戦女神×魔導巧殻 ~転生せし黄昏の魔神~ (R-18) 作:Hermes_0724
Side:Reina
レミの街からレンストの街まで戻る一月間、私は躰の疼きに耐え続けた。森の中で構わない。野営中に貫いて欲しかった。でも彼は私を誘わなかった。後で聞いた話だと、行商人のプルノーから、野営中は自重しろと注意を受けたらしい。気づかれていたのだ。私は恥ずかしくて真っ赤になった。
魔神のクセに、妙に生真面目な彼は、依頼主の注意を忠実に守った。この一月は、彼に触れられていない。馬に揺られることですら刺激になる。夜中に剣を振って、何とか耐えようとする。目が覚めたら、指が下半身に伸びていたことも一度や二度では無かった。でも、そんな辛い日々も今日で終わる。斡旋所に書類を提出すると、急いで彼の部屋に向かった。普段なら大通りを歩くと若い男に声を掛けられるのだが、今日はそんなことは無かった。顔を朱くした、剣を帯びた女が足早に歩いていれば、声を掛け難いのだろう。引き留められたら、本当に剣を抜いていたかもしれない・・・
扉を開けた彼の胸に飛び込む。唇を重ね、抱き合う。部屋の角に光るモノが貼られていた。彼が耳元で教えてくれた。「歪魔の結界」というらしい・・・
どれだけ声を出しても、外には聞こえない、外から見えない・・・
何て便利な魔法なんだろう。もう隣部屋を気にする必要は無い。彼の腕の中で、好きなだけ、心行くまで、淫れることが出来る。私はもう我慢が出来なかった。彼を見つめて懇願する。
『お願い・・・このまま・・・』
壁に両手をつき、脚を開く。彼に向けて尻を突き出す。彼は手早く、私の服を捲り上げ、下着を脱がす。下半身が濡れきっているのがわかる。太腿まで垂れてきているのを感じる。
早く・・・早くぅ・・・
ほんの数瞬が、永遠に感じるほどに切ない。熱いモノが当てられると、一気に中に入ってくる。
『ひゥゥッ!』
彼の逞しいものに奥を一突きされた。それだけで私は達してしまった。顎を上げて喘ぐ。繋がったまま、彼は私の胸当てを脱がせてくれた。我慢できずに、胸当てをした状態で貫かれたのだ。服を緩め、胸を支える下着を取り去る。後ろから両手が回され、私の胸を掴む。彼が私の首に舌を這わせる。
『いい匂いだ・・・とっても美味しいよ、レイナの味・・・』
恥ずかしい・・・
旅から帰ってきたばかり、躰も拭っていない。急いできたから汗もかいている。きっと体臭がするだろう。でも彼は、そんな私を美味しいと味わってくれる。胸を掴む指に力が籠められる。ツンッと一突きされる。それだけで、また私は達してしまう・・・
Side:Dian
ブレアードの研究書の中に「歪魔の結界」を見つけた時、オレはこの苦痛からようやく解放されると思った。レミの街を出てから十日が過ぎている。その間、レイナには全く触れていない。極上の躰を持つ自分のオンナを傍におきながら、触れずに獣欲を抑え続けるというのは、飢えた犬に餌を見せながら”待て”をするようなものである。テントに結界を貼れば、レイナを抱くことが出来ると思った。だがこの結界には欠陥があった。外部情報を遮断してしまうのだ。
何と不便な魔法だ・・・
いつ魔物に襲われるかわからない野営においては危険である。まして、今は任務中だ。任務不履行をするわけにはいかない。ため息交じりに自嘲した。
『つくづく、オレは損な性格をしているな・・・』
レンストの街でドルカに報告を終えたオレは、借りている部屋に足早に戻った。荷物を置き、顔を洗い、部屋の八角に術式を貼る。間もなく、レイナがやってきた。扉を開けると、金髪碧眼の絶世の美女が立っている。余程急いでいたのだろう。自分の部屋に戻らず、そのまま来たらしい。彼女は荷物を落とし、オレに抱き着いてくる。唇を重ね、掻き抱いた。
『お願い・・・このまま・・・』
オレを見つめ、レイナは懇願する。言われるまでもない。オレも限界だった。壁に手を突かせる。まろやかな曲線を描く、脂ののった彼女の白い尻。オレは彼女の味を知り尽くしている。だからオレは獣になる。早くこの躰を貪るために・・・
『ひゥゥッ!』
彼女の嬌声がオレを蕩かす。危ういところだった。隙間なくオレを刺激してくる蠢きに、オレはそのまま果てるところだった。下手に動くわけにはいかない。オレは胸当てを外し、服を緩めてやった。下着を取り去る。後ろから乳房を鷲掴みにする。オレの指で自在に形を変える甘美な柔らかさを堪能しながら、レイナの首筋に舌を這わせる。牝の味、牝の薫りというのは、牡を刺激する催淫薬のようなものだ。オレは心から、彼女の薫りを愉しんだ。
『いい匂いだ・・・とっても美味しいよ、レイナの味・・・』
自分を落ち着かせたオレは、ようやく腰を動かすことが出来た。極上の味が、オレを夢中にさせた・・・
Side:Reina
快感の津波に私は翻弄される。彼と繋がっているところから、雫が滴る。この一月間、私の中で燻り続けた焔は、いまや業炎となって私の躰を焼いている。この炎が最大になり、昇華するのも近い。
ダメ・・・私だけはイヤ・・・一緒に・・・
僅かに残る理性で、なんとか抑えようとする。その時、彼が言ってくれた。
『レイナ・・・もう、我慢できない・・・一緒に・・・』
僅かな理性が消える。彼は腰を激しく動かし、私は声を上げる。彼はいつもそうだ。私の最高潮に合わせて、灼熱を注ぎ込んでくれる。最大の津波が来るのを感じる・・・
来る・・・来る・・・クルゥッ!
意識が戻った時は、私は悲鳴を上げていた。口から涎を垂らしてしまっている。私の中に溶岩が流し込まれる。いつもよりもずっと多い。私の中はすぐに満たされ、繋がっている部分から溶岩が溢れ出る。まだ彼は出し続ける。彼が魔神でなかったら、きっと子が出来てしまったに違いない。でも彼は魔神だ。どれほど私に精を注いでも、子が出来ることはない。噴出はようやく静まり、私たちはため息をついた。彼が耳元で囁く。
『・・・明日は予定は無いんだろ?』
私は頷いた。そう、護衛の任務は終わったのだ。彼も私も、明日も明後日も、予定は無い。だから朝までどころか、明日の夕方までも、求め合うことが出来る。ようやく静まったのに、また新しい焔が私の中に灯る。一つになっていた部分が離れる。
『んんっ・・・っ・・・』
立ちながら繋がった時だけ得られる余韻。彼の精が私の中から零れ出る。躰の中から出ていく愉悦で震える。蕩け切っている私の貌を見て、彼が言う。
『レイナ・・・とってもイイ表情しているよ・・・』
躰を拭いたら、今度はベッドの上で抱かれる。今よりももっと、蕩けた貌を彼に見せてしまうだろう。
私はようやく、壁から手を離した・・・