---イッセー---
悠璃さんと楼羅さんに、僕が小さい頃のアルバムを見せてもらった。あぁ、なんか記憶の片隅にあるなぁ。
「ねぇ、僕にお姉さんっていたかな?なんか、いたような覚えがあるんだけど…」
僕はみんなに聞いた。すると、
「あっ、それは私だわ。一誠、よく覚えてくれていたわね」
って、お婆ちゃんに頭を撫でられた。
「ちょっと、待て。羅輝よ。お前はなんてことを教えていたんだ」
お爺ちゃんが驚いている。
「え?私の事ををお姉さんと呼びなさいと教えただけですよ。ほほほ」
笑顔なお婆ちゃん。
「「お母さん、それはあんまりじゃ」」
と、叔母さん達もツッコミを入れる。
「若気の至りですわ。ほほほ」
意に返さないお婆ちゃん。これからも、お姉さんと呼ばないといけない空気が漂っている。お爺ちゃんと叔母さん達は呆れかえっているけどね。
「そうだ、寝るときに、お話をしてもらっていた記憶もあるよ」
四人とも首をかしげている。あれ?違ったかな?
『あっ、それは私だわ』
僕の中で九尾の狐さんが笑っていた。
「僕の中の人だったみたい」
「中の人とは?」
お爺ちゃんが、興味深そうに聞いてきた。
「僕の中には、5匹のドラゴンと1匹の九尾の狐さんがいて、お話をしてくれていたのは、狐さんだったんだって」
「「九尾の狐!」」
お爺ちゃんとお婆ちゃんが驚いている。
「うん、僕の気功、仙術の師匠だよ」
「おい、凄い物が取り憑いているんじゃな。まさか、アイツかな?」
お爺ちゃんは、狐さんを知っているみたいだった。
「悪さはしないから安心だよ」
「なぜ、そう言い切れるんじゃ?」
「だって、団長は、団長の世界の鬼門家っていう、最強の魔物の跡取りだったから、逆らえないんだって」
「何、鬼門の血を継ぐ者なのか…で、代羽姓って…禁忌の組み合わせ…だから、一誠を心底心配してくれているのか」
「うん?禁忌って?団長がねぇ、僕が高校生くらいになったら教えてくれるって言っていたけど、何なの?」
禁忌という言葉が出て、お姉さんも叔母さん達も顔が蒼白になっている。
「う~、そうだな。一誠の団長さんの言う通り、高校生になったら教えてあげよう。今は知らないでも良い」
「今の僕には難しい話なのね。了解です」
「そうそう、副団長が元いた世界で、闇雲家の人だったから、この世界の闇雲家に連絡手段を頼むから、ちょっと待っていてねって」
「闇雲家?そうか、神社ネットワークを使って連絡ってことか。一誠、お前のいる組織は凄い家の者が多いなぁ」
「そうだよ。だって、団長は最高神様と家族だし、副団長は最高神様の子供だし」
「はぁ…それは凄すぎるだろ…わし達、兵藤家なんぞ、ノミの糞程度だな」
お爺ちゃんが凹んでしまった。
「いっくんは凄い人達と知り合いなんだね。すっご~い」
「さすが、一誠様ですわ。お兄様みたいで、かっこいいです」
叔母さん達が誉めてくれている。少し気分が良い。その後も、色々話して、お爺ちゃん達は帰って行った。次の週末に、叔母さん達だけで遊びに来るらしいけどね。
翌朝、目が覚めると、朝立ちしたモノが生ぬるい液体に触れている感触があった。うっ、おねしょかな?出先でまずいだろうと思って、起きようとしたら、口の中にグミみたいなモノがあって、左手にはマシュマロのような感覚があった。目の前にはなにか乗っていて、起き上がれない。状況を把握しようと、少し身体を動かすと、
「あっ…」
なんか艶めかしい声がして、下半身に載っているモノが動いて
「うっ…いい…」
また、艶めかしい声と共に、乗っているモノが果てたようだ。って、百代さん?どうして?口に押し当てられた乳房のおかげで話せない。乳首を吸うことしかできない、僕の口。右手を動かそうとするも、百代さんの腕でホールドされている。僕には逃げ場がなかった。
そうこうしていて、僕に快感が押し寄せてきた。おちんちんからおしっこではないモノが出たようだった。あまりの気持ち良さで放心状態の僕。
「あっ、イッセー、おはよう♪」
って、僕の耳元で百代さんが囁いた。百代さんは起き上がり、僕のおちんちんを観察している。
「不思議な物だよね。こんなにフニャフニャで小さいのに、刺激を与えるとガチガチで大きく太くなるんだもの。男の身体って不思議だね。うん、濡れている…イッセー、おねしょしたの?」
「違うよ、おしっこでないモノが出たんだよ」
おねしょを否定する僕。
「おしっこで無いモノって?」
「たぶん、精子かと思います。他に出るモノないはずだよ」
「ふ~ん、精子かぁ…え?ちょっと待ちなさいよ。それって…」
「僕知らないよ!夜這いをしかけた百代さんが悪いんだからね。うっうぅ…」
僕は半べそをかいてしまった。騒ぎを聞きつけた大人達がやってきた。
「百代、なんで一誠君の部屋にいるのだ?それも裸で…」
「一誠のすべてが欲しくて、抱きしめて寝たからだ」
「総代、一誠君になんてことをしたんですか?貴方の孫は…」
フィアさんの怒りモードのスイッチが入ったみたいだ。
「いや、すまない。孫の教育がなっていなかった…」
「すまないで済むと思いますか?これで一誠君にトラウマが生じたら、どう責任を取ってもらえますか?」
「責任…わが川神家で責任を持って育てます」
「はぁ、一誠君は渡せませんよ。って、それが目的で孫にやらせたんですか?」
「いや、そんなことは…百代、説明しろ。何があって、一誠君が半べそをかいているのじゃ」
「え?イッセーの精子が私の膣に放出されただけだよ」
「「はぁい?」」
大人達がすっごく驚いている。授業で習ったなぁ、なんだっけ?あっ、運が良いと妊娠するんだっけかな。
「総代、そうやって、兵藤家の血を手に入れるとはねぇ」
「いや、わしは仕組んでいないぞ。百代なんでじゃ?」
「夜這いして、一緒に寝たら、朝になって、大きくなってきたので、それを入れて遊んでいたら、出てしまったようだ。イッセーの根性なし」
ガーーーン!そういうことになるのかぁ。僕の目から大粒の涙が零れていく。
「総代、性教育をされていないんですか?貴方の孫の考え方はおかしいでしょ?」
「川神院では性教育は教えていないんじゃ…想定外の事故だ」
「フィア、怒りを解け!イッセーの前では、そういう顔のお前はいらない」
団長だ。いつの間にか来てくれたみたいだ。
「あっ、シュウさん。すみません」
フィアさんがシュウさんの一言で凹んだ。
「おい、川神院の総代よ。こうなった以上、お前の孫は、僕らのチームで引き取るぞ。異論、反論は認めない」
「あんたは誰だ?」
「誠と一香にイッセーを託された者だ」
「誠殿と一香殿に?」
「そうだ。イッセーを苛めるヤツは許さない。自分の罪をイッセーになすりつけた、お前の孫は許さない」
「ちょっと、待ちやがれ」
師範代が二人でシュウさんに攻撃をして行くが、居合い斬りで一太刀で屠られた。
「あの二人を一太刀でか?」
「普通の人間に負ける訳ないだろ?僕は鬼と天使のハーフなんだから」
シュウさんは、天使の翼を展開した。