麻雀天使堕天計画 作:クラリス
学校が終わると、有無を言わさぬ文面のメールにより、小蒔はカズヤに呼び出された。初めて麻雀部の活動をサボってしまった。
「よう、小蒔」
「か、カズヤさん……何の用でしょうか」
駅前の噴水広場で声を震わせながら問う小蒔だったが、カズヤはふてぶてしく答える。
「彼女を呼び出すのに理由なんているのかよ?」
「……ふぇっ? か、彼女って、ち、違いますっ。あれは、あの日だけという約束で……」
自室で犯された時のことを思い出し、小蒔は頬を真っ赤にして顔を伏せる。脅されて仕方なく受け入れた限定的な関係なのだ。撮られた画像は全て消されたはずだ。しかしカズヤは、
「呼び出されてのこのこやってきてる時点で、分かってんじゃなのか?」
「な、なにがですか」
そっとカズヤが、耳元で囁く。
「この間の俺達が愛し合う姿は、ばっちり撮ってるからな」
「……っ、な、そ、それは消す約束だったはずですっ」
「約束したのはお前の部屋に行くまでの画像だよ。――さあて、京太郎君の住所もこの間の手紙でばっちり掴んだし、送り届けるのもやぶさかではないよなあ」
「や、やめ……」
「だったらもう少し俺と付き合えよ」
小蒔に、拒否権はなかった。涙目になりながら、こっくりと頷く。その姿を見て、カズヤはご満悦に笑った。
「なに、悪いようにはしねぇよ。霧島神境のお姫様に楽しい楽しい浮気を教えてやるからよ」
「そんな、こと……」
「それじゃ、行こうぜ」
知りたくありません、とは言葉にならなかった。肩を抱かれ、半ば強制的に歩き出される。
地元では清楚の象徴たる永水女子の制服を着た女学生が――しかも、霧島神境の姫巫女が、チャラい見た目の男と密着して歩く姿は注目を浴びる。けれども声をかける人間はいなかった。あまりにも堂々とした、かつ威圧感のあるカズヤの態度が、他者を寄せ付けていないようだった。小蒔としては助けて欲しかったが、自分からは声を発せない。頼れる六女仙も今は学校だ。現状、彼女は詰んでいた。
「あ、あの……これから、どこに?」
「そうだな。運動したい気分だから、プールにでも行こうぜ」
「でも私、水着を持っていません」
「レンタルできるところに行けば良いだろ」
小蒔の意見は聞き入れられなかった。
連れて来られたのは、大規模の温水プール。こんなところいつできたのだろうか、と一瞬小蒔は疑問に思うも、深く考える暇もなくカズヤに背中を押された。
「小蒔の水着は俺が選んでやるよ」
どんな水着を選ばれるのか分かったものではなく、小蒔はどきどきするが、渡されたのはフリルとスカートがついた白いビキニ水着だった。いつも自分が選んでいるのと似たデザインで、ほっとする。
女子更衣室で着替えようとする小蒔だったが、
「こっちに来い」
「ふぇっ?」
カズヤに手を引かれ、なんと男子トイレに連れ込まれる。そのまま個室に二人で入り込む。それなりの広さの個室だったが、やはり二人では手狭だ。
「女子更衣室で妙な真似されちゃ敵わないからな。ここで着替えろ」
「……っ」
にたにたと笑うカズヤに、小蒔は涙目になりながら、しかし頷くことしかできない。
震える手で、首元のリボンをしゅるりと抜く。ゆっくりと、意図せずカズヤを焦らす形で、小蒔はセーラー服の裾をまくり上げた。
「相変わらずでっけぇ胸だな」
「……っ」
晒された白い肌と、薄桃色のブラに包まれた豊満な果実。無遠慮すぎるカズヤの感想に目を伏せて震えつつ、小蒔はスカートへと指をかけた。ぱちん、とホックを外しスカートが床へと落下する。ブラと同色のパンツが、カズヤの目前に現れる。悲鳴を上げたいくらいだが、この状況を誰かに見られるのも辛かった。
「ふ、ぅ……っ」
悲しげな息を漏らしつつ、小蒔はブラのホックも外す。片手で胸を隠しながら――隠し切れていないが――外したブラを便器にかける。水着のトップスを着ようと手を伸ばすが、それはカズヤに遮られる。
「先に全部脱いでからにしろ」
無情な命令にも、小蒔は諾々と従わなくてはならない。片手ではパンツを脱げず、胸を隠せない。既にカズヤには見られている上好きなように弄り回された乳房だが、だからといって気軽に何度も晒して良い物ではなかった。もっともそんな言い訳がカズヤに通じるわけもなく、小蒔は両手をパンツに添える。
ピンク色の乳首を見せつけながら、するするとパンツを降ろす。カズヤの荒い鼻息が髪にかかるくらいだった。
狭い個室では着慣れない水着を素早く着けられず、胸も恥部もたっぷりカズヤに見られてしまった。悔しさに震えながら、
「き、着替えました……」
可愛らしいビキニ水着姿となった小蒔は、子犬のように震える。本来なら水着を着ているということは海やプールを楽しみにするということだ。しかし今の水着は、カズヤの性的な欲求を満足させるための道具となり果てている。
自身もトランクスタイプの水着に着替えたカズヤは、鼻息荒く小蒔の水着姿を頭のてっぺんからつま先まで見つめる。反射的に小蒔は胸と股間を両手で隠しつつ、じわ、と目尻に涙を溜めた。
「全く、辛抱堪らんぜ」
「ふぇ……?」
「ここに跪け」
カズヤは便器に座ると、その前を指差して小蒔に命令する。躊躇いを見せる小蒔だったが、彼の命令には逆らえない。言われたとおりに跪き、目前にカズヤの海パンが迫る。それだけではなかった。彼は無雑作に海パンから、その巨大な一物を取り出したのだ。
「ひっ――んっ」
「大声を出すなよ。お前は俺の彼女なんだ。その立場を忘れるなよ」
叫び声は、カズヤの大きな手によって遮られる。鋭い目付きで凄まれると、小蒔はこくこくと頷くしかなかった。
「ようし、しゃぶれ」
「しゃぶるって……これを、ですか……?」
「他に何があるんだよ」
フェラチオという行為は知っていたが、経験はない――はずだ。あれ、と小蒔は記憶が混濁する。同じことをさせられた経験がなかっただろうか。一瞬自問して呆然となる小蒔だったが、つんと鼻をつくペニスの臭さで我を取り戻した。
「やれ」
「う、ううう……」
呻きながら、小蒔は恐る恐る口を近づける。だらんと垂れ下がったペニスの竿に、ちゅ、と口付けた。それから、亀頭にもキスをして挨拶する。初めての経験のはずが、口はどういうわけか勝手に動いていた。
「ん……ちゅ」
水着姿で、公衆のトイレで、霧島神境の姫が最低卑劣な男に口奉仕をする。あまりにも残酷かつ淫猥な光景だった。
霧島神境で最も大切にされている姫を支配する悦びに気をよくしたのか、むくむくとカズヤのペニスは起き上がり、あっという間にかちこちに固まる。じゅる、と唾液を口内に溜めてから、小蒔はその小さな口を開けて亀頭を含む。
「はむっ」
「おぉう……良いぜ、小蒔」
鼻の穴を大きくしながら、カズヤは小蒔を見下ろしほくそ笑んだ。小蒔は彼と目を合わせるのが怖く、瞳を伏せてペニスを口内に飲み込んでいく。固く、熱い。これが自分の中に入ってきたのかと思うと、ぞっとする。
「んっむ、むっ、ふっ」
「その調子だ、小蒔……もっと唾液をまぶせ」
「ん……じゅる、じゅるるっ、ん、ちゅうっ」
「そうだ、吸い付くんだ」
「ちゅるう、ん、ちゅううっ」
カズヤの命令通りに、小蒔は口奉仕に耽っていく。
そんな折り、トイレの扉が開かれる音がした。他の利用者が、入って来たのだ。
「さっき見たか? あの神代小蒔がこのプールに来てたぜ」
「見た見た。何か男と一緒じゃなかったか? 彼氏か?」
「流石にアレは違うだろ。イメージと違いすぎるぜ、何かの間違いだろ」
男二人の声。会話の内容が、まさか自分のこととは思わず小蒔は目を見開く。もっとも彼女は全国的にも有名人で、高い雀力と可憐な容姿で方々から人気を博していた。麻雀雑誌にもよくのり、そのグラビアに雄の欲望が向けられていることを小蒔は自覚していなかった。
「小蒔ちゃん可愛いよなあ。胸もおっきいし」
「正に清純な巫女って感じでさ。キスとかもまだなんだろうな」
「結婚するまで処女守り通すタイプだろ」
「かー、イチャついてみてー。一発抜いて貰えるだけで幸せだろうな。手コキでいいから」
「俺はフェラしてもらいたい。あのちっちゃな口に突っ込めたら気持ち良いだろうな」
「お前ゲスだなあ」
ははは、と陽気な笑い声が飛び交い、用を足した男達はトイレから出て行った。その間息を潜めていた小蒔は、口に含んでいたペニスへの奉仕を再開する。
「――人気者だな、清純な巫女様は」
「んっ、んむっ、むふっ」
からかいの声が降り注ぐ。小蒔はそれから逃れるように口奉仕に没頭するが、カズヤはなおもちくちくと突き刺してくる。
「処女だってよ、こんなトイレで男のちんぽしゃぶってる娘が」
「んっむっ、ふっ、んむっ、あむぅっ」
「あいつらの望み通り抜いてやったらどうだ? きっと死ぬほど喜ぶぜ」
「んっ、んむっ、はふ、んっじゅうっ、じゅるうっ」
「ま、その前に俺をイかせてもらおうか」
「ん~~~っ?」
がっしり頭を掴まれ、喉奥までペニスを突き込まれる。既に充分大きくなってきた巨根が、さらに肥大化する。次の瞬間には、亀頭が膨れ上がり白濁が解き放たれる。
「んーっ、んーっ、んーっ!」
「あー、良いぜ、お前の口マンコ……最高だァ……。ほら、全部飲めよ?」
こんなもの、飲めるわけがない――そう思いながらも、小蒔はしっかりとカズヤの精液を嚥下していた。こんなことができる自分が信じられなかった。
「はあー……っ、全く俺の彼女は最高だぜ」
「げほ、げほげほっ」
「あんまり咳き込んでるとバレちまうぞ。さっさと出るか」
息を整えるのも束の間だった。口をゆすぎ、カズヤに肩を抱かれながらようやくトイレから脱出する。小蒔は顔を真っ赤にして、しかしカズヤの手を振り払えなかった。
アミューズメント施設としてそれなりの規模を誇る温水プールは、平日にも関わらず結構な人で溢れていた。
その中でも、小蒔の美貌は衆目を集める。少女達からは憧れの視線が、少年達からは欲望に塗れた視線が注がれていた。そんな小蒔を、まるで自分のアクセサリーを自慢するかのようにカズヤは取り扱う。豊満な胸は隠させず、くびれた腰を晒させ、肉付きの良い太股を強調させる。普段なら周囲を気にしない小蒔も、流石に意識せざるを得ない。というより、いつもは六女仙達が守ってくれていたのだ。そんな彼女達も、今はここにはいない。そして、大切な想い人も。
「それじゃあ泳ごうか」
「あ、あの、私、浮き輪がないと……」
「大丈夫だ、俺が支えておいてやる」
小蒔の意見は無視され、カズヤと共にプールの中に入る。水の中で体は隠せて一安心する小蒔だったが、カズヤはここぞとばかりに責めてくる。
「う、んっ?」
「へへ」
「や、そ、そこは……っ」
水着のスカートを捲り上げ、お尻を揉みしだかれる。小蒔はすっかり縮こまり、顔を真っ赤にして水面を見つめる。しかしカズヤが歩き出し、それに追随する形で小蒔も歩かなくてはならなかった。
水の中の出来事とは言え、いつ誰に見られるか分からない。しかも一所に留まらないことで、多くの男から小蒔に、彼女の美貌に気付いていく。
(み、見ないで、ください……っ)
心の中で男達に懇願するも、まず彼女が止めなければならないのはカズヤのはずである。しかしカズヤから尻肉を解きほぐされる度、その気力は萎えていった。
「ん……っ♡ ん……っ♡ そこ……っ♡」
「ここがどうしたんだ?」
「ん、うっ♡」
指先で、尻穴を優しく突かれる。小蒔の脳髄を、甘い電流が走った。――これは、いけない。ずっとされていたら、おかしくなってしまう。恐怖に怯える小蒔だったが、一向にカズヤの尻責めは終わる気配がなかった。公共の場所でこんな暴挙にでること自体、小蒔には信じられない。しかし一方で、彼女は確かに感じていた。尻を責められることにも、このプールで人目を集める環境に対しても。
「ん……っ♡ ん……っ♡」
「柔らけぇなあ、小蒔。お前の尻は胸と同じくらい柔らけぇぞ」
「や……っ♡ や……っ♡ 言わないで、下さい……っ♡ そんなこと……っ♡」
「そんなことじゃねぇよ、大事なことだよ」
なおもカズヤは臀部を揉む。小蒔の口から熱っぽい息が漏れ出始め、カズヤも上機嫌に鼻で笑う。小蒔は体が熱くなり、もっと冷たいプールに逃げ込みたくなった。
「――ぁ、っと」
プールの奥まで進むと、水深が急に深くなった。小蒔が立っていられなくなる。浮き輪を必要とする彼女が縋れるものは、ひとつしかなかった。
「あ、あの、カズヤさん」
「どうした、小蒔?」
「これ以上は、その……」
「奥に良い場所があるんだ。行かない手はないぜ」
「で、でも、私、支えて貰わないと……」
「ああ、そうだったな」
わざとらしくカズヤは頷き、小蒔の背後に回ると、彼女を脇から抱え上げた。
「ゃ、やっ、何をするんですか……っ」
「支えてやってるんだ、文句を言うな」
「う、うう……で、でも、これ……」
カズヤの腕が下乳を支え、小蒔のその美巨乳をさらに強調する形となる。さらにはビキニの上からカズヤは小蒔の胸の形を確かめるように、さすりあげる。その度に性感を刺激され、小蒔は熱い息を吐く。これで目立たないはずがなかった。
「おい、あれ……」
「もしかして神代小蒔じゃねえの」
「うっわ、すっげ」
「後ろの男誰だよ」
「エッロ、やべぇ勃ってきた」
顔が真っ赤になって、視界が歪む。ひそひそ声も、全部聞き取れてしまう。ますます羞恥心を煽られながらも、小蒔はカズヤの腕を振り払えなかった。
結局、プールの奥までカズヤの意のままだった。そしてカズヤに連れられたのは、巨大ウォータースライダーだった。
正直言って、小蒔の得意分野ではない。止めて欲しい、と訴えかけるも、
「大丈夫だ、俺がついてる」
「あぅ……♡」
がっしりとした体に背後から抱きすくめられ、小蒔は何も言えなくなってしまう。気が付けば、自分達が滑り落ちる番になっていた。背中をカズヤの胸板に、お尻を股間に預け、小蒔は水の流れに押し出される。
(凄く、熱い……♡)
カズヤの肉体と密着して、小蒔はどきどきしていた。雄のフェロモンに、中てられていた。長い長いスライダーを滑り落ちる恐怖も、薄れていた。
ざぶん、とカズヤと共にプールに突っ込む。思いの外、気持ち良かった。
しかし、水面に出て少ししてから、にやにや笑うカズヤに指摘される。
「おい、小蒔。胸」
「え……? え、きゃ、きゃあああっ」
スライダーで落下した拍子に、ビキニのトップスが外れてしまっていた。慌てて両手で隠すものの、他の人にも見られてしまったかも知れない。恥ずかしすぎる。否、今のこの状況でさえ恥ずかしい。
「仕方ねぇな」
「あ……っ♡」
そんな小蒔の裸身を、カズヤはぎゅっと抱き締めて隠した。男らしさを感じる肉体と、自分を慮った態度に、思わず小蒔は溜息を零す。こんな男相手に抱いてはいけないはずの感情が、彼女の胸を過ぎっていた。
なんとかビキニを回収し、それからは普通にプールで遊びに興じた。まるで、本当のデートのようだった。時折胸やお尻を触られるが、小蒔は強く抵抗しなかった。
「あ……れ……?」
気が付けば、かなりの時間をプールで過ごしていた。だが、具体的にどれくらい時間がたったかは分からない。頭がぼーっとして、上手く働かない。空がオレンジ色に染まり始めている。
ただ、小蒔は違和感を感じていた。――利用客が、かなり姿を消していたのだ。プールの監視員も、見当たらない。先ほどまではあれほど賑わっていたというのに、変化が急激すぎる。これまでも何度か味わった違和感。まるで、ここは本当の世界ではないかのような。
「頃合いだな」
「え、あっ」
しかし、カズヤに腕を引っ張られると全て抜け落ちてしまう。ここが、彼女にとっての現実となる。
カズヤはすっかり人気の少なかったプールサイド――さらには茂みの影――に、小蒔を座らせた。これから何をされるのか、流石の小蒔も予想できる。だが、どきどきとするばかりで抵抗できなかった。
「小蒔」
「――ぁ、や、こんなところで……」
名前を呼ばれ、カズヤの顔が近づいてくる。咄嗟に顔を背けようとするが、逃れられなかった。元より、逃れられるほど激しい拒絶ではなかった。
「ん、ちゅ……♡」
唇と唇が触れ合うだけの、優しいキス。カズヤの鼻息が伝わってくるが、後頭部をがっしり掴まれて動けない。さらに、ゆっくりとカズヤの舌が唇を割って侵入してくる。先日のように蹂躙するような動きではなく、その舌先で小蒔の舌先をちょん、ちょん、と突いた。まるで、おいでおいでと言わんばかりに。
小蒔はすぐに、応じなかった。しかしカズヤの舌は、焦らず小蒔の口を動いていく。小蒔の舌と絡ませ合い、歯茎をなぞり、舌裏をかすませる。じゅるじゅると、二人の口内に唾液が溜まっていく。
もう一度カズヤは小蒔の舌先を突くと、ゆっくりと自分の口内に舌を戻していく。――小蒔は反射的に、それを追いかけていた。追いかけてしまっていた。
「ん、っむう……っ♡」
初めて小蒔から、カズヤの口内に舌を突き入れる。カズヤはそれを喜んで迎え入れた。
「んちゅ♡ ちゅうっ♡ れろ♡ れろぉっ♡」
二人の舌が、カズヤの口内で絡み合う。この頃には、小蒔はうっとりとした表情でカズヤを見つめていた。ここがプールサイドだということも、忘れてしまっていた。
「んちゅ♡ ちゅ♡ ん、ん、ん……っ♡」
カズヤはキスをしながら、小蒔の胸を真正面から揉み始める。小蒔は彼の手首を掴むが、止めるほどの力は込められなかった。くい、と水着の上から両の乳首を抓られ、びくびくびく、と体を震わせる。はしたない嬌声をあげそうになるが、全てはカズヤのキスに封じられていた。
そのまま小蒔は押し倒されると、長いキスからようやく解放される。
「ぷはあっ♡」
「お前の口は美味かったぜ、小蒔」
「そ、そういうことは言わないで下さい……」
「必死になってキスしてきてよ。俺に惚れたか?」
「そ、そんなことっ!」
「あんまり大声出すと気付かれるぜ? いくら人が少ないって言ってもよ」
カズヤの指摘に、小蒔ははっとなって押し黙るしかない。その隙を狙って、カズヤは彼女の姿勢を四つん這いの状態に入れ替える。まるで犬のようだった。
「さあて」
「っ! や、ゃ……!」
水着のミニスカートをまくり上げられ、水着をずらされる。冷たい空気が秘所に流れ込んできて、見えない恐怖に小蒔は短い悲鳴を上げた。
「いくぞ」
「や……やめ、やめて、助けて、助けて京太郎君――んううっ♡」
小蒔の懇願虚しく、カズヤはペニスを彼女の膣内に突っ込んだ。後背位での、獣染みたセックス。二度までもこの男に犯された悔しさに涙を浮かべながらも、小蒔の膣はきゅんきゅんとカズヤの肉棒を締め付けていた。
「良いぜ、小蒔……お前の膣内、最高だぜ……俺の形を覚えさせてやるからな」
「ん……っ♡ ん……っ♡ ん……っ♡ ん……っ♡ ん……っ♡ そん、そんな……っ♡ ん……っ♡ ん……っ♡」
ゆっくりと突かれる度に、小蒔の口から浅い喘ぎが漏れる。ぱちゅん、ぱちゅん、と水音まじりの膣を叩く音が、静かなプールサイドに響き渡る。霧島神境の姫は、犬のような格好でこの屈辱を受け入れるしかなかった。
「お前も気持ち良いだろ? なぁ、小蒔」
「ん……っ♡ ん……っ♡ き、気持ち良くなんて……っ♡ ん……っ♡ ありません……っ♡ ん……っ♡ ん……っ♡」
「切なそうに喘いでおいて、よく言うぜ」
「ん……っ♡ ん……っ♡ ちが……っ♡ ちが……っ♡ んん……っ♡ んん……っ♡」
否定の言葉はか細く、少し強く突かれるだけでかき消されてしまう。腰のストロークだけで、カズヤは小蒔を完全に支配下に置いていた。
「――やっぱあれ、神代小蒔だったんじゃねーの?」
ふと、カズヤではなく、別の誰かから名前を呼ばれて小蒔は目を見開く。誰かが近くに来たのだ。先ほどのトイレと似た、しかしあれよりもさらに酷い状況に、小蒔は必死になって息を止める。
「そっくりさんだろ。俺の小蒔ちゃんが男と一緒のわけねーよ」
「誰がお前の小蒔ちゃんだよ」
笑い合う男達。茂みの影から、彼らの脚が見えた。
「いやでもすげーエロかったよな」
「遠目にしか見えなかったけど、良い体つきしてたぜ」
「そっくりさんでも良いからああいう女ひいひい言わせたいな」
「いやいや、やっぱり小蒔ちゃん本物犯してぇ」
「ひでーやつだな。まあ同意だけどよ。あの胸は犯罪的だろ」
自分に対する獣欲を吐露され、小蒔は震える。その間も、カズヤは静かながら膣をノックしてくる。こんな姿を見つけられでもしたら――と小蒔は恐れおののくが、カズヤは全く気にしていないようだ。
「あいつらにも混ざって貰うか?」
「ひ……っ」
耳元でカズヤに囁かれ、小蒔は声を詰まらせる。
「ん? なんだ? 今なんか聞こえなかったか?」
「は? なんかってなんだよ」
通り過ぎようとしていた男達が、足を止めた。バランスを崩しそうになりながらも、小蒔は自分の口を右手で塞ぐ。その間、カズヤは静かにストロークを速めていった。
「気のせいか」
「なんだよ、さっさと帰ろうぜ」
その甲斐あってか、男達は詮索することなく立ち去っていった。彼らの気配が消えた後も、しばらく小蒔は我慢していたが、
「んうううっ? ぁ、あうっ♡」
「もう大丈夫だって、安心しろよ小蒔」
突かれながら、そのたわわな双乳を掴まれる。ぐにゅぐにゅと揉まれ、乳首を弾かれ、セックスによる快楽と入り混じり小蒔を一気に追い詰めた。
「んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
「もう声出しても、大丈夫だぜ」
「声、なんてっ♡ 出しませ、んっ♡ んっ♡ ――あっ♡ あっ♡ あっ♡」
「は、もう耐えきれてないじゃないか」
さらに遠慮無く、カズヤは背後からの突き込みを激しくしていく。今までどれだけ手加減されていたか、小蒔はようやく理解した。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡」
「もうイくのか、小蒔? なあ」
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ イきませんっ♡ 貴方なんかにっ♡ 貴方なんかにっ♡」
「イくときはちゃんとイくって言えよ?」
「いやっ♡ いやっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 助けて♡ 助けて京太郎君♡ 霞ちゃんっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡」
「助けなんてこねぇよ、小蒔。お前は俺と――セックスしてりゃ良いんだっ!」
一際強く突かれ、小蒔は顎を上げる。脳髄の芯まで甘い快楽電流が走り、視界はピンク色に染まる。
「イく♡ イきます♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 小蒔♡ イきますっ♡」
「こっちもイくぜぇ……!」
「っ♡ っ♡ あう~~~っ♡」
膣内射精の憂き目に遭いながら、小蒔はエクスタシーに達した。強引かつ卑劣な恋人に、イかされてしまった。しかし彼女はうっとりとしながら、意識を落とした。いつまでも膣内に吐き出される精液が、どこまでも心地よかった。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
プールでのコトは全て終え、シャワーで身を清めた小蒔は、今度こそ女子更衣室で着替える。しかしながら、カズヤはここにも罠を用意していた。自分の下着とセーラー服を入れていた筈の袋に入っていたのは、似て非なるもの。
薄桃色の下着は、黒のランジェリーに変わっていた。布面積は小さく、着けたとしてもうっすらと乳首が浮き上がってしまうほど薄い。さらに永水女子の制服も、自分のものではなかった。スカートの丈は詰められ、ミニスカート状態。永水の校則に反するのは明らかだった。セーラー服も小蒔のサイズと合っておらず、胸は苦しいくらいぴっちりとなり、裾は腰まで届かずおへそが丸見えだ。
とても貞淑な神代の巫女とは思えない装いではあるが、他に着るものもない。周囲から注目を浴びるのを自覚しながら、小蒔は更衣室を出た。
「お……お待たせしました」
「思った通りだ、よく似合ってるぜ」
ちっとも嬉しくないカズヤの褒め言葉に、小蒔はそっぽを向く。そんな彼女の頭を、ぽんぽんとカズヤは叩いた。気安い態度に憤るべきはずが、小蒔はされるがまま。そしてカズヤに手を握られ、町を歩き出す。
(見られてる……っ)
どうか知り合いに会いませんように、と願いながら小蒔はカズヤに手を引かれる。言い訳が聞かない状況だ。そもそも今からどこに連れて行かれるのか、という話まで頭が回らない。胸の奥が、ずっとどきどきしていた。
カズヤに連れて来られたのは、町の外れにあるバーだった。本来なら高校生が入って良い場所ではない。しかも制服姿で。しかし店員は誰も咎めることなく、むしろ当たり前のように小蒔達を店の奥の個室へと案内した。
「こういう店は初めてか?」
「は、はい……」
不安げに頷く小蒔。通された個室で、小さなテーブルを挟んでカズヤと向かい合う。居心地が悪かった。
「これも社会経験だ。恋人の俺が色々教えてやるよ」
そう嘯くカズヤだったが、小蒔は「恋人」という部分を否定しなかった。諦めの境地に達していたのか、あるいは受け入れてしまっていたのか――いずれにせよ、小蒔の心の中へとカズヤは侵食していた。
運ばれてきたグラスは、どう見てもアルコール類だった。生真面目な小蒔は、一度断ろうとする。
「あの、私未成年ですから」
「社会経験っつっただろ。このくらい高校生ならいくらでも飲んでるぜ?」
しかし、当然のようにカズヤに押し込まれてしまう。口をつけないわけにはいかなかった。おそるおそる小蒔は、一口飲む。
「あ……美味しいです」
「だろう? ジュースみたいなもんだ、どんどん飲みな」
本来なら男の前でお酒を不用意に飲むなど、霧島神境の姫でなくてもあってはならないこと。しかし、今の小蒔にはそんな判断力はなかった。カズヤの圧力と強引さに、既に負けていたというのもあるが。
「あ……ふ……」
「小蒔みたいな美人と飲む酒は格別だな」
「そ、そんな……」
さらに、カズヤはここぞと言わんばかりに小蒔を口説く。褒め言葉と軽快なトーク。すっかり小蒔は彼の話に耳を傾け、お酒を飲みながら気分を高揚させる。
いつの間にか、カズヤは席を移動していた。小蒔のすぐ隣で、彼女の腰に手を回しながら離している。小蒔も咎めず、受け入れていた。
「あ――んっ♡」
腰から手が上に登っていき、サイズが小さいセーラー服によって強調された右の巨乳を、ぐにぐにと揉みしだかれる。さらに、
「むぅ♡」
思い切り唇に吸い付かれる。今度は最初から遠慮なしの、ディープキスだった。早速ぐちょぐちょとしたはしたない唾液の音が狭い個室に響き渡る。直前まで煙草を吸っていたカズヤの口からは、濃厚なその臭いが伝わってくる。それさえも小蒔は、うっとりと感じていた。
(何なんでしょう……これ……)
酩酊した小蒔は、胸への愛撫を受け入れ、積極的に舌を絡ませていた。頭が働いてくれない。この男に、これ以上好き勝手されるのは悔しいはずなのに。どうしようもなく、体は燃え上がっていた。
「んちゅ♡ ちゅうっ♡ ちゅううっ♡ ――ぷは、は、ふぅ……♡」
「随分感じてるみたいだな、小蒔」
「ゃ、そ、そんなこと、ありません……」
「浮気は良いだろ?」
「い、良いわけが……」
小蒔の言葉は、尻すぼみになる。まともにカズヤの顔を見られなかった。
「ま、そろそろ俺の女になってもらおうか」
「あ、貴方の彼女になんて、私、なりません……い、嫌です……」
「嘘ばっかり言ってよ」
「やあっ♡」
乳首を抓られ、小蒔は表情を歪める。さらにカズヤの手は太股を這いずり回り、小蒔の性感を高めていく。弱いところは全部バレていた。それでも小蒔は強がろうとする。
「う、嘘なんかじゃありません……♡」
「中々強情だな。――だったら、こういうのはどうだ」
カズヤはにやにや笑いながら、小蒔に語りかけてくる。
「一つ、勝負と行かないか」
「勝負、ですか……?」
「今から三十分間、本番を除いて俺はお前の体を好きにする。その間に五回イったらお前の負けだ。俺の女になってもらう。逆に五回イかせられなかったら俺の負け。金輪際お前から手は引いてやる。――どうだ、悪い条件じゃないだろう?」
小蒔は荒い息を吐きながら、カズヤと見詰め合う。三十分で五回なら、耐えられないことはないはずだ。今まで絶頂させられたのは、大体が性行為したときだ。分が悪い勝負ではない。それに、どのみち逃げ場はなかった。
「や、やります……」
「流石姫巫女だ。度胸があるぜ。――っと、その前に」
カズヤが店員を呼び出す。何事かと不思議に思っていると、新しいグラスが運ばれてきた。半透明の液体をカズヤは口に含んだかと思うと、
「んーっ?」
小蒔に口移しで中身を送り込んできた。驚きながらも、窒息を避けるため小蒔は素直に飲み干してしまう。
「な、なんですか、これは」
「気持ち良くなれるお酒さ」
「ふ……ぇ――んんんっ♡」
変化はすぐに、訪れた。胸の奥と下腹部が、きゅんきゅん鳴く。じゅわ、とショーツに染みが生まれるのを感じた。本能的にミニスカートを伸ばし隠そうとするが、
「一気に来たみたいだな」
「やっ♡」
小蒔の手を押しのけるように、カズヤの太い指がスカートの中に滑り込む。そのままショーツの上から、小蒔のクリトリスを刺激する。
「はううう~~~っ♡ イく♡ イくうっ♡」
それだけで、小蒔は絶頂に達した。声を押し殺そうと身構えていたはずが、全くの無意味だった。
「はっ♡ はっ♡ はっ♡ そ、そんな、そんなぁ……♡ はっ♡ はっ♡」
息を荒げ、困惑する小蒔。気持ち良くなれる、そんな都合の良いお酒があるのか。しかもこんな即効性で。彼女の疑問は当然だったが、それを突き詰める時間はなかった。彼女がこの幻惑の世界の秘密に気付くことは、ない。
「後、四回だ」
「う、うぅう――んちゅっ♡」
カズヤからの再びのキス。カズヤの舌が唇をなぞり、全身が震える。
「んふぅ~~~っ♡」
「後、三回だ」
キスだけで、イってしまった。誤魔化すことなど、できなかった。余韻に浸る小蒔だったが、その乳房にカズヤの手が伸びた。男の掌でも余る彼女の巨乳が、ごつごつとしたカズヤの指で歪められていく。
「あんっ♡ ん、う、ふぅっ♡ や、あ♡ いけません、胸、いけませんからっ♡」
「いけないってこたあないだろ?」
「や♡ や、や、助け、助けて京太郎君、や♡ や♡ あっ♡ ん、んんっ♡ イく♡ 小蒔♡ イっちゃいます♡ ん~~~っ♡」
「後、二回だな」
胸を揉んでいたカズヤの手が、制服の上からでも分かるくらいにぷっくりと浮いた乳首へと伸びる。その様を、どきどきとしながら小蒔は見つめていた。制服の上から乳輪を指でなぞられた瞬間、
「ふうううぅぅっ♡」
顎を上げて、小蒔は悶えた。なおも焦らすようなカズヤの乳首責めは続き、
「はふっ♡ ふぅっ♡ やぁっ♡ んふうぅっ♡」
小蒔は喘ぎ声を漏らし続ける。最早耐えられるわけもなく、最後にカズヤが固くなった乳首を指の腹で押し、
「んううう~~~っ♡」
「後、一回」
小蒔は快楽に身を任せながら、絶望的な気分に浸っていた。まだ、勝負が始まって十分と経っていない。勝ち目が見えない。
「あ、あの、あのぉっ」
「いきなりどうした、小蒔」
「許して……ください……こ、これ以上はぁ……♡」
「なんだ、勝負を捨てるっていうのか? 諦めるのか?」
「ち、違います、勝負を、なかった、ことにして欲しくて……」
「敗色濃厚だからって、身勝手だな」
ぎゅっと、胸を掴まれる。「んううっ♡」と小蒔は顔を色気たっぷりに歪ませるが、それでもなんとかカズヤに懇願する。
「お、お願い、しますぅ……♡ なんでも、しますから……っ」
「……はぁ。仕方ねぇな」
カズヤはこれみよがしに溜息を吐くと、小蒔への責めの手を止める。だがすぐににやりと笑うと、
「俺の言うこと、ちゃんと聞いて貰うぜ?」
と、挑発的な笑みを浮かべた。
カズヤは小蒔を連れ、個室を出る。このバーは直接隣のラブホテルに通じていた。概念こそ知っていたが、初めて入るラブホテルに小蒔はどきどきする。案内された部屋の、広いベッドには驚かされた。
カズヤに続いて、シャワーを浴びる小蒔。
浴場から出てきた小蒔を待っていた新しい衣装は、見慣れた巫女服だった。巫女として躊躇いはあったが、着るしかなかった。
「か、カズヤさん……」
「着替えたかこっち来い」
ラブホテルで、本物の巫女が男に傅く。背徳的な状況に、無自覚ながら小蒔はさらに胸を高鳴らせていた。
「前戯はそんなに要らないよな」
「やっ♡」
ベッドに押し倒され、小蒔は首を振る。だが、カズヤの言うとおり小蒔の秘所はとめどなく愛液を溢れさせていた。
「さて――ほら」
「え……?」
いつの間にか、カズヤは小蒔の携帯電話を奪っていた。さらに既に電話をかけている。相手の名前は――大切な恋人、須賀京太郎。
「ひ、え、えっ?」
「精々頑張れよ」
カズヤの投げ槍な言葉と同時に、相手が電話をとる。
『もしもし、小蒔さん?』
「あ……京太郎君」
安心する声。聞きたかった声。大好きな人。涙が出そうになる。
『どうしたんですか? こんな時間に珍しいですね』
「い、いえ……ごめんなさい、声が、聞きたくて」
『あはは。いくらでも付き合いますよ』
仲睦まじい男女らしいやり取り。傷付いた小蒔の心に、彼の声が染み渡っていく。
だが、カズヤの魔手がそこへと伸びる。
「ひうっ?」
『小蒔さん? どうしました?』
「な、なんでも、ありませんよ」
見えているわけでもないのに、小蒔は笑みを浮かべて誤魔化した。そうせざるを得なかった。緋袴の中にカズヤが頭を突っ込み、秘所へと舌を這わせ始めたのだ。
「ふ……っ♡ ふ……っ♡ ふ……っ♡ う、ふぅっ♡ ~~~♡」
先ほどのアルコールの効果が残っているのか、すぐさま小蒔は軽く絶頂に達する。京太郎に艶声を聞かれないよう必死で噛み殺すが、
『どうしました、体調でも悪いんですか?』
異常を察せられてしまう。だが、今他の男にクンニリングスされているんです、なんて答えられるはずもなく、
「大丈夫、ですよ……♡ ふ……っ♡ ふ……っ♡ し、心配なさらないでください……っ♡」
『? そうですか』
ひとまず京太郎は引き下がったが、視界の端でカズヤが勃起を取り出すのを小蒔は見た。ひ、と悲鳴を噛み殺すが、カズヤはそのまま小蒔の秘所を貫き始める。
「~~~っ♡ ふ、ふぅ……っ♡ う、ふぅっ♡」
挿入れられるだけで、少し達してしまった。掌で口を押さえるが、どうしても息が漏れ出てしまう。
「きょ、京太郎君は、お元気ですか……? んっ……♡ ふ……っ♡」
恋人を差し置いて他の男とセックスしている事実を誤魔化すように、小蒔は何てない質問をする。ええ、と元気な声が帰ってきた。
『小蒔さんと次に会う日は麻雀でも勝負したいですしね。頑張って練習してますよ』
「そ、そうですか……良かった――んんっ♡」
ペニスを膣奥まで埋め込まれ、小蒔は悶えた。さらにカズヤは白衣をはだけさせ、豊かな乳房に舌を這わせる。
「ふぅっ♡ ふっ、ふっ♡ んっ♡ んっ♡」
これには堪らず、小蒔は喘ぎ声を上げた。しまった、と思ったが遅かった。
『小蒔さん、やっぱり体調でも悪いんですか? なんだか、息が……もう今日はこの辺にしておいた方が』
「い、いえ、本当になんでもありませんから……んっ♡ んっ♡」
カズヤの目が、電話を切るなと訴えかけていた。既に一度勝負の約束を反故にした後だ。ここで彼に従わなければ、さらに酷い目に遭うのは目に見えていた。もっとも、この綱渡りの状況にどこまで耐えられるか、小蒔には分からない。
そして、限界は刻一刻と近づいていた。
「小蒔」
「んふっ? んちゅうっ♡」
まさか口を塞がれるとは思っていなかった小蒔は、カズヤのキスに目を白黒させる。しかしそれも一瞬、目尻をとろんとさせ、反射的にカズヤの舌に応じていた。口と双乳、さらに膣の四点責め。腰振りも開始され、小蒔は手から携帯電話を取りこぼす。
「ん、んちゅ♡ んちゅうっ♡ ちゅうっ♡」
『小蒔さん? あれ? どうしたんですか? おーい、小蒔さん』
「ちゅうっ♡ ちゅううっ♡ んちゅううっ♡」
彼の声が、遠くで聞こえる。答えたいのに、口が開かない。カズヤとのキスに夢中で、声を発せない。この水音が電話口の向こうの彼まで伝わっているかと思うと――ぞくぞくした。
「んちゅうっ♡ ちゅ、ちゅうっ♡ ちゅうっ♡ ――ぷはっ♡ は、はふぅっ……♡ きょ、京太郎くぅん……♡」
『……ほんとに何かあったんですか? なんか、さっきから変な音が聞こえるんですけど……』
「そ、それはですね…………はううううっ♡」
『こ、小蒔さんっ?』
言い訳を口にしようとした小蒔の膣を、思い切りカズヤが突き込む。さらに乳首を口に含み、ころころと甘噛みする。きゅんきゅん胸の奥が疼き、もう我慢できなかった。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ それっ♡ それっ♡」
はしたなく舌を突き出し、小蒔は喘ぎ声を上げる。両腕を振り乱し、その拍子に携帯電話が遠くに飛んでいく。もう手の届く距離ではなかった。
「あ、ゃ、きょ、京太郎、君っ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 私っ♡ 私っ♡」
『こ、小蒔さん! どうなってるんですか!』
遠くから、完全に異常を察した彼の声が聞こえてくる。だが、もう小蒔は自分を止められない。電話を切ることも出来ない。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ だめっ♡ だめっ♡ だめっ♡ イく♡ また小蒔♡ イきます♡」
「ああ、思う存分イケよ」
「イく♡ イくうっ♡ あ~~~っ♡」
びくんびくんと小蒔は体を痙攣させる。なおもカズヤのピストン運動は続き、ぐっしょぐっしょと水音を立てていた。
『小蒔さん! 小蒔さん!』
必死で自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。しかし、絶頂の余韻に浸る小蒔は、見上げる先にいるカズヤの顔をうっとりと見つめるばかりで、最早彼の声を認識できない。
そんな彼女に代わって、携帯電話を取ったのはカズヤだった。それを咎めることも、小蒔はできなかった。
「ういーっす、須賀君、初めましてぇ」
『っ? 誰だお前! 小蒔さんはどうした!』
「小蒔なら今、俺の下でひいひい言ってるよ」
『な、お前まさか……っ』
「お前の彼女、最高の締め付けだぜ。いやあ、悪いな。初めては全部俺が貰っちまった。ま、声くらいは聞かせてやるよ」
それを最後に、何やら叫ぶ京太郎を無視して、携帯電話をベッドの上に放り投げる。小蒔は呆然としながら見送るが、
「あっ――♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ だめ♡ だめだめ♡ いけません♡ いけませんから♡ これぇっ♡」
カズヤの一突きで、再び喘ぎ始めた。
「ははは、彼氏が聞いてるぞ、良いのかそんなはしたない声出して」
「……っ♡ ちが、違うんです京太郎君、これは違うんで――すぅっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ だめ♡ 突かれると♡ だめぇっ♡」
「ほら、もっと自分をさらけ出せよ。本音を言えよ」
「――んちゅうっ♡」
熱いヴェーゼが小蒔を襲い、頭がくらくらとなる。
「かずや、さぁん……♡」
「小蒔……」
愛する人の名を呼ぶようにカズヤを呼び、霧島神境の巫女は乱れた姿を晒す。恋人に自分の情けない声が全て聞かれていると知りながら、認識しながら、ただただ快楽を貪る。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡ すごいです♡ カズヤさん♡ すごいです♡ 小蒔は♡ 小蒔はまたカズヤさんにイかされますっ♡」
「ああ、イけよ、いくらでもイけ……! 俺も出してやるからな、孕ませてやるよ……!」
「来て♡ 来て下さい♡ カズヤさんと♡ カズヤさんと子作りするの♡ 小蒔は♡ カズヤさんの子供を産むの♡」
清純巫女は、悪童の手によって絶頂する。体に刻みつけられた悦楽の傷跡は、もう二度と治せない。注がれる精液を感じ取りながら、小蒔はカズヤと幸福なキスをした。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
小蒔は、目を覚ました。
「あれ……?」
ここはどこだろう。眠るまでの記憶がない。靄がかかったかのように、思い出せない。
辺りを見渡すと、自分と同じ永水女子の制服を着た生徒達がやいのやいのと騒いでいる。そうだ、ここは永水女子の、自分の所属する教室だ。
――長い悪夢を見ていた気がする。
謎の城に連れて来られる夢。
恐ろしい男に、無理矢理犯される夢。
そう、全部夢だ。現実のはずがない。今の自分はこうして元気だ。
「姫様ー? どうしたのですかー?」
「な、なんでもありませんよ」
「あ、また居眠りしていたのですねー、いけませんよー」
薄墨初美に注意され、小蒔は照れ臭そうに微笑んだ。周りにいる巴や霞達にも、笑われる。世界はこんなにも平和だ。どうしてあんな夢を見てしまったんだろう。
「では、今度の合宿の話を詰めましょうか」
「はいっ」
霞が場を取り直し、小蒔は笑顔と共に頷く。そうだった――想い人たる彼と共に過ごせる合宿が、この先待ち構えているのだ。なんて幸せな話だろう。
――そんな小蒔の背中に、じわりと迫り来る影があった。
彼女の悪夢は、まだ終わっていない。
もう少し神代小蒔+永水女子の幻想世界編をやっていきたいと思います。。。
(また予定変更になるかも知れませんが)
基本的にはキャンプ合宿に来た小蒔(永水含む)を、ナンパ男達がコテージに侵入したりキャンピングカーに連れ込んだりしてのの強姦シチュの予定です……乱交になりそうなので辱しめる遊び的なアイディアあればと思います