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南国のリゾート地 アマハラ。
日本最南端に位置するこの都市はリゾートスポットとして有名であるが、それは表の顔。
世界有数の闇の貿易都市としての顔も持っている。
各国の闇の勢力がこぞってこの都市に拠点を築き、様々な取引の場として活用されてた。
各勢力がその利益を守るためにこのリゾート都市には暗黙のルールがある。
そのルールを遵守しないものは他の勢力を敵に回すのと同義であり、このリゾート都市のオーナーの制裁を受けることになる。
その暗黙のルールは――
ここ、アマハラでは争わない。
それがこの地で唯一の法であった。
暗黙のルールを知らない者はアマハラに存在しない。
アマハラに来たことのない者でも知っているほどに、アマハラを知る者の間では有名なルールである。
その一方でリゾート都市の「オーナー」の存在を詳しく知る者は少ない。
ただルールと共に添え物程度に付いて認識されているだけ、というくらいの存在であった。
しかし、最近になってその存在が噂され始める。
その発端となったのはアマハラ港湾地区の倉庫街で小競り合いがあった時だ。
規模としては小規模の組織同士の戦闘といった形であったがそれが「オーナー」の目に止まったらしい。
その小競り合いをしている者に「オーナー」から刺客が送られたと。
戦闘開始から数十分後。
戦闘を起こした者全員が跡形ものなく姿を消した。
消息すら掴めない消え方をしたのは両方の組織の戦闘員合わせて30名。
それがほぼ同時に一瞬にして消えたというものであった。
その程度ならばすぐに消えるだけの並みな噂のはずだったが、その片方の組織がノマドであったのがここまで噂が広がった原因であった。
ノマド。
東京キングダムに存在する一大組織であり、魑魅魍魎と結託する多国籍複合企業体。
創始者エドウィン・ブラックは吸血鬼の始祖と呼ばれる男である。
ノマドの戦闘員を消すということはノマドに喧嘩を売ったと取られてもおかしくはない。
ましてやいくらアマハラの暗黙のルールがあるといっても、ノマドであればルールを少しくらい破っても許される。
それほどの組織であったのだ。
このままではアマハラにノマドからの報復があるのでは?
そう予想し恐怖した者は多かった。
しかし、皆の予想に反してノマドからは何ら報復らしいものはなかった。むしろエドウィン・ブラックの右腕と恐れられる魔界騎士 イングリッドがアマハラの「オーナー」の元を訪れ簡単な謝罪をしたという。その事実はアマハラに拠点を置く組織の間に様々な憶測を飛び交いさせるには十分すぎるものであった。
曰く、「オーナー」の組織はノマドを超えている。
曰く、ノマドは「オーナー」の組織に頭が上がらない。
曰く、「オーナー」はエドウィン・ブラックと同等の存在である。
などなど一々あげればきりがないほどであった。
だが、確かなこともあった。
「オーナーはアマハラに並ぶビル群の中で一番高いビルの最上階にいる」と言うものである。
さて――そんな南国の都市、アマハラを訪れる1組の男女のペアがその「アマハラに並ぶビルで一番高いビル」を眺めていた。
「お館様、アマハラの拠点の候補地をまとめておきました」
「助かる」
その2人は南国の照りつける日差しの中、観光をするわけでもなく汗を流しながらアマハラを巡っていた。
その目的はアマハラでの拠点の確保。
アマハラは暗黙のルールの存在から重要な拠点を置く場所として各国の組織から重用されてきた都市である。「オーナー」の存在も相まって襲撃の可能性が限りなく低い安全な拠点を置くことができる。それ故にアマハラに拠点を置くことは組織を大きくするにあたって必須条件となっていた。それは組織を立ち上げる者にとっても言えること。
組織を立ち上げるまで雌伏する者にとって予め拠点を確保することはとても重要なことであった。
女性から拠点候補地が列挙された紙を受け取り、その拠点を借りるために必要な金額を見た。
「アマハラのオーナーとやらと話せば一発なんだがな……」
「お館様、立ち上げてもいない組織の話を聞いてくれるほど甘くないですし、無い袖は振れませんよ」
「そんなことは重々承知している。単なる愚痴だ。聞き流せ」
暑さでイライラするのもアマハラで拠点を探す者の共通点でもあった。
南国でスーツを着ていればそうなるのも当たり前であった。
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南国のビーチ。
リゾートと聞いて思い浮かべるであろう燦々と砂浜を照らす太陽と青々とした海。
砂浜を埋め尽くす人々。
それをアマハラに聳えるビル群の中で一番高いビルの最上階。
そこから眺める者がいた。
「うん、今日も皆楽しんでいるようでよろしい」
部屋の壁一面をガラス張りにしたスイートルームからアマハラのビーチを見下ろして満足そうにそう言った者は銀髪の青年。
「む、あの者も来ていたのか。ビルの一つや二つくれてやってもいいが……ブラックを倒すと宣ったんだ。それくらい簡単に手中に収めて見せろ」
青年は高級感漂うスイートルームには少し似つかわしくないアロハシャツをその身に纏い、ビーチを見下ろしていた。
「ご主人様、ただいま戻りました」
そこへ音もなくまるで空間から染み出すように少女が現れる。
白を基調とした生地を使い、白以外の生地をシースルーとしたスリーブレスレオタードを纏った若い黒髪の少女はビーチを眺めている青年に恭しく跪いた。
「お帰り。けがはない?」
「はい、けがはありません。私の身体を気遣って下さりありがとうございます」
「君のことだから心配することはないと思うけれどね。それでも……というものだ」
「ご主人に様に心配させてしまうなど……申し訳ありません」
互いの身を案じる主従。
それは何処でも見られるようで何処にも見られないそんな関係。
青年と少女の優しい雰囲気は次の瞬間には変貌していた。
「気にしないでくれ。それで、彼女は?」
「はい、地下に運んでおります。身体には傷一つつけておりません」
「ご苦労。では後は君の好きにしていいよ。彼女の扱いは全て君に任せる」
「承りましたわ。ご主人様の好みに合うように致します」
「私に合わせる必要はないのだけれどね。捕えたのは君だ。好きにすると良い」
「ありがとうございます」
少女は恭しく一礼すると空間に溶けるように消えてゆく。濃密な、ただの人間がいるだけで狂うであろう魔の力の放出。部屋を埋め尽くす魔の狂騒は少女が消えると同時に先程までの狂騒などなかったように静まった。
「こればっかりはしょうがないけど……後で気を付けるように言わないとね」
青年が手を魔力の残滓に向けると吸い込まれるようにして青年の手へと集まっていく。
「オーナー、失礼します」
「どうぞ」
同時に部屋をノックする音が聞こえ、女性の声がドアの向こうから聞こえてくる。ドアの向こうにいる女性は一般人であった。あの魔の残滓が残った状態で一瞬でも早くドアの前に立っていれば、それこそ簡単に気が狂っていただろう。
「このような些細なことで人は失えんよ」
青年の呟きは女性がドアを開く音と重なり消えて行った。
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南国のリゾート、アマハラ。
その地下には様々なものが埋まっていた。
そう、様々な危険なものが。
それらはアマハラオーナーのただ「残しておけば面白いものが見れる」の一言により残ってるものである。そうして残っているものの間を縫うように作られた地下倉庫は、アマハラの地上湾岸倉庫に奥には危険すぎるものがほとんどであり、アマハラオーナーに許可を取って特別に置いている場所である。
そこから更に深く下へ潜った場所。そこに存在を知られていない地下空間が存在した。
地下空間は迷路のようになっており、詳細な地図は存在しない。そのためために迷い込んだら最後、生きて帰ることは不可能なほどである。
「ねぇ、あなた?あなたってもう結婚してたのね。前の世界では結婚なんてしていなかったから、こちらの世界でも結婚なんてしていないと思っていたのだけれど……」
そして迷路の最奥、大きな扉に先ほどオーナーの前から消えた少女の声が響く。
少女の前には巨大な塊が鎮座していた。少女がいる部屋の半分以上を占め、高い天井すらも覆い尽くすそれは肉塊。巨大な肉の塊は機械によって制御されていた。少女は隣に立つ女性にまるで思い出話をする乙女のように、笑顔を浮かべながら話していた。
対して女性は無言である。
女性、水城不知火は少女の言葉を聞いているのかすら怪しい状況であった。少女に敗れた不知火は意識を奪われたままこの場へ運び込まれた。そして、少女の術により身体を支配された今、一糸まとわぬ裸のまま少女の隣に立たされているのである。不知火が身に纏っていた対魔スーツは綺麗に折りたたまれ部屋の隅の籠の中だ。
そんな不知火に対し少女は楽しそうに話す。
「この世界では結婚していると聞いてとてもびっくりしたわ。まず隣に立てる男がいるのかすら怪しいものだったし、それに子供だなんて考えられない」
少女の指は話しながらもコンソールを叩き続ける。
「2番使うから空けておいてね」
「了解致しました」
少女の隣に座るこの肉塊を制御している者に声をかけた少女は不知火の手を引くと肉塊の方へ歩いてゆく。
少女の命令を受けた者は慣れた手つきで肉塊の2番を選択すると「Open」のコマンドを選択した。
少女が足を止めた目の前で肉塊は大きな口を開けるように蓋を開けた。
「まずは洗浄から始めましょう。せっかくご主人様の物になるのだから前に男がいたなんてものは消しておかないといけないわ。不知火、中へ入りなさい」
少女は不知火に命令すると不知火はふらふらと危うい足取りで肉塊へ歩き出す。
まるで人をすっぽりと入れるように人型に作られた肉桶の中へ不知火は自ら入ると少女の誘導もあって肉桶の中へ収まった。
「えらいわね。じゃあ始めましょうか」
「っんんっ!」
少女はまるで幼子を褒めるように不知火の頭を撫でると不知火の股へ伸ばした手で肉芽を握りつぶした。
快楽に震える不知火を眺めながら少女は肉桶に不知火を固定していく。生体ケーブルや触手を手に取ると不知火の熟れた身体へ刺していく。
乳首には搾乳機型の触手が吸い付き、両乳首を嬲り始める。
刺激を与えられ大きく勃った肉芽には淫液を吐き出し続ける口を有した触手が咥え込み、まるで乳を欲しがる幼子のように吸引を始める。
「さて、“おはよう、不知火”」
「――んっ……なっ!?」
少女のキーワードと共に不知火の意識が覚醒する。
自らの状況を瞬時に把握し、驚愕に顔を染める不知火を見て少女の顔が笑みに染まる。
「おはよう、不知火。よく眠れたかしら?」
「ここは、くっ。あなたはっ、誰?」
「私が誰なんて関係ないわ。そんな疑問はあなたに必要ないの。あなたはご主人様のものになるのだから♪」
身体を襲う快楽の波に抗いながら不知火は希望を捨てず逃げる算段を立ていた。
それをわかっていながら少女はなおも笑う。
「ふざけないで!」
少女は不知火の股付近の肉塊から迫り出してきた太い管を掴むと、不知火の眼前に見せるように伸ばす。
「ふざけてなんかいないわよ?さて、あなたがこれから1週間の間お世話になるものよ?挨拶する?」
「するわけないじゃない」
「しないならしないで構わないわ。それはあなたの自由」
少女を睨む不知火の眼光に少女は顔色一つ変えない。身体を固定され動けない不知火の股へ手を伸ばし、子供を産んだことを微塵も感じさせない陰唇を指で押し広げる。そして少女は管を不知火の股間へ押し付けた。
「おぁっ!?、くぅっ、おおおぉぉぉああぁっ!?」
押し付けられた管から獲物を待ちわびていたと言わんばかりに大量の触手が伸びると不知火の膣壁に殺到し這いずり回る。
「これで最後ね」
少女は不知火のお尻にも同様に別の管を押し付けると触手が不知火のお尻の穴に侵入した。
「おほっ、ぐうぅぅぅ……はぅっ、んあぁぁぁっ!?」
不知火の腸壁を蹂躙する大量の触手は瞬く間に大腸を占有すると喜びを表すようにのたうち回った。不知火が身体を襲う快楽に波に流されまいと歯を噛みしめ耐える中、少女は肉桶を閉じるように指示を出した。
「私があなたの顔を見ることができるのは会えるのは1週間後ね。……私が誰であるかの答え合わせは1週間後にしましょう?」
少女は不知火にそう言うと肉塊から離れる。
肉桶の下から肉がせり上がると不知火を飲み込むように閉じていく。
「まっ、くふぅぅあ、待ちなさっ!?ぐぼおおっ!?ぐ、あぶっ!」
不知火の言葉は最後まで部屋に響き渡ることはなかった。せり出してきた肉塊から管が不知火の口を襲ったからだ。閉じる間も与えずに不知火の口内を犯した管は間髪入れずに内包する白濁液を吐き出し始めた。噛み切ろうとしても触手の持つ独特の弾力に歯が刺さる気配はない。むしろ噛み切ろうと歯を立てた刺激に反応したのか吐き出す白濁液の勢いが強くなった。吐き出される白濁液はあっという間に口内を一杯にし、喉奥に押し寄せると胃へ雪崩込んでいた。
「忘れていたけれど、さすがに1週間も飲まず食わずは可哀想だと思って特別にご飯を用意してあげたわ。栄養価は高いのだけれど、濃度の高い媚薬でもあるから食べ過ぎには注意よ?」
少女の声は不知火に届いていなかった。
胃を埋め尽くす異物感と身体を襲う快楽の激流。
その両方が同時に不知火の頭を襲っていたのだ。
不知火の頭に少女の言葉に反応する余裕も、少女の言葉を理解する力も残っていなかった。
「まずは1週間身体を綺麗にして、その後は―――」
不知火を飲み込んだ肉塊を前に少女は嬉しそうに笑った。
不知火さん描写難しい。
そして全然進まない。
2016/11/25
※誤字修正