※この作品はR-18です。

悪夢の道化師   作:もっち~!

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第2部 神器の中のイッセー
二周目はじまる


「また、傍にいてほしいです」

 

そう言うと、彼女の意識が薄れていく。きっと寿命を全うしたので、旅立つのだろう。それと同時に俺の意識も薄れていった…

 

 

------

 

あれからどの位経ったのだろうか。俺は大声で起こされた。

 

「祐斗、大丈夫?」

 

え?リアスの声だ。

 

「大丈夫です。部長」

 

木場かぁ?

 

「眷属の心を弄ぶとは、万死に値する」

 

「祐斗、悪魔から私を守って…」

 

夕麻ちゃん?…そうすると、あの場面か…

 

「部長、お願いします」

 

大音響の破壊音が聞こえた。夕麻ちゃんが、リアスの滅びの力で消し飛ばされた音だ。

 

「この神器は私がもらおうっと」

 

え?それはアーシアのだろう、リアス。

 

「部長、それは、あのシスターの物ですよ」

 

「もう、死にかかっているし。このまま死なせてあげましょうよ。こんな素直な人間では、この世界で長生きはできないわ」

 

ちょ、ちょっと待て…アーシアを見殺しにするのか、リアス?俺の怒りがアップすると

 

『禁手化』

 

俺は、実体化した。

 

「リアス、アーシアの神器を返せ!」

 

「いつの間に現れたの?なんで私の名前を知っているの?祐斗、朱乃、小猫よ。コイツを倒しなさい!」

 

「えい!」

 

「痛っ…小猫、何をするの?」

 

小猫ちゃんが、リアスの腹部に拳を撃ち込み、アーシアの神器を奪った。

 

「イッセー先輩、これをアーシアさんに。早く」

 

俺は小猫ちゃんから、アーシアの神器を受取り、アーシアの身体に戻した。息を吹き返したアーシア。

 

「小猫、裏切る気?」

 

「私はイッセー先輩に出逢って、一緒に過ごした時間の記憶が戻りました。今回もイッセー先輩と共に戦います」

 

小猫ちゃんが僕の隣に来た。

 

「今回もって、どういう意味よ」

 

「リアスさんにはわからない事です」

 

リアスと小猫ちゃんが言い合っているけど、俺に向かって、朱乃さんと木場が迫ってきた。

 

「頼む、オーフィス、力を貸してくれ」

 

『禁手化』

 

俺はオーフィスの鎧を着込み、朱乃さんをドラゴンショットっで、壁まで吹き飛ばした。木場の得物の刃先が俺に迫ってくる…

 

ガシッーン!

 

重い金属同士のぶつかり合う音が響いた。

 

「イッセー、お待たせ。地獄から戻って来たぜ」

 

その声は…ゼノヴィアかぁ。ゼノヴィアは峰打ちで、木場の腹部を痛打した。苦しみ出す、木場。あぁ、木場は転生悪魔で、ゼノヴィアの得物は、聖剣エクス・デュランダルだからか。

 

「あなた達は何者よ?」

 

リアスの声が古びた教会に響いた。

 

「俺達は…チーム悪夢の道化師だ」

 

咄嗟に答えた俺。他に頭に浮かばなかった。小猫ちゃんとゼノヴィアとアーシアが苦笑いしていた。

 

リアスが手を上に向けて滅びの力を蓄え始めている。俺はリアスの顔を鷲掴みにして、持ち上げてから机に叩き付けた。

 

ガッシャーン!

 

「あっ…」

 

机は壊れ、破片がリアスに突き刺さる。衝撃で意識を失ったリアス。その姿に興奮している俺。本能が暴走していく。あの時出来なかった事を今…リアスのパンティを引きちぎり、両足を開かせ、割れ目の部分に俺のアレをぶち込む。

 

思っていたよりも、膣の中は冷たい。リアスは瀕死の状態なのかな?いや、悪魔だからかな?どっちでもいいやぁ。俺はリアスの身体を前後に動かしていく。これはこれで気持ちいいなぁ…快楽に身を委ねていると、ロセとやっている時には、感じたことがない感覚が俺を襲い始めた。

 

これがイクとか出るとかいう感覚なのかな?試しにリアスの身体から、俺の一部を引き抜くと

 

「あぅ…」

 

ドッピュ~ダラダラ

 

リアスの身体に、俺のザーメン状のモノが大量に吹き出した。

 

「イッセー先輩、サイテーです。この局面でしますか?」

 

小猫ちゃん…確かに俺はサイテー男ですよ。本能で意識のないリアスをおかした俺。

 

「しかっし、溜め込んだなぁ…そんなに出るモノなのか…」

 

ゼノヴィアには感心されていた。いや、溜め込みたくて溜め込んだ訳ではないぞ。

 

アーシアは、俺の行為に顔を赤らめることなく、

 

「イッセーさん、今度は私が奉仕しますから、好きなだけ出してくださいね」

 

って…出逢った頃のウブなアーシアではなく、あの時のアーシアの記憶を受け継いでいるようだ。

 

俺がリアスから離れると、小猫ちゃんは自分の身体から取り出したリアスの駒を、リアスの膣にぶち込んだ。そうか、覚醒してシュウさんの駒が起動して、リアスの駒を弾いたのか。

 

「リアスさん、返却します」

 

俺達はその場から逃げ出した。

 

 

------

 

服を着た俺、小猫ちゃん、ゼノヴィア、アーシアで、街中を彷徨う。

 

「どこに逃げれば良いんだろう?」

 

「ギャ~君の部屋は?」

 

「行くまでに見つかりそうだよ」

 

うん?古ぼけた教会が目に止まった。「八重垣教会」って書いてある。どこかで聞いたな?どこだっけかな?

 

「この教会って、シュウさんの義理の両親がいた教会では?」

 

小猫ちゃんが僕に確認している。そうだ、アウロス学園の歴史の授業で習ったんだ。ダメ元で、教会に入っていく。

 

「なにか、当教会にご用ですか?」

 

俺達の気配に気が付いて、黙祷をしていた神父がこちらを振り向いた。

 

「悪魔に襲われて逃げてきました。ここに匿ってもらえませんか?」

 

「君は何者だ?」

 

神父が俺の前に近寄って来た。

 

「俺は…魂のない意志を実体化した者です」

 

正直に告白した。

 

「どうして、魂を無くしたのだ?」

 

「信じて貰えないかもしれませんが、前世で時を遡る能力者に、俺を身籠もる前の両親を殺されました」

 

「なるほど…それで魂がないのか…」

 

「後は僕が答えます。八重垣正臣さん」

 

神父の後ろに…シュウさんが転移してきれくれた。

 

「いつの間に、私の後ろに。君は何者だ?」

 

「僕は別世界のあなたの義理の息子です。僕の世界では、クレーリア母さんと共に、僕を育ててくれました」

 

「べっ、別世界だって?時空を飛べる能力者か?」

 

「信じて貰えないかもしれませんが、この世界の創造神です」

 

シュウさんは翼を展開された。え?創造神?

 

「創造神?まさか…」

 

「この世界の創造神と破壊神は、リセット前の世界において、リアス・グレモリーという悪魔に消滅させられました。そう、彼、兵藤一誠君と同じようにね。消滅の方法は多少違いますが、この世界には創造神、破壊神はいません。なので、そこにいるアーシア・アルジェントが寿命を全うした後、僕の仲間の破壊神に、この世界をリセットしてもらいました。そして、僕の創造の能力でリスタートさせたんです」

 

「君の話を信じて良いのか、私には判断できない」

 

「まぁ、人に判断できない話しですよね。では、粛正されたクレーリア・べリアルを生き返らせましょうか?」

 

「そんな事が出来るのか?」

 

「僕には創造、招魂の能力があります。兵藤君のように魂がない者を甦らせることはできませんけど。だから、彼は意志を実体化させて存在してもらっています」

 

「彼は君が?」

 

「そうです。彼の消滅を止められなかったので、せめてもの罪滅ぼしです」

 

シュウさんは八重垣神父の頭に左手をかざして、右手で女性を創造した。

 

「あなたの記憶に残っていた彼女の姿を創造しました」

 

神父は驚いて、横たわっている女性の姿を見つめていた。シュウさんは祈りを捧げて、招魂をして、魂を女性の身体に入れた。

 

しばらくして、息をし出した女性。

 

「クレーリア…」

 

「死んだところまでの記憶しかないです。歳を取られたあなたを認識できるかわかりません」

 

女性を抱きかかえて、奥の部屋に運んでいった。しばらくして俺達の前に戻って来た神父は

 

「わかった。君を信じよう」

 

「あれ?イッセーさんは?」

 

アーシアが俺を探している。なんで?俺はここにいるが?

 

「あぁ、兵藤君はエナジー切れだ。アーシアの持っている神器に戻っていったよ。兵藤君、君は、怒りのエナジーとエロなエナジーで実体化できる。その神器は2段階の禁手をする。始めの禁手で君の実体化。次の禁手でオーフィスの鎧を装着だ」

 

エナジー切れ?エロパワーが空ってことかぁ。小猫ちゃん、俺はサイテー人間でないと実体化できないみたいだよ。

 

「では、私は神器を2つ持っているってことですか?」

 

「そういうことだ。あと、兵藤君を入れてドラゴンを4匹だ」

 

「ラッセー君と、オーフィスちゃんと…?」

 

「あと、おパンツ大王だ」

 

「ファーブニル?」

 

「そうだよ。賑やかな神器だろ。あと、セラフォルーとロセも入っている。アーシアに危険が迫るか、兵藤君の怒りが爆発するかで、出てくるよ。だから普段は、ゼノヴィアと小猫がガードする。ギャスパーもいずれ合流すると思う。彼はまだ覚醒していないんだ」

 

なるほど。え?この神器内に、お姉さんもいるの?どこだろう?それとも、まだ覚醒していないってことかな?

 

「さて、八重垣神父よ。この3名+αをここに置いてもらえないかな?」

 

「わかった。家族が増えて、クレーリアも喜んでくれると思う」

 

「アーシアは元シスターで、ゼノヴィアは元教会の戦士だ。小猫は猫しょうっていう物の怪だけどね」

 

「教会関係者なら、一緒に教会の仕事してくれるか?」

 

「「はい」」

 

「僕のチームからもガードを出そう」

 

アーシア達の近くに、物凄い美人が2名転移してきた。

 

「元聖書の神のメイビスと女神フレイヤだ。普段は僕専用のメイドをしているので、家事は得意だよ」

 

え?神様と女神様…聖書の神って女性だったのかぁぁぁぁ。で、神様をメイドにしているシュウさんってぇぇぇぇぇ。

 

「聖書の神?女性なのか?」

 

「旧約聖書の神ヤハウェも女性だよ」

 

「「知らなかった…」」

 

「世界によっては、男の場合もある。僕のチームの副団長のいた世界では、聖書の神は男性だったし。まぁ、神より神の子を信仰の対象にしているから、性別なんか問題ないと思う」

 

「あと、兵藤君へだが、僕達がこの世界に来たことによって、この世界では、サマエル、トライ、オーフィス、ファーブニルは存在しない。同化したはずだ。あと、セラフォルーもいないかな?」

 

了解しました。

 

「トライって…まさか…」

 

神父が何かに気づいた。

 

「そのまさかですよ。アイツは僕に使役しています」

 

「封印は解けたのか?」

 

「三頭一対も僕に使役しています」

 

「君は、本来は何者なんだ?」

 

「僕の本名は、シュウ・ヨハネ・鬼門です」

 

「ヨハネ…黙示録の作者の?」

 

「子孫です。僕は初代と同じ能力があり、始まりと終わりを見ました」

 

「神に選ばれし者ってことか」

 

「いえ、神に存在を許されなかった者です。僕の母親は、聖書の神に殺されました。実際は、教会の戦士にですけどね」

 

「あっ…まさか…マリアという女性は…」

 

「僕を身籠もり、僕を産んでくれ、僕の為に囮になって死んだ母親です。たぶん、この世界では、出産前に殺されたと思いましたが。どうでしたか?八重垣神父」

 

「あの時の粛正した女性がそうなのか…」

 

「僕の母は禁忌を冒しましたからね」

 

シュウさんは、一瞬天使の翼を持った鬼になった。

 

「…すまない…」

 

「しょうがないですよ。紫藤トウジの命令だったんだし、八重垣さんに恨みはないです。むしろ感謝しています。僕の義理の両親になってもらったから」

 

紫藤トウジって…イリナの父ちゃんだ。シュウさんのお母さんを殺したのか…

 

「話が長くなりましたが、これからメイビス達と、天界に挨拶してきます。アーシア達のことを頼みますよ」

 

シュウさんとメイド二人が転移して消えた。

 

 

---シュウ---

 

「え?メイビス様…」

 

「ミカエル、大きくなったわね」

 

「いや、そんなに背は伸びていないですよ」

 

「いや、態度がねぇ」

 

はっとしたミカエルさんは、メイビスに跪いた。この世界のミカエルさんはうっかり屋さんっぽい。

 

「すみません。対等に会話してしまって…」

 

「しょうがないわ。実質、天界のナンバー1なんでしょ?」

 

「いえ、ヤハウェ様がいらっしゃいます」

 

「隠居しているのでは?ねぇ、彼女の部屋に案内して、ボ・ウ・ヤ!」

 

僕達をヤハウェの部屋に案内してくれたミカエルさん。

 

「お久しぶりです。ヤハウェ様」

 

「メイビス?メイビスなのかい?生きていたのね」

 

この世界のメイビスは死んでいます。はい。

 

「私は別世界のメイビスです」

 

あっ、白状しちゃった…

 

「別世界の?」

 

「私と彼女、フレイヤは、彼、神格階位2位の絶対神様の遣い人様に、仕えております」

 

「え?階位2位って、次期絶対神様ではないか…」

 

慌てて僕に跪くヤハウェとミカエルさん。おいおい、見た目のオーラで気づけよ。うん?正体バレたから、もう悪夢の道化師を名乗れないぞ…兵藤君に二代目になってもらおうかな。でも、美味しいとこを上げるのも、もったいないなぁ…

 

「僕はまだ修行中ですから」

 

「いえ、噂で聞いております。『神殺し』の二つ名をお持ちじゃないですか。それで、この世界には何用でございますか?」

 

「僕の仲間がこの世界にいてね。彼らの手助けをしているんだ。で、天界に迷惑になることをするかもしれないので、その挨拶に来ました。まぁ、無茶はしないようにしますけどね」

 

「あの魂の無い者ですか」

 

「やはり、気づいていましたね。その通りです。リセット前に彼の魂の消滅を防げなかった罪滅ぼしに、あのような形態にしました。そもそも、あなた達はリセット前に、なんで防いでくれなかったんですか?」

 

「「すいません。リセット前の記憶は、ありません」」

 

「リセット前と同じような結末にならないように、この世界に介入しますからね」

 

「「お願いします」」

 

「それでは、またね♪」

 

僕達は、アーシア達の元へと転移した。

 

 

 

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