※この作品はR-18です。

麻雀天使堕天計画   作:クラリス

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渋谷尭深-02(扉の外、被虐痴漢奴隷)

 インターハイが終わり、秋口。

 夏服と冬服で、白糸台の制服はがらりと印象が変わる。夏服が白いワンピースタイプのセーラー服に対し、冬服はキャメルのブレザーとなる。左の胸ポケットには校章が設えられており、ネクタイの色は青。尭深はそれに、丈の長いプリーツスカートを合わせていた。後輩の大星淡などはすぐにミニスカートに改造していたが、尭深にそんな事をする勇気はなかった。派手な格好をすれば、目立ってしまう。

 そう――ただでさえ痴漢に狙われているというのに。

 

「んっ、うっ……っ♡」

 

 スカートの折り目を潰すように、尭深の大きなお尻を揉むのは痴漢の手。

 白糸台に進学して、一年と半年。この頃には、電車内の痴漢は日常の一部になっていた。勿論慣れるわけがない。しかしながら、心の何処かで受け入れてしまっているのも確かだった。帰宅ラッシュのこの時間、痴漢達は特に獲物を狙って群がってくる。

 その中でも、尭深は最上級のターゲットとして狙われていた。強い抵抗もせず、怯え痴漢行為を受け入れてしまっている。時折第三者が介入して痴漢を捕まえるケースもあるが、沈静化する気配はなかった。

 ただ、この夏に一人の少年に助けられてからは、尭深も変わろうとしていた。初めての恋。初めての緊張。そして彼のために、清い体でいたいと願うのだ。彼の周りには、彼に好意を寄せる女性が多い。同じ部の先輩達に、後輩。それに当たり前ながら、他の学校の少女達。痴漢に穢された自分では、勝負にならないと尭深は考えていた。

 だが、常に勇気を奮えるわけではない。特に、手練れの痴漢が相手ならば。

 

「……やめて、ください……」

 

 か細い声で、拒絶の言葉を口にする。夏までは言葉で拒否するのもほとんどままならなかったので、驚くべき進歩だった。しかし当然その程度では、尭深の背後を陣取る痴漢は止めたりしない。

 熱っぽい動作で、痴漢は尭深のヒップを揉みほぐす。尭深はそれを払いのけようとするが、がっしりと尻を掴む手は硬くびくともしない。ならば逆に手を掴み取って動きを封じようとするが、

 

「っ?」

 

 ひょいとかわされてしまう。背後で起こっている出来事だ、当然見えずに後ろ手で対処しなくてはならない。上手くいく方が稀だが、こうも巧みに避けられるとなると恐ろしくなる。尭深の経験上、この痴漢は最上級の手練れだ。これまでも何度か触られてしまっている――痴漢の顔は一度も見た事はないが、手の大きさや形、触り方で判別がつくようになっていたのだ。

 

「んっ、んっ、ふっ、ん……♡」

 

 尻臀を握られる度、尭深は喘ぎの欠片を漏らす。リズミカルに刻まれるその甘い吐息は、痴漢の手によって完全に操作されていた。

 

「相変わらず柔らかいね」

「っ!」

 

 ぼそぼそとした声で、耳元に痴漢が話しかけてくる。ぞっとする体勢だ。

 

「君のお尻は最高だよ。それに……胸も」

「ゃっ♡」

 

 突然、右の胸を鷲掴みにされる。拒絶の声には、確かな甘い音が混じっていた。そのまま遠慮なしに、ぐにぃ、と捻るように揉まれる。ブレザーの上から、何度も何度も、しつこいくらいに揉み回す。

 

「ふ――ぅ……っ♡ あっ、んっ……♡」

 

 そうしている内に、尭深の口から熱い息が漏れ始める。掠れるように小さかったが、尭深の口から喘ぎ声が漏れ出始めた。

 

(嫌……っ)

 

 淫らに形を変える自分の胸を見ていられず、尭深は目をぎゅっと瞑る。

 

(助けて、須賀君……っ)

 

 心の中で、想い人に助けを呼ぶ。しかし彼が普段住んでいる場所は、遠く離れた長野の地だ。早々何度も都合良く、尭深の危機に居合わせるわけがない。

 いつの間にか痴漢の両手が、尭深の両胸を責めていた。両側から挟みこむように揉み込んだかと思うと、今度は付け根から先端にかけて絞るようにしごかれる。

 

(やっぱりこの人、じょうず……っ)

 

 痴漢達は好んで尭深の巨乳を弄るため、特にテクニックの差が如実に表れる。今尭深を責めるのは、彼女の弱点も知り尽くした男の手であった。

 

「気持ち良いんだね」

「んっ、ふっ、ふっ♡」

「どうなの? 気持ち良いんでしょ?」

「ぅ……ふっ、んっ、ふっ……♡」

 

 尭深は無視しようとした。下手に応答すれば痴漢を調子に乗らせてしまうと、調べたネットの記事に書かれていたのだ。しかし、痴漢は答える事を強要するように、胸への愛撫を激しくする。さらにはブレザーのボタンをぽつぽつ外し始める。あっ、と尭深が戸惑っている内に、完全にブレザーは脱がされていた。さらに白いシャツのボタンも下から半分ほど外され、今度はブラの上から胸を引っ掴まれた。首元に残ったネクタイが、胸の谷間に入り込む。与えられるより直接的な刺激に、尭深は身悶えた。

 

「んっ、んっ、うっ、むっ♡ うっ♡」

「気持ち良いんだよね」

「ん……っ、ん……っ、んっ♡」

「ねえ、答えてよ」

 

 今日の痴漢はしつこかった。いくら尭深が無視しようとも、何度も何度も問いかけてくる。

 

「んっ、ゃ、んっ、ゃっ♡」

「答えて」

「……ない、です……んっ♡」

「なんだって?」

「き、気持ち良くなんか……んっ、ない、ですぅ……っ♡」

 

 精一杯の抵抗心を込めて、尭深は胸の快感を否定した。言ってやったと一矢報いたつもりになったが、背後の痴漢は空恐ろしい事を言い始める。

 

「そう。これだけじゃ、満足できないんだね」

「んっ、んっ♡ え、えっ……? んっ♡」

「それじゃあ、みんなに協力してもらわなくちゃね」

 

 痴漢の言っている意味が分からなかった。みんな、とは一体何の事を指しているのか。困惑している最中、答えはすぐにやってきた。

 

「ぅ、んっ、んっ♡ んっ、え、んっ♡ えっ……」

 

 スカートの中に伸びてくる手。そのまま、太股を擦るように堪能してくる。それだけなら、まだ普通の痴漢行為――痴漢自体異常なのだが――だ。しかし問題は、痴漢の両手は未だ尭深の胸を弄っている事である。それなのに、別の手が太股を責めて来ているのだ。少なくとも、三本の手が今尭深の体に触れているのだ。

 

(ど、どうして、どういうことっ)

 

 事態に理解が追いつかず、尭深は恐慌状態に陥る。さらに太股を責める手が増えた。両脚を擦りながら、ゆっくりと股間へ昇っていく。下着に触れるか触れないかギリギリのところで、また膝上まで手が下がる。もどかしくなる動きに悶えている内に、異変は起こり続ける。

 ひたり、と右のお尻にごつごつとした手が乗せられる。その手はそのまま、ぐい、と尻臀と掴んでくる。

 

「ひぅっ♡ んっ、んっ……♡ ふぅっ♡」

 

 それでいながら、胸と太股を弄ぶ四本の手の動きは途絶える気配がない。加えてさらに左のお尻にも触れてくる手があった。スカートの中に手を突っ込み、パンツをずらして生のお尻を揉み始める。素早く、尭深が止める暇さえなかった。

 

(ゃ、だ……っ!)

 

 計六本の手に弄られ、さしもの尭深も慌てふためき、無理矢理にでも逃れようとする。だが、今度はがっしりと尭深の両腕を掴まれてしまった。他の手を払いのけることもできず、身動ぎ一つとれなくなる。事ここに至って、尭深はようやく状況を理解した。

 集団で、痴漢されている。完全に狙い撃ちにされた事を尭深は自覚し、恐怖で体は硬直する。もっとも、動かす隙もないのだが。耐える許容量を超え、尭深も意図せず大きな叫び声を上げそうになった。しかしその寸前、また誰かの手が、今度は尭深の口を塞いだ。

 

「んむっ♡ むっ♡ むっ♡ むっ♡」

 

 くぐもった声の中に混じるのは、喘ぐ音。

 

「気持ち良い、でしょ?」

「むっ♡ むっ♡ んむっ♡ んむぅっ♡」

 

 尭深は答えない。答えられない。だが、答えは明白だった。四方八方から伸びてくる複数の手。相手が一人だけでは行えない責め。しかもその手全てが、経験豊富なテクニックを有していた。

 ブラの上から、乳首を抓られる。

 もう、耐えられなかった。

 

「むぅっ♡ むぅっ♡ むぅっ♡ ん、むぅうっ~~~♡」

 

 口を塞がれていなかったら、思い切り絶叫していた事だろう。しっかりとその事を理解しながら、尭深は人生で最高のエクスタシーを覚えたのだった。

 

 

 

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 

 

 

「はっ……♡ はっ……♡ はっ……♡」

 

 泡に包まれた尭深は、ぼうっとしながら卓を見つめていた。忌まわしい集団痴漢の記憶を語り終え、にやにやと笑う男達の視線に晒されながら、しかし尭深は動けないでいた。勝負が始まってから、どんどん体が熱くなる一方だ。頭の中はぼんやりとして、思考能力が低下している。痴漢行為について想いを馳せる度、体の奥が疼いて仕方がない。

 どう考えても、おかしい。今朝まで健康そのものだったのに、変調が急すぎる。しかしながら今の尭深では、その違和感にも気付けなかった。

 

「どうしたんだい、尭深。早くまた泡をつけてきなよ。そろそろおっぱいが見えそうだよ」

「ゃ……」

「ほら、早く」

 

 そう言われても、体はだるくて動かせない。裸身を見られる羞恥心も、立ち上がる原動力にならない。それよりも、尭深は残された体力を勝負に注ぐ事にした。

 

「もう……良いです……このままで……」

「いやいや、それはダメだ。この城では最初に取り決めた事を守るのが基本ルールだからね」

「で、でも……」

「尭深ができないなら、俺がやってあげるよ」

 

 え、と尭深が戸惑うよりも早く、シュウヤは彼女の腕を引っ張り上げて立たせていた。体の大部分の泡が流れ落ち、申し訳程度に局所が隠れている状態に尭深はしゃがみ込みそうになるが、シュウヤはそれを許さない。大浴場の隅にある洗い場まで尭深を連れて行くと、どこからか取り出した椅子に座らせた。その背後に、シュウヤも座る。目の前の鏡に映る自分の姿と、その背後に位置するシュウヤの姿を、半ば他人事のように尭深は見つめていた。

 シュウヤはボディソープをその手につけると、当たり前のように尭深の胸に擦りつけ始めた。

 

(嘘……っ)

 

 驚いて、まともに抗議もできない。元から貼り付いていた泡など、実質的にないも同然。生乳を、直接嬲られる。

 最初は優しい手つきだった。さすり上げるような愛撫。それも徐々に熱を帯びていき、ぐにゅ、と乳房の形を変えるほど強く揉み拉がれる。泡をつけるなんて、体の良い言い訳にも程があった。

 

「んっ♡ んくっ♡ ん……ふ、ぅ……♡ んっ♡」

 

 間もなく、尭深は悩ましげな声を上げ始めた。顎が自然と上向きになり、熱い吐息を漏らす。ソープは泡立ち胸を隠すが、それを砕くようにシュウヤは揉む手に一層力を込める。

 

「んっ、んっ♡ んっ♡ んっ♡」

 

 胸から送られる刺激は、尭深を恐怖させた。尭深を痴漢してきた男達、その中には卓絶したテクニックを持つ者もいた。その痴漢と、シュウヤは遜色のない技術を有している。

 

「ここは電車の中じゃないから、もっと素直に声を出して良いんだよ」

「ふ、ふぅっ……♡ ん、んっ、んっ……♡ んっ、んぅううっ♡」

 

 はいそうですか、と頷けるほど尭深の矜持は安くなかった。しかしながら、最早閉じた口は決壊寸前だ。無論、シュウヤは無理にでもそれを破ろうと尭深を愛撫する。尭深の大きな乳輪の縁を、指先でなぞる。どうしてももどかしくなる動きに、尭深は体を震わせた。何周も何周も、乳輪をなぞり続ける。

 

(こ、こ、これ……っ)

 

 この責め方に、尭深は覚えがあった。勘付いた瞬間、きゅっと乳首を抓まれる。

 

「ん、んうううっ♡ ゃ、ゃ、やっ♡」

「お、イった? ほら、もっと大きな声出してよ」

「んっ♡ んっ♡ んっ、くっ♡ ふ、うっ♡」

「我慢しなくて、良いんだよ?」

「あ、あなた……っ♡ んっ♡ んんっ♡ や、あぁうっ♡」

 

 牛の乳を絞り取るように、ぎゅうっと乳房を握られる。胸の付け根から、乳首にかけて何度も何度も。この愛撫にも、覚えがあった。

 

「どうしたの、尭深?」

「あなた、ん、んっ♡ も、もしかして……っ♡ んんっ♡ んっくっ♡」

「もしかして? なにかな?」

 

 わざとらしく背後から訊ねてくるシュウヤ。この姿勢にも、覚えがあった。

 

「私の事、痴漢してた……っ♡ ん、んうっ♡ 電車の、中で……っ♡」

「ご名答。気付いてくれて嬉しいよ」

「やあっ♡」

 

 再び乳首をきゅっと刺激され、尭深は喘いだ。かつて味わった恐怖がフラッシュバックし、体が動かなくなる。散々尭深を嬲った男だった。

 

「尭深の初めての痴漢も。尭深を初めてイカせた痴漢も。尭深が一番『凄かった』と思った痴漢も。ぜぇんぶ、俺だよ」

「んっ、んっ、んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」

「尭深が気に入ってくれていて嬉しいよ。初めて見かけた時から、目をかけていたんだからね」

 

 乳房を掴む手に、さらなる熱が籠もる。ぐにゅう、ぐにゅう、と巨乳が何度も形を変えた。申し訳程度に泡を塗りたくられるが、その動きさえ淫猥なもの。しかもわざと中途半端で、乳首が見えていた。

 

「次は脚だね」

「んっ、うっ、んっ♡」

「ほら、さっきも言ったけどここは電車じゃないんだ。いつもよりずっと大きな声を出して良いんだからね」

「い、や……っ♡ んんっ♡ ん――ぅっ♡」

 

 太股からお尻にかけて掌が這い、丹念に泡を塗りたくってくる。当然ながら、愛撫に主眼が置かれていた。

 

(私……ずっと、この人に……っ、好きなように、されて……っ)

 

 悔しかった。悔しかったが、悦楽を覚えているのも確かだった。そして、「上手な痴漢」と認識していた事も。

 

(須賀君、須賀君、須賀君……! 助けて……!)

 

 何度も名前を呼んで、ここにはいない彼へと助けを求める。しかしシュウヤの悪辣な手は、動きを止めない。

 

「良いんだろう? こうされるのが。イったって、認めたもんね。凄く、良いんだよね?」

「ち、ちが、んっ♡ んっ♡ んうううっ♡」

「ほら、ちゃんと喘ぐんだ。我慢は体に毒だからね」

 

 そろりと、シュウヤの指先が股間に伸びる。そろりと、秘所の割れ目をなぞられた。

 

「ん……んっ♡ ゃ、ぁっ♡ あ、あ、あっ♡ あっ♡ あっ♡」

 

 繰り返しなぞられ、ついに尭深は噛み締めていた奥歯を解放してしまう。途端に喘ぎ声が漏れ出始めた。それに気をよくしたシュウヤは、さらに彼女の処女地を責め立てる。

 

「ここが良いんだね」

「あっ、あっ、あっ♡ あっ♡ あんっ♡ んっ♡ あっ♡ い、やぁっ♡」

「ははは、ちっとも嫌そうに聞こえないな。まあ、尭深は俺の手が大好きだから仕方ないね」

 

 大好きなものか、と尭深は悪態を吐きたくなる。しかし実際に出てくるのははしたないほどの嬌声ばかり。さらにシュウヤは、左の乳首を再び虐め始める。

 

「んっふぅっ♡ んっくっ♡ だ、だめっ♡ 同時にするのっ♡ 同時にするのっ♡ だめっ♡」

「ダメじゃないでしょ、良いんでしょ?」

「んっ、んっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ~~~っ♡ あ――はぁ……♡」

「お、イったかな? どう、尭深?」

「も、もう、許してぇ……♡」

「だめだめ、まだしっかり泡がついてない。このまま戻ったら他の男達に裸が見られちゃうでしょ。尭深の体は俺のモノなんだからね」

 

 違う、貴方のものなんかじゃない、そう尭深は言いたかった。だが、舌が上手く回らない。体は熱くなり、言うことをまるで聞いてくれない。

 鏡に映る自分の姿を見て、尭深は愕然とする。あまりにも淫らな格好だった。

 

「はぁーっ♡ はぁーっ♡ はぁーっ♡ はぁーっ♡」

「良いよ、尭深。綺麗だよ。俺がこんなに優しくするのは尭深くらいなんだよ。誇りに思って良いんだからね」

「ゃ、優しく、なんてぇ……♡ んっ♡ んうっ♡」

 

 好き勝手に肉体を弄んでいるだけなのに、シュウヤは尭深の神経を逆撫でする。だが、尭深自身怒る元気もなかった。余りにも強すぎる快楽に、意識が半ば薄れかけていた。

 シュウヤの愛撫が始まる前から、既に尭深の体は昂ぶっていた。罠は、尭深の体を覆い隠す泡にあった。ソープに、肌から吸収されるタイプの媚薬が仕込まれていたのだ。自分の体を隠すため、尭深自身が繰り返し入念に、肌へと擦り込んだ。勿論、尭深には知らされていない。この昂ぶりが、自然に起きたものと勘違いする。

 それに加えて、尭深の弱点を知り尽くしたシュウヤの愛撫。相乗効果によって、尭深は容易く絶頂を迎える状態に追い込まれていた。

 

「あんっ♡ ち、乳首っ♡ ま、たっ♡ あっ♡ あっ、あっ、あっ♡ んうっ♡」

「ほら、気持ち良いんだろ。なぁ、尭深」

「よく、なんか……っ♡ なんかぁ……っ♡ んっ、んっ♡ んっ♡ んっくっ♡ ふぅっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あ~~~っ♡」

「またイったか? イったのか?」

「……っ♡ イ、イってなんか、いま――あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ああぁっ♡ それっ♡ それっ♡ あっ♡ あっ♡ ~~~~~っ♡ ふ、ぅ~~~っ♡」

 

 一度達して火の付いた尭深は、イキ狂う。敏感になった体を立て続けに責められては仕方がなかった。

 

「はふぅーっ♡ はふぅーっ♡ はふぅーっ♡ お、お願い、します……っ♡ はふぅーっ♡」

「ん? どうした、尭深?」

「お、お願いします……♡ や、休ませて下さい……っ♡」

「充分休んでるじゃないか。打ってないだろう?」

「お願い、しますから……っ♡」

 

 仕方ないな、とシュウヤは愛撫の手を緩める。尭深の巨乳をゆっくりさするが、それ以上激しい行為はしない。尭深はほっと一息吐き、背中のシュウヤへと体重を預けた。傍目に見れば、恋人同士にも見える格好であった。

 

「可愛いよ、尭深」

「……ふ、ぅ……♡」

「痴漢されてる時も、自分で泡をつけてきた時も、とっても可愛かったよ」

「やめて、ください……♡」

「褒めてるんだから、良いでしょ? 大好きだよ、尭深」

 

 ごり押しの口説き文句に、しかし初心な尭深は顔を赤らめる。強制的に昂ぶらされた体の心臓は早鐘を打ち、シュウヤに愛を囁かれた事を喜んでしまったと錯覚させられる。吊り橋効果も良いところだったが、尭深はシュウヤの抱擁を無条件に受け入れていた。時々、胸を強く揉まれても大した文句は言わなかった。

 

「そろそろ、終わりにしようか」

「えっ……♡」

「おっと、まだやって欲しいのかい?」

「ち、違っ!」

 

 シュウヤが終わりを告げた時、物欲しそうな声を出してしまった事は尭深も自覚した。かあ、と顔を赤らめて俯く。そんな尭深の可愛らしい姿も、シュウヤは嗜虐の光を宿した瞳で見つめていた。

 麻雀が再開される。しかしながら、丹念に肌に擦り込まれた媚薬の効果。思い起こした痴漢の記憶。そして、シュウヤの熱の籠もった愛撫。

 尭深の歯車は、既にどうしようもなく狂っていた。半荘を何度も繰り返している内に、勝利条件達成が難しいタイミングが訪れる。本来の実力差であれば、それも一蹴できていただろう。しかし歯車が狂った状態では、不可能だった。

 

「ロン!」

 

 オーラス。軽快に和了したのは、シュウヤだった。勿論、ここまでで尭深は三倍満も役満も和了していない。

 この日の勝負、尭深の敗北だった。

 

 

 

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 

 

 

 大浴場を出て、尭深が着替えさせられたのは白糸台の夏服だった。白と青の清楚な色は、清純な尭深によく似合う。

 しかし今、それらは男を燃え上がらせる材料にしかなり得ない。

 尭深が連れて来られた部屋は、これまでで一番異常な場所だった。部屋と呼ぶべきなのかも、尭深には判別がつかなかった。そこは、電車の車両内を模した部屋だったのだ。座席から吊革、吊り広告まで車内の雰囲気そのもの。イメクラという単語を知らない尭深にとっては、理解不能であった。

 

「本物の電車でやっても良いんだけどね」

 

 そう嘯きながら車内に入ってきたのは、スーツ姿のシュウヤだった。

 

「中々準備に手間取ってね……今日は、雰囲気だけでも楽しんで貰おうと思ってね」

「楽しむ、なんて」

「楽しませてあげるよ」

「んっ♡」

 

 シュウヤは手早く尭深の後ろに回ると、お尻に手を這わせる。逃げようとする尭深だったが、右手首を掴まれて身動きがとれなくなる。何よりも、

 

「これは敗者への罰ゲームなんだから、分かってるね。勿論、尭深には優しくするよ」

「ふ、ぅ……♡」

 

 尭深は俯き、抵抗を止める。そう、負けた自分に文句を言う資格はないのだ。

 

(須賀、君……)

 

 勿論、想い人への罪悪感は止めどない。しかしながら、尭深はこの状況を、自分でも驚くくらいに受け入れていた。

背後から、腰回りを抱きすくめられる。あ、と尭深は吐息を漏らした。シュウヤの手。まるで魔力を秘めたこの手にかかると、尭深は途端に抗えなくなるのだ。一年と半年、電車の中で責め続けられた事、シュウヤの甘いマスクと渋みのある声から繰り出される愛の囁き。

 

「ん……ふ……♡」

 

 電車と大浴場の経験が、尭深の精神を侵していた。

 

「やっぱり尭深は、この制服が似合ってるね」

「んっ、んっ、んっ……♡ んっ♡ あっ、んっ♡」

 

 巨乳を持ち上げるようにして、愛撫が始まった。言われずとも、尭深は吊革に掴まる。いつもの体勢だった。いつも、この状態で痴漢からの責めを受けていた。

 

「あ、んっ、んっ、んっ……♡ そ、こ……♡」

「ここかい?」

「んっ、んっ♡ それ、それっ♡」

 

 他に誰もいない車内、浴場での体験が、尭深の箍を外していた。徐々に大きくなる喘ぎが、車両を模した室内に木霊する。

 

「ん、ん、んっ♡ あっ、あっ、あっ♡」

 

 ぐに、ぐに、と胸を揉まれて尭深は喘ぎを深くする。さらに、尻を指先で突かれる。その指が腰に向かって昇り、さらに背中を這い上がる。制服の上からブラ紐にぶつかって、指はようやく止まった。そのまま器用に、制服の上からブラのホックを外して見せた。

 

「――っ?」

 

 そのままライムグリーンのブラが、スカートの中を通ってすとんと床に落ちた。今度はブラが外された状態で、胸を揉まれる。

 

「んっ、んっ、んっ♡ あ――んっ♡ ふ、ぅっ♡ ふぅっ♡ んっ♡ ゃ、あっ♡」

 

 より、尭深の喘ぎ声に熱が入って行く。いつの間にか、スカートをまくり上げられ、中に手を突っ込まれていた。露わになったブラと同色のパンツを、ゆっくりと下げていく。肉付きの良い生尻を、シュウヤの手が容赦なく蹂躙した。

 

「っ♡ んっ♡ お尻も、胸も、んっ♡ これ、これっ♡ これがっ♡」

「同時にするの、尭深は好きなんでしょ?」

「んっ♡ ふ、んっ♡ あっ♡ あっ、あっ、あっ♡ あっ♡」

「答えてよ」

 

 ぐい、と尻臀を握られ、乳首を制服の上から押し潰され、尭深は悶えた。

 

「~~~っ♡ す、好き、です……っ♡」

「大好きなんでしょ?」

「だ、大好き、ですぅ……っ♡」

「ようし、よし」

 

 満足そうにシュウヤは頷く。尭深は眼鏡の下で目尻をとろんとさせ、頬を紅潮させた。超えてはならない最後の一線を、彼女は無自覚に超えてしまった。

 

「あっ、あっ、あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「尭深、可愛いよ尭深……」

「ふ、ふぅっ♡ うっ♡ や、んっ♡」

 

 吊革から、尭深の手から滑り落ちる。そのまま、シュウヤに押し込まれる形で尭深は窓際に追いやられていく。中途半端に下ろされたパンツが邪魔でまともに歩けなかったが、シュウヤに支えられる形で尭深は歩いて行った。

 電車の入口に両手を突き、お尻を背後のシュウヤに向けて突き出す形になる。スカートをある程度まくり上げると、シュウヤは勃起したペニスを尭深の入口に宛がった。これには尭深も驚き慌てふためく。

 

「……っ? や、やああっ!」

「落ち着いて尭深。優しくするから」

「で、でも、でも……っ♡」

「負けた分は、ちゃんと支払って貰うよ」

 

 ぷりぷりと振られる尭深のお尻をがっしりと掴み、シュウヤは狙いを固定する。ずず、と亀頭の先端が侵入を始めた。

 

「っ♡ だめ、だめっ♡」

「だめじゃないでしょ。ずっと、この日のために君に痴漢してきたんだから」

「……っ♡ ん、んっ♡ うぅ……♡」

「力を抜いて」

「~~~っ、あ、あぁ……♡」

 

 さらにペニスが尭深の中に入り込む。ある程度まで進むと、引っかかりを覚えてシュウヤは腰の動きを止めた。

 

「分かる、尭深? ここが君の処女膜だ。もうちょっとで貫いちゃう」

「う、うぅ……♡」

「その前に――って、言って」

「っ? そ、そんなことっ」

「言って」

 

 囁かれた指示に、尭深はぎゅっと目を瞑る。もう、彼に逆らう精神力は彼女に残っていなかった。

 

「ず……ずっと私を痴漢して下さった、シュウヤ、さん……っ、あなたのおかげで、痴漢が、凄く好きになりました……っ♡ お、お礼にっ♡ お礼に、私の大事な、大事な処女を――さ、捧げます……っ♡」

「ありがとう、尭深。大好きだよ」

「~~~っ♡ う、ふ――♡ んんんうううぅっ♡」

 

 一気に、尭深は貫かれる。既に濡れそぼった秘所と、媚薬によって馴らされていた体はあっさりと彼のペニスを受け入れた。つぅ、と処女の証が太股を伝ってパンツまで流れ落ちる。ぽたりと、涙が眼鏡に落ちた。

 

「ふー……っ、ふー……っ、ふー……っ」

「おお……やっぱり思った通り、尭深の中は温かいね」

「あ、はっ……♡」

「動くよ」

「や、ま、まだ、んっ♡」

 

 最初はゆっくりと、シュウヤは腰を動き始めた。尭深の膣内を、シュウヤの怒張が擦る。言っていたとおり、優しい動きだった。

 だがそれに慣れたかと思うと、加速度的にシュウヤは腰振りのスピードを速めていく。ぱん、ぱん、ぱんと小気味よい音が車内に響き渡る。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

 

 突かれる度に、尭深は高い嬌声を上げた。とても抑えきれるものではない。両手も、扉に押し付けたままだ。

 

「どうだい尭深、良いだろう?」

「あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡ すごいっ♡ すごいですっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡」

「イクのかい? もうイくのかい?」

「イクっ♡ イキますっ♡ 痴漢に♡ シュウヤさんに突かれてっ♡ 尭深、イっちゃうんですっ♡ ダメなのにっ♡ 痴漢なのにっ♡」

「良いんだよ尭深、イって良いんだよ。――ほら」

 

 一際強く突かれ、それが尭深の限界だった。

 

「あっ、あっ、あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡ イク♡ イク♡ イクっ♡ 尭深、イキますっ♡ イっちゃいますっ♡ あ~~~っ♡」

 

 尭深は顎を突き上げ、涎を零す。同時に、どくどくと膣内に精液を吐き出されるのが分かったが、咎める余裕は尭深になかった。

 

「はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡ す、ご……♡ すご……♡ シュウヤさん、すごい……♡」

「まだまだここからだよ」

「あっ♡」

 

 抜かないまま、一切の衰えを見せないシュウヤのペニスが動き始める。尭深は驚き慌てふためくが、それよりも先に喘ぎ声を上げていた。加えてお尻を掴んでいたシュウヤの手が、尭深の美巨乳を揉み出す。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「こんなところで犯されて喜ぶなんて、心底尭深は痴漢が大好きなんだね」

「ち、違っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 違ぅっ♡」

「何が違うの? 気持ち良さそうに喘いじゃって。痴漢大好きなんでしょ?」

「ちが、ちがっ♡ んっ♡ んっ♡ 乳首、またっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ つ、突くのもっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「大好き、なんだよね?」

 

 突かれながら重ねて訊ねられ、尭深はもうダメだった。

 

「大好きっ♡ 大好きですっ♡ 尭深はっ♡ 痴漢大好きですっ♡」

「痴漢大好きなんて、ドMだよね尭深は。ずぅっと痴漢されてて、喜んでたんでしょ?」

「はいっ♡ はいっ♡ 痴漢にお尻触られてっ♡ 胸を揉まれてっ♡ 気持ち良かったんですっ♡ 尭深は♡ 喜んでたんですっ♡」

「邪魔された時もあったみたいだったけど、余計なお世話だったんだ?」

「――っ♡」

 

 大切な思い出を、砕かれる。しかし尭深はそれに、想いを馳せる余裕はなかった。加えて言えば――暴かれた本心は、紛れもなく本心だった。尭深自身、認めてしまっていた。

 

「そうですっ♡ ほんとは助けて欲しくなんかっ♡ なかったんですっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ こうしてっ♡ ずっと痴漢っ♡ されてたかったんですっ♡」

「よく言えたね、ドMな痴漢奴隷の尭深」

「~~~っ♡ はいっ♡ はいぃっ♡」

「ほら、大好きな痴漢の手だよ」

「はいっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 好きっ♡ 大好きっ♡ シュウヤさんっ♡ 好きっ♡」

「須賀君は、もうどうでも良いよね。俺がいれば良いよね」

「はいっ♡ 好きっ♡ シュウヤさんっ♡ 大好きっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 痴漢の手っ♡ 大好きですからっ♡」

 

 あんあん喘ぎながら、尭深は非道な言葉も受け入れる。快楽が、全てを肯定する。

 しかし、彼女が凍り付いたのは次の瞬間だった。

 たまたま顔を上げた瞬間、扉の窓の外、そこにいたのは――

 

「ふ、ぇ……? す、須賀……くん?」

 

 男達に拘束され、口を塞がれ、扉一枚隔ててそこに立っていたのは想い人。血走った目の彼と視線がぶつかり、尭深の時間が停止する。

 だが、シュウヤに腰を打ち込まれた瞬間、快楽に身をやつしていた。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ シュウヤさんっ♡ それっ♡ それっ♡ それっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「良いでしょ、尭深。好きなんでしょ?」

「好きっ♡ 好きっ♡ 大好きっ♡ 尭深は痴漢がっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 痴漢が大好きな女子高生なんですっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「ほら――イっちゃえよ、ドM女」

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ イく♡ イくイくイくっ♡ 尭深っ♡ またイきますっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あ~~~~~っ♡」

 

 びくびくと体を震わせて、尭深は絶頂に身を任せる。あれだけ会いたかった少年が目の前にいるというのに、視界に入らない。そのまま力が抜け、ずるずるとその場にへたり込んだ。

 絶頂から一転、尭深の頭は冷静さを取り戻す。

 自分がしでかしたこと。口走ったこと。それらはもう、取り戻せない。どれだけ後悔しても、取り戻す事はできない。

 膣内より、シュウヤの吐き出した精液が零れる。

 いつまでも、尭深は顔を上げる事ができなかった。扉の外を、見る事はできなかった。

 

「あ……っ♡」

 

 代わりにシュウヤに手を引っ張り上げられ、真正面から抱き締められる。扉の外に背中を向けた尭深は、シュウヤに求められるまま初めての口づけを交わした。




次回以降の予定は
・大星淡編
・松実姉妹完結編
・IH出場巨乳一年組
です。書けたらですが。
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