要練習やなぁ小説難しい。
どうぞよろしくお願いします。
「――獅子堂様!!っ良かった……!」
ドスッ!←ラグビーばりのタックル
「!?――ぐぇ!…し、心配かけたな。とりあえず話は後だ」
ほうこれが大好きタックルというやつか(命名)なかなか腰にひびくじゃねぇか。(足プルプル)
突如速度を上げて、突進してきたのは重装備(防寒)の武士女。よかった、これで防寒具他のやつに貸してました!テヘー☆とかだったら、バイト意味なかったしな。正直俺がやること全部なにか足りないんだよな。まぁバカだし、仕方ねぇか……俺は脳筋主人公でいいさ。
「あのー!すいませんっ!先輩がっ!怪我したみたいなんです!!…はぁはぁ、急いでぇ!獅子堂さん!!呼んで来て欲しいってぇー!!」
汗をぶりぶりかきながら全速力(雪かきロリ)でこちらに向かってくる緑虫が叫ぶ。防寒具を着ているとはいえ、このクソ寒いなかでようやる、喉死んでまうわ。ちなみに頑張って大声を出しているが、俺以外には届いていない。
「京虎!ついてこい」
「!?――っわかった!」(歓喜)
こんな時こそちゃっかり名前呼びしちゃう俺!こやつホンに可愛いやつよのう、はよヤりたい(直球)
歓喜の表情で俺の後に付いてくる武士女を確認してから、緑虫と共に怪我人を集めている教室へと急ぐ。俺はチートなジツが使えるわけだが…。しかし、こいつらパンピーな奴らは知らないはず。ということはかなりヤバイ怪我だから最後に…。といったドラマティックな展開になってしまうかもしれない。誰が死のうと構わないが、流石に手に入る女をわざわざ捨てる俺じゃねぇから(ツンデレ)
>>>>>空き教室!
物資確認のために集まろうとしたが、緊急事態でもどってきた俺たち一行。
辿り着いた空き教室では、野戦病院のような荒々しさと焦燥など、独特な雰囲気をもっているように感じた。(野戦病院なんて行ったことねーけど)今まで感じたことのない、身近な死の雰囲気を当てられ息の詰まる思いだ。
何人かの女生徒が、お湯を運んでいるのだろうバケツを抱えている。他の女子が持っているのはカーテンだろうか?布を刻んでいるのが見える。逞しいな…、誰の指示かはわからないが、ここまで迷いなく行動できるのは賞賛に値する。
ふと目に入った女子生徒、――足がなかった。襲撃で失ったのか、転移の衝撃なのかはわからない。しかし並の医者ではもう助からないとわかるような気がした。そしてここは素人の集まり、せめて保険の先生でもいてくれたら…とは俺以外、皆が感じていることだろう。見捨てるのは忍びないが…、委員長との話が終わるまで生きてたら助けてやるよ。
足のない女子はもう諦めているのか、天井を見つめるばかりだ。隣に座るのは、仲の良い友人なのだろうか?明るい茶髪な女性が…涙を浮かべ、必死に励ましのエールを送っている。…残念ながら本人には届いていなさそうだったが。
「よう、またせたな」
「…もう…遅いんだから……」
そう言葉を返してくるのは、右肩から腕にかけてぐちゃぐちゃになっている女性。一階にあるとはいえ、素人ではここに運ぶのも大変だったろうに、まぁ外で処置なんて出来ないしな、悪くない選択なのかもしれない。
顔も泣きはらしたのか、そしてなにかの症状なのか紅く腫れ、美しかった素顔は見る影もなくなってしまっていた。
これは…。ファンタジーじゃなけりゃ死んでたな。だってこんな怪我で意識あるとかマジでハゲるでしょう?この世界の住人はイベント発生までは、なんとか生き残るみたいな設定でもあるんかね?おっと……呼吸が荒く不規則になってきた。話すのも辛そうだ、すぐ治療にかかるべきだろう。しかし、よく耐えたなもんだな。後はまかせとけ。
「私…死んじゃっ、…かな…?」
「は?余裕で助かるけど?」
だから何度も、死んでなかったら助かるって言ってんだろっ!(言ってない)
「そっ…かぁ…、あのね…?」
「おう、どした」
俺に伝えたい事があるのか、懸命に話しかけてくる。今は傷口を塞ぐのに集中してるから、やめて欲しいんだけど?って患者には流石に言えないよなー。
俺の治療はゲーム主人公すら持っていなかった気功を操るものだ。バカみてぇな怪我も死んでなければ治るとかいう、クソチートを謎の修行者のテンプレ爺に教えてもらった。その代わり、習えなかった体術もあるからどっちが正解だったかは知らない。
まぁ気というだけあって、相手には生きる気力を持ってもらわないと厳しい。そこそこには、返事を返してやるべきだろうな。相手を気遣うなんて、まったくよー俺のキャラじゃねーぜおい。
気使いは気遣い上手…ね。俺は居眠り門番か!
「…あの…時ね…」
「ああ」
いつやねん。
「助けて…くれっ…、ありがとっ…」
ああ、まだ俺が駆け出しのプリティ☆キュアなチーターだった頃の話か。
「…言うのおせぇよ(あんま覚えてねぇけど)」
「ごめん…ね。……大好き…」
……。
最後まで言えて安心したのか、目を閉じてしまう。今は声をかけても返事は返ってこないだろう。
こいつ俺のこと好き過ぎじゃね?(照)もう死ぬ前に伝えちゃえ!みたいな猛虎魂を感じる。
辺りを見渡せば、そこまで仲が良かったわけでもない一般人共も涙を受かべている。なにも委員長が死んで辛いだけじゃない、いずれは自分の友人、そして自分…。この豪雪に正体不明の敵だ、彼女たちも目の前の光景が自分の未来なのだと悲観しているのかもしれない。と、思ってしまう俺は捻くれているのだろうか。
隣では緑が放心状態だ。初めて出来た友人、というか過剰に慕っていた人間が目の前で死んだんだ。(死んでない)そりゃショックは計り知れないだろう。
俺の後ろに控えていた武士女も悲痛な面持ちだ。ライバルとして日々交流をしていた奴だからな、俺なんかじゃわからない何か秘めたる物があるに違いない…。
というか女子しかいねぇなここ?
「ここさぁ、…男子禁制っぽい?」
「ぽい」
「やっちまったなー!…まぁいっか、お前ら言っとくけど委員長死んでないからな?」
「え…」
この雰囲気の中、ノリの良い奴がまだ残っていたらしい。というかもうお通夜ムードだけど死んでねぇから。今彼女の顔を含めた身体には、布が掛けられているが怪我自体は消えているだろう。あまり治っていく過程(マジキモ)見せても意味ね~しな、このままにしておくか…。
といっても、他のやつを治療すればバレるだろうから見せるか?そっちのほうがスムーズだろうしな。特に、クラス転移物主人公のように、能力を隠す謎の使命感(結局バレる)に燃えてるわけではないので、がんがん使ってくことにするぜ。
「な?俺怪我治せっから、死んでない重症の奴から案内してちょ。あ、どうしてもっと早く~云々とか文句言ったら殺すから、これマジね?」
正義の味方で、〇〇学園の聖人と自ら謳っている俺も、なんで○○助けてくれなかったの!?とか言われたら、ならお前も逝け。(顔パン)ってなっちゃうじゃん?だから始めに言っとかないとね。
緑が俺の顔を、こいつマジか?って顔で見てる。ふざけた野郎だな…女だけど。こういう(ry
とりあえず他の奴、後ろのほうにも見えるように治療後を見せてやる。かなりの時間静寂が訪れたが、今はそんなものにでも縋りたいと思ったのだろう。皆の顔が先ほどまでと違い、希望を灯したような気がした。怪我を治せるだけで、死の危険が全て消えたわけじゃないのにな。
>>>>>数時間後
雪でわずかな日光をも遮ぎられ、日常で活気を見るはずの学園には、非日常を否応なしに感じる静寂と暗闇が訪れていた。さらに水道電気諸々ライフラインの途切れた学校廊下、重装備の武士女とこれから装備をするのだろう緑虫の姿が見える。教室では、俺が山での遭難用(便宜上)に大量確保していたロウソクの火が頼り無く揺れている。申し訳程度にしかならない小さな灯火でも無いよりかはマシだ。人間というのは太陽の元で生きる生物、なら光を唐突に奪われた学生共のストレスは計り知れないだろうからな。
「異常なしだ。やつらは引き上げたのかもしれないな」
「でも油断できません。先生たちも戻りませんし…」
治療を終えて、女子達に群がられてお礼大会が行われていた教室では、警戒の引継が行われている。とりあえず、動ける者で交代して警備を行うことにした。しかし、残念なことに雪山の画像を見たことが有るならわかると思うが、通常の人間は数メートル先を見るのが限界だ。そこで何らかのスキルを持っているだろう、辛うじて他より見えるって言うやつら、武士女とモブAのA班。緑虫とモブBのB班。俺とモブCのC班でローテを組むことになった。残りの2人は怪我人の様子見だ。
男子いねーのかよ?とか思った?男子は、半数が先生と共に最初に接触した住民と話し合うべく、集落へ同行したらしい。正直建前はそうでも、早めに助かりたかったってのが本音だろうと俺は思う。んで、柔道着やら、授業で使うものでなんとかして吹雪の中ついて行ったそうだ。やるじゃん、完璧死亡コースですね☆
そして残りの男子は先程の襲撃で大半が死んだ。それを確認したとき、俺は思ったね。へ~やるじゃん男だねぇと。こういう奴らは大事にしていきたいね。
今現在男子生徒は数人生き残ってはいるが、治療を受け意識のない者、生を諦めて治療を受けない者達に別れる。というか後者は早く死ねカス。(前言撤回)
俺の謎武術は効果万能すぎて怖いくらいだ。しかし不便な所もある。意識が無い者の治療は効果が薄い、ゲーム的に言うなら語尾に《ガ》が付かないくらいしょぼい。(最後と銘打っといて、10作以上出してるファンタジー引用)俺も、できることなら助けてやりたい。けど四六時中男と手繋いでるとか唯のアホやん?手伝いくらいしてやるから、甘えんなや。
「どうすっかなー」
「なにがなにが~レオポン!」
ここに来てまさかのヒロイン追加か……?
俺へと気軽そうに話しかけてくる此奴は、新聞部の犬山なんとか、とか言う眉太な何処と無く柴犬っぽいクラスメイト。こいつも俺と同じように獣人化しており、ピンっと立った茶色と白のコントラストが映えるモフモフ耳少女なのですよ。さらに後へ視線を送るとぶんぶん!と言わんばかりに、カールしたしっぽを振って辺りを掃除している。先程まで女子とリア充会話してる途中、手持ち無沙汰だったのでしっぽをなでなでしていたが超気持よかった。こいつもなんか『もっと…』とか言ってこっちに寄り添って匂い嗅いでくるし。めっちゃ元気でた(♂)
ちなみに皆、結構な確率で獣人化してるし、他にもファンタジーっぽい種族なやつらもいる。怪我がどうこう言ってるときは、だれも気にする暇なんてなかったんだろうが…。今は、中休憩的雰囲気なので、『私のコレなんだろ~?』とか、『可愛い!もしかしてアレじゃない?』とかその他色々会話が弾んでいる。ちなみに武士女は黒い猫耳、緑虫は鳥っぽい尻尾を持っている。お前虫じゃねーのかよ!!俺?そりゃぁもう立派なボンボリついた尻尾やで?
「いや先生とか。先生組が強そうだから陽動で隔離しといたんだろうけど、こっち失敗してるしな」
「……?…、もしかして、レオポン離れちゃうの?」
俺の言葉の意味がわからなかったのだろう、不思議そうな顔をするエロ犬(仮名)そして少し考え、俺が救出に向かうか迷っている事を察知した彼女は、確信をつく言葉を口にする。今まで楽しげだった雰囲気が凍る。こいつらにとって俺は心の拠り所なのだろうか?全員とは言わないが、その可能性は高そうだ。依存率高すぎィ!もうここで集落作って暮らそっか☆
人生初のリア充にテンションあがりまくりである。まぁ先生ならなんとかすんだろ。つーかアイツのせいで計画狂ったしな、これはもう身体で責任とってもらうしかないね?生きてたらお願いしてみよう(敗色濃厚)
「また襲撃あるかもしれないし、治療済みが回復するまでここでなんとか耐えよう。その後、食料とかどっちにしろキツいから、探索に移ることになる」
俺の言葉に意を唱える者などいない。皆が俺をリーダーだと認めている証拠だ。正直、チートや知識を使っても計画通りにいかない、貧相な脳みそな俺には役者不足だろう。素晴らしいリア充空間ではある…けど、アホだから間違ってたら、間違ってるって言って欲しいところではあるね。
「吹雪、止んでくれると助かるんだけどな……」
「うん、そうだね……」