※この作品はR-18です。

対魔忍アサギ 苦労人奮闘記   作:HK416

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『我儘子犬とお澄まし忠犬の躾日誌』

 

 

 

 

 

「蘇我、穂村。もういいぞ、今日の所は上がれ。明日は二人とも任務だろ」

 

「うっ、でもさぁ……」

 

「私自身のミスですし……」

 

「一つの失敗に囚われるのはつまらない、と普段から言ってるだろ? 幸い、取り返しのつく些細なミスだ。次に活かせばオレから言うことは特にない。それに、こっちに手を取られて任務失敗なんぞ笑い話にもなんねーよ。お前らに死なれる方がよっぽど迷惑だ」

 

 

 五車学園の空き教室を改装して使っている情報処理課(仮)の一室で、虎太郎は平然とした表情で、紅羽と奏は沈んだ表情でサービス残業に洒落込んでいた。時間帯は深夜。日付ももうそろそろ変わる頃合いだ。

 

 三人が自身にとって一銭の得にもならないサビ残に勤しんでいるのか。当然、自身のミスを取り返すためである。

 

 紅羽は報告書関係を受け持っており、内容の添削や提出の承認を主としているだが、運の悪いことに政府へ提出した報告書内部に不適切があったのである。

 と言っても、蓋を開けば、不適切と言うには余りにも些細な表現ミス。読み手の違いによって、受け取り方が変わる程度のものでしかなかった。

 しかし、其処は政治の世界。重箱の隅を突くように役人どもは攻め立ててきたのである。目的は明白だ。対魔忍という組織から少しでも力を削ごうとする意図が嫌でも分かる。

 

 奏は金銭面を受け持っており、各課の予算や任務に必要な資金の遣り繰り、備品購入の承認などを主としているのだが、今回は装備課の内源 賀平がやらかした。

 装備開発の為に新素材の購入を申し出たのだが、問題であったのは購入経路であった。米連で開発された新素材だけあって正規ルートでの購入は非常に難しい。内源はその制約を超える為に非正規ルートを選んだのである。

 別段、それ自体は問題ないが、彼個人のコネを使ったものであり、資金は通常の倍以上。更には足が付きやすいルートであったために、政府に余計な勘繰りをされたくない対魔忍側として頭を抱えたくなるのも頷ける。

 

 三人は、その問題を解決するために奔走した。

 紅羽は政府に追加報告書を作成・提出のために、報告書を作成した当人に当時の状況を根掘り葉掘り聞くハメになった。

 奏は新たに資金の計算をし直し、なおかつ足の付き難いルートの選出までしなければならなくなっていた。

 虎太郎は、情報処理課(仮)の長として、二人のサポートと最後の承認まで付き合っている。

 

 本来であれば彼が居れば、このような事態には陥らなかったのであろうが、間の悪いことに彼は別任務で不在中の出来事でだったのである。

 

 虎太郎に怒りは皆無だ。寧ろ、悪いのは自分、とすら思っている。

 通常時の二人であれば起こり得なかっただろう事態であるが、此処の所は任務と事務仕事で疲れが溜まっていた。部下の体調管理も上司の務めだ。

 況してや、やらかしたのは報告書の作成者と内源であり、二人に怒りを向けるのは筋違いも甚だしい。あくまでも紅羽と奏は身内の不手際を押さえるための網であり、網であり人である以上は抜けることは儘ある。

 そもそも、自分とて何度もこうした失敗をしてきたので不満などあろう筈もなく、こうしたミスを帳消しにするために自分が長などをやっているという認識だ。

 

 

「熱い風呂に入って、8時間カッチリ眠って、2時間後に任務開始。それでベストだ。それぐらいの時間は残ってるだろ? ほれ、帰った帰った」

 

「まあ、そうなんだけどさ…………いや、うん、今日は素直に帰る」

 

「本当に、申し訳ありませんでした」

 

「別にいいよ、大した問題じゃない。死ぬわけでもねーしなぁ」

 

((これ以上、仕事させると死んじゃいそうなんだけどなぁ……))

 

「んじゃま、お疲れ。次に来る時は切り替えてこいよー」

 

 

 どんよりと落ち込んだ雰囲気で自宅へと帰っていく二人を、虎太郎は気楽に見送った。

 紅羽にせよ、奏にせよ、反省して省みている以上、何かを言う必要はなく、十二分過ぎる。叱責などする意味もない。

 いちいち反省を促さずとも、自ら反省してくれるのなら御の字だ。悲しいのは、対魔忍の大半はそうではないことであるが。

 

 ともあれ、自分の部下がそうでないのは僥倖だ。

 叱責とて理論立てて行わねばならない。感情に任せては理論に穴が生まれ、誰も納得しない。その手間が省けるのであれば、不満はない。

 

 自分がやっていれば、と思わない事もなかったが、情報処理課(仮)自体が虎太郎の仕事量を減らし、後釜を育成するために設立されたと言っても過言ではない。

 仕事を任せられるようになるまでは、多くの失敗を重ねて貰わねばなるまい。人が最も成長するのは、失敗をして嫌な思いをした時なのだから。

 

 

「――とは言え、そんなに落ち込むことでもないんですけどね」

 

 

 二人が帰ってから一時間。

 二台のノートパソコンを使い、左手で追加の報告書を作成し、右手で資金の再算出と輸送ルートの選定とメール送信を終わらせる離れ業であった。

 思考を並列化でも出来るのだろうか。これが出来るのは対魔忍の中では虎太郎と九郎だけである。対魔忍組織創設時、最も多く山の如き書類に立ち向かった二人ならではの離れ業だ。……苦労が忍ばれる。

 因みに、創設当時からの対魔忍であるアサギ、不知火、黒百合、碧も、常人の三倍近いスピードで書類を片付けることが可能だ。……本当に苦労が忍ばれる。

 

 何はともあれ、一仕事を終えた虎太郎は椅子に背中を預け、大きく伸びをする。

 時計を見れば、深夜1時。今日は花の金曜日で、朝方まで一部の生徒達と教官による夜間訓練がある故、鍵の心配をせずに来週の仕事に手をつけてしまってもいいが、些か小腹が空いている。

 ツイていないことに、今日は凜花とワイトが夕飯を担当してくれたのだが、今日は帰りが遅くなることは連絡してしまっている。もしかしたら、家に帰れば作り置きの一つもあるかもしれないが、それはそれで手間だ。

 

 結局、紅羽や奏が常備しているであろう駄菓子を探る気にもならず、砂糖を山程入れたコーヒーで空きっ腹を誤魔化そうと立ち上がった。

 だが、その時、部屋へと近づいてくる気配に虎太郎の視線が鋭く尖る。反射的に机の下に備え隠していたグロッグG34に手を掛けたが、馴染みある気配に苦笑を漏らした。

 悪い癖、とは自覚しているものの、どうにもならない。この疑り深さと警戒心こそが、今日まで彼を生き永らせてきた魂にまで彫り込まれた癖なのだから。

 

 

「どうぞ」

 

「「失礼します」」

 

 

 コンコン、とドアをノックする音に虎太郎は間髪入れずに答えた。

 ドアの向こうに立っていた二人も、既に自身の存在に気づかれていたと察していたのだろう。驚きは皆無だ。

 

 ドアを開いて入ってきたのは、凜花とワイトであった。

 凜花は五車学園の制服姿のまま、ワイトはフード付きのマキシワンピースを着ており、手にはバスケットを持っている。

 

 

「何だ、もう帰ったと思ったんだが……」

 

「んもぅ、虎太郎さんたら、一度連絡したきりなんですもの!」

 

「お邪魔かと思いましたけど、旦那様のことですから、食事もせずに仕事をしていると思って……」

 

「あー、そりゃまあそうだが、何時ものことだろ? と言うか、二人してずっと待ってたのか?」

 

「当然です。こうして虎太郎さんと会う時間も少なくなってきてるんですから……」

 

 

 少しでも長い間、共に過ごす時間が欲しい。

 凜花は不服そうに頬を膨らませ、ワイトは眼尻を落として消沈しながら、いじらしい姿を見せる。

 

 確かに、此処最近は凜花とワイトとは擦れ違うことが多かった。

 ゆきかぜや凜子は運が良かっただけで、二人をないがせにしていた訳ではない。

 

 その辺りは二人も分かってはいた。

 虎太郎は何かと忙しい立場だ。常に忙殺されていると言っても過言ではない。

 だが、そこはそれである。我慢に我慢を重ねて今日という日を待ち詫ていたのだが、今日も会えないというのだ。二人としても溢れる思いをどうにも出来ず、堪らずに行動に出たのである。

 

 

「そいつは悪かった。次からは気をつけるよ」

 

「分かってくれれば、いいんです……」

 

「あの、旦那様。凜花も、私も、無理して頂きたいわけでは、ないですからね……?」

 

「分かってるよ、大丈夫。それで? 夜食を作って来たくれたんだろ? 腹減った。一緒に食べよう」

 

 

 凜花は目を逸らし、髪の毛を指で弄りながら口唇を尖らせる。

 自らの言い分が、子供の癇癪に等しいことを知っているからこその態度だ。迷惑に思われたくも掛けたくもないけれど、だからといって軽く扱われるのは納得できない、とでも言いたいのだろう。

 

 ワイトは凜花の気持ちを理解できたが、虎太郎の性格も知っていたが故に、空かさずフォローに入ったが、全ては杞憂だった。

 虎太郎は机の下で隠し持っていたグロッグからようやく手を離して椅子に座り、二人にも適当に腰を下ろすように視線で促した。

 

 凜花は虎太郎の右隣を、ワイトは左隣を選択し、手にしていたバケットを机の上に広げ始めた。

 

 

「ほう、こりゃまた結構、手が込んでるな」

 

「ふふ、ワイトさんも頑張ったんですよ? ゆきかぜちゃんと一緒で、私もうかうかしてられないくらい」

 

「う、私とゆきかぜなんて、まだまだよ。凜子にも凜花にも、手際も味も及ばないもの……」

 

 

 中身は様々な種類の一口サイズのサンドイッチであった。仕事をしていても片手で摘めるように、という気遣いが感じ取れる。

 定番のタマゴ、トマトとレタス、ツナは勿論のこと、チキンサラダもあれば、目玉焼きにベーコンとチーズを挟んだホットサンドもあった。

 綺麗に切り揃えられた数々のサンドイッチは見栄えもいい。少しだけ不格好であったり、具がハミ出しているものはワイトの手によるものだろう。

 

 夕食に十分だが時間が少し遅く、夜食と呼ぶには余りに豪勢な食事に、虎太郎も目を丸くする。

 凜花は成果を誇るように胸を張り、ワイトは恥ずかしげに縮こまりながらも、水筒に入れてきた紅茶をコップに注いでいた。

 

 

「ふむ。では、頂きます」

 

 

 食材と調理者への感謝の言葉を捧げ、虎太郎は早速、定番のタマゴサンドを一口で頂く。

 パンのしっとりとした噛みごたえと口の中に広がっていく卵とマヨネーズ、バターの味を楽しむ。

 どの素材も主張し過ぎず、かと言って何かに負けているわけでもない絶妙なバランスは、凜花の手腕によるものだろう。

 ふむふむ、ともっともらしく頷きながら次々にサンドイッチを片付けていく虎太郎に、凜花とワイトはほっこりと顔を綻ばした。

 

 凜花もワイトもサンドイッチへと手を伸ばし始め、細やかながらも幸福な食事が始まった。

 日常のアレコレを話しながら、静かな笑い声と冗談が飛び交う食事に、虎太郎の無表情も溶けていく。

 二人は、こうして見せる彼の優しげな表情が好きだった。完全に警戒されていないわけではないだろうが、幾許かの緩みを見るほどに彼の女であると強く自覚できるからだ。

 

 

「う~ん、まさにヒンナ。ご馳走さまでした」

 

「はい、お粗末様でした」

 

「じゃあ、片付けましょうか」

 

 

 楽しい時間は短く感じるものだ。

 あっという間に終わった一時を名残惜しみながらも、それ以上に虎太郎の満足げな一言に充足を感じ、凜花は何度も頷き、ワイトはほっと安堵の息を付く。

 

 その後、食後の一服に煙草を吸い出した虎太郎を横目に、二人はテキパキと片付けを始めた。

 虎太郎も手を貸そうとはしたものの、仕事で疲れているでしょうから、と二人に丁重に断られ、させたいようなままにさせることにした。 

 

 自分達が訪れた痕跡そのものを消すかのように、机を拭き、床を掃いていく。

 元々、情報処理課(仮)の対魔忍は綺麗好きが多い。虎太郎も綺麗好きではないものの、綺麗で片付いている方が仕事がしやすいという理由で彼女達に倣っている。紅羽は割とだらしないところはあるものの、周りに釣られて私生活まで改善されているほどだ。

 

 

「では、これでお暇、ということで。我儘を言って申し訳ありませんでした」

 

「旦那様も、余り無理はなさらないで下さいね」

 

「はいはい――――――――――なんて、言うと思ったか?」

 

 

 寂しくはあったものの、満足を得られた二人は、虎太郎に微笑んでから部屋を後にしようとした。

 だが、虎太郎は軽い返事をした瞬間に、椅子から立ち上がって二人を抱き竦める。

 

 

「ひあっ……!?」

 

「んん……っ?!」

 

 

 身体に腕を回された二人は小さい悲鳴を上げた。

 予想だにしなかった早業と言うのもあるが、問題だったのは腕の滑り込んだ場所だ。

 凜花は裾から、ワイトは首元から手を滑り込まされ、胸を鷲掴みにされていた。

 

 

「あ、あの、虎太郎さんっ、んっ……♡」

 

「だ、旦那様、お仕事が、ひんっ……♡」

 

「仕事は終わってるから大丈夫だ。後は、お前らの同意さえあれば問題ないよな? 勿論、気分じゃないならすぐに止めるよ」

 

 

 ブラに包まれた乳房を揉みしだくだけでは飽き足らず、早くも勃起し始めた乳首を摘み上げ、優しく捏ね回す。

 乱暴に見えたのは始めだけで、弱点から外れないねちっこい愛撫は、もどかしさを覚えるほどに繊細だった。

 

 二人の疼きはすぐに痛みに変わり、見えない乳首が完全に勃起してしまったのを自覚した。

 同時に、腰の奥深く――女の象徴である子宮が脈動しているような疼きも始まる。すっかり調教されきった身体は、酷くあっさりと発情を示してしまう。

 

 

「も、もぅ、虎太郎さんったらぁ……♡」

 

「こんな強引で男らしいところを見せられたら、従うしかないじゃないですかぁ……♡」

 

 

 凜花は引き締まった顔を、ワイトは人形のように整った顔を、同時にとろんと蕩けさせて、同時に虎太郎の頬へとキスをする。

 一度火のついてしまった身体は、それだけでは収まらず、一日中働いて汗の浮かぶ首筋に鼻を埋めて体臭を堪能し、舌を這わせ始めた。

 

 その度に腰を戦慄かせて、期待と歓喜を表現する二人の様は――――牝犬と呼ぶに相応しい、淫らな痴態そのものだった。

 

 

 

 

 

―――――

――――

―――

――

 

 

 

 

 

 五車学園の地下には様々な施設がある。

 桐生 佐馬斗の実験室、救出班のミーティングルーム。そして、虎太郎専用の休憩室もその一つ。

 畳の敷き詰められた十畳一間に卓袱台が置かれ、風呂とトイレの付いた部屋は、校舎にある宿直室と全く同じ造りをしていた。

 宿直室との違いは完全防音であり、外から中を覗けない構造となっている事か。何を意図して作られたのか、まる分かりであった。

 

 部屋へと入った二人は、虎太郎の望むがままの姿であった。

 専用の対魔忍装束と死霊騎士としての戦装束を身に纏っていたのだが、胴を隠す薄布や装甲が全くない。

 凜花は特殊繊維のロンググローブとサイハイソックスで包まれているのみ。

 ワイトは瘴気そのもので形成された手甲と具足で包まれているのみ

 

 まるで戦いの最中に衣服を剥ぎ取られてしまったような有り様であった。

 しかし、二人の表情に屈辱はなく、あるのは被虐への期待と興奮だけで、既に内股には光を反射させる愛液が溢れている。

 

 それだけではない。

 凜花の乳首と陰核には、ワイトのそれと似たような小振りなリング型のピアスが揺れていた。

 ワイトの首には、虎太郎が凜花へと送ったチョーカーに似た形の首輪が巻き付いている。

 

 どちらも、虎太郎の牝犬になると主張した二人が、自ら望んで身につけた服従と屈服の証であった。  

 

 

「よし、二人共、壁に手をついて尻を突き出すんだ」

 

「は、はい……♡」

 

「ごく、ん……♡」

 

 

 熱で浮かされた発情顔を隠そうともせず、言われるがままに被虐の快感から震える脚で壁へと歩んでいく。

 壁に手をつけば、自然と尻を突き出す形となる。どちらもシミ一つなく綺麗な曲線を描いており、たっぷりと脂肪の乗った肉はどんなに激しい雄の腰使いをも受け止めてみせると主張しているかのようだ。

 だが、牝犬としての意識を仕込まれた凜花も、ワイトもそれだけでは終わらない。年頃の少女であれば決してできない恥ずかしげのないガニ股まで披露して、蕩けきった牝穴を見せつけた。

 

 

「ふふ、そんなに股を開いて、普通の女だったら恥ずかしがってやってくれないんだがなぁ」

 

「んんっ♡ うふふっ、虎太郎さんが、たっぷりねっとり、仕込んでくれた成果、んっ、なんですよっ……♡」

 

「そうです♡ 旦那様が、ひぁっ、私達を、恥知らずな牝犬に調教したからなのにぃ、んくぅっ……♡」

 

 

 股の中心で愛液に濡れ光る服従のピアスを揺らしながら、二人は自分達をこうしたのは虎太郎だ、と責めるような言葉を溢した。

 しかし、その声は愛欲で濡れており、虎太郎を誘うように尻をゆらりゆらりと揺らしていては、全てが台無しだ。 

 

 悪い悪い、と自分の性癖に付き合わせ、更には二人に眠っていた性癖を目覚めさせてしまった事を本気で謝りながらも、虎太郎は二人の身体へと手を伸ばした。

 

 

「んふっ、ふぅーっ♡ ……ひっ……♡ はぁあっ……♡ あ、あぁ、もどかしい……♡」

 

「あひっ、はーっ♡ ……旦那様ぁ、もっとぉ……♡ もっと、撫でてぇ……♡」

 

 

 自分を誘う牝犬を宥めるように、伸びた手は太腿や尻を撫で回していく。

 凜花の尻は若さならではの張りを、ワイトの尻は使い込まれた柔らかさを主張する。

 

 時折、撫でるだけでは足りなくなった虎太郎は、尻肉に五指が沈み込むほどに握り締めた。

 その度、二人は堪らずに牝犬の嬌声を上げる。跡が残るほどの力だと言うのに、牡を求めて開いた牝穴からは吹き出すように愛液が溢れた。

 

 

「さて、そろそろ次に行こうかな。何処がいい?」

 

「はっ、はぁっ♡ め、牝チンポっ♡ 私は、牝チンポがいいです♡」

 

「わ、私も、そこぉ♡ ふぅ、ふぅ♡ ビンビンの勃起クリ、大きくなって、痛くて切ないんです♡」

 

「分かったよ。たっぷりと虐めて可愛がってやるからな」

 

 

 とても、二人の口から放たれたとは思えない卑語に虎太郎は気を良くしながら笑みを深める。

 

 凜花は直情的な性格ながらも、感情を表に出す場面は少ないために、学園の皆は冷静沈着という印象を持っていることだろう。

 だが、こうして虎太郎の前に立てば、悦んで卑猥な言葉を口にし、子犬のように甘えたがる。

 ワイトは近所の子供達の面倒を見ているだけあり、周囲からは優しく柔らかな印象を抱いているに違いない。

 その印象も間違いではないが、虎太郎の前では素直で淫らな忠犬であった。

 

 どちらが本来の彼女であるのか、既に彼女にも分からない。

 虎太郎に抱かれる度に淫乱としか言えないような自分が顔を出し、自覚していく内に牝犬と呼ぶに相応しい自分になっていた。

 

 

「いっひぃ♡ はおぉおぉっ♡ ふっ、はひっ♡ んくぅっ、虎太郎さん、や、優し、すぎるぅっ……♡」

 

「おほぉっ♡ ひ、くっひぃぃっ♡ す、素敵ぃっ♡ 指で転がして、はぐぅぅっ♡ き、気持ち、よすぎりゅぅ……♡」

 

 

 二人の固くシコった陰核を最新の注意を払って人差し指で転がし回す。

 いきなりの性急所への刺激に、二人の腰は震え上がって跳ね上がったが、そんなことで逃してやるほどに甘い指使いでもない。

 快楽から逃れようとしているのか、それとももっと快楽を享受しようとしているのか、二人の尻は右へ左へと揺れ動く。

 

 

「んふっ、ふぅぅっ♡ あぁっ、虎太郎さんの意地悪ぅ♡ これ、こんなに気持ちいいのに、イケ、ない……♡」

 

「はぁぁあっ♡ が、我慢よ、凜花ぁ♡ こうやって、焦らして焦らして、すっごく深いアクメをくれるのが、旦那様の手管、なんだからぁ……♡」

 

 

 かりかりと壁に爪を立てながら、凜花は泣きそうな顔で虎太郎へ恨み言を口にしていた。

 それほどまでの快楽と切なさの板挟みだったのだ。

 自慰であればとうの昔に頂点に達しているほどの快感だと言うのに、虎太郎の性技の賜物か、決して頂点へと至れない。頂点へと脚をかけた瞬間に、何度となく奈落へと転がり落とされているかのようだ。

 

 そんな寸止め地獄に叩き落とされている凜花を、同じ地獄へと堕ちている筈のワイトが励ましていた。

 だが、表情に余裕がある訳ではない。何度も口唇を噛み締め、絶頂を望む言葉をすんでの所で飲み込んでいるだけ。

 ワイトはワイトなりの牝犬の矜持として、主人である虎太郎の求められるがままに応えているだけだ。決して、主人の許可なく自らの望みを口にはしない。

 

 既に彼女等の全身は汗で濡れて鳥肌が立ち、股の間では大量の愛液溜まりが出来ており、尿道からは時折、潮が噴き上げていた。

 二人の身体から湯気が立ち上りそうなほど熱く、股間や脇から噎せ返りそうなほど濃い牝臭を放つようになり、秘裂のみならず尻穴までもが緩み始めた頃、ようやく虎太郎は二人のクリトリスから指を離した。

 

 凜花は首を力なく垂れ下げられ、ワイトも茫洋とした視点の定まらない視線を虎太郎に投げ掛ける。

 大きく開かれていた股は、当初よりも低い位置に移動しており、膝はガクガクと笑い、牝穴からは真っ白な本気汁が糸を引いて滴っている。

 

 いくら何度となく調教しているとは言え、指一本でこの有り様とは恐ろしいまでの出来上がり具合でもあった。

 

 

「さて、お待ちかねだ。牝犬に相応しいものをくれてやるからな。一杯、アクメしてもいいぞ」

 

「おっ♡ おっぉおっ♡ おほぉおおぉおぉおおおおおぉぉおっっ♡」

 

「ひっ♡ ひぃいぃっ♡ あひいいぃいいぃいいいぃいぃぃいっっ♡」

 

 

 虎太郎はあるモノを取り出すと二人に確認を取りもせずに、緩んでヒクつくアナルへと挿入していく。

 菊門から背骨を伝って脳を犯す極上の悦楽に、二人の喉から迸ったのは鈴が鳴るような美声ではなく、獣の咆哮に等しい嬌声だった。

 

 尻穴へと入り込んだのは無数のローターが連結された特性のアナルビースだった。

 一つがピンポン玉ほどの大きさがあるアナルビーズを緩んだ菊門は、ぶぴぶぴっと恥ずかしい破裂音を出しながらも次々に飲み込んでいく。

 一つ飲み込まれる度に、皺の伸びたアナルから与えられる衝撃が腰を伝い、背骨を駆け上り、脳髄を犯して派手な潮吹き絶頂を見せつける。

 

 

「いぎぃっ♡ いぐっ♡ けつまんこでイックゥ♡ おほぉっ、ほおおぉっ、潮吹き、止まらないぃいぃぃっ♡」

 

「ぶ、ぶるぶる、肛門が震えて、あっへぁ♡ うぅ、恥ず、かしい音出しなから、イクっ、イクイクっ、ひううぅぅううぅんっ♡」

 

 

 腸液を吹き出し、尻肉を震わせながら、獣声と共に絶頂する。

 潮を吹きながら、為す術もなく絶頂へと誘われる姿はいっそ不様ですらあったが、二人の表情は幸せで満ち溢れている。

 

 ただ一人の男の牝犬になる。

 その一点が情けない絶頂姿を甘美なものへと変えていた。二人の心底に潜んでいたマゾとしての素養が完全に開花した証左だ。

 

 

「イックゥ♡ はぁ、イクっ♡ イィイイィィッグゥゥゥウゥゥゥウゥっっっ♡」

 

「メスっ♡ メス犬アクメ、ちょうだいしますぅぅぅぅぅうううぅぅっっっ♡」

 

 

 アナルビーズを最後まで飲み込んだ二人の尻が上下に揺れる。

 自らの意志で振っているのではなく、膝から抜けていこうとする力を必死で抑え込んでいるのだ。

 

 アナルビーズの先端には犬の尻尾を模した飾りがぶら下がっていた。

 虎太郎はくつくつと笑いながら、二人の頭に犬の耳を思わせる飾りのついたカチューシャを取り付けてやると名実ともに、二匹の牝犬が完成する。

 

 その瞬間、堪えていた糸が切れるように、二人の腰がガクンと堕ちた。

 そのまま座り込むような真似はせず、和式の便座で排尿でも致すような格好だ。

 

 

「ふふふ。可愛い牝犬だな。そういう奴等にはご褒美をやらないとな。どうして欲しい?」

 

「ふっ、へっ、へっ♡ ……ご、ご褒、美……ごくっ♡」

 

「はーっ……はっ……はひぃっ♡ うふ、うっふふぅ♡」

 

 

 それこそ犬のような短い呼吸を繰り返していた二人であったが、虎太郎の言葉にそのままの格好で振り返る。

 アクメの余韻に浸っていた両目には既に新たな欲望の光が灯っており、乾いた喉を潤すように生唾を飲み込み、口唇を湿らせるように舌舐めずりをする。

 

 もう立てないと判断したのか、それともそれが牝犬に相応しい仕草だとでも思ったのか。

 二人は四つん這いの状態で尻尾をふりふりと振りながら、畳の上に敷かれた布団へと向かっていく。

 

 

「ほぅ。何だ、後ろから獣みたいにオマンコを引っ掻き回さなくてもいいのか?」

 

「あぁんっ♡ それも、はっ、素敵ですけど、はぁっ、今日は前からぁっ♡」

 

「絶対に敵わないオスに出会った、牝犬の服従のポーズですぅ♡」

 

 

 犬が無防備な腹を見せるのには、様々な意味がある。

 何も服従ばかりを意味するのではなく、相手への攻撃の意志を示している場合もあれば、急所を守るために防御の意味合いも含まれる。全てはその犬の個性によって意味合いが決まるとも言える。

 

 少なくとも凜花とワイトにとっては、今のポーズは虎太郎への服従心を示していた。

 凜花は頭の上で両腕を組んで両足を開き、無駄毛一つなく処理された脇と綺麗に切り揃えられた陰毛の映える牝穴を見せつけ、目眩を覚えるほどの牝臭を放っている。

 ワイトは肘と膝を折り曲げて、うっとりと目を細め、舌を出して短い呼吸を繰り返す様は、本物の犬に成り切っているかのようだ。

 

 

「じゃあ、まずは我慢が苦手な凜花からだな」

 

「は、はひぃっ♡ “待て”が出来ない駄目なメス犬凜花に、虎太郎さんのカリ高チンポで躾け直してくださいわんわんっ♡」

 

「ふふっ、もう凜花ったら♡ 旦那様、この可愛い子犬ちゃんを、たぁっぷり可愛がってあげて下さいね?」

 

「勿論だよ」

 

 

 凜花の上に覆い被さった虎太郎は、舌を出して己を誘う凜花の淫裂へとはち切れそうなほどに勃起した肉棒を押し付ける。

 押し付けただけで飲み込むメス穴はちゅうちゅうと亀頭に吸い付き、挿入の時を今か今かと待ち侘び、ヒクつく女陰は本気汁を飛ばして怒張へと引っ掛けていた。

 凜花の身体だけではなく、意識も同様だ。今まさに挿入されようとしている一物に瞳は釘付けとなり、頭の中はチンポのことしか考えていない。もう自身を気遣うワイトの言葉すら耳に入っていない様子だ。

 

 

「チンポ、おチンポ、早くぅ♡ ほぉっ♡ おぉぉ……っ♡ わほぉおぉおおぉおおぉおおぉおおおおぉっっっ♡」

 

 

 一息で根本まで。

 蕩けきった牝穴の最奥まで一瞬で到達した亀頭はそれだけでは収まらず、下がるだけ下がりきり緩みきった子宮口までもを貫く。

 

 瞬間、凜花の口からは犬の遠吠えのようなアクメ声を上げていた。

 目を真円に見開き、突き出していた舌を伸ばす。両脚は絶頂に藻掻くよう虚空を彷徨い、余韻が途切れるとようやく(とこ)へと堕ちた。

 

 

「ほら、まだまだ気を抜くには早いぞぅ」

 

「ほぉっ♡ ほぉぉっ♡ お、おぐぅ♡ 子宮の中も、掻き回さりぇ、いひいいぃいいぃっ♡」

 

「あはぁっ、凄い声ね♡ 可愛い子犬ちゃんなのに、交尾の時は立派なメス犬なんだから、ふふっ♡」

 

「し、しかた、しかたないぃ♡ こ、こんなの、こんなおチンポに掻き回されたら、だりぇだっへぇ、おぉっ♡ お゛おぉおおぉおお゛ぉおおぉおぉおおおおぉっ♡」

 

 

 また抽送も開始されていないにも関わらず、子宮の壁を隅々まで亀頭で撫で回され、きつく陰茎を締め上げる子宮口は浮き上がった血管で(こそ)ぎ堕とされていた。

 子宮の壁を持ち上げられる度に潮を噴き、のの字を描く腰使いに子宮口を拡張されてまたも潮を噴く。

 虎太郎に弄ばれるだけの牝犬になってしまった感覚に、凜花は身も心も蕩けていった。

 

 その姿に、ワイトはゾクゾクと身体を震わせる。凜花が終わった後に、次にああなるのが自分だったからだ。

 身を焦がすほどの嫉妬と羨望に、ワイトの牝穴からもぴゅっぴゅと本気汁が飛び散るが、その感情を面にも出さなければ、強請りもしない。まるで自分の方が良く出来た牝犬だとでも言いたげに。

 

 

「子宮ばかりに集中してていいのか、ほれ」

 

「んひぃいいぃいぃっ♡ 急にひぃっ♡ 乳首ちんぽ、イジめないれぇっ♡ んへぁあぁああぁぁあぁっ♡」

 

「人聞きの悪い。可愛がってるんだよ」

 

「うそうそうそぉっ♡ こ、こんにゃのイジメっ♡ イジメですぅ♡ はひぃいんっ♡ か、かたひ、変わっちゃう♡ 私の乳首、もっろいやらひい形になっちゃうぅぅ♡」

 

「そうだよ。オレ好みのいやらしい乳首にしてるんだ」

 

 

 突然、胸から駆け上がってきた痛みと快楽に目を向ければ、虎太郎はリング型のピアスに指を引っ掛け、左右へと引っ張っていた。 

 胸が引き伸ばされてしまうほどだと言うのに、痛みよりも気持ち良さが先に立つ。

 凜花はせめてもの抵抗なのか、単純に快楽に咽び泣く肉体の反射なのか。胸を差し出すように背中を反らせる。

 

 

「そら、胸ばっかりでも駄目だぞ?」

 

「こ、今度は、脇ぃっ♡ 匂いなんてぇ、嗅がないでぇっ♡ あっ、あっあっ、舐めてもダメぇっ♡」

 

「堪らんぞ、凜花。お前みたいな牝犬の発情臭と味は、チンポに効く」

 

「うぅっ、嬉しく、嬉しくなっちゃいますぅ♡ 虎太郎さんに、いやらしいところを褒められただけで、何でも嬉しくて、幸せぇっ♡」

 

「本当に可愛い奴だ。匂いも味も堪らんが、お前の媚態が一番チンポに来るな」

 

「へっひぃぃ♡ ま、また牝チンポぉ♡ そ、そんなにシコシコされたら、またおっきく、なっちゃうぅぅ♡ ひうぅっ♡ へぁああぁっ♡」

 

 

 既に全身が性感帯と化しているのにも関わらず、次から次へと意識の外にあった弱点を責め上げられ、凜花の両目はクルンと上を向いてみっともないアヘ顔を晒す。

 乳首や脇、クリトリスばかりではない。首筋や鎖骨、胸元に臍、内腿や脚の指先まで、余すことなく責め上げられた。

 

 隣で自分の順番を待つワイトですらが、容赦のない責めに泣き喚く凜花の姿に生唾を飲み込んだ。

 どう考えたところで、同じ女としてこれ以上ないほどに幸福で、同時にこれ以上ないほど恐ろしい事はなかった。

 好いた男に与えられる連続絶頂は、確かに幸福だろうが、自分が壊れていくようなものだ。恐怖の一つも覚えよう。

 まして、凜花は虎太郎の女の中で、誰よりも彼の役に立つ事を望んでいる。これ以上の絶頂は、本当にSEXの事しか頭にない女になってしまいそうで、許容の範囲外だろう。

 だが、求められる以上は拒むことも出来ない。幸福も過ぎれば苦痛に転ずるのだ。

 

 

「はっ、はっへっ♡ ……はーっ♡ はぁっ♡ ……ふーっ♡ ふーっ♡ ひっ、ふひぃっ♡ ふーっ♡」

 

 

 涙と鼻水に涎で、べちゃべちゃに顔を汚した凜花の姿にようやく満足したのか、虎太郎は満足げな表情で見下ろして責めを止めた。

 余りにも情けない姿を晒す事は凜花に何とも言えない苦いを思いを抱かせたが、相手が虎太郎である以上は隠す真似をしない。

 その姿も自分の一部と言いたげに、頭の上で両手を組む服従のポーズを解く事なく、荒い呼吸を繰り返している。

 

 

「ひ、酷いですぅ、こんなにメチャクチャにするなんてぇ……♡」

 

「そんなことを言って、嬉しいくせに。みっともない所も情けない所も見せるのは気持ちいいだろ?」

 

「そ、それはぁ…………う、ひぃっ♡」

 

「もうオレも我慢の限界だ。そろそろ射精()すぞ」

 

 

 挿入時よりも遥かに逞しく勃起している剛直が、我慢汁を吐き出したことを子宮で敏感に感じ取ると、凜花は堪らずに喜悦の声を上げてしまう。

 

 しかし、虎太郎の言葉にはすぐに反応できなかった。

 

 

「ん? 何だ、嫌か?」

 

「だ、だって、このままでは、本当にSEXでしか、役に立たない牝犬になってしまいそうで……」

 

「何だ、そんなことか。そうなったとしても、ちゃんと面倒は見てやるさ。それに、凜花なら大丈夫だよ」

 

「そう言って貰えるのは嬉しいですけど、何を根拠に……」

 

「だって、アレだ。オレが好きなんて面と向かって言う物好きだろ、お前。そういう奴は、無駄に強いからな」

 

「うぅ……へむっ♡ れりゅりゅっ♡ じゅるっ♡ ちゅちゅっ♡ ちゅるるっ♡ れろぉぉおぉっ♡」

 

 

 凜花の不安を一蹴し、虎太郎は有無を言わさずにその口唇を奪う。

 何の根拠もない、敢えて言うのならば虎太郎の経験則からだけの言葉に、凜花はどうしようもないほどに自信を付けられてしまい、胸の高鳴りと共に恥知らずに舌を絡ませた。

 凜花は虎太郎を認めている。そんな認めた相手から信頼にも似た言葉を与えられては応える他はない。

 ずるい、と思いつつも、身も心も全てが相手の思いに応えようと、昂ぶりと共に身体の芯から熱くなっていく。

 

 

「こ、虎太郎さん♡ さ、最後は手を握りながら、種付けして下さい♡ どんなになっても、構わないからぁ♡」

 

「本当に我儘だが、其処が可愛い牝犬ちゃんだな。いいよ、一緒にイこうな」

 

「は、はい♡ 虎太郎さんの種付けピストンで、牝犬アクメきめますぅ♡」

 

 

 媚びきった笑みを浮かべながらも、自分の願いを直截に伝える凜花に、虎太郎は目を細めて笑みを浮かべた。どうやら、本気で可愛いと思っているらしい。

 虎太郎は凜花の両腕を手ずから解かせと顔の横で指を絡めて押さえつけ、自らは凜花の身体の上に伸し掛かる。牡が牝の都合など考えずに腰を打ち付ける種付けの体勢だ。

 

 しっかりと目と目を合わせ、勢いよく抽送が開始される。

 

 

「ほぉおぉっ♡ き、きたぁ、こ、虎太郎さんの本気ピストン、おぉっ♡ ほおぉっ♡ わおんっ♡ わほぉおおぉおおぉぉおぉおぉんっ♡」

 

「はぁ……ぐっ……いいぞ、凜花のまんこが、絡みついてくる」

 

「わんっ♡ こ、虎太郎さんの牝犬らからぁ、ちゃんとおチンポ気持ち良くなってもらうんです、わんわんっ♡」

 

「堪らんな、全く」

 

「おぉぉっ♡ わおぉっ♡ ひゃぁあんっ♡ ほおおぉっ♡ く、くるっ♡ 虎太郎さんのおチンポ、ザーメン昇ってきてるぅっ♡」

 

 

 激しいピストンの音が部屋中に響き渡る。

 凜花の股座からは絶え間なく潮と本気汁が吹き上がり、虎太郎と凜花自身の身体を汚していく。

 腰が離れる度に二人の間には粘液の糸が何本も引き伸ばされては千切れ、千切れる度に腰を完全に密着させてまた糸を繋ぐ。

 膣口から子宮内までを傘の広がった亀頭と陰茎で擦り上げられ、凜花は牝の象徴の全てを使って吸い付き、絡みつく。

 

 元々、限界であったのか。それとも凜花の熱い情念がそうさせたのか。

 一際大きく引いた腰が叩きつけられた瞬間、はち切れんばかりに広がった亀頭から熱い雄汁が吹き出した。

 

 

「イッたぁっ♡ おぉおおっ♡ 種付け射精、きたきたきたぁあぁっぁあぁぁぁっ♡」

 

「はぁあっ、凜花、羨ましい……♡」

 

「熱い、虎太郎さんの種付け汁、熱いぃっ♡ あひぃ、あっへぁっ♡ イックゥ、またイク、イクイクゥっ♡」

 

「……っ」

 

「こ、こんなの受精しちゃいますぅッ♡ イキますぅっ♡ 種付け射精で、牝犬凜花っ♡ またイキますぅぅうぅううぅぅ♡」

 

「…………ぐっ、絞られる」

 

「わぉおぉんっ♡ わほっ♡ わおおぉぉおおぉぉっ♡ おぉおおぉおおぉおおぉっ♡ わぉんっ♡ お゛おぉおおぉおおおぉおおぉおおぉおぉっ♡♡」

 

 

 激しい牝犬のアクメ声に、虎太郎は顔を歪めて大量の精液を子宮に直出しする。

 瞬く間に子宮を満たした精液は、膣を逆流して溢れ出す。

 身体を押さえつけられた凜花は、牝犬の蕩けた絶頂顔を虎太郎とワイトに見せつけながら、腰を痙攣させつつもぐいぐいと自分から押し付けている。

 尿道は壊れた噴水のように引っ切り無しに潮を噴き、まるで虎太郎が自分の主だとマーキングしているかのようだ。

 子宮から湧き上がっていた受精欲求を満たされ、女としての矜持すらも満たされた凜花は、虎太郎の腰に巻き付ける真似をせずに、牡に任せるがままに射精を受け入れていた。

 

 

「――――――わほぉおぉっ♡」

 

「ふふ、オレもマーキングだ」

 

 

 一分以上も続いた射精が終わって尚も精液を啜ろうとしていた凜花の膣から、ぬぼぉっと下品な音を立てて怒張を引き抜く。

 虎太郎はそれだけでは飽き足らず、小便を切るように下半身に力を込めると、尿道に残っていた精液を凜花の身体へ向かって飛ばす。

 臍や胸に飛び散り、更には幸福感から崩れた顔にまで届き、己の牝犬だと主張した。

 

 凜花は意識こそ失っていなかったものの、話す事も身体を動かす事も出来ないのか、未だに絶頂を続ける身体を痙攣させ、ヒクつく膣から精液を溢れさせることしか出来ないようだ。

 

 

「さぁて、待たせたな、ワイト」

 

「は、はいっ♡ 旦那様、ワイトはしっかり“待て”が出来ました」

 

「おぉ、本当だ。おまんこはトロトロだが、まだイっていないな。よしよし、偉いぞ」

 

「あぁ、ひ、一目見ただけで、そんなことまで……♡」

 

「そりゃあ分かるさ。お前の旦那様だぞぅ?」

 

「や、やっぱり、旦那様、素敵過ぎます♡」

 

 

 芸を仕込んだ犬が指示通りに動いた事を褒めるように、虎太郎はワイトの頭を撫で回す。

 それだけでワイトは絶頂に達してしまいそうであったが、主人からの“良し”の許可が出ていない以上は、淫裂をヒクつかせて本気汁を漏らすばかりで我慢を続けた。

 布団に寝転んだワイトの股座周りは、すっかり淫水を吸い込んで黒く染まっている。隣であれだけ激しく情熱的な交尾を見れば、牝犬であるワイトには堪らなかっただろう。

 

 

「きっちり“待て”が出来たワイトにはご褒美――――と言いたい所だが、何処まで“待て”が出来るのかも気になってきたぞ」

 

「そ、そんな、あぁ、旦那様、そんなのぉ……♡」

 

「期待してるぞ、ワイト。オレを満足させてくれるな?」

 

 

 有無を言わさない問い掛けに、ワイトは背筋に冷たいものが走る。

 当然だ。もうすっかり身体は隅々まで蕩けきっているのに、これ以上我慢など出来る筈もない。

 だが、出来ない、などという返答はワイトの選択肢にはなかった。

 

 

「勿論、旦那様の許可が頂けるまで、“待て”をしてみせます♡」

 

「よしよし、じゃあおねだりしてごらん」

 

「はぁ~い♡ 旦那様専用の牝犬ドスケベおまんこに、太くて固い男らしいバッキバキの勃起オチンポでぐっちゅぐちゅに掻き回して、思う存分、気持ちよぉっく、射精して下さいませわんわんっ♡」

 

「ワイトも可愛いぞ、気合が入るなぁ」 

 

「ふぅうぅっ♡ わお、わおぉぉおぉん♡」

 

 

 凜花の時とは打って変わって、ワイトには頭を撫でながら優しく、細心の注意を払って挿入していく。

 ゆっくりと掻き分けられていく膣と襞は、虎太郎の命令とワイトの意志に反して、即座に絶頂へと至ろうと肉棒へと絡みついていく。

 

 

「ふ、ふぐぐっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡ ふっくぅうぅぅうぅうぅぅーっ♡」

 

 

 快楽も行き過ぎれば苦痛と大差はない。ましてや、絶頂を禁じられているのなら尚の事。

 ワイトは少しでも快感を逸らそうと、肺の空気を全て吐き出す勢いで荒く息を吐き出していく。

 

 自身の膣は喜びから怒張を歓迎していると言うのに、絶頂だけはできない、してはいけない。その事実に、それだけでワイトの心は折れてしまいそうだった。

 

 

「ほら、見ろよワイト。ようやく亀頭が入ったぞ」

 

「……あ、あぁっ、そ、そんなぁ♡」

 

 

 底意地の悪い笑みを浮かべた虎太郎は結合部を見るように顎をしゃくると、言葉通りに亀頭を飲み込んだばかりで残りの陰茎はまだまだ長い。

 ワイトは絶望的な目をしながらも、牡の逞しさを示す剛直に口元には力のない笑みが刻まれ、ぴゅっと尿道から潮が吹き出した。

 

 

「じゃあ、まずはGスポットからだ」

 

「だ、旦那様、ま、待っ――――あひぃいいぃいいぃぃぃっ♡」

 

 

 ワイトの言葉など待たず、虎太郎は抽送を開始する。

 決して激しくなどない。寧ろ優しくすらある抽送は、今のワイトにとっては残酷ですらあった。

 

 傘の開いた亀頭で、絶頂へと至らないギリギリの力加減で膨らんで充血したGスポットをこそいでいく。

 早くもなければ、激しくもない。ただただ、ワイトを気持ち良くしようとするだけの腰使いに、ワイトは目を白黒とさせた。

 

 

「ひ、酷いっ♡ こんなの、酷過ぎますぅ♡ こんな生殺しにするくらいなら、いっそぉ、激しくぅ……♡」

 

「それじゃあ意味がないじゃないか。ワイトが泣き喚くくらい、優しく優しく虐め抜いてやるからなぁ」

 

「ほぉぉっ♡ はひぃっ♡ うぅ、ぅううぅ、ひぃっ♡ ひっ、ひっ、あっ♡ あっあっ♡ ぎ、ぐぅうぅっ♡」

 

 

 とっくの昔に虎太郎の怒張の形を覚え、ぴったりと合うように作り変えられた膣は、優しい抽送で容赦なく蹂躙する。

 

 Gスポットへの刺激で潮が止まらなくなるのを見ると、今度は下りきった子宮口へとポイントを変えた。

 亀頭に吸い付こうと口を開いた子宮口を右に左にと嬲り上げ、時折、吸い付かせることで宥める。

 

 ワイトにとっては細い蜘蛛の糸の上を渡っているようなもの。虎太郎が少しでも加減を誤れば、少しでも気を抜いた瞬間に、言いつけを破る駄犬になる。

 それだけは避けようとワイトは痙攣する腰を必死で振り、少しでも急所から外そうとするが、自ら急所を擦り付ける結果となり、逆に自らを追い詰めてしまう。

 

 

「ほら、子宮口にキスしてやるぞ」

 

「はぐぅうぅっ♡ き、亀頭が、ぶちゅってぇっ♡ あひぃっ、だ、ダメェっ♡ だ、旦那様ぁ、ゆ、許して、我慢汁、そんなにぴゅっぴゅしないでぇえぇぇっ♡」

 

「そう言われてもな。仕方ないだろう? ワイトの牝犬まんこが気持ち良すぎるんだよ」

 

「うぅぅっ♡ いやぁ、旦那様、これ以上、悦ばせないでぇっ♡ おまんこも、心も、悦んでるっ♡ アクメ、オルガっ、我慢出来なくなるぅぅぅうぅ♡」

 

 

 がっつりと亀頭を咥え込み、もう離さないとばかりにねっとり吸い付いて離さない子宮口から、子宮へと直接我慢汁が放たれる。

 常人の射精の勢いそ遜色ないそれは、ワイトを更に追い込み、勢いを増した潮が溢れ出す。

 

 もう限界。

 初めから完全に身も心も屈服し、絶対に敵わないと分かってはいたものの、ワイト自身、此処まで我慢が効かないものだとは思っていなかった。

 故に、忠犬たる彼女は、最後の手段に打って出た。

 

 

「だ、旦那様♡ ワイトの牝犬まんこは、い、如何ですかぁ……♡」

 

「あぁ、気持ちいいな。少し緩いが、ねっとりと絡みついて、牡の悦ばせ方を知ってるいい穴っぽこだ」

 

「な、なら、こうして、きゅっきゅっ♡ ちゅーっ、って♡ おほぉおぉぉっ♡」

 

「おぉ……っ」

 

 

 ワイトは自らの絶頂が近づくのを覚悟した上で、迎え腰を披露し、痙攣する膣を更に締め上げ子宮口で亀頭に吸い付き、我慢汁を搾り取る。

 

 何をしても敵わない。我慢強さも、与えてくれる快楽の大きさも、果ては自分よりも弱点まで把握されてしまっている。

 なら、自分が絶頂してしまうのも覚悟の上で、虎太郎をその気にさせて許可を貰うしかワイトに残された道はない。

 

 

「ふふ、必死だなワイト」

 

「ひ、必死にもなりますぅ♡ だ、旦那様のご命令は絶対ッ♡ 絶対なんですからぁ♡」

 

「そうかそうか。ワイトはよく出来た牝犬だが、そんなに締めたら、いくらオレでも暴発しちゃうぞ」

 

「――――へひぃっ?」

 

 

 虎太郎の言葉が何を意図しているのか。

 ワイトには一瞬、理解できなかったが、子宮の感覚から即座に理解せざるを得なかった。

 べちゃり、と引っ切り無しに吐き出されていた我慢汁とは明らかに熱も粘度も重みも違うものが放たれた。

 

 ぐつぐつとマグマにも似た熱が子宮内へと広がり、牝の本能が歓喜の咆哮を上げる。

 

 

「きっ、ひぃっ…………~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♡」

 

 

 ほんの数滴だけ、ワイトの子宮に精液が放たれていた。

 ワイトは本能のまま腰を高く持ち上げ、今日一番の勢いで派手に潮を噴き散らす。

 くるんと瞳を持ち上げて、絶頂へと駆け上っていく牝の本能。食い縛った歯の間から声にならない声が漏れていく。

 

 

「はっ、はっ、はっ……ひゅーっ……ひゅーっ……は、ふぅっ……♡」

 

 

 それでもなお、ワイトは言いつけ通りに絶頂を堪えきってみせた。

 潮吹きも止まり、高く持ち上がっていた腰が、どさりと布団へと落とされると、ワイトは力のない呼吸を繰り返す。

 

 

「だ、旦那しゃまぁ……♡」

 

「ん? どうした?」

 

「ワ、ワイトが、馬鹿でしたぁ……♡」

 

 

 ニヤニヤと品性を疑うような笑みを浮かべた虎太郎に、ワイトはようやく思い知った。

 服従とは、屈服とは何なのかを。自分などまだまだだ。とてもではないが、その途上に過ぎないと思い知った。

 澄まし顔でどれだけ嫉妬や羨望を覆い隠そうとも、虎太郎にはお見通しだ。そんなものを隠す余裕がある時点で、屈服からは程遠い。

 自分の欲望を晒してもなお、虎太郎の命令を優先すること。それこそが真の屈服なのだ、と。

 

 

「もう、我慢できません♡ 生意気に、軽々しく旦那様の命令を、んくっ、きけるなんて、無理、でしたぁ♡」

 

「オレの方こそ悪かったな。我慢ばっかりさせて」

 

「うっふふぅ♡ な、なら、ワイトの完全敗北したおまんこに、種付け射精して下しゃい♡ それから種付けアクメの許可もぉ……♡」

 

「更に可愛くなっちゃってまぁ。分かった、“よし”だ」

 

「んれるぅ♡ んちゅっ、んむっ♡ れろろっ♡ じゅちゅっ♡ んむちゅぅっ♡ れる、れるろっ♡ はむぅうううぅううぅううぅぅっ♡」

 

 

 言葉のみならず、焦らされてくたびれた膣と子宮で媚を売り、ワイトはようやく絶頂の許可を得た。

 虎太郎にされるがまま、口唇を重ね、欲望と愛情に塗れた端たない口唇愛撫をすると、子宮で爆発が起きた。

 

 焦らしに焦らされた子宮は、容赦のない膣内射精に曝され、思う存分に重く溜まっていた絶頂を開放する。

 

 

「おぉおぉおぉっ♡ し、子宮、重いぃぃっ♡ す、素敵です♡ やっぱり、旦那様の射精、素敵ぃぃいいぃっ♡」

 

「まだまだ、出る、ぞ」

 

「は、はひぃっ♡ 旦那様が満足するまで、一杯射精、して下さいッ♡ あ、イクっ、種付けアクメでイクっ♡」

 

「…………ぐぅっ」

 

「わほぉおおぉんッ♡ 牝犬絶頂ぉっ♡ 最っ高ォッ♡ は、孕むぅ、旦那様の濃い精液ッ♡ こんなの絶対、孕んじゃいますぅっ♡」

 

「っ…………っ!」

 

「イックっ♡ イクイクっ♡ 旦那様の御慈悲射精で、牝犬アクメちょうだいしますううぅぅううぅぅううぅぅぅうううぅぅぅぅっ♡」

 

 

 脚を爪先までピンと伸ばし、虎太郎の背中に両腕を巻き付けて歓喜の絶頂を迎えるワイト。

 膣は射精を促すように痙攣と蠕動を繰り返し、亀頭を飲み込んだ子宮は精液を吸い出していく。

 たっぷりと続く射精を余すことなく堪能し、ワイトもまた牝犬のアクメ顔を晒して子宮から込み上げてくる多幸感を堪能した。

 

 虎太郎は、まだ欲しいと吸い付いてくる秘裂から強引に肉棒を引き抜くと、ごぷっと音を立てて精液が溢れてくる。

 凜花の時と同じく、ワイトの身体にも残る精液を飛ばし、しっかりとマーキングをしてやると、ワイトは朦朧とした意識の中でぺろりと口元の精液を舐め上げた。

 

 ふぅ、と一息ついた虎太郎は、まだ絶頂の狭間を彷徨っている凜花とワイトの頭へと回ると、両脚を開いて太腿に二人の頭を乗せる。

 

 

「さて、二人共、大丈夫かな?」

 

「あふぅ♡ ふふ、虎太郎さんのチンポ、まだ、こんなにぃ♡ れるぅうぅっ♡」

 

「ひへぇっ♡ 逞しくて、どろどろぉ♡ あんむぅっ♡」

 

 

 本気汁と虎太郎の精液で汚れた肉棒に、二人は牝犬のように舌を這わせていく。

 

 

「んひゅ、ちゅ♡ しゅごい、味ぃっ♡ んふっ、ふぅううぅうぅうっ♡」

 

「れりゅっ♡ れろろっ♡ じゅるっ♡ んむっ、んんふぅうぅううっ♡」

 

 

 首と舌だけを動かして怒張の精液を舐め上げながら、二人の股間からは精液だけではなく黄金水までが吹き出した。

 布団に染み込もうとする精液溜まりに黄色の液までもが混ざり、部屋には濃厚な性臭が立ち込めていくが、失禁の刺激にまたも絶頂を迎えている二人には関係のない。

 

 二人の頭にあるのは、まだまだ萎えない剛直を、どのように鎮め、どれだけ射精して貰うかだけ。

 

 暫くして、二匹の牝犬による悦楽の咆哮が響き渡ったのは言うまでもなく、休みの時間を目一杯使って、躾けられ、愛でられたのは言うまでもない事だ。

 

 

 

 

 

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