■かつてPixivに投稿したものを再編集したものです。三人称だったり、今と書き方がだいぶ異なります。
「提督~、髪伸びたんじゃない? あたし切ってあげよっか?」
鎮守府のとある部屋にて、白露は、座卓のPCに向かって仕事をしている提督の広い背中に覆い被さりながら、彼のやや長めの髪を梳く様に弄っていた。
一方の提督は、その台詞を以前にも聞いた事、そして白露の提案に乗った結果どうなったかを思い出すと、正露丸を口に含んだ様な苦い顔をした。
「……以前その言葉を信じて白露に任せたら酷い髪型にされて、結局は村雨に切り直して貰ったけどな……痛い痛い痛いっ!! 毛ぇ抜くなよっ?!」
ぷく~っと頬を膨らませて拗ねた顔の白露に髪の毛をプチプチと抜かれて、提督は思わず悲鳴を上げた。
それは週末、晴天の昼下がりに、提督の個室へと白露が押しかけてきた事から始まった。
元々、この鎮守府において提督の個室は、もっぱら艦娘達の溜まり場となっていた。部屋の中には、何時の間にか持ち込まれた少女達のお気に入りクッションやお泊り用の布団が置かれ、勝手に設置された棚にはお菓子やお茶が常備されておりいつでもお茶会を開ける準備が整っていた。
夜に提督が仕事を終えて部屋に帰ってくると、既に艦娘達がパジャマパーティを始めている事などは日常茶飯事であり、最早提督のプライベートなどあったものではなかった。
当然ながら白露も提督の部屋によく転がり込んでくる一人であり、現在も仕事中の提督の周囲をうろちょろしたり抱き着いたりしながら、しきりに構ってほしい光線を提督に照射していた。
提督にずっとちょっかいを出し続けていた白露は、遂には提督の背中にしがみ付く様に足を絡めて抱き着いていた。その様子はさながらコアラの親子みたいだった。
「ねーねー、なんか暇だから遊ばない? ねー、提督~?」
提督の頬を指でぷにぷに押したり引っ張ったりしながら、しきりに催促する白露。
「俺は暇じゃないけどな!! あっ、そういや白露も課題あったよな。あれやったか?」
「……あーそういえばそんなこともあったねー……」
「そういう顔するって事は、やってないなお前」
思いっきり目を逸らす白露の様子を見て、提督は大方察した。最も、白露はこの手のサボりに関しては常習犯であり、何時もの事ではあったが。
「よし、そんなに暇だと言うなら、そっちを手伝……」
「提督はお仕事頑張らないとね!! あたし応援してるから!!」
「変り身速っ!?」
「ほらほらっ提督っ、お仕事がんばだよっ!! がんばれっ♡がんばれっ♡」
「お前も課題やれよ?!」
自分の宿題から上手い事逃れようと、提督の仕事を応援する側に回った白露。……最も、提督に体重をかけてゆっさゆっさと揺さ振りながらなので、応援というよりは妨害に等しいが。
「ていうか離れろ!! これじゃ仕事にならんだろうが……ってうぉっ?!!」
「わわわっ?!」
そしてそんな事をしていた結果、提督はおぶさってくる白露の重みで後ろに引っ張られて、そのまま床の絨毯に転倒した。ちなみに、白露は倒れる寸前にごろりと横に避けたので無事であった。
仰向けに転がった提督の傍に這い寄った白露は、提督の顔を上から覗き込んだ。
「ふぅーっ、危なかった~。提督が離れろって言ったお陰で助かったよっ。あっ大丈夫?」
「……」
提督は転がったままジト目で、全く反省していなさそうな顔をした白露を見上げた。
「もー、そんな顔しないでさぁっ、ほらほらっここに来てよっ」
白露はその場で正座すると、スカートの上から太腿をぽんぽんと叩いた。
膝枕させろという意味か、と提督は察した。俺の機嫌を直すには何が一番かよく知ってやがる、そう思いつつも提督は、身体をもぞもぞと動かして白露の太腿に頭を乗せた。
「全く、調子のいい奴め」
「いひひっ、そうそう素直が一番だよー♪ ほーら、痛いの飛んでけー飛んでけっ」
提督自身は別に痛みを感じている訳では無かったが、膝枕をされながら頭を撫でられている今の状況は中々悪くない気分であった。中断してしまった仕事の事はひとまず置いておこう、彼はそう思った。
――白露に膝枕をされるのは今回に始まった事ではなく、2人きりの時間にはよくある事であった。
それがどういうきっかけから始まったのか、提督はよく覚えていない。ただその時の、不思議な薬でも飲まされた様な感覚だけは、彼の中でずっと覚えていた。
2人だけの緩やかな時間が流れる中、提督はふと、何となく上を見上げた。
見下ろす白露と視線が交わった。提督の視線を感じた白露の瞳は、何か好奇心を感じたかの様に見つめ返してきた。
「ん? 何っ?」
「何でも」
提督はそう言いつつ、白露の大きな瞳を捉えたままだ。お互いに、目を瞬かせながら、ずっと見つめあっていた。
「ん~~?ねぇっ、何~?」
白露はおどけた口調で問いながら、提督の頬を両手で挟んでふにふにと揉んだ。その口元は半ば笑っていた。
「何でもないって」
彼自身、何も理由が無い訳では無かった。ただ、それは提督にも上手く言語化出来ない曖昧な何かであった。
不意に視線を外し顔を背けた提督は、今の会話を忘れようとするかの様に白露の腹に抱きつくと、顔を押し当てるように埋めた。
セーラー服の上から、ふんわりとしたシトラスの香りと人肌の温かさが伝わってきた。
「あ~? そっかっ、もしかして白露に甘えたかったの~? 提督は甘えん坊さんだねっ」
しょうがないなー、という顔で勝手に納得しながら、白露は提督の頭をよしよしと撫でた。
少し照れ臭くなった提督は、そのまま目を閉じて現実逃避した。
こんな流れは今までもあった気がする、と提督は脳裏で振り返りながら想った。
何時もやってる事は恋人同士のそれなのに、白露に対して、そして自分自身に対しても、本当の気持ちを確認した事はまだ無かった……多分それは、確かめるタイミングが上手く掴めないせいだ、という言い訳が彼の中で漂っていた。
――だから、もう少し、もう少しだけ、後回しにする事にした。
筈だった。
正にそのタイミングが直後に訪れるまでは。
「ねえっ、提督」
白露が提督の肩を揺すりながら呼んだ。
「ん」
提督は上半身を起こすと、向かい合って白露の顔を見た。先程より近い距離で、2人の眼が合った。
白露は何かを閃いたのかの様な、悪戯っぽい表情をしていた。
「あたし、提督が何を言おうとしてたのか分かっちゃった」
「お前がそう言う時は、大体分かってない」
「ふっふっふ~、それなら当ててみよっか?」
「……どうぞ」
「んっとね……『白露、好きだ、愛してる!!』……どう? 合ってるでしょっ」
「うわっ、それ俺の物真似か? 全然似てないな」
「ちょっとぉーっ! そこじゃなくてさー!」
むーっとした顔で提督に詰め寄る白露。
「大体、俺がそんな恥ずかしい台詞を言う様に見えるか?」
「絶対言わないよねっ! まぁ、それはあたしも冗談で言ったから。ただ、一つだけ聞きたいんだけど……」
「何だよ」
白露は突然、何時もらしくない真っ直ぐな目をすると、提督を見据えながら言った。
「……提督は、そういう風には思ってくれてないの?」
「……」
提督の白露に対する感情。彼はボケてはぐらかしたつもりだったが、少女は見逃してはくれないようだった。
一方で、いざこうした状況に立たされた事で、提督は自分自身の想いを自覚した事も事実だった。
胸のつかえが取れるという事は、まるで堰き止めた水が流れだす様だなと彼は思った。
提督は深呼吸すると、白露の目を見た。
「……そりゃ、思っているさ」
「っ?!」
「お前の答え通りだ」
「……」
「だからだ、改めて言わせてもらうと……好きです」
あまりに改まり過ぎて、提督は思わず敬語を使っていた。
一連の言葉に驚いた様な顔をしながらも、目を潤ませる白露。
数秒の沈黙、お互いの息がかかる程の距離で見つめあう2人。
そして、静寂を破る様な行動に出たのは―――何かを言おうとした提督の唇を塞いだのは―――白露だった。
少女にとっては初めてのキスであり、初めて示した愛の証であった。
暫くして、重なりあった唇がゆっくりと離れた。
「えへへ……これがあたしの気持ちっ」
そう言った白露は、頬を染めながらも満面の笑顔だった。
「白露……っ!!」
提督は白露の頭を抱き寄せると、今度は自分から唇を塞いだ。
舌を唇の隙間へ挿し入れると、白露は自らもおずおずと舌を差し出して受け入れた。少女のそんな仕草も提督には愛おしいものだった。
舌を吸われ、口内で蹂躙されて、白露のくぐもった吐息が甘ったるいものへと変わっていく。
口づけを続けながら提督は白露をゆっくりと床に寝かせると、上着をたくし上げ、ブラに包まれた胸を露出させた。背中のホックに手を回し下着を外すと、ふっくらと盛り上がった白い丘が顔を出した。
桜色の乳首を提督の指が優しく摘み上げると、白露の身体がビクッと震えた。
「ひぁあ゛っ……」
白露は思わず繋がっていた唇を離し、声を上げてしまっていた。
「はぁっ……あっ、あっあぁっ……」
グミの様に柔らかかった肉粒は次第に硬く大きくなり、感度も増しているのか指先で転がしただけで高い擦れた声を上げてしまう。
提督の手が乳房全体を包む様に揉むと、むにゅりと柔らかな乳肉がたわみ、硬く尖った乳首とのコントラストがいやらしい。
提督は掌の中で弾む肉の感触を味わいながら、ぷっくりと膨らんだ乳頭を唇に含んだ。
強く吸いながら舌で転がしてやると、白露は提督の頭を搔き抱きながら身悶えた。それはまるで、もっと吸ってほしいと言わんばかりだった。
「あ゛はっんぅっ……はっ……んう゛ぅっ……」
ふわふわとした乳肉を指でこね回されながら、乳首を強く吸われる度に甘声を上げる白露。
もっと乱れさせたいと思った提督は、勃起した乳頭に歯を立てた。
「んひぃい゛ぃっ!!」
白露はまるで身体中に電流が走ったかの様に、痙攣し仰け反った。唇の端から涎を溢し荒い息を吐きながら、初めて迎えた深い絶頂感に浸る白露。
初めての相手に流石にやり過ぎたかと、提督は心配気に白露の頬を撫でた。
「あはは……ちょっと気持ち良すぎて変になっちゃったよ」
白露は顔に添えられた提督の手に触れながら、未だ荒い呼吸をしながら笑った。
「少し休むか?」
「ううん、あたしは大丈夫。だから提督……来てっ」
「……そうか、分かった」
提督は白露の唇に軽くキスをすると、スカートに手を差し入れて下着を脱がすと、自分自身もズボンと下着を脱ぎ捨てた。提督の猛々しく起立した肉槍を前にして、目を丸くする白露。
「これが……入っちゃうんだ」
「不安か?」
「ん、ちょっとだけ」
少しだけ苦笑する白露。
「そうか……それなら」
白露の足を両脇に抱えるように股間に割って入った提督は、そのまま上に覆い被さった。上着を肌蹴ると肩を露出させ、白露の顔先に突き出した。
「噛んでれば多少はマシになるだろう」
「……それ、提督も痛いんじゃない?」
「いいんだよ、俺はっ」
それ以上言うな、とばかりの態度を取る提督。
しょうがないなーといった風に白露は苦笑すると、提督の身体に手足を絡めて抱き付くと、肩を甘く噛んだ。
提督は腰を浮かせながら白露の秘部を探り当てると、花弁を掻き分けながらペニスを押し当て、腰を動かしながら少しづつ侵入を始めた。
「ん゛んっ!!」
熱く硬い塊が、秘部を押し広げる様に入ってくる感覚に呻く白露。提督の背中に回された手に力が入り、指を強く皮膚に食い込ませた。
じりじりと肉茎が膣中に沈んで行くにつれて、白露はより強く提督にしがみ付き、爪を立てて耐えた。
そして提督の腰が奥へと押し込むように、深々と肉槍を突き入れた。
「~~~~~~~~~~っっっ!!」
処女膜が押し開かれ破られた瞬間、痛みに白露は歯を強く噛み締めていた。
挿入が止まった後も、しばらくは提督の大柄な身体にしがみ付きながら、胸を上下させて荒い呼吸を続けていた。
しばらくして、破瓜の痛みが落ち着いてきたのか、白露の口が提督の肩から唾液の糸を引いて離れた。
噛んでいた部分は歯型がくっきりと赤く残り、少しだけ血が滲んでいた。
提督は、ぐったりとした白露の髪を撫でてやった。
「はぁ、はぁ、はぁ……えへへっ」
熱い吐息を吐きながらも、提督の手に頭を擦り付けるようにしてじゃれる白露。そして、自分が付けた提督の傷跡に顔を寄せると、獣の様にちろちろと舌を動かして、愛おしげに舐めた。
提督は噛まれた所が痛くない訳では無かったが、白露のそんな仕草を見ていると、そんな痛みなどどうでもよくなっていた。
「白露、動いてもいいか?」
提督が聞くと、こくり、とうなずく白露。2人の唇は再び重なり合った。唾液でぬめる舌同士が絡まりあい、お互いの口内を愛撫しあった。
提督の手が白露の乳房に伸び、円を描く様に乳肉を揉みしだきながら、乳首を指先で擦ったり、押し込む様に転がして刺激した。
提督に敏感な乳房を愛撫されている事もあって、白露の吐息に甘い色が混じってくると、きつく締まっていた膣肉も次第に潤んできた。
痛みが和らいできたと判断した提督は、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「はあ゛っ……ん゛っはぁっ……あ゛ぅんっ」
まだ多少の痛みを伴うのか、白露の顔には少し苦悶の色が滲んでいた。だが、次第に喜悦の表情を見せはじめてもいた。
腰を打ち付ける度に、粘っこい水音が大きく響き、先程まできつく閉じていた膣は、何時の間にか男根を根元まで受け入れるほどにぬかるんでいた。
提督はペニスを抜けるギリギリまで引き抜くと、一気に膣奥まで突き刺した。
「ひあ゛あ゛はぁっっ!! あ゛っ!! ぁあ゛っ!! はぅあ゛っ!!」
肉奥をゴツゴツと叩かれる刺激に、おとがいを仰け反らせて嬌声を上げてしまう白露。
入り口から奥までを太い肉槍でズリュズリュッと擦り上げられると、その度に身体をゾクゾクと震わせた。
「あ゛っあ゛っあ゛っ!! ん゛っん゛ぅっ……それいいっ、いいよぉっ、おなかのおくにぃっていとくのおちんちんがちゅーしてくるのぉっ、すきぃっ……」
ペニスの先が子宮口を押し上げる様に口づけする度、蕩ける様な甘ったるい声を上げる白露。
「もっとぉっ、もっとしてぇっっ!! ねぇっ、こっちにもちゅーしてぇっ……!!」
提督はキスをねだる白露の顔を掌で挟むと、その可愛らしい唇に舌を差し込んで絡ませた。
白露も強く抱き付くと、激しく提督を求めた。上と下、両方の粘膜を絡ませ合い溶け合う感覚に2人は、ただただ陶然となっていた。
上り詰めていく快感の中、白露は提督の耳に唇を寄せた。
「ていとくぅっ、あたし、もうっ……」
「ああ、俺もそろそろ……」
「じゃあぁっ、いっしょにいこぉっ? っん゛あ゛ぁっ?! あ゛ぁっ……なかにぃっ……はあ゛あ゛ぁん!! ナカにだしていいからぁっ!! あ゛あ゛あ゛っ!!」
白露の淫らな種付けおねだりに興奮した提督は、己の肉槍をより太く硬くさせた。
獣の様なイチモツにお腹の裏をえぐられる嗜虐的な肉悦に、高い声を上げて悶える白露。
射精に向けて男根がより激しく膣肉を貫きめくり上げ、亀頭が子宮口を潰さんばかりに叩いた。 その度に、肉ヒダがペニスをより深く受け入れようと妖しく蠢いた。
「あ゛っ!! あ゛っ!! あ゛ぁっ!! あ゛っ!! はあ゛ぁっ!! いくっ!! いくっ!! いくぅっ!! あ゛ぁああ゛あ゛あ゛っ!!」
白露が高い声を上げて絶頂に達したと同時に、提督もペニスを膣奥まで打ち込んで精液をぶちまけた。
ドロドロの熱い塊が、子宮に勢いよくたっぷりと叩きつけられ注ぎ込まれる感覚を、白露は身体を震わせて感じていた。
「あふっ……おなか熱いぃっ……ん゛ぅっ……」
接合部から溢れ出す程にお腹の中を粘っこい子種汁で満たされ、甘ったるく熱い息を吐く白露。
提督は白露と繋がったまま、その唇に口づけた。白露は提督の身体に腕を回して、接吻に応えながら抱きついた。
「あっ……あのね提督、ちょっと言い忘れていた事があるんだけど」
「ん?」
「実は今日、危険日だったの忘れてた」
「……今頃になって言うかお前は」
「あはは、ごめんごめん。でもさ……あたし、もっと提督の熱いの欲しいよぉ……」
「おぉう……こりゃまた大胆な事を言う」
白露は恥ずかしそうに目を伏せた。
「ねぇっ、もっと、もっとちょうだいっ……お腹の奥にもっといっぱい、びゅーびゅーってしてほしいのぉっ……」
提督はやれやれ、と思いつつ、体の奥が熱くなってくるのを感じていた。
「お前な……後悔しても知らないからな?」
「しないよぉっ、だって、提督のあかちゃんならデキちゃったって……あ゛う゛ぅぅっ!!」
再び硬く太くなった肉槍で膣奥を貫かれ、嬌声を上げる白露。
激しく絡み合う2人の吐息だけが、部屋の中に響いていた。
「んーっ、たまには提督に膝枕されるのもいいねっ」
あれからしばらく経った現在。白露は提督の太腿に頭を預けながら、ご機嫌な様子だった。
提督も、こうして膝枕する側になるのも中々悪くない気分だと感じていた。
「ずっとこうしていたいな、ねぇ?」
「同意したい所だが、もうちょっとしたら課題やるぞ。ちゃんと終わらせてもらおうか」
「うぇぇーっ、マジで?」
「マジで。……終わるまで俺も手伝うから、な?」
「ちぇっ、まーでも、提督が一緒ならいいかっ」
『何だかんだで白露には甘くなってしまうな……』と提督は、少女の笑顔を見ながら思うのだった。