---イッセー---
期限1ヶ月でどれだけ強くなれるのだろうか。オーフィスとの連携具合も確かめるも、ドライグのように戦闘慣れしていない分、戦い方がスムーズに行えない。しかし、威力という意味では格段に上がっている。たしかに歌わないでも、禁手できるのは良い。
リアス達は俺から取り上げたDVDを鑑賞して、余韻を楽しんでいるみたいだし。
相手にされなかった女性陣と俺達で、組手やら模擬戦闘をしてはいるが、相手の戦力がとんでもないので、あきらめムードであった。
そう、俺達にはバイパーのように殺したい程の相手がいない。護りたい者を死すら恐れずに護る場面に遭遇していないからかもしれない。今迄そういう局面に何度も出くわしてはいるが、後の事を考えて行動した事はなかった。行き当たりばったりな自分に腹がたってきた。
なるようになれで戦うんじゃないって、バイパーはいいたいのかもしれない。なんか、バイパーの目的がわからなくなった。単に俺達と遊ぶ以外に目的があるように思えてきたのだ。
そんなモヤモヤな俺に、プレゼントが届いた。ミカエルさん経由でヴァイラさんからだった。中身はDVDで、再生してみると…
バイパーの死闘が記録されていた。身体の色々なパーツが爆ぜても、攻撃が少ししか効かなくても、心が折れることなく、絶え間なく相手に徐々にではあるが、ダメージを与えていた。あの強大な力を持つ彼でさえ、こんな戦い方になる敵が存在したことも脅威ではあるけど。
このDVDを見て、俺の中の何かが変わった気がした。
---小猫---
気晴らしに散歩をしていたら、アイツの気を感じた。辿ってみると、アイツがいた。公園のベンチで昼寝をしていた。
気配を消して近づいていく。無防備な彼の身体から私のオーラを感じた。いや、彼の太ももに寝そべっていた猫からのオーラだ。あれは私?
ベンチで寝ている彼の横に座った。私に猫は気づくも、気にせずに彼との添い寝を止めなかった。
何かが動く気配を感じた。あ、私も寝ていたみたいだ。
「おはよう、小猫ちゃん」
彼の身体に寄りかかり寝ていた私。私の目の前には、歳を重ねた私がいた。
「甘えれる時に甘えるのが良い。いつまでもいてくれる訳ではないから」
目の前の私の笑顔に、私は心を奪われた。
「小猫、この白音の笑顔が僕の弱点だ。この笑顔を見ると、戦意を忘れて甘えたくなるんだ」
初めて見る彼の笑顔、私は心を奪われた。
「白音、ありがとう。疲れが癒やされたよ」
「また、疲れたら呼んでくださいね」
笑顔の白音さんは転移していった。
「僕の両親は、僕を神から護る為に、僕を捨てて囮になってくれたんだ。その当時の僕は理由を知らなかった。親に捨てられたと思っていた。そんな時に家族になってくれたのが白音だったんだ」
彼は昔話しを始めた。それを聞き入ってしまっている私。
「本当はねぇ、白音と黒歌と三人で、静かに暮らしたかった。でも、できなかったんだ。白音は悪魔の眷属、黒歌は悪魔から追われる身だったからね。僕は家族を護る為に、どんな手を使っても護ることにしたんだ」
彼の目は遠くを見据えていた。
「今は家族も多くなって、護らないといけない人数が増えた。だから、もっと強くなって護りたい者を護るために死ぬ気で戦っているんだよ。単身赴任が多いから、たまに白音に心を癒やしてもらっている。心のバランスが崩れると、暗黒面に引き込まれて行くから」
彼はベンチから立ち上がり、この場を去ろうとしていた。私は、彼にしがみついた。
「私も連れて行ってください。私も強くなりたいんです」
しがみついた彼に、私は泣きついていた。
彼はしゃがんで、私の顔を覗き込んで
「一緒に来ると地獄だよ。小猫ちゃんには、この世界で幸せになってほしい」
彼は私の頭を撫でてくれた。暖かくて優しいオーラで包まれていく。とても幸せな気分だ。彼のオーラを味わっていると、突然オーラが消えて、彼は私の前から消えていた。
---バイパー---
さて、今日は誰で遊ぼうかな?色々な所をぶらついていると、見つけた。椿姫と由良だ。いい目をしている。虐めがいがあるなぁ。彼女達をアウロスのベースキャンプに強制転移させた。
「ここはどこ?」
椿姫と由良が室内を見回している。
「ようこそ♪僕のプレイルームに。鍛錬をせずに散歩とは良い身分ですね」
「は?見回りをしていたのよ。ゼノヴィアさんが襲われたって聞いてね」
「他人の心配より自分の心配をしたら、どうですか?ふふふ」
椿姫と由良が身構えた。
「あぁ、この部屋は神器は使えないようにしています。椿姫さん」
鏡を出そうとしても出てこないので、あせる椿姫。こういう顔も良いなぁ。由良が突進してきた。蹴りを撃ちだして来たので、キャプチュード(プロレス技)で捕らえて、床に投げ捨てた。衝撃で由良は意識を失ったみたいだ。そして、マウントポジションを取り、衣類をむしり取り、乳首にナイフの刃を当てて
「椿姫、抵抗すれば、由良の乳首を切り取る。出てくる液体は赤かな?白かな?それとも黒かな?ワクワクしています♪」
「うっ…わかった。抵抗しないわ。ナイフをどかして」
「着ている物を全部脱いでください。武器を仕込まれていたら困りますからね」
渋々、脱衣する椿姫。
「おい、眼鏡も外せよ」
彼女は、言われるままに眼鏡もはずした。
「床に座り大股開きで、マスをかいてみせて。ふふふ」
椿姫に屈辱的な行為をさせた。
「次は、このバイブを前後の穴に入れてね」
僕は、タイガーバームとバイブを、椿姫の目の前に出現させた。アナルにタイガーバームを塗り込む椿姫。
「えっ…あぅ…ワセリンじゃない…あっあん…」
タイガーバームでプチ絶頂してしまった椿姫。どんだけ感度が良いんだ、お前は…しかたないので、由良で遊ぶ。僕の液体によるスチームサウナに閉じ込めた。気化した液体は鼻や口から入り、水滴があたった皮膚からは浸透していった。
「あぅん…あっ…ダメ…」
自らマスをかきはじめた由良。これはこれで有りだな。椿姫に近づき、タイガーバームを、クリ●リスに塗り込んでいく。ムクムクして剥けてきた突起物。
「うっ…止めてください…」
メントール成分の刺激に酔いしれ始める椿姫。口の前に性欲器官を突き出すと、口いっぱいに頬張り、何かを求め始める椿姫。
あと、囮はシーグヴァイラだったなぁ。彼女は今度にしようっと。
目の前の獲物で、更に楽しもうと思った瞬間、迫ってくる攻撃の気配を感じ、僕のダミーを創造し、僕だけ転移した。
---シーグヴァイラ---
まさか、アガレス領にバイパーのアジトがあったとは。椿姫と由良とアイツのオーラを確認済みだったので、1ヶ月を待たずに、アイツのアジトをみんなでフルバースト攻撃をした。魔王様、堕天使の幹部も全員協力してくれて、持てる力の総て撃ち込んだ。
ガレキとなった建物。バイパーの死体を探すとあった。椿姫達と合わせて三体の遺体を確認した。椿姫と由良という犠牲があったものの。作戦は成功したようだ。
歓喜にあふれるチームDxD。兵藤君と小猫ちゃんの表情が固かったのが、少し気がかりではあったけど。
---イッセー---
あんな形で終わりで良いのか?少し、今回の作戦に不満があった。でも、一応倒した?のだからよいか。
部屋に戻ると、彼は待っていた。
「まさか、あの二人がすでに囮だったとは。わからなかったよ」
笑顔の彼がそういった。
「作戦的には良かったんじゃないかな。でも椿姫と由良は浮かばれないよね。あの場面では、喜び合うのではなくて、哀しみに暮れるが正解なんだ」
俺もそう思う。二人も犠牲が出たんだから。
「あの場で正解を導き出したのは、兵藤君と小猫ちゃんの二人だけだ。僕が死んだって信用しなかった。君達にはご褒美をあげるよ。僕達の世界に留学しないか?」
え?
「僕達の世界には、ソーナの作ったアウロス学園がある。そこで学ばないか?」
「ソーナは夢を叶えられたのか?」
「あぁ、僕の世界ではね。チームDxDのメンバーのほとんどが講師をしているよ」
「そうか。行きたいなぁ。もっと強くなりたい」
「じゃあ、決定でいいね?」
俺は便せんにメモを残した。
『少しの間、別世界に留学してきます 兵藤一誠』
「では、行こうか。兵藤君。小猫ちゃんを迎えにね♪」