へったくそですがね
※ちょっと修正
生徒会長とレイヴェルたん
一誠とレイヴェルは何時だって一緒だった。
全てを奪われた一誠が、師匠となる安心院なじみに拾われ、その安心院なじみの分身家系であるフェニックス家の世話になった頃からの仲で、それこそ肉親よりも深い繋がりだと思ってる。
まあ、勿論最初からレイヴェルと仲がよかった訳じゃなかった訳だが、それはまた後々に語る事にしよう。
取り敢えず俺とレイヴェルは家族のような仲である……それが言いたいだけであり、決して男女の仲では無い……と思っていたんだよ。
人間界の中学と高校に通うため、規定年齢になったと同時にフェニックス家から離れててもその関係は変わらないと思っていたし、そんな意識をする必要も無く昔から風呂なぞ一緒に入っていたから間違いなんてないと思っていたんだよ。
あぁ……。
「ん……いっせー……さま……」
「……」
人間界の学校に通うために使ってる狭いアパートの自宅のベッドの上に寄り添うように寝る裸の男女。シーツの赤いシミ。乱れた格好……。
隣を見れば自分と同じく全裸の幼馴染みが幸せそうな寝息を立ている……ふ、はははは。
「後悔はしてないけど……あはははは……はぁ」
他人相手には気の強い性格を見せるも、俺にたいしてはずっと素直な美少女……レイヴェルが俺の腕に抱き着きながら幸せそうに寝ている。
気の強そうなつり目も、絵に描いたようなお嬢様口調も無い……何時もは巻いてる金髪を自然に下ろした姿も何もかんも家族にしか見せないだろうレイヴェルの姿に俺は人生で最も『やらかして』しまったと、事後から数時間後の今になってふつふつと沸いてくる。
「ふふ……」
「……。やってしまってから気付く、異性としてのお前……か」
もぞもぞと身じろぐレイヴェルの頭を撫でながら、俺は今更になって気付かされる『女としてのレイヴェル』を思い、自嘲気味に笑う。
一誠様一誠様と何時だってこんな俺を慕ってくれた子で、何よりも大切な人である事に変わりなく、決して異性としては見るだなんて考えもしない――いや敢えて見なかった。
それがたった一晩の重ね合いで、少女でしかないと思い込んでいたフィルターが剥がされ、どう目を凝らしても……逸らそうとしても今のレイヴェルが女としか見えない。
「……」
妙な愛しさを感じながらスベスベとした頬を撫で続けていたその時、一瞬だけ瞼がピクリと震える。
起こしたか? と思ったがニヘラと笑ってるだけで起きる事は無かった。
「一誠……さま……レイヴェルはもっと一誠さまと感じたいです……」
「俺もそうだが、レイヴェルも性欲強いんだな……」
寝言とはいえ、そして俺自信がほぼ甘える形でレイヴェルとやらかしたというのに、まだイケると言われるとちょっと驚く。
しかしながら我ながらなんて現金な男よ……と情けなさを感じつつ俺は、何でこうなったかと、腕に抱き着くレイヴェルの身を抱き寄せながら俺は昨日の事を思い返す。
理性がトンでしまったあの時を……。
俺が通う駒王学園にレイヴェルが通う事になり、必然的に一緒の部屋に住んでから暫く経つ。
その気の強そうながら美少女と誰もが認める容姿を持つレイヴェルは瞬く間に人気者となり、俺も自分の事の様に嬉しく思いながら、今までフェニックス家で暮らしてきた時のように暮らしてきた。
それが当たり前……そして異性として見なかった故に間違いなんて無いと思い込んでいたので、互いに色々と気が揺るんでいたのは否定できないが、それでも無いものは無かった。
だが、自分が想定したよりもレイヴェルは女性として成長しており、俺も俺で思春期に入ってからは微妙に女性を意識するようになった。
それでもレイヴェルは違うと思ってたので間違いなんて起こしようも無かったのだが、学校の授業で行う保体の授業がより異性に対する意識を強くさせて行ったのも事実だ。
そしてその意識が出てしまったのが、その日先にレイヴェルに帰えらせて生徒会の仕事を片付けてから帰宅した時に見てしまった彼女の姿だった。
「ん……ぁ……あっ! い、一誠様……一誠さまぁっ……!」
「…………!」
帰宅し、部屋の扉を開けた時に飛び込んできた光景。
それは、俺のYシャツを羽織っていたレイヴェルがベッドに寝そべりながら自慰行為をしていたのだ。
「やっ……! あぁ……!」
俺が帰ってる事に気付いてない様子で、ひたすら俺の名前を呼びながら自分の胸を弄り、下着の中に手を入れて慰めてる姿は、切なそうな声も相まって俺の中にある『触れてはならない何か』をハンマーか何かで破壊しかねない衝撃だった。
「あっ……あっ……! も、もうだめ……!」
「………」
「いっちゃ…………ぁえ?」
呆然と……しかし目を離せずに自慰行為をしている姿を見ていた俺は、絶頂寸前の所で気付いたレイヴェルと目が合う。
「いっせー……さま……?」
「……………」
トロンとした瞳、上気した頬、普段なら聞かない艶っぽい声……そして俺のYシャツを羽織るその下に見える肌。
何もかもが俺の精神を容易に破壊し、驚きつつも呆然としているその青い目とたっぷり2分程無言で目を合わせていたと思う。
「ご、ごめんなさい……! そ、その……一誠様の事を思いながらはしたない真似を……」
「………」
血の繋がりこそ無いが、家族だと思ってた。
中学くらいの時までよく風呂に入り、その頃から徐々に女性らしい身体つきになってきたと思ってたが、今のレイヴェルはあの頃よりも更に女らしくなっていると……惚けた顔のレイヴェルとはだけた俺のYシャツから覗く胸元を見ると……見ると――
「きゃっ!?」
「………」
プッツン!
決定的な何かが頭の中で切れた俺は、持っていた鞄をその場に投げ捨て、制服の上着も脱ぎ捨て、慌てて謝ろうとするレイヴェルに素早く近付きそのままベッドに飛び込んでその身を押し倒した。
「い、一誠さまっ――んむぅ!?」
俺に押し倒され、困惑した瞳で見てくるレイヴェルの……何時もは普通に感じる筈が、この時は何よりも魅力的に感じるその唇を本能のままに自らの唇を重ねる。
何時だって小さい頃から一緒で、異性として意識してないつもりだったレイヴェルが今は何よりも欲しくて……。
「んーっっ!? はぁん!?」
俺は押し倒してレイヴェルとキスした。
上手いとか下手とか、やり方なんて知らないが俺は無我夢中でした。
「はぁ……はぁはぁ……! い、一誠……さま……」
どれくらいしたかなんてもう数えてない考えてない。
唇を離した時に見せたレイヴェルの困惑した表情も何もかもが俺の理性を破壊する。
「レイヴェル……! 俺はレイヴェルが……欲しい……!」
「ふぇ――あっん!?」
返事なんか待たない。
嫌だなんて言わせない為にも、告白じみた言葉を吐いた俺は羽織っていたYシャツを無理矢理脱がせ、大きく膨らむ胸を鷲掴みにしながら白い首筋に舌を這わせていく。
柔らかい乳房を……固くなっていた乳首を摘まめば身を捩るレイヴェルがますます可愛く思えて仕方ない……いや、今の俺にとってレイヴェルの挙動全てが堪らない。
「ま、まって一誠しゃま……! い、今イク寸前で敏感に……ひゃあっ!?」
「レイヴェル……!」
欲しい……欲しい……! どんな事をしてでも俺はレイヴェルが欲しい。
それしか考えられなくなった俺は、身を捩らせるレイヴェルと無理矢理キスをし、舌を無理矢理捩じ込んで絡ませながらその身体を隈無くまさぐり始める。
心の奥にしまい込んでいた欲望と共に……。
レイヴェルは只今もっとも強い幸福に包まれていた。
たまたま使用済みで洗ってない一誠のYシャツを見て、つい衝動的に行った自慰を見られてしまい、完全に幻滅されてしまったと思っていた矢先に押し倒され、舌まで蹂躙される激しいキスをされ、自分の身体をくまなく愛撫してくれている。
「い、一誠様ぁ……」
「無理だ……その顔をされると余計に……!」
「ひゃぁん!」
それはつまり、常日頃からレイヴェル自身が想像していた幻想が現実となって叶った訳であり、自分が欲しいと最愛の人からの言葉まで貰ったのだ。
「レイヴェル……あぁレイヴェル……!」
「や……ぁ……い、一誠さまっ……レイヴェルは嬉しいですわ……!」
嬉しくない訳なんてない。
自分を漸く女として認識してくれたのだ……嬉しくて堪らないし、その証拠だと言わんばかりに自分の身体を独占欲の塊みたいに離してくれないのもまた幸せだった。
「やっ……!? そ、そんな所舐めないでくださ……いっ……! 汚いから……あんっ……!」
赤ん坊の様に胸を吸われ、そこから腹部……臍……そして一誠に見つかる寸前まで行っていた自慰行為で既に洪水の様に溢れていた愛液の染み込んだ下着を少々乱暴気味に引きちぎって露になった秘部にまで舌を這わせられたのはちょっと恥ずかしいが、理性のタガが外れている一誠はまるで聞いて無い。
「っ……ぅ……んんっ……!」
「ちゅ……ふっ……レイヴェルの匂いがする……」
「っっ!?!? は、恥ずかしいからやめてください……ひぁっ!」
恥ずかしそうに一誠の頭を太股で挟んでの抗議をガン無視し、ペロペロと秘裂の中に舌を入れたり、硬くなっていた敏感な部分を刺激され、レイヴェルは自慰行為なんぞより遥かに強い快感にその身を激しく脈だ立たせていく。
「は、あっ……あっ! ああっ……! い、いっせ……さま……も、もう……わた……し――――っっっ!?!?」
ヒクヒクと刺激をされる度に求めるように秘部の中をうねらせ、愛液を流しながら押し寄せる快楽にシーツを強く握りながら出てしまう声と共に身体を小刻みに痙攣させていくレイヴェルは、やがて訪れるより強い快感と共に身を大きくよがらせて果て……秘部から愛液を勢い良く吹き出した。
「あ……ぁ……ぁ……」
自慰よりも更に強い快楽の余韻と共にチョロチョロと軽く失禁してしまったレイヴェルだが、恥ずかしさよりも主張する快感で羞恥心は吹き飛んでいた。
「き、きもちいい……あは……♪」
「可愛いよ……レイヴェル……」
身体全体がより熱くなる。
ピクピクと未だ残る快楽の余韻に浸りながらレイヴェルは小さく笑っているのを、一誠は理性の飛んでる目で見つめ、普段なら絶対吐かない台詞を囁くように耳元で言いながら胸を優しく揉みしだく。
何時の日かと夢に思っていた事が現実になるだけでこんなにも幸せなのか……レイヴェルも一誠と同じく本能に従うかのように、ズボンと下着の下から出てきたはち切れんばかりのソレを見ると、甘えた声で懇願した。
「ください一誠さま……。レイヴェルの中に沢山一誠さまの証を刻んでください……!」
「……。あぁ……痛くても止められないかもしれないけど……」
「構いませんわ……。
一誠様と愛し合えるならそんなその程度の痛みなんて……」
レイヴェルも一誠も互いを求めあっている。
ただ純粋に身体を欲してる……。
歓喜と幸福により潤んだ瞳で懇願したレイヴェルには、自身にこれから襲いかかる痛みなぞとっくに覚悟を決めており、今まさに自分の秘部にソレを押し当てている一誠の身を抱き締め、両足を腰に回して固定させるのを合図に、二人は一つとなる。
「っ……ぎっ……!? いっ!?」
「っ……!」
ぎゅっと一誠の身体を抱き締めると同時に、自分の中に入ってくるソレに、レイヴェルは痛みによる涙を浮かべながらも耐える。
ズプズプとした粘着の強そうな音と共に自分の入口を無理矢理こじ開けて侵入してくる度に感じる刺さる様な痛みに耐えるレイヴェル秘部からは愛液と一緒に血が流れている。
「レイヴェル……」
「あ、っ……だ、大丈夫……痛いけど、それ以上に一誠様と一つになれると思えばへっちゃらですわ……」
だが決して痛いと喚かない。
ずっと夢見てきた一誠との愛し合う行為をこんな痛みに喚いて台無しにしたくは無い……レイヴェルはひたすら耐え、一気に根本まで入れ込まれた瞬間に訪れた激痛すら一誠の身体を強く抱き締める事で耐えきった。
「っ……レイヴェル……大丈夫か?」
「だ、大丈夫ですわ……。痛みなんて我慢できますから……もっと、強く……私を好きにしてください……!」
流石に心配になった一誠にもレイヴェルは涙を浮かべながらも微笑んで心配ないと言い切り、一誠の好きなように自分をしていいとキスをする。
それが理性を再び壊し、根元まで入った膣内の締め付けによる快楽に抗えず、一誠はレイヴェルの胸を鷲掴みにしながら何度も何度も腰を振る。
「あっ! ふっ……あぁっ!? いっせーさま……いっせーさまぁ!」
「くっ……ぅ……レイヴェル……レイヴェル……!」
互いの名前を呼び合い、粘着質を感じる水音をさせ、ギシギシとベッドを激しく軋ませる。
幼馴染みでずっと一緒で……けれど一誠はレイヴェルを異性としては見ないで……そんなもどかしい関係だった二人は時間も何もかもを忘れ、互いの指を絡ませなながら二人は愛し合う。
「好き……好き! 一誠様……大好きです……んんっ……はっ……ぁ…!」
「俺も…俺もだ……!」
一誠の性器がレイヴェルの中で激しく上下し、亀頭がその度に子宮口を叩く。
最初は裂ける様な痛みだけだったレイヴェルも次第にその快楽に愛声を強く出していき、一誠と締め付ける膣内の気持ちよさにより激しく腰を打ち付ける。
「い、一誠……さま……わ、私……も、もう……イク……イッちゃいますぅ……!」
「っ……あ、あぁ……お、俺も……!」
部屋に響く男女の淫らな声はより強くなり、膣内を動く性器の先は吐き出す前触れを示唆するようにより大きくなる。
括れた腰をがっちりと掴み、更に速度を上げる一誠に応えるかのように……そして何気に逃がさんと秤に両足で挟み込んだレイヴェルは――
「あっ、あっ! あぁぁっー!!!!」
「っ……!!」
同時に果てた。
「ん、んんっ……! い、一誠さまの熱い精子が私の中に注がれてますわぁ……」
「ぅ……ぁぁ……まだ、出る……!」
びゅるびゅると吐き出される熱い白濁液がレイヴェルの中へ注ぎ込まれ、互いに果てた余韻で脱力する身体を支えるかのように抱き締め合いながら射精は続く。
「はぁ、はぁ…… これで……一誠さまとの赤ちゃんが……できたら良いな……」
「……」
注ぎ込まれる熱いものを腹部に感じたレイヴェルは、快楽の余韻と共に押し寄せる幸福に、甘えるような声を出しながら身体を預けてくる一誠を強く優しく抱き締める。
「レ、レイヴェル……まだ俺……!」
「やん♪ 良いですわよ一誠様……。一誠様が満足するまで私を犯してください……♪」
余韻が消え掛け、繋がったまま力を失っていた性器が再び力を取り戻すのと同時に不安そうにする子供のような顔をする一誠にもレイヴェルは優しく受け止め……それから朝まで計8時間は情事を続けた……のはまた別の話だった。
これが事の事情であり、2時間程度の眠りから覚めた一誠とレイヴェルは互いに見つめ合いながら身を寄せ合っていた。
「うふふ、あれからずっと一誠様に愛して頂けてレイヴェルは幸せですわ……」
「……。責任は必ずとるよ……取るからさレイヴェル……」
「あんっ♪ 一誠様のケダモノ……♪」
自覚することによって覚醒した性欲……そして休日ということも合間って再びレイヴェルの身体をまさぐり始めた一誠は、正真正銘『レイヴェルが好き』と自覚しながら夕方まで……風呂に入りながらだろうがレイヴェルを貪るのであった。
終わり
補足
この話は本編とは関係ないっす。
あくまでIFみたいなそれです。
ただ、こんな感じに1度でも目覚めると、無限と夢幻による弊害で3日ぶっ続けだろうが元気なイッセーくんとなるかも……的な。
その2
ある意味シリーズ初にレイヴェルたんがヒロインゴールしたかも……IFだけど。
ちなみに、避妊なんてまるでしてないので後日孕んでたとか何とかで、フェニックス家は盛大にパーティしたとか何とか……。
その3
結局この後、風呂の中でも、風呂から上がってもという……ほぼ一日中ノンストップで避妊無しにやりつづけたという双方人外な性欲……。