麻雀天使堕天計画 作:クラリス
汗臭い体に抱きすくめられ、鳥肌が止まらない。顎を上げ、雨のように降りかかる接吻を受け入れる度に涙が零れた。スカートを押し退けて、ライムグリーンの下着の上から尻臀を鷲掴みにされ、ごつごつとした掌の感触が柔肌を刺激し、下腹部がきゅんと啼く。
「あむっ♡ はぅむっ♡ ちゅるっ♡ じゅるうっ♡ ――はふっ♡」
「はぁっ、はぁっ、良いぜ園城寺、もっと舌絡めろっ」
「は、はいっ、んちゅ♡ れろっ♡ あむぅっ♡」
元体育教師・松谷は怜への命令に余念がない。本当なら、全て拒絶してこの教室から逃げ出したかった。しかし、これは麻雀に敗北してしまったが故の罰ゲーム。どんな麻雀ルールであろうと、負けは負け。麻雀でしか京太郎を救えない以上、従うしか道はなかった。
ただ、この松谷が作り上げた台本に沿って演技をしなくてはならないのは途方もない苦痛であった。
「なぁ、園城寺。本当に俺のことが好きなのか?」
「そ、そんなんっ」
「台詞はちゃんと言えよ」
「……っ、す、好きや。ず……ずっとずっと、松谷先生が好きやった」
怜が、松谷に惚れ込んでいるという設定。怜への執着心を微塵も隠そうとしない、自己中心的な欲望丸出しの脚本。下らないと一蹴したいところであったが、今現在想い人のいる怜にとっては、心を歪にする。
「ずっと会えんくて、ん♡ 寂しかったんやから、あぅ♡ 今日は、んんっ♡ 慰めて♡」
尻を触られ喘ぎながら、丸暗記させられた台詞を言う。この様は、全てカメラに収められている。もしも愛しい彼に見られでもしたら――恐ろしい想像に、怜はぞくぞくと体を震わせた。
「ふふ、俺も教師という立場じゃなければもっと素直にこんな風にできたんだがな」
何が教師や、と怜は堪らず悪態を吐きそうになる。しかし口から飛び出るのは、
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ やっ♡ お尻♡ お尻、もう止めて♡」
誰が聞いても、悦んでいるようにしか聞こえない声。もちもちとした桃尻に、手垢を擦り込むように松谷は掌を這わせる。ぴったりと肉体は密着し、さらけ出された怜の上半身は松谷の胸板に押し付けられていた。乳房は押し潰され、勃起した乳首が擦れる。雄の力強さは、怜に自身が雌であることを知らしめる。
「園城寺……」
「せん、せ……」
間近に顔を寄せられ、怜は声を震わせる。松谷の要求は分かっていた。これも台本に書いていたとおりのこと。読んだ時は絶対に無理だと思ったが、かかる男の鼻息に誘われるように、怜は爪先立ちしていた。
「ふふっ」
「んっ♡」
怜から、松谷に対してキスをする。先ほどまでの荒々しいものとは違い、初々しい恋人がするような、浅く甘い口づけ。
「……良いぞ、園城寺」
「……や」
執拗なまでに尻を責めていた手が、今度は怜の頭を撫でる。優しい手つきに、怜は頬を赤らめ瞳を潤ませた。
「気持ちよく、してやるからな」
「ぅ、え……?」
するっと松谷が腰を落とし、怜の上半身を隠していたものがなくなる。ぷるんと震える乳房を両手で隠すが、当然松谷の動きを止められない。
「ふぇっ?」
短いスカートの中に、松谷の頭が入り込んでいた。戸惑う怜をよそに、彼はパンツをずり下げる。
かあああ、と怜の顔が真っ赤に染まった。あそこを見られている。既に触られているとは言え、こんな近くで秘所を晒すなんて経験自体が初めてだ。しかも松谷の息が直接かかる。これから起きる事への恐怖に怜は肩を震わせ、
「や、やめ――ひゃうううっ♡」
制止の言葉は途中で途切れ、悲鳴を上げた。
松谷の舌が、怜の丘陵を舐め上げる。ざらざらと、そしてねっとりとした感触が這い回る。悪寒と共に、怜の中で大事なものが砕けていく。
「あかん♡ それっ、あかんからっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
堪らずスカート越しに、引き剥がそうと松谷の頭に手を置いていた。カメラの前に丸裸の胸が晒されるが、気にしている余裕は無かった。しかし、痩身の怜の腕力では、到底鍛え上げられた松谷の首に敵わない。舌が割れ目をなぞり、入口に侵入し、ちゅうちゅうと吸い付かれる。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ ほんまに♡ ほんまにあかんからっ♡ もうやめ♡ やめて♡ お願い♡ 先生♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 先生ぃっ♡」
「はぁ、はぁ、お前の愛液、美味いぜ園城寺……!」
「そんなん♡ そんなん知らん♡ 知らへんから♡ 濡らしてなんか♡ ない♡」
「嘘ばっかりだな、園城寺は……じゅるっ」
「あぅ――っ♡ やぁっ♡ 先生♡ 先生先生先生っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あかん♡ 私もうあかん♡」
台本には無かった言葉が、するすると出てきてしまう。松谷は満足気にスカートの中で笑いながら、さらに舌の動きを激しくした。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 先生っ♡ もう♡ あかん♡ 私♡ 変になるぅっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
「天国へ連れてってやるよ」
「あーっ♡ やっ♡ んうーっ♡ んんぅうーっ♡ あぁ♡ あああっ♡ ああああああっ♡」
獣のように悲鳴を上げて、怜は背中を仰け反らせる。――生まれて初めての絶頂だった。くたり、と怜は倒れそうになって、
「おっと」
スカートの中から頭を出した松谷に抱きかかえられた。
「あ……♡」
絶頂の余韻の幸福感に包まれながら、がっしりとした腕に支えられ、怜は松谷に対して頼り甲斐を感じてしまう。今まで彼に向けたことのない表情をしていた。
そのまま怜は、教室の床に膝を着かされていた。
「ひっ」
彼女の目前に、勃起した松谷のペニスが突き付けられる。
「しゃぶれ、歯は立てるなよ」
「う、嘘やろ……」
「ちゃんと台本にも書いてただろ。従え」
怜は生唾を飲み込み、グロテスクな形状の男性器を睨め付ける。性臭が鼻をつき、頭がくらくらした。逃げることなど、許されるはずはない。実践経験はなかったが、フェラチオは竜華と共に勉強した記憶があった。躊躇いがちに、彼女は小さな口を開いて亀頭の先を包み込んだ。唾液を塗しながら、頑張って大口を開けてペニスを飲み込んでいく。
「おっ、ほぉっ……たまんねぇ。たまんねぇぞ、園城寺……! お前が俺のち○こをしゃぶる姿を拝めるとはよぉっ。ほら、もっと口を使ってしごけ」
「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ」
「舌も使うんだ。愛情たっぷりに舐め上げろ」
「んじゅっ、ちゅぱっ、あむうっ」
「そう、そうだ、良いぞ」
松谷の指導に素直に怜は従う。抵抗しようという気力は、とうに失せていた。
「じゅるるるっ♡ ちゅるっ♡」
「園城寺、園城寺ィ……!」
「あむぅっ!」
突然頭をがっしりと掴まれ、腰を振られた。当然未経験のイラマチオに、怜はむせかえりそうになる。男の欲望を満たす一方的な行為は、怜の心を苛ませる――はずだった。
きゅんと、胸と下腹部が締め付けられる。道具のように扱われ、いつか種蒔かれた資質を開花させていた。
「んっ、んっ、んーっ♡」
「そろそろ一発目を流し込んでやるぞ、園城寺っ」
「んーっ♡ んーっ♡ んーっ♡」
「飲み干せ……っ!」
「んんんううううぅ――っ!」
口の中が、白濁で一杯になる。窒息しそうになるが、松谷はペニスを引き抜こうとしない。吐き出したくなる衝動を抑え込み、必死で飲み込んでいく。射精は長く、次々と嚥下していかなければならなかった。
「……ふうっ」
「げほっ、げほげほげほっ」
「優秀な生徒だよ、園城寺は。まさか初めてでここまで飲めるとは思わなかったぜ」
「う……♡」
褒められて、悦んでしまっている。それを自覚した怜は、顔を逸らした。
「ようし」
「きゃっ」
ぐい、と体を引き上げられる。再びぴったりと、二人の体は密着する。
「な、なにするんっ――……ちょ、ちょっ!」
股の間に、衰えない松谷のペニスが挟まれる。少しずらせば、そのまま挿入されてしまいそうだ。
「や、やめっ」
処女を失う恐怖に、怜の顔が青ざめる。
「安心しろよ園城寺。俺とお前は教師と生徒の間柄。最後の一線は超えちゃだめだもんな」
「うぅ……」
ここまで辱めておきながら、松谷はふてぶてしく言ってのける。
「でも、素股くらいは良いよな」
「え……?」
「いくぜ」
その宣言と共に、松谷は腰を動かし始めた。熱いペニスが、既に濡れそぼり口の開いた割れ目に擦りつけられる。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ やっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ やめ♡ あかん♡ あかん♡」
抱き締められた体は、逃げようがない。松谷はずんずんと腰を振り、怜はがくがくと顎を揺らす。
「良いだろ、なぁ、園城寺っ」
「んっ♡ んっ♡ んっ♡ 良くなんか♡ あらへんっ♡」
「じゃあなんでお前も腰振ってるんだよっ」
「ふ、えっ?」
松谷の指摘に――怜は自覚する。松谷の腰の動きに合わせて、確かに自分の腰も揺れ動いていた。まるで腰から下が、自分のものではなくなった感覚。
「う、うそっ♡ うそやっ♡ こんなんっ♡」
「嘘じゃねぇよ、園城寺っ! ――じゅるっ」
「んむぅっ」
唇を、唇で塞がれる。松谷の舌が口を割り、怜も自然とその求めに応じていた。上も下も、愛し合う恋人同士のように動きがシンクロしていた。
「愛してるぜ」
「んむっ♡ 私も♡ 好きや♡ 先生が♡ 好き♡」
このやり取りは、台本にはなく。
松谷はにやりと笑い、
「ほら、とびっきり気持ちよくしてやるよ」
「んんんんーっ♡」
腰の動きを、さらに速める。与えられる快感に慣れ始めた怜の体は、突然変わったペースに着いていけず。
「んん♡ あぅううっ♡ あぁああああ♡」
「イクのか? イクのか園城寺!」
「いっちゃう♡ 私、いっちゃううううぅっ♡」
果てて、しまった。
ぐったりと崩れ落ちそうになる体を、松谷は支える。体の弱い怜に、最早意識は無い。涙の跡が残る頬を、松谷は舐め上げた。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
悪夢のような罰ゲームから二日経っていた。与えられた一日のインターバルは、この城に連れて来られた少女達にとって数少ない休息期間だった。京太郎を助けるために休んでいられない、という想いもあったが、元々病弱な怜にとってはこれ以上ない有り難い休みである。
特に、今回は。
あれだけ嬲られたダメージは、心身共に深かった。まだ十代の少女。元教師から襲われ、演技を強要される。酷い話だ。
(でも、京太郎のため)
勇気を奮い立たせる。一見冷めた性格と受け取られがちの彼女であったが、内には仲間や想い人に対する熱い情があった。
案内人に呼ばれ、対局室を訪れる。
「よう、園城寺」
半ば予想していたとおり、待ち受けていたのは松谷だった。ぎゅ、と怜は密かに拳を作り、卓に着く。
「おいおい、挨拶もなしか」
「はよ始めな、時間勿体ないやろ」
「ふふ、そういう連れない態度も嫌いじゃ無いぜ」
「……、う、うっさいわ」
「だが慌てるな。今日のルール説明がまだだ」
松谷はにやりと笑う。
「と言っても、基本は一昨日と同じ、マッサージ麻雀だ。追加ルールアリだ」
「追加ルール……?」
「簡単だ。昨日はマッサージする側は自由にマッサージして良かったが、今日はその方法もランダムで指定する。それだけだ」
どうせまたろくでもないことを企んでいるのは分かったが、抗議したところで覆るわけでもない。怜は黙って頷いた。
「それじゃあ、始めようぜ」
松谷の呼びかけで、対局が始まる。
休息もあって、怜の未来視は復活していた。もう乱されない――そう決めて、怜は速効を仕掛けていく。
「ツモやっ」
「流石流石。……では一回目のマッサージと行こうか」
怜が、カードを引く。マッサージされる場所は、腕となった。
そして、松谷もカードを引き――ほくそ笑む。
「なにが可笑しいんや」
「いやいや、一発目から中々面白いなと思ってな」
松谷はカードを、怜に見せる。書かれていた文字は――「口」だった。
「えっ……」
「制服、まくり上げろ」
「く、口ってどういう」
「早くしろ」
ドスの利いた声に、怜はぶるりと体を震わせる。言われたとおりに長袖を捲り上げ、細い腕をさらけ出した。
松谷はその手を取ると、手首に舌を這わせた。
「ひぃっ、な、なにするんっ!」
「口でマッサージするんだよ、大人しくしてろ」
唾液を塗しながら、手首から肩にかけて松谷が舌を這わせていく。ざらざらとした感触は一昨日のクンニリングスを思い起こさせ、怜は目をぎゅっと瞑った。
「こんなん、マッサージとちゃうやろ……っ」
「そういう風に指定されたんだから仕方ないだろ」
「んぅっ」
肌に吸い付かれ、怜は悩ましげに首を傾ける。ついばむような愛撫は、これまでの直接的なものとは異なった。
時間制限が終わった頃には、怜の両腕は松谷の唾液まみれ、キスマークが刻まれていた。
「さぁ、次にいくぞ」
「は、い……」
べたべたと気持ち悪い。だが、打たないわけにはいかなかった。
「ろ……ロン……」
躊躇いがちに、怜は牌を倒す。
前回のマッサージ麻雀のこともあり、二局目で既に怜は恐怖を覚えていた。
怜はカードを引き、そして目を見開く。
「そこのベッドに寝転がれ」
さらに松谷の引いたカードを見せられ、呻き声を漏らした。
躊躇う怜の腕を松谷は引っ張ると、彼女の体を仰向けに、ベッドの上へと引き倒す。短いスカートがめくれ、純白の下着が露わになったが隠す余裕もなかった。
「う……」
松谷がズボンを下げ、屹立したペニスをさらけ出す。一昨日よりもさらに、大きく感じられた。松谷はそのペニスを、仰向けに寝る怜の胸へと押し付けた。
怜の引いたカードは胸。
松谷の引いたカードは性器。
異様な組み合わせに、しかし怜は従わねばならない。
「あ、ふっ」
ペニスの先端で、セーラー服越しに乳房を突かれる。掌とは違う熱だった。ぐにゅぐにゅと、まるで虐めるように怜の胸をペニスが蹂躙していく。
「そぉら」
「ん、うっ、ふぅっ♡」
さらには僅かな谷間にこすりつけ、竿で横乳をはたく。衝撃自体は小さいが、確かに怜の胸を刺激していた。
「どうだ、上手いもんだろ」
「こんなん、自慢にも、ならへんやろっ――あぅっ♡」
「とか言ってるお前は、嬉しそうな声を出してるじゃないか」
「そ、そんなわけ、やぅ♡」
否定は最後まで言葉にならない。
馬乗りになった松谷は、亀頭を狙い澄ましたかのように怜の右乳首に押し当てる。ぐりぐりと捻りを加えながら、垂直にペニスを胸へと沈めていく。
「んふぅぅうううううっ♡」
異常な状況に、だが怜は悦楽を覚えていた。漏れ出る嬌声に、松谷を含む男達はにやにやと笑う。
「お、イったか?」
「そんなわけ、ないやろっ、胸だけで、しかもこんなやり方でっ」
「一昨日はあれだけ愉しんでたんだ、充分イケるだろ」
「……あ、あほちゃうか」
顔を赤らめて、怜は目を背ける。――確かに、絶頂直前まで導かれていた。体が、三日前と比べて完全に変わってしまっている。それを、はっきり自覚させられた。
次の局。
怜は、和了できなかった。無自覚の躊躇いと、運は松谷に傾いた。渋い顔で、怜は牌を伏せる。マッサージのカードを引いて、さらに顔を歪ませた。
「おっと、これは奇遇だな」
「なっ」
怜と松谷の引いたカードは、同じ言葉が書かれていた。
――「口」。
意味するのは一つ。
「頼むぜ、園城寺」
「うぅ……」
今度は、怜がマッサージをする番。立ち上がった松谷の胸板へ、縋るように両手を置き、ゆっくりと爪先立ちになった。
唇と唇が、触れ合う。
「んっ♡」
マッサージされる側の松谷は、敢えて口を動かさない。このまま何もせずじっとしていたかったが、それを許さないと言わんばかりに松谷は怜の体を抱き締める腕に力を込めた。
「ふ、ぅ――♡」
今まで応えるばかりであった怜から、初めて舌を動かす。松谷の唇を舐め上げ、非力ながら口を割り、歯に舌を這わせる。
「んちゅう♡ むちゅ♡ はむぅ♡」
松谷の舌を引っ張り上げ、とんとんとその先端を自らの舌で叩く。松谷の舌はそれでも動かず、もどかしげに怜はキスを続けた。
「じゅるっ♡ じゅるるっ♡ むふぅっ♡ ――せ、せんせいっ、せんせぇっ♡」
「中々頑張るじゃないか」
「だって、だってぇ♡ んちゅううっ♡」
浅ましく怜は空腰を使う。一昨日の記憶が蘇り、もうダメだった。制限時間のことなど忘れ、怜は松谷と唇を重ね続けた。
再び席に着いた頃には、
「ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡」
まともに呼吸できない有様。
その後も、二人の間でマッサージは続いた。
胸を使って、松谷の背中をマッサージ。
「あふ♡ あかん♡ あかん、これ、乳首潰れて♡」
「こっちは気持ち良いぜ」
「や♡ こんなん♡ おかしい♡」
松谷が怜のお尻を、舐め上げる。
「ふ、ぅ……♡ 舌、気持ち悪……♡ やめ、パンツずらさんといて♡」
「その割には嬉しそうじゃ無いか」
「そんなこと、あらへん……♡」
怜の手が、松谷のペニスを扱く。
「こんなん、やっぱりマッサージとちゃうやろ……」
「充分マッサージの範囲だよ……ほらイクぞっ、顔で受け止めろ!」
「やぁぁぁっ♡」
松谷が怜の秘所を、解きほぐす。
「一昨日よりも、大分こなれてきたな。これならいつでも男を迎え入れられるぞ」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ やっ♡ やっ♡ やっ♡ あかん♡ あかんのに♡ これやられると♡ もう♡ あかん♡」
「いくらでも気持ちよくしてやるからな……!」
怜の肩も、背中も、胸も、お尻も、脚も、全てを松谷が蹂躙する。
「あふっ♡ あぅっ♡ やぁ♡ せんせい酷い♡ こんなん酷すぎる♡ せんせい、せんせいっ♡」
「園城寺は可愛いな、くくく……」
「たす、助けて♡ 京太郎、助けて♡」
「そう言う割りには、嬉しそうな顔をしやがって」
「しとらへん♡ そんな顔、しとらへん♡」
「本当はそいつのことを出汁に使ってるんだろ?」
「ちゃう♡ 私は♡ そんなんとちゃう♡」
訳が分からないまま翻弄され――
怜は、二連続の敗北を喫した。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
新しい下着と制服に着替え、連れて来られたのは、やはり前回と同じ学校だった。だが、今回は教室とは違う。
松谷に腕を引かれ、怜が入ったのは体育館。ここもまた、普通の学校の体育館と何ら変わらない。今すぐにでも体育の授業を始められそうだった。しかしそこには留まらず、押し込まれたのは体育館の隅にある狭い部屋。
体育準備室だった。
「ここって」
怜は、眉を潜める。
見覚えが、あった。雑多に積まれた書籍、たった一つのデスク、転がったバスケットボール。ここは、千里山女子にあった体育準備室にそっくりだった。――あの、おぞましい記憶が蘇る。
「ここは俺の注文通りに作って貰ったんだ。結構無理を言ったんだぞぉ、だがまあ俺も人望があるからな、このくらいは造作も無い」
「あほちゃうか……」
松谷の自慢話に長々と付き合う気はなく、ふいっと怜は顔を背ける。その瞳は、一見冷めているように見えるが――その実、不安に包まれていた。
「さて、園城寺。そこに座れ」
「……はい」
あの日座らされたのと同じ、パイプ椅子。今は罰ゲームの時間、逆らえない。
どきどきと、怜の心臓は高鳴っている。まるで、何かに期待するように。
「さて、今日の罰ゲームだが」
「……」
二人の目と目が、合う。怜の顔は、既に紅潮していた。
「――あの日の続きだ」
「いやああああっ!」
狭い部屋の、汚い床に押し倒される。堪らず怜は大声を上げた。しかし、今回は松谷は彼女の口を塞がない。塞ぐ意味は、ない。
「どう頑張っても、江口は来ないぞ。清水谷もだ」
「いや、いや、いやあああっ!」
「精々愉しもうや」
あの日と同じように、松谷は怜の背中から馬乗りになる。セーラー服の上から、彼女の膨らみを鷲掴みにする。
「やめ、やめてっ!」
「言ってなかったが、多少は成長したみたいじゃないか。清水谷には遙か及ばないがな。あれは別格だったな」
「っ? りゅ、竜華に何したんやっ?」
「おいおい、今は自分の心配してろよ。お前は今からレイプされるんだぞ」
「ううううぅっ」
差し迫った貞操の危機に、怜は身を捩って逃げようとする。だが当然、これまでも散々証明されているとおり松谷の腕力には敵わない。
「きょ、教師と生徒は一線超えたらあかんのとちゃうんかっ」
「普通はな。俺はお前みたいな生徒を犯すのが好きな教師なんだ」
「――っ、や、やめ、ぁ♡」
スカートを捲り上げ、下着の中に松谷の指が突っ込まれる。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡」
あっという間に、怜の声に甘いものが混じった。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ やめ♡ 先生♡ 先生やめて♡」
「おいおいおいおい、何言ってるんだよ。もうぐっしょりだぞ、お前のここは」
「ゃうぅっ♡」
クリトリスを抓まれ、怜は甲高い悲鳴を上げた。
「見てみろよ」
「あ……」
秘所から抜き取られた松谷の指には、確かに怜の愛液がぬめりを作っていた。信じられない、と言った様子でそれを見つめる怜だったが、
「お前――相当なドMだよな」
「えっ」
「初めて体育準備室で押し倒した時も、ちょっと触っただけで濡れてたぜ。無理矢理されるのが、好きなんだろう?」
「そ、そんなわけ」
親友の竜華とは、怜が突っ込み側だ。どちらかというと竜華が天然気味なせいではあるのだが、自分はどちらかというと嗜虐気質と怜は考えていた。
「一見強気な奴でもな、責められると意外と弱いってパターンは多いんだ。責められ慣れてないのか、弱いからこそ自分を強く見せたいのか――とにかくお前も、そういうタイプなんだろうよ」
「う、うぅ……そ、そうなん……?」
「ああ。――でもな」
怜に覆い被さりながら、耳元で囁くように松谷は言った。
「レイプされかけて感じるようなドMは、お前が初めてだったよ」
「あぅ♡」
いつの間にか制服の中に入っていた松谷の手が、ブラのホックを外し、乳首に触れていた。それを合図に、愛撫が再開される。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ そこ♡ お尻♡ お尻触らんといて♡ 先生♡ あかん♡ 先生がそんなん♡ やったらあかん♡」
「うるせぇ、園城寺、お前が悪いんだ。お前がケツ振って俺を誘ってきたんだろ……っ!」
「しとらん♡ 誘ってなんか♡ しとらん♡ ゃ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ なんで♡ なんで私がこんなんされな♡ あかんの♡」
「無理矢理されて悦ぶ雌豚にはお似合いだろうよ!」
パンツを完全に引き抜かれ、ソックスとローファーも脱がされる。下半身に流れ込んでくる冷たい風とは裏腹に、体温はどこまでも上昇していく。
「んちゅ♡ あふっ♡ むちゅうっ♡」
唇を重ねられれば、これまでの経験が勝手に舌を動かす。涙が零れようとも、舌は止まらなかった。膣は松谷が指を動かす度ぐちゅぐちゅと水音を漏らす。セーラー服はまくり上げられ、松谷の口がぷっくりと膨らんだ乳頭に吸い付く。
「そこ♡ そこは♡ どこも♡ あかんのに♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ せんせぇ♡ せんせぇ、もう止めて♡ 助けて♡」
「こんなところで終われるわけがないだろうっ」
松谷も興奮した様子で、怜への愛撫を続ける。すっかり出来上がっている彼女の肉体に、執拗なまでに攻勢をかけた。
「園城寺、園城寺、園城寺ィ! またこうしてお前を押し倒せて嬉しいぜっ、はぁっ、たっぷり愛してやるぞっ」
「やめ、なんで♡ なんで先生は♡ いじわるばっかり♡ するん♡」
「言っただろう、お前に一目惚れしたってよぉ!」
「うぅうううっ♡」
こんな男に告白されても嬉しくない。その気持ちは確かに残っている。むしろそれが心の大半を占めている。
だが、心とは裏腹に、肉体は目の前の雄を受け入れる準備を終えていた。
「あんなガキにお前を取られてたまるものかよ……! お前は俺のものだ、園城寺!」
「そんなん♡ そんなん言うても♡ 他の女子に手ぇつけとるのに♡」
「当たり前だろ、お前らは全員俺のものなんだからよっ、ちゅぅっ」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ 乳首♡ 乳首はあかん♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁあああっ♡ イクっ♡ イっちゃぅぅうう♡」
絶頂を味わい、肩まで伸ばされた髪を振り乱す。余韻に浸る暇もなく、松谷は怜の口を自らの口で塞いだ。体のあらゆる場所で、水音が鳴る。
「――そろそろ、行くぞ」
「あ、ぅ……♡」
準備室の床に寝転がされ、朦朧とした意識で怜は松谷の顔を見上げる。血走った目。怖かった。怖いのに――じゅん、と股は濡れてしまう。
「きょう、たろう……」
「すぐに忘れさせてやるよ。レイプセックスでな」
「や――♡」
前触れもなく、松谷のペニスが膣内に侵入する。すっかり濡れていた秘所は、全く抵抗なくそれを受け入れた。
「そ、そんなっ♡ なんで♡ なんで♡」
「お前が超のつくドMだからだよ」
「う、ふ、ぅ♡」
「さぁ、開通式だ」
一度処女膜の手前で、松谷は腰を止める。
「心の準備は良いか?」
「ぅ……」
「いくぞ」
ずぶりと、貫いた。
鋭い痛みは一瞬。鈍い痛みがじんじんと股から伝わってくるが、耐えられないほどではなかった。すぐにペニスの圧迫感にとってかわられ、その巨大さを怜は文字通り膣で感じる。
「は……ははははっ! 貰ったぞ、お前の処女を!」
「うぅ♡」
「分かるか? お前の初めてはあの男じゃなくて、俺だ。それを忘れるなよ……?」
「や、いやや……♡」
「動くぜ」
彼との思い出をかき消すように、松谷は腰を動かし始める。ぱん、ぱん、と最初はゆっくりとしたピストン運動。
「あ♡ あ♡ や♡ あ♡ あ♡ あ♡」
しかし怜がすぐに順応したのを確認するや否や、
「――っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ なに♡ なんなん♡ や♡ これ♡ すごい♡」
一気にペースアップする。再び胸を刺激しながら、口に吸い付く。じゅるるる、と怜の口内にある水分を全て吸い尽くすように、口を細めた。
「園城寺、園城寺、園城寺っ!」
「先生♡ 松谷先生♡ 先生先生せんせいっ♡」
「良いぞ、良いぞ園城寺っ、やっぱり思った通りお前は最高の雌だっ」
「雌♡ 雌とか♡ 言わんといて♡」
「こんなに悦んでおいて今更何言ってやがるっ」
「やぁ♡ せんせい、先生先生♡」
「愛してるぜ、園城寺っ」
激しく名前を呼び合い、キスを交わし合い、腰を振り合う。
教師と生徒は、雄と雌として交尾を重ねる。もう怜は、全てを受け入れていた。
「あかん♡ これ♡ あかんようになってまう♡」
「良いんだぜ、だめになっても……! ほら、イケよっ、レイプでイっちまえっ!」
「いや♡ いやや♡ こんなんで♡ イキたくない♡ きょうたろ、京太郎っ」
「俺以外の名前を呼んでるんじゃねぇよっ」
「ごめんなさい♡ ごめんなさい松谷先生っ、謝ります、謝りますからっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ これ♡ これもう止めて♡」
「止められるわけがないだろっ!」
激しいピストン運動を、さらに加速させ。
「イクぞ、園城寺……!」
「や♡ や♡ やああああっ♡」
「……イっちまえ」
「イク♡ いくうううううううっ♡」
膣内に射精されながら、園城寺怜は絶頂を迎えた。
しかし、強姦者の昂ぶりは収まらない。
「まだまだここからだぞ」
「あふ……♡」
抜かずの二回戦が、始まった。
体育準備室に、いつまでも怜の嬌声は響き続けた。
次は未定。