※この作品はR-18です。

IF~インフィニット・ストラトス~   作:アブソリュート

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ええと……言い訳です。

予備校生活で死んでいました(ハイ!言い訳~)

オリジナル展開なので少し時間がかかりました。

これ、おかしくね?とか思うところがあったらコメントください。

原作とは違った流れを書くのは初めてなためうまく書けてないところがあると思います。

なので、指摘して頂けると嬉しいです!


第二十話「金の貴公子&銀の軍人」

「………ふぅ……」

 

つ、疲れた……。今日は五反田家で弾と遊んでいたのだが、昼食を食べた後に蘭と遊んだのが運の尽きだった。久しぶりだったのですっかり忘れていた。そう……彼女は私を着せ替え人形にするのが楽しくて仕方が無いらしい。

 

以前、中学時代にもされたことがあり、二度とこんな目には遭わないと誓ったはずなのに……捕まってしまった。ゴスロリ、メイド服、セーラー服、etc……などのコスプレ服を着せられて遊ばれてしまった。

 

何度も言っているが身体は女でも心は男のままなのだ。だから、嬉しくない……筈なのに。何故だろう、最近そういうのに抵抗感があまりない気がする。性的なものに関する事でなければあまり気にしなくなって気がする。

 

(……私は、どっちがいいのだろう)

―――男に戻ったほうがいいのか、それとも女のままでいいのか。正直なところ分からなくなっている。今はいいかも知れないがそこんところは考えなくてはな。……大事な事だからな。

それはそうと最近気になって仕方がないことがある。

 

―――箒が異様に避けるのだ。こちらから見ても分かるぐらい避けるのだ。朝、一緒に鍛練でもしようと言うと調子が悪いと言って断ってくるし、朝食を誘うにもいつの間にか居なくなってるし、何かと声を掛けようとすると理由をつけて逃げるのだ。

 

(………私は箒に何かしただろうか?)

 

幾ら記憶の中を探しても思い当たる節がない。……ただ、箒の様子が急に変わったのはいつからかは覚えている。―――そう、クラス対抗戦があった日だ。あの日、私は戦いが終わったあと保健室で過ごしていた。だから、箒に何があったのかは知らない。けれど、私が思うにあの日に何かがあったことは確かだと思う。

 

(まあ、今考えても仕方がない)

 

多分、箒もいろいろ思い詰めたことがあるのだろう。今はそっとしておいた方がいいだろう。

 

「……さて、お腹が空いたことだし夕御飯を食べに行こっかな」

 

私はよっと弾みを付けてベットから起き上がる。そのままの勢いで立ち上がってドアに向かって歩き出す。ドアのノブに手をかけたところでノックが響いた。

 

「一夏、いる?」

 

「ああ、今出るから」

 

ガチャリとドアを開けると、そこにいたのは鈴だった。

 

「い~ちか、ご飯食べに行きましょ」

 

「そうだな。一緒に食べようか」

 

私は鈴と一緒に食堂へ向かう。ちょうど夕飯の時間だからか、所々ドアが開いて寮生が出てくる。

 

「………………」

 

相変わらずラフな格好をした女子が多く、ここが改めて女子校だと思い知らされる。下がショートパンツで上がタンクトップといった格好だ。まあ、私は女だからいいが一応ここでは男として通っているわけで、もう少し服装には気を付けたほうがいい気がすんだが……。

 

「あ、織斑君だ。やっほー」

 

「ええっ!?お、織斑君!?」

 

一人のほほんとした子が私を見つけ手を振っている。確か名前は……のほほんさん(?)だ。寮にいるときは必ずと言ってもいいくらいダボダボのパジャマを着ている気がする。一緒にいると何て言うか……癒される。そんな人なのだ、この人は。

 

「やー、おりむー」

 

「その愛称は決定なのか?」

 

なんかポケ〇ンのイノ〇ーの響きが似ていてなぁ……。

 

「決定なのだよー。それよりもさあ、私とかなりんと一緒に夕飯しようよ~」

 

そう言ってのほほんさんは私にひっついてくる。しかし、私はいつものほほんさんの肩に手を置いて動きを止める。

 

「ぶぅ~。おりむーノリが悪いぞ~」

 

「いや、だって……」

 

触られたら女だってバレるし。

 

「よいではないか~よいではないか~」

 

「あっ……ちょっと鈴」

 

「はいはい……」

 

鈴は私とのほほんさんの間に入り引き離す。のほほんさんは私にひっつけなかったのが不満なのか頬を膨らませていた。

 

「ぶ~ぶ~、りんりんのケチ~」

 

「ケチで結構よ。……あと、そのりんりんって呼び方やめて」

 

軽くトラウマを刺激された鈴は苛立ちの表情を見せる。そんな様子を気に留めないのほほんさんを見てると本当にマイペースな人だと感じさせる。ちなみに小学校の頃、一時期鈴は名前のせいでクラスの男子からよくからかわれたりしていた。中国人ということもあり、パンダの名前にそっくりだと言われていた。ちなみに、当時の私はその名前を聞いて吹いてしまい鈴からこっぴどく怒られた。

 

……やばい。思い出してきたら笑いそうになる。だが、最近私は学んだのだ。口に出さなければばれないと―――。

 

「ふんっ!!」

 

ドカッ!!

 

「痛っ!?」

 

私は鈴におもいっきりお尻を蹴られる。な、何故私が考えていることがばれる!?

 

「あんたの顔が正直すぎんのよ!」

 

「……ハイ、スミマセンデシタ」

 

今度から気をつけよう……。心の中で密かに誓う私であった。

 

「それはそうと、かなりんって子はどこかに行ってしまったみたいだが……」

 

「おわー。ほんとだーいなーい」

 

ラフな格好を見られたのが恥ずかしかったのか、先ほど自分の腕を体で抱くように隠しながら廊下の先へと消えていった。

 

「あー……待って~」

 

そしてのほほんさんもどこかにぺたぺたと走っていく。……あれでよくこけないな。

 

「うわ~」

 

のほほんさんはパジャマの裾を踏んで転ぶ。その動作もどうしてか遅く見えてしまうのは目の錯覚なのだろうかと思わせる動きをする。

 

「……それじゃ、行きましょっか」

 

「……ああ、そうだな」

 

私達はのほほんさんの姿を見送ってから食堂へと足を運ぶのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ……ごちそうさまでした」

 

「……あんたが言うと、どこか年寄り臭いわね」

 

そんなこと言われてもな……。もはや、直りようがない気がするのは私だけなのか?

 

今、私と鈴は一緒に夕飯を食べていたところだった。私は食後のお茶を飲み余韻を楽しんでいると鈴が指摘をしてくる。そのあと、私は鈴に今日のことについて話した。弾が私のためにトラウマを克服の手伝いをしてくれたことや蘭が今度、IS学園に入学するということ。蘭のことについて話すと鈴は少し感心した様子を見せる。

 

「……へぇ、あの子がそんなことを言うなんて」

 

「うん……正直なところ嬉しかったりする」

 

「良かったわね。もし、あんたが男だったら蹴りをいれてたわ」

 

「……………」

 

な、何故男だったら蹴られてたんだ?

 

「それにしても………」

 

「どうしたの、鈴?」

 

鈴は呆れたようにため息をつく。その理由が解らない私は首をかしげる。すると、鈴はいい?と言ってから告げる。

 

「あんたはもう少し警戒心を持ちなさい。ただでさえ、あんなことが会ったんだから」

 

「……ああ、蘭にも言われたよ。今度からは気を付けるから」

 

「そうそう。特に弾には気を付けなさいよ」

 

本当に鈴は弾には厳しいな……。みんなといる時は結構仲が良いのに。なんだかんだ言って鈴は弾のことを信頼しているからな。

 

鈴は興味がなかったり嫌いな奴は話題にも出さないし、存在すら認知しない人なのだ。中学時代に小学生の頃のアルバムを見ていて気付いたことだ。……私以外の人は覚えていないと言うのだ。同じクラスの中にも出身校が一緒だったのにも関わらずだ。さすがに存在否定は酷い気もするが……そればっかりは鈴が直そうとしない限り直らないだろう。

 

「あっ」

 

「どうしたの一夏?」

 

―――箒だ。

 

箒は食堂のおばさんから夕飯をもらいこちらにやって来る。私はこちらにやって来る箒を呼んで共にご飯を食べようと思うのだが……。

 

「―――ッ!!」

 

「あっ………」

 

箒は私が呼ぼうと思った瞬間、トレーを持ってどこかに走り去っていく。

 

一夏はただ箒が走り去っていくのを見ていることしかできないでいた。一夏は複雑な感情に押し寄せられ唇をきゅっと閉じるのであった。鈴は一夏の表情を見て内心、箒に対し舌打ちをするのである。

 

(あのバカ!一夏に心配かけてどうすんのよ!そんなことしていたら一夏が心配するに決まってんでしょうが!)

 

箒に苛立ちを覚える鈴。鈴は気持ちを落ち着けるためにため息をつく。そして、今も寂しそうな一夏に声を掛ける。

 

「……一夏」

 

「……うん、分かってる。箒にもそういう事があるってことぐらい」

 

「……あんまり気にすんじゃないわよ。あんたは他人の事になるとすぐにそんな表情をするんだから」

 

「私自身があんなことがあったからつい、ね」

 

「……じゃ、戻りましょうか」

 

私と鈴はトレーを持って食堂のおばさんに返し部屋に戻るのであった。しかし、部屋に戻ったらすでに箒は寝た後だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はぁ」

 

今日の朝も私は箒から避けられていた。朝、起きたときにはすでにいなかったり朝食を一緒に摂ろうと思い声を掛けようとすると走ってどこかに行ってしまうし、廊下でばったりと会うと顔を伏せながら脇を通りすぎるのだ。正直に言おう……結構辛い。ここまで無視を続けられるとかなり心が痛む。

 

そんな泣きそうになっている時、チャイムが鳴る。すると、担任の山田先生と私の姉、織斑千冬が教室に入ってくる。

 

「では、山田先生、ホームルームを」

 

「は、はいっ」

 

連絡事項を言い終えた千冬姉が山田先生にバトンタッチをする。まだ、慣れていないのかオドオドした様子を見せる。そんな姿が例えるなら初めて家に連れてきた子犬のような感じだ。……まぁ、犬は飼ったことがないのだがな。

 

「ええとですね、今日はなんと転校生の紹介をします!しかも二名です!」

 

先程とは違い嬉しそうに転校生が来たことを知らせる。すると、クラスの女子がざわめきを出す。

 

「それでは、入ってきていいですよ!」

 

そう言うと教室のドアが開かれ二人の生徒が入ってくる。

 

「失礼します」

 

「……失礼する」

 

「……え?」

 

教室に入ってきた二人の転校生。一人は銀髪の髪に左の目に眼帯を付けている少女、もう片方は私と同じ男子の制服を身に纏い金色の髪をした男子。少女の方は珍しいといえば銀髪と眼帯ぐらいなものだろう。だが、注目するべき点はそこではない。

 

―――もう一人の方だ。このクラスに男の人が入ってきた。……この意味が分かるだろうか?

 

「それじゃ、デュノア君。自己紹介をお願いします」

 

転校生のデュノアという男子は山田先生の返事をはいと答え、こちらに向かって自己紹介を始める。

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では慣れないこともありますが、皆さんよろしくお願いします」

 

転校生の一人、シャルルはにこやかな顔で告げて一礼をする。すると、静かだった教室からポツリと言葉を漏らす。

 

「お、男の子……?」

 

そのつぶやきにシャルルは答える。

 

「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を―――――」

 

人懐っこそうな顔をするシャルル。礼儀が正しく、中性的に整った顔、髪は濃い金髪。黄金色の髪を三つ編みで束ね、体は男にしては華奢な分類に入るぐらいスマートな姿だ。フランスと言えるだけであって『貴公子』と名が相応しい印象を受ける。何より、あの笑顔からは嫌味が感じられない。

 

すると、女子達が体を震わせ何かを耐えている様子が見受けられる。

 

「きゃ……」

 

「はい?」

 

「きゃあああああああああ―――――っ!!」

 

女子達が一気に騒ぐ。その様子に驚いたのかシャルルは耳を伏せ静かになる時を待つ。傍にいた真耶や千冬は同じことを経験していたため気にしていない様子であった。

 

「男子!しかも二人目!」

「うちのクラスに来るなんて!」

「夢みたい!」

「それに、美形で守ってあげたくなるような!」

「神様ぁぁ!GJ!」

 

そんなハイテンションな女子達とは違って、一人静かにその転校生に視線を送っている人物がいた。

 

「……………」

 

……何かが引っかかる。私は男性として過ごして随分と経つが何かが違う。具体的には分からないが私の中の勘が伝えてくる。私と同じことを思っているのか千冬姉はシャルルから視線を向ける。まるで、証拠を掴むために見張っているような感じだ。

 

「み、皆さん!まだ終わっていませんから!」

 

山田先生が騒いでいる女子達を静める。すると、もう一人の転校生が一歩前に出る。

 

教室の窓の光に反射をし輝きを魅せる銀髪。その銀髪は腰までおろしている。その銀髪はただ伸ばしっぱなしをしているように見えるのにも関わらず綺麗だと言ってもいいだろう。そして、さっきも言ったことだが一番気になる部分が左目の眼帯。医療用のものではなく、黒い眼帯。そして、静かに立っているのに威圧感がある。

 

印象は『軍人』そのもの。身長は平均より低く、小柄な分類に入るだろう。それなのに全身から放たれる冷たく鋭い気配は同年代とは思えない程だった。

 

「……………」

 

当の本人は未だに口を開かず腕組みをした状態で待機している。周りの女子達の様子を気にしたようには見えず、ただ一点の方向しか視線を送っていない。そう、私だ。

 

「……挨拶しろ、ラウラ」

 

「はい、教官。……それとも織斑先生と呼んだほうが宜しいでしょうか?」

 

クラス一同があっけに取られていると千冬はため息をつきながらもラウラに言う。

 

「……はぁ。そうだ。ここではそう呼べ」

 

「了解しました」

 

ラウラは姿勢を正し千冬姉に一礼をする。その姿はどう見ても軍人の動きとしか言いようがないくらいさまになっている。おそらく千冬姉がドイツに行った時に関係があったように思える。詳しくは知らないが『教官』と言ったのだ。間違いではないと思う。

 

「私の名はラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「…………………………」

 

シーン。

 

クラスメイトたちの沈黙が広がる。続きを待っても一向に口が開かれる様子が見られない。

 

「え、ええと………以上です、か?」

 

「ああ、以上だ」

 

気まずいながらも声をかける山田先生だがぴしゃりと言い切るラウラ。そんな返答しか返ってこなかったのが悲しかったのか目に涙目を浮かべる山田先生。

 

こうして、なんとも言えない雰囲気のままホームルームが終わるのである。

 

だが、私は気づかなかったのである。ホームルームが終わった後、ラウラが誰にも気づかれないような黒い笑みを浮かべていたことの意味を知らなかったのである。

 

――――これから、私の身に何が起ころうとしていたのにも関わらず。

 




かなり原作とは違った流れを書いたつもりです。

部屋割り、対戦相手、他にもいろいろ変えていくつもりです。

エロシーン入りますよ!

……次の次ぐらいに入れられたらいいな~と思ってます。

あと、pixivで気まぐれ猫さんの小説のエロverを書かせていただいたのを載せておきました。

よかったら見て、感想を頂けると嬉しいです!
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