら、アーシアさん、ゼノヴィアさんと奥の部屋へと消えた。
「ごめんね、イッセー君。あの人にあぁいう行為は禁止されているんだよ」
って、メイビスさんが言い訳を口にした。いや、望んでませんよ。あの光景が頭でプレイバックしているし。
---ガイラ---
奥の部屋に二人の女性に連れ込まれた。何をされるのだ?
えっ?アーシアさんの唇が私の唇に重なった。程無くして、彼女の舌が私の口の中に侵入して、ほら穴探険をしている。これって、ディープキスってやつ…男性にされるものだと思っていたのに…カルチャーショックである。
アーシアさんに気を取られていたので、わからなかったが、ゼノヴィアさんにより、私も、アーシアさんもゼノヴィアさん自身も全裸になっていた。
「おい、アーシア!一人で楽しむなよ♪」
アーシアさんが離れると、ゼノヴィアさんに押し倒された。私を上から見ている二人…濡れてきた…女性に見られているだけなのに…
「お餅の上にサクランボがあるな?」
「ですね♪」
二人一緒に、私の乳房を掴み、乳首を口に含んで、感触を味わっている。気持ちいい…しなやかな舌により転がされる乳首。時には押し込まれ、時には吸い込まれる。悶悶としていく…女性相手なのに…
体位を入れ替えた二人。彼女達の割れ目が、私の頬骨に置かれて、小刻みに腰が動いている。彼女達の口と指先で、私の割れ目部分は持て朝バレている。彼女達の体液が、鼻に流れ込み、口に落ちていく。体液の香りに酔い、体液の味を覚えていく。
意識が飛び始めた。これが絶頂っていうものなのかな?
「そろそろ、いいかな?」
私の割れ目にアーシアさんの割れ目が重なった。ゼノヴィアさんの割れ目は、私の口の上である。
くちゃっ!くちゃっ!
割れ目同士が交わる音が聞こえてきた。なんか、いけない領域に踏み込んだ気分である。
「おい!上の口で私のに奉仕しな」
ゼノヴィアさんが押し当てて来た。唇が上下に開き、ゼノヴィアさんの敏感で無防備な箇所が、口の中に入ってきた。舌で押し上げようとするが、体重を乗せてきた。苦しいです。
みぞおちには何かが滴下してきた。狭い視界で見回すと、二人がディープキスをしていた。私に跨がったまま。二人の口元から垂れる唾液が滴下しているようだ。何?この状況は…
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精力がゼロに近い。自力で動くことがつらい。そんな私を、まだまだ道具にして愉しむ二人。タフすぎるだろ…
「あなたのお父様には負けますよ」
って、アーシアさん。まだ見ぬ父親。産まれてから一度も会ったことがない。母に訊いたことがある。どんな男だったのかって。
『傍にいてくれると心強い存在よ。女性には、だらしないけど、頼りになる存在。ガイラにはわからないかもね。経験がないから』
って…
「父様はどんな人ですか?」
「うん?人でないけど…でも、人でなしではないわよ。性癖は破綻しきっているけど、情けには脆いかな」
アーシアさんが笑顔で教えてくれた。
「本人は否定するけど、私達にとっては英雄だよ。性癖を除けね♪」
性癖が破綻しているゼノヴィアさんに言われる父。
「変態なの?」
「ド変態でドエスだよ。病み付きになるくらいね♪」
この二人も父様が好きなようだ。
---イッセー----
翌日、休日になった。ガイラが戦闘不能であった。女性だけの3Pにカルチャーショックを受けたようだ。
「思い出すだけでダメかも…」
そこまで言うと真っ赤な顔になり俯いたガイラ。
「アーシア、刺激が強かったんじゃないのか?」
「てへっ♪」
ゼノヴィアさんの指摘に笑って誤魔化すアーシアさん。このアーシアさんは、食わせ物かもしれない…
「まぁ、たまには、こういう雰囲気は悪くない」
ルシファーさんが僕に笑顔を向けてきた。しかし、僕は精力ゼロである。
『ダメだよ。がっつんとしないさいよ~』
って、ヴァーリの声が聞こえた気がする。がっつんとねぇ…