ネプテューヌのキャラ達とただイチャネチョ(性的な意味で)するだけのSS 作:暑がり
つまり好感度もカンストとかそんなチャチなもんではない…はず
「久しぶりに神次元のノワール達の様子でも見に行こうかな」
「えー、でーかーけーるーのー?」
「出掛けるよ」
「…」
ネプ子がじと目で俺を見て来る
「寂しいのか?仕方ないやつだなぁ」
「寂しいのもそうだけどさー…向こうのノワール達は…」
「うん?」
「もー、わかってないの?」
「焼きもちか?かわいいやつめ」ワシャワシャ
ネプ子の頭を少し乱暴に撫でる
「ねぷぅ!?やめてよーっ!」
照れてる照れてる
「よしよし、じゃあ行って来るからな」
「んむー…」
複雑な表情のネプ子を置いて、俺は神次元へ向かった
「元気にしてるかな、ノワール」
順番に回って行こうと思い、先ずはラステイションに到着した
「ノワールー!久しぶりだなー!」
俺は勢いよく教会の扉を開け…
「ぐはぁっ!?」
ようとしたら扉が開いた…
「いててて…」
開けた本人は…いないか。誰だったんだろう
「ま、いいか。入ろう」
そして今度こそ、と
「あぶねっ!?」
警戒して扉へ手を伸ばすと、案の定というか、またもや扉が開いた。出てきたのは教会の職員だった
「一人、二人、三人、四人…うわ、めちゃくちゃ出てくる…」
もしかして、忙しいのか…
「…よし、仕事を手伝ってやろう!」
俺は安全を確認し、ようやく教会へ入ることに成功した
「ノワールー」
部屋の扉を開けると、そこには大量の書類が積まれて…いや、山のようにぶちまけられていた
「なんじゃこりゃああああっ!?」
「…―――?」
「ノワールの声…でもどこに?」
「こっちよ」
書類の山からノワールが顔を出した
「久しぶりだなぁ、ノワール!」
「…」
「ノワール?」
「ううう…ほ、本当に久しぶりよぉ…」
何故か泣き出すノワール
「あ、あれ以来、一回も連絡なかったじゃない…プルルートとは会ってた癖に…」
「そ、それは…」
確かに、プルルートとはちょこちょこ会っていたがこっちのノワール達へは会うどころか何の連絡もしてない…
「寂しかったのよ…?ずっとずっと…」
「ノワール、キャラ崩壊してるから…ツンデレじゃないから…」
「誰が私をツンデレって決めたのよっ!そんな幻想ぶち殺してやるわよ!」
泣いたり怒ったり忙しいな…
「よしよし、取り敢えず落ち着いてな」
なかなか話を聞けないので、とにかく落ち着くように促す
「…ぎゅーして」
「ふえ?」
思わずプルルートみたいなリアクションを取ってしまう
「ぎゅー、して」
潤んだ瞳で見つめてくるノワール
「わ、わかったよノワール。抱き締めたら良いんだな?」
「そうよ、はやく」
こ、こんなに積極的だとなんと言うか…たじろぐな…俺は困惑しながらもノワールを正面から抱き締めた
「ふふ…」
「…ノワール?」
「ごめんなさい、幸せだからつい…」
「お、おお…」
何だかノワールがノワールじゃない…
「今、私が私っぽくないとか思ったわね」
「…はい、思いました…」
「…一緒に居るのが、すぐに会えるのが当たり前だった好きな人が遠くに行ったのよ?素直にならないほうがおかしいわよ」
「ノワール…」
「―――…」
気づけば俺達は互いに顔を近付かせて…
「ノワール様大変です!クリエイターが…あっ…」
「あ…」
「見られた…」
「失礼しましたぁっ!」
勢いよく扉が閉まる。
「あっははは…見られちゃったなぁ…」
「別に…私は見られたっていいのよ?」
「えっ」
「ねえ…続きしましょ…?」
「ノワール…そうか、よっぽど寂しかったんだな」
「ええ、そうよ?寂しくて寂しくて…―――がいないのがこんなに辛いなんて」
考えてみたら、こっちのノワール達と過ごした時間のほうがずっと長いんだよな…
「ネプ子が心配してたのはこのことなのかな」
俺がネプ子の名前を口にすると…ノワールの様子が少し変わった
「ねえ…今どうしてネプテューヌの名前を呼んだの?」
「え?ああいや…」
「ねえどうして?」
「ちょ、ノワール!ハイライト消えてるから!」
「…」
うわあ…ノワールの目が真っ黒だぁ…
「ふふ…あはははは!」
「ノ…ノワール?」
「迫真の演技だったでしょ?」
「演技ぃ!?」
「最近流行りのヤンデレよ」
「最近流行りなのか…?」
「その反応を見るにかなりびっくりしたみたいね?」
「そりゃあもう…」
「練習したのよ?こうやって…」
目のハイライトを付けたり消したりして見せるノワール
「うおお…すごい…のか?」
「すごいわよ」ドヤァ
「自分で言うなよ、自分で…それにしてもまさかノワールにからかわれる日が来るとはな…」
「どういう意味よっ」
楽しそうなノワールを見て、俺は安心する
「今日は会いに来て良かったよ」
「これから後悔するわよ?」
「え?」
辺りを見回すノワールを見て俺も部屋を見回す
「書類の山…」
「手伝ってもらえない?」
もらえないかと聞くノワールだが、明らかに手伝わせる気満々だ
俺も初めはそのつもりだったがこの量となると…
「おことわ…」
「手伝ってもらえるわよね?」
威圧感が…
「はい…手伝います…」
泊まり確定だ…
「ってノワール、近いから」
「いいから黙って手を動かすの」
「へーい…」
まるで仕事してる時のネプ子だな…
「…今ネプテューヌのこと考えなかった?」
「か、考えてないよ!?」
「ふーん…そうかしら…」
「ハイライト消したくらいじゃもうビビらないからな!?」
「へえ…」
「怖いっ!!!」
ハイライトを消してなくても恐ろしい
「ハイライトだけが全てじゃないのよ」
「…仕事するか、ノワール」
「…そうだったわね」
現実逃避をやめた俺達は仕事に取り掛かった
「終わったあああ…」
約72時間、三日間の激闘が終わりを告げた
現在は夜の21時、ちょうどいい時間だ
「書類枚数にして約十万弱…よく三日間で終わったわよね」
「俺とノワールが本気出せばこんなもんよ」
「…そうね。―――とならなんだって出来る気がする」
「それはちょっと大げさだな」
「もう、ノリ悪いわね」
「ごめんごめん」
「…ねえ、もう行くの?」
「ん?いやぁ、さすがに休みたいよ…」
「なら…一緒に寝ましょ」
「えっ」
「狭い…」
「シングルベッドだから仕方ないな」
「ダブルにするのもいいかもしれないわね…」
「ダブルにしたからって毎日ノワールと一緒に寝るわけじゃないぞ?」
「それはわかってるわよぉ…」
少し拗ねた声調になるノワール
「かわいい」ナデナデ
「調子いいんだから…ねえ、―――」
「ん?」
「どうして会いに来てくれたの?」
「暫く会ってないなと思って」
「向こうにも私はいるじゃない」
「ノワールとノワールは違うよ」
「…服装?」
「服装以外も」
「本当?」
「本当に」
「嬉しい…―――、大好きよ…」ギュー
神次元のノワールと、こうして一夜を共にしたのだった…
「よし、次はルウィーに行こう」
睡眠と朝食をばっちり取った俺はルウィーへと向かった
「相変わらずでっかいなぁ…」
見上げる程に大きい神次元のルウィーの教会
…どう見てもお城なんだよな…
「ブランはノワールみたいにならないといいけど…」
「はぁ…やーっとついた…」
階段を登り、ようやくブランの部屋へとついた
襖を開いて部屋に入る
「ブランー?」
返事は…ないか
「―――?」
「うわあっ!?どっから出てきた!?」
突然後ろから声をかけられオーバーリアクションを取る
「どっからって…ちょっと御手洗いに」
「あ、ああ…そうだったのか」
「…久しぶりね」
「ああ、久しぶり」
「今日はどうしたの?」
「ブランに会いに来たんだよ」
「…嘘でも、照れるわ…」
「嘘じゃないぞ!?長い間会ってないからどうしてるかなって…」
「逆に言えば、それまで忘れていたということに…」
「忘れてない忘れてない!ただほら、色々あったからさ!」
「冗談よ…向こうは向こうで、大変だったのよね…」
「そうなんだよー!」
「お疲れ様、―――…」
「ブラン…ありがとう…」
「お礼なんて大げさね…お茶をいれるわ。少し待っていて」
「ああ、お願いするよ。ブラン」
「ずずずずず…」
「ずずずずず…」
「はぁ…」
「表情が弛んでいるわね、―――…」
「いや、こうやって縁側でブランとお茶を飲むのは久しぶりだからさぁ」
「そうね…もうあれから何年かしら…」
「何年かなぁ…」
突然、俺へ寄りかかって来るブラン
「ブラン?」
「―――の匂いも久しぶりね…」
「いやん」
「恥ずかしいの…?」
「自分の匂いだぞ?恥ずかしいに決まってるだろ」
「私は好きよ…―――だもの…」
「ブラン…」
俺の体に顔を擦り付けて匂いを堪能するブラン
向こうのブランならここまで甘えてこないな…改めて、過ごした時間の長さを実感する
「…―――」
「うん?どうした?」
「他の女の匂いがするわ…」
「ぶっ…な、なんだよそれ」
「…この匂いは…ノワールかしら…」
「まあ…会ってきたからな。しかしよくわかったな」
「…私は二番目ということね…」
「え?…あのー、ブランさん?」
「―――にとって私は二番目の女だった…それだけのことなのに…胸が痛いわ…」
「いやいや二番目の女ってなに!?」
「いいのよ―――…気を使わないで…私が二番目の女なのはわかったわ…」
ノワールもそうだが、ものすごい悪乗りっぷりだな…
「しっかりしてくれよー、ブランー…」
「私はしっかりしているわ…平気よ、平気…」
「でもさ、負のオーラとかすごいし平気じゃないよね…」
「負のオーラ…?そんなもの出せるわけないじゃない…」
ブランの体を灰色で燃え尽きたオーラが覆ってるけど…
「元気出せよ、ブラン」ナデナデ
「ん…―――が私を一番目に選べばよかっただけのことよ…?」
「そんなこと言ってもな…」
「もっと頭を撫でてくれたら…気にしなくなるかもしれないわ…」
「ええ…?…まあいいけどさ」ナデナデ
「ふふ…」
「しかしこうやって縁側でのんびりしてると、長年寄り添ってきた老夫婦的雰囲気があるよな」
「老夫婦…悪くないわね」
「ばあさん…わしはあんたと一緒で幸せじゃった…」
「ぷっ…ふふふっ…」
「笑うなよー!?」
「ごめんなさい、つい…」
「…なんか楽しそうだな、ブラン」
「あなたが隣にいることが…私にとっては嬉しいのよ」
「ははは…照れ臭いな」
「わ…私もよ…」
ふいっと顔を横へ逸らすブラン
「ありがとう、ブラン」ナデナデ
「きゅ…急にどうしたの…?」
「いや、それだけ思ってくれてたのは嬉しいからさ」
「当たり前よ…あなたが居なくなってからは、より一層…」
ブランも、離れた時間のせいで俺への気持ちが強くなったのか…って、自分で言うと気持ちが悪いな
とにもかくにも、俺はブランとのんびり一日を過ごしたのだった…