作者の(血を吐きながらの)就職活動が一息ついたので
次回更新は作者の就活の進展しだいです(白目)
襲撃事件から数日、総司は中央病院へと入院していた。
幸い内臓に大きな損傷はなかったのものの重傷であることには変わりなく入院は避けられなかった。
ビーハイブによって用意された病院の個室で総司は窓の外を見上げていた。
冬の訪れによって紅葉が散りつつあり、空には雲がかかっている。
今回の件に関しては千棘を体を張って守ったとしてビーハイブからの総司への好感は高まった。
結果的にビーハイブの信用を得ることができたのは成功といえる。
ただ虎からはこっぴどく叱られたが。
「しかし暇だ」
人外染みた彼の体の治癒力は人並み以上であったがそれでも長い入院期間は暇を持て余すものである。
備え付けのテレビを見るくらいしかやることがない。
医者からは体質を研究させてくれないかと懇願されたがさすがにモルモットになるのは嫌だった。
ふと病室の扉が数回ノックされる。
入ってきたのは凡矢理高校の男子制服を見に待った美女だった。
「鶫?」
「ふん!貴様が撃たれたと聞いたものだからな、不本意だが見舞いに来てやった」
そういう鶫だが、いくつかの果物やミニ包丁などお見舞いセットを持参しているあたり本音が隠れていない。
「勘違いするなよ!心配したとかそういうのではないからな!」
そういいつつもリンゴをむき始めるあたり本当に本音が隠れていない。
鮮やかな包丁さばきを見て鶫の女子力の高さに感嘆する総司。
「できたぞ!な、何を笑っている!」
「四肢に力が入らなくてさぁ~」
実際そんなことはないのだがへらへらと男は四肢が不自由そうな振りをする。
鶫は顔を赤くしながらも手にかわいく切った兎型のリンゴを持つと恐る恐る手を出す
「ほ、ほら、早く食べろ!」
「口移ししてくれよ」
「なっ!?」
鶫はぱくぱくと魚の様に口を開けて硬直してしまう。
だが男の命令には逆らえず口にリンゴを咥えるとおずおずと男へと唇を差し出す。
端から見ればキスをねだっているような画であることは言うに及ばない。
「んっ―――」
鶫は久方ぶりに触れる男とのキスを体を少し反応させると舌でリンゴを押しこもうとする。
「んんっ!?」
だが男の舌は鶫の舌に絡みついて互いの舌でリンゴを咀嚼する形になる。
あふれ出た果汁が二人の口から病室の白いシーツを汚していく。
男は鶫が逃げられないように頭を後ろから抑え込んでいる。
鶫はスイッチが入ったのかただただ男とのキスを貪っている。
「っぷぁ――――」
長い長いキスを終えた2人の間には唾液と果汁の橋が架かっていた。
男は鶫の目がとろんと濁り、頬が上気し、荒い吐息を吐いているのを見ると自らの調教の結果に満足する。
「もっと―――――」
鶫は制服のボタンを外すと上着を脱ぎ捨てる。
同年代にしては豊満すぎる双丘が露わになり、その頂点がぷっくりと膨らんでいた。
「おいバカ!鶫!落ち着け!」
「ふしゅ―――ふしゅ―――――」
まるで獣のような息遣いをしながら我慢できない牝ライオンは入院患者である総司に馬乗りとなる。
その瞳は情欲に染まっておりもはや総司の言葉は耳に届いていない。
怪我の影響で彼女をはねのけることができない総司は鶫のなされるがままになってしまう。
「貴様が悪いんだ―――――ここのところ私のところ来てくれなかったし」
「待て待て待て!夜になったらかまってやるから!!」
男の焦りはある約束が原因だった。
鶫だけではなく、今日もう一人見舞いにくるはずなのだ。
だが彼女の耳には病室のドアを叩く男が聞こえない。
「なんだ――?」
男が必死に指した方向を見てみるとそこには2人の女性が立っていた。
「お邪魔だったかしら?」
そこに立っていたのは橘千花とお付きの本田であった。
かわいらしく首をかしげる橘千花。
その訪問に誰よりも驚いたのは鶫だった。
上半身全裸の女が男に馬乗りになって息を荒げている状況。
「――――!?!?!?!?!」
声にならないような悲鳴を上げながら飛び上がった彼女は病室ドアから反対側へと身を隠してしまう。
その顔はもはや赤いを通り越しており、目は完全に混乱している。
千花はそれをまるで気にしないように総司の元へと歩いてくるとちょこんと腰を下ろす。
以前ほどではないが、彼女は着物姿であった。
ただ以前とは違うのは色香だ。
年を重ねた妖艶美と見た目の幼さが融合して危険なほどの雰囲気を醸し出していた。
「失礼しました」
ようやくこそこそと上着を来た鶫がまだ狼狽えながらも背筋を伸ばして立ち上がる。
「あなたは確か橘万里花の――――?」
鶫は面識はないものの職業柄彼女の顔は記憶の片隅においていた。
組織の資料か何かで見た記憶があった。
「橘家の奥方が何の御用でしょうか?」
(なんか言い方にトゲないか鶫)
先ほどの鶫の圧し掛かりでずきずきと痛む傷口をさすりながら総司はすこし攻撃的な鶫を眺める。
「あら、彼は私の愛人よ?」
「はぁ!?」
あっけらかんとした千花の言葉に鶫はぽかんと口を上げて自体が呑み込めず立ち尽くしてしまう。
「あら、そうそう本田、あれを」
千花が取り出してきたのは見舞い用の相当な値段が想像できるほどの高級な果物の数々。
「あなたがそう簡単に死ぬとは思わないけど、大事にならなくてよかったわ。でもこの病院の設備では不満が残るしよければ橘家≪うち≫が経営している病院に転院を―――」
(アレ?なんか俺ヒモみたい――――?)
ある意味憧れの職業ではあるが――と思い悩む総司の手に小さな手がそっと乗せられる。
「ほんとに―――よかったわ」
ほんの微かな笑みを浮かべる千花。その笑みの意味が、貴重さが分かる人間は後ろに控えていた本田だけだっただろう。
思わず総司も見惚れてしまい固まっている。
その頬に手を添えるとゆっくりと2人の距離が近く――――
「ま、待てぇ!」
「あら、お目覚め?」
ようやく意識が復旧した鶫が千花を指さして声を荒げていた。
「あ、愛人っ――――そんなことがゆ、許されると――――」
(お前も愛人みたいな立場なのにな)
総司寝たままは鶫を見上げるが彼女の様子はテンパっているのが丸わかりなほどだった。
「そうね、許されないというのなら離婚するわ。それだけの覚悟はあるのよ?――――――――ところであなたは彼の何なのかしら?」
「っ!」
返答に詰まってしまう鶫。
(私はコイツの――――何だ?こ、恋人?でもお嬢が――――愛人、セックスフレンド?――――うぅぅぅぅぅ)
さんざん悩んだ末に鶫が放った一言は――――――
「わ、私はコイツの―――――ご、ご主人様だ!!」
病室にいた千花、本田、そして総司が固まる。
本田と総司は呆然としているだけだったが千花だけは飄々としていた。
「あら随分なペットを飼っているのね」
ジト目で総司を睨む千花。
その感情は以前の彼女では考えられなかったもの。
ただの軽い嫉妬ではあるが随分と感情が豊かになったことが察せられた。
「そう睨むなよ、嫉妬か?――――――ぐふっ!」
そんな千花を見てにやにやと笑う総司の傷口にパンチを叩き込む千花。
「わ、私はなにをいっているんだぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!」
そんな2人を後目に鶫は絶叫しながら病室から飛び出していった。
「そう怒るなよ」
総司は千花の手を引くと強引にベッドへと引きずり込む。
小さな体を抱きしめると着物の中に手を伸ばしていく。
「千花様この後のご予定が―――」
「キャンセルよ本田、外に出てなさい」
本田が一礼して去っていくのを見届けると2人はどちらからともなく唇を合わせる。
それは熱く、互いを補い、愛を確かめ合う接吻であった。
「っ――――そんな胸ばっかり――いじらないで――――っ!」
「えー、千花さんの胸好きなんだけどなぁ」
愛撫を続けていく男の手を受け入れながら千花は前から気になっていたことを話し始める。
「あなたが私の中に出したがらないのは私の体を気遣ってのことでしょう?」
「―――俺がそんな善人に見えるかね」
「見えるわよ?私には―――」
橘千花は昔ほどではないとはいえその体は病弱のままである。
今妊娠などすることになれば彼女にはそれだけの負担がかかる。
前回彼がそれを避けたのはビーハイブとの関係を優先するべき状況であったというのも一つの理由
すでに千棘と関係を深めたことでそれは気にしなくてよくはなったが
「私の眼を舐めないでほしいわね、伊達にあなたより長く生きてきたわけじゃないわよ?あなた――――悪人の癖に変なところで優しいのね」
「うるせぇな、てめぇのせいでてめぇの女が死んだとなるのは目覚めが悪いんだよ」
基本的に総司は善人ではない。
悪人である。
目的のためならば平気で他者の命すら踏みつぶすであろう。
だが彼のコンプレックスの一つに家族の喪失がある。
ゆえに彼は身内や恋人に対して甘いのだ。
「勘違いをしないで――――愛する男の子を孕みたいというのは女の願いなのよ?」
それに――――あなたと私の子は「橘家の子」じゃない―――「私の子」なの―――欲しくないと思う?」
「――――分かった」
それを神妙な面持ちで聞いていた総司は意を決して千花にのしかかる。
とろけ切ったそこに狙いを定めるかのように。
「―――――――ぁああっ!!!」
勢いよく腰を打ち付けられると最奥まで一気に貫かれてしまう。
「あ、う、ううっ――――ああっ!!!」
先ほどまでとは違う乱暴な腰使い。
まるで生処理道具のように乱雑に「犯される」千花。
「うあっ?! あっ、あああ、あんっ、あああんっ!!」
(だめっ!声が抑えられないっ!)
ずぷっ
ひと際奥まで差し込まれ千花の小さな体が跳ねる。
小さな双丘のふくらみはすでに痛々しいほど自己主張していた。
(これっ―――――――奥っ―――!?子宮の――――入り口押し込まれ――――)
千花は男と目が合う。
違う。いつもの彼とは違う。
動きもそうだ、ただただ千花の奥に押し込むような――――深く、深く精を吐き出そうと―――
(本気で、本気で――――孕ませるつもりなの?)
千花は実際にそれを意識しだすと下腹部が熱くなっていく。
放たれようとする子種を一滴も残さぬようにと子宮口が受け入れていく感覚。
(これが女の幸せなのかしら――――この年齢になってこんなことを想うなんて)
「えっ!?」
男が千花の乳首を甘噛みし始める。
無論、腰の動きは継続したまま。
「あっ――――だめっそこはっ!!」
乳首だけではない、だらしなく愛液を吐き出す場所にあるふくらみにも男の指がコリコリと愛撫され始める。
(まさかっ!?)
千花が気づいた時には遅かった。
――――どぷっ
「――――――」
大量の精液が千花の小さな体へと流し込まれていく。
それと同時に乳首とクリトリスがひねりあげられる。
千花は声すら出せなかった。
性格には声にならなかった。
「あ」
ぷしゅっ
彼女の身体は痙攣し、勢いよく水柱を上げることしかできなかった。
「いやぁ、さすが千花さん、すごい締りでしたよ」
「はぁーはぁーはぁーっ、んはぁーはぁーはぁーはぁーっ」
息も絶え絶えになる千花
「んんっ!」
勢いよく刺さっていた男根を抜かれると総司は千花の花弁を押し広げて観察する。
「一滴も残さず食べられちゃいましたか」
(四肢に力が入らない―――)
絶頂の余波で体がうまく動かない千花はその小さな体をベッドに投げ出したままだった。
ただ下腹部にたまるような温かい感触はよく感じられた。
(こんなに――――いっぱい――――本当に孕ませる気なのね)
後悔はない。
(そうね――――これが女の幸せなのでしょうね)
汗をかきながらも千花は下腹部を、大事な男の種を受けた場所を摩ると心底幸せそうな微笑みを見せた。
「あああああああああ!!!!!」
2人がドアの方に目を向けるとそこには鶫が、涙目でドアにしがみつきながら立っていた。
「う――――うううっ!わ、私だって―――こど―――ほしぃ―――!」
「あら、愛人1号のお帰りよ?どうするのかしら」
「2人そろって孕ませれば問題はないんだろう?」
千花は勢いよく素っ裸になる鶫を見ながらにこやかに笑うと男の目を見てこう告げた。
「ええ、だから―――――もっと愛して――――――「あなた」」
3人の熱い夜は終わらない。
シュウカツ ツカレタ
エロゲミタイナ イヤシテクレル カノジョ ホシイ