ネプテューヌのキャラ達とただイチャネチョ(性的な意味で)するだけのSS 作:暑がり
「ねーおにーちゃん!私達のとこにもちかしつほしー!」
「ほしい…!」きらきら
あの一件以来、ロムとラムもリーンボックスのように地下室を作りたいと俺に何度も言ってくる。
「だめだってば。ルウィーを魔改造しようもんならブランとミナさんに怒られる…怒られるで済むのか…?」
「ぶー!いいもん!作るのはおにーちゃんじゃなくてネプギアンダムちゃんなんだから!」
「うん…おにーちゃんがだめなら、ネプギアンダムちゃんを説得する…」
「説得…」
ロボット何だから無理に決まってる、という言葉は出なかった。
本来、ロボットというのはプログラムされた事しか出来ないのだが―――
「(ネプギアンダムに至っては感情プログラムが組み込まれてて、それのベースがネプギアだから…多分…)」
双子に説得…または泣き付かれればあっさりオッケーしてしまう事も十二分に考えられる…というか確定事項だろう。
「(どうしよう…)」
「むー…おにーちゃんのけちっ!行こっ、ロムちゃん。ネプギアンダムちゃんを探すんだから!」
「うん…おにーちゃん、またね…」ふりふり
「また後でなー」
ロムに手を振り返しながら俺は考える。
どうすればこの事態が丸く収まるか…
「なあ海男、考えても考えても答えが出ない時ってどうしたらいいかな?」
「考える。もっと考える。考えて考えて…ひたすら考え抜く。」
「それでも…答えが出なかったら?」
「もっともっと考えるさ。答えが出るまでね。そして、出した答えは…何があっても最後まで貫き通す。」
「そうか…わかったよ海男!」
俺の出す答えは―――
「ばれないようにやるぞー」
「はーいっ!」
「はーい…!」
勿論二人に協力する。面白そうだから
「えへへっ、やっぱりおにーちゃんはこっち側よね!」ぎゅーっ
「うれしい…」ぎゅーっ
「何せ面白そうだからな」なでなで
抱き着いてきた二人の頭を優しく撫でる。さあ、これからルウィーに―――
「駄目に決まってます」
「いーすん…!?」
「―――さん?私は貴方に言おう言おうと思っていた事があります!」
「(不味いな、こりゃお説教コースだ…)」
「(おにーちゃん!ここは私達に任せてっ!)」
「(ラム…直接脳内に…!?)」
「(ネプギアちゃんから教わったんだよ…?)」
「(まじか…任せてって、どうするんだ?)」
「―――さん?…黙っているという事は私のお説教を聞くという事ですね?では早速ですが―――さんはですね」
いーすんのお説教が始まる瞬間、ラムが動いた。
「にんぽーけむりだまの術!」
「ごほっ、ごほっ…これは…!?」
ラムが地面に謎の物体を投げ付けると辺りに煙が拡がった。文字通り煙玉のようだ。
「今よロムちゃん!」
「うん…!」
「な、何かに掴まれた!?何ですかこれっ!?」
二人は煙の中でもまるで全て見えているかの如くいーすんを掴まえた。
「な、何するんだ…?」
「ふふん、ないしょー!」
「ないしょー…」
「わっ、わっ!あっはははっ!なんかくすぐったいです!や、やめてくださいぃっ!」
「く、くすぐってるのかな…?」
「でーきた!」
「おにーちゃん、いこ…?」
「お、おお…?」
結局、二人がいーすんに何をしたのかわからないままになってしまった。
―――ルウィー到着
「よし、ルウィーについたな」
「おにーちゃん、寒くない…?」
「え?………さむっ!!!」
ルウィーの冬は寒い…
「私とロムちゃんでくっつけば寒くないわよね!」ぎゅーっ
「そうだね…ラムちゃん…」ぎゅーっ
「待て、確かに暖かいけど周りの目が冷たい…!」
「おにーちゃんにロリコン疑惑がー!」ぎゅーっ
「疑惑がー…」ぎゅーっ
「暖かいのに冷たい!なんだこれ!」ぎゅーっ
「えへへー」ぎゅーっ
「えへへ…」ぎゅーっ
ルウィーの街中で子供と抱き合い冷たい視線に曝されながらも身体を無事に暖めたので
「今からルウィーの教会に地下室を作りたいと思います」
俺達三人+αは人目のつかない、教会の裏手へと来ていた。
「わーいっ!」
「わーい…」
「此方のネプギアンダムを使えば一週間で作業が終わります」
「任セテクダサイ!」
「頼りにしてるわよ、ネプギアンダムちゃん!」
「ネプギアンダムちゃん…ふぁいと…」
「そうはさせるかぁ!!!」
「この声はブランっ!?」
「ちがうよおにーちゃん…この声はおねーちゃんはおねーちゃんでも…」
「変身したおねーちゃんだよっ!」
鈍い音と共にブランが―――ホワイトハートが俺達の目の前に現れた。
「くそ…いーすん、もうブランに連絡を…」
「諦めるんだなァ―――…ルウィーの教会に地下室なんざ絶対作らせねえっ!」
凄い気迫だ…変身している事から、何としてでも俺達を止めなければならないという覚悟をしてきているのが分かる。
「そうはいかないわよおねーちゃん!」
「地下室…絶対作るよ…!」
ロムとラムも女神化しホワイトシスターになる。まさか、こんな事になるなんて―――
俺は二人を止めるべきじゃ―――
『もっともっと考えるさ。答えが出るまでね。そして、出した答えは…何があっても最後まで貫き通す。』
海男からの言葉が、頭に響く。そうだ…
「ブランッ!お前を倒して俺達はルウィーに地下室を作るッ!」
「―――はもうちょっと賢い選択が出来ると思ってたんだがな…仕方ねえ、大人しくなって貰ってからミナの説教をたっぷり聞かせてやる!」
「ロム!ラム!俺が罠の準備をする!時間を稼いでくれ!」
「まっかせて!」
「おにいちゃんはしなないよ…私達がまもる…!」
「ちっ…後悔してもおせーからなァッ!!!」
俺の言葉通り、ロムとラムがブランの相手をしてくれている。
「マスター、ワタシモ…」
「いや、だめだネプギアンダム。これは俺達だけでやるんだ…けどそうだな。ネプギアンダムにも手伝って貰うか」
「任セテクダサイ!」
俺はスコップを取り出し作業を開始した。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「うぅっ…」
「ロムちゃん…!」
「もう諦めろ、ロム、ラム。勝ち目はねーぜ」
「あるっ!私達には…おにーちゃんがいるんだから!」
「へっ…あいつはただの人間だ。女神に勝てる訳がねえ」
「ブラン…それは俺を倒してから言うんだな!」
「おにーちゃん!」
「準備…できた…?」
「ばっちりだ」
「…言うじゃねーか―――…その余裕そうな笑みを潰してやる!」
ブランは武器を構えバカ正直に俺に接近してきた。そう、ブランと言えば近距離…!
「貰ったぜ―――ッ!!!」
「掛かったなブラン…!」
「なっ…足が…動かねえ…!?」
もう一歩、踏み込めば届くという距離でブランの動きが止まった。
「足元ガオ留守デス」
「な…なに…!?地面から足を掴まれた!?」
「はっはっは、ネプギアンダムの存在を忘れてたな、ブラン。」
「くっそぉ…―――!後で覚えとけよ!」
「ルウィーの教会に地下室が出来てからな。よしネプギアンダム!ブランには暫く動けなくなって貰おうか!」
「イエッサー」
「な、なんだ…?段々身体が地面に…おい!おい―――!」
「悪いなブラン…暫く地面に埋まっててくれ」
「ふざけんなあああっ!」
「お姉ちゃんが首だけになった!」
「寒そう…」
「大丈夫、風邪引かないようにブランの全身にカイロを貼り付けるようネプギアンダムに言っといた」
「確かにあったけえ…ってそうじゃねーだろうが!さっさとこっから出しやがれ!」
「地下室が出来たらな」
「何日掛かるんだよ!」
「今のネプギアンダムなら…一日だな」
「ええっ!?一日!?」
「ネプギアンダムちゃん…すごい…」
「一日埋まってろってか!?」
「直ぐにミナさんが助けてくれるよ」
「くっ…!」
脅威は去った。後は目的を達成するだけだ!
それからは簡単だった。執務で忙しいミナさんが俺達にかまける事は無く、作業は滞る事なく進んだ。
強化されたネプギアンダムにとって地下に空間を造るという行為はいとも容易い事だった。
「ついにできたーっ!」
「できた…!」
「本当に一日で終わったな…」
「私ニカカレバ造作モ無イデス!」
「優秀過ぎる…」
「ありがとー!おにーちゃん!ネプギアンダムちゃん!」
「私達の遊び場だね…」
「いいかロム、ラム。此処への入口は二つ。そのどっちもブランにも、ミナさんにも見つからないようにな?」
「はーい!」
「…もし見つかっちゃったら…?」
「多分…二人を此処に入れなくするとかじゃないかな」
「ぜ、絶対見つからないようにしなきゃ!」
「うん…気を付ける…!」
「さて…いいか二人共、ミナさんには一日中俺と遊んでたって言うんだぞ?」
「うんっ!…ってそんな事したらおにーちゃんが!」
「怒られるだろうな。子供を遊び回したんだから」
「そんなの…だめ…」
「そーよそーよっ!おにーちゃんが怒られるなら私達だって怒られるんだからっ!」
「本当の事を話す訳にもいかない…だから俺に任せてくれ」
「おにーちゃん…」
「うー…おにーちゃんがどーしてもって言うなら…」
「よし、決まりだな。それじゃあ出ようか」
教会へ行くと、鬼の形相のミナさんが待ち伏せていた。
「お帰りなさい、ロム…ラム…」
「っ…!?ぶるぶる…!」
「ミ、ミミミ、ミナちゃん…?」
「―――さん…お話があります…」
「わかってます」
「…清々しい顔をしていますね―――さん…お説教される"覚悟"が出来ているッ!そんな表情…」
「勿論そうだ…俺は"覚悟"して二人を此処へ連れて来たッ!」
「そうですか…わかりました。貴方のその覚悟にッ!私は説教で応じますッ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「こ、これ12時間お説教コースじゃ…!?」
「ど…どうしよう…おにーちゃんが…」
「ロム、ラム?二人にもお話がありますからね…?」
「ふえぇ…」
この後の長きに渡る説教の中で、俺は一つだけ疑問を抱くのだった。
「…今日はこのくらいにしておきます」
「あ、ありがとうございます、ミナさん…ところで一つだけ聞きたい事が」
「はい、なんでしょう?」
「ブランはどこに…?」
「……………」
この沈黙が…全てを物語っていた…ブランは未だに地面に埋まったままだ。
「ぶらあああぁんっ!」
「―――さんっ!?」
俺は急いで彼女の元へ向かった
「な…なんだこの人だかり!?」
ブランを埋めた場所には人だかりが出来ていた。しかしよくよく考えて見れば、女神が地面に埋まってるという状況は信者にとっては信仰対象を間近で拝める絶好のチャンスという訳だ。
「ブ、ブラン!」
撫でに行ける女神の事だ、きっと国民達に滅茶苦茶撫で回されてるに違いない。そう思い人混みに紛れようとすると誰かに足を掴まれてしまった。
俺はバランスを崩し前のめりに転けた
「ぐへっ!?」
「はーい、列の割り込みは厳禁ですのー」
「…がすとぉっ!?」
「…―――ですの。―――もブラン様を撫でに来たですの?」
「いや違う…俺はブランを助けにだな…」
「助けなんていらないですの」
「や、やめろテメーら!なでなですんなあああっ!」
「…助け、いるみたいだな?」
「ぐぬぬ…」
「―――…」
「…」
「今日は十発で許しといてやる」
「ずびばぜんでじだ…」
ブランを助けた後俺は案の定鉄拳制裁を喰らった。頬は腫れ上がり見るも無惨な顔になってしまった。
「うぅ…がすとにもげんこつが…痛いですのー…」
"埋まったブランをたったの100クレジットで撫でられる"というのを名目に金儲けを企んだがすとは頭に一発叩き込まれて終わった。
あの帽子で痛くないんじゃないか…?
「でだ、―――。作った地下の入口はどこに―――」
「それだけは絶対に言わない。俺は何をされても構わないって覚悟で彼処を作ったんだ。」
「…はぁ…仕方ないわね…それに関しては此方が折れてあげる」
「本当か!?」
「その無駄な真っ直ぐさに免じて特別にね…それに…あの子達も凄く嬉しそうだし…」
「ありがとな、ブラン」
「…ふんっ…」
何はともあれ、ルウィーに新たなロムとラムの遊び場が出来たのは良いことだ。
俺は満足してプラネテューヌへと戻って行った。
「ただい―――」
「―――さんっ!」
俺が帰るといの一番にいーすんが出迎えてくれた。
「…ぶっ…い、いーすん、その顔…」
「うっ…わ、笑わないでくださいっ!ロムさんとラムさんに落書きされたのが未だに消えないんですよ!」
あの時二人がいーすんへ仕掛けたのは顔への落書きだったのか。いーすんの綺麗な顔はまるで厚化粧をしたようになっている。
「そ、そっか…ぷ、くくっ…あーはっはっはっはっ!」
「笑わないでくださいってばっ!」
「無理っ!無理だってっ!あはっ!あははははっ!」
「―――さーんっ!!!」
この後いーすんにも説教をされたのだが、あの二人の落書きのお陰で全く苦痛ではなかったのだった。