これでいったん終わります。が、気が向いたら続編出します。
気長にお待ちくだされ。
じゃあどうぞ。
昼間っから美少女女子中学生と一緒に湯船に浸かっている男子高校生がいる。通報されたら即逮捕な男、それは俺だ。
留美を三回いかせ、留美に二回いかされて、その俺の欲望の残滓を小柄な体に受け止めた留美をシャワーで洗い流して、今また一緒に湯船に浸かっている。どうでもいいことだが、湯船に浸かる際、留美がぐったりとしていたのでお姫様抱っこで抱え上げた。
正直な話、短時間で二回も達した俺の猛りはまだまだ収まりを見せなかったのだが、いつまでも風呂にいれば小町が帰ってきてしまうかもしれない。何より留美が風邪をひいてしまうかもしれないし、もっと言えばあれ以上は留美の身体と精神への負担が大きかっただろう。
留美は身体も小さく性に対して未熟すぎる。俺が熟達しているわけではないのだが、それでも色々と留美よりは知っている。耐性がない留美には俺の欲望を全て受け止めるのは無理というものだ。むっつりスケベである自覚はあったが、留美にさらけ出された俺の性的嗜好はそうとうヤバイ。
今の体勢は先ほどと同じ、湯船に浸かっている俺に留美が寄りかかる形だ。少し前に見せつけられた留美の痴態を思い返せばまたもや息子が元気になりかねないが、というよりまだまだ元気なのだが、ぐったりとしている留美のことを思えば抑えることなんてなんてことはない。
「……八幡の、まだ元気だね」
「……ああ」
抑えられはするけど、留美の身体に触れていると動いてしまうのは仕方ない。ほうっと一息ついているというのに、時折留美がイタズラするように太ももで擦ってくるんだから仕方ない。このイラズラっ娘め。
「まだ、する?」
「もう今日は終わりって言っただろ? 留美だって疲れてるだろ」
「……うん」
多分、俺がまだしたいと言えば留美は応じてくれるだろう。そう思えるほど留美は献身的だったし、奉仕精神に溢れていた。だが、俺が見てもわかるほど留美は消耗しており、まだやるなんて鬼畜なことはとても言えない。
……まあ、俺の所業は相当鬼畜だったとは思うが。
最初は何とか留美を説得して風呂から追い出そうとしていたのに、一緒に風呂に浸かり、抱き着かれ、キスをした。ただのキスではなくふかーいやつを。
そこまでは留美から迫っていたことだったが、俺の息子で留美が素股をしだしてからは俺主導だった。俺の命令で素股をしている留美をいかせ、手コキをさせた上に顔射と飲精、さらにクンニで留美をいかせた後、素股でお互いに達した。しかも留美の身体にぶっかけをする始末。
これが数か月前までランドセルを背負っていた女の子に対して俺がやったことだ。改めて思い返すと、ひどいな、俺。
もしこれが知り合い連中にバレでもした日には鬼畜変態ロリコンの称号を得てしまうだろう。バレなくても避けられない気もするが。
「……はあ」
「どうした?」
不意に留美がため息をついた。
「……何だろう。自己嫌悪、かな」
「あん?」
自己嫌悪だったら絶賛俺もしているところだが。
「その、自分が思いの外エッチだったこととか……おもらししちゃったこととか」
「ああ」
そういえば、素に戻ったら頭を抱えてゴロゴロ転げ回りそうだとか言っていたな。どうやら賢者タイムも相まって留美は素に戻ってきているようだ。
しかし、俺も考えることすらしなかったが、留美がエロいのには同意する。今日は翻弄されっぱなしだったからな。留美マジ淫魔。将来が不安になるレベル。
とはいえ、一つ誤解は訂正しておかねばなるまい。
「あー、留美」
「……なに?」
「その、留美がおもらしって思ってるの、多分違うぞ」
「……え?」
勘違いさせ続けて恥ずかしがらせるのも一興と思わないでもないが、この思考だけで相当ヤバイけれども、正しい性知識は必須である。
「確かに、イクと体が弛緩して尿道が緩くなる人ってのはいるらしいが」
「……うん」
「さっき留美が、漏らしたって表現を使うが、漏らしたのは愛液だ」
「……あいえき?」
愛液という言葉を初めて聞いたのだろうか、留美が不思議そうに俺を見る。まてまて、あんまり俺の息子の上で動くな。
「風呂に入ってきたとき、濡れてたっていったろ? あれだ」
「……」
無言で俺を見ていた留美は、何かを言おうとしてか口をパクパクさせ、そのまま何も言わずにまた前を見た。そして水面に顔を埋める。留美の顔が真っ赤になっているのがわかった。
「……どうした?」
「どうしたじゃないよ……それはそれで恥ずかしいし」
顔の水をぬぐって恥ずかしそうに留美が言う。こういう、色気とは関係ないところでも留美の可愛さは際立つ。本当に、こんな可愛い子といろエロなことをしたんだな、俺は。もうすぐ死ぬんじゃなかろうか。
恥ずかしがる留美の頭を撫でてやると落ち着きを取り戻したのか、留美が身を起こす。俺が先ほど白濁まみれにした留美の背中が目に入るが、考えない。
「……ねえ八幡」
「ん?」
留美の声のトーンが変わった。エロいのでもなく甘えるのでもなく、真面目ないつもの様子だ。
「その、私と八幡はこういうことしちゃったけど……」
「ああ」
「……彼女面する気はないから」
「……ん?」
留美が何を言っているのか、一瞬わからなかった。確かに俺は留美の告白に応えることはできなかったが、それはエロいことをする前の話だ。最後までしなかったとはいえ、責任を取るつもりではいたのだが。
「八幡と付き合えたら、それは嬉しいけど……色仕掛けで八幡を誑かした形になるじゃない?」
「……否定はできないな」
確かに留美の未成熟ながらも抗いがたい性の魅力に陥落したのだが、俺は留美のそこだけに魅力を感じているわけではない。優しく賢く、可愛らしい子だということを、多分誰よりも知っている。
ただ、状況からすれば留美の言う通りにもとらえられなくはない。
「雪乃さん、結衣さん、いろはさん。たぶん、他にも八幡のことを好きな人はいると思う」
「……」
「私、みんなのことも大好きだから。抜け駆けしたくないっていうか、選ばれるならちゃんと選ばれたい」
……なるほど。確かにもし今俺と留美が付き合うともなれば、俺の心には責任を取らなくてはならない気持ちが残るかもしれない。そして留美は、あいつらへの罪悪感を持つことになるだろう。あいつらが俺のことを好きだとか、そこらへんはよくわからんが。
安易に出せる答えではないのは確かだ。
留美は俺に向き直る。前を隠さないものだから目線が下に向かいそうになるが、全力で我慢して留美と見つめあう。
「だから、八幡もみんなの気持ちに応えてあげて。雪乃さん達とエッチなことしても、怒らないから」
「……善処はする。というか、これであいつらに手出ししたら、俺相当な鬼畜じゃねえか。そもそもあいつらとどうこうなるとも思えんし」
「今だって対して変わらないんじゃない? 私にしたこと覚えてない? それに私とエッチなことするのだって、考えてなかったでしょ?」
「まあ、なあ」
今日一日で自分が鬼畜であることに気づいてしまったのは確かだ。留美に惑わされなくとも、いずれは判明していたことだろうが。
「私だって、これからも八幡へのアプローチは続けるし」
「今日みたいなやり方は勘弁してくれな」
「……効果的なら、またやるかも」
「おい」
留美はイタズラに笑うとペロリと舌を出したのだった。ええい、くそ。可愛いなあ。
一緒に風呂を出て脱衣場で服を着る留美を何とはなしに見ていたところ、脛に蹴りを食らってしまった。
「人の着替えをじろじろ見てる八幡が悪い」
「人のいる風呂に裸で飛び込んできて何をいまさら」
「恥ずかしいものは恥ずかしいの」
デリカシーがないことは認めるが、理不尽な怒りにさらされてしまった。お互いに裸を見せ合ったというのに、着替えを見られるのは嫌なようだ。
ブラジャーをつける留美の様子が興味深かったのは事実なのだが。
風呂を出るともう昼になっていた。単純に考えて一時間以上風呂に入っていたわけだが、体感的にはもっと長かった気もする。
もう昼飯の時間になっていたが、飯の準備はなにもされていなかった。いつもなら小町が出かけるにしても用意してくれていたのだが、これも小町の作戦の一つだったらしい。
「留美ちゃんが作って家庭的アピールするか、お兄ちゃんと一緒に作って初めての共同作業してみれば? って言ってたよ」
「あいつは……まあいいか。留美は無理しないで座ってていいぞ」
「ううん、大丈夫、私も作る」
風呂場ではふらふらしていた留美だが、ある程度回復しているようだ。さすがの若さか体操部と言ったところか。
冷蔵庫にはそれなりに食材が入っていたが、俺も留美もしっかりがっつり作るほどの元気はなかったので、簡単なチャーハンを作ることにした。
留美は親御さんのお手伝いをちゃんとやる子だったようで、あまり心配はしていなかったが包丁の扱いも食材、調味料のチョイスも安心して任せられた。
食事をすませた後は、留美は持ってきていた夏休みの宿題を、俺は予備校の課題に取り掛かった。午前中の艶ごとが嘘のように、何の色気もなく普通に勉強をするだけの時間が過ぎた。
せいぜい、留美が質問してきた場所を教えるため隣に座ったとき、留美のワンピースの隙間から除く肌色や香りが気になったくらいだ。
それくらいのことで、欲望が再燃するようなことはないこともない様な気がしないでもなかった。
うん、つまり、なかったのだ。
お互いに理解していたのだと思う。すぐ脇にベッドがある俺の部屋でそういう雰囲気を出してしまったら、俺はおそらく我慢が効かずに留美の処女を奪ってしまうだろうし、留美はそれを受け入れてしまうだろう。そうすれば留美は雪ノ下達を裏切ったと思ってしまうし、俺は本気で責任を感じてしまう。それはお互いのためによくないのだと。
少なくとも今日はもうしないと、暗黙の了解があった。
今後機会があれば留美は俺に迫ってくるだろうし、俺も応じてしまうだろう。ひょっとしたら逆のパターンもありえる。だから、少なくとも今日は。
夕方になって、留美が帰ると言い出した。家で親御さんが待っているので晩御飯までお世話にはなれないとのことだ。
「送るぞ?」
「まだ明るいし大丈夫。それに、多分お母さんが八幡見たら晩御飯食べてって、とか言い出すよ?」
「あー、それは……なら」
「近くまでも、大丈夫。一人で帰れるよ」
言って留美はにこりと笑う。
暗くもなっていない時間帯だから大丈夫だとは思うが、それでも心配してしまうのが兄の性というものだ。
「エッチなお兄ちゃんに送られたら送り狼に変身されちゃうかも」
「おい、どこで覚えてきたそんな言葉。また小町か?」
「真希ちゃん」
エロい赤ずきんとか狼の絶好の餌じゃねえかと言いたくなったがやめておく。さすがに引っ叩かれそうだ。
しかし、どうやら小町以外にも気を付けなくてはならない存在がまだいるようだ。とはいえ、性知識を教える存在が必要なのは確かだが、若干方向性がずれているような気がする。
「それじゃ、またね八幡」
「ああ、気を付けて帰れよ」
門扉まで見送り、手を振って帰ろうとした留美だが、数歩歩いて立ち止まる。
何を思ったか、駆け戻ってきて俺の耳元に口を寄せる。
「また、しようね」
そして、ボソッと俺の耳元で呟き、身をひるがえしてタタタッと駆けて行った。
留美の言葉を咀嚼し、意味が分かるまで多少の時間がかかった。
うん、やはり留美は小悪魔かサキュバスに違いない。
「んで、何をニヤニヤしてんだお前は」
「んー? いやー、小町の作戦がうまくいったのかなぁーって」
さすがに最後の留美の言葉が聞こえたわけではなかろうが、別れ際は仲睦まじく見えたのだろう。ニヤニヤと小町が腹立つ笑顔を浮かべて帰宅してきた。覗いてやがったな、こいつ。
「それで、どうだった? 留美ちゃんは」
「……純真な少女を惑わす悪魔退治をしなくちゃならん気持ちに駆られたよ」
俺と留美の関係は小町の口車によって変化してしまったが、それを後悔はするまい。留美の告白も、その後のいろエロも、嬉しかったのは事実であるし。
とはいうものの、現凶である小悪魔にお仕置きするところから始めねばなるまいか。
気が向いたら留美の言葉通り、留美以外のメンツとのあれこれを書くかもしれません。
ひとつ言っておきますと……複数プレイっていいよね。
追記
と思ってたんですが、正直書くのを自分でも悩んでいたこともありまして。
他に手を出す云々は、別に枠を作って書けばいいわけですし。
この枠では留美とのイチャコラに専念します。
感想を書いてくださった方々、ありがとうございました。
ブレブレですいません……。