ただ・・・・・嬲られるのみ
(なんだよおい・・・・・なんでこんな・・・・?)
"ウィル・オ・ウィスプ"に所属する少女、アーシャ・イグニファトゥスは困惑していた。
それはあまりにも突然のことであった。東側に一人でギフトゲームを受けに来たアーシャ。そこで偶然命に出会い、せっかくだからと食事を共にし、その後は"ノーネーム"の命の部屋に招待された為ついて行ったのだが・・・・そこで命にベッドへと押し倒され、手足を縛られ、目隠をされて躰の自由を奪われてしまったのだ。
「命・・・・お前一体なんのつもりだ!」
アーシャは怒りの篭った声色で命に怒鳴る。目は布で隠されてしまっているが、その視線は鋭くなっているだろう。
「なんのつもり・・・・か。それはすぐにわかるよ」
アーシャの耳元でそう囁いた後、命はアーシャの服に手をかけて脱がせ始めた。見えずとも、布が擦れる音と、その白い肌が外気に晒された感触でアーシャはそれを理解する。
「なっ、何すんだ!お前・・・・・いい奴だと思ってたのにそんなケダモノだったのかよ!」
あっという間に胸や秘部といった女性特有の部分をはだけさせられたアーシャ。
かつて北で魔王とのゲームの際、誰も死なせまいと奔走していたことを知っていたアーシャは命の事をいい奴だと思っていた。そんな命に僅かでも惹かれていた自分がいることもわかっていた。だというに・・・・・・これはあまりにも非道すぎる行為だ。誰だって・・・・・アーシャだって見損なうのは当然であろう。
そんなアーシャ・・・・・命は冷酷にも言い放つ。
「そうだ。俺はもう・・・・・皆が言うようないい奴なんかじゃあないんだよ。ケダモノと呼ばれてもしょうがないぐらい・・・・・いや、それ以上の外道だ」
自嘲気味な笑みを浮かべる命は、アーシャの胸に手を這わせる。アーシャの控えめなその胸に触れるその手は、相手に劣情を催させるようないやらしい手つきであり、心では拒絶しているにも関わらず、アーシャは快楽を感じざるを得ない。
「や、やめ・・・・んんっ!」
快楽から思わず短い悲鳴をあげてしまうアーシャ。その可愛らしい乙女の嬌声は、命をさらにその気にさせてしまう。
「アーシャ・・・・・お前はかわいい奴だな」
アーシャの反応に気をよくした命は、アーシャの胸の頂きを舌で舐め上げながら、白桃のように瑞々しい臀部を揉み上げる。
「んひゃっ!?や、やめろ・・・・・これ以上は許さねえ・・・・ああっ!」
抗議しようとするも、ねっとりとした快楽には抗えずにその言葉を自分で遮ってしまう。こんなひどいことをされているのになんで快楽を感じてしまっているのか・・・・・自分のことなのに理解できないことにアーシャは怒りともどかしさを感じていた。
「ん?アーシャ・・・・すっごいびしょびしょに濡れてるぞ?そんなに感じているのか?」
「なっ!?う、嘘つくんじゃねえ!こんなことされて感じるはず・・・・!」
否定するアーシャであったが、命の言うことに偽りはなかった。アーシャの秘部はふやけてしまうではないかと思わせるほどに湿り気をおびており、それは快楽を感じている証拠だ。
秘部だけではない。アーシャの白い肌故により際立っていた桜色の乳頭も、秘部の上部にある陰核も、しこりが感じられるほどに固く尖っており、アーシャの躰が快楽に染め上げられている事を物語っている。
「これだけ濡れてれば・・・・・・もう大丈夫だな」
命の言葉とともに、ファスナーを下ろす音がアーシャの耳に聞こえてくる。
「ッ!!そ、それだけは絶対にやめろ!そんなことしたらぶっ殺すぞ!」
人並みには性知識を備えているようで、命が何をしようとしているのかアーシャは察してしまう。それだけはなんとしても避けようと命を脅しにかかるアーシャ。だが・・・・・
「・・・・・ぶっ殺すか」
静かにそう呟いた後、命は再びアーシャの耳元で囁く。
「―――――」
「・・・・・えっ?」
命の囁きに、思わずアーシャは呆然としてしまった。そしてその隙に・・・・・命の剛直がアーシャの秘部に突き入れられる。
「ッ!!うああぁぁっ!!」
初めて男の物をくわえ込む秘部は、その異物感を痛みとしてアーシャに伝える。だが、アーシャに伝わった感覚は痛みだけではなかった。初めてのその行為であるにも関わらず・・・・・アーシャは確かな快感も感じてしまっていたのだ。
「な・・・・んだよこれ?なんで・・・・どうしてこんな・・・・」
痛みだけではなく、快感も感じてしまっていることが信じられないのであろう。何かの間違いだと言わんばかりにアーシャは首を横に振る。
「アーシャの中・・・・キツいけどすごく気持ちいいよ。濡れてる上にいい具合に蠢いてくれてて・・・・癖になりそうだ」
そう言いながら剛直を抜き差しし始める命。その度に湿りきったアーシャの秘部からはビチャビチャと雫が飛び散ってしむ。
「あっんん!い、いやだ・・・・もういやだぁ!」
これまでに経験のない快楽に恐怖を感じてしまったアーシャは、どうにかして命を突き放そうともがこうとする。だが、縛られてしまっているためそれは叶わなかった。
「くくっ・・・・可愛いなアーシャ。そそられるよ・・・・・俺のものにしたいほどに」
「ッ!?」
自分が命のものになる・・・・・そう想像しただけで、アーシャは自身を襲う快楽の勢いがましたように感じてしまった。
それはアーシャが・・・・・命に堕ちてしまいかけている証拠だった。
「アーシャ・・・・・・可愛いアーシャ。もっとその声を聞かせてくれ」
「ああぁぁっ!みこ・・・・と!みことぉぉぉ!!」
もっと淫らな鳴き声が聞きたいと膣を突く勢いを増す命。それに伴い、アーシャの快楽は増長され、絶頂してしまった。
「イったのか?スゴイ締めつけだぞ?」
「う、うる・・・・さい!うるさいうるさい!」
命に問われ、羞恥から必死に叫ぶアーシャ。布で隠された瞳からは、涙が流れている。
「ならもう聞かないさ。だけど・・・・・俺もそろそろだ」
「ふぇ・・・・?あひゃぁぁぁぁぁ!?」
ラストスパートとばかりに激しく、早く動く命。それに伴い、絶頂したばかりで敏感になってるアーシャは苦しいほどの快楽に飲み込まれてしまう。
そしてほどなくして・・・・
「アーシャ・・・・アーシャ!!」
「んあぁぁぁぁぁっ!!」
アーシャの膣中に大量の白く濁った欲望が溢れ出し、アーシャは先程以上の絶頂に突き上げられる。
「あ・・・・あぁ・・・・・」
そのあまりの衝撃にアーシャか細い声が漏らしながら意識を手放してしまった。
「ここ・・・・は?」
目を覚ましたアーシャの目に映ったのは、見慣れない天井であった。
「私たしか・・・・命に」
寝起きでおぼろげだった意識は、命にされた事を思い出すことによって覚醒する。
「・・・・・だりぃ」
拘束は解かれ、目隠しも外されていたが、アーシャは起き上がれなかった。全身倦怠感に苛まれ、腰に感じるズキズキとした重い痛みによって動く気を起こさせなかったのだ。
「・・・・・命」
ふと顔だけを横に動かすと、そこには命がいた。
命は安らかな・・・・・いや、とても苦しそうな表情で眠りについている。
「・・・・・なに苦しそうにしてんだよ。私のほうがよっぽど・・・・・」
自分の方が苦しい思いをしたのに苦しそうに眠る命に文句の一つでも言ってやりたくなったアーシャ。
だが・・・・それでもアーシャは、自らを犯した命を憎むことができなかった。
「くそっ。犯されたっていうのに・・・・・あんなこと囁かれたら嫌えないじゃんか」
犯されてる最中に命に囁かれた言葉・・・・・・その言葉のせいでアーシャは命を憎めず、許そうとさえ思ってしまっていた。
『だったら・・・・・本当に殺してくれよ。お願い・・・・だから』
剛直を突き入れられる直前・・・・命はアーシャにそう囁いた。消え入ってしまいそうなほど儚い声で・・・・・そう囁いた。
「・・・・・どうしちまったんだよ命?聞けば・・・・教えてくれるのか?私に・・・・・なにかできることはあるのか?」
気だるさが残る身体をどうにか動かして、命の頬に手を添えるアーシャ。
その心は・・・・・完全に命のものとなってしまっていた。
『縛』られたのは躰?
否・・・・・『縛』られたのはその心