「ただいま~ってか?」
俺にはただいまを言う相手もいない。ただいまの後はガラガラなんとか~とか、言いながら体操するくらいしか能がない寂しい男さ。――オレって、ほんとカバ。
「っ!?」
だが、その日の我が家は、一筋縄ではいかなかった。まるで歴戦の勇士たちが詰めかける、堅牢な門は衝車で打ち破る!とでも言いたくなるような城へと進入する気分だった。頭がどうにかなりそうだ…。数分経った中で、まだ俺は靴を脱ぎ今からリビングに向かうところ。この数メートル先からもれる光の意味なんて、知りたくないと心の奥底から思った。
なぜ?という疑問が多々ある。帰りに外食で済まそうと財布を出せば穴が開いていた。革製だぞ!なんの呪いなんだ。だが思春期(関係ない)な俺は腹が減っていた。そんなわけで、仕方なしに委員長から金を借りようとしたんだが(ヒモ男)。すると、『ごめんなさい、今日は約束があるの。後で私も行くから頼むわね』――は?(リアル)
なんで、デート誘ったら断られたみたいな返答が返ってきたんですか?なぜ、俺は突然なにかを頼まれたのか…、後でってなに?謎は尽きない。戦わずして負けたとでも…言うのだろうか?(恐怖体験)
「ぐつぐついってる……」
ヤバイ(白目)、誰もいないはずのリビングから、何かを煮る音が聞こえる。なにもかもが可怪しかった、俺はカーテンを閉めて(面倒だからあけたこと無い)登校している。だから光が漏れようはずもない。それに、鍋を火にかけっぱなしで出かけた。という線もありえない…当たり前だけど、そんな事したら警備員が室に突入することになる。ファンタジー主人公である俺の両親は、当然のごとく海外に出張中である。突然親が帰ってきた?それとも生き別れの妹とかいう設定が湧いたか??
まだ音を放つリビング内で、魔女のババアがねるねるしている姿を幻視した俺は、覚悟を決める。
よし――
サッ――
ドアノブを手に取った瞬間
インターホンくん「ピンポーン!」
「うわあああああああ!!!」
がちゃり!
「ちょっと!大丈夫!?」
「あっ…いいんt」
がちゃり!――ゴンッ!
「ぐはっ!」
ばたり
「なにg――な!?すまない!!」
「あんた達なにやってんの!?」
「目をあけてくれ!私をおいて逝かないでくれー!!」
胸ぐらぶんぶん!揺さぶりぶんぶん!!
「ちょ、力強っ!首っ…がくっ」
獅子堂 源、享年16(36)歳、自宅廊下に没す。
>>>>>数分後!
「突然押しかけて申し訳ありませんでした」
最近やっと丁寧な話し方を止めてくれたはずの武士女くんが、お淑やかな女子みたいな口調を使い、申し訳なさそうな顔で此方を見ていた。可愛いじゃねぇか、おぬしもなかなかやりおるな?とまぁ、言いたいことは山ほどあるが、まず確認しなければいけない事がある。
「鍵、鍵はどうした?」
「管理人の方が開けてくれました」
「は?(威圧)」
「あの…、夕食を作って差し上げたいと、食材を持ち、玄関でお待ちしておりましたら」
「偶然通り掛かって、事情聞いたら入れてくれた?」
「はい…」
ファンタジー特有の、突如出没する察しが良すぎるオカン系管理人が、このマンションにも生息してるとはな…。いや…特有ってほどでもないか?DV受けて引っ越す女性の住所を、相手男性に公務員がバラすような時代だからな。身元確認もしてない女性を、一人暮らししている男の部屋にいれるなんて序の口序二段だわ(錯乱)
つーか、委員長の約束云々ってこの事だったんだな。少し考えれば、ヒロインである女の子が相手の家に押し掛けたり、勝手に家にあがってること(サプライズ不法侵入)なんてよくあることだよな(深夜アニメ話)
「忙しいところ悪いけど、すき焼きできたわよ」
「ああ、ありがとう。多少問題はあったが…、委員長もありがとな」
「ふん」
「ほとんど私が、…いえなんでもないです」
手柄を奪われた哀れな落ち武者はガクリと意気消ちーん☆。悪いが犯罪者には厳しいのだよ俺は(棚上げ)
しかし、女の手料理なんていつから食ってないっけな~?……あっ……前世合わせても、食ったことなかったわ、俺モテなさすぎ……?(orz)
「あんた達なにやってんの……?」
>>>>>鍋・完・食!
は、無理だったわ。誰だよ〆はうどんだ!!とか言って四玉も入れやがったやつ。
目の前で腹を抑えながら、女子とは思えない、両足を伸ばした状態で和んでる武士女を見やる。先ほど分かったのだが、こいつすっげぇ食い意地が悪い上に、割りと少食とかいうふざけた奴だった。正直に言おう。俺は、小さい身体なのにメチャクチャ食う女は嫌いだ。ちなみにフードファイターは別、嫌いじゃない、だけど見るのはTVの中だけでいい(結局好きじゃない)
しかし逆はどうか?こいつはモデル体型であり、身長も180センチほどある俺と、数センチしか変らないと見える。そんな女が、小さいマイ茶碗(高そう)を使って、もきゅもきゅやってる姿想像してみ?思わず抱きしめたくなる。目を閉じれば、浮かんでくる、あの日の武士女(歌詞盗作疑惑)
ふぅ~と一息つきキッチンの方へ視線を移す。悪戦苦闘を繰り広げていた俺達と違い、早い段階で食事を終わらせていた委員長の姿が見える。朝から放置していた食器と自分達が使っていた食器を洗ってくれている。素晴らしい、デキる女というやつだろうか?それに俺好みの素晴らしい美脚で黒のパンストを履いている。
ちなみに黒ストを履く理由となったのが……。
これだ!
1・2・3!<<<<<回想開始!
ここはそう、人間たちが勉学に狂う、〇〇学園の屋上。虫達の断末魔が聞こえるそんな世紀末な世界に、少しでも少子化を緩和しようと、ラブコメに励む二人の若者がいた!
かたや筋肉モリモリのマッチョマンであり、学生服が窮屈そうにピチっと形を変えている。金髪が逆立つ、ライオン♂のような男性は、とても不味そうに自分の弁当(コンビニ)をつついている。
そしてもう片方は、さらさら黒髪ロングな美少女。ファンタジー特有の美少女が集まるクラスで、トップに君臨している美少女(美少女連呼厨)
そして、日本有数の財閥令嬢であり、籠の鳥のように飼われていそうな白い肌、そんな太陽の光を浴びたこともない深窓のお嬢様。に、見える(見えるだけのパンピー)彼女は呆れたように、男性へと話しかけていた!
『コンビニのお弁当ばかり、身体に悪いわよ?』
『コンビニに言えよ。身体に悪いもんばっかり売りやがってぇ!地獄に落ちろ!!』
『いや、そこまでは流石に…。そもそも自炊以外は身体に良くないって風潮、あるじゃない?』
『そうだな。市販野菜ジュースも身体に良くないらしい』
『え?』
『果汁100%であんなサラサラになるなら、濾過仕事しすぎって奴だよな』
『ちょっと!それは関係ないでしょ、本当によくないの?』
『まぁあれだ。おおちゃくせずにちゃんと野菜食えってやつだ。わかったか?』
『うーん…。って!なんであんたが諭す側になってんのよ!』
相変わらず情緒不安定なやつだ。喋らなかったらただのお嬢様なんだけどなぁ、人間欠点があったほうが可愛いもんさ、って心構え皆さんにありますか?唯でさえ、黒髪にキャラ被りがいるんだから、是非とも頑張って頂きたいところである。
あ、そういえば担任から呼び出されてるんだった。食事が終わりに差し掛かったところで、説明と断りを入れると。『あたしも行くわ、あんたなんかやらかしそうだもん』とのこと可愛いやつだ、ありがとう愛してると耳元で囁きつつ、太ももを撫でてやる。
ええもん(二つの意味)、もってたわ(顔面ボコォ)
===>>まだまだ回想中!
こんこん!バタン!(ガラガラスライド)
『船越船長てーへんだ!』
『だれが船長だクソが!』
シュ、ババア!!
『ふっ、随分と腕を上げたな教員殿』
『あんた…、尻もちつきながら言っても…、鼻血出てるわよ?』
とか言いつつ委員長がハンカチで血を拭いてくれる。優しくしてくれるのは良いが、鼻血はお前のせいなんだが?
『私の前でイチャつくな殺すぞ』
『じゃあ先生もいっしょn――』
無言の教科書キック!ドゴォ!!
『せ、先生。話が進みません』
『後でそこのボロ雑巾に伝えといてくれ。実は――』
==>>>まだもうちょい回想!
『って訳、心配ね』
『空が俺を呼んでるってことか』
『ちょっと、飛び降りるなら遺書かいてからにしてよ?疑われるじゃない』
『ひでぇ』
最近のチョロイン共(ババアを含む可能性について黙秘)が反抗的だ。女は男に従ってりゃいーんだよ!(クズ男)
今現在俺たちはちょいとお高めのマンションにいる。先生からの依頼で、自分の受け持ってる生徒が登校拒否になっているから、なんとかしろやこのダラズ!ということらしい。でたでた、ファンタジー特有の、無関係な生徒(主人公に限る)に突然無茶振りをするものぐさ女教師(エロ担当)。自分の仕事ぐらい給料分働けよなぁ。けっ、アバズレが。
インターホンくん『ピンポーン!』
どのくらい待っただろうか?一時間…は言い過ぎか、随分長い時間待たされた俺の怒髪が天を突きそうになった頃、『…はい』と覇気のない女の声が聞こえてきた。危なかったな、あと少し遅れていたらドア蹴り破ってたわ(マジキチ)
『お休み中ごめんね、同じクラスの森咲だけど』
『?』
『…貴方の、クラスの、委員長だよ?(ピキピキ)』
『は、はひ…』
がちゃりこ
『とりあえず、あがt――!!???』
『随分待たせてくれたな?』
『ちょっと、一分も待ってないでしょ?ごめんなs――って大丈夫!?どうしたの!!??』
『かっかはっ!、ひゅーひゅー!』
委員長の名前…。そういや呼んだことなかったな、下の名前しらねーや。美人なのに目立たないこれ、一種の奥義だと俺は確信してる。こいつ絶対忍者だろ…。
とりあえず、俺は頭がオカシイので初対面でもぐいぐい攻めていくスタイルだ。特に今回はしらん奴のひきこもりを治す。とか言うわけわからんミッション。こういう依頼はヤクザな武士に頼んで頂けませんかねぇ?彼なら『なに?……』『ああ……』とか言ってカッコイイ声で引き受けてくれるはず。
つうかこいつ人の顔見てさぁ、胸押さえながら過呼吸起こすとか失礼すぎだろ、人類が始まって以来歩んできたコミュニケーションという文化を分かっていないらしい。どれだけふざけた顔をしてるか、気になったので覗いてやるわ。
『あっあっ!はっー…うぐっ、お茶っ…お茶菓子あり゛ま゛ず!だきゃぁ殺さないでぇえ!!(号泣裏声↑↑)』
『
● ● ●
』
『死にだぐないよぉ…ぐすっ…うぅ…』
『…』
『…ねぇ』
『…』
『…ねぇ?(ピキピキ)』
アッー!!
=>>>>まだあんねん、すまんな。回想中!!
『す、すごいんですね…咲森先輩(キラキラ)』
『そんなことないよ?……私とは同い年でしょ?後、森咲ね』
『尊敬します!!(キラキラ)』
『(まぁ話聞く限りしかたないか…。この娘、イジメっ子だったはずなのになぁ。まったくあのクズ人間はぁ~怒るに怒れない!!)』
いや、怒れよ。(フラグではない、神の声)
今現在俺はベランダにて、女性用下着を鑑賞中である。やはり唯の布だと言っても、されど布ってやつだな。女性の下着には夢と希望が詰まっている。流石に舐めたいとか、言うような変態じゃないぜ?(大嘘)
ところで…、横に掛かってるのは、伝説の黒パンストって奴じゃないんですかねぇ?あの緑髪が履いてんのか?あーいいっすねぇ~、どうにか履いてるの見せてもらいたいもんだわぁー。ただ小柄な娘だから、桃色癇癪持ち魔法使いみたいになってしまうなぁ。ありゃソックスか?どっちだったっけ?
俺もっとむっちりしたほうが好きなんだよなぁ、いやロリのちっちゃい足も好きなんだけどね?
『ちょっと、あんた何必死にみてるわけ?』
『はぁ?黒ストに決まってんだろ?』
『…胸張るようなことじゃないでしょ』
『俺さぁ、黒パンスト好きなんだよねぇ、つうか男はみんな脚好きなんだよ。股から足裏までね』
『バッカみたい』
『んで、交渉は?』
『明日から来てくれるって、随分懐かれちゃったわ』
『姉御!』
ブンッ!!
『残像だ』
『キッー!!』
ぶんぶん丸!!
『凄い、これが神代の戦い…(キラキラ)』
>>>>>回想終了!お疲れ様です!!昼休み!
って感じな話でした完。いやぁ、流石可愛いところありますねぇ?ツンデレってやつですか、でもなんでかしらんが八割以上デレてるくせにタッチは許してくれねぇ。ヤらせるまでに搾取してやるってやつか?
話し戻すぜー。あの鍋パーティー(高級すき焼き)の後、泊まりたい!いやいや、掃除くらいさせてくださいよ。じゃあ明日ね?ふぁ!?ってな具合に解散となり、またいつもの如く俺のハーレムレディ達と一緒にお弁当タイムだ。いい加減俺にお弁当作ってあげる!キャハ☆的な娘現れてくれませんかねぇ?毎日添加物と人工甘味料のオンパレードで生活習慣病まっしぐらなんだが?二人には明日から期待してますよ~。(自分から言い出すのはカッコ悪いと思ってる)
「おい、俺のからあげとるなよー(棒)」
「って言いながら、アタシのウインナー取らないでよ!そんな不味いからあげいらないんだからぁ!!」
「うるせぇな、てめぇツインテールじゃねぇのかよ!キャンキャン鳴きやがって」
「意味わかんない!」
「まぁまぁ、これでも飲んでリラックスしな?」
「(間接キス)…って野菜ジュースじゃない!飲み辛いわよ!!」
「森咲先輩キレッキレでカッコイイです」
「私も見習いたいものだ」
相変わらずぶいぶい言わせてる彼女の隣には…、かの緑髪の少女が元気に登校している姿が!。委員長がクラスの女子不良生徒を調教した。という話は俺の中であまりにも有名。精神安定剤森咲(なんかの技)が居ないと、俺を見たら発作が起きるらしい。なのであまり近寄らないようにしたいと思う(思っただけ)
昼までに、武士女VS緑髪のザコとのデスマッチが見れると思ったのだが、武士女曰く『弱者を痛ぶる趣味は持ちあわせていない』と俺を、真剣な眼で見つめながら言ってきた。
そこにはゴミのような俺でも分かる。高潔な、自分の力を誰かを守ることのみに使う、真の侍魂が見て取れたような気がしたかもしれない。(分かっていない)
そこで俺は、主人公特有のぶっこみで話の流れを断ち切るため『君と知り合えたこと、誇りに思うよ。惚れてしまった。今日一緒に寝よう?』と返すと。その場でガクッっと腰砕けにしゃがみ、胸に手を祈るように重ね、女の子座りで『あっ…ふぅ…』とか言って目瞑ってプルプルしてた。エロすぎ、流石にこの反応は予想できなかったんやで。(息子↑↑)
「むひょひょひょ」
「なにこいつキモ」
「楽しそうだ、とは思う」
「怖すぎます…」
しまったなぁ…日本語がそもそも安定してなかった。