「ずるいぞ!」
周りに人がいる為か、小声でそう叫んだのは銀髪の美少女、ジャンヌだった。都鞠たちは今ホテルで朝食を摂るためにレストランにきている。滞在しているホテルの名前を都鞠は忘れてしまっているがそれなりの所で、武偵校に入学して学生寮に入るまではここに厄介になるつもりだった。
「受験の時、三人で遊んだだろう!」
実際都鞠ははあのあと蘭豹のところで一発ヤッたのだが、用事が入って理子とリサと合流しなかったジャンヌはその事を知らなかった。ちなみに理子達は都鞠が夜帰ってこなかったことをジャンヌに伝えていない。理子は自分の興味のあること以外は積極的に伝えようとせず、リサは単純に都鞠の指示がなかったからだ。今回はこれが少し裏目に出たような感じだが。
「あぁ、それは」
「だからトマリ、私とデートしよう!」
説明しようとした時にジャンヌがそう言った。デートか、と都鞠は思う。最近はジャンヌとあまり話していないように都鞠は感じていた。ジャンヌは自信ありげな言葉とは裏腹に、少し不安そうな目でこちらを見ている。
「そうだな、いいぞ」
「本当か!」
ぱぁっと花が開くような笑顔を浮かべるジャンヌ。男勝りな口調とギャップがありその愛らしさは周囲の男性の目を引いた。
「じゃ、そういう事で」
「とーくん、明日は理子だからね!」
「あの……リサも、お願いします」
「もちろん分かってるよ」
二人との約束で明日と明後日のスケジュールも埋めった。都鞠にとっては男冥利につきる生活である。
ジャンヌとのデートは、これといったアクシデントもなく終わった。超能力が跋扈する世界を描いた映画を二人で笑いを堪えつつ鑑賞し、ウィンドウショッピングをしつつ駄弁って、先程少し高級なフレンチレストランでデイナーを終えたところだった。そして今は二人ホテルの一室にいる。
広いダイニングルームの先の脱衣所の方向からは微かにシャワーの音が聞こえる。泊達がいる部屋はかなり大きなものだった。料金もそれなりにするのだが、かつて手籠めにした社長令嬢にパトロンになってもらっている都鞠には腐ると言うほどではないが金はあるので、痛い出費というわけでもない。
「あがったぞ」
ドライヤーで乾かした銀髪を揺らし、バスタオル一枚だけに身を包んだジャンヌが寝室に入って来た。真っ白で透明感のあるキメ肌は、風呂あがりで少し火照って赤らんでいる。都鞠がベッドの隣を空けると、ジャンヌは何も言わずにそこへ入ってきた。
「ふふ、都鞠……」
嬉しそうに都鞠の名を呟いて見つめるジャンヌに、口吻をする。初めのころは「痛いではないか!」などと言ってセックスを嫌がっていたジャンヌだったが、何度も何度も嬲られることで快感を植え付けられ今では抵抗一つしない。バスタオルを脱がせて、シミひとつないその乳房に手を回した。都鞠が乳輪や乳首には触れずに優しく乳房をなであげると、ジャンヌは小さく息を吐いた。手のひらに丁度収まるサイズの美乳が、男に好きなようにこねくり回され、それに見合ったサイズの乳首が少しずつ固くなる。
「下も……頼む」
ジャンヌは恥ずかしさを堪えて伝えた。乳房への愛撫は確かに気持ちいいが、足りない。その物足りなさを声に出して言うことで都鞠は確かな快感をくれる。それはジャンヌが都鞠に施された調教の一つだった。キスをしていた唇が胸に吸い付き、チロチロと乳輪を虐め始める。それと同時に指が秘部に触れ、大陰唇を撫で始めた。
「濡れてる」
「……言うな」
今まで散々身体を弄ばれ愛され続けてきたというのに、自らの恥態が白日の下に晒されたようで、ジャンヌは興奮した。その恥態を見せている相手が自分が愛する存在だけだという認識が心を満たす。秘部から滴れ落ちる液体の量は増え、男を迎え入れる準備を整えていった。
ついに都鞠の指が膣口に侵入すると、膣壁は指を離さないかのようにキュンキュンと締め付けた。愛撫を行いながら顔を見つめると、ジャンヌは耳まで真っ赤にして顔を逸らした。可愛らしい反応に指の動きが激しくなる。挿入する指を二本に増やして掻き回すと、くちゅくちゅといやらしい淫音が響いた。
天井のザラザラや少し奥の方、そして陰核を単調にならないよう、しかし絶え間なくこすり続けると、ジャンヌの目はとろんとふやけきって、都鞠のなすがままとなっていた。耳元で「ジャンヌ……」と呟くだけで、ひくひくと膣口が蠢き、とろりと愛液が溢れてくる。そうしているうちにジャンヌに絶頂の兆しが現れた。
「ジャンヌ、イキそう?」
「んっ、ああ……頼む、イカせてくれ……」
ジャンヌは何度も教えられたように躊躇いなく懇願する。その様子に満足した都鞠は、さらに激しい愛撫をプレゼントした。呼吸をできないほどに激しく舌と舌を絡み合わせ、ジャンヌの秘部を傷つけない程度に刺激する。やがてピクピクと軽く痙攣し始めた身体を確認し、都鞠は陰核を優しくつまみ上げた。脳内に走る快感。ビリビリと視界を白に染め上げる快楽の電流に、ジャンヌは翻弄され、愛する男の身体を強く抱きしめた。長い間燻り続け昇華した絶頂はその分長く強烈で、治まったころにはジャンヌは前後不覚となっていた。そのため、都鞠が何か訊ねていることにも何も考えずに頷き、どうせ都鞠におこされるだろう、という考えのもと、そのまま眠りに落ちた。
股下から伝わる違和感に目を覚ますと、既に都鞠はジャンヌの身に覆いかぶさり、その剛直を愛液でとろけきった柔肉に埋めていた。愛する者の頭を抱いてキスをしようと腕を動かした時、自らの身体の異変に気づいた。
都鞠の手で絶頂を迎える前は、風呂あがりで確かに一糸まとわぬ姿であったはずなのに、ジャンヌは今服を着ていた。そしてその服は、今日のデートで身につけていたニットのセーターではなかった。ジャンヌの趣味を熟知した都鞠がリサに頼んで作ってもらった、少女趣味全開のフリフリメイド服。ジャンヌが今身に着けているのはソレであった。挿入部を見てみると、丁寧にもフリフリの下着を着せられ、その上でパンツをずらして剛直が侵入していた。ブラも同じく、フリルとリボンがあしらわれた下着をわざわざ着せられた上でずらされ、腰の動きに伴ってふるふると美乳が揺れた。
「トマリ……これは」
「起きた?似合ってるよ、可愛い、ジャンヌ」
褒められ、子宮口を強くノックされると文句を言う気も失せてしまった。愛する人が興奮し、自分に夢中になってくれる。それならば、これでいいではないか。そんな思いがジャンヌの心を埋めた。受け入れた途端に下腹部から襲ってくる快楽をジャンヌは認知した。都鞠の肉棒にぴったり合う性器。最初その言葉遣いのようにガチガチだった淫壺は、今では都鞠の凶悪な剛直をいとも簡単に飲み込んでいた。自分のためだけの女性がここにいることに、都鞠もまた満足していた。薄い銀の陰毛は、膣口から抽送に合わせてにじみ出る子宮頚管粘液の白濁とからみ合って、淫靡にテカっている。
「ジャンヌ、そろそろ出そうだ」
「ああっ」
「どこに欲しい?」
そんなこと聞かなくても分かっているはずだ。そうジャンヌは思った。実際都鞠も、そこ以外にはなっから出すつもりはない。これはただ形式だけの二人の愛の確認作業だった。
「膣内、膣内だっ……トマリ、お前の子種を、私にくれ……」
「あぁ、俺のジャンヌ、俺だけのジャンヌッ!」
独占欲を全面に押し出した発言に、ジャンヌは嫌悪することなく、むしろ幸福を覚えていた。自分を認めてくれる。間違っても正してくれる。そして、愛してくれる。実力主義のイ・ウーにおいて、都鞠の存在は癒やしだった。他にも都鞠を必要とする、もしくは依存している女がいることは知っていたが、それよりも自分のところに来てくれることが重要だった。だから、都鞠の庇護下にあることは、総じてジャンヌの幸せへと繋がっていったのであった。
子宮に放出された精液の熱さに、ジャンヌは再度の絶頂を迎えた。肉体的にも精神的にも満足を得た二人は、汗や飛び散った液体を気にせずに、深く抱き合ってそのまま眠りに落ちた。
長く放置してすみません。
これからもトロトロと書いていきます。