先日パソコン立ち上げ時、空冷ファンエラーとか表示されるようになり。書いてある画面で、ギュオオォォ!!!とかいう音がするようになりました。
本当すいませんでした。
「……!」
「……、…っ!!」
…。
うるせぇな…。また隣のガキが騒いでるのか?なんで自分が住むマンションは、毎回うるさい奴がいるんだよハゲ!って皆思ってるよな。つまり静かなマンションなんて金持ちが住むところ以外ないって話だ。
…。なんか忘れてる気がする。つーか身体が動かねぇ…。目もボヤケてる。一体なにが…?
「……?」
コツコツ…
誰かが声をかけてきた…ような気がする。とても綺麗な小鳥がさえずるような声。聞いているだけで癒されるそんなヒーリングボイス……。ああ、これがよく創作で使われるソプラノボイスって奴か、起き抜けにキンキン迷惑な奴め。どうせトロ臭いゆるふわロリ女だろう?顔が良ければ許す。
「失礼な奴だな」
「ああ、威勢がいい。下の連中は忙しいからな。こんな奴は珍しいと、…迷ったが連れてきた」
「ふむ…」
何を言ってる…?いや頭に入ってきた…、なんだか知らない言語と共に、吹き替えを聞いてる感じだ。ダブって聞こえるのもあって面倒だが、辛うじて聞き取れる。連れてくるとかいうのは、俺のことだろう。まったく拉致問題なんて今時はやんねーぜ。
「いつまで寝ている」
ドカッ――
グハッ!?!?――な、なんだ?なにかが、ぶつかったのか?いや、これは蹴られた感じか…?脇腹が熱い。クソッ!ふざけやがってぇ!野郎ぶっ殺してやーる!!
「ほう、中々いいな」
「気を抜いてると、噛まれるぞ?ヴェリウスの覇気に耐えていた。今でもかなりヤるはずだ」
「強い男は好ましい。特に獣人はな…――おい!起きろ!!」
ヴォン!!
「っ!!」
シュ!
流石に何度もヤられてばかりいられない。相手が足に力を入れたのを見計らって、手で地面を目一杯押し飛び上がる。身体を反動で浮かせた後、回転を加え敵の顔面へ目掛けて蹴りを放つ!!クソトマトが!ぶっ潰してやるぜ!
「……驚いたな」
「おいおい、こんな所で暴れるなよ」
躱された…。結構自信あったんだけどな。仕方ねぇまだ頭はふらつくが…いくか?と、気合を入れる…。しかし相手は此方をこれ以上攻撃しないぞ、という意思表示か手を広げている。よく見ると俺を蹴ってきたアホの後方に、メタボなデブがいる。一応言っとくが、ブリュンヒルデさんだ。
「おい、仮面が割れてしまった。どうしてくれる」
「うるせぇ、俺は細胞の大量虐殺にあったんだぞ」
「ふむ、まぁいい。お前を宿主にしてやる傅け」
なんか偉そうなロリが此方を見つめてくる。白銀の髪に割れた仮面を付けている。仮面から覗く素顔は、超絶美形な少女。なんというか、鼻も高いし、もーなんなんだろうな?なんでゲームに出てくるキャラクターってどいつもこいつも美人なんですかねぇ?しかもヨーロッパ風な。アジア風にすると人気でなくなる謎の風潮。
「返事はどうした」
「傅け…ってなに?」(真顔)
「…お前は私の宿主となり、生命力を献上せよ。さすればお前に力を与えてやる」
「お断りしますね」(ニコ)
「是非は聞いていない。忠誠を誓え」
まじでさー、なんでそんな唐突に命令されんの?創作物は物語を進めるに当たって、強引が過ぎると某は思うでござる。どうすっかな?メタボ(仮)に視線を送ってみる。じゃあな!みたいに送ったくせに巻き込みやがって!
「はは…すまんな。お前を送ろうにも、ポイントが遠くて時間がかかる。なら此方に引き込んでしまえと逆転の発想を――」
意味わかんないっす。あと心読むなよ…テンプレドジっ子発揮して、転生させてくれる神かお前は。
「神ではないぞ。神に世界の維持を頼まれてる半神というやつだ」
まじかー、俺も世界救っちゃう系男子だからな。神の代理人との交流もよくあることさ。んで俺はどうしたら良いんですかね?こっちは結構ノリノリでやって来た分、こんな所でグダグダやってる時間、結構無駄だと思うんですけどねぇ?
「おい、我を無視するな。――…仕方ない、力ずくで契約してやる」
「はぁ、後悔すんなよ?」
お預けくらった犬みたいに、見つめていた仮面がどうやら限界らしい。先ほどは起き抜けだったからな、今回は本気で殺す。言っとくが俺は、数多く獲物を逃してきた最強物主人公のように、『なに?手を抜きすぎたか…』とかいって、煙幕チックな逃げ方される醜態など起こさない。殺す時は殺す!
「っ!?」
足の爪先に力をこめる…。そして一気に肉薄、首に手をかけ捻り潰すっ!!
刹那、がっちりと首を掴まれた仮面は驚愕の顔を浮かべ、俺の腕を両手で掴みなんとか外そうと藻掻いている。瞳には涙が浮かび、生を諦めず何かを求めるように口を動かす。よく耐える…が無意味なんだよなぁ~。ど~んまい☆
グキッ――
「……」
ドサッ――
おっとっと、また可愛い少女を殺してしまった(初)――なんて酷いやつなんだ俺は…でも寝てるとこ蹴られたしさ、運命だったんだよねきっと。さてと…。
「知ってる」
グシャ!
首を折ったにも関わらず、こちらに手を伸ばそうとした仮面の頭を潰す。まぁ普通の人間なら無理だが、謎武術で強化された踏み込みは頭を潰すなど朝飯前なんだよ。だいたいから、やったか!?も言ってない俺が気抜いてると思ったのか。
お前らが普通の人間じゃねーことなんか、わかりきってるんですよお嬢さん。
「やるな」
「あざーっす」
ぱちぱちと拍手をしながら賞賛の言葉をくれるメタボに目を向ける。彼女の周囲にはテレビの向こうでしか見たことのない闘気…のようなものが見える。
強い――
今の俺では厳しいかもしれない。だが俺もチート主人公だ。戦ってる途中に謎の成長を見せるに違いない。(楽観)
「ふふ、私は戦わないぞ。お前からくるなら別だが?」
「やめておこう。童貞で死ぬ訳にはいかないからな」
そうか。っとメタボが笑う。笑われているはずだが、なにか心を満たすものがある。安心感というものだろうか…?
「なら私が貰ってやろう。フフフ」
「お断りしますね」(ガクブル)
勘違いやったわ(泡ブク)危機感つのりまくりィー!
>>>>>精霊の聖域
「落ち着いたか?」
「ええ、まぁ」
あの後死体を片付け、何もなかったかのようにテーブルが用意され、そしてティータイムとなった。なんでも勝手に連れて来ておいて、もてなさないのは沽券に関わるらしい。いやいや、それよりもっと気をつける所あったでしょう?
「アヤツはグリムゲルデという。私の末妹だ」
「へぇ」
「経験に乏しくてな、ああして格下にも歯が立たない」
「それは助かった」
まったく。面倒なことに最強物だと言うのに、例の如くインフレ起こす敵が出てくる。仕方ないってのはわかるがかんべんしちくり~。
その後もちょくちょく質問や説明を交え、放課後ティータイムが続いていく。内容は基本的にこれから行く世界で何が起きているのか。俺たちは何に巻き込まれていくのか?といった感じだ。あんま実りなかったけど。
後、こいつらのレベルは100を超えているらしく、今の俺がレベル14(グリムゲルデぶっ殺した分)なので、せめて30にもなれば能力自体は越されるだろうとのこと。学園編であげたレベルどうなってん…あと筋肉鍛えた分(号泣)
「さて、源。お前に頼みがあるんだが」
「俺の童貞が欲しければ痩せろ」
「ひどい奴だな…。――下界に行くときに、末妹も連れて行ってやってくれないか?」
「生きてんのんかい…。――まぁ構わないけどさぁ…、本人が了承するか?」
「ああ、必ずする。アヤツは獣人の強く逞しい男を好む」
「獣人?」
このメタボは何言ってるんですかね?いやまぁライオンヘアーではあるけどね?流石にそんなモフモフっていうほど…――
モフモフ
「…?ってモフモフやんけええええええええええ!!!」
モフモフだった。
>>>>>数分後!
「落ち着いたか?」
「ええ、まぁ」(ゲッソリ)
まさか俺がモフモフ系男子になるとはな。ハゲでないだけマシかも知れないが、腕や足がモッフモフなんですわ。この調子じゃ、髭も濃く(金色)なりそうだぜ。まぁいいさ、優男目指してるわけじゃねーし、獣人専用スキルなんてのもあるしな。
「他に聞きたいことはあるか?」
「いや。……あ、クラスの連中がどうなってるか聞きたいな」
「ふむ……。まだ無事のようだな。だが時間の問題だろう」
「ゆっくりしすぎたか~」
「座標は合わせてある。いつでもいけるぞ」
「助かる。世話になったな」
「うむ。…あぁそうだ。私の祝福をやろう。簡略版だが転移時の道具を強化するくらいはできる。欲しい物が手に入るといいな?」
クラスの連中がピンチらしい。一応部活の連中には、一日目を生き残れるように物資は用意してやったが…。俺がこんなとこでゆっくりしていた分、シナリオが変わってしまってるかもしれない。特に二日目は主人公がいなくなるとかなり厳しいだろう。流石に先生でもあれは分が悪いからな。
あと降って湧いたような設定、転移特典アイテムの説明をすると。召喚された奴の手元には一つアイテムが生成される。それはピンからキリまであり、主人公のは某龍玉のスカウターのような物だった。
どんなものになるかは知らないが、殴れる物とか防具がありがたいんだよなぁ、スカウター使っても強い敵だとぶっ壊れるしな。
「隙あり!」(祝福のキッス)
「ぐわあぁぁぁ!」
メタボが神速の動きを見せ、突然俺の唇を奪いやがった!!クソ!クソッ!どうしてこうなった!どうしてこうなった!
「安心しろ、これは仮の姿だ」
「なら戻っとけやボケ!」
テヘ☆っと舌を出しながらウインクをしてくるメタボ。まじクソだろこいつ!次あったら絶対ワンパン入れないから、元の姿で一晩相手をしてください(土下座)
「フフフ」
>>>>>古代遺跡
ギャアアア――
俺が召喚陣で現れた時には既に地獄が始まっていた。俺が通っていた校舎は真っ二つで、半分謎の遺跡のような石壁に埋まっている。そしてゴォゴォ吹き荒れる吹雪。一面真っ白な中、校舎と旧校舎だけが見えてる分奇妙さが増しているような気がする。
獣人になったことにより寒さの耐性ができたようでありがたい。俺の分の物資まだ残ってるかねぇ?しかし、襲撃は翌日だったはずだが…。これは悪夢どころじゃ無さそうだ。
ザシュザシュと雪を踏みつけ、校舎へ向かう。途中エスキモーのような独特なフードを被る、なぞの原住民をぶっ殺していく。流石に序盤の雑魚だけあって、雪の道をいちごシロップな、かき氷の如く染めていく。
こいつらが俺たちを《間違って》召喚しやがったんだ。んで世界のために勇者を召喚したのに、来たのはひ弱な若い男女だったことに腹をたてそれはもうヤーンな事をしようとしたのさ。
一日目は寒さで半数近くが死に、二日目の襲撃で残り九人を残して行方不明か死ぬ。三日目の脱出で主人公とヒロイン五人以外が死ぬ。(先生は二日目の傷で動けなくて置いてく)そして街で保護されるときに、正ヒロインっぽかった奴が死んで覚醒!!という、しょうもないお話なのです。
まぁさ、この豪雪でよう街まで行けたな?って話。それは転移特典アイテムのおかげなんですけどね?あとは原住民の集落襲撃して物資を奪った(世紀末)からって感じ。
ちなみに交渉次第では原住民と仲良くできるルートがあるので、そちらを選ぶ予定だった俺は、主人公に向いてないほど脳足りんでした。これどうすんのー??
「ひゃ!しぃ子堂しゃん!?」
「おっす、おまた」
SFよろしく、銃で応戦していた緑虫を発見。よかったな発作起きなくて?こんなとこで寝たら死んでたぞ(笑)
どうやらこいつは転移特典アイテムでレーザーのでる拳銃が当たったようだ。なるほど、ゲーム中の態度のデカさも、イジメっ子ってだけじゃなかったんだな。そりゃ主人公も大人しく弾圧受けますよ。俺は余裕だけどな?
「うぅ…!急に!へんなっ、へんな奴が!!」(ガン泣)
「おkおk、先に見える旧校舎、…見えるだろ?あっこに部活メンバー集めてくれ」
「すびぃっ……ほっ、他の人は…?」
「お前らに任せる」
とりあえず、守りたい奴だけ一箇所に集めさせて、迎撃したいところ。目的地に移動しつつ攻撃を開始する。
石を拾い…って雪邪魔だな!矢が幾つか刺さっているのを抜き取り、射撃手に投げ返す。獣人パワーと謎武術、さらにレベルが上がってることにより、矢が某メジャーリーガーの世界滅亡級レーザーと化して(言い過ぎ)敵を襲う。もしかしたらスキルも発動してるのかもしれないな、教会まで行かないと確認できないから何とも言えないけど。
しかし、あの緑虫が敵と戦ってるとはな、中々成長したもんだ。ゲーム中では指示だけだして、好き勝手してたあげく、一緒につるんでたハゲに銃を奪われて、ヤーンなことされて殺されてたのに。
よくクラス召喚物で、バグっていく奴多いけどさぁ、はやすぎんよちょっと~って話。まぁさ、死んでく奴らが多い中で、頑張っていこうね!とか笑顔で言ってたヒロインのほうがヤバイと思うけど。
「やるかよ!」
やるかよ!ってどういう意味なんだろうな?やんのか?なのか、(逃がして)やるかよ!のどちらかだと個人的に思ってるんだが……あ、違う?
そろそろ正面は片付いたかな?辺りを見渡すと、主人公がいない分を他が穴埋めしていたのか、クラスの生徒達がしょぼい武器を持っていたりするのが見える。結構死んだんだろうな。
…時に。しゃあないって!お前ら頑張ったんやろ!?ちなみにお前らが必死なとき、俺茶飲んでたわスマソー!!(爆笑)とか言ったらどうなんのかね?
「先生が見えないのが気になるな…急ぐか」
もうちょいでUAが一万やなぁ