※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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遠征Part3

---アイズ---

 

フィンとリヴェリアの話を盗み聞きしてしまった。そうか、豊饒の女主人の裏手にいるのか…痛い身体を引摺るように、自室に戻り、外出着に着替えた。悔しかった。何も出来ずに、魔法を喰らい、意識を持って行かれていた。何がいけなかったのか…訊いておきたい。

 

ホームを抜け出し、目的地へ向かう。地面に叩き付けられて、全身打撲状態である。一歩踏み出すだけで、激痛が走る。でも、向かわないといけない。死なない為にも…生きている間に…

 

目的地に着き、呼び鈴を鳴らすと、メイドさんが出て来た。

 

「なんの用でしょうか?」

 

「団長さんとお話をしたいんだけど…」

 

「お帰りください。ただいま、入院患者の治療をしていますから」

 

入院患者?ティオナとティオネか?

 

「ではお見舞いに」

 

「取って付けた理由ですね。お帰りください」

 

扉を閉ざされてしまった。どうしよう…気が緩んだのか、激痛が襲い掛かり、意識が混濁していった。

 

-------

 

全裸で、どこかの台の上にいる。

 

「こんな怪我、ここまでか?」

 

誰かの声がする。

 

「どうしますか?」

 

「怪我人を放置は出来無い。治療はするよ。オーフィス、リリス、また頼めるかな?」

 

「「喜んで♪」」

 

暖かい光に包まれていく。それに伴い痛みが柔らんでいく感じである。

 

「チェイン、骨はどうだ?」

 

「ヒビが入っています。折れてはいないかな」

 

「じゃ、これを頼む」

 

「はい♪」

 

暖かな光により、眠気に呑まれていく。

 

------

 

目が覚めると、目の前にリヴェリアがいた。

 

「目が覚めたようだな、アイズ。容体はどうだ?」

 

ここはどこだろう?私の部屋では無い。明るくて、清々しい室内。

 

「えぇ、だいぶ、痛みが引きました」

 

「そうか…ティオナはどうだ?」

 

「力を入れると痛いけど、大丈夫です」

 

隣のベッドからティオナの声がした。ここって、病室なのかな?

 

「それならいい。あとは。ティオネの回復待ちだな」

 

あのファミリアのホームに入れたようだ。でも、身体が思う様に動かない。

 

「まだ、動けないぞ!軽傷程度になるまで、身体の動きに制限を掛けた」

 

あの男が目の前に現れた。

 

「質問があるのだが。答えて貰えるか?」

 

リヴェリアが男に訊いた。

 

「内容次第だな」

 

「何故ここに、ハイエルフの里のお茶があるのだ?」

 

「古里を思い出したか?」

 

「あぁ…しかし、あれは持ち出し禁止だぞ!」

 

「許可は取ったよ。問題は無い」

 

「どうやって、取ったんだ?」

 

「企業秘密だ」

 

「お前は何者だ?!」

 

「個人情報を探るのは違法だぞ!」

 

「何故、神格系呪文が使えるんだ?」

 

「黙秘します♪」

 

「おい!」

 

「仲間になれば、教えてやる。部外者には教えられない。以上だ!」

 

男は部屋から出て行ってしまった。神格系呪文…神なのか…たった一人で、ロキ・ファミリアを壊滅させてしまった男。興味が深まる。

 

 

 

---イッセー---

 

ヴァーリは異常が見付からなかった。でも、魂が安定するまで、様子を見ながら、鍛錬をすることになった。

 

僕は重心を一定にして、前後左右上下の的を射る鍛錬をしている。

 

「ぶれているよ!」

 

アスナさんから、厳しい指摘が飛ぶ。ブレは、死を招くかもしれないので、真剣に集中して身体に覚え込ましていく。

 

「少し、休むか?使い過ぎても筋肉の為に、良く無いからね」

 

アスナさんも、団長に厳しく教え込まれたらしい。アスナさんの場合、速度優先な為に、僕よりも厳しかったらしい。

 

「どの敵がダメかな?」

 

「蟻さんの大群はダメです。装甲は固いし…」

 

足の関節部分を確実に斬らないと、進軍が止まらない。

 

「あぁ、あれは難敵だよね。魔法部隊に頼るのが、正解なんだろうけど、イッセー君の鍛錬がメインだから」

 

そうですね。僕がやらないと、鍛錬にならない。リトルさんもフィアナさんも、別の世界で鍛錬を積んできたそうだし。

 

「団長は大丈夫ですか?」

 

ガイラさんを無くした団長。気になる。

 

「今は、そっとしといてあげようよ。その内、元のド変態になるだろうから♪」

 

アスナさんもド変態三昧されたらしい。娘枠、妹枠以外の女性は、大抵ド変態三昧という洗礼を受けるそうだ。

 

 

 

---リヴェリア---

 

面会時間が終了したので、病室を後にした。すると、リビングに、私の若い時にソックリの少女と、レフィーヤ似の少女を見かけた。どういうことだ?!

 

「イッセー君、お茶にしない?」

 

「あぁ、フィアナさん、ありがとうございます」

 

私に似た者はフィアナと言うのか…あの耳は、ハイエルフの血を受け継いでいるようだ。

 

「おい!そっちは、プライベート空間だ、お帰りはあっちだぞ」

 

肩を掴まれた。振り返ると彼がいた。

 

「すまない…」

 

彼らのホームを後にした。ロキ・ファミリアのホームに戻り、『フィアナ』という単語の意味を調べた。

 

フィアナ騎士団…フィアナ・フィンが団長を務めた騎士団

 

と、いう項目を見つけた。フィンだって…偶然か?更に、

 

フィアナ・フィン…フィン・マックールが正式名で、生来の名前はディムナ

 

確かフィンの名前って、フィン・ディムナの筈だが…

 

フィンを見つけて訊いてみた。

 

「うん?フィアナかい?それは 小人族が信仰している女神の名前だけど…それがどうしたんだ?」

 

私の調べた内容と、今日体験したことを話した。

 

「偶然の一致だろう。フィアナ騎士団は人間の騎士団で、俺達小人族とは関係は無いが…」

 

何かが気になっているフィン。

 

「リヴェリア似のフィアナって少女は気になるな。レフィーヤ似の少女もいたってことは…たぶん、アイツらは並行世界から来たのかもしれない」

 

並行世界?

 

「アイツらの主神のナイトクロウは、伝説に出てくる神なんだよ。ロキに確認したが、天界にはそんな名の神はいないそうだ」

 

「並行世界の神なのか?」

 

「可能性はあるそうだ。こことは違うオラリオから来たのかもしれない」

 

そんなことが可能なのか…

 

「そうでないと説明はつかない。たった一人で、ロキ・ファミリアを全滅だよ」

 

どこか吹っ切れてサバサバした様子のフィン。

 

「リヴェリア…潜入捜査してくれないか?」

 

笑顔でフィンが私を見つめた。

 

-------

 

翌日、彼のホームへ向かった。彼に会う為に。

 

「面会ですか?」

 

入り口でメイドに訊かれた。

 

「面会と改宗希望です」

 

改宗とはファミリアの移籍を意味する言葉である。

 

「そうですか…どうぞ、こちらへ」

 

メイドに先導され、2階の一番大きな部屋に案内された。

 

「どうしたんだ、レム?」

 

「彼女が改宗希望だそうです」

 

「そうか、入れ!」

 

私だけ、部屋に入れられた。彼の前に行く。

 

「ふ~ん…改宗ねぇ。じゃ、全裸になってくれ」

 

え?!全裸に?

 

「なれないなら、帰ってくれ。こっちは忙しいんだよ」

 

彼は私ではなく、机に向かい、何かの書物に読み始めた。意を決して、服を脱いでいく。そして…

 

「全裸になりました」

 

彼が振り向いた。

 

「ベッドに腹這いになって」

 

言われた通り腹這いになった。背中に何かを塗られていく。熱い…何かが蒸発していく感覚である。その時、下腹部に違和感を感じ、胸にも違和感を感じた。ベッドから何かが生え、下腹部に入っていく、乳房がベッドに吸い込まれて行く、そんな感覚である。これは…うぅぐっ!口の中にもベッドから生えた何かが入って来た。鼻の穴にも、耳の穴にも…何だ、これは…

 

 

「嘘吐きにはお仕置きが必要だろう?お前、潜入捜査する為に、改宗したんだろ、違うか?」

 

お尻の穴に何かが入ろうとしている。何とも言えない感覚に陥る。マズい…逃げないと…

 

「はぁ?逃げられる訳無いだろ?お前をベッドに犯させている。ベッド相手に悶えてみてくれよ」

 

え…初めての相手がベッド?イヤだって!

 

 

意識が戻ると、身体が動かなかった。天井しか見えない。

 

「どうだ?寝具になった気持ちは?」

 

彼が私を見下ろしていた。鏡で今の私の姿を見せてくれたのだが、首から上は枕に、首からしたはベッドになっていた。

 

「嘘吐きの刑、1週間にする♪」

 

ベッドになった私と交わり、枕となった私と唇を重ねて来た。こんな状態で、1週間も…有り得ない。夢なら醒めて欲しい。

 

 

 

---イッセー---

 

新しいメンバーを団長が連れて来た。リヴェリアさんというらしい。チャイナドレスに身を包んだ緑髪のハイエルフらしい。

 

「下着をつけさせてください」

 

団長に懇願するリヴェリアさん。

 

「え?こんなに素晴らしいボディを、余分な布きれで隠すのは冒涜だ」

 

アスナさんの言う通り、いつも通りのド変態に戻った団長。良かった、良かった♪

 

「こんな姿では魔法どころでは無いです」

 

「じゃ、僕とベッドでプレイするかい♪」

 

彼女に抱きつき、身体の線をなぞるド変態な団長。アスナさん達が頭を抱えている。

 

「セクハラです!」

 

「これが僕です♪」

 

誰も止めない。アレが団長だから…スリットから手を入れて…ヴァーリの顔が真っ赤になっていく。

 

「団長!ヴァーリが…」

 

「うん?あぁ、正常な証拠だ。たまには刺激を与えないとな!」

 

僕達の目の前で、プレイを始めた団長。

 

「おい!いい加減にしてよ!」

 

フィアナさんがキレた。

 

「正しい反応だ、じゃ、お前をこいつの教育係にする」

 

「ちょっと、待ってください。無理です!」

 

「ヘマしたら、連帯責任だぞ、フィアナ。二人並べて…ふふふ♪」

 

どこか、嬉しそうに、自分の部屋へと戻っていく団長。鬼だな…

 

「くそっ!嵌められたわ…」

 

凹むフィアナさん。

 

「イッセー君、こっちはこっちでやりましょう。巻き添えはゴメンよ」

 

って、アスナさんが苦笑いしていた。

 

 

 

---フィアナ---

 

どうしろって言うのよ~。あのド変態は…リヴェリアさんは恥ずかしさの余り、震えている。人前で、あんなことされたから…ハイエルフとしてはショックなことだ。

 

「大丈夫?奥で休んだ方がいいわね」

 

彼女の手を握り、リビングルームに向かった。リトルが心配そうに付いて来た。

 

「お茶を飲んで、リラックスして」

 

お茶を口にした彼女がはっとした。

 

「どうして、このお茶があるの?」

 

「茶葉を自家栽培しているからだけど…なんで?」

 

「里からの持ち出しは禁止のはず…」

 

「だから、苗木を貰って、自家栽培して、繁殖させたのよ」

 

「アナタも、里の出身?」

 

う~ん、どう答えるかな…困った。団長、どうしろって言うのよ…

 

「母が出身です。私は団長の城で産まれました」

 

「城?彼は王様なの?」

 

うっ!自分で自分の首を絞めた気分。まずい、躾対象になりそうだ。

 

「ノーコメントです!」

 

「あなたのお母様の名前は?」

 

「ノーコメントです!」

 

追い込まれていく私。以前、リトルが追い込まれたように…

 

「お父様の名前は?」

 

「もう…虐めないで下さい…」

 

追い込まれて心が折れた。非情に徹しようと思っていたのに…くそっ!

 

「虐めていないわよ。そんなことを言わないでね。躾の対象になっちゃうわ」

 

団長の躾はドエスプレイである。ド変態プレイなんてかわいいものである。

 

「プライベートなことは、訊かないでください。お願いします」

 

「フィンと関係があるの?」

 

一瞬固まった私。

 

「あるんですね…分かりました。あなたの正体が…」

 

その瞬間、彼女は光の渦に飲み込まれて行った。そして、光が霧散していく。

 

「いいのかな?同化吸収しちゃったけど…お父さんは、惨いことするな…核心に辿りついたら退場って…」

 

団長の娘さんのリヴェリアが、彼女を同化吸収してしまった。私の弱い精神を護る為に…団長は私に試練を与えたのだろう。いつかは乗り越えないといけない精神的な問題…

 

「うっ!若返るどころか、歳が増した感じだよ。お父さんは、いつもの部屋かな?」

 

頷くリトル。リヴェリアが怒りを纏って団長の部屋に向かって行った。私が非情に徹することが出来れば、彼女は消えないで済んだのに…くそっ!

 

 

 

---イッセー---

 

夕食時…シュウさんはボロボロだった。娘のリヴェリアさんが、同化吸収でこの世界のリヴェリアさんと一体になった結果、年齢が増えたらしい。その怒りをシュウさんにぶつけたとか…

 

「ハイエルフで2,3歳は誤差の範囲だよ。まったくもぉ~」

 

寿命が1000年近い、ハイエルフにとって、誤差の範囲らしい。しかし、お年頃のリヴェリアさんには納得出来ないことだったらしい。

 

「そうだ、フィアナ。注意しろよ!今後もこういう事態はあるかもしれない」

 

「はい…反省しております」

 

凹んでいるフィアナさん。彼女のミスで、この世界の者が一人消えたから。

 

「その度にリヴェリアの怒りがこっちに…」

 

そのリヴェリアさんはシュウさんに甘えていた。普段は娘さんのアイズさんに、甘えを独占されているそうで、甘えたい心が暴走中らしい。

 

困った表情のシュウさん。

 

「団長、すみません!団長にとって、大切な人をロストさせてしまって…」

 

フィアナさんが泣きながら、シュウさんに謝っている。

 

「彼女は彼女であって、彼女では無い。それは気にするな、フィアナ」

 

過去に、救いたくても救えなかったリヴェリアさんがいたそうだ。

 

「でも…」

 

「フィアナが代わりになれば良い」

 

「なります!」

 

フィアナさんが即答し、困った表情になるシュウさん。

 

「冗談だよ。娘枠には手を出さない」

 

変な汗が滲み出ているシュウさん。

 

「そんなことを言わずに…」

 

フィアナさんが、シュウさんに迫る。非常に困った表情になるシュウさん。

 

「えっ!フィアナさん、お父さんに迫らないで!私が甘えるんだからねぇ~」

 

そこに、リヴェリアさんが乱入。今夜も賑やかな夜になりそうだ…

 

 

 

 

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