ネプテューヌのキャラ達とただイチャネチョ(性的な意味で)するだけのSS 作:暑がり
「うぅ〜〜〜…!」じたばた
ネプギアは悩んでいた。寝間着でベッドに横になり枕を抱きながら足をばたつかせ、唸る。こんな様子を見れば悩んでいる事くらいあのネプテューヌにだってわかる。
「…何か今失礼なナレーションがあった気が…まあいいや。んもー、ネプギアー!どうしたのさー!」ぎゅーっ
ネプテューヌがベッドへと潜り込み、背後から抑えるようにネプギアへと抱き着く。すると彼女は大人しくなり、ぽつりと呟いた
「お兄ちゃんが…」
「―――が?」
「甘えさせてくれないっ!」
「あー…」
ネプテューヌはこの言葉を聞くなり全てを悟り彼女から離れ、部屋から出ようとした。
しかし今まで話を聞いて貰えなかったネプギアからして見れば、"此処でお姉ちゃんを逃してはいけない"と考えるのは至極当然の事で―――。
「逃がさないよ、お姉ちゃん」
「ねぷぅ…いやぁ…」
強い力で腕を引かれ、ベッドへと引きずり込まれる。結局彼女は、一晩中妹の愚痴を聞かされる事となるのだった…。
―――朝
「ネプ子のやつ、まだ起きて来ないな」
「そだねー、夜更かししたのかなー?」
「今日はクエストに行く約束だったんだけど…」
昨日いーすんに、明日は朝から三人でクエストへ行くようにと言われ、今は玄関でネプテューヌと二人、ネプ子を待って居るのだが―――
「…来ないな」
「…来ないね」
時刻は8時05分。約束の時間はとうに過ぎており、朝食を摂る時間を考慮するとかなりのロスになってしまっている。いーすんは、あまり遅いようなら置いて行って構わないと言っていたが。
「うーん…行くか、ネプテューヌ」
「うん!」
「ほっほまっへーっ!」
俺達が教会に背を向けたその時、ネプ子の高らかな声が聞こえた。何故かもごもごとした口調が気になり、振り向くと彼女は―――パンをくわえて出てきた
「なんだネプ子、これから曲がり角で誰かとぶつかるのか?」なでなで
遅刻したとはいえちゃんと来たので頭を撫でてやる。
「むぐむぐむぐっ!」
「何言ってるんだ」
何かを訴えたそうにして急いでくわえたままのパンを食べ進めるネプ子。
「とにかく行こうよ―――ー、あんまり遅いと怒られちゃうしさ」
「ん、そうだな。いくぞネプ子」
「んぐ!」
という訳で三人で目的のダンジョンへ向かった。その道中で、ネプ子からネプギアの話を聞いた。
「ネプギアがなぁ…」
「もう許してあげてもいいんじゃないかなー、とか…」
「まあ、言う程怒ってる訳じゃないんだけどな」
ネプギアが作った物自体は悪い物では無かったし、猫可愛いみんなを見れて役得だと思った。反省させる為に少しきつく言っちゃったけど
「だったらネプギアに構ってあげてよー…毎日ベッドをぎしぎし言わせてるんだから…」
…何か卑猥だ
「うーん…そうだな…」
「そんなに悩む事なのー!?」
「―――の事だからなんか思惑ありそうだねー?」
…そう。実はネプテューヌの言う通りで俺には一つの思惑があった。それは―――
〜回想〜
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!」
「…」
「やっぱり…無視っ…!?おにいちゃあん…構ってよぉ…」
「……」
「うぅっ…」しょぼん
「………」なでなで
「っ…!えへへへっ…!」
「お兄ちゃん…ちらちらっ」
「…」
「あ、頭撫でて欲しいなっ…」
「……」
「だ、だめ…?だめなら我慢するから…」
「………」なでなで
「あっ…えへへ…お兄ちゃんだいすきっ…」
「お兄ちゃんっ…」ぎゅーっ
「…」
「うーっ…頭は撫でて貰えるけどなんにも言ってくれないし…寂しい…」
「……」
「(何だろうこの感じ…焦らされてるみたいで…ドキドキするっ…お兄ちゃんっ…!)」ぎゅうっ
「………」なでなで
「っ…だ、だめっ…わ、私、ちょっと…おへやにもどるね…?」
「(からだがうずいてしょうがないよぉ…今ならおへやにお姉ちゃんもいないしいーよね…)」
「(おにーちゃんがほしいなぁ…襲っちゃおうかな…でも襲ってもこのからだの疼きはおさまらない気がする…おにーちゃん…はぁっ…)」
「(うぅっ…またっ…おにーちゃん…おにーちゃんっ…)」もぞもぞ
「(おにーちゃんすきっ…すきすきっ…)」
〜回想終わり〜
「(っていう情事を覗いちゃってちょっと気まずかったりするんだよな…それに焦らされてる時のネプギア可愛いし…)」
「(ネプギアはドMだったんだねっ!)」
「(そうなんだよネプテューヌ…ってこいつ直接脳内に!?)」
「…二人共なーに見つめあってるの?ねーねー」
「何でもない何でもない。まあネプギアの事はその内構うから行こうぜ」
「れっつごー!」
「わたしだけ除け者な気がするー!」
「…疲れたな…」
「疲れたねー…」
数十にも及ぶクエストを何とか終えた俺達は帰路についていた。
「―――…おんぶ…」
「はいはい」
「じゃあ私もー…」
「さすがにそれは無理だな…」
「…私をおんぶしたら背中に柔らかーい感触が当たるよ!」
「わ、わたしだって当てるくらいある…よ…!?」
「自分で言っててちょっとショック受けんな」
「だってー!」
「―――のおんぶは貰った!」
「二人共元気そうだからおんぶは無しなー」
「「えーーーっ!?」」
「えーじゃない、帰るぞー」
「ま、まってよ―――ー!」
「置いてかないでー!」
クエストが終わった頃には俺はネプギアの事はすっかり忘れ、帰ってからもあまり構う事がなく…気が付けば二週間以上が過ぎたある日―――。
「(さすがにネプギアの事放置し過ぎたかなぁ…最近お兄ちゃんお兄ちゃん言わなくなって少し寂しい気が…)」
そう思い部屋を訪ねるがネプギアは居なかった。となると残るはネプギア・ラボだけだが…
「(何だか嫌な予感がする…)」
俺の足は自然と速くなっていた
「ね…ネプギアー…?」
恐る恐るラボに入ると―――。
「うっ…!?こ、この部屋に溢れる謎のオーラは一体…!?」
暗い。部屋の雰囲気が…物凄く暗い。この部屋にいるだけで気持ちが落ち込んでネガティブになりそうなくらいだ…
「ネガティブ…?ま…まさかこれは…」
前にも一度、こんな事があった。神次元で…俺達がネプギアを置いてリーンボックスに出掛けた時の…
「いじいじ…うじうじ…」
「ネプギアあああっ!?」
隅っこで拗ねてる女神候補生が此処に…
「(とか思ってる場合じゃない。何とかしないと…)」
しかし俺の足は動かない。部屋を纏う負のオーラがネプギアへ近付く事を阻んでいるのだ。
「ネプギア!」
「…お兄ちゃん…?」
呼び掛けると確りと応えてくれた。大丈夫、まだなんとか
「私の事を一週間も放置してた意地悪なお兄ちゃんだ…」
「…」
ならないかもしれない…
「今更何の用なの…?どうせ私何て…悪い事したら一週間も放置される女なんだよね…」
「落ち着けネプギア!最初は放置プレイに欲情してただろ!」
「最初は放置プレイだと思ってたからぞくぞくしたよ…?でも段々、私が放置プレイだって思ってるだけでお兄ちゃんにその気はないんじゃないかって思うようになったの…」
「(然り気無く自分の性癖を暴露してる…)」
「どうせ私なんて…」
「ごめんなネプギア…そんなに辛かったなんて知らなかったよ…」
「今更言われたって許さないもん…お兄ちゃんのばか…私のこの負のオーラ(ネガティブ・ゾーン)に一歩も踏み込んで来れない癖に…」
確かに…可愛い妹分が落ち込んでいるのに俺は入口からただ声を掛けるだけ…そんな奴が何を言ったってネプギアの心には響きやしない…
「わかった、ネプギア…!今そっちに行く!」
俺は意を決してネプギアの元へと進む。その度に身体が―――思考がマイナスになって行くのがわかる。
「だ、だめだよお兄ちゃん!そんな事したら、お兄ちゃんまでネガティブになっちゃうよ!」
だけど俺は今まで見てきた。常にポジティブで明るくて元気過ぎてうるさいけど可愛くて愛しい、ネプ子の姿を…!
「ぬおおおっ!」
「はぁ…どうせ俺なんて…」
「お兄ちゃんがネガティブに…だから言ったのにぃ…うぅっ…どうしよう…」
「こういうところでいいとこ見せられない主人公何て…批判されて叩かれてネットで炎上するにまで至ればいいんだ…」
「そんなに!?お、お兄ちゃん元気出してよぉ…!」
「はぁ…ネプギアが俺のそばに来てくれたらな…そうしたら元気出るのに…」
「え、ええ…?怪しいなぁ…」
「そっか。俺はネプギアにすら疑われるようなごみくず人間だったんだな…生きててごめんなさい…」
「あわわわっ…そんな事ないよぉ!お兄ちゃんはっ…も、もーっ!今行くから!」
そして俺の方へと近寄ってくるネプギア。
「こ、これくらい…かな…?」
「捕まえたぞネプギアあああっ!」がばっ
「きゃあああああっ!?」
寄ってきた獲物を捕らえるが如くネプギアへと抱き着く。久しぶりの普通の感触がする。
「…お兄ちゃん…何か凄く失礼な事考えてる…?」
「え?別に考えてないぞ?」
「な、ならいいかな…えへへ」ぎゅー
「ネプギアは可愛いなぁ」すりすり
「んう…頬擦りなんてされたらくすぐったいよぉ、お兄ちゃん…えへへっ…」すりすり
「可愛い…」なでなで
「えへへ…もっともっと撫でてっ」ぎゅっ
「よーし!ネプギアを可愛がるぞ!」
「うんっ!」
この日を境にネプギアはいつも通り―――
「お兄ちゃーん」ぎゅーっ
…いつも以上に甘えん坊になってしまった
「ネプギア近い…それに仕事…」
「抱き着いてるからしょうがないよ!」ぎゅーっ
「あのなぁ…」
「お仕事もしてるよ?」
俺に抱き着いては離れ、また抱き着いてを繰り返すネプギア。
「えへへー」ぎゅーっ
「ネプギアは良いかも知れないけど俺は仕事やりづらいんだぞ!?」
「じゃあお兄ちゃんは私から離れたいの…?」
「ええっと…それは違うかな…」
「よかったぁ…」ぎゅーっ
「(しまった…嘘でも離れたいって言えばよかった…)」
「(嘘でもやだよぉ…)」
「仕方ないなぁ…」なでなで
「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」ぎゅううっ
「もー、二人共ちゃんとお仕事しないといーすんに怒られちゃうからね?」
「えへへー、大丈夫だよお姉ちゃん!今の私にならなんでも出来ちゃうよ!」
「確かに仕事のスピードはいつもより速いな…」
「お兄ちゃんパワーだよ!」ぎゅううっ
「なんだよそれ」
「ネプギアばっかりずるいよー!わたしも―――からパワー貰うっ!」
「お姉ちゃん…いくらお姉ちゃんでも今の私は止められないよ!」
「ふっふっふ…ネプギア!わたしに勝とうなんて十年早いんだからね!」
「俺を置いて話を進めるなよ!?」
「―――は黙ってて!」
「お兄ちゃんは黙ってて!」
「えー…」
「いくよネプギア!さーいしょーはグー!」
「じゃーんけーん!」
「じゃんけん勝負かよ…」
「いい加減にお仕事してくれませんか…?」
「いーすん、いつの間に…」
「大分最初から…―――さん?ネプギアさんとネプテューヌさんは一体いつお仕事を始めると思いますか?」
「え…そりゃあ、決着がつくまで…?」
「あーいこーで!」
「しょっ!」
「あいこで!」
「しょっ!」
「「あいこでしょっ!あいこでしょっ!あいこでしょっ!」」
「…決着がつくんですか?」にこにこ
「(やばいな…いーすん凄い怒ってる…)」
「やるねネプギア…さすがはわたしの妹だよ…」
「お姉ちゃんこそ…やっぱり凄いね…」
「けど次で最後だよネプギア…わたしは…パーを出すから!」
「…!?」
「心理戦しようとしてる!?」
「お姉ちゃん…なら私はお姉ちゃんの望み通りチョキを出してあげるよ…!」
「なん…だって…?」
「二人共もうその辺に…はっ!?」
いーすんから発せられる圧力が段々と強くなって行く。呑み込まれそうだ…!
「ネプテューヌさん…!ネプギアさん…!」
怒りのこもった声に二人は漸くいーすんの方へ視線を向けた。じゃんけんに夢中でいーすんが来ていた事に全く気付いて居なかったようだ。
「いーすん!?こここ、これは違うんだよ!?」
「そ、そうですいーすんさん!それにもうそこそこお仕事は終わってて…!」
二人は慌てて取り繕うが、その声がいーすんに届く事はなかった。ネプ子とネプギアはいーすんに俺に甘える時間を一日一時間に限定されてしまったのだった。
しかしこの時のいーすんの判断は意外にも正しく、適度に甘える事で二人は仕事にきっちりと専念する事ができ、効率はグンと上がった。
「って待ってよ!今回の話は私が…その…どMかもしれないって話だったよね!?オチがこれでいい訳ないよ!」
「ネプギアがちょっとネプ子に似てきたな」
「え?そ、そうかな?」
「その突っ込みが」
「そこなのっ!?突っ込ませてるのはお兄ちゃんだよぉ!」
「わかったわかった。ネプギアがどMな話したら良いんだよな?」
「待って!?私どMじゃないよ!?」
「いやそれはない。放置プレイ楽しんでたしそれに興奮して自慰まで…あっ」
「お、お兄ちゃん…見たの…?」
「ミテナイヨ…?」
「見たんだね…?」
「チガウ、オレミテナイ」
「お兄ちゃんのえっちいいいいっ!!!」
ネプギアの鉄拳が俺の身体を突き刺した
「これがお前の…ギアナックル、か…」
「…で、でもみられながら一人でしてたなんてそれはそれで…っ…」
「(…どMじゃなくて淫乱なだけじゃないか…?)」
「おにーちゃん、わたしちょっとおなにーしてくるね…みちゃだめだからね…!」
「見せる気満々だよな!?」
「はぁっ…ここでしちゃおうかな…」
「うわぁっ!?脱ごうとするなっ!」
「…じゃあぬがないままする…」
「スカートの中に手を入れるなっ!」
「それじゃあさわれないよっ!」
「触るなって言ってるんだよ!」
「じらしぷれーだねっ!」
「もうやだこの変態…」
「っ…もっと言ってぇ…!」
「えええっ…」
程無くしていーすんが来て発情したネプギアを何とか抑えたのだった…。
おまけ
「―――ー…ネプギアが毎日ベッドを軋ませてうるさいよー…」
「…寝相悪いのか?」
「わかってて言ってるよね!?おっ、おなっ…ねぷぅっ…言わせないでよ…」
「(可愛い)」
「と、とにかくっ!はつじょーしてるネプギアをなんとかしてよー!」
「わかったわかった。その内な、その内」
to be continued…?