「ああんっ!!」
ノーネーム本拠地の一室にて、幼い嬌声が部屋を埋め尽くす。嬌声の主はペスト・・・・・かつて魔王としてノーネームと戦った少女だ。
そして彼女に嬌声を上げさせているのは・・・・・彼女の主である命であった。
「いい声で鳴いてくれるな・・・・・・そんなにいいのか?」
「そ、れは・・・・・ああっ!」
命は一糸纏わぬペストの身体をまさぐる。あるときは慎まやかな胸を揉みしだき、あるときは秘部に指を入れてかき回し、あるときは陰核を指で強く掴む。
一切の遠慮のないその行為は、ペストに快感と共にわずかな痛みさえ与えている。しかもペストは手を頭上で縛られていて抵抗できずにいた。
傍から見れば強姦ともとられる光景だが・・・・・・・
「もっと・・・・・もっと楽しませろよペスト。お前が望んだことだろ?」
「ッ!!そ・・・・うよ。あなたの好きに・・・んんっ・・・・・しなさい」
この行為は・・・・・ペストから持ちかけたのもだった。
ペストは命が黒ウサギや耀と関係を持ったことを知っていた。そして・・・・命の心に黒く、重たい恐怖が芽生え、それが原因で命が壊れてしまっていることも知っている。
だからこそ・・・・・・それを知ったペストは覚悟を決めたのだ。自分は命に隷属されている身。ならば・・・・・命の慰み者になろうと。
「私は・・・・・あなたのものよ。だから・・・・・遠慮なく犯しなさい」
「俺のものって言う割には偉そうな物言いだな」
命は嫌に冷めた目でペストを見つめながら言う。
「・・・・・・申し訳ありません命様。どうか卑しい私を犯してください」
命の目から何を求めているのかを察したペストは、言葉遣いを変えて言い直した。それは隷属されし者に相応しき・・・・・・下僕としての言葉遣いだ。
「・・・・・それでいい」
「いぎっ!?」
命はペストの秘部に指を差し込みながら、胸の頂きを強めに噛んだ。鋭い痛みを感じるペストであるが、同時に自身の中で疼くものもあるとはっきりと感じ取る。
「ん?今くわえ込んでる指が締め付けられたぞ?ペスト・・・・・まさか今ので感じたか?」
命はペストの耳元で囁くように尋ねる。
「ちがっ・・・・・います!こんなことで私・・・・・私は!!」
「嘘つくなよ。正直に答えろ」
「ッ・・・・・・そ、そう・・・・です。命様に噛まれたとき・・・・・すごく感じてしまいました。痛かったのに・・・・・気持ちよかったですっ!」
「そうか・・・・・それはよかった」
正直に白状したペストに気をよくした命は、ペストの頭を優しく撫でる。
(・・・・・壊れてしまってもこの温もりは変わらないのね。いえ、温もりだけじゃない・・・・・根本にある優しさだって・・・・・)
命に撫でられながら、ペストはそんなことを考えていた。
確かに今の命は壊れてしまっている。だが、それでも根本的に変わってしまったわけではない。今だって、非道に見える行いもペストの覚悟を無下にしないための歪んではいるが確かな気遣いから来るものだ。
(きっと命は・・・・・・自分を傷つけながら私を抱いているのでしょうね。そうでもしないと・・・・・恐怖に飲まれてしまうから。だったら私は・・・・・)
「命様・・・・・・そろそろ私にあなたの剛直を挿れてください。お願いします」
ペストは目を潤ませながら命に懇願した。
「ああ・・・・・・そうさせてもらう」
「ひぎっ!?」
命はペストの秘部を剛直で貫いた。剛直は膣の奥まで一気に届いたが、それでも小さいペストの体ではその全てを飲み込むことはできなかった。
「さすがに小さいだけあっていい締めつけだ・・・・・すごくいいよペスト」
「あ、ありが・・・・とうござい・・・ますっ!」
「痛むか?」
「いえ・・・・・すでに準備は出来ていましたので・・・・んっ・・・・気持ちいいです」
本当は自分の体格に合わないためか、少しだけ痛かった。ただ、それでも快楽が上回っているのも事実・・・・・それ故にペストは不完全ながらも笑顔を浮かべてそう答えた。
「そうか・・・・・ならいい。動くぞ」
「ああんっ!」
命が動き始めるのと同時に、ペストは嬌声を上げる。
「ペスト・・・・・俺の可愛いペスト。もっと淫らな声を聞かせてくれ」
「んあっ!命・・・・様!命様・・・・命様ぁぁぁぁ!!」
命の願いに応えるためにか、ペストは蕩けきった声で命の名を何度も呼ぶ。
「ペスト・・・・・・お前は俺のものだ。俺だけに従え。俺だけにつくせ。ずっと・・・・・俺のそばにいろ」
「い、居ます!ずっとずっと・・・・・命様と共に有り続けますっ!私は・・・・私は命様の・・・・・従順なる下僕ですぅぅぅっ!!」
快楽で意識が飛びそうになるのを必死に堪えながら、ペストは命に忠誠を誓う。
それはあるいは呪縛かもしれない。行き着く先は希望など一切ない破滅かもしれない。それでもペストには躊躇いなど微塵もない。
なぜなら・・・・・・ペストは命に隷属されているから。そしてそれは・・・・・ペストにとって確かな幸福だから。
「ペスト・・・・・ペスト!」
命は剛直でペストを貫きながら、ペストの身体を覆うように抱きしめる。
ペストの身体は命の温もりに包まれる。
「命・・・・様っ!私そろそろ・・・・んんっ!限界・・・・・ですっ!」
「ああ。俺もそろそろ・・・・・・全部お前の中にぶちまけるぞ」
「はいっ!全部・・・・・全部出してくださいっ!」
その時が近づき、剛直の動きは大きくなり、それに応えるかのようにペストの秘部も締めつけが増す。
そして・・・・・・
「イ、イク!イクゥゥゥゥゥッ!!」
命の溢れんばかりの多量な欲望はペストの小さな身体の中に全て放出された。
「あ・・・・ああ・・・・」
絶頂によって頭が真っ白になったペストは、心地よい余韻を感じながら意識が薄らいでゆく。
(命・・・・泣いてるの?)
薄れゆく意識の中、ペストが見た命の顔には輝く雫が流れていた。
それは激しい行為によって出た汗なのかもしれない・・・・・・だが、ペストはなぜかそれが涙だと確信していた。
(あの時も・・・・・・泣いてたわね)
思い起こされるのは魔王として命達に敗北したときのこと。あの時命はペストを思い、涙を流していた。
(やっぱりあなたは優しい人。そんなあなただか・・・ら、私は・・・・隷属・・・)
今も命の優しさはあの時と変わらない・・・・・そう感じながら、ペストは意識を手放した。
永久に共に・・・・・・・それが『隷』属せし少女の宿命
少女の・・・・・・幸福