「り、璃緒……!」
凌牙と花は突然の来訪者に驚いていた。凌牙は己の牙を隠し、花もさすがに大事な部分を隠す。
「……凌牙……そんな……!」
「ち、違う!」
妹からの絶望の眼差しを受け、兄は焦り、勢いよく立ち上がる。
「こ、これは……」
ここで彼は思い出した。ついさっきまで、自分は花にしゃぶられ、自らを大量に絞り出され、疲れていたことを。
彼はゆらめき、そして。
「あ……つっ!」
「きゃっ!?」
凌牙は、璃緒を押し倒す形で倒れ込んだ。
「い、痛た……」
「す、すまね……?」
ここでもうひとつ、凌牙は気づいた。凌牙のモノは花に高められている最中であった。つまり今、彼のモノは露出しており、そして、それはちょうど彼女のスカートの中に納まっていた。
「凌……が……ひゃあっ!?」
それが、オンナの部分の上で脈打つ。凌牙の凌牙は、彼女の下着に正面から擦り付けられていたのだ。それは熱く、激しく、本能のままに、璃緒を焦がす。
「り、璃緒……」
自らを退かさなければならない。そう思いながらも、凌牙はどうしても、自分と触れ合っている璃緒の下着がどういった物なのか、見てみたくなっていた。彼女のスカートを掴む。
「あ、ちょっと!?」
制止を振り切り、それをめくる。
「……っ!!」
凌牙は感嘆し、絶句する。そこには、純白の花園が広がっていた。レースに彩られた、可愛らしい下着によって、璃緒のそこの美しさ、神々しさが際立っていた。
頬を染め恥じ入る璃緒。彼はそんな彼女のそこを眺め、微笑み、そうすることが当然かのような流れる手つきで、彼女のそこに触れた。
「あ……んぁ……あっ!?」
「何年ぶりだろうな、お前の下着を見るなんて」
指で、彼女を撫でる。触れられるたび、凌牙の指が動く度に、璃緒の全身に稲妻のように快感がはしる。
「は……っ……あっ……!」
肩を震わせ、快感に浸る彼女の目に、凌牙の牙が映り込む。
──ぐ……グググ……ッ……!
彼女は目を見開く。それは明らかに、璃緒に発情し、その面積を増していた。彼女を……貫くために。
「つぅ……あぁっ!」
凌牙は咆哮し、自らを彼女のカラダの下に滑り込ませる。彼女の尻の下で、モノが興奮し起き上がる。どういうことになるのかは、誰の目にも明らかであった。
「り、りょう……ひゃっ!」
「うっ!」
彼女の尻の間に、モノが挟まれる。自分のモノが、理緒の綺麗な白いパンツに包まれて、彼女の間に挟んでもらえている。その実感が凌牙を奮い立たせ。
──璃緒……璃緒ぉ!!──
腰を振り、自らをしごく。妹の尻の上で、自らを高める。最高の気分だった。
──凌牙……凌牙ぁ……!──
璃緒は少し混乱していた。何が何だか分からない。しかし兄のモノを自らの尻でしごけていることが嬉しくて、兄に自らを触ってもらうのが気持ち良くて、彼女は凌牙からの快楽に屈していた。
「……」
その様子を静かに眺めている花をよそに、凌牙のモノは高鳴る。
──うっ!?──
イってしまうと、凌牙は察した。しかし、妹に自らを解き放つのは、わずかにためらわれた。自らのモノを抜き、深呼吸する。そこで見下ろすと。
「……」
ふと、彼女の胸が目に入った。幼いころは、小さく、果実が実る気配もなかった、妹のそれ。しかし今改めて観察すると、それにはわずかな膨らみがあった。凌牙は、そっとそれに触れる。
「……ひゃぅ……んっ……」
璃緒の小さな喘ぎ声が響くのみ。しかし凌牙は、口には出さないが、心の中では叫んでいた。
──や、やわらかい……!?──
信じられなかった。璃緒の胸が、成長している。たしかなやわらかさ、乳がそこにあるという感触が、そこにはあった。凌牙は、隆起した己を。
「……璃緒の……」
「……?」
「璃緒の……おっぱいっ!」
成長しかけの果実に、押し付けた。
──……っ!?──
声にならない、璃緒の叫び。その胸の谷間で、サメの牙が吠える。
──あぁ……!──
快感だった。膨らみかけのそれは、とてもやわらかくて、硬くなってしまった己を優しく刺激してくれる。花の大きな果実も素晴らしい快楽を与えてくれたが、璃緒のそれは花の物とはまた違う、初々しい魅力があるのだ。花の胸でモノを完全に包んでもらい、圧倒的なやわらかさ、気持ち良さを与えられながらイってしまうのも良かったが、包みきれない面積であるからこその、健気な、気高い快楽もある。凌牙は璃緒の胸が好きになっていた。
──もう……限界……!──
妹の成長しかけの胸でイク。それも良いかなと思った。徐々にモノの先端を璃緒の顔に向け始めた、その時。
「……ちょっとタンマぁぁっ!」
「え、え!?」
突然、花の声が響いた。凌牙は我に返り、自らを一端璃緒から離す。
「な、なんだよ!?」
「は、花さん……?」
花は目に見えて不満そうだった。
「なーんかさー。一方的すぎて面白くないんだよねー。凌牙くんが攻めてばっかでさー」
「な、な……!? お、俺がいつ攻めたってんだ!!」
「凌牙くんは興奮状態なんだよー。私とけっこうシテ勢いに乗ってるし、精力もい〜っぱい余ってる。まさに獣だね」
「なんだと!?」
「でも、そんな凌牙くんが攻めてフィニッシュじゃ、しっくり来ないんだよね〜。せっかくの兄妹間のプレイなんだからさー」
「っ……!」
兄妹間。改めて言われると、凌牙には突き刺さるものがあった。同時に、璃緒にしたことは間違っていたのではという考えも、頭をよぎる。
「……」
璃緒は、少し考えたあと、やがて口を開いた。
「……私、最近夢を見るの」
「?」
「前世のことが夢として出てきて、私にいろいろ思い出せてくれた。私と凌牙が前世ではとっても仲良しだったこと、お兄様なんて冗談みたいな呼び方してたこと、そして……」
「……」
その夢は、凌牙もよく見た。前世の記憶が、より詳細に蘇っていく。その中で。
「私と凌牙は……愛し合っていた。心も……カラダも」
兄と妹、禁断の愛の記憶も、ふたりは完全に取り戻していた。
「あのときは、兄と妹が愛しあっちゃダメなんて決まりなかったから、なんとも思わなかった。好きな人と結ばれる、ただそれだけだって」
「……でも、今は違う」
「えぇ。でも……」
脳の裏でフラッシュバックされる、思い出の日々。互いに、何の疑問も持たないまま、互いのカラダを欲しいだけ貪り合っていた。
「あの時みたいにはいかなくても……それでも、違う愛の形を探したい」
「……!」
「ひとつにはなれなくても、今のように、凌牙に気持ちよくしてもらうことはできる。交わらなくても、愛し合うことはできる」
「……あぁ!」
「だから……」
璃緒は指で、いじらしく、凌牙の胸をなぞる。彼女の頬は染まり、肩は小刻みに震えている。うっすらと涙すら滲んでいる。それほどの勇気を振り絞った彼女は、美しく。
──璃緒……璃緒ぉ……っ!──
凌牙のそれは脈打ち、胸は高鳴り、自らの感情を理解する。璃緒が欲しい。璃緒の全てを味わいたい。そして。
「私も凌牙を気持ち良くさせれるって……証明させて?」
彼女の愛に、応えたいと。
「……あぁ」
凌牙は璃緒の頭を優しく撫でる。彼女の視線は、ドクドクしているサメの牙に向いていた。凌牙は璃緒の願いを察し。
「……舐めてくれ、璃緒」
「……うんっ」
可愛く微笑む璃緒。無邪気な瞳の輝き。今、凌牙と璃緒は、前世の時のような、愛し合う兄妹に戻っていた。
「……すごい……凌牙の……!」
しゃがみ、凌牙に顔を近づける。そして、それに触れる。
──うっ!!──
凌牙がカラダを跳ねさせたのが、璃緒にも伝わった。本当に気持ちいいのだと、実感すると、とても嬉しかった。
指で、それを撫でてみる。するとそれはドンドン高鳴って、理緒が欲しいと叫びだす。
「り、璃緒……!」
「……ごめん。でも、あと少しだけ……焦らさせて?」
トントンと突つく。するとそれはドクンと反応して、とても可愛らしかった。
「……じゃ、ちょっと強く……」
モノを、握る。凌牙の絶叫が響く。妹の指に包んでもらうのは、あまりにも気持ちよすぎたのだ。彼女の細く白い指が剛直をさすると、凌牙の先端から我慢して出た液体が流れ、そして、先端が。
「……あ」
「剥けた……ね」
顔を出した凌牙のそれは、禍々しかった。欲望に飢え、赤く燃え上がり、璃緒からの奉仕を待っている。
彼女は喉を鳴らす。
「……凌牙」
「……璃緒」
互いに、全てを察した。もう、言葉はいらない。
璃緒は、兄の前で大きく口を開けた。そして
「……あむ」
凌牙は、璃緒に呑み込まれた。
「あ……うぅっ!?」
神代璃緒のフェラチオが、神代凌牙のそれを満たしていく。
──ちゅ……んちゅっ……んぅ──
しゃぶられている。自らのモノが、妹の口で。
──ん……ちゅぷっ……ちゅぱっ──
愛する妹、神代璃緒の小さな口で、自らがしゃぶられている。彼女の舌の、やわらかく、あたたかな感触で、それを強く実感する。
「……お……おぉ……っ……!」
先端が、彼女の頬の内側に当たったのが分かった。このとき璃緒は苦しかったのかもしれない。しかし彼女は楽しそうで、先端を舌で絡めとり、新たな快感で包んでくれた。
──れろ……ん……んぁ……ん……!──
健気な奉仕。凌牙は快感に震えていた。彼女の舌が自らに絡み付き、唾液を塗りたくり、可愛らしい小さな口で上下にしごいてくれる。
なにより、璃緒にしゃぶってもらうこと、それ自体が、ただただ嬉しかった。いつもは素直ではない璃緒が、自分のそれを一生懸命しゃぶってくれている。その姿が、兄として愛おしかった。感謝の気持ちを込め、彼女の頭を撫でる。
──……りょう……が……!──
璃緒もまた、凌牙の牙からの感覚に快感を覚えていた。兄のそれは大きく、太く、硬く、そして……熱かった。自らを求めてこんなにも熱くなってくれた。璃緒の胸には喜びが溢れ、しゃぶる口の動きも、その想いと同調して激しくなる。
「あぁ……うぅっ!」
しかし、凌牙がイキそうになったら、動きを緩め、また緩やかな快感に戻す。落ち着いたらまた激しく……。これを何度も繰り返していた。凌牙を気持ちよくするための技術。凌牙は妹の力に驚いていたが、その脳裏にある記憶が蘇る。
──お兄様……ちゅぷっ──
──あ……あっ……!──
前世の記憶。当時も、璃緒は凌牙を最高に気持ち良くするため、工夫をしていた。今璃緒がしているのも同じこと。前世から引き継いだ記憶が璃緒の背中を押しているのだ。璃緒もそれを理解していた。
──ん……んぐっ……!──
兄のそれは、前世からずっと愛し続けてきたもの。それに触れるにつれ、それの扱いを思い出していく。
舐め回し、快感で包んであげると、それは凶暴な先端をヒクヒクさせはじめた。そこに舌で軽く触れると、兄は大きく震え、快楽に溺れていると叫んでくれる。そんな、堕落した兄を眺めるのが、璃緒は好きだった。
学校一の悪と呼ばれ、恐れられている兄。強く、かっこいい兄。そんな兄が、恥部を自らに差し出し、しゃぶられ、快楽に震えている。この支配感がたまらなかった。
「あ……っ……りお……璃緒ぉっ!」
限界が近いのか、飛びかけの理性の中、凌牙は腰を振る。
──ん、んぐっ!?──
さすがの璃緒も困惑していた。彼のそれは舌の上を滑り、ついに、自らの喉の奥へ到達したのだ。さすがに苦しかった。しかし凌牙はかまわず喉を突く。
──ん……んんっ……!──
激しい快楽。虚ろになっていく意識の中でも、璃緒は悦びに満ちていた。そして思い出した。男のモノを口に含むことは、やはり男に従属することでもあるということを。
「……はっ!」
凌牙は我に返り、己を抜く。申し訳なさが胸を刺す。しかし、璃緒は息は荒いながらも嬉しそうだった。
「す、すまねぇ。乱暴すぎた……」
「いいのよ。嬉しかったわ……凌牙がこんなにも私に夢中になってくれるなんて」
「……当たり前だろ」
「……?」
「いつだって、俺はお前に夢中だ……」
「凌牙……」
璃緒の胸に、喜びが生まれる。微笑む女王の可憐さに、サメの牙は新たな発情を覚えた。
「あらあら。うふふ、可愛がってあげないと」
白い指が、モノを撫でる。よしよしと優しく愛でる。
「あ……うぅ……あぁ……!」
「もう、限界?」
「あぁ……璃緒……出る……っ!」
「……そう」
璃緒は、モノを再び自らの顔の前に運ぶ。
「璃緒……頼む……!」
「えぇ……ふふっ」
微笑み、そして。
「いっぱい出してね……おにいちゃん」
兄は、妹の口内へ呑み込まれる。
「う、うぅ……うぁ……」
「んっ……んっんっ……!」
高鳴る、兄のモノ。それを包む妹の愛。硬い肉棒とやわらかな愛撫が、支配と従属の狭間で、兄と妹を結ぶ。
──凌……牙ぁ……──
──璃……緒ぉ……──
最後に大きく震える。そして。
「うっ……あっあっあぁぁっ!!!」
神代凌牙は、神代璃緒の口内で射精した。
──ん……んんっ!!──
凌牙から放たれた精は、熱く、濃かった。彼女の喉に満ちていく。呑みきれないほどの量といっても過言ではなかった。しかし
──ん……ごくっ……ごくっ……──
璃緒は喉を鳴らし、それを懸命に呑んでいく。味わい、愛を込めて。そして、それを呑みきった。
「はぁ……はぁ……凌牙の……熱くて……いっぱい……!」
「ありがとな璃緒。全部呑んでくれて」
「凌牙……褒めて」
「あぁ」
凌牙は感謝を込め、彼女を抱く。そして。
「……ちゅっ」
ふたりは優しく、くちづけした。