※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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鍛錬Part3

---イッセー---

 

あと少しで18階って処で、階層主と言われるエリアボスが現れた。デカい…でも、恐怖心はまるで無い。団長に殴られたあの時の恐怖心は忘れない。アレを超える恐怖心は、この先も無い気がする。なによりも、団長の放つ死を感じるオーラ…あれに慣れてしまうと、危険が一杯である。死すら恐く無いというか…

 

アイズさん達が怯んだ隙に、飛び出した俺。団長からの教え、『どんなに強いヤツでも、股間は弱い』…足と足の間へ瞬動術で移動して、地面に向かって、ドラゴンショット1発。その反動で階層主の股間へロケットジャンプして、エクスカリバーで左右へ真っ二つへ…

 

あっ、本当だ。意外にあっさり倒せたし♪生物で有る限り、生殖器官と排泄器官はあるからねぇ。倒した階層主の魔石を回収して、ミッション終了♪

 

「え…瞬間芸?」

 

ティオナさんが固まっている。いや、アイズさん、リヴェリアさん達も…なんで?そんなに強い敵では無いでしょ?フロアボス程度だし。

 

「イッセー君…スゴい…スゴいよ♪」

 

満面の笑みのアイズさんが抱きついて来た。胸が硬い…あぁ、防具かぁ。でも、頬は柔らかく吸い付くようだ。その頬を僕の頬に重ねて来た。

 

「ねぇ、どうやったの?教えて…」

 

アイズさんへ説明をしていく。

 

「お前…強いじゃないか…」

 

リヴェリアさんに話し掛けられた。

 

「え?弱いですよ。騎士団の2軍の人達に、勝てた事無いし」

 

リヴェリアさん、アスフィさんの顔が強張っていく。何かやらかしたか?

 

「その騎士団の話を聞きたいな」

 

「私もよ」

 

って、リヴェリアさん、アスフィさんに迫られたが、

 

「イッセー君を取らないでよ~!」

 

って、アイズさんが、二人の前に立ちはだかった。

 

「いや、取るわけでは無い。話を聞くだけだよ」

 

苦笑い気味のリヴェリアさん。驚いた表情のアスフィさん。アイズさんの行動が、いつもと違うのかな?

 

 

 

---ヘルメス---

 

転生前に、お世話になった旧友が訪ねて来た。

 

「ここに来るとは…」

 

「ここに転生したって訊いたから。弟子を預かってくれて、すまないな」

 

彼は女性を連れて来た。婚前旅行中だそうだ。何も、こんな場所を選ぶことは、無いだろうに。

 

「しばらく、ここに滞在する。ここなら、モンスターレベルが低いから、彼女の鍛錬に持ってこいかなって」

 

あぁ、そういうことか。婚前旅行という名の鍛錬旅行なのか。

 

「そうそう、お前の娘も一人前になってきたぞ」

 

娘…あぁ、転生前の彼女か…コイツに預けたんだったな。

 

「今度、連れて来るよ。今、違う案件をやらせているから」

 

仕事を任されるまでに成長したのか。会いたい…

 

「お前の願いを叶えるよ。でも、ちょっと待ってな。案件が優先だから」

 

そうだな。仕事が優先だ。

 

「どこに泊まるんだ?」

 

「治外法権地帯に、2チームを置いているけど」

 

随分な戦力を持ってきたな。ドンパチするのか?

 

「しないけど。売られたら買うよ。全量買い取りする」

 

相変わらずだな。この人は…

 

「ここで良ければ、泊まってくれてかまわない。婚前旅行に、治外法権地帯はまずだろ?」

 

連れの女性は真っ赤な顔で俯いている。

 

「そうなだ。ここにするか。隣の物件は?確かジムが使っていたはずだが」

 

隣?あぁ、空き店舗があったなぁ。

 

「わかった。手配する。好きに使ってくれ。君達の身分は、ヘルメス・ファミリアで保証するから♪」

 

恩が少し返せそうだ。

 

 

 

---イッセー---

 

階層主のドロップ品をお店で引き取って貰った。ガタイがデカいので、ドロップ品もデカく、ポーター役のサポーターを連れて来ていない俺達には、地上へ出すのが大変だったので、売り払ったのだった。魔石は貴重なので、リヴェリアさんへ渡した。

 

宿に入って、一休み…ベッドの上で横になった…

 

 

 

へ?何故、全裸のアイズさんが僕の服を脱がしているんだ?何故、ティオナさんがサポートしているんだ?

 

「ここ、俺の部屋ですけど…」

 

「うん、知っているよ♪」

 

「何をしているんですか?」

 

「寝る準備だけど…はい、出来た♪」

 

全裸にされた俺の上にアイズさんが乗り、横にはティオナさんが潜り込んだ。柔らかな女体の刺激…俺のアレは疲れ知らずで反応している。これでは休めない。精力が保たない…しかし、逃げられない。柔らかな誘惑から、俺は逃げる気が無い。困ったことだ。

 

「スゴい…イッセー君、スゴかったよ。そうか、魔法を地面にぶつけてジャンプかぁ…」

 

アイズさんは風の魔法が使えるから、似たことは出来るのかな?

 

「それよりも、よくあんな場所に潜り込めたよな」

 

って、ティオナさん。瞬動術が無いと難しいかな。

 

コンコン!

 

「入るぞ!」

 

ドアが開き、リヴェリアさんとアスフィさんが入って来た。二人の後にはレフィーヤさんがいた。

 

「何をしているんだ…」

 

「うっ…大胆な…剣姫が、感情を持ったのか?」

 

え?アイズさんって、無感情だったのか?そうには思えないんだけど。

 

「アイズ…何?寝ているのか…」

 

寝ていますね。スヤスヤと…安眠抱き枕化している俺。玩具ではなく寝具扱いかな。隣からも静かな寝息が聞こえるし。

 

「はぁ~、何をしているんだ。こんな速い時間から…」

 

遅い時間ならいいのか?って、リヴェリアさんが夜中に襲来なのか?

 

「で、用件はなんですか。お二人ともこんな状態なので、動けませんが、お話は出来ます」

 

話す体勢では無い気もするけど…

 

「お前が所属している騎士団のことを訊きたい」

 

「どんなことですか?」

 

「総勢はどのくらいいるんだ?」

 

どのくらいだ?会ったことの無い人が多いし…

 

「どうなんでしょうね。本拠地へは行ったことが無いので、わからないです」

 

「本拠地はどこだ?」

 

これは秘匿事項である。言え無い。

 

「言えません。襲撃される危険がありますから」

 

「お前の知っている戦力は?」

 

うん?鬼が降臨してきた気が…

 

「ふ~ん、イッセー、やるもんだねぇ。こんな短期間で、アイズとティオナ、レフィーヤ、それにリヴェリアを堕としたのか」

 

ベッドサイドに現れた鬼…その鬼を見て、固まるリヴェリアさんとアスフィさん。

 

「僕の弟子がどうしましたか?」

 

「…まさか、鬼畜?」

 

「初対面の人間、いや、ハイエルフに鬼畜呼ばわりは抵抗がありますね。鬼畜であることは否定しませんけど。ふふふ」

 

鬼がどういう顔で、お二方を見ているかは、僕の居る位置からは見えない。

 

「なんで、この地に来たんだ?」

 

アスフィさんの声は強張っていた。

 

「昔の知り合いを頼ってですよ。別に侵略しようなんて、思っていませんよ」

 

「一人できたのか?」

 

リヴェリアさんの声は震えている。鬼が恐怖を振りまいているのだろうか?

 

「連れと一緒にだよ。まぁ、親衛隊は連れて来ないでも、付いて来ていますけど」

 

たぶん、親衛隊だけで、この街は、地上を含めたこの街は、侵略出来るだろう。

 

「イッセー君はどういうつもりで、派遣したんだ?」

 

「派遣?それは違いますよ。鍛錬させる為です。コイツ、ちょっと失敗をしましてね、その穴埋めにレベル上げを命じただけですよ。こんな街、占領しても、得することは無いし」

 

「あっ…」

 

リヴェリアさんの艶めかしい声…三人の甘い喘ぎ声が聞こえる。

 

「まぁ、疲れを取ってください。僕からのプレゼントです」

 

鬼の気配が消えた。だけど、三人の荒い呼吸音、衣服を脱ぎ去る音…段々俺に近づいてくる。ダメだって…無理です…いやぁぁぁぁ~!

 

 

 

---シュウ---

 

誠経由で、英里から連絡があった。急いで、英里のいる世界へと戻った。

 

「シュウ…蘭が…」

 

僕に泣きすがる英里…蘭が…自殺を図ったようだ。

 

「ねぇ、蘭を連れて行ってあげて。これ以上、娘が壊れていくのを見て居られない」

 

ベッドで静かな寝息を立てて寝ている蘭。

 

「いいのか?」

 

頷く英里。僕の駒を手に掴み、蘭の額に埋め込んだ。僕の仲間である証。僕と共に永遠に近い時間を得る証…額に触れて、溶け込むように蘭の身体に入っていく僕の駒…見た目は何も変わらないけど、体内では変革が起きているはずだ。

 

「後戻りは出来ないよ」

 

「うん…いいの」

 

「蘭を壊したアイツはどうするかな」

 

「蘭の記憶は消して…あの探偵小僧から…」

 

「わかった。願いを叶えよう。供物に娘を貰う」

 

「お願い…シュウ…」

 

英里の唇が僕の唇と重なった。契約締結である。

 

--------

 

「あれ?ここはどこ?」

 

僕の部屋で目覚めた蘭。

 

「おいおい、新婚旅行中だよ。忘れたのかな?」

 

「え?新婚旅行?式って挙げましたっけ?」

 

あっ!挙げていない…

 

「じゃ、婚前旅行ってことで…」

 

「式は挙げてくれないんですか?」

 

「今は無理だな。案件が…う~ん、仕事を理由にするのはアレなんだけど…二人きりで良ければ挙げられる。ここには式場があるから。でも、蘭の両親が呼べない。そういう場所に今いるんだよ」

 

案件先に向けて、タイムワープを繰り返して居る最中であった。

 

「そうか…でも、私の両親の前で挙げてくれますか?」

 

「勿論だよ」

 

「で、ここはどこですか?」

 

「ここは僕の部屋だよ」

 

窓の無い部屋…三方を本棚に囲まれた、威圧感がある部屋に、机と大きめなベッドが1つあるだけの部屋。床には色々な書類が山積みになっている。

 

「こんなに仕事されているんですね」

 

書類の山を見ながら言う蘭。

 

「まぁ、広い世界だ。仕事は減らないよ」

 

「ごめんなさい…あんなことをして…でも、きっと迎えに来てくれるって…」

 

蘭の言う、あんなことは自殺だろう。蘭が自殺を図れば、僕が蘭を迎えに行くって、信じていたのだろう。まったくもって、その通りであるけど。

 

「もう、蘭は僕の仲間だ。両親とは同じ時間軸で生きられない。これで良かったのか?」

 

静かに頷く蘭。そして、立ち上がり、僕の首に腕を回し、唇を重ねてきた。僕は蘭にされることを、総て受け入れていく。蘭の気が済むまで。

 

「落ち着きました。これで、一緒に居られるんですね」

 

「その前に、戦力を上げて貰う。今の蘭の戦力では連れ歩けないから。それか、厨房で働いて貰うかだな」

 

「厨房ですか…一緒に…隣で戦いたいけど…配置については、おまかせします」

 

任せられてもなぁ…

 

「婚前旅行の先で、蘭の戦力を確認する。配属はそれからだ」

 

--------

 

今回のメンバーを選ぶ。僕、蘭は決定である。所属はヘルメス・ファミリアで、住処は、ヘルメスのホームの隣にある空き店舗。ファルコン達は、治外法権エリアで、稼いでもらうとして、蘭のパーティーだよな。アクアの処で使えるのは、ウィズだけだけど…アイツ、小さい魔法を持っていないからな。

 

リトル、フィアナのコンビに、アスナ、深雪、翼紗、アーシアかな。深雪とアーシアには、格闘術を仕込んである。リトル、フィアナにはナイフ術だ。まぁ、ここにセバス、ラムレム、フィアのメイドと執事だな。

 

「私達もつれて行ってください」

 

チセとヴァイオレットが名乗りを挙げた。

 

「わかった。連れて行く」

 

 

 

バベルの塔の上空1万メートルに、キャッスルドランを停泊させて、降臨メンバーだけで、地上へ降り立った。その足でヘルメスに挨拶に行った。

 

「お父さん…」

 

リトルがヘルメスへ駆け寄っていく。リトルを優しく抱き締めるヘルメス。

 

「そうか…こんな立派になったのか…シュウ…ありがとうな…」

 

ヘルメスはリトルを抱き締め、男泣きをし始めた。貰い涙が出そうである。この場から退散して、拠点へ入った。

 

「じゃ、住めるように大掃除だ。部屋割りはフィアに任す。事務仕事は、フレイに丸投げでもいいぞ」

 

 

 

---イッセー---

 

地上へ戻ってきた。1泊のはずが3泊だよ…なんで、あの人達はタフなんだ?エロフ化したエルフ系は危険である。シュウさんが公言していた、エルフが苦手な理由がわかった気がした。

 

『エルフはエルフとして愛せ。決してエロフに変身させるなよ。負けた気分になるから』

 

って…負けた気分満載である。腰がガクガクだ…そんな満身創痍の俺に肩を貸してくれているアイズさん。獲物に出逢う度、俺を投げ出し狩りに行ったけど…

 

「まさか、アスフィが好き者だったとは」

 

って、ティオナさん。

 

「うっ!そういう言い方は止めてください。誤解を生みます」

 

僕のアレを、一番興味深く観察していたのはアスフィさんだ。俺的には、研究者って、苦手かもしれない。そのアスフィさんと別れて、俺達はロキ・ファミリアのホームへ帰還した。

 

「どうしたんだ?イッセー…やけにボロボロだな」

 

満身創痍です。敵は味方にいたというか…

 

「ほら、イッセー、部屋はこっちだよ」

 

って、アイズさんに手を引かれて、部屋へ…まさか、まだやるのか…

 

--------

 

朝、目覚めると、上にアイズさん、左右にはティオナさん、リヴェリアさんという豪華な布陣で目覚めた。朝からボロボロな俺…でも、休まずに鍛錬をしないと…

 

「あっ、おはよう…イッセー…」

 

しまった。アイズさんを起こしてしまった。

 

「あぁ、鍛錬だよね。うん…私も行くよ。ティオナ、朝だよ」

 

ドン!

 

ベッドから落とされたティオナさん。

 

「はぁ?アイズ…もっと、優しく起こしてよねぇ~」

 

って、起きて服を着始めた。体液塗れで、鍛錬か?

 

「鍛錬の後にお風呂♪ほら、汗をかくしねぇ♪」

 

お風呂…恐い響きだ…

 

-------

 

アイズさんとティオナさんは、オンオフの切り替えが早い。これは、見習わないといけない。木刀での模擬戦。木刀が軽い為、アイズさんと互角で戦える。

 

「ほぉ~、アイズと互角か…ティオナ、どうだった?」

 

フィンさんが今回の3泊旅行の出来を訊いている。

 

「あぁ、階層主を一撃でイッセーが倒したよ」

 

「一撃で?本当か?」

 

フィンさんまでも驚いている。あんなのを一撃で倒さないと、2軍入りすら難しいと思う。

 

「イッセー…ちょっと」

 

フィンさんに呼ばれた。

 

「アクア様の処で、ステイタスを確認してきてくれ。今すぐにだ」

 

あぁ、そうか。俺はアクアの眷属だからか。鍛錬を中断して、アクアの元に戻り、ステイタスを更新してきた。

 

レベルは変わらない。ステイタスにも変化は無い。シュウさん曰く、『この世界の経験値は僕達とは違うから、影響しない』ってことだ。

 

「うん?前回の更新と比べて、変化が無いのか」

 

ステイタスの更新を写した羊皮紙を手にして、見比べているフィンさん。

 

「どれどれ…増減もないし、アビリティも無いのか…」

 

レベルに左右される戦術は身に付けない。それが、あの騎士団のルールである。己の身体一つが財産で有り、身体に染みこんだ能力、技量を使い込むのが基本である。なのでレベルの増減に一喜一憂しない。

 

「え?レベル1なの…あんなにスゴいのに…」

 

アイズさんが俺を見つめている。蕩けそうな気分になる、引き込まれるような瞳。これって、『魅了』かな?う~ん…

 

 

 

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