※この作品はR-18です。

ハイスクールD×D(改)リライト版   作:もっち~!

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鍛錬Part4

 

---イッセー---

 

二週間後に遠征に出るという。医療系のファミリアから依頼が入り、51階層にあるカドモスの泉の水を、採取してくるそうである。

 

「イッセーは初めての遠征であるが、いつも通りで良いのだぞ」

 

と、副団長であるリヴェリアさんに声を掛けられた。遠征は1ヶ月くらいに及ぶらしい。その為、食料や消耗品などを運ぶサポーター役を、ガードしながら目的地を往復する、防御戦の感じらしい。

 

「装備も消耗するから、スミスも同行するし、ヒーラーも同行する。大掛かりな旅路になるんよ」

 

ティオナさんが詳しく解説してくれた。ちなみに、スミスって言うのは鍛冶師で、ヒーラーは回復師である。

 

普通はそうだよな。大掛かりになるんだよな。ここでの遠征は初めてではあるが、案件という名の遠征は数回経験している。だけど、大掛かりって感じは無かった。団長であるシュウさんが居れば、スミスもヒーラーも要らないから。必要なのは僕の食料とシュウさんの好みの女性だけである。それらも現地調達が基本だったし…

 

「ねぇ、イッセー君、新しい装備屋さんが出来たんだって。見て来ようよ♪」

 

って、アイズさん。僕が返事を返す前に、アイズさん、ティオナさんに肩を抱かれ、連行されていた。

 

 

連れて行かれたお店は、ヘルメス・ファミリアのホームの隣である。目的地に連行されると、店の前で僕は身構えた。なんか、とっても懐かしいオーラを感じたから。

 

「さぁ、入ろうよ、イッセー君」

 

アイズさんに手を引かれ、店内へ…あぁ…見知った方々が店内にいた。

 

「おぉ、イッセーじゃないか。彼女を二人も同伴か♪って、ここはホテルでは無いんだが」

 

シュウさん…どうして、ここに…

 

「え?イッセー君の知り合い?」

 

驚いているアイズさん、ティオナさん。どう答えれば良いだろうか?悩む僕を余所に、

 

「イッセーか?うちの補欠メンバーだけど…」

 

って、シュウさん。

 

「「え?」」

 

再度、驚くアイズさん、ティオナさん。

 

「イッセー、剣を見せてみろ」

 

言われた通りに、エクスカリバーを手渡した。

 

「う~ん…メンテをしておいてやる。置いて行け」

 

メンテ?

 

「刃が欠けていましたか?」

 

「あぁ…剣筋をチェックしておけ」

 

なるほど…ぶれていたのかな。

 

「イッセー君…この方はどなた?」

 

アイズさんに訊かれた。

 

「僕の師匠で、あの剣の作者です」

 

「そう…なんだ…」

 

なんか、羨望な目付きで見て居るような…たぶん、シュウさん的には、アウトオブ眼中だと思う。並行世界のアイズさん、ティオナさん、リヴェリアさんを養女として、養っているから…

 

「あの…イッセー君の…か…じょ…のアイズと言います」

 

恥ずかしそうに自己紹介しているアイズさん。

 

「それはどうも、うちのイッセーが面倒をかけて、すみませんね」

 

剣の刃先を見つめて、アイズさんを見ないシュウさん。

 

「あの…私にも剣を…イッセー君とお揃いの…欲しいです」

 

何故か、モジモジしているアイズさん。

 

「うん?イッセーとお揃いか?難しいな。速度重視の君には向かない」

 

断言したシュウさん。その言葉に驚いているアイズさん。

 

「なんで…速度重視って…」

 

「その腰に下げている剣…それって速度重視だろ?それに君の腕、あと胸筋を見れば、速度重視って判る」

 

僕に向ける視線とは違う視線を、シュウさんへと向けているアイズさん。

 

「これって…」

 

ティオナさんがハンマーソードに魅入っていた。峰部分がハンマーのように叩ける剣である。あれはジムさんの作だったような…

 

「はぁ?10億…高すぎる…」

 

「お客さん、それでも値引きしてありますよ。定価は15億ですから♪」

 

「なんでこんなにも高いのだ!…ナイフ1振り10億…って…」

 

いつの間にか来ていたリヴェリアさんが、驚いている。

 

「あぁ、2振りなら15億でいいですよ」

 

フレイさんが売り込んでいる。

 

「安い出物なら、ヘファイストス様のお店に行ってください。うちは、判る人が納得して買ってくれればいいから」

 

って、シュウさん。ほとんど道楽仕事だろう。お金に困っていないし。

 

「切れ味は抜群だよ」

 

フレイさんが実演した。薄い紙を宙に浮かせて、刃先に載せ、紙の自重だけで真っ二つにした。あれって、相手の首元に当てるだけで、相手の脈動の微細動で、首元を切り裂ける切れ味だ。

 

「スゴい…この紙の自重だけで…この店はスミスが何名いるんだ?」

 

リヴェリアさんが訊いた。

 

「ここにいる3名だけだ」

 

シュウさんが答えた。その顔を見て固まるリヴェリアさん。

 

「鬼畜…」

 

「なんだよ、ハイエロフ♪」

 

シュウさんの言葉で、股を閉じる動作をしているリヴェリアさん。ここにいる3名は娘枠だろうから、安全たと思う。

 

「帯同しないか…遠征に…」

 

「しない。一緒に行動では、何の為にイッセーを預けたかが、あいまいになる」

 

僕を他の環境で鍛えたいのだろう。失敗を穴埋めする為に…穴埋めの機会を僕に、与える為に。

 

「それに、僕達を雇うって高く付くぞ。メンテ代も高いからな。イッセーは仲間だから、金は取らないけど」

 

取られたら、10年くらいタダ働きだろうな。

 

「そうだ…これをプレゼントだ。イッセーの彼女さん♪」

 

アイズさんに細身の剣を渡した。

 

「それは『風斬』という剣だ。君の能力にぴったりだと思う」

 

『風斬』アリア…風を斬る妖剣である。風を斬るとかまいたちが発生し、真空刃で切り裂ける魔性の剣だ。

 

「いいんですか?」

 

「あぁ…今度もイッセーと仲良くしてやってくれ♪」

 

笑顔で僕をみるシュウさん…これ以上仲良くって…危険です。

 

-------

 

ホームに戻ると、アイズさんは、あの剣を使い、練習をし始めた。魔性の剣に魅入られたのかな?

 

「いいなぁ、アイズは…私も欲しかったなぁ…」

 

って、ティオナさんがぼやいている。シュウさんの打つ剣は、非売品である。値段が付かない代物ばかりを製作しているから。僕の聖剣もだ。本物以上の性能であるエクスカリバー。値段は付かない。

 

「う~ん、帯同して欲しい…」

 

リヴェリアさんも魅入られたのだろうか?どうやって、帯同してもらうかを考えている。

 

 

 

---シュウ---

 

チーターはチーターらしくダンジョンを楽しむ♪透過能力で50階まで床を透過していき、50階層にマーカーを付けて、地上との転移を楽にした。で、50階層に、別荘を創造して、僕達の拠点にした。

 

「相変わらず、鬼ですね」

 

って、ファルコン。

 

「アイリス、蘭に剣の基本を教えてあげてくれる?」

 

「了解です」

 

ここならば、練習場と考えると、広さがちょうど良い。そして、ヘルメスにカドモスの泉の水を、プレゼントできるし。

 

「こんな簡単に50階層に来られるのか…」

 

アスフィが唸っている。

 

「上級者は、砲撃待ちをして、タイムトライヤルだ。中級者はパーティーで階層主と遊んでこい。初心者はこのフロアで基礎を学んで欲しい」

 

みんなに指示を出した。初心者は蘭だけのはずだ。上級者は、ファルコン、ジム、フレイ辺りかな。

 

「まさか…龍の壺からの脱出タイムを競わせるの?」

 

アスフィが驚いている。龍の壺とは、龍の巣窟である。そんな場所を単独で生き残れないと、前線は任せられない。

 

「競わせるよ。だって、ちんたらだったら、誰でもクリアできるでしょ?」

 

絶句しているアスフィ。いつもの僕なら、アスフィを食しているところだが、今回はしない。もっと虐めがいのあるヤツを連れて来ているし♪

 

「鬼…」

 

「ミトには言われたく無いなぁ。さぁ、プレイしよう♪」

 

 

 

---イッセー---

 

妖剣に魅入られたアイズさんは、ものスゴく強くなった。殺傷力有りすぎる剣。風を斬るので、刃は欠けないし、切れ味も落ち無い。妖剣は恐い…

 

良かった…僕のは聖剣で…

 

「イッセー…アイズの剣…アレを手に入れたお店に連れて行ってくれないか

 

って、フィンさん。フィンさんをお連れした。

 

「どうした?イッセー…お前、両刀になったのか?」

 

「違いますよ~女性だけです…」

 

シュウさんの言う両刀は、異性同性構わず食うの意味である。

 

「この前の彼女は、元気か?」

 

「えぇ、あの剣で日夜練習を積んでいますよ」

 

「あの剣はいくらするんだ?」

 

フィンさんが会話に乱入した。

 

「あれを買いたいのか?悪いが、僕は売るために作ったことは無い。だから、値段なんか付けたこともないよ」

 

「そうなのか…」

 

店内のショーケースに飾られた装備類を見ていくフィンさん。

 

「高いなぁ…ここに展示しているのよりも、高いんだろうな。で、目的はなんだい?」

 

目的?

 

「目的?イッセーの彼女にプレゼントをあげただけだ。それ以外の目的は考えていない」

 

「アイズを引き抜くつもりでは無いのか?」

 

無いだろうな…

 

「どうして?連れ歩けない女性はいらないよ。って、イッセーの彼女だしなぁ」

 

「連れ歩けない?どういう意味だ?」

 

「護ってあげないとダメな女性は、いらないっていっているんだ。今、手一杯なんだよ。初心者が1名いるからね」

 

初心者?誰のことだろうか?どこかで助けてきたのかな?

 

「君はスミスでは無いのか?護って貰う立場では無いのか?」

 

「おいおい…戦え無いスミスはロクでもないぜ。素材を手にいれる為には、危険な場所へ行かないとダメだからな」

 

クレージースミスって言うらしい。戦闘スミスとも言うらしいけど。戦うことで、より良い装備の発想も浮かぶらしい。

 

ドスン!

 

それは一瞬だった。フィンさんがヤリを手にした瞬間、雷撃が襲った。全身から煙を上げているフィンさんは床に倒れている。

 

「スミスが魔法を使えないって思い込んでいたのか?愚かだな」

 

フィンさんの姿が消えた。どこかへ転移されたようだ。

 

「どうだ、イッセー。うちで遊んでいくか?」

 

遊ぶ?何をして?

 

--------

 

鬼…鬼だと思います。龍の壺に落とされた僕…ここからタイムトライヤルって…何を考えているんだ?エクスカリバーで龍達を屠っていく。

 

「おい、剣筋がぶれているぞ!」

 

後からシュウさんの声が…ヤバい時は助けてくれそうだけど…

 

「おい、剣技ばかりでなく、たまに魔法も織り交ぜろ!意外性も武器の1つだ」

 

魔法…急に浮かばないって…経験不足だな。

 

「魔力の余力も考えろ!使い切るなよ。マインドロストして、意識が飛んだ瞬間、死を覚悟しろよ♪」

 

いい感じで、火の玉攻撃をしていたら、怒鳴られた。確かに、魔力がゼロになると危険だ、回復魔法が掛けられないし。

 

 

 

---アイズ---

 

イッセー君がフィンと出掛けて、戻って来ない。もう2日目の夜である。

 

コンコン!

 

ドアがノックされた。ドアを開くと、イッセー君を抱えたイッセー君の師匠がいた。

 

「こいつを預かってくれ。マインドロストしている。後、これは今回のコイツの戦利品だ。渡しておいてくれ」

 

え…これって…砲龍の角…砲龍の皮…砲龍のツメ…どうやって、手に入れたんだ?高級素材ばかりである。一番驚いてのは、水筒に入ったカドモスの泉の水…

 

「じゃ、イッセーを頼むよ」

 

ドアを閉めて出て行く、イッセー君の師匠…慌てて後を追うが、ドアを開けると消えていた。

 

 

翌朝…イッセー君はまだ、マインドロストが解消していないようだ。死んだように眠る彼。

 

コンコン!

 

「入るぞ!」

 

リヴェリアが入って来た。ベッドで眠る彼を見て驚いている。

 

「いつ、帰ってきたんだ?」

 

昨晩のことを、話した。

 

「彼の師匠が連れて来ただと?で、戦利品…おい、これって…今回の遠征での依頼品じゃないか…」

 

依頼された量には届かないらしいけど、品目は合っているそうだ。

 

「あいつら…潜っていたのか…で、フィンは?」

 

「わかりません」

 

あの場にはいなかったし。

 

 

 

----リヴェリア---

 

鬼畜の店へと急いだ。フィンが行方不明だったから…店は『クローズ』看板が出ていた。まだ、開店前のようだ。とにかく会って、事情聴取をしないとダメだ。裏口を探す。裏通りに面した場所に裏口を発見した。鍵は掛かっている。う~ん、隣で訊くか?振り向いた瞬間、胸に有り得ない刺激を感じた。

 

「何をする…往来では止めろ…」

 

足が震える。腰が動く…ダメだ…こんな往来で…

 

「どこならいんだ?ハイエロフ様♪」

 

鬼畜の囁く声が聞こえた。周囲を見回すが、姿は見えない。だけど、確実に刺激を感じている。

 

「やめてください…」

 

濡れてきた。意識が朦朧としていく。ここで生き恥は見せられない。

 

え…一瞬意識が飛び、倒れそうになった。でも、誰かに支えられ、唇が重なっている。目の目には誰も居ないのに。胸が…乳房が変形する位、抱き締められている。しかも、背中とお尻をまさぐられている。なのに、私は抵抗していない。受け入れてしまっている。

 

「フィンの行方を捜しているのか…ディアンの処に入院しているよ。路上で倒れていたそうだよ。じゃなぁ、ハイエロフ様♪」

 

鬼畜からの刺激が途絶えた。もう、ここにはいないようだ。う~ん…最後まで面倒を見て欲しい。やりかけは気分が悪い…

 

 

 

---イッセー---

 

目が覚めると、上にアイズさん、左右にティオナさん、リヴェリアさんがいた。龍の壺に落ちたのは夢だったようだ。しかし、リアルな夢だったなぁ。

 

「あっ♪おはよう…イッセー」

 

アイズさんが抱きついて来た。気持ちいい…朝の生理現象と相まって、朝から大放出してしまった…マズい…

 

『気にするな。お前の精液には精子が含まれていないから♪』

 

って、シュウさんから念話が飛んで来た。行動が読まれている。凹む僕。

 

「朝からラッキーだよ。イッセー君のプレゼント♪」

 

中出しをプレゼントと言うアイズさんは、喜んでいる。喜ぶことでは無いと思うが。

 

「鍛錬へ行こう!」

 

両脇の二人を起こさないように、ベッドを抜け出して、衣服を着用して、中庭に出た。僕もアイズさんも手には木刀を握り締めている。

 

 

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