※この作品はR-18です。

緋弾のアリアでエロ小説   作:諏訪 遼一朗

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りこりん!


⑤話

 都鞠は今、秋葉原の駅前に向かっていた。今日は理子とのデート。理子は一緒に行くのではなく、十一時に待ち合わせをするよう都鞠に伝えていた。理子には、恋人をまつ淡い気持ちを体感したいという考えの他に、もう一つの思惑があった。

 都鞠が待ち合わせ場所に着いて、周りを見渡した時に見つけたのは、不愉快な光景だった。今日の理子は少し過激な服装だ。胸元の大きく開いたシャツからはあふれんばかりの柔乳の上半分が見え、谷間を公衆の面前に晒している。そのシャツはおへそが見えそうなほど丈が短く、その下のスカートも、膝上十センチはあろうかというほど短い。挑戦的なスカートから伸びるおみ足も道行く男たちの視線を釘付けにしていた。薄く施されたメイクも、色気を増すのに一役買っていて、今の理子は非常に魅力的だ。端的に言って誘っているのかと誤解するほどの様相だった。

 そんな理子のもとには、言うまでもなく身体や連絡先を求めて話しかける人々が後を絶たなかった。今もシルバーアクセに身を固めた金髪の青年達がその毒牙にかけようと理子に群がっている。そして普段の理子を見慣れている人には信じがたいことに、理子はその誘いの一つ一つにきっぱりと断るわけでもなく、なあなあで済ましていた。話しかけている男達にとっては正に「押せばいける」と取れる態度だ。

 

「……理子」

「とーくん!遅いよぉ」

 

 都鞠は理子に駆け寄り、その手を強く握りその場から連れ去った。金髪の男達は突然の出来事に対応できず、気付いた時には二人は遠く走り去っていた。理子にとっては案の定、都鞠は独占欲を丸出しにして機嫌を悪くしていた。

 理子の思惑通りだ。最近、都鞠が理子に相手をする頻度が減った気がしていた。今一緒に暮らしている他の二人が魅力的なので、都鞠がその二人を相手にするのも理解はできたが納得はできなかった。リサはまだ分かる。理子もリサにいろいろ便宜を図ってもらっているし、普段から都鞠にあんなに好き好きオーラを放って奉仕し続けているので、都鞠が「ご褒美」と称してそこらでよく盛っているのは、まだ分かる。問題はジャンヌだ。ジャンヌの事自体は全くもって嫌いじゃない。むしろ扱いやすくて好みだ。しかし日常的にどれほど自分が都鞠のことを愛しているかを色仕掛け含めて伝えている理子を差し置いて、ジャンヌはこの日本での初デートプラス初二人きりセックスを成し遂げたのだ。実際は都鞠のただの気まぐれなのだが、それを理子は自分への愛情が薄くなったものだと解したのだった。

 他の人に取られそうな自分を見せる、それは数多の女を「自分だけのもの」として性行為と同時に調教するほど独占欲の強い都鞠にとって、単純故に効果的な手であるはずだった。

 

「どうしてこんなことをしたんだ?」

 

 はずだったが、薄暗い路地裏に連れ込まれた理子を覗き込む都鞠の目は、冷えきっていた。理子は自分のやったことが都鞠に与えた影響の大きさを知らず、ありのままを答えた。

 

「最近、りこりんの相手してくれないから……とーくんに、みてほしいなぁって。わかるでしょ、とーくん」

 

 都鞠は心のなかで嘆息した。自分に関心を持たせるためとはいえ他の犬に尻尾を振られては台無しだ。都鞠は今日のデートの予定を脳内で全てキャンセルした。この雌犬にもう一度ご主人様を刻みこまなければならない。そう決めると行動は早かった。

 

「言いたいことは色々あるが、それは後からだ」

 

 そう言って都鞠は真昼の街に飛び出した。いい天気に見合わない建物を目指して。

 

 真昼間から空いていたいかがわしいホテルに入った理子は、部屋に入った瞬間に後ろから抱きしめられていた。いつもよりずっと強く、強く、細い体が折れそうなほどに抱きしめられた理子が作戦成功か、と考えた時、耳元で都鞠の囁きが聞こえた。

 

「理子、あんなことをして俺が喜ぶとでも思ったのか?」

「あ……」

 

 思ってもいなかった。自分をもっと相手してほしいから。自分を見てほしいから。自分に感心を持って欲しいから。そんなことに気を取られて、都鞠の気持ちを考えていなかった。理子は後悔した。都鞠は自分の女性遍歴を棚に上げまくって続けた。

 

「お前、あいつらに腕触られてたよな。理子の身体が汚れてしまってたら俺、抱けないよ」

「ち、ちがう!そんな訳……」

 

 都鞠はここぞとばかりに理子に言葉の鎖を投げた。

 

「理子、その身体は誰の物か、言って?」

「とーくんのだよ! とーくんだけの!」

「分かってるじゃん。じゃあ、ごめんなさいは?」

「ごめんなさい!理子、理子……んっ!」

 

 突然塞がれた唇に、理子の脳裏に浮かんでいた言葉は全て消え、ただ後悔の念が残った。そしてその後悔はあけっぴろげになった胸元から侵入する都鞠の手を引き金に、ちろりと情欲の炎を灯した。

 

「今度から、あんな事しないって約束する?」

「するっ!、するからっ!だから理子のこと嫌わないでっ!抱かないなんて言わないでよっ!」

 

 涙を流して懇願する理子を見て、都鞠はメンテナンスの第一段階が終わったことが分かった。次は第二段階、身体に教え込む時だ。都鞠は理子をお姫様抱っこで持ち上げると、奥のベッドまで連れて行った。服を脱がせると、髪色と同じハニーゴールドで揃えられた上下の下着が露わになる。その小柄な体型に似合わぬ双丘とすこし盛り上がった恥丘は、ベビーフェイスとは裏腹の成熟した大人の色気を伺わせる。理子に覆いかぶさり目と目を合わせた都鞠は、ひとつ接吻を落として、理子に囁いた。理子はその言葉を聞いて、都鞠の為に少し涙っぽい声で訴えた。

 

「理子のカラダ、全部とーくんのものだからぁ……他の人なんかに触らせたこと無いからぁ……とーくんのおちんちんで、とーくんのものって、おしえてぇ」

 

 上手くおねだりが出来た幼い情婦にもう一度キスをして、輝くハニーゴールドの金髪に手を伸ばし、撫で、匂いをかぐ。蜂蜜のような甘ったるい匂いが都鞠の肺を満たす。くすぐったそうにする理子に都鞠は訊いた。

 

「綺麗な髪だ……これも全て、俺の物だよな?」

「そう……だよぉ……」

 

 所有権の確認。傍から見ると異常な行為も二人にとっては普通で、そして快楽だった。

 ブラジャー越しにたわわな果実に手を伸ばす。突起の辺りを指先で軽くこすると、「んっ」と声を漏らした。自然と唇を合わせ、舌を絡ませ、上にいる都鞠から唾液を送る。理子は恍惚とした表情でその唾液をぐちゅぐちゅとさせながら口の中に溜め込み、ごくごくと音を立て飲みきった。もう片方の手を下腹部に伸ばすと、そのクロッチ部分は既に湿り気を帯びていた。

 

「目も、口も、鼻も、胸も、ま○こも……全部俺の物だな?」

「もちろんだからぁ」

 

 理子の答えに満足した都鞠は、下着を脱がせて直に愛撫を始めた。細身のウエストからは想像できない二つの柔肉に両手を埋め、揉みしだく。時に自分のものだとマーキングするほどに強く、時にその存在全てを慈しむかのように優しく揉み、理子の胸には赤い跡が残ってしまったが、それさえも理子の心を震わせる。「ふぅー、ふぅー」と肩で息をしていた理子だったが、都鞠が固くそびえ立っていた両の乳首を中央に寄せてその二つに同時に吸い付いた時、「ひゃぁぁぁああ」と叫び声を上げた。

 

「とーくんっ、そんなっ、すっちゃぁ」

 

 理子の抗議をよそに、都鞠は吸い続けた。やがて理子が呼吸ができないほどになったところで、じゅくじゅくになった秘部に指を添わせる。理子の秘部は毛一本ないパイパンで、小陰唇は閉じて可愛らしい見た目をしていながら、とぷとぷと流れる愛液の量は収まらない。指を差し込むとソコは熱く、指が溶けてしまいそうなほどだ。長らく愛撫した後も、都鞠の責めは止まらなかった。次は口を秘部に近づけふーっと息を吹きかける。「ひゃぁっ!」っという声とともにまたぽたぁと愛液が溢れてくる。都鞠は我慢できずソコにむしゃぶりついた。舌を膣内に侵入させ、くちゅくちゅとほじくると愛液は更に量を増す。勃起しきった陰核を優しく撫でるのも忘れない。自らの所有者の愛情を受け続けた理子は、「待て」をすることが出来なかった。断続的に襲いかかる快楽に我慢できず、やがて波が高まっていく。

 

「とーくん、りこ、いきそう……」

 

 返事代わりに陰核を強くこすると、たちまち腰が震え、足が痙攣したかのようにピンと張る。次の瞬間には理子は脱力しきった身体に身を任せていた。自分をここまで狂わせる男。その男に奉仕をしたい。それは、都鞠の女としての自然な感情であるように思えた。

 

「とーくん、次、理子の番だよぉ」

 

 すこし疲弊した身体にムチを打ち、都鞠の勃起しきった剛直に触れる。手で触れることで分かる熱さが自分を求めていることの証明のように感じ、理子はまた陰部を濡らした。剛直を握ってこすると、まるで生き物のようにピクピクと動いた。やがてその動きを繰り返していると、先端の方から透明の液体が染み出てくる。理子は躊躇うこと無くそのグロテスクな外観の肉棒を口に含み、我慢汁をすすった。都鞠の大砲は理子の小さなお口には入りきらず、ちろちろと舌先で舐めるだけになっているが、地味な刺激を肉棒に与えていた。しかし、都鞠の表情を盗み見て満足に程遠いことを感じ取った理子は、都鞠に頼みこんだ。

 

「とーくん、理子、上手く出来ないから、無理やりしていいよぉ」

 

 女性から進んでのイラマチオ。都鞠を喜ばせるために理子は自分がやれることを考え、提案したのだった。都鞠は仁王立ちになり、剛直を理子の口元に押し付けた。顎が外れそうなほど開かれ、侵入してくる肉棒。都鞠の手は理子の頭を掴み、道具として理子を扱い始める。前後のストロークにより理子は苦しげな声を上げるが都鞠は止める様子は無い。理子が志願した以上止める意味は無いからだ。さっきのちろちろ舐めよりも遥かに大きい粘膜刺激と、理子のベビーフェイスを好きにしているという実感は、次第に肉棒を追い詰めていく。その間、理子も決して弱音を吐かなかった。

 

「出るぞ、理子ッ!飲めよッ!」

 

 やがて凄まじい勢いで噴出した白濁は、理子の口内を所狭しと汚した。理子は口にこびりつく精液を唾液と絡めて、そして飲み込んだ。ねばつきの強い精液は飲み込みにくく、途中何度も咳込んだが、一滴もこぼさずに飲み切ることが出来た。褒めてもらいそうにこちらを見る理子に口を濯いでくるように言った都鞠は、帰ってきた理子に熱烈な口吻を繰り返した。

 

「そろそろ、挿入れるぞ」

 

 口淫でもやはり秘部を濡らした理子のソコはふやけきって、大きすぎる肉棒を迎え入れる準備が整っていた。理子を後ろ抱きにした都鞠は、首筋にキスをしながら後背位でとろけた蜜壺に挿入した。いじられ続けた膣壁はいつも通り熱々のとろとろで、都鞠の肉棒を優しく包みこんだ。両手は大きくふくらんだ水鞠のような乳房をこねくり回し、敏感になった乳首を重点的に攻めると、膣がよりとろとろしてくる。手を離して下から突き上げると、その双丘は大きく揺れ、視覚的に都鞠を楽しませた。顔を埋めた髪の毛からは汗のすっぱい匂いと理子の甘ったるい体臭が混ざり合って、なんとも言えない淫靡な匂いを醸し出していた。

 理子は、幸せだった。強く抱きしめられて、自分の身体を必要としていること、自分の身体に都鞠が欲情していることが否が応でも分かった。このまま都鞠に溶かしつくされて、同化してしまうのではないかとさえ考えた。一突き一突きに軽い絶頂を覚え、身体がどうかしてしまいそうだった。しかし、永遠であって欲しい時間も終わりを迎え、都鞠の腰の動きが段々と激しくなっていく。今までで最大級の絶頂に自分が近づいているのが分かる。そしてその絶頂にトリガーが必要なことも分かる。ラストスパートの動きは理子の性感を高め、乳房は鷲掴みにされた。乳首が強く抓まれると同時に胎内に温かいモノが注入されたのがわかった。しかし、あと一つ、あと僅かが足りない。そのとき後ろからゾクゾクするような声で都鞠が言った。

 

「理子、お前は一生俺のモンだから……次は無いぞ」

「とーくん!とーくんとーくんとーくん!!あぁぁっ!!」

 

 理子は盛大に果てた。一生涯の領有宣言。狂おしいまでの独占欲。都鞠に依存していると言ってもいいほど無条件に愛している理子にとって、それは何よりも安心出来るものであり、そして全てに勝る快楽のスパイスだった。最高の相手に、最高の言葉と共に、最高の快感を得る。すべてを出し切った理子はそのまま微睡みに落ちていった。

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