---イッセー---
俺の家のリビングルームに集結したチームD×Dと、魔王3名。今後の対策を練ることにした。そこにミカエルさんが、初めて見る人を連れてきた。
「彼が、今回召還したバイパー君だ」
ミカエルさんが、僕らの相手を連れて乗り込んできた。
「ご紹介されました、悪夢の道化師バイパーです。チームD×Dの壊滅をしたら、屠った皆さんを生き返らせて、自分の世界に帰ります。短い間でしょうけど、よろしくお願いします」
まったく、オーラを感じさせない。普通の人間としか思えないんだけど。
「チームD×D以外の人が参戦される場合は、それなりに対応させてもらいます」
バイパーはサーゼクスお兄さんを、一瞥した。
「質問なんですがよろしいですか?」
僕は、彼に質問を試みた。
「いいですよ。答えられる範囲ですが、兵藤一誠君」
俺の名前を知っているのか
「どちらからいらしたんですか?」
「並行世界のD×Dの世界からです。なので、ここにいらっしゃる方の名前、攻撃パターンは総て知っています」
おい、それって、不利じゃん。
「女性に関して言えば、スリーサイズ、性感帯の位置なども把握しております。ふふふ」
エロ野郎?そういえば、連れ攫われたのって、ヴァーリ以外は全て女性だな。
「ヴァーリ君はTSして女性となって下僕にして楽しんでおりますよ、兵藤君」
え?なんてことを…
「質問がある」
「はい、ヴァイラさん、どうぞ」
「ちっ…愛称まで把握済みか」
「僕の世界では、ヴァイラさんは僕の奥様ですから」
「え?私が?」
シーグヴァイラさんが動揺しているようだ。
「そうです。ヴァイラとの間には双子の子供がいます」
「…そうだ、質問だが、あなたは心が読めるのですか?」
「読めます。絶対神の心も読心できます」
読まれていたのか…そういえば、声に出していないことも返答してくれていたな。
「あなたの強さはどれ位ですか?」
「僕は普段、部隊の指揮をしています。最近はめっきり戦わなくなったので、わかりません。過去の戦歴だと2引き分けかな」
「引き分けをした相手は?」
「ロセのおばあちゃんと、ダミー」
「え?わだすの祖母?」
ロスヴァイセさんが声をあげた。
「そう。ゲンドゥルさんだ。あのときは、双方とも瀕死の重体だった。見た事のない魔法文字だったんで、書き換えきれなかったのが敗因だった」
「書き換える?魔法陣を書き換えられるの?」
「僕の世界では、アジュカさんの会社で術式プログラムのプログラマだったからね。簡単な魔法陣なら書き換えられるよ。僕のチームの魔法使いはほぼ全員このスキルを持っているけどね」
ロスヴァイセさん、ルフェイの顔色が悪い。うん?そうか、相手は魔法使いなのか。剣士がいれば勝てるかも。
「僕の剣の師匠は沖田総司先生だよ、兵藤君」
うっ…剣士でもダメ?
「ここのトレーニングルームで試してみるかい?木場、ゼノヴィア。ふふふ」
得物を片手に立ち上げる木場とゼノヴィア。
「君はリヴァを使役させているんだよね?」
アーサーさんが声をかけた。
「使役というか仲間だよ。召還掛ければ来てくれる」
「物理攻撃が一切効かないってことかな?」
「「え?」」
木場、ゼノヴィアが驚いている。
「リヴァとトライは、物理攻撃は効かないよ。確かにトライはアーマーになって、僕を護ってくれるしね。ふふふ」
「魔法攻撃も物理攻撃も効かないって、どうすれば…」
「いい睨みをしているな、白音」
本名でいきなり呼ばれた小猫ちゃんが驚いている。
「仙術、妖術も効かないよ。美猴と黒歌がこの場にいないことが証拠だよ、白音」
黒歌を心配してか、心配そうな顔つきになった小猫ちゃん。
「もう1つの引き分け相手、ダミーってなんだ?」
サーゼクスお兄さんが質問した。
「トライのダミーだよ。こいつ首の数が多くてね。時間制限ありだったら引き分けていた。無制限だったらから、倒したけど」
「君はトライヘキサを倒してのか?」
「あぁ、倒して使役させた。物理攻撃がまるで効かなかったよ。魔術での連続砲撃でなんとか勝てた。あぁ、そうそう、兵藤君に言っておかないと、僕はドラゴンには無敵だからね」
ドラゴンに無敵?どういうことだ?
「僕はドラゴンマスターだから、いかなるドラゴンも使役できる能力がある。だから、君はドライグの力を当てにしてはいけないよ」
「ドライグ、どうなんだ?」
俺は、ドライグに問うた。籠手が発現してドライグは答えてくれた。
『その者の言ったことは真実だ。その者は、既にアルビオンを使役させているぞ』
「だから、オーフィス、アーシアは戦闘に参加しない方が良い。僕から攻撃はしない。ただ、反撃はするよ、倍返しでね」
打つ手はないのか?
「僕のチームとレーティングゲームっていうのはどうかな?」
「それは、禁止です」
ミカエルさんから高速で禁止された。そこが弱点なのか?
「そうだよ、弱点なんだよ。兵藤君」
「ダメだよ、イッセー君。彼にチームを呼ばせてはいけない。この世界が滅亡してしまうから」
え?滅亡…
「バイパー君、絶対神様に禁止されているでしょ?」
「ちっ…じゃ、親善試合ってことで、僕一人で、ルシファー眷属を相手にするってどうかな?ミカエルん♪」
「サーゼクスが良ければ、良いんじゃない。結果は自己責任だよ、サーゼクスよ」
「わかった。受けて立つ」
おにいさんは受けた。
「アジュカさん、僕とこの人の眷属を仮想フィールドに転移させてください。ねぇ、兵藤君、瞬殺といたぶりのどちらが見たいかな?」
こ、こいつ、なんだ。この余裕は…
そして、バイパーとサーゼクス・ルシファー眷属との戦いが始まった。開始と同時に、アイツはフィールドのセンターに、巨大噴水を創造した。噴水からは聖水が吹き出し、サーゼクスお兄さんとグレイフィアさん以外の者を一瞬で灰にしてしまった。
そして、お兄さんが見守る目の前で、グレイフィアさんをいたぶっていった。
---グレイフィア---
何らかの術に嵌まった、私とサーゼクス。身体が動かない。いや、感度が上がっている。戦闘服が乳首を触る度に、膣からは準備OKのサインが流れ出してきた。立っているのがつらくなってきた。首筋を舐められるも、抵抗できない上、身体は彼を受け入れようとしていた。
「ねぇ、服をぬいで、大股開きで、マスかいてみて」
そんな恥ずかしいマネはできない。この戦闘シーンはみんなで見ているはず。でも身体は、彼の要求に応えて、戦闘服を脱ぎ、地面に座り、大股開きで…私の指が、小気味よく、クリ●リスを刺激して、いやらしい声をあげている私。サーゼクスよ、助けてぇ~。
サーゼクスは、私のオナ●ーショウを見て、局部が大きくなっている。おい、助けろよ!
自分で責めて、プチ昇天してしまった私。バイパーは、その私の首に首輪を嵌め、何かの液体を身体に流し込んだ。そして、私の目の前で、サーゼクスは屠られた…
---イッセー---
グレイフィアさんが、みんなの見ている前で、弄ばれた。そして、サーゼクスお兄さんは全身から煙をあげて倒れた。
たった、一人で立ち向かい、ルシファー眷属との戦いを楽しんだ男、悪夢の道化師バイパー。
サーゼクスお兄さんが光に包まれる前で一礼して、グレイフィアさんと共に消え去った。
仮想フィールドから戻って来たお兄さんは、即医療施設に転送された。アザゼルと同じ状態になったようだ。
忽然と消えた、バイパーとグレイフィアさんの行方は、未だに判明していないが、あの戦いを見た限り、悪魔に対しては無敵に近いようだ。
バイパー退治は御使いチームと、幾瀬&ヴァーリチームに任せることになった。
---デュリオ---
宿にしている教会で休んでいると、バイパーがやってきた。
「エクソシストで僕に勝てると思っているの?僕もエクソシストなんだけど」
え?バイパーは教会関係者なのか。
「もう1つ、君達が僕に勝てない理由を教えてあげるね。サービスだよ。僕は、教会公認の聖者なんだ。だから、君達からは攻撃ができないんだよ」
えぇぇぇぇ…聖者だって…試しに神滅具の能力を発動させて、攻撃しようとしたら、僕は火柱の中に閉じ込められていた。
「その炎は地獄の炎だ。天使の羽を燃やすのに最適だろう?」
「なんで、聖者が地獄の炎を使えるんですか?」
グリゼルダが質問してくれた。
「僕は聖者で有る前に、鬼だよ。地獄の炎は扱えると思わない?」
そうか、元々地獄の炎が使える者が聖者になったのであれば、可能だ。僕の思考はここまでだった。目の前がブラックアウトして、燃えているはずなのに身体が冷え込んできた。
---イッセー---
御使いチームが宿にしていた教会から、デュリオ兄ちゃんの焼死体が見つかった。そして、一緒にいたはずのグリゼルダさんとイリナの姿は、どこにもなかった。
悪魔キラーだけでなくて、天使キラーでもあるのか…アザゼルもやられたことから堕天使キラーでもある。神様くらいしか勝てる者がいないのではないか?
そんな僕の脳に直接話掛けて来た、バイパー。
「僕の本名の二つ名は『神殺し』だ、兵藤君。今もね「黒刃の狗神」という神を屠ったところだよ」
それって…幾瀬さん…