この前読んだ小説が場面転換の際に記号を使っていてそれが良いと思ったので自分も使ってみることにしました。「△」のマークがそれです。
よろしくお願いします。
その男、金色遊旗は海に来ていた。彼は普通の16歳である。だから。
「ねぇ遊旗、聞いてる?」
「ご、ごめん。なんだっけ?」
幼なじみの水着姿に見入ってしまうのも無理はなかった。ビキニをまとった美しい少女の名は夢国アリス。白いミドルヘアー、少し幼い顔立ちの少女だ。
彼女は不安げな視線を送りながら質問を繰り返す。
「だ、だからさ。この水着どうかなって。人に見せるの、その、はじめてだから」
「あ、あぁそうだったな。え〜と」
ふたりは幼少期はよく遊んでいたが、最近はあまり会えていなかった。遊旗が進学せず警察官として働きだしたからだ。だから少しぎこちない。特に遊旗は歯切れが悪かった。
遊旗は自分が戸惑っている理由を自覚していた。それは幼なじみのカラダがあまりにもオンナとして成長していたということだ。改めて観察する。
小柄だから幼い印象は受けるがその胸はすっかり育ち、見ただけでもその弾力や感触が素晴らしいものであることが分かる。遊旗は自分がアリスの胸を好きになったことを認めざるをえなかった。水着を褒めたいのに、どうしても目線がそこから離れない。彼女は腕を組んでいたから少し動くだけで乳はいやらしく形を変え、その谷間は男を誘うようにうごめく。その光景はこの上なく男を昂らせ。
「……っ!」
「どうかした?」
「い、いや別に!」
手で股間を隠そうとしたが、それよりも早くアリスに腕を掴まれてしまう。だから。
「……遊旗、これ……あっ」
「こ、これはえっと、その」
少女の目に勃起が刻み込まれる。もちろん水着越しではあるが勃起した遊旗はとても大きかったので、それが変形していく様子は全てアリスに伝わる。彼女に見られることで更に高まってしまい。
「すごい、ビクビクして……わぁ」
「あ、アリス」
「……ドクンってなったぁ♡」
少年は羞恥心に頬を染める。初恋の人に自らの恥部をじっくり観察されてしまった。男として最大の屈辱だ。しかし。
「ふーん。これが私の水着への感想ってわけか。ふーん」
「?」
アリスの反応は遊旗にとって想定外のものだった。頬をほんのりと染めて、微笑みながらこちらを見つめている。どこか嬉しそうにも見える。遊旗の知らない顔。少年の胸は高鳴った。
アリスは勢いよく立ち上がって、手を差し出す。
「せっかくだしアトラクションも回ろうよ。今日はトコトン付き合っちゃうからさ」
「う、うん」
彼女の手を掴み立ち上がる。今日はもしかしたら特別な1日になるかもしれない。そんな淡い期待を抱いて、少年と少女は陽気に歩き出した。
△ △ △
遊旗は勃起を見せたことでアリスから嫌われてしまったのではないかと思っていたが、アリスはずっと上機嫌だった。つられて遊旗も楽しくなっていた。問題なく楽しくアトラクションを巡り、ふたりは最後に観覧車に乗り込んだ。しかしトラブルで観覧車は少し止まってしまう。
観覧車はマジックミラーで中の様子は外には見えないようになっている。
「観覧車なんて乗るの久しぶりだよね。えっと」
「小学生の時に乗ったっきりだな」
「へー。よく覚えてるね遊旗」
当然だ。遊旗はその頃からアリスのことが好きだったのだから。一つ一つの思い出が彼にとってかけがえのないものになっていた。そして好きな気持ちは今も変わっていない。
だが変わったこともある。それはアリスへの肉欲だ。
「……」
「遊旗、そんなに見られたら恥ずかしいよ」
「あ、ご、ごめん」
熱心な視線を悟られてしまった。恥ずかしい。慌てて目を逸らすが、胸の動悸はおさまらないでいた。
これまでは精神的な愛情のみだったが、今日で肉体への興奮を覚えつつある。胸だけでなく、健康的な太もも、魅惑的な腰つきもたまらない。大好きだ。だから今も彼女にどうにか悟られないようにその体を眺めようとしている。
「ジー」
「あ、えっと」
「私の体、そんなに良い?」
「え、えと、その、ごめん。じろじろと」
さすがは幼なじみ。遊旗が隠れて何かしようとしても全てお見通しだ。少女は得意げに鼻を鳴らす。その様子もまた可愛らしい。
「ま、別にいいけどさ」
彼女は微笑み、自らの手の置き場を変える。ただそれだけのことだが、その変えた先が問題だった。
「あ、アリ、うっ!?」
男はうめく。白く細い指が勃起を撫で始めたからだ。優しく、慈しむようなその手つき。全身の神経がそこに集まり、それをアリスに癒してもらえているような、そんな感覚。たまらなく心地よい。
「……あっ……!」
理性が途絶えそうになってしまう。彼は快楽に耐えながら女を見やり。
「お、おい……っ!?」
「だって、こうしてほしかったんでしょ?」
「そ、それはそう、いや、そんなことは」
女は妖しく微笑み、男の水着に手をかける。男は抵抗の構えをとるがその力は弱々しく、あっさりと水着を剥ぎ取られてしまう。つまり遊旗は全裸になり。
「……へーえ。これが遊旗の……おちんちん」
「つ……っ……!」
「皮被ってる……かわいい♡」
巨大な包茎ペニスをアリスはうっとりと眺める。遊旗にとって包茎であるということはコンプレックスだった。一歩を踏み出すことができない、勇気の無さの象徴。しかしアリスの情熱的な眼差しを受けていると、そんなことはどうでもいいことに感じられた。純粋な興奮が遊旗の頭を支配していく。しかし消えていない疑問がある。
「な、なんでこんなことを」
「仕返し、かな」
「?」
「自分のカラダを眺められるのって、けっこうお恥ずかしいから。遊旗にもお返し」
遊旗の知らないアリスだった。ミステリアスで、小悪魔的で、美しい。彼女の横顔に魅了されてしまう。
しかしそれにしたって解せない部分もある。いくらなんでも好きでもない男のペニスをこんなにも触るのは異常だ。だが遊旗のそんな疑問はすぐに解消される。
「でも、途中から恥ずかしいより嬉しさが勝っちゃった」
「嬉しさ?」
「うん。こんなにも私で興奮してくれてるんだ、って。だからこれはそのお礼」
少女の顔が少年に向くと同時に、その指に力が込められる。優しく、しかし確かに、ペニスを握りしめる。抱きしめられているみたいだ。女は喜びの嬌声を上げる男を見つめ。
「いっぱい……気持ちよくしてあげるね♡」
「……!」
ペニスをしごきはじめる。女にしごかれるというのは初めてのことだ。しかも相手はアリス。軽いパニックを起こしかけたが、言いようのない幸福感がそれを粉砕する。
「あ、あっ」
「わぁ、どんどん大きくなってくね」
「ぅ……あぁ!」
「硬くて……アツい♡」
アリスに触ってもらえるのは光栄だった。幼なじみの手の感触はなんともこそばゆい。慣れていないのか、手つきがぎこちないのも愛らしい。ペニスを傷めないように優しく撫でてくれるのが嬉しかった。
とはいえ、快感は強い方が良い。遊旗は手コキの指南をすることにした。
「あ、アリス、その、もう少し力を入れてくれ」
「う、うん。ごめん、初めてだから上手くなくて」
「いや。嬉しいよ。ありがとうアリス」
「〜!!」
労りながら頭を撫でてやると、アリスはビクビクと震えだした。遊旗の言葉は女をとろかせる。アリスは自らの肉体がどうしようもなく遊旗にときめいたのを理解した。次の瞬間、女のカラダから液体が床にしたたる。
「……へぇ」
「遊旗、違う、これは……」
男はめざとかった。すかさずアリスの股へ手を伸ばし。
「ひゃっ……あぁぁぁんっ♡」
快楽を刻み込む。快楽は性器を伝い全身に電流のように循環し、アリスの魂を満たしていく。舌を出して震え、乳を揺らし、その瞳にハートが浮かび上がる。
もだえるアリスの姿は遊旗にも快楽を与えた。男のリミッターがまたひとつ外れ。
「……っ、アリスっ!」
「え、ひゃんっ♡」
ずっと憧れていたアリスの胸を鷲掴みにする。想像以上にやわらかい。手に吸い付いて来るような感触はクセになりそうだ。
次第に、揉み始める。
「遊旗、ん、あっあっ……やっ……あん♡」
「お、おぉ……っ!」
思わず感嘆の声が漏れる。それは素晴らしい揉み心地だった。揉むたびに形が変わっていく光景は扇情的で、自分がアリスの乳を思いのままにできていると実感させてくれる。
「そ、そんなに……やっ……もぉ……んんっ♡」
遊旗の愛撫にアリスは軽く達し、力なく男のたくましい腕の中へ倒れ込む。
「おっと」
「はぁ……はぁ……遊旗ぃ」
「アリス……♡」
男が女を抱きしめる。それは情熱的かつ優しい抱擁。
アリスのたわわな胸が男にぶつかる。するとやわらかさがたっぷりと伝わってきて、男は最高の気分になった。乳首が重なりあえば女のそれが硬くなっていることが分かって、どうしようもなく嬉しくなる。
「遊旗……こんなにたくましく……あぁん♡」
「……っ!」
「こ、これ……あっ♡」
究極の勃起を遂げたペニスが女のへその辺りにぶつかる。その禍々しい感触にアリスは悦び、自分たちの結末を連想する。遊旗も同じ結末を想っていた。だがその前にやらなければならないことがある。アリスは遊旗の首に腕を回し。
「遊旗……」
「アリス……」
少しの沈黙の間、ふたりは頬を染め、うっとりと見つめ合う。やがて自然と、引き寄せ合うように。
「……ちゅ♡」
そのくちびるが重なり合う。それは清らかなる愛の交錯。くちびるを離す。照れながらも微笑み合うふたりは初々しい。
「……遊旗のほんとの気持ち、教えて?」
アリスは幸せな表情で遊旗に問いを投げかける。それは互いの全ての解放のために必要な問い。どう愛し合うかの問い。遊旗は真剣な眼差しでアリスを見つめ、答える。
「……水着のアリスもすごく可愛くて好きだ。だけど今は」
「今は?」
「……こっちのお前が良い」
アリスの首に手をかけ、水着を脱がす。これが遊旗の答え。ありのままのアリスを愛したいという願い。
解き放たれたことによって巨乳が揺れ、プクッと膨らんだ果実があらわになる。遊旗は感動に瞳を潤ませながらそれを見つめる。アリスに撫でられ、導かれ。
「ん……はむ♡」
「あっ♡」
禁断の果実へとしゃぶりつく。アリスの体がビクンと跳ねる。遊旗のしゃぶり方はあまりにも情熱的だったから。
アリスはこの上なく美味だった。口の中いっぱいに幸せが広がる。男として生まれた意味を感じた。
「ん、ん♡」
「やっ♡ ゆ、遊旗、ちょっと強……んっんっ……やぁぁっ♡」
「ん〜♡」
「あぁ♡ もぉ、そんなに吸っちゃ……んんぅ〜♡」
最初は右を吸い、左の乳を揉む。やがて逆にし、また入れ替えて。
──アリスの……おっぱい──
もうおっぱいのことで頭がいっぱいだった。男の舌と乳首の間に架かるみだらなアーチがその愛撫の苛烈さを物語る。
遊旗が愛撫を中断すると同時にアリスは下に移動し、遊旗の足にひじをつく。彼女の眼前には凶悪なペニス。
「あ、アリス……おまえ……」
「うん。これが最後の下準備。遊旗、いいよね?」
「……あぁ。頼む」
アリスがしやすいように足を広げる。するとアリスは乳房を持ち上げ、そのまま、深い谷間でペニスを抱きしめる。
「……つぅっ!!」
それは想像をはるかに超えた快楽だった。包み込んでもらえた安心感、その安らぎが頭を麻痺させてくる。
彼女もまた快楽の最中にあった。遊旗のペニスは谷間から飛び出かねないほどに大きい。しかもガチガチに硬くてアツい。女を徹底的に蹂躙する凶器が自分の胸の中で踊っている。幼なじみの男としての凄まじさとそれに奉仕できる悦びを確認できたから、あまりの嬉しさに顔がほころぶ。
「ど、どう遊旗?私だってこれくらいできるんだよ?」
「あ、あぁ。すごい、気持ちいいよ」
「……そっか……♡」
胸を上下させ、ペニスをしごき上げる。すると遊旗はピクピク震える。彼女はその様を可愛いと思った。しばらくアリスの愛撫は続く。それは幸せな時間だった。
やがて、アリスによって更なる勃起を遂げた遊旗が谷間からピョコンと飛びだす。皮を被ったそれはまさに羊の皮を被ったオオカミ。アリスはオオカミに会いたかった。遊旗も彼女に全てを見せたい。だから。
「お前に……託していいか?」
「もちろん。私たち幼なじみじゃん。それに……えへへ!」
「……ありがとう。アリス、大好きだ」
「……♡」
アリスの頭にぽんと手を置く。彼女は妖しく微笑み、口を開いて。
「……あむぅ♡」
金色遊旗を口で包んだ。彼はうめき声をこらえ、自分に尽くしてくれる女の子を撫でる。
「ちゅっ……はぁ♡ ん……れろ……はむ……んぅっ♡」
舌がいやらしく亀頭を舐め回す。遊旗の匂い、遊旗の味、遊旗の魂が舌を伝って口の中に満ちる。アリスは幸せに溺れそうだった。自らの高鳴りを抑えられなかった。もっと奉仕したい、遊旗を気持ちよくしてあげたい。遊旗のペニスに触れる度に、愛情が溢れ出す。
「あ……つぅっ……あっ……あぁぁぁっ!!」
愛が溢れ出したのは遊旗も同じ。快楽に支配された男の叫びが響き渡る。ねっとりとした舌が絡み付いてくる感触。アリスにしゃぶってもらえているという事実そのものが嬉しくてたまらない。見下ろせば自分自身を熱心に愛しているアリスがいる。まるで世界の全てを手に入れたかのような達成感がそこにはあった。
「ん、はぐ、んん、んぅ♡」
「う、ん、んんっ……?」
「ちゅ、んん〜♡」
少し、先端に違和感を感じた。ヒリヒリとした感じだ。しかしアリスの唾液と舌がそれを上書きするように愛してくれたから、あまり気にならなかった。もう快感しか感じない。心置きなくフェラチオを堪能する。
アリスは口を離し、慈愛を込めた笑みを浮かべて。
「……ぷはぁ。えへへ、終わったよ」
「え?」
「遊旗の、剥けちゃった♡」
慌てて確認すると確かに剥けている。遊旗は剥くことに恐怖を感じていた。だけどアリスは怖くないように剥いてくれたのだ。嬉しかった。アリスが自分にとってかけがえのない存在であることを、改めて感じた。男の熱い想いは先端を極悪な形状にし、女を求めて震えだす。
「すごい……かっこいい♡」
「お前のおかげだ。お前のおかげで俺は一歩踏み出すことができた」
「ゆ、遊旗」
「これからも、お前と一緒に……」
「……うんっ」
アリスが立ち上がり、下の水着に手をかける。金色遊旗が見守る中。
「……ぉ……!」
「……えへへ」
夢国アリスは全裸になった。幼なじみの一糸まとわぬ姿は絶美というより他にない。揺れる胸、いやらしい腰つき。濡れそぼった愛の巣窟。
「き、綺麗だ。アリス」
「あ、ありがと……あっ」
ペニスが歓喜の脈動をしたのをアリスは見逃さなかった。遊旗もそれはわかっている。裸の男女はそのまま近付いていく。キスするつもりだった。だが。
──ぐちゅっ──
その前に粘着質な音が響く。
「あっ、あぁんっ♡」
「うっ♡」
少年少女が喘ぐ。それぞれの性器がぶつかり合ったのだ。しかも遊旗は剥いたことでアリスを貫くための形になった。そしてアリスの入り口はすでに遊旗に開かれている。となれば、もはや多くの言葉は要らない。
「あ、はぁ、はぁ……!」
「……アリス……!」
もっと、触れ合いたい。繋がりたい。ただそれだけ。アリスは遊旗の腰の上に来る。遊旗は己をアリスの入り口に定める。
「……やっと、できるんだね」
「あぁ。アリス」
「?」
「愛してる」
沈黙が流れる。遊旗からの愛は感じ取ってはいたが、実際に言葉に出されると更に胸に来るものがある。あたたかな涙が少女の頬を伝った。やがて笑って。
「私も……愛してる」
「……ありがとう。アリス、来てくれ」
「うん」
アリスが腰を落とす。小さな水音。アリスの膣のぬくもりを感じる。遊旗のペニスを直に感じる。やがて先端が処女膜に当たり。
「……今度は、俺から行く番だな」
「来て……私の……ナカに♡」
「……行くぞ」
それはふたりの間の最後の壁。しかし突き上げると。
「っ……♡」
あまりにもあっけなくそれは破れた。もはやふたりを阻む物など何もないと教えてくれるように。
「アリス……あったかい……つつんでくれて……あぁ……!」
「遊旗は……ゴリゴリしてて……すっごく……♡」
「アリス……俺ぇっ!」
「あ……私もぉっ!!」
「あっあっあぁぁぁぁぁっっっ♡♡♡」
その日、少年と少女はひとつになった。
△ △ △
観覧車を見上げる女がいた。大きな胸の艶かしい美女。
「金色遊旗……最後の勇者……素敵♡」
ささやき、妖艶な笑みを浮かべた。
お読みいただきありがとうございました。次回はおねショタ的なシチュエーションの予定です。
本作は私が別に書いてる遊戯王小説の番外編として始まりました。しかし本編が終わったり書き直すことになったりゴタゴタがあり、結果として楽しみにしていてくださった読者の皆さんには迷惑をかけてしまいました。
なので今後は、本作と本編の繫がりを断つことにしました。無関係な作品になるということになります。なので本作が本編の都合に振り回されることは無くなります。
また、「Brave」と「Delete」について。これらが上の方に残っている今の状態は新しい読者の方に対して親切ではありませんし、良い形ではないと思っています。
ただ「Brave」と「Delete」の話はコンセプト自体は本作のそれと一致しており、それらの話を支持してくださる読者の方もいるのではと思い、このまま残す判断をしました。
最後に本作のタイトルですが、「遊戯王ヒロインズ・ブレイヴ」にすることにしました。次回更新時に変更します。
未熟者ですが、今後ともよろしくお願いします。