麻雀天使堕天計画 作:クラリス
「それでは、行って参ります」
「ああ、気をつけて」
京太郎に別れを告げ、神代小蒔と六女仙は霧島神境を後にした。京太郎の前では、笑顔を振りまいていた六人だったが、すぐに彼女達の表情に陰りが見えた。表向きは、巫女としての修行という名目でしばらく霧島神境を離れることになったが、その真の理由は別にあった。「あの男達」に、呼び出されたのだ。これが最後、という約束で。逆らう術も気力もない五人は、学校を休んでも京太郎と距離をとらねばならなかった。
彼女達が向かう場所は、指定された高級ホテル。ワンフロアを貸し切って、男達との合宿が行われるのだ。
「ようこそ、いらっしゃい」
ホテルで出迎えてきたのは、男達のリーダーにして永水の教師、リュウイチだった。一番彼に犯された小蒔が、ごくりと唾を飲む。彼の背後には、例の四人も控えている。制服姿の五人は、そのままホテルの部屋に招き入れられ、そして扉はきっちりと閉じられた。鍵はかけられ、助けは来ない。どういうわけか、それが確信できた。
「早速だけど、まずはレクリエーションってことでさ。また王様ゲームやろうよ」
「……はい」
少女達は男に肩を抱かれ、部屋の奥へと引き込まれる。皆頬を紅潮させ、抵抗する様子はなかった。諦めているのか――あるいは、期待しているのか。後者を認めることは、ないだろうが。
広いフローリングの部屋で、あの日と同じように、車座になる十人。王様ゲームに使うくじとなる割り箸が、配られた。
「今回は、特別ルールだ。基本的に君達には5番から9番の番号を振ったくじを渡してる。王様と1番から番のくじは俺達で使うから」
「そんな、あんまりだわっ」
たまらず抗議の声を上げたのは、霞だった。彼女の怒りはもっともだったが、しかし、
「ああ? 遊びに文句つけてんじゃねーよ、しらけるだろうが」
「う……」
モーガンに一睨みされ、引き下がってしまう。誰も、彼女を責めなかった。霞が彼に対して屈服してしまっているのは、誰の目にも明らかだった。それでも抵抗しようとする姿勢を見せる霞に、むしろ畏敬の念さえ覚えていた。
「それじゃ、始めようか。王様だーれだ?」
「俺だ!」
王様となったのは、軽薄男のアツシだった。永水の少女達は、自分のくじを握りしめる。舐め回すように彼女達を見渡してから、アツシは告げた。
「手始めに5番は上の服を脱いでもらおうかな。さぁ、誰だ?」
「……私」
表情は変わらないながらも、頬を朱に染めた春が名乗り出る。促されるよりも早く、彼女はセーラー服を無造作に脱ぎ捨てた。男の命令には従順になるよう、調教されてしまっていた。
セーラー服の下は、極小マイクロビキニのみで。豊かな乳房の柔肌がほとんど丸裸になっている。加えて布地も透明で、桃色の乳首がくっきりと浮かび上がっていた。
「エッチな下着つけちゃって」
「おいおい誰だよ、俺の春ちゃんにこんなの着せたの」
「ばーか、こいつら全員俺達の共有物だろうが」
身勝手な言葉が飛び交うが、少女達は押し黙ったまま。春はさらに頬を紅潮させ、熱い吐息を漏らしていく。
「次はー、2番と8番がポッキーゲームだ!」
「良いチョイスだ、ショウヘイ。8番は……巴か」
ずい、と黒光りする肉体を前に押し出すのはモーガンである。巴はびくりと肩を震わせ、躊躇いを見せていたが、モーガンに引き寄せられて、ポッキーの先端を口でくわえた。
「負けたら罰ゲームだからなー。いくぞ」
「ふ、ふぁい……」
モーガンがもう片方側のポッキーをかじり始める。間近で感じるヤニ臭さに胸をきゅんと高鳴らせ、巴もまた応じるようにポッキーをかじる。
「んちゅ……っ」
プリッツェルは折れず、必然、二人の唇は重なる。窒息しかねないほどにモーガンは唇を押しつけ、二人の口内で砕けたポッキーが唾液と混じり合う。
「ん、じゅうっ、むじゅっ、んじゅうっ」
淫靡な水音を奏でながら、巴は舌を動かし続ける。必死な巴を可愛がるように、モーガンは彼女の頭を撫でる。好きでもないはずの男にそんなことをされているというのに、巴は安心するように、さらに体を寄せる。
「ふは……っ」
五分以上経ってようやく解放された後も、彼女は夢見心地と言った様子だ。キスされたことに文句も言わず、黙って引き下がる。
「9番が、1番から4番を一発抜いてあげる!」
「えっ!」
命令は、さらに直接的なものになる。9番は、この中でも一際小柄な薄墨初美だった。
「ほ、本気ですかー……?」
「そんくらい分かってて来てるんだろ? ほら、ケツ出せ」
男達は一斉に初美に群がる。本来なら一人の男を受け入れるにも、彼女の身体は未成熟だ。しかし容赦など一切行われない。
「むぐぅっ」
「初美ちゃん!」
ろくな愛撫もなく、前の穴にも後ろの穴にも、男達の肉棒が突っ込まれる。さらに口にも。王様であったリュウイチも混じり、初美は両手を使って二人の竿をしごく。五人同時に犯される初美に対して、他の少女達は声をかける事しかできない。助けるなど、不可能である。皆、男達への恐怖を身体に刻み込まれている。それどころか――
(あ……)
小蒔は、自らの股が濡れるのを感じた。触られてもいないのに、大切な友達が犯されているというのに。逃げ出す算段を立てる事も、男達を打倒しようと立ち上がる事もなかった。
半刻も経たない内に、初美は白濁液まみれとなり、短い呼吸をするばかりでまともに反応を返さなくなる。初美を犯すのに飽きた男達が戻ってくると、戯れの命令で、小蒔達も春同様セーラー服を脱がされる。小蒔は黒のレースの扇情的なブラ、巴は乳首の部分だけくり抜かれた下着、そして霞はハート型のニプレスをつけていた。少女達は手ブラで胸を隠そうとするが、豊満な肉体を隠しきれるはずもない。散々犯された後でも恥じらいを見せる小蒔達に、男達は下卑た笑いを浮かべる。
「次は趣向を変えようか」
そう言ってリュウイチが取り出したのは、アイマスクだった。ぐったりとして動かない初美を除いて、戸惑う四人全員装着させられる。
「それじゃあまず小蒔ちゃんから~。今から五人とキスして、誰がリュウイチだったか当ててね」
「こ、この状態で、ですか……っ?」
「目隠ししないと意味ないでしょー? ほら、早く」
促され、小蒔は膝立ちになっていそいそと男達に近づく。前が見えない恐怖。いつもは助けてくれる六女仙達さえも、心が折れている。彼の助けも、来ない。自分達が、嘘をついてここに来たのだから。
何者かに手を引かれ、小蒔は抱き寄せられる。鼻先に、男の息がかかる。だが、向こうからキスをしてくる気配はなかった。自分からしろ、と言うことなのだろう。
「ん……っ」
顎を上げ、感じ取る気配に向けて唇を突き出す。半月前ならこの動作も、できなかった。
「あむっ」
相手も応じてくれて、生温かい唇が重なる。すぐに舌が口内へと入り込んできた。小蒔もそれに応じて、舌を伸ばして絡め合う。
「んっ、んっ、んちゅっ、んっ」
見えない相手とのキスにより、小蒔の背筋にぞくぞくとしたものが走る。汚され、屈辱の要求を飲み込んでいるはずが、肉体は確かに快楽を感じている。そういう風に、調教され尽くしていた。
「んじゅっ、ちゅうっ、じゅるうっ、んうっ♡」
唾液が零れるほどの接吻を続けながら、相手の男がブラの上から小蒔の乳房を鷲掴みにする。びくん、と小蒔は肩を跳ねさせ、一瞬逃げようとする素振りを見せるが、それすらもすぐに受け入れる。
「はむっ♡ ん、んっ、んっ♡ ちゅっ♡ んむっ♡」
熱烈なまでのキスは、さらに昂ぶりを見せる。だがここで、男の方から唇が離された。あう、と物足りなさそうに小蒔はアイマスクの下で眉を寄せる。沈黙が、部屋を包んだ。リュウイチか否かを、答えろというのだろう。
「りゅ、リュウイチさんじゃ……ありません……」
「正解、俺だよアツシだよ。やるね、小蒔ちゃん。じゃあ次だ」
ブラの肩紐が崩れた小蒔を残し、アツシはさっと退いてしまう。荒い息を吐く小蒔の前に、新たな男が座る気配があった。
「ん――っ♡」
ぐい、と肩を掴まれ、いきなり濃厚なキスを受ける。その瞬間、小蒔は気付いた。一番馴染み深い煙草の匂いがした事を。
「むふっ♡ ん、んふっ♡ ちゅう、むちゅっ♡ あむっ♡」
先ほどよりも、舌の応酬が激しい。まるでぴったり嵌まったパズルのピースのような、快感が小蒔を襲う。教え込まれただけではない、生来の相性の良さ。キス一つで、理解できてしまう。させられる。
「ちゅうっ♡ じゅうっ♡ んちゅうっ♡ あむぅっ♡ んむっ♡」
ぎゅっと抱き寄せられ、さらに強く唇を押し付け合う。息苦しい程の接吻に、しかし小蒔は自分の意思で口を吸う。
「んーっ♡ んちゅうーっ♡ むふぅ♡ あむ、ふぅっ♡ はぅっ♡ せんせ♡ せんせぇっ♡ リュウイチ、せんせいっ♡」
「おっ? もう当てられちゃったかー」
アイマスクを外されると、すぐ目の前には最早見慣れたリュウイチの端正な顔があった。見た目だけとれば、小蒔も自覚していなかった好みの面である。キスの余韻もあいまって、きゅんと胸の奥が高鳴る。もう何度も繰り返し味わったこの想いは、嘘ではないと確信する。
「やっぱり小蒔ちゃんと俺は相性ばっちりの運命の相手だね」
「そ、そんにゃあ……♡ んうっ♡」
ブラからはみ出した乳首を突かれて、身悶える小蒔。その表情は既に蕩けて、スカートの下のショーツは染みを作っていた。
「もう完全に出来上がってるじゃん。これは一発やってあげないと。ちょっと行ってくるわ、そっちは進めといて」
「オーケー」
リュウイチは小蒔を抱え、別の部屋に連れて行く。小蒔は自分からリュウイチの首に腕を回し、それを受け入れていた。
「こ、小蒔ちゃん……?」
視界を塞がれた状態で、縋り付くように霞は腕を伸ばす。その手をぎゅっと掴んだのは、モーガンだった。
「お前らはこっちでゲームの続きだ。巴は手コキ、春はフェラ、霞はパイズリで誰のペニスか当ててみろ」
「そ、そんなこと……っ」
「できないわけがないだろ? 散々ヤってきたんだからよ。ほら、始めるぞ」
「やあっ♡」
少女達の嬌声は、小蒔の耳に届かない。潤んだ瞳の視線は、リュウイチにのみ注がれていた。今は、想い人への気持ちもどこかに消えていた。
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優しくベッドの上に乗せられる半裸の小蒔。申し訳程度にブラを付け直すが、大した意味はない。スカートはまくれあがり、白い太股が露わになっている。自分を見下ろす男は憎むべき強姦魔という認識は変わっていない。なのに小蒔の心は、鷲掴みにされてしまっている。悪魔の教師に、快楽という鎖をもって囚われている。
「小蒔ちゃん」
「せんせぃ……♡ んっ♡」
再びのキス。小蒔は目を閉じ、啄むように唇を突き出す。唇を重ね合う姿は、教師と教え子には見えない。
「ちゅ、ん♡ ちゅうっ♡ むうっ♡」
徐々に、リュウイチの口が貪るような動きに変貌する。小蒔はそれを受け入れ、促すように口を開ける。頬は上気し、ぼーっとした視線を男に向ける。
そんな小蒔の手が、リュウイチの腕に伸び、手首を掴む。そのまま、彼の手を自分の胸へと持って行く。誰に教えられた訳でもない、小蒔自身が考え、実行した男への媚び方だった。
「んっ♡」
ブラの上から、左の胸を鷲掴みにされる。彼女の豊満な乳房は優しくもみ込まれる事で愛撫され、びくびくと体を震わせる小蒔。
「ん、んっ……♡ んうっ、むっ♡ あむ……っ♡」
しばらくキスと胸への愛撫が続き、小蒔の眉尻は下がっていく。口さえ塞がれていなければ、はしたない喘ぎ声を晒してしまっていた事だろう。
「ぷは……っ♡」
一旦、キスの天国から解放され、抱き起こされる。ベッドの上で座ったまま、二人は向き合う。リュウイチが何か喋ろうとし、それを制するように小蒔は黒いブラのホックを外した。
何度見ても、何度汚しても美しい生の乳房が、ぷるんと揺れて露わになる。女子高生の姫巫女は、惜しげもなく貴重であるはずの自分の半裸姿を悪漢へと晒す。むしろ、リュウイチであるからこその態度であった。
「せんせい……」
小蒔は背中を曲げて、その場でかがむ。口元に迎えるのは、リュウイチの股間。ジーンズのジッパーを柔らかな唇で噛むと、ゆっくりとそれを下ろしていく。生まれた隙間から覗くボクサーパンツを見つけると、再び口を使って、その奥に潜む男根を引っ張り出そうとする。
「ふぁむっ♡ ふ、ふむぅっ♡ ん、むっ♡」
中々上手くいかず悪戦苦闘する小蒔だったが、リュウイチは優しく彼女の頭頂部を撫でながら見守っていた。姫巫女自ら行う媚びる奉仕活動に、大層ご満悦だった。
これまでと違い、六女仙を人質にとっているわけでもない。京太郎にバレないようにと、脅迫しているわけでもない。命令さえせずに、想像以上に働く小蒔を前に、喜ばないはずがなかった。数々の陵辱と調教で、被虐気質が目覚めた彼女に、思う存分その身を捧げさせ、使い潰す。暗い欲望を抱くリュウイチだが、小蒔はそんなものには気付かない。むしろ、喜び勇んで彼に傾倒しつつあった。
「んんっ♡」
ようやく姿を見せたペニスはがちがちに勃起しており、閉じこめられていた反動で飛び出したそれは、小蒔の頬をぺちんと叩いた。おぞましいほどまでに屹立した肉棒は、グロテスクなシルエットで、黒光りしている。本能的に忌避してしまいそうになるペニスを前に、小蒔は頭を下げて、
「僭越ながら、私、神代小蒔が、リュウイチ先生のおちんぽ様に、ご奉仕させて頂きます……♡」
「ふふふ、頼むよ」
教えられた奉仕宣言ではなかった。小蒔自身が考え、リュウイチが喜ぶように媚びようとした結果だった。
「失礼しますね……っ♡」
意図せず淫靡な微笑みを浮かべながら、小蒔は自分の乳房を持ち上げ、リュウイチの屹立を挟み込む。胸の谷間から顔を出す鬼頭に向けて、唾液をだらりと垂らし、まぶしていく。下品で恥ずべき行為と少し前の小蒔なら考えていただろうが、今の彼女は当然だと進んで行っていた。
自身の唾液に塗れた肉棒を、小蒔は迷わず口に含んだ。さらに胸に横から圧をかけ、竿を刺激する。
「あむっ、むうっ♡ んむっ、んむうっ♡」
口の中で舌を動かし、鬼頭を舐め回す。
「じゅるっ♡ じゅる♡ じゅるるるるっ♡」
さらに口内深くまでペニスをくわえこんで、口をすぼめて吸い尽くす。姫巫女とは思えない、情けない顔。そんな事も小蒔は気にする素振りを見せず、ただひたすらリュウイチを悦ばせるためだけに、口奉仕と胸奉仕を同時に行う。
「んじゅ♡ じゅるるっ♡ んじゅううっ、ぷはっ……♡ はぁ、はぁ……にゅ、乳圧加減はいかがでしょうか……♡」
「ああ、いいよ。その調子で頼むよ」
「よ、良かったです……♡ ふぁうっ?」
いきなり両の乳首を摘まれ、びびくん、と震えて小蒔は目を白黒させる。キスと愛撫、そして奉仕により敏感になっていた体は、容易く彼女を軽く達せさせた。一瞬の後に我に返った小蒔は、
「も、もう、先生ったら……♡ いきなりなんて……♡」
と、いじらしく形だけの文句を言ってみせる。その姿は、教師に恋する生徒そのものであった。
「あはは、ごめんごめん。あまりに小蒔ちゃんが可愛かったからさ。続けて」
「はい……っ♡」
命令に従順に従い、小蒔は乳奉仕を再開する。最初の頃のぎこちなさも、隠しきれなかった嫌悪も今はなく、代わりに愛情たっぷりにリュウイチのペニスを胸でしごく。さらに男根は膨張し、鬼頭がぶるっと震える。
「はむっ♡」
射精を予感した小蒔は、その直前今一度彼のペニスを口に含む。瞬間、凄まじい勢いで精子が放たれる。先ほど初美を相手に一度射精しているとは思えない勢いと量であった。
「んむっ、んくっ♡ んくっ、んくっ……♡」
しかし小蒔はそれを、余すところなく飲み下していく。口からこぼれた白濁液も指ですくい、口の中へと運ぶ。
「美味しかった?」
「は、はい……っ♡ 濃くて、たくさん、美味しかった、です……っ♡ 先生、ありがとうございました……♡」
「どういたしまして。可愛い教え子のためなら、いくらでも体を張るさ」
恩義せがましい、身勝手な言動であるはずなのに、小蒔の胸はきゅんと締め付けられる。いつの間にか、汚れた聖職者を敬愛すべき教師として認識してしまっている。まやかしも、特別な事もしていない。与えられる悦楽と、リュウイチの話術でここまで堕とされていた。
「……ん、あ、ん……♡」
スカートの下の内股をすりあわせ、小蒔はもじもじと身を捩る。既に我慢の限界に達していた。ちらちらとリュウイチに視線を送る小蒔だったが、
「どうして欲しいか言ってごらん」
「あう……♡」
と促され、困ったように眉尻を下げる小蒔。しかし、口元は綻んでいた。彼女はごくりと生唾を飲み込んでから、今の気持ちを吐露する。
「せ……せんせい……♡ 私、私……♡ 先生に、愛されたいんですっ……♡ 先生と、繋がりたいんです……♡ 一つに、なりたいんですぅっ……♡」
明確とも言える愛の囁き。リュウイチは優しく微笑んでから一度頷き、小蒔のスカートの中に手を伸ばす。小蒔はスカートの裾を摘み上げ、彼のために道を開けた。
「ん……っ♡」
ねちょり、と粘ついた水音を立てて、黒のショーツが下ろされていく。スカートの中から現れたそれは、愛液の糸を引いていた。小蒔の太股を通り抜け、伸ばした足先から引き抜かれる。ついに小蒔は、スカート一枚という扇情的な格好になる。しかし、リュウイチはすぐに手を出そうとしなかった。今一度、小蒔の方からおねだりをさせる心積もりなのだろう。それを悟った小蒔は、にこりと笑って見せて、スカートの裾をつまみ上げる。
「せ、せんせい……♡ 早く、早くぅ♡ せんせいのおちんぽ様を、私のえっちなおまんこに挿入れて下さい……っ♡ せっくす、せっくす♡ せんせいと、早く子作りせっくす♡ したいですぅっ♡」
媚び媚びの甘えた声を出し、胸を揺らし、空腰を使って誘惑する。気高く美しい姫巫女の乱れきった姿に、しかしリュウイチはまだ手を出さない。彼はぼそりと小蒔の耳元で、囁く。
「彼を裏切る事になるけど、いいのかい?」
「いいんですっ♡」
即答だった。
「浮気せっくす♡ 気持ちいいんですっ♡ いいえ、せんせいと、先生と子作りしたいんですっ♡京太郎さんじゃなくて、せんせいと、本気せっくすしたいんですっ♡ せんせいが、せんせいがいいんですっ♡ せんせいと一つになるのが、いいんですぅっ♡」
まくしたてるように小蒔は言い募り、完全に堕落した姫巫女を嘲るようにリュウイチは笑う。だがその事さえ、小蒔は背徳的な悦楽へと変換してしまう。
「しょうがない生徒だな、小蒔ちゃんは」
「うぅ……♡」
「許嫁がいる癖に、他の男と生セックスをせがむなんて、酷い生徒だよほんと」
「い、言わないで、下さいぃ……♡」
「認めないとしてあげないよ? 小蒔は心よりも股間で男を選ぶドスケベだって。須賀よりも自分をレイプした男に靡く面食いビッチだって」
これまででも充分にリュウイチに堕とされたと言って良い小蒔だが、それは僅かに残ったプライドさえも砕く台詞であった。演技で言うのなら、あるいは脅迫されてするのなら、まだマシだった。今の小蒔の態度からそう外れたものではなかったし、事実小蒔は自分をそう捉えていた。けれども、今それを口にしようものなら、演技ではなくなる。巫女としても、一人の恋する少女としても、あるまじき行為。彼への最低の裏切りを、本心から告げる事になる。
「わ、私は……♡」
彼女は躊躇った――だが、それは一瞬の出来事だった。彼女は教え込まれていた。彼を裏切る背徳の蜜の味を。その快感に、抗えるほど大人ではなかった。否――大人になっていたからこそ、抵抗しなかった。
「こ、小蒔はぁ……♡ 股間で、おちんぽで男の人を選んでしまうドスケベのヘンタイ巫女なんですぅっ♡ 許嫁の京太郎さんよりも、無理矢理犯してきた先生に靡いてしまった尻軽の面食いビッチなんですぅっ♡」
「そんなに俺の事が好きになっちゃったんだ」
「はいぃっ♡ 大好き♡ 大好きですっ♡ 愛していますっ♡」
「それって本気? 嘘言ってない?」
「嘘じゃ♡ 嘘なんかじゃありません♡ 本当に♡ 本気で♡ せんせいの事が、好きなんですっ♡ 九面の神に誓って♡ 嘘は言っていませんっ♡ ですからっ♡ ですからぁっ♡」
潤んだ瞳をリュウイチに向けて、小蒔は妖艶に微笑み、裸の乳房を押しつける。柔らかな手のひらでリュウイチのペニスを優しく包み、的確な刺激を与える。女としての武器を全て使って、姫巫女である女子高生は、クズ男の教師を誘惑していた。
「後生ですから、私を愛して下さい、せんせぇ……♡」
「しょうがない生徒だな、小蒔ちゃんは。分かったよ、そこまで言うのなら――」
「あっ――んっ♡」
ベッドに押し倒され、優しく唇を重ねられる。小蒔は目を伏せて、それを受け入れる。接吻は、一瞬だった。
「んうっ♡」
小蒔の気が逸れたその瞬間を狙って、ペニスの頭が彼女の入り口へと侵入する。蕩けていた小蒔の顔は、さらにどうしようもなく情けないトロ顔に変貌する。
「は、挿入ってきましたぁ……っ♡ せんせいの、せんせいのおちんぽ様っ♡ 小蒔のびっちおまんこに、挿入ってきましたぁ♡」
「まだまだここからだよ。ほら、どうなってるか言ってごらん」
「はいっ♡ はいぃっ♡ せ、せんせいのおちんぽ様がっ♡ どんどん奥へ♡ 奥へ来てます♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ 熱くて♡ 硬いのが♡ 来てますぅっ♡」
「そら……もうすぐ全部挿入るよ」
「あふっ♡ ふぅっ♡ すご♡ しゅごいっ♡ やっぱりせんせいのおちんぽ様♡ 大きくて♡ しゅごいですぅっ♡」
執拗に辱めを受けた結果、小蒔の女性器はすっかりリュウイチのペニスの形を覚えていた。他の男にも犯された経験はあるが、一番相性が良いのはリュウイチだった。ペニスを埋め込まれる過程だけで、小蒔は軽く三回はイっていた。
「ふぅ……どうだい小蒔ちゃん、君の望み通り一つになれたよ」
「はふっ♡ はふっ♡ はふっ♡ う、うれしい、ですぅ……♡ 先生と、先生と一つに♡ 私、私っ♡ やっぱり先生のおちんぽ様、最高ですぅ……♡」
「それだけ?」
「っ、あ、ありがとうございますっ♡ ドスケベ巫女の小蒔に♡ 温情を賜りましてっ♡ ありがとうございますぅっ♡」
「ふふ、よくできました。満点だよ」
「はぅ……♡」
繋がったまま頭を撫でられ、小蒔は歓喜に身震いする。大好きだと、愛していると、自分を犯す男へ熱視線を送る。しかし、
「ん……うぅ……♡」
ペニスは挿入れられたまま、動かない。リュウイチが腰を動かす気配がない。膣内をペニスが走る悦び、獣じみた腰の打ち付けからくる快楽、それらを欲しているのにストロークが始まらない。――つまり、また小蒔からおねだりしろと言うことなのだろう。気付いた小蒔は、リュウイチに指示される前に口を開く。これ以上彼の手を煩わせる訳にはいかない、という献身的な想いと、早く気持ちよくなりたいという浅ましい欲望からの行動だった。
「せ、せんせい……動いて、動いて下さい……♡ ずぼずぼって……いつもみたいに、奥の、奥まで、突いて、下さいぃっ♡ 私のおまんこは、せんせいのためにあるんですからぁっ♡ 先生専用の巫女おまんこ、思う存分ご賞味下さいぃっ♡」
「本当にスケベな生徒だな、小蒔ちゃんは。ぎゅっと膣を締め付けてね、本気でいくよ……!」
「は、は――うぅぅっ♡」
ぱちゅん、と水音混じりの腰を打ち付ける音がホテルの部屋に響きわたる。口元からだらだら唾液をこぼし、歓喜に打ち震える小蒔。たった一度のストロークで味わった、深い絶頂。しかしながら、本番はここからであった。じゅぷじゅぷと、激しい抽送が、開始される。
「あーっ♡ あーっ♡ あーっ♡ だめ、だめだめっ♡ あーっ♡ あーっ♡」
「自分から頼んでおいてだめだなんて、酷い生徒だなぁ。でもそこまで言うなら、止めちゃおうか」
「や、やあっ♡ やめないでっ やめないでくださいっ せんせい、突いて もっと突いて 小蒔のおまんこ、先生専用のオナホ扱いして下さいっ♡」
「しょうがないな……そらそらそらっ」
「あうっ♡ あうーっ♡ あーっ♡ あぁーっ♡」
獣じみた嬌声が、広いホテルの部屋に響きわたる。彼女が持ち、十六年間培ってきた慎ましさも、たおやかさも、感じられない。ただただ快楽を貪る一匹の牝と化していた。
「せんせ、せんせいっ♡ せんせい、せんせいぃっ♡ あっ♡ あっ♡ あぁーっ♡ ああぁーっ♡ いいっ♡ いいですっ♡ いいですせんせぇいっ♡ ああーっ♡ せんせいとのせっくすっ♡ さいこうですぅっ♡」
「小蒔ちゃんの膣も相変わらず具合が良いよ……! 名器だね……!」
「ほんろうっ? ほんろうれすかっ? よろこで、くれていますかっ♡」
「ああ、搾り取られそうでとっても気持ちがいいよ……! 使い潰すのがもったいないくらいだ……!」
「つかってっ♡ つかってくらさいっ♡ いくらでもっ♡ 気にせずつかってくらさいぃっ♡ 私のおまんこはっ 先生のものなんれすからっ♡」
もはや呂律もまともに回らないまま、小蒔は媚びへつらう。心は完全に拉ぎ折られ、まともな思考能力は失われていた。一方で体の感覚は鋭敏になり、膣内でペニスがさらに膨張するのを感じ取る。
「っ、射精されますかっ? おちんぽ様からっ♡ 先生の、せんせいのお精子っ♡ 射精されますかっ?」
「ああ……! このまま射精していいかい?」
「もちろんですぅっ♡ 小蒔のおまんこにっ♡ 先生のお精子を、思う存分射精してくださいぃっ♡」
「でもそれじゃあ、子供ができちゃうよ?」
確認するような問いかけに、快楽に飲まれんとする小蒔は、笑顔を浮かべて答えた。
「子作りっ♡ 先生と子作りせっくすなんですからっ♡ 先生のお精子でっ♡ 妊娠させてくださいっ♡ せんせいとの子供っ♡ 欲しいんですっ♡ どうかっ♡ どうか小蒔の膣内にっ♡ 子種をぉっ♡ 子種を、お恵み下さいぃっ♡」
「くくくく、たっぷりぶちまけてあげるよ……!」
「あぁあーっ♡ あ、あ、あっ♡ あっ、あぁあ~~~っ♡ ああああぁああぁあ~~~~~っ♡」
それ以上は、言葉にならなかった。ただただ膣奥を熱い精子が叩く感触に、酔いしれていた。何度味わっても、飽きぬ得も知れぬ快感。リュウイチとの性行で得られる極上の悦楽に、小蒔は飲み込まれていく。子供ができる事に関しても、恐怖よりも歓喜が勝る。
「んむっ♡」
余韻に浸る間もなく、小蒔から視線でキスをせがみ、リュウイチがそれに応える。くちゅくちゅと音を立て口の中で唾液を混じり合わせ、舌でお互いの歯茎まで舐め合う。その間も、最後の一滴まで精子を搾り取るように、膣でペニスを締め付けていた。
「ぷは……っ♡」
ようやく口が離れても、小蒔の視線はリュウイチに注がれたまま。そして、
「ありがとう、ございましたぁ……っ♡」
頬を緩ませ、礼を言う。混じりっけなしの、純粋な気持ちだった。しかし言われたリュウイチは、
「何言ってるの。まだまだここからだよ? 合宿も始まったばかりなんだし」
「ぁ、う……♡ ほ、本当ですか……? もっといっぱい、してくれるんですか……?」
「最近は学校で慌ただしいセックスしかしてなかったもんね。たっぷりじっくりしてあげるよ」
「ふわぁあぁ……♡」
上気した頬。緩んだ口元。下がった眦。完全にできあがった顔を晒したまま、小蒔は次に与えられる快楽を待っていた。