※この作品はR-18です。

麻雀天使堕天計画   作:クラリス

41 / 71
清水谷竜華-08(恥辱の演劇舞台)

「怜は、どうなったんや……?」

 

怜の再起を賭けたゲームから戻ってきたのは、松谷だけだった。丸一日は待たされただろうか。竜華は心配げに目を細めて、松谷に問いかける。

 

「安心しろ、元気だよ」

「じゃあ、怜は勝ったん?」

「なかなかしぶとい女だよ」

 

 良かったと、竜華は息を吐く。だが、次は自分の番だ。

 

「待ってる間に心変わりはしたか? 今、この間みたいに素直になれば優しくしてやらんでもないぞ?」

「せ、せやからあの時はおかしくなってただけやっ。素直でもなんでもあらへんっ」

「まあ、言ってろよ。今からたっぷりひぃひぃ啼かせてやるからな」

「う……」

 

 松谷の眼光に射貫かれると、竜華は動けなくなる。ベッドの上で、もじもじと内股を擦り合わせる。しかしそれでも、この男に立ち向かわなければならないのだ。

 

「それじゃあ、お前とのゲームだが……そう身構えるなよ。ちょっとした賭けだ」

「か、賭け……?」

「そうだ。これを見ろ」

 

 部屋の中にあるモニターの電源が入る。

 映し出されたのは、卓に座る怜の姿だった。堪らず竜華は声を上げる。

 

「と、怜っ」

「聞こえてないぞ。中継だ」

「今度は……何をさせる気や」

「なぁに、簡単な話だ。これから園城寺が打つ。一局毎に、配牌を見て園城寺が上がれるかどうか賭けろ。トータルでお前が勝ち越せば、クレジットをやろう」

「……ほんまに?」

「ああ。ただし、賭けを外す度ペナルティは受けて貰うからな」

「変な妨害とかせぇへんの?」

「誓ってしない。俺達から園城寺に何か仕掛ける事はない。言うまでもないが、逆にトータルで負け越せばそこで今度こそ終わりだ」

「……わかった」

 

 また何か卑劣な罠をしかけているのだろうか――疑いながらも、竜華はその勝負を受けた。受けざるを得なかった。それに、フラットな勝負ならば怜は易々と負けないという信頼もあった。

 

「それじゃあスタートだ」

 

 怜の手牌が開かれる。二向聴の好配牌で、

 

「怜が和了る」

 

 竜華は即決した。ふん、と松谷は鼻を鳴らす。一抹の不安を覚えながら、竜華は対局の行方を見守る。

 結果は、怜の自摸和了であった。

 

「やったっ」

「ほう」

 

 ひとまずは勝利を収める。一安心する竜華だったが、勝負はまだ始まったばかりだった。だが竜華は自信があった。今の怜ならきっと勝ってくれる、と。よほど悪い配牌でない限り、和了に賭けて問題ないだろう。

 次も怜は好配牌だった。迷わず竜華は和了に賭けるが、

 

「あ……っ」

「残念だったな」

 

 自摸和和了したのは、他の男だった。松谷が背後から、声をかけてくる。

 

「対局優先でとりあえずペナルティは後回しにしてやるよ。後でペナルティが溜まったらまとめてやってやる」

「ふ、ふん」

 

 一度くらいのミスは問題ない、と竜華は割り切るが――

 

「そ、そんな……」

「お前も運が悪いな」

 

 そこから二連続、好配牌に恵まれるも、怜は和了できなかった。絶望する竜華の腕を、松谷が引っ張り上げる。

 

「来い。仕込みから始めるぞ」

「し、仕込み……?」

「今日の授業は演劇だ」

「はあ? ど、どういう意味や……」

「これを読め」

 

 渡されたのは、一冊の本。それは、台本だった。ここに書かれたシナリオ通りに、演技をしろというのが松谷の命令だった。

 

「相も変わらず悪趣味やな」

「素直に言うことを聞かないと、ここでゲームセットにしちまうぜ?」

「く……っ」

 

 反論は許されなかった。

 連れて来られたのは、いつぞやの校舎、そして千里山を模した教室。制服姿の竜華には似合いの光景だが、嬉しくともなんともない。

 反吐が出るような台本を読まされ、しかしそれに従わなくてはならない竜華は、教室の中央に立たされる。竜華自身は気付かなかったが、幾台ものカメラでその姿は撮られていた。

 竜華の前に、松谷が立つ。顔を真っ赤にした竜華は、俯き歯噛みし、だが最後には意を決して松谷の顔を見上げた。

 

「松谷、先生……」

「なんだ、清水谷。二人きりで話がしたいなんて」

 

 演技。これは演技。そう自分に言い聞かせながら、竜華は台本をなぞる。下手な演技が許されるとは思えず、全力をかける。器用でなんでもこなす竜華にとって、演劇も問題ない。もっとも、竜華自身気付いていなかったが、そこには調教の結果が多分に含まれていたが。

 

「う、うちな……先生のこと、な……好きになってしもてん……」

 

 怜も同じような演技をさせられていたことを竜華は知らない。彼女たち二人に同じ屈辱を与え喜びを味わいながら、松谷はまとわりつくような笑みを浮かべる。

 

「嬉しいよ清水谷。お前にそこまで想われてたなんて」

「うっ、ぐ……先生、お願いやから、うちと、キス、して……」

「ああ」

 

 自分からつま先立ちになり、唇を寄せる。最早慣れ親しんだと言って良い松谷との接吻だったが、悔しさに打ち震えるのは変わらない。未だ、完全に彼女の心は折れていなかった。

 

「ちゅ……っ♡」

 

 まるで初々しい恋人同士のように、二人のキスを交わす。そのまま竜華は瞳を伏せて松谷の首に腕を回し、ねっとりと唇を押し当てた。うっとりとした表情は、演技によるものなのかどうか、本人も気付いていなかった。

 

「んっ♡ んちゅ♡ むぅっ♡」

 

 永遠ほどにも長く感じるキスに、竜華は耽っていく。比べる相手などいなかったが、松谷とのキスは上手だと思えた。

 

「清水谷、清水谷……」

「んちゅ、むちゅ♡ んちゅ♡ ……ぷは、せんせ、先生……っ♡」

 

 うっとりとしながら、名前を呼び合う二人。はしたなく唾液が、竜華の豊満な胸にぽたぽたと落ちていく。

 

「清水谷……」

「ん……、先生……」

 

 松谷に促され、竜華は一旦キスを止めて一歩後ろに下がる。そのままシナリオ通りに、質問を口にする。

 

「先生のこと……な、慰めてあげたいんや……どうしたらええ……?」

「そうか。それじゃあ、俺のものを口でしゃぶってくれよ」

「ん……わ、分かった」

 

 言われるがまま、その場に跪く竜華。その細く美しい指先で男のジッパーを下ろし、まろびでた勃起に一瞬顔を歪めるものの、最早それに口付けるのにも慣れていた。

 

「うちのお口で、せ、先生のおちんちん、慰めるからな……♡」

「ああ、しっかり頼むぜ」

「あむっ♡」

 

 思い切って、亀頭を口に含む。既に口内は唾液が大量に分泌されており、ぐちゅぐちゅと水音を立てた。

 

「んむっ♡ ちゅぱっ♡ んちゅうっ♡ むちゅうっ♡ んじゅうっ♡」

「おお……やるじゃねぇか」

 

 口を動かし、喉を使って扱いていく。フェラチオは散々叩き込まれたため、テクニックは一段と増している。松谷も大層ご満悦だった。本来なら、してあげたい相手は別にいる。だというのに、演技とは言え、他の男に積極的にするのは屈辱としか言いようがなかった。さらに辛いのは、抵抗感が薄れてしまっていることだった。

 

「むぅっ♡ んじゅうっ♡ じゅるるるっ♡ ちゅううっ♡」

「良い吸い付きだ……ほら、胸も使え」

「んじゅううっ♡ んじゅうっ♡ ちゅうっ♡ んむっ♡ ん、ん……っ♡」

 

 セーラー服をまくりあげ、紫色のブラと白い胸が露わになる。その谷間に松谷の竿を挟み込み、亀頭に吸い付く。

 

「はむっ♡ むうっ♡ んじゅぅっ♡ じゅるるるっ♡」

 

 その乳圧で竿を刺激しながら、ペニス先端を唾液が零れるほど舌で舐め回す。お気に入り女子高生の積極的なパイズリフェラに、松谷は大層ご満悦だった。

 

「んじゅうっ♡ じゅるるっ♡ んじゅうっ♡ んぱっ♡ せんせ、せんせ、せんせぇ……っ♡ あむっ♡ んじゅるるっ♡ じゅるるっ♡」

 

 これまでに受けた調教を思い出し、竜華は松谷が喜ぶように奉仕する。自分が先生と呼ぶと嬉しそうに笑うのも、知っていた。

 

「お、お、おお……イクぞ、清水谷……!」

「ん、んううっ♡ んじゅっ♡ ん~~~っ♡」

 

 口から飛び出たペニスが精液を発射する。ねばついた白濁が竜華の端正な顔や美しい黒髪に降り注ぎ、穢していく。

 

「あ、熱い……♡ ん、く、くさぁ……♡」

「それが良いんだろ、清水谷? 大好きな男の精液だもんなぁ」

「ん、う、は、はいぃい……♡」

 

 良いわけがない。ないのだけれど、竜華は既に松谷のぶっかけにも順応していた。大好きな男、という言葉に反発する想いも出てこなかった。

 

「机に手ェついて、ケツこっちに向けろ」

「ん……」

 

 指示通り、教室の机に両手をつく竜華。奇しくも、それは本当の竜華の席と同じ位置の机だった。

 

「へへ」

 

 にんまりと笑う松谷を背に、竜華はごくりと生唾を飲み込む。

 

「せん、せぇ……♡ はよぉ、してぇ……っ♡」

「してって、何をだ?」

「せ、せっくす……♡」

「もっと大きな声で言わないと聞こえないぞ」

「……っ、セックス! うち、先生とセックスしたいんや! 先生のおちんちんを、うちのおまんこに挿入れて欲しいんや! 先生の事好きで好きで、ずっとセックスしたかったんやもん!」

 

 他の誰にも、特に怜と京太郎には聞かせられない内容を目一杯の声で叫ぶ竜華。松谷は満足気に頷くと、突き出された竜華のお尻を、スカートをまくりあげ確認する。紫のショーツをずらして、乙女の入口が無防備に晒された。

 

「お前にそこまで言わせてしないのは流石に男が廃るからな。お前の望み通り、セックスしてやるよ」

「う、うぅ……♡」

 

 これはあくまで竜華が望んだ事だと強調される。恥ずかしく、悔しい。けれども竜華は、それを受け入れてしまっている。その事実が、何よりも彼女を苦しめた。

 

「いくぞ……そら」

「は――うぅううぅっ♡」

 

 もう何度飲み込んだ分からない松谷の男根を、立ちバックの姿勢で受け入れる。だが、何度入って来ても慣れない。むしろ彼と性交する度、より激しく感じるようになっている。どんどん、松谷に肉体が傾いて行っている。――同時に、心も傾いてしまっている事に、竜華は気付いていない。それだけは違うと否定はするも、否定する必要がある時点で彼女は既に相当参っていた。

 

「ああ……良いぜ、清水谷。襞が絡みついてきて、ぎゅっと俺のちんぽ絞ってよぉ」

「ほ……ほんまっ? ほんまに先生の事、気持ち良くしてあげられとるっ?」

「ああ……お前の膣内のおかげせ気分は最高だよ」

 

 竜華の黒髪をかきあげ、松谷は彼女の全ては自分のものだと主張する。その行為に、竜華の胸はきゅんと高鳴った。植え付けられた、強大な雄に屈服させられる牝の悦びが、彼女の中で定着しつつあった。

 

「動くぞ」

「う……んっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ すごっ♡ すごっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ せんせいの♡ せんせいのぉっ♡ 太くてぇ♡ 強くてぇ♡」

「良いんだろ? なあ?」

「んぅ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ うんっ♡ うんっ♡ うんっ♡」

 

 演技をするまでもなく、竜華は高らかな嬌声を上げ松谷の言葉に何度も頷く。

 

「まだまだ激しくしてやるぜ」

「んうぅうぅ~~~っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡」

 

 ぱんぱんぱん、と腰を打ち付ける音が教室に木霊する。目を伏せて、黒髪美少女はどこかうっとりとした表情で熱い吐息を漏らし続ける。傍目には、禁断の恋に溺れる教師と生徒の図であった。

 

「ほらほらほらっ! どうだ清水谷、こいつが欲しかったんだろっ?」

「せやっ♡ せやでっ♡ うち♡ うちな♡ 先生と♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡先生とずっと一つに♡ 一つになりたかってん♡」

「そうかそうか、夢が叶って良かったな! 完全に繋がってるぞぉ!」

「うん♡ うんっ♡ 先生♡ 先生♡ 好きっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 大好きっ♡ 初めて会うたときからっ♡ 好きになってもうたんやっ♡ 先生っ♡ 先生っ♡」

 

 信じた、書き換えられていく。あれだけ嫌悪していた男に、一目惚れした事になってしまう。演技であるはずなのに、竜華自身そうだと誤認させられそうになる。

 

「あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あかんっ♡ 先生っ♡ うちもうあかんっ♡ あかんっ♡ イク♡ 先生との♡ 先生とのセックスで♡ イクっ♡」

「ああ、いけ、思う存分イっちまえ!」

「うんっ♡ イク♡ イクぅぅぅううう~~~っ♡」

 

 顎をがくがくと揺らし、派手に気をやる竜華。深い絶頂から戻ってきた彼女の表情は、確かに恍惚の色に染まっていた。

 

「はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡ す、すごぉ……♡ はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡」

「おいおい、まだこっちは満足してないんだぜ? 休む前にもっと締め付けろよ。セックスしてやってんだからよ」

「ふぁい……っ♡ ふぁい……っ♡ ん、んうっ♡ 先生も、先生もイってな……♡ うち、がんばるから……っ♡」

「おうよ」

「ん~~~っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡」

 

 再び開始される抽送に、竜華は絶頂で敏感になった身体を激しく刺激される。最早、突かれる度にイってしまう有様だった。

 

「あっ♡ あっ♡ イクっ♡ イクっ♡ うち♡ うち♡ またせんせぇに♡ せんせぇにイカされるっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「俺もイくぞ、清水谷……!」

「せんせっ♡ せんせっ♡ きて♡ うちの中にっ♡ きてぇっ♡」

「ああ、思う存分吐き出させてもらうぞ……!」

「うんっ♡ あっ♡ あっ♡ うんっ♡ あーっ♡ あーっ♡ またイク♡ また凄いんクる♡ 頭白くなって♡ 何も考えられへんようになるんっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ イク♡ イクうぅうううう~~~っ♡」

 

 この日一番派手に絶頂を味わう竜華の膣内に、松谷のどろどろと滾る精液が注ぎ込まれていく。その事に文句をつける事は許されず、

 

「ありがとう、ございましたぁ……♡」

 

 と、涙を零しながらお礼を言うのだった。

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 身体を清め、竜華は新しい千里山の制服に着替える。しかし通常の制服とは異なりその生地は例の極薄のもので、上半身は下の肌が透けて見えてしまっている。サイズも小さく、胸はぱっつんぱっつんとなっておりお臍は完全に見えてしまっている。スカート丈は普段以上に短く、少し動けば下着が見えてしまいそうだ。ブラとショーツの色は、扇情的な赤で布面積は小さくエロティシズムを掻き立てられるデザインだった。

 次なる「演技」の舞台――文字通り、舞台に竜華は立たされていた。屈辱でぷるぷると身体を震わせながら、松谷の指示を思い返す。その松谷は、舞台袖でこちらをにやにや笑いながら見つめている。竜華はきっと睨むが、あれだけよがった後である。松谷はどこ吹く風だった。

 ぱっと、照明が竜華に注がれる。同時に、「劇場」の照明も灯された。

 竜華の目からも、暗がりだった観客席の様子が分かるようになる。そこにいたのは、この城で竜華と麻雀を打った相手や、立会人として見張りをしていた連中だった。全員が、卑劣な麻雀を通じて竜華の痴態を鑑賞していた者達。彼らの目は、嗜虐的な光で染められていた。誰も彼もが、好色そうな顔つきである。さらに奥には、複数台のカメラも回されていた。

 

『レディースアンドジェントルメン!』

 

 マイクで拡張された松谷の声が、舞台と観客席に響く。竜華はぎゅっと、唇を噛んだ。

 

『皆よく集まってくれた。皆には麻雀なりなんなりで世話をかけたからな。今日はその慰労会ということで、あの大物・千里山の部長清水谷竜華の調教の成果をお見せしよう!』

 

 観客席が湧き上がる。

 

『もう見る事はできないだろう清水谷竜華のストリップショウだ! 最後まで楽しんで行ってくれ!』

 

 ボルテージは、マックスとなる。逃げ場はなく、竜華は松谷に指定された台本通りの演技を強要される事になる。想い人にも見せた事の裸体を、松谷のみならず他の男達にまで見せなくてはならない。しかも、絶対に嫌な演技を伴って――そこに、後ろ暗い悦びを覚えている事に竜華はまだ気付いていなかった。とにかく、全てをなげうって、彼女は声を振り絞る。それも、できる限り男に媚びる声色で。

 

「ご、ご紹介にあずかりました千里山女子の清水谷、竜華ですぅっ。歳は18、スリーサイズは上から98、60、91っ。きょ、今日はみんな楽しんでってなぁっ!」

 

 あちこちから上がるのは歓声。ぎらつく視線。ぶつけられるのは、よこしまな男達の性欲。本来なら女として唾棄すべき、最低の情。だが、今の竜華はそれに応えねばならない。彼らの望み以上の態度をもって。

 

「う、うち、好きな人を取り戻しこの城来たんやけどなー……? そんで、部では部長を務めて、めっちゃ真面目やと思われとみたいなんやけど……ほ、ほんまは、違うんやで」

 

 あからさまな色目を、観客席に向ける。

 

「この城で、うちはほんまの自分に目覚めたんや……♡ せ、先生に教えてもろたんやで……っ♡ うちは……♡ りゅ……竜華は、ドスケベ淫乱女子高生、なんや……っ♡」

「ひゃー、マジかー!」

「清楚そうなのにねー、そんな変態みたいな制服着てさー!」

「彼氏が可哀想だぞー!」

 

 野次が聞こえてくる。涙目になる竜華だったが、ここからが本番である。

 

「ドスケベ淫乱女子高生の竜華ちゃんは何してくれるのー!」

「ぬ……脱ぎまぁすっ♡ 皆様の前で、好きな人にも見せたことない裸をお見せしまぁすっ!」

「ひゃー!」

「竜華ちゃんサイコー!」

「ドスケベボディ見せてー!」

 

 男達からの揶揄にも、竜華はにっこり笑って応える。その口角は、引き攣っていた。

 

「え……ええでーっ♡ ほんまはせんせぇ以外はあかへんねけど……っ♡」

「ぎゃはは、彼氏もだめなのかよー!」

「っ、せ、せんせぇに言われたから……っ。な、なぁ、どこから脱いだらええ……っ?」

「じゃあまず靴脱いでー!」

「ん、分かった……っ」

 

 言われた通りに、靴を脱ぐ。ただその動作でも、竜華は観客席にお尻をわざと突き出す。

 

「でけぇケツだなー、竜華ちゃん!」

「そ、そぉ……?」

「次はスカート脱いでそのケツよく見せてー!」

 

 ぐ、と竜華は笑顔を固まらせる。だが、それを崩す事はなかった。

 

「うん♡ しっかり見てな♡」

 

 震える少女の指が、スカートのホックにかかる。一瞬だけ、深呼吸した。どうせこんなミニスカート、履いていても意味がない。そう自分に言い聞かせて。

 ぱちん、とホックは外れ――すとん、とスカートはその場に落下した。赤いショーツが完全に現れ、男達の熱狂的な声が上がる。竜華は彼らの期待に応え、今一度お尻を観客席に向ける。ショーツで大事な場所は隠されているが、臀部の肌はしっかり完全に見えていた。

 

「どうっ? うちのお尻、どうっ?」

「エッチな形だよー!」

「つーかでかすぎだろ!」

「鷲掴みにしてぇ!」

「尻振ってー!」

「ん……っ♡ こ、こぉ……っ?」

 

 そのまま竜華は、言われた通りにお尻を振る。まるで売女のような動きと声。その艶めかしいダンスを披露しながら、竜華はセーラー服のスカーフを引き抜いた。

 

「う、上もこのまま脱ぐなぁ……っ♡」

「竜華ちゃんも立派なストリップダンサーだな!」

「ちゃんと踊りも覚えてきたんだねー、偉いぞー!」

 

 褒められてもちっとも嬉しくない。はずなのに、声と視線を浴びせかけられる度に胸の奥がきゅんと疼く。疼いてしまう。それは、牝犬としての悦びの疼きであった。

 

「ん……っ♡」

 

 ぐい、とセーラー服をゆっくりと上げていく。焦らすように、男達を待たせるように。サイズの小さいそれは確かに脱ぎづらかったが、竜華はあえてそうした。たっぷり一分半かけて、竜華は下着姿の半裸となった。

 

「あいっかわらず胸もでけぇー!」

「太股も綺麗だよー!」

「お前も大概マニアックだな」

「ばっか、竜華ちゃんと言ったら太股だろ!」

 

 下卑た笑い声が聞こえてくる。しかしここで終わりではない。今までも半裸やそれに近いものを彼らの前で晒したが、今日はそれ以上を求められる。

 

「そ、それじゃ……っ、つ、次は、ぶ、ブラジャー、脱ぐでぇーっ♡」

「待ってましたー!」

「竜華ちゃんのバカデカおっぱいー!」

 

 男に媚びる笑顔が、標準的になりつつあった。まるで自然で、それが取り繕った演技とは思えない。

 僅かな逡巡の後、竜華はブラのフロントホックへと指をかけた。それをゆっくり外し、脱ぎ去って行く。一気に全てを晒すのではなく、手ブラで正面は隠していた。ただ、それでは竜華の巨乳は隠しきれない。

 

「うひょー、でけぇ!」

「手もどけてー!」

「ん……っ♡ そんな慌てんといて……っ♡」

 

 竜華の扇情的な微笑みに、さらに観客はヒートアップする。竜華はさらに時間をかけて、胸を隠す腕を降ろしていく。まず右手。残された左手は、両の乳頭を僅かに隠すのみ。そして竜華は残された左手も、ずり下げていく。

 そして全てが晒された時、観客席から上がったのは高らかなまでの溜息だった。散々松谷に弄られてなお桃色を保つ乳首は、どこまでも美しい。大きな乳房は下から腕で支えられ、その圧倒的な存在感を放っていた。

 

「ど……どぉ……?」

 

 少ない反応に、恐る恐る訊ねる竜華。それは、松谷に褒められ続けた事で、自分の肉体を誇らしげに思っているようでもあった。その後湧き上がった歓声と揶揄の声に、竜華はほっとした。

 

「竜華ちゃん、最後の一枚ー!」

「脱げー! ほら脱げー!」

「まんこも見せろー!」

「しゃ、しゃあないなぁ、もう……♡」

 

 子供をあやすように微笑む様は、母性すら感じさせる。竜華はお尻を振り、胸を揺らしながら、下着を降ろしていく。観客達は息を飲んでいた。

白ソックスだけ残して、彼女はついにその裸身を衆目に晒した。湧き上がる観客達を前に、竜華はその場に座り、大股を広げた。男達は大興奮し、制止がかかなければ彼女に飛びかかっていただろう。竜華はそれでも微笑みを絶やさなかった。

 

「ありがとう、ございましたぁ……♡」

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 屈辱に塗れたストリップショウを終えても、竜華はいつまでも泣いていられなかった。彼女の心は人並み外れて強靱だったが、逆にここまで正気を保てていたのは不運だったかも知れない。容赦なく、松谷は三つ目の舞台を用意する。

 再び着せられたのは、通常通りの千里山の制服だった。そして連れ込まれたのは、千里山の体育教官室を模した部屋。彼女は知らなかったが、園城寺怜が処女を散らされた場所でもあった。その精巧なまでの作りに竜華は驚きを隠せない。

 

「それじゃ、始めるぞ。演技、頑張れよ?」

「演技なんてせんでも、ええもん……」

「果たしてそうかな? すぐによがられたら強姦シーンにならねぇからな」

「……っ、そ、そんなんありえへんわ……!」

 

 悪態をつく竜華だったが、その表情は険しい。松谷はにやっと笑って、

 

「それじゃ、スタートだ」

 

 と、カメラを回し始めた。竜華は一つ深呼吸し、台本を思い返す。背後の松谷に向かって、彼が千里山にいた頃の清水谷竜華を演じる。

 

「……で、先生、こんな所に呼び出して何の用なん?」

 

 できる限り硬質的な声を出す。意識しないと、出そうになかった。

 

「清水谷は俺の事を勘違いしてるみたいだからな」

「せやから、何を言うて……」

「仲良くして俺の事をよく知って貰おうって話だよ――っと!」

「っ? や、ちょ、やめぇ!」

 

 台本には書かれていないタイミングで押し倒され、竜華は狼狽する。埃っぽく、狭い体育教官室に二人きり。まるで本当の千里山に戻ってきたような――松谷がいた頃の千里山に戻ってきたような気分だった。

 

「いやっ、いやあっ、離して、離せぇっ! 何するんや! どこ触っとるん!」

「へへ、だから仲良くしようってだけだよ。ほら、暴れるな」

「んん、いや、助けて、助けて京太郎っ!」

 

 想い人の名前を呼ぶ。台本に書いてある事でもあり、本心でもあった。

 

「助けなんてこねぇよ、俺と楽しもうぜ……?」

「そんなん、そんなん楽しめるわけないやろ、京太郎、京太郎ーっ!」

「すぐに楽しめるようになるさ。ほーら」

 

 竜華が助けを呼ぶ度、松谷は興奮を高めていくおようだった。朗らかな声を上げながら、彼は竜華のセーラー服をまくり上げた。

 

「でけぇ胸しやがってよ。いつもこれ揺さぶって男誘惑してるんだろ?」

「や、してへん、そんなんしてへんっ、やめ、制服、戻してぇっ」

 

 清楚な純白のブラジャーに包まれた巨乳を、まじまじと見つめられる。こればかりは、何度味わっても慣れない。さらに教師が生徒をレイプしようとするシチュエーション自体が、彼女の興奮を高めていた。

 

「どうれ、お前の犯罪級の胸のご開帳だぞ、清水谷」

「あ、あかん、あかんから先生、いや、いや、京太郎、京太郎っ」

 

 体育教官室を木霊する悲鳴は無視され、ブラのフロントホックが外される。彼女の二つの巨大な果実が、ぼろんとまろびでた。ひゅう、と松谷は口笛を吹く。百戦錬磨の彼にとっても、何度見ても飽きない美巨乳であった。

 

「見んな、見んなぁっ! あかんから、あかんからあっ! 見やへんといて、見やんといてぇ!」

 

 ストリップショウまでしたが、竜華とて慣れるわけではない。演技と本気、どちらも混ざった迫真の叫びだった。それに気をよくした松谷は、笑みを零しながら彼女の乳房を付け根から揉み始める。

 

「んうっ、や、あかん、触るな、この、このぉっ」

「良い気持ちにしてやろうってんだ、感謝してほしいくらいだぜ。――あむっ」

「んんううっ?」

 

 乳首に吸い付かれ、竜華は目を白黒させる。これはマズいと知っていた。彼の舌使いは、実に巧みなのだ。乳首を吸われると箍が外れてしまう。さらに捏ねるように胸を揉まれると、もうダメだ。全ての性感帯は、この男に開発されたのだから。

 

「んっ、んううっ、あんっ♡ あっ、あっ♡ そこ、そこあかん、あっ、あんっ♡」

「おいおい、もう乳首が勃ってきたぞ。ほんとは俺にこうされるのを期待してたんじゃないのか?」

「ちが、ちがうわっ♡ そんなんあるわけないやろっ、あっ、あっ♡ 助けて、助けて京太郎っ」

「ああ、柔らけぇ……清水谷の胸は最高だなぁ……ちゅぱっ」

「んううっ♡」

 

 乳房への愛撫は止まらない。黒髪を振り乱す竜華からは、既に抵抗する力が失われつつあった。無理に松谷が抑え付けなくとも、押しのける事はもう叶わないだろう。

 

「清水谷、清水谷……」

「ん、んうっ♡ やめ、やめぇ、こんなん、こんなん許されると思っとんの……っ? あっ、あっ♡」

「お前も良い気持ちになれるんだ、感謝して欲しいくらいだな」

「だ、誰があんたなんかにっ、あんたなんかにぃっ、あっ、あっ♡ きょうたろ、きょうたろう……っ♡ あかん、助けて、うち、こんなやつにぃ……っ♡」

 

 竜華は頬を紅潮させ、自分の胸を揉み込む松谷を睨み付けようとする。だが、その瞳に宿るのは期待の色だった。

 

「さっきから須賀の名前を呼ぶ度、乳首が硬くなってるぞ。お前もあいつを出汁にして楽しんでるんじゃないのか?」

「うそ、嘘やっ♡ そんな嘘、あ、あぁ、や、んっ♡ んううっ♡」

「清水谷……もっと素直になって良いんだぞ……お前は……お前も、俺にレイプされたかったんだ。ずっと前から、俺に犯されたいって思ってたんだ……」

「ん、んう、んちゅうっ♡」

 

 無理矢理唇を重ねられ、竜華は目を見開く。

 

「んーっ、んーっ、んーっ♡」

 

 藻掻いて松谷を振り解こうとするが、餌に食い付いた獣のように松谷は竜華の唇を離さない。ちゅうちゅうと吸い付き、竜華の唇を割って口内へ自らの舌を突き入れる。

 

「んちゅ、ちゅううっ♡ れろ、んじゅうっ♡ あむっ♡」

 

 レイプシーンだと言うのに、竜華は無意識の内に松谷の舌に自らの舌を絡ませていた。その事は咎めず、むしろ松谷は喜ばしげにキスに続ける。長く、丹精込めた調教の成果だったのだから。

 

「んちゅ♡ れろ、んじゅうっ♡ ちゅうっ、じゅうっ♡ はふっ♡ ん、はぁ……♡ せん、せい……♡」

「舌も絡めちゃって素直になってきたな。こっちはどうだ」

「っ、あ、あかん、そこは、そこだけは、そこだけはあかんっ」

 

 松谷の指が竜華の白い太股を辿り、スカートの中に侵入する。そのまま、乙女の三角地帯へと。松谷はスカートの中を見ずに、白のショーツをずらして秘所を指先でなぞった。

 

「濡れてるぞ」

「っ、ぅ、嘘や、嘘つくなぁっ♡ あっ、また胸、あっ、あっ♡」

「いーや、濡れ濡れだ。もうこんなに感じちまってよ。やっぱりレイプされたかったんだよな、ドスケベ淫乱女子高生の清水谷は」

「違う、うちはそんなんとっ♡ そんなんと、ちがっ♡ あっ♡ あっ♡ 胸揉むん♡ 先生が胸揉むん♡ あかんっ♡ あかんからっ♡ ――あっ♡ あかん、あかん、そこぉっ♡」

 

 本格的に、秘所への愛撫が始まる。巧みなテクで、松谷の指は竜華の弱点を的確についていく。くちゅくちゅと、隠しようのない水音が教官室に響き渡る。

 

「あっという間に大洪水だ。俺に揉まれるのがそんなに好きか?」

「ふぁっ♡ ん、んうっ♡ あかん♡ あかん♡ 京太郎っ、助けて京太郎っ、犯される、うち、こいつに犯されてまうっ♡」

「だから、そうして欲しいんだろって……!」

「やぁっ♡ あかん、そこっ♡ そこは京太郎しかあかんっ♡」

 

 スカートをまくり上げられる。恥ずかしい場所が、はっきりと見られている。何度犯されようとも、慣れるものではない。

 

「さあて、メインディッシュといこうか」

「あ、あ、あ……っ♡」

 

 凶悪なまでに勃起したペニスが、取り出される。竜華は唇を震わせ、自らの秘所にそれが宛がわれるのを待つばかりだった。

 

「犯してやるぞ、清水谷……」

「や、あかん、あかんから、京太郎、助けて京太郎……っ」

「ここに来た時点で期待してた癖によ……そら……」

「京、きょうたぁ――あ、あ、あああぁぁぁ~~~っ♡」

 

 ずぶり、と濡れそぼったクレヴァスへ松谷の人並み外れた男根が侵入していく。今まで松谷に挿入される度感じていたが、今回はこれまでで一番だった。たっぷり愛撫されたというのもあるが、千里山を思い出させる場所での強姦、そして「彼の名前」が竜華を激しく興奮させていた。

 

「良~い鳴き声だ……」

「あうっ♡ あうっ♡ んっ♡ んっ♡ きょう、たろう……♡ うち、うち……♡ 汚された、汚されてもうた……♡ んっ♡ んううっ♡ ごめん、ごめんな……っ♡」

 

 流れ出す涙は、真実のもの。彼を裏切る悲しみと――そして、犯される悦びの。正常位で挿入され、両脚を持ち上げられ松谷はペニスを出し入れさせ始める。

 

「そら……動くぞ。もっと鳴け」

「んっ♡ あ、あ、あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 動かんといてっ♡ せんせぇ♡ あかんからっ♡ それ、それあかんからっ♡」

「おいおい、まだろくに動いてもないんだぞ。よっぽどレイプされたかったんだな」

「や、やあっ♡ ちが、ちがうっ♡ 助けてっ♡ 抜いて、これ抜いてぇっ♡ きょうたろ、きょうたろうっ♡」

「あいつはお前を助けられない。助けにも来れない底なしの間抜けだ。もう見限っちまえよ。もしかしたら、もう見限ってるのかも知れないけどな」

 

 そんなわけあらへん、という言葉は声にならなかった。加速する松谷のストロークに、竜華は嬌声を上げるしかできなくなる。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ これっ♡ これっ♡ せんせっ♡ せんせいっ♡」

「そらそらそらっ、まだまだここからだぞっ」

「んっふっ♡ んっ♡ んっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 突かれるとっ♡ あかんっ♡ あかんからっ♡ 先生っ♡ せんせぇっ♡ たすけ、たすけてきょ――あっ♡ あっ♡ あっ♡ せんせぇっ♡」

「おお、よしよし清水谷……レイプセックスでたーっぷり愛してやるからな」

 

 縋り付くように竜華は腕を松谷の背中に伸ばす。ぎゅっと抱き締められ、気をよくした松谷はさらに突き込みを激しくする。腰を打ち付ける音と、愛液がぱちゅんぱちゅんと飛び散る音が反響する。こんな薄汚い部屋で、薄汚い教師に強姦される屈辱。千里山女子が誇る黒髪の美少女は、女として最低の扱いを受けていた。だが、同時にどうしようもなく感じていた。淫らな牝としての本領を、発揮していた。

 

「あかんっ♡ あかんもうっ♡ うちあかんっ♡ イっちゃうっ♡ イかされるっ♡ 犯されとんのにっ♡ せんせいなんかにっ♡ せんせいに犯されてるのにっ♡」

「はっ、俺に犯されるのが好きな癖によ、ド淫乱……! そらそらそらそらっ」

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あかんっ♡ あかんっ♡ もうあかんっ♡ イくっ♡ イくイくイくイくっ♡ イくうううううっ♡」

 

 火花が散る視界の中、竜華は絶頂する。松谷の白濁を、その膣で受け止めながら。松谷からのキスを受け入れながら。想い人の顔を、忘れながら。

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 その後も、竜華と松谷の賭けは、竜華が負け続けた。怜の配牌から予想する結果とは、悉く外れてしまった。当然その都度、竜華は松谷の演劇の舞台を用意された。

 一つは、満員電車を模した部屋の中での痴漢プレイ。

 

「ん……っ♡ ん……っ♡ ん……っ♡」

 

 人垣に取り囲まれ身動きが取れない状態で、背後から身体をまさぐられる。当然相手は、松谷である。制服の上から胸と尻を揉まれながら、無垢で大人しい少女を演じさせられた。

 他には、援助交際をもちかけるスケベな女子高生役。メイド服を着せられ、主人である松谷に手籠めにされる役。ありとあらゆる状況で、彼女は犯され続けた。

 

「さて」

 

 そして、最後のゲームが終わった。結果は、松谷の圧勝だった。怜の和了を予想できたのは、僅か三回のみだった。

 

「トータルでも俺の勝ちだったわけだが」

「んじゅうっ♡ じゅるるっ♡ んじゅうっ♡」

 

 悠然と椅子に座る松谷の股間で、彼のペニスをしゃぶるのは竜華。熱心に、どこかうっとりとした様子で口奉仕に耽っていた。それも、全裸で。ペナルティの一環だったが、竜華はそれとは無関係にこの状況を受け入れているようだった。

 

「ああ、そこだ……そこ……くくく、最初に比べてすっかり上手くなったじゃねぇか。調教の結果が出たな」

「はむっ、んじゅ、じゅうるるるっ♡ ――ぷはっ♡ ほ、ほんま……? 上手ぉなった? うち……?」

「ああ、すっかり俺の牝になっちまったな」

「はぅ……♡」

 

 黒髪を撫でられ、竜華は眦を下げる。先ほどまでの勝負など、まるで気にしていない様子だった。

 

「ケツ、こっちに向けろ」

「は、はいぃ……♡」

 

 いきり立ったペニスから一旦離れ、竜華は伏せの体勢で松谷にお尻を向ける。その表情は、蕩けきっていた。

 そんな折、二人きりだった部屋に、扉が開いて一人の少女が入って来た。

 

「と……怜……?」

「竜華」

 

 それは、紛れもなく親友の園城寺怜だった。偽者などでは断じてない。悠然と、竜華の全裸に対しても眉一つ動かさなかった。

 

「な、なんで……?」

「ほんとは竜華もとっくに分かってたんとちゃうん?」

「な、なにを……」

 

 怜はにやりと笑って、松谷の肩に腕を回す。そして自ら、彼にキスをした。ああ、と竜華は嘆きの息を漏らした。

 

「私と先生が、ぐるやったって。分かってて、勝負を続けたんとちゃうん? 先生に犯されたいから」

「ち、違う、うちは、うちは! あかん怜、目ぇ覚まして! そんなやつに、き、キスなんて……!」

「嫉妬しとるん?」

 

 かあ、と竜華は顔を真っ赤にし、怜から視線を外す。それからはもう、すぐ目の前の床を見つめるばかりだった。

 

「とにかく、勝負は俺の――俺と園城寺の勝ちだな。清水谷、最初の約束通り今度こそお前は終わりだ……」

「う、うぅ……きょう、たろぉ……♡」

「だが、最後に選択肢をやろう」

「えっ?」

 

 予想外の言葉に、竜華は戸惑う。背後の松谷はにやりと笑って、

 

「勝負の結果ではなく、お前自身の意思で俺に服従を誓うか――それとも抵抗するか。どっちが良い?」

 

 突き付けられた選択肢に、ごくりと竜華は唾を飲み込んだ。

 

「後者を選ぶなら、いつまでもゲームをしてやる。楽しい楽しいゲームをな。ただ、前者を選ぶってなら……このまま犯してやる」

 

 見下ろしてくる怜の視線は、優しかった。どこまでも優しかった。どうあっても、二人は親友同士であった。

 

「うちは……」

 

 そして清水谷竜華は、選択する。

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 須賀京太郎に用意された居室に、客人の姿があった。この城に連れ去られた当時はほとんど一人で過ごしていたが、今では時折女子が訪れてくれている。皆、彼を助け出そうとしてくれる優しい者ばかりだった。

 

「ちゃんと食べとる? 京太郎」

「大丈夫ですよ、清水谷先輩」

「そんなら良かった」

 

 清水谷竜華も、その内の一人だった。最近では、毎日のように現れて話をして行ってくれる。心細い京太郎にとって、大切な癒しだった。

 

「絶対、うちが助けたるからな。怜の事も気にせんでええから」

「し、清水谷先輩……」

 

 突然ぎゅっと抱き締められ、京太郎は顔を真っ赤にする。ふっくらとした彼女の巨乳が、自分の胸板で潰れているのを感じていたのだ。さらに彼女の香りと牝のフェロモンが彼をくらくらさせる。ともすればその場で襲いかねない勢いだったが、経験のない純情な少年は自らの勃起を隠すだけで精一杯だった。

 

「何も心配せんでもええで。うちを信じてな。他の子なんかじゃなくて、うちを信じてな」

「は……はい。俺、清水谷先輩を信じてます」

「竜華って呼んで」

「りゅ、竜華……先輩」

 

 にっこりと竜華は笑う。たった二つ違うだけの少女に、少年は完全に翻弄されていた。以前会ったときとは別人に感じるのは、気のせいだろうかと京太郎は疑問に思う。あのときはまだ年相応の少女だった気がするが、今はそう――大人の女と言った雰囲気を感じる。

 

「うち、がんばるな」

「は、はいっ!」

 

 だが、無垢な笑顔を向けられると違和感も何もかも吹っ飛んでしまった。京太郎はしっかりと頷き、締まりの無い笑顔を返す。彼の心の中には、しっかりと竜華の存在が刻まれつつあった。

 

 

 

△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

 二時間後、清水谷竜華は園城寺怜と共にいた。

 

「竜華、似合っとるで」

「怜こそめちゃくちゃ可愛いやん、ずるいわー」

「ほんまに? 竜華に褒められると嬉しいわ」

「んー、でもまさかこんなに早うこれ着る事になるとは思わんかったわ」

 

 せやな、と微笑む怜の格好は純白のウェディングドレスだった。実に清楚な佇まいを見せている。そして竜華も、同じウェディングドレスに身を包んでいた。ここには――この教会を模した部屋には、二人の花嫁がいた。他には誰もいない。少女花嫁だけの花園だった。

 そこへ立入をゆるされるのは、二人の家族でも神父でもなかった。扉が開かれ、タキシード姿の男が現れる。

 彼は、かつて二人共が想いを寄せていた相手――では、なかった。

 

『先生っ♡』

「おう、待たせたな」

 

 散々二人を犯し続けた教師、松谷だった。憎むべき相手。この城に連れ去った悪の一味の一人。だが、竜華と怜が彼の姿を認めた瞬間、発していたのは猫なで声だった。

 

「ええんやで、先生。うち、先生の事ならいつまでも待てるもん」

「あ、竜華だけずるいわ。私も先生ならいつまでも待っとるで♡」

「そうかそうか、教師冥利に尽きるね。それじゃ、早速始めようか」

『はいっ♡』

 

 竜華と怜は、並んで松谷の前に立つ。その目に映っているのは、もう松谷だけだった。

 

「誓いの言葉を。園城寺から」

「はいっ♡ 私、園城寺怜はっ♡ 大好きな大好きな松谷先生にっ♡ 永遠の愛と服従をここに誓いますっ♡ 精一杯っ♡ ご奉仕させて頂きますっ♡ 私のあそこは先生のもんやからっ♡ 先生のおちんぽいっぱいいっぱい突っ込んで、使ってなっ♡」

 

 それは、肉愛の誓いだった。松谷が考えた、女性を女性と思わないような、自らを貶める非道な誓い。だがそれを、怜は喜んで自ら口にしていた。

 

「次は清水谷だ」

「ん♡ 先生♡ 千里山では、ご迷惑ばかりおかけしました♡ でももううちは心入れ替えたんやで♡ 先生のためならなんでもやるっ♡ どんなことでもやれるで♡ うちも、先生に永遠の愛と服従を誓いますっ♡ うちのあそこも、使って♡ これからはっ♡ 先生のおちんぽ専用の穴やで♡」

「誓いのキスを」

「んっ♡」

「あっ、竜華だけずるいわっ、私も私もっ♡」

 

 我先にと、竜華と怜は松谷の唇を奪い合う。二人の美少女花嫁を相手に、松谷はご満悦だった。

 

「んちゅ、ちゅう♡ ちゅうっ♡ あむっ♡ れろ、んじゅうっ♡ ――ぷはっ♡」

「ちゅうっ♡ じゅうっ♡ んちゅううっ♡ じゅうう、れろ、んじゅうっ♡」

 

 三本の舌が伸び、絡み合う。何とも淫猥な光景だった。

 気をよくした松谷はズボンのベルトを緩める。それが合図となって二人の花嫁は後ろを向いて膝立ちになった。

 

「せんせ、新婚の初めてはうちから……♡」

「あかん、竜華先にキスしたやん、次は私からやで……♡」

「そうがっつくなよ、どっちもちゃんと相手してやるから――よっ」

『あううううっ♡』

 

 竜華に男根を突っ込み、怜の秘所に太い指を突っ込む松谷。二人は喜悦に塗れた表情を浮かべ、自ら腰を振っていく。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ せんせっ♡ せんせっ♡ せんせいのおちんぽ♡ おちんぽ良い♡」

「ゆ、指動いてぇ……♡ ね、ねっとりとするん、ほんま好きぃ……♡」

「全く、お前らってヤツは好きもんだなあ。良いのかよ、あれだけアイツに拘ってたのに」

 

 アイツ、という言葉に二人の花嫁はぴくりと反応する。考えるまでもなく、想い人であった彼の事だ。そう――想い人であった、彼の事。

 

「せ、せやから……♡ う、うちらが好きなんは……♡」

「私達が好きなんは、松谷先生やんっ♡ もう松谷先生だけやもんっ♡ なあ竜華っ♡」

「せやっ♡」

 

 突かれ、喘ぎながら竜華はしっかりと頷く。

 

「せやでっ♡ 先生しかおらへんっ♡ うちと結婚するんは♡ 先生しか考えられんもんっ♡」

「お前達、あれだけ俺を嫌ってたのによ。そんなに俺とのセックスが気持ち良いからって、それで心変わりして良いのかよ?」

 

 その問いかけに答えるのに、少女達に迷いはなかった。

 

「はいっ♡」

「うんっ♡」

 

 刹那的な享楽に、彼女達は溺れていく。

 

「うちは♡ うちは♡ 下半身だけで男を選んだ女なんやでっ♡ ドスケベ淫乱女子高生やからっ♡ 皆に裸見せて喜ぶ女子高生やもんっ♡」

「私も♡ 先生にレイプされて♡ ほんまの悦びに♡ 牝としての悦びに♡ 気付いたんやもん♡ ううん♡ 松谷先生に教えてもろたんやもん♡」

 

 だから、と二人の少女は媚びる。かつて蛇蝎の如く嫌っていた、自分達を無理矢理犯した、最低最悪の教師へと媚びへつらう。

 

「うちと、もっと♡ もっと♡ せっくす、してぇっ♡」

「はよう♡ 私にも♡ 私にも♡ 先生のおちんぽ♡ おちんぽ、突っ込んでぇっ♡」

「はっはっは、俺もお前らに愛されて幸せだよ……! そら、イけっ」

「はい♡ はい♡」

「イく♡ もうイっちゃう♡」

『イクうううううぅうぅ♡』

 

 同時に果てた少女達は、しかし松谷のための腰使いを止めなかった。ご機嫌な松谷は、二人の花嫁の膣内に一度ずつ射精を決めた。それでもなお、彼は衰えを見せなかった。

 

「んじゅ、じゅう、じゅるるる♡ んじゅう、れろ、ちゅぱ♡ ちゅぱ♡」

 

 椅子に座って大股を開く松谷に、花嫁衣装のまま怜が口奉仕する。

 

「ちゅ♡ ん、れろ……せんせ、せんせ……ん♡ ちゅうっ……♡」

「竜華……怜も、いいぞ……」

 

 上では、竜華が情熱的なキスを浴びせかけていた。松谷は実に満足気だった。

 

「せやけど、せんせ……」

 

 一旦キスを止めて、竜華が疑問を口にする。下では、止まらず怜がちゅぱちゅぱと松谷のペニスを頬張り吸っていた。

 

「うち、いつまであそこに行かんとあかんの……?」

「なんだ? 須賀の事か?」

「ん……そう」

 

 僅か、ほんの僅か、竜華は悲しげに眉を下げる。そんな彼女の頭を、松谷は優しく撫でた。

 

「あいつがお前に惚れるまでだよ。今は下ごしらえをしてる所だ。あいつがお前を信じ切って、お前だけを見るようになってから――俺とお前が愛してるところを見せつけてやるのさ」

 

 その、残酷なプランに。

 

「それ、最高……♡」

「楽しみや……♡」

 

 かつて彼を愛した少女達は、にっこり微笑むのだった。下半身が疼く。彼を裏切る時、最高に気持ち良くなれる事を二人は知っていた。

 

「それまでは今までのお前らの痴態を編集して、見せてやるとするか。ギリギリお前らと思わせないようにして、不安をかきたててやるのさ」

「ん……せやったら、もっと撮った方がええんとちゃう?」

「せや、怜の言うとおりや……♡」

「全く、お前らは底なしだな」

 

 二人の頭を撫でながら、松谷は高らかに笑った。

 

「新婚初夜だ。今日は寝かさないぞ」

「ん……♡ 楽しみ……♡」

「せんせぇ、大好き……♡」

 

 清水谷竜華と園城寺怜の二人は、松谷の手の内に堕ちた。二人がこの城を脱せられたとしても、彼から逃れられるかは、分からない。

 

「せんせ、せんせぇっ♡」

「好き♡ 好き♡」

「愛しとる♡ うちは先生愛しとるで♡」

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 大好きぃっ♡」

 

 花嫁達の嬌声と愛の言葉が、夜の城に木霊した。




これで怜竜華編は一旦終わりです。
やるとしたら大阪幻想編ですかね……アイディアや要望があればですが。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。