---イッセー---
ベネさんが来てくれて、生活が落ち着いた頃、学校から帰ると、玄関には知らない…いや、似ている人は知っているけど…男性が立っていた。
「何をしたんですか?」
ヴァーリが訊いた。何らかの術で固まっているようだ。
「あぁ、深雪さんに習ったコキュートス♪」
コキュートスとは精神を凍結する術である。精神だけを凍結する為、身体は生きており、瞬間拘束するには便利らしい。って、この世界にいない人が答えた。
「よぉ!イッセー♪選手交代だよ」
笑顔のシルキーさん。その後には魔王リアスさん…誰と交代したんだ?
「ラムレムがいないとフィアさんだけで大変みたいなんだよ。だから、私達が戦車になりに来ました♪」
ある意味、ラムレムさんよりも頑丈なお二人。
「団長の命令ですか?」
ヴァーリが確認をした。
「もちろん♪父ちゃんが行って来いって♪」
シルキーさん…本名はシルキー・シトリー・鬼門。シュウさんの長女である。セラフォルーさん並の思考に、ソーナさん並の冷静さを併せ持つ、ある意味最凶レベルのハーフ悪魔である。
一方の魔王リアスさんは、並行世界におけるリアス・グレモリーであるが、産まれ持った理不尽さにより、実の父親に殺害された経験を持つ。その後、改心して、魔王になったら、団長と寝ることを目標にして現在に至ったそうだ。滅の力を装備として具現化出来、歴代のリアスさんの中で最強の部類らしい。
で、このお二方が僕の眷属へ…戦力がなにげにアップしている気がする。
「で、この人は?」
「サイラオーグ・バアル。この世界における大王家の次期当主よ」
って、ベネさん。
「リアスに頼まれて、私を奪還しに来たらしいわ」
なるほど…
「で、どうするの?ジャマだよ、玄関って…」
セーラがシルキーさんに吠えた。
「ジャマ?そうか、ジャマか。砕くか?」
「ダメだよ~砕いちゃ~」
セーラとシルキーさんは仲が良いらしい。共にシトリー家の出身だからだろうか?
「リアスに返品かな」
って、ヴァーリ。そんなこんなで、彼の処遇を検討していると…
「これはどういうことだ?」
彼の精神が自然解凍した。コキュートスって自然解凍しないのでは?
「あれ?何か間違えたかな?」
って、シルキーさん。
「姉さん、しっかりしないさいよ」
って、セーラ。
「おい!なんで、リアスがここにいるんだ?」
サイラオーグさんが、魔王リアスさんへ近づくが、簡単に制圧された。サブミッション系の技に免疫が無いようだった。
「リアス…痛い…どこで、そんなまやかし技を覚えたのだ」
見た事の無い技はまやかしらしい。
「気軽話し掛けるなよ。このビビリオーグ風情が!」
「なんだ?その呼び方は…リアス、お前も洗脳されたのか?」
ベネさんも洗脳されたと思われているのだろうか?
「コイツ、消し去ってもいい?」
「ダメです、リアスさん」
セーラが止める。
「そうなのか」
セーラは人望があるのだろうか?セーラの言うことを、素直に聞いているように思う最凶な戦士二人。
「セーラは実子だから、別格なのよ」
って、ヴァーリ。
「どういうことだ?誰か判るように説明してくれ」
って、サイラオーグさん。
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ルシファーさんが、サイラオーグさんへ説明をした。納得したサイラオーグさん。
「なるほど、リアスが暴走をしたのか。イッセー君っていったな。すまない、従兄弟が迷惑を掛けて」
僕に頭を下げたサイラオーグさん。
「理由を知ってしまった俺は、仲間になるか、消えるかの2択なんですよね、ルシファー様」
「そう理解してくれ。どっちを選ぶ?」
「ヴェネラナ叔母さんにはお世話になりましたし、兵藤誠殿は目標でした。俺も仲間にしてください。お願いします。命を賭けて、彼を護ります」
ルシファーさんへ頭を下げて、懇願しているサイラオーグさん。
「約束を破った瞬間、お前は消える。それでいいか?」
「はい、望む処です。あぁ、1つ条件をつけていいですか?」
「なんだ?」
「彼と…イッセー君と拳を交わしたい」
拳?痛いじゃん…
「間接技、投げ技で勝てるわよ」
って、セーラ。そうなのか?
みんなでトレーニングルームに移動して、サイラオーグさんと拳を交えることになった。
「作戦は、前半は避けまくれ。で、サイラオーグの心が折れ始めたら、反撃よ♪」
セーラの作戦は鬼のようだ。前半は避けまくれ?避けられる物なのか?
で、僕の疑念に誰も答えてくれないまま、開始した。サイラオーグさんからは、重いパンチやキックが放たれて来た。それをことごとく避けまくる。実際に戦ってみると、避けられないスピードではなかった。人間レベルで最速を誇る、アスナさん、エリカさんの剣に比べたら、遅く感じる。擦った時の衝撃は、ティオナさんの叩き切る攻撃を真面に受けた時に比べたら、軽かったし。
僕は知らず知らずのうちに強くなっていたようだ。最強レベルの仲間と切磋琢磨しているうちに…
「イッセー、ギアチェンジだ!反撃していいぞ♪」
セーラからの指示。サイラオーグさんのパンチをキャッチして、自分の肩に載せ、一本背負いで地面に叩き付け、そのまま腕ひしぎ逆十字固めへ移行した。柔道技からプロレス技へ、サイラオーグさんは対処出来なかった。彼にとってのまやかしの技だったのだろう。
「俺が負けた…」
ギブアップをしなかったので、サイラオーグさんの右腕を粉砕してしまった。その後、フィアナさんが修復、治癒術で元通りにしてくれたけど。
「右腕を粉砕って…」
ショックを受けているサイラオーグさん。
「これでわかったか、お前のガードすべき対象の強さを。お前はガードを買って出たのだ、彼より強くなり、彼を護れ!」
ルシファーさんが叱咤激励をし、サイラオーグさんが頷いた。
---リアス---
サイラオーグが人間界に移り住み、私と同じ学校に転校してじた。
「どうして?」
「愚問だ、リアス。お前の暴走を止める為だ」
意味わからない。私は暴走なんかしていない。
「ねぇ、お母様は?」
「洗脳されていないぞ。リアス、嘘はダメだ!」
一喝された私。なんて、理不尽な…嘘なんか吐いていない。
「そうか、サイラオーグ、あんた、洗脳されたのね!」
ビシッと指摘してみた。
「はぁ?俺が洗脳?有り得ないだろ?」
え?違うの?じゃ、なんで…
「反省をしろ!お前のせいで、グレモリー家は窮地に立たされたのだぞ」
はぁ?初耳なんですが…
「どういうこと?」
「サーゼクス様に訊いてみるんだな」
って、私の前から去って行くサイラオーグ。
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夜、お兄様の家に行き、サイラオーグの言っていたことの真偽を確かめた。
「本当のことだよ、リアス。母上には申し訳無いことを、押し付けてしまった。父上にも軽蔑されたよ。魔王なのに…親すら護れないんだよ」
「お兄様、取り返しましょう!」
「ダメだ。この件には、もう関わるなと言われている」
「魔王として軍を率いて、お母様を取り返してください」
「無駄死になるだけだ。それに俺には軍の指揮権は無い」
アイツだ。お兄様にボコられて、こんな陰険な仕返しをしているんだわ、きっと…
「わかりました。グレモリー眷属で、取り返してみせますわ♪」
「止めろ…リーア。お前は死ぬ気か?」
「あんな人間風情相手に死ぬ訳ないでしょ?」
そこで、語られたあの果たし合いなレーティングゲームの真実。お兄様達が全滅した…はぁ?何…その戦力は…ソレも開幕直後って…
「逃げ場が無かった。一瞬で自陣全域が焦土と化した。あんな恐い思いは初めてだったよ」
何…その広域魔法…それも複数発動の上、同時着弾…有り得ない戦力だ。
「最上級魔術師が複数いるってことだ。リーアの眷属では無駄死だぞ」
魔法使いすらいない…魔法相手では小猫の結界しか頼れない現状。
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家に戻り、思いを巡らせていく。そんなに強いなら、彼氏にしたら、心強いのでは?そうだ♪朱乃の部屋へ…
「どうしたのよ?こんな夜更けに…」
「ねぇ、朱乃…ラブレターの書き方を教えて♪」
「はぁ?リアス…好きな男子が出来たの?」
驚いている朱乃。
「好き?どうかな。憎さ100倍ではあるけど」
「うん?どういうこと?」
アイツを物にしたい経緯を朱乃は話した。
「ねぇ、リアス。冷静に考えなさいよ。そんな強いヤツが、あなたの眷属に成れる訳ないでしょ?もう、女王の駒は無いのよ!」
あっ!そうだ…駒の価値…いや、彼氏にすれば、問題無い気がする。
「彼氏にすれば、問題無いわよ。彼の眷属を使い放題でしょ?」
朱乃が寂しそうな表情を浮かべた。
「ねぇ、私達は、用済みってこと?」
あっ…そうじゃないよ…
「ねぇ、リアス!どうなの?」
「違うって…そうじゃないよ」
「じゃ、どうなのよ!」
言葉が浮かばない…マズい…
「一緒に頂点を目指そうって…リアス、あなたが言ったのよ。だから…私は…」
ドン!
部屋のドアを閉められてしまった。マズい…そうじゃないんだよ…朱乃…
---姫島朱乃---
リアスが狙っている男子…鬼門イッセー…「鬼門」って苗字は珍しい為、家は直ぐに見付かった。
「祐斗君、行くわよ」
「はい、朱乃さん」
私の仲間である木場祐斗君と共に、敵情視察をしに行った。奇襲に近い。戦力は無いだろう。死体にすれば、リアスの駒でも入るはずだ。私と祐斗君の命で、リアスの願いが叶うなら安い買い物である。
敷地に入り、家に入れる場所を探す。
「何をしているんだ?昼間からこそドロか?」
見付かった。しかし、勝て無い相手ではない。スリムな少女が一人だけである。祐斗君に目配せをすると、剣を手にして祐斗君が斬り掛かっていった。
ズッド~ン!
天空から稲光が、祐斗君の剣へ落ちた。一瞬で全身が黒焦げになった祐斗君。
「有り得ない。シルキーさんに斬り掛かるってさぁ」
先程の少女よりも歳が若い少女が2名出て来た。彼女達は魔法使いってこと?
えっ!先程の少女は背後にいた。胸を揉まれて、耳を噛まれている。
「中々、肉厚で美味しそうじゃない♪」
ビリッ!ビリビリィ!
服がはぎ取られていく。逃げないと…
「逃がさないよ♪」
目の前に紅髪の少女が現れて、意識が飛んだ…
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朦朧として意識…体内で何かが蠢いている。胸は何かに吸われている。視界は奪われている。
「あぁ、意識が戻ったのかな?」
「じゃ、これを咥えて、奉仕しなさい」
口に…男性の…その物体から持ち主の脈動が感じられる。口の中でじょじょに大きく、固くなっていく。
「入れているだけでなくて、奉仕だよ。ねぇ、奉仕♪」
股間に何かを塗られている。体内に何かを入れられている。一体何名の男に食い物にされるんだ?
「うっ…うう…」
口から離れた物が、体内に入ってきた。気持ち良い刺激…身体が蕩けていく感じだ。
「三角木馬に載せようよ♪
「つまらないよ。そうだな。発情期のケンタウロスと交配なんか、どうかな」
彼らの声が遠くへと行く。
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もう心身ともにボロボロである。体力はゼロに近い…まだ胸を遊ばれている。拘束タイツで全身を拘束されている。亀甲縛りに見えるように窓が開いている。締め付けは縄よりもキツい。股間は千切れそうである。肘を曲げて、自分の腕枕に頭を載せる感じで、上から吊り下げられている。
バシッ!
「痛っ!」
股間を的に、鞭を撃ち込むゲームをしている少女達。胸には少年がへばり付いている。口、舌、歯を使い、乳首を弄んでいる。
バシッ!
「痛っ!」
「やっと、来たよ~♪」
別の少女の声…この場にリアスが現れた。
「朱乃!ねぇ、祐斗は?小猫は?」
祐斗君と小猫ちゃんも捕まっているのか…
「あぁ、あの少年か?瀕死だから、現状保存しているよ」
「小猫は?」
「傷1つなく冷凍保存してある」
「で、詫び状は?」
「持って来たわよ!」
少女の一人に、紙の束を手渡すリアス。その紙の束を確認しようとすると、いきなり爆発した。
「朱乃!大丈夫?」
椿姫の声…シトリー眷属に応援を頼んだのね
「ふ~ん、さすが悪魔よね。詫び状に爆弾とは…だけど、鬼を舐めるなよ♪」
戦闘音がまるでしない。
「やめて…そこはダメ…」
ソーナの泣き声…
「ソーナ…ソーナには手を出さないで…」
巡の悲痛な声…
「リアス・グレモリーよ。被害が拡大しているけど♪」
シトリー眷属全員、全裸にされ、拘束されていく。由良は三角木馬へ、椿姫は電気椅子へ…公開処刑か…
「まだ、まだよ!」
リアスはまだ、何か手立てがあるようだ。でも…
「いやぁぁぁぁぁ~!」
セラフォルー様の叫び声。彼女の股間には十字架が差し込まれている。
「だから、鬼を舐めるなって言ったでしょ?悪魔とちがって、聖水も十字架も恐く無いし」
そう…この部屋は聖水で蒸されていた。入って来た時点で、悪魔である私達は毒されていくのだ。その為、長時間いた私の体力はゼロに近いのだ。
「リアス・グレモリーに告ぐ。無条件降参しろ!そうだな、まず全裸になって、後手で手錠をしてくれ」
年長の少女がリアスに命じている。しかし、リアスは怯まない。
「ふざけないで!私は誇り高き悪魔の令嬢よ♪」
「そう…わかったよ」
リアスは何かの容器の中に強制転移された。
「その容器の中に聖水の水蒸気を送り込む。どこまで保つかな?」
---リアス----
どうせ、脅しでしょ…って…息苦しい。マジに聖水の水蒸気を満たしてきた。熱い…暑い…熱気と聖水による発熱により、汗だくになっていく。服に聖水の成分が浸み込み、痛い…仕方なく脱いでいく。そして、全裸になった。もう脱ぐ物は無い。
「全裸になったようね。では、聖水よりも、もっと楽しめる物を、プレゼントして上げる♪」
冷たい物が上から降ってくる。これって…冥界スライム…エサとなる女体に群がる魔物達…彼らは私から分泌液を得て、媚薬と精力剤をリターンしてくれる。悶悶としていく私…魔物達の触手により絶頂を繰り返していく。
助けて…彼らは、私の体力がゼロになるまで、捕食を止めないはずだ。死にたく無い…
---イッセー---
トレーニングルームが体液塗れである。首謀者であるシルキーさん、セーラ、魔王リアスさんが、鬼に怒られている。
「もっと、他にやれる場所があっただろう?」
「え…あの…父ちゃん…」
これから起きるであろう躾に、涙する三名。激痛らしい。こめかみグリグリの刑…
ヴァーリと共に、掃除をする。祐斗君、小猫ちゃんも手伝ってくれている。
「すみません。リアス様がご迷惑をお掛けして」
爽やかな笑顔の祐斗君。フィアナさんの雷撃を食らった後、修復、治癒術で回復させたのだ。朱乃さん、シトリー眷属、セラフォルーさんは、リアスにプレイしていた。親が親なら子供も、破綻した性癖のドエスプレイヤーだった。特にシルキーさん、セーラは女性の方が虐めるのが好きらしい。
「私は違うわよ!実子じゃないから…」
って、ヴァーリは全面否定している。だけど、朱乃さんの胸を弄んでいたのを、僕は見てしまった。
「で、なんで、イッセーは参加していないんだ?」
「え?参加しました。朱乃さんと…」
「入れただけだろ?もっと、弄ばないとダメだよ。若いんだから♪」
参加しないことで、指導されるなんて…心外です。