幕愛の物語 【Fate/Grand order】 作:TDA
※時系列はハロウィンイベントの少し前の想定だったんですが、書くのに時間がかかったせいでちょっと変なことに。
※最近始めた方はご存じないでしょうが、昔は曜日クエストでモニュメントがなかなかドロップしなかったのです。
「あ~、今日も渋かったなぁ」
首を左右に振ってコキコキ鳴らしながら、少年は自室に入った。
背後で自動ドアの閉まる音を聞きつつ、抱えていた箱を棚の前の床にドサリと下ろす。
箱の中には、ボードゲームの駒に使うような、親指大のフィギュアのようなものが10個ほど入っていた。
ほとんどは鈍色だが、一つだけ金色に輝いているものがある。
彼はその金のフィギュアをつまみ上げてぼやく。
「やっとモニュメントが出たと思ったらアサシンだもんなあ。まあこれはこれで必要だけど、この調子じゃタマモキャットの再臨はいつになるやら」
そしてショージ、ショージと呪文のようにつぶやきながら、箱の中のフィギュアを棚の中に種類別に収めていく。
「ああ、どうかそんなに気を落とさないでくださいまし、マスター。先は長いのですから」
不意に背後からそう声をかけられ、少年は床から5センチは飛び上がった。
「うわあああっ!?」
慌てて振り向くと、そこには浅葱色の和服を着た少女が正座をしていた。
「き、ききき清姫ちゃん!? なんで僕の部屋に!?」
少年の部屋は自動ドアでオートロック。基本的に内側からしか開かない上に、魔術的な防護も施されているので、たとえ霊体化していようと壁抜けは不可能だと聞かされていた。
清姫はこともなげに応える。
「霊体化した上でマスターにぴたり寄り添い、一緒に入室したまでですわ」
にっこりと笑う清姫の表情に、悪びれたものは一切無かった。
「えっと、清姫、僕になんの断りもなく部屋に入るのは、やめてもらいたいんだけど」
「まあ、マスターったら。うふふ」
清姫の耳はアヴァロン級である。
それにしてもマズイことになったかもしれないと、少年の額に冷や汗が浮かぶ。つまり、さっきの独り言は全て聞かれていたということだ。
『この調子じゃタマモキャットの再臨はいつになるやら』
バーサーカーモニュメントは清姫とタマモキャットの双方で使う再臨素材だ。それをタマモキャットに優先して使うという計画が彼女にバレてしまったことになる。
ただでさえ、タマモキャットが英雄王のところから援軍に来て以来、清姫の出番は激減しているというのに。
どう言い訳したものかと少年が必死に頭を捻っていると、清姫は優しく微笑んで言った。
「もしやマスター、わたくしとタマモキャットの間の確執を心配しておいででしょうか? もしそうなら、それは杞憂ですわ」
「えっ?」
「だってわたくし、お侍やお殿様ではありませんもの。元はただの娘にすぎません。戦での功を競う気は毛頭ございませんの」
「なるほど、それなら、良かった」
実際、マタ・ハリなど戦闘以外の任務を好み、そちらに励むサーヴァントはいる。もっとも、マタ・ハリが実際戦闘を苦手とするのに対し、清姫は敵陣の真ん中に放り込んでおけばあたり一面焼け野原にして帰ってくるだけの戦闘力を持っている。タマモキャットが並外れて強力なので枠から押し出されているだけの話だ。
「ですからわたくし、もっと別の方向性でマスターに貢献したいと……」
じりじりとにじり寄ってくる清姫に対し、少年の中に複数の感情が渦巻く。
清姫は、外見だけ見ればかなりの美少女だ。
幼さがまだ多分に残る愛らしい顔つきに、箱入り娘特有の楚々とした立ち居振る舞い。そして少年へのマスター/サーヴァントという関係を越えた愛情を隠そうともしない。
思春期の少年の本能は、今すぐ目の前の少女を抱きしめろと心臓を突き上げてくる。
一方で理性は、清姫の生前の行状を思い出せと警告をしてくる。
相手は自分を振った男に対する怒り恨み執念だけで大蛇に変身し焼き殺すほどの歴史的地雷女だぞ、と。
その上、どうやら少年のことを安珍の生まれ変われだと信じている節がある。これが危険な罠以外のなんだというのか。
「別の方向性というと……」
「それをわたくしの口から言わせるのですか? これでも淑女のつもりですのに、いけない人」
などと言って頬を赤らめつつ、清姫はほとんど少年に覆いかぶさるようになる。
顔が目の前に近づき、少年の鼓動が一層高まった。
じっとこちらを見つめてくるつぶらな瞳から、目が離せない。
これが蛇に睨まれた蛙状態なのかと、馬鹿なことを考える。
あと少しで、あの柔らかそうな唇が触れる――というところで、不意に清姫は言った。
「もしどうしてもお嫌でしたら、そう言って構わないんですよ?」
「えっ」
「わたくし、とても悲しい気持ちになると思いますけど、無理強いはしません。どうか勘違いをしないでください。わたくしが化生に身をやつすほどに怒ったのは、安珍様に拒絶されたからではありません。口では受け入れると言っておきながら逃げたからなのです」
間近に迫った清姫の瞳が涙で光った。
「どうして人は嘘をつくのでしょうか。嘘というのは、ただ相手を真実から遠ざけているだけではないのです。相手を侮辱しているのです。馬鹿にしているのです。まともに相手をしなくていいと見なされているのです。そんな扱いを受けるくらいなら、蛇にでもなんにでもなって相手を殺してわたくしも死にます!」
清姫の口調は次第に熱を帯び、ついには髪の毛が逆立つほどだった。
そうして、何度か荒い息をつくと、彼女は一転して優しい口調に戻る。
「さあマスター、貴方様のどんな指示も受け入れますわ。部屋を出て呼ばれるまで顔を見せるなと言われればそうしましょう。女性の一番恥ずかしい場所を見せろとい言われればそうしましょう。四つん這いになって犬の真似をしろと言われればそうしましょう。裸になって往来を歩けと言われればそうしましょう。ただマスターの正直な気持ちを伝えてください」
「僕の……正直な気持ち、は……」
今の彼にとって一番正直な気持ちとは、目の前にある艶やかな桜色の唇に触れてみたい、ということだった。
そしてぴたりと密着してくる少女の柔らかい身体を一層強く抱きしめたいという欲望だった。
もうどうにでもなれ、と少年は決意して目を強く閉じる。どうせこの部屋で二人っきりになった時から、状況は詰んでいたのだ、と。
「んむっ……!」
清姫の後頭部に手を当てて手前に引き、少年は顔をつきだした。
柔らかく、かすかに濡れた清姫の唇が自分の唇と密着する感触に、少年は震えた。
「んんっ……! んっ、んむぅ……」
清姫は最初、少し驚いたようだったが、すぐに自分からも唇を押し付けていく。
両腕を少年の首にまわして、目を閉じて、今この瞬間の歓びを記憶に刻みつけようとしているかのようだった。
やがて、息継ぎに唇が離れる。
少年も清姫も、呼吸を忘れていたのだ。
長い睫毛を揺らして、清姫は頬を紅潮させながら、上ずった声で言う。
「はぁ……この時を、待ち続けておりました。ずっとずっと、安珍様をひと目みた時から今日まで待ち続けておりました。何百年も、時が意味を為さぬ『座』に召し上げられてからも……」
ほとんどうわ言のような清姫の言葉だったが、満願成就を果たした彼女はいつにも増して美しく、少年には感じられた。なにしろ全身に生気が漲って、独特の色艶を持つ髪の毛の一本一本が発光しているかのようだ。
「お慕いしております……わたくしの全てを差し上げます……」
「ああ、清姫……!」
間近に当たる清姫の吐息の熱さと芳しさが、少年に愛欲の情熱を感染させてくる。
そして再び、見つめ合った二人はくちづけする。
ためらうことなく、舌を差し入れる清姫。
「ちゅっ……んっ、ちゅっ……ちゅく……ぁんっ……ちゅぷっ……」
二人の舌が絡みあって、粘液質な水音があえぎ声と混じって響く。
それぞれが雌雄の生き物のように、舌と舌がぶつかりあったり、こすりあったり、からみ合ったりした。
清姫はこの濃厚なディープキスだけでかなり感じているらしく、とろんとした瞳で腰を切なそうにくねらせている。
一方、少年の方にしても、さほど経験があるわけではない。
清姫の情熱的な舌と唇の感触に、ペニスが勢い良く怒張して、下着の中で窮屈そうにし始めた。
「んんっ、ちゅっ、ちゅく……はぅん……おいしいれす、ますたぁの唾液……もっと、もっと飲ませてください」
とろけきった声で、清姫が熱いため息を共に言う。
彼女はまるでそれが甘い蜜であるかのように、相手の唾液を啜った。
こくんと、白い喉が何度も動いて、唾液を飲み込んでいる様を見せつけたりもする。
自分の体液を美味しそうに飲み下す美少女の姿は、この上なく扇情的で、少年の怒張はますます勢いを増すようだった。
「僕も、清姫のを、飲みたいな」
「まあ、ますたあったら……どうぞ召し上がれ」
嬉しそうに微笑むと、清姫の舌がぐっと少年の口の奥に差し込まれる。
蛇に化身するからだろうか、清姫の舌は思った以上に長く、少年の舌の付け根あたりまで伸びで絡みついた。
その舌を伝って、清姫の唾が流れ込んでくる。
ちっとも汚いとは思わず、少年は夢中になってそれを飲んだ。
そうするうち、我慢できなくなってきたのか、また清姫が少年の唾液を求め……そんな唾液の交換が何分にも渡って続いた。
「はぁ……はぁ……ああっ……わたくし、身体が熱くなってしまいました……」
いったん唇を離して、清姫は目元を赤く染めながらそう言うと、自分の服の襟に手をかけた。
浅葱色の和服が大きくはだけて、清姫の上半身が一気に露出する。
目の前で露わになった清姫の裸体に、少年は唾を飲み込んだ。
まず、その肌の白さが目に眩しいほどだった。
いいところの箱入り娘だったというだけあって、染み一つ無い絹のような柔らかな白さ。
全体的にスレンダーな体型だが、きめ細かい肌の下には女性らしい脂肪があって柔らかそうだった。
胸はやや小ぶりだが、年齢を考えるとむしろ標準より上かもしれない。サーヴァントの中にはグラビアアイドルが余裕で勤まるような巨乳の持ち主も多いが、少年としては、むしろこれぐらいのサイズの方が好きだった。
若々しく上を向いた乳房の頂点には、透き通るような桜色の乳首が小さく自己主張している。
「ああっ、恥ずかしい……わたくし、本当はこんなことするような女じゃ……でも、旦那様になら……いくらでも見せられます」
いつの間にか少年に対する呼び方が変化しているが、少年はそれに気付くどころではない。
なぜなら、清姫は軽く腰を浮かして、さらに服を脱いでいったからだ。
「全部、見てください……清姫の身体……旦那様のためのものですから」
白い肌が紅潮して、うっすらと桃色に染まっていく。
清姫は下着を履いていなかった。
股間を飾る毛はだいぶ薄く、ほとんど産毛と変わらない。
その少し下の割れ目は、キスとストリップで興奮したのか、陰核がのぞいている。
食い入るように見つめる少年の前で、清姫は歌うように言った。
「さあ、見ているだけでなく、触ってもいいんですよ。わたくしの身体のどんな場所でも、触ったり口づけしたりして構わないんですのよ」
遠慮がちに、少年は清姫の二の腕を軽く掴む。
細いが、柔らかい。そして吸い付くように滑らかだった。
肌の感触を味わいながら、その手を滑らせる。腕から肩へ、そして待望の胸へ――
「あっ……」
少年の手がふくらみに辿りつくと、清姫は小さく声を漏らす。しかし彼女は、医者に診察される患者のようにじっとしている。
「すごく、柔らかい……」
清姫の乳房を覆い隠すように手のひらを当てて、少年はつぶやいた。
彼が触っているのは、左の胸だ。
厚い脂肪の下から、清姫の鼓動が伝わってくる。
自分のものと同じく激しく脈打っていて、少年は奇妙なシンクロ感を味わった。
指先を曲げると、心地良い弾力と共に指が沈んでいく。
餅のような、ゴムボールのような、しかしその二つとも微妙に違う感触に、少年は集中した。
「あっ、んあっ、あふっ……んんっ……」
清姫は目を伏せて、最愛の人からの愛撫に熱い吐息で応えていた。その控えめだが確かに情欲を感じさせる喘ぎ声に、少年はますます興奮してしまう。
何度も揉む。掴むように、こね回すように、清姫の胸を揉みしだく。
いつしか彼は、息を荒げながら、清姫の胸の感触に夢中になっていた。
「んぅっ……!」
清姫の身体が震えて、押し殺した声が漏れる。
「あっ、ごめん、痛かった?」
思わず手に力が入っていたことを、少年はようやく自覚した。
見れば、真っ白な肌に指の跡が赤く残り、ところどころ爪の跡らしきものが残っている。
しかし清姫は、嫣然と微笑んで首を左右に振った。
「いいんですのよ、旦那様。むしろ、もっとしてください。わたくしの身体に、旦那様の手で印を付けてください。わたくしの身体が旦那様ただ一人のものであるという証を、肌に刻みつけてください」
誘うように、全てを受け入れるように両手を広げる清姫。
少年はその言葉を聞いて、首から上の血管が一気に拡張したかのようにのぼせあがった。
「き、清姫っ」
ほとんど頭突きをするみたいな勢いで、少年は清姫の胸元に飛び込む。
右手で強く乳房を掴んで、先ほどにも勝る勢いで揉みしだく。
同時に、がっつくようにもう片方の胸にしゃぶりついた。
「ああっ、あっ……! 旦那様っ、んんんっ……!」
清姫の、固く屹立した乳首を口に含んで、音を立てて吸う。
一瞬、清姫の顔があまりに乱暴な愛撫に引きつるが、彼女は声を押し殺して痛みに耐えた。苦痛以上の喜びと興奮が彼女の心を満たしていたからだ。
「あんっ、もう、旦那様ったら……! あっ、あっ、こんな、夢中になって、んあっ、あふっ……そんなにわたくしの胸がお好きですか?」
言葉よりも行動で、少年は返事をする。
口いっぱいに胸の膨らみを頬張り、舌先で乳輪をなぞるように舐めまわす。
手のひらに当たるツンとした胸先の感触を愉しみながら、乳房をこね回す。
頬を擦りつけて、柔らかさを味わう。
「ああっ、旦那様っ……! そんなにされたらっ、あっ、わたくし、胸だけで、あっ……んあああああっ!」
小さく身を震わせて、清姫は達してしまった。
それを意にも介さず、少年はなおも執拗かつ激しい胸愛撫を続ける。
「はうぅっ……わ、わたくし、イってしまったばかりなのに……あんっ、あっ、ま、また……イっちゃいますっ、旦那様におっぱい愛してもらってイッちゃううぅぅぅっ!」
連続絶頂で甲高い声をよがり声をあげながら、清姫は自分の胸に少年の頭を押し付けるように抱え込む。
当然、少年は胸への愛撫を我を忘れて続け……そんな風にして十分以上も経過してから、ようやく、少年は理性を取り戻した。
「はぁ……はぁ……ああ……旦那様……清姫のおっぱい……滅茶苦茶にされちゃいました……うふふふふ……」
息を荒げながら、自分の胸元を見てうっとりと言う清姫。
改めて見てみれば、清姫の乳房はキスマークや歯型や爪あとだらけ。さらに唾液が塗り込められて、てらてらと光っているほどで、まさしく陵辱された少女といった有様である。
しかし清姫は、さきほど自分が言った通り、その蹂躙の痕跡を愛の印だというように、指先で愛おしそうになぞっている。
「でも……わたくしだけ気持ちよくなってはいけませんね」
快感の余韻がまだ全身に残っているせいか気だるそうな仕草で、清姫は上体を起こす。
そして少年のズボンのベルトに手をかけた。
「今度はわたくしがご奉仕いたします」
言うが早いが、カチャカチャと音を立ててベルトを外しはじめた。
「あっ、待って、そんなことする必要は……」
これだけ熱烈なペッティングを行ったというのに、少年は自分の局部が見られると思うと、急に恥ずかしくなった。
しかし彼が手で押さえるより早く、清姫は下着ごとズボンを脱がしてしまった。
ぶるんっ、とバネ仕掛けのオモチャのように、屹立した肉棒が飛び出す。
なんと言っても、美少女の乳房を貪るように愛していたのだ、少年の若い男根は、はちきれんばかりに勃起している。
赤い亀頭はすでに透明な濡れている。もし彼の下着の前の部分を見れば、先走り汁で濡れているのがわかるだろう。
「まあ……マスターのここ、こんなに硬くなって……」
清姫の細く白い指が、少年の怒張に絡みついた。
確かめるようにぎゅ、ぎゅっと何度か掴み直す。
そんなかすかな刺激だけで、少年は「うっ」と声を漏らしてしまった。
「不思議な……表面は柔らかいのに、中心に鉄でも入っているみたい……それに、臭いも……」
「あ、ごっ、ごめん、やっぱりダメだよ、今日はまだお風呂入ってないし」
しかし清姫は、彼女の体を押しのけようとする少年の手を容易に振り払った。
最低ランクの筋力とはいえ、サーヴァントに力で勝てるはずもない。
清姫は少年の怒張から漂う雄の臭いを嗅いで、嫌がるどころかより興奮の度合いを高めたようだった。
彼女は熱い吐息を一つ漏らすと、目をらんらんと光らせながら、少年の下半身に顔を埋めるように身体をずらす。
「わたくし、こういうこと初めてなので、もし痛くしてしまったら遠慮なくおっしゃってくださいね」
「こういうことって、何、あっ!」
清姫はちゅっと音を立てて、亀頭の割れ目に口付けした。
真っ赤に充血した一番敏感な場所をに、唇を押し付けられ、少年は背を仰け反らす。
「あっ、これぐらいでも痛いですか?」
「い、いや、痛くはないけど、でもっ!」
少女の唇は余りに柔らかかったが、若く未経験の亀頭は、そんなソフトな刺激にも激しく反応してしまう。
「それなら、続けますね。まあ、透明なおツユ……これ、知ってます。気持ちいいとこうなるんですよね、嬉しい……」
尿道口から溢れでた先走り汁を見て、清姫は舌を伸ばしてそれを舐めとった。
「あっ、あくっ、き、清姫……!」
あとからあとから出てくる汁を、清姫は一回一回丁寧に舐めとっていく。
「美味しいです、マスター」
うっとりとしならがら、さらに長い舌を伸ばして張り出した傘の部分、裏筋、そして陰嚢に至るまで舐め回していった。
「うふふ、ここがお好きなんですか? んちゅっ、ちゅっ、れろ……ここもですか? 嬉しいです、旦那様が喜ぶ場所の知識がどんどん増えてますわ」
男根を舐めしゃぶりながら、つぶらな瞳で少年の顔をじっと見つめる。
幼さを残した愛らしい少女が、自分のグロテスクな部分に熱心に舌を這わせながらこちらを見上げているよう状況に、少年の興奮は頂点に達しようとしていた。
「あっ、き、清姫、ダメ、で、出ちゃう、出ちゃうから避けて!」
切羽詰まった少年の声。しかし清姫は、避けるどころか逆に亀頭をその口の中に押し込み、さらに射精を誘うように先端を舌でくるくると舐めまわした。
「あっ、あっ、うあああっ!」
少年の腰がビクっと跳ね上がったかと思うと、清姫の口の中に大量の白濁液が放たれた。
「んんんんっ!!」
待ち構えていた以上の量が小さな口腔内に溢れて、ペニスと唇の間から漏れてしまう。
清姫は眉根を寄せて目を閉じると、いったん口を男性器から離して、あごまで垂れた精液を隠すように口を押さえる。
「あ、ごめん、吐き出して」
しかし清姫は、少年の言葉にかぶりを振る。
彼女はじっと口を閉じたまま、吐き出すどころか精液を味わっているようだった。
「んくっ、んんっ、んぐっ……」
清姫の白く細い喉、微かに動く。
自分が放ったものを飲み込んでいるのだとわかって、少年の心臓が強く脈打った。
「んんんっ、うぐ……んくっ、んんっ……」
口の中一杯に溢れる強い性臭と粘度の高さのせいで、少女は飲精に少し苦労しているようだった。時おり顔をしかめながら、それでも彼女は少しずつ、愛する人の精液を飲み下していく。
「んんっ、あふっ……旦那様……すごい量……それに、味も濃かったです……」
一分ほどもかかっただろうか。
全ての精液を飲みこんで、清姫は大きく息をついてそう言った。
そして、長い舌を伸ばして口元についた精液の残りも舐めとる。
「ああ、すいません、無作法で……」
と、こんな時でも品よく振る舞うのがどこか妙な感じだった。
「おいしゅうございました。初めて口にしましたけど、すごく……旦那様の味がしました」
頬を染め、目をうるませ、清姫は夢見心地といった表情でそう言った。
「まだ残っているのも、いただきますね」
そう言うと、半萎えになった亀頭にしゃぶりつく。
「んちゅっ、れろ……ちゅくっ、れろ……んんっ、ちゅっ……」
先ほどにも増して水音を立てて、ペニスに付着した精液を舐めとり、尿道の中の残滓まで吸い尽くす勢いでしゃぶる。
あっという間に、少年の若い男根は元通りの大きさと硬さを取り戻した。
「清姫……こんなの、どこで覚えたの?」
とても初めてのフェラチオとは思えない技巧に、つい少年はそんなことを聞いてしまった。
良くも悪くも安珍一筋の清姫に、まさか男性経験が豊富ということなどあるはずがない。
「うふふ、『座』に収まってから、いろいろと詳しい方にご教授願いましたの。なにしろ、あの場所には歴史的大淫婦が何人もおりますので。殿方の嗜好としては、何も知らない生娘を手づから自分の色に染め上げたいという趣向もあるようですが、それは何人もの女性と交わるようなお方の話でしょう。身持ちの堅い安珍様のことですから、わたくしこそが初めての女性となるはず。お互いが最初で最後の異性……それはそれは理想のつがいの形ですが、両者初めて同士でうまくいかず、それがトラウマとなって後々夜の生活に影響が出るというのもよくないでしょうし、わたくしとしては失敗のないよう万全の予習と事前練習でコトに臨んだ次第でございますの」
「あ、ああ」
なんの気なしにした問いに、想定の三倍ほど濃い返事が来て、少年は少し狼狽えた。
そんな少年の内心などお構いなしに、清姫は一層呼吸を荒くして、膝立ちになる。
股間を相手に向けて突き出し、興奮と羞恥に震える手で、自分の秘所にあてがった。
「こ、今度は、こちらの方に、お願いします」
「…………!」
ついにするのか、と少年もゴクリと唾を飲んだ。
清姫のその場所は、ほとんど毛も生えておらず、少女の趣を強く残している。
にもかかわらず、まるで失禁したかのようにぬらぬらと愛液が滴っていて、太ももを伝い落ちて膝に達するほどだった。
「ああ、は、恥ずかしいです。わたくし、ここを見せるのは初めてです。親にも、同性にも、お医者様にも見せたことはありませんの。でも、旦那様になら……!」
さらに清姫は、良家の令嬢、それも男性経験の無い少女としてはあるまじきことをした。
自らの割れ目を開き、その中身まで少年の視線にさらしたのだ。
「み、見てください。今から、ここが旦那様のたくましいモノを受け入れるんです。どうですか、しょ、処女膜が見えるでしょうか。わたくしの純潔の証です。旦那様に捧げる、一生でただ一回の……あっ、あっ、感じます。旦那様の視線が、突き刺さるようですっ! わ、わたくし、こんな、み、見られてるだけで……! あっ、ああああっ!」
しゃべっているうちにどんどん極まってきたらしく、清姫はその状態でビクッと体を震わせた。
開かれた割れ目からさらに新たな蜜があふれだす。
あまりに卑猥な光景に、少年は言葉を失う一方で、目が清姫の股間から離せなかった。
さきほどの口内射精からほんの1、2分だというのに、少年のペニスは完全に怒張して、弾けそうなほどになっている。
「うふふ、旦那様の準備も、よろしいようですね。では……」
膝で歩き、少年の腰の上までやってくる清姫。
今や二人の性器の距離は、ほとんど接触しそうなまでに近づいていた。
「一つになりましょう。最初の契り、永遠に続く契りの最初を……」
ゆっくりと腰を下ろしていく。
敏感な粘膜同士が接触して、同時に『あっ』と声をあげる。
清姫に至っては、その亀頭が膣口に触れたその感触だけで、またビクンと体を震わせ、小さく達してしまったようだ。
「あっ、あっ、旦那様! 旦那様のがっ! んあああっ、は、は、入って……きま、す……!」
少しずつ膝を左右に開いて、少年の怒張が、清姫の処女穴に侵入していく。
「くっ、ううっ、き、清姫……!」
窮屈で、熱い。
それが、少年が最初に抱いた感想だった。
燃え上がるように火照った少女の中を、強引なまでに突き進んでいく感覚。
今まさに、清姫の初体験の相手となったことが実感としてわかる感慨に、少年はうめき声をあげる。
「んっ、ああああっ、だ、旦那様の、大きい、です……んうううっ!」
清姫は強く目を閉じ、歯を食いしばった。
次の瞬間、結合部から赤い液体が一筋流れだす。
「痛いなら、ここでいったんやめても……」
相手を気遣う少年の言葉に、清姫は大きく頭を振った。
「いいえ! いいえ! やめません。痛いですが、嬉しいのです。この痛みは、私の満願成就の証拠ですから! わたくしたちの愛が完全なものに昇華したということなのですから! それに、もう少しで……んううっ! さ、最後まで、は、入り……ました……!」
ついに清姫は、限界まで怒張した少年のペニスを根本まで受け入れた。
荒く息をつく少女の全身は、うっすらと汗を滲ませていて、ただでさえ白く肌理の細かい肌がよりいっそう輝いて見える。
「はぁっ、はぁっ……では……う、動きます、ね……んんっ、うっ、あっ……」
自分から腰を動かし始める清姫。
少年は股間から脳に向かって突き上げるような激しい快楽に襲われながらも、相手の肩に手を当ててその動きを制しようとする。
「そんな無理しなくていいから」
「いいえ、大丈夫です。もうわたくし、痛みなど感じていませんの。それよりも……んっ、だ、旦那様と繋がる喜びが遥かに……そ、それに、少しずつですが、か、感じるようになって……あっ、あんっ!」
もとより嘘をつくはずのない清姫だが、股間から新たに溢れでた愛液は、破瓜の血を薄め、洗い流すほどだった。
「んあっ、あっ、いい……! いいです、気持ちいいですっ! これが、男女の交わりなのですね、愛の悦びなのですね! あっ、あっ、わ、わたくしもう……もう達してしまう……んあああっ!!」
声を上ずらせたかと思うと、清姫は背を弓なりに逸らして絶頂を迎える。
ほんの数分前まで処女だったとは思えない乱れっぷりだった。
目の前で痴態を見せる少女の姿と、ぎゅうぎゅうと握りしめるように締め付ける膣の圧力に、少年は早くも二度目の射精欲に襲われる。
「あっ、くっ、もう、出そうだよ、清姫っ」
「はぁっ……はぁっ、それなら……どうかこのまま中に出してくださいまし。わたくし、必ず旦那様の御子を宿します!」
人間と英霊が交わって、子どもが作れるのだろうか?
実際、神霊の類と夫婦になって子を成した逸話はいくつもあるが、この場合は……などという疑問が少年の頭をよぎったが、すぐに溢れる快楽によって塗りつぶされてしまう。
何故なら、清姫は先程にも増して激しく腰を使い出したからだ。
「旦那様っ、旦那様の子種が欲しゅうございます。わたくしの中に、一番奥に出してくださいっ。孕ませてくださいっ!」
清姫の膣内がいっそう熱く火照る。白い手足が少年の体に巻き付く。少年は清姫の背後に、巨大な白蛇を幻視したが、それは決して恐ろしいものではなく、美しく神秘的な存在と交わっていることを実感させた。
激しい律動で、清姫の形の良い乳房が揺れるのが、なおさら扇情的だった。
清姫はわざとそうしているらしく、膣の一番奥深くまで肉棒を迎え入れた上で、小刻みに腰を前後させる。
「あんっ、あっ、こ、これ凄い……! あそこの一番奥に、旦那様のがコツコツ当たって……! ああっ、そ、それに……んんっ、お豆の部分も擦れて……んあっ、あっ、わたくし、またイッちゃうっ、何度もイクっ! んあああっ、イキっぱなしになるうぅぅっ!」
無我夢中で、膣奥とクリトリスの快楽を貪るために腰を揺する清姫。少年の方も、今ややられっぱなしではない。快楽を求める本能のままに、自分から腰を突き上げている。
二人はシンクロするように悦楽の頂点に達する。
清姫の一番深い場所で、勢い良く精液が発射される。
「あああああっ! 出てるっ……! 旦那様の子種、一番深い場所で出てますっ! 熱いのが……赤ちゃんのお部屋に流れ込んでますっ、あっ、またイクっ、赤ちゃん孕みながらイッちゃうぅぅっ! 旦那様! 旦那様! 安珍さまああああっ!」
部屋中に響くようなよがり声と共に、清姫は四肢を硬直させ、全身を快楽に浸した。
頭の中が真っ白になるような性感と、愛する男の子を宿したという幸福感が、髪の毛の先端にいたるまで充満して弾けそうなほどだった。
一方、少年の方も、少女の子宮に流し込むように大量の射精を行ったことで、今までにない本能的な欲望の充足感を味わっていた。自慰行為では得られない種類の感覚だった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……旦那様……わたくし、幸せです……」
どさりと倒れこみ、少年の胸と首の間に顔を埋めてつぶやく清姫。
その瞬間の彼女の顔つきは、英霊であることや、生前の恐るべき逸話を忘れるほどの愛らしさで、少年は思わず彼女の体を抱きしめて、口付けをしてしまう。
「んんっ、んっ……旦那様ぁ……ちゅっ……ん、ちゅくっ……んっ、んっ……」
甘えた声を出しながら、清姫も口付けに応える。
激しい絶頂直後の心地よい虚脱感に身を浸しながらの、ゆっくりと唇と舌を擦り合わせる静かなキス。
しかしすぐに、若い二人の欲望は再加速していく。
舌の動きはより激しくなり、互いに唾液を交換し始める。
挿入されたままの肉棒が、三度膨張を始める。
清姫の手が伸びて、少年の睾丸を優しく握り、そこで生産された精子をペニスに送り出すようにゆっくりと揉んだ。
「旦那様、今夜はここが空っぽになるまで、わたくしの中に出してもらいますね」
清姫は、嘘は言わない。
嘘は言わないのだ。
――五時間後。
寝ている……というか、吸い尽くされて昏倒している少年の脇で、清姫は猛スピードでケータイからメールを書いていた。
「わたくしー、今日は恋人でもあるマスターに部屋にお呼ばれしましたの。部屋に入るなり急に身体を求められて、激しく交わってしまいましたわ。わたくし初めてでしたのに、子宮が満タンになるまで何度も中に出されて、もうマスターったらケダモノなんだから。でも、そんなところも、 好☆き なーんて。今でもお腹が子種でタプタプいってます。これは赤ちゃんできちゃってますね。ところで、タマモさんはマスターとは如何……あっ(察し) それじゃまたメール致しますね♪ つわりがちょっと心配な清姫ちゃんより、と」
清姫はさらに、自分の顔と少年の顔、そして未だに粘度の高い白濁液を溢れさせている割れ目が一つのフレームに収まるようにケータイのカメラで写真を撮り、メールに添付して、玉藻の前や刑部姫など、いつものメル友に送信。
さらに彼女は、玉藻がらみの文面を削った上で、添付写真もそのままに、カルデアの全職員全サーヴァントに一斉送信した。
「うふふふふふ、これで旦那様が誰のものか、カルデアのみんなも知ることでしょう」
うっすらと狂気の滲む笑みを浮かべた清姫の耳は、カルデアのあちこちで上がった悲鳴を捉えていた。
しかし、清姫の目論見は見事に外れた。
写真を見て悲鳴をあげ、あるいは歯ぎしりし、あるいは舌なめずりをしながら立ち上がった者たちがいたのだ。
清姫の勝利宣言に頭を垂れるのではなく、逆に闘志を漲らせる者たちが。
抜け駆け許すまじ! 我こそマスターの伴侶に相応しきサーヴァントなりと猛るは――
マシュ・キリエライト
エリザベート・バートリー
フランケンシュタイン
牛若丸
ナーサリー・ライム
フェルグス・マック・ロイ
ここに清姫を加えた七騎が、ただ一人の少年を巡って争う性杯戦争の幕が開いたのだった。
※開きません
※続きません
※書きません