この前次の次にエロが入ると思いますと言いましたが……正直分かりません(スイマセン)
文章量も自然と多くなりますが頑張って書いていこうと思います!
wikiで何度も設定とか確認していますが矛盾点があったらどんどん言ってください
あと、こんな作品なんでこの人の気持ちってこうじゃないの?
と思うところがあったらコメントください
できる限り答えるつもりなんで
では、楽しんでください!
「……………」
「い、一夏?さっきのことは気にしなくていいからね?」
「……うん。本当にゴメン」
ここ、第二グラウンドにて二組と合同でISの模擬戦闘の授業が行われようとしていた。そんな中、一人の生徒が落ち込んでいる様子を見せる。もう片方の生徒は落ち込んでいる生徒を励ましているところだった。落ち込んでいる生徒、織斑一夏とそれを励ましている生徒、フランスの転校生シャルル・デュノアである。
何故、一夏がこんなに落ち込んだ様子を見せているかというと……HRが終わった直後にあった出来事だ。
「それではHRを終える。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」
ぱんぱんと手を叩いて千冬姉が行動を促す。転校生の自己紹介が終わり授業の準備が行われようとしている。この学校の中では私は男として通しているので、このままクラスに滞在していると不味い。なので、私は第二アリーナの更衣室へと向かおうとするのだが山田先生に引き止められる。
「あっ!織斑君ちょっといいですか?」
「はい?あの、急がないと授業に間に合わないのですが……」
すると、山田先生は申し訳なさそうに言う。
「デュノア君はここに来て間もないので更衣室へ案内して貰えませんか?」
「ええと……」
それは非常に不味い。誰にもバレないように着替えようと思っているのに連れて行くとなると話が別だ。ここで私の正体がバレたら大変なことになる。なんとかこの状況から逃げたいものだが正当な理由が思い付かず言葉が出ない。
そんな時、シャルルがこちらに近づき手を差し伸べてくる。
「君が織斑君?初めまして。僕は――――」
「……………」
私はシャルルが何か言っているようだが耳に入ってこない。私はシャルルが差し伸べている手に目が釘付けになっていた。
―――男の人の手。男としてはあまりにも細く白い手が印象的だ。だが、男して変わりがないと思うとあの事を思い出す。
『お前は俺たちの性処理の道具にしか過ぎねぇんだよ!!』
「―――ッ!いや!」
パッン!!
「……え?」
一夏はシャルルが手を差し伸べたことでフラッシュバックが起こり手を叩いてしまう。教室にるクラスメイトや叩かれた本人は唖然としてしまう。一夏はハッとなって我にかえる。辺りを見渡すと自分がした事がどういう事だったのか思い知らされる。
……そうだ、ここは前の学校とは違うのだ。頭の中では理解しているのだ。シャルルは決して悪意を持って手を差し伸べてた訳ではないのだ。だが、息が苦しくなり目の焦点が合わなくなってくる。そして、足に力が抜けてそのまま地面に倒れそうになったところを意外な人物に支えられる。
―――箒だった。ついさっきまで私のことを避けていたあの箒が体を抱き締め体を支えてくれている。
「……大丈夫か?」
「え、あ、ああ……」
戸惑った様子を見せる私に箒は耳元で囁く。
「……心配するな。千冬さんやセシリア、鳳がいるのだ。何かあったら助けに行くだろう」
「えっと……箒?」
箒はシャルルにすまないと言って一夏がどうしてこうなったかを説明を始める。
「実は昔、一夏は訳があって同性に触られるのが駄目なんだ」
「え?そうだったの……ゴメンね」
「あ、いや、こちらもいきなり叩いて悪かった」
一夏は箒の抱擁から離れシャルルに向き合う。シャルルは一夏に軽く頭を下げて謝罪する。すると、箒はその場から離れて授業の準備をする。一夏は箒に声をかけたかったが、そろそろ授業が始まるためシャルルと共に第二アリーナの更衣室へと向かうのである。
それから私達は更衣室に向かおうと思っていたのだが、女子たちによる質問攻めから逃れるために走り回る羽目になった。改めて思うことは女子の情報収集の速度が台風並みに速いということを実感した。……本気で凄いと思った。
だが、こんなことばかり起こったが良いこともあった。シャルルが着替える際に側で着替えをしないことだ。これは私にとって嬉しい事だった。なんでも着替えを見られるのは恥ずかしいらしい。シャルルには悪いがこれで私の心配事が一つ減ったので良かったと思っている。
そして、現在に至るのだが……。
「……はぁ」
流石の私でも罪悪感は抱くものだ。よくよく考えてみればシャルルは好意で手を差し伸べてきたのに私がその手を叩いてしまう。……確かにトラウマがあるからとはいえ事情を知らない人がいきなり叩かれたら驚くのも無理はない。それに相手に対して失礼にも程がある。
「あんまり気にしなくていいよ」
「そうは言っても……」
こうしていると目の前のシャルルが天使のように思えてくる……。
「あんたも朝から災難だったわね」
「あ、鈴」
鈴が同情の視線を送りながらこちらにやって来る。すると鈴はシャルルの事を凝視する。
「……あんたがフランスから来た男の操縦者なの?」
「あ、僕の名前はシャルル・デュノアって言うんだ。よろしく。ええと……」
「鳳鈴音よ。みんなからは鈴って呼ばれてるわ」
鈴とシャルルはお互い握手を交わす。すると、鈴はみんなに聞こえないくらいの音で舌打ちをする。その様子がおかしいと思った一夏は鈴の耳元で舌打ちした理由を訊く。
「……どうしたの、鈴?」
「別に、何でもないわ」
「……そうか?」
「あいつには気を付けなさいよ」
鈴はそれだけ言ってから自分のクラスに戻り二組整列に加わる。
「僕たちも行こっか」
「そうだな」
そして、私達も鈴と同じように自分のクラスの整列に加わるのである。
「では、本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」
千冬姉が今日の授業内容を説明すると二クラス合同なせいか妙に張り切った返事が響き渡る。私やセシリア、鈴は専用機を持っているため既に実戦訓練をしているためかあまり緊張することがない。あと、箒もよく一緒にやっていたからそんな様子は見られない。
だが、他の専用機を持っていない子達は違う。今日、実質的ISを動かすのは初めてなのだ。本来ここはISについて学びに来ているのだ。そして一ヶ月ちょっとが過ぎてやっと動かすことができるのだ。それはもう嬉しくて仕方がないだろう。
「さっそくだが、まずは実際に戦闘を実演してもらう。……鳳!あと、オルコットもだ!」
「はい!」
「……はぁ、面倒くさいわね」
セシリアは元気よく返事を返すのに対し、鈴はどこかやる気なさそうに出てくる。
「ほう……何か不満な事があるのか?」
「い、いや、そうじゃなくって。何て言うの、こう……いまいちやる気が出なくって」
バシーンッ!千冬姉の出席簿アタックが炸裂!!
「~~~~~~~ッ!?」
「教師に対してタメ語とはいい度胸しているな」
鈴は千冬姉の出席簿アタックにより悶絶している。ですがとセシリアは言葉を紡ぐ。
「確かにただやるだけだとやる気が出ないのも無理はありませんわ」
セシリアの言ったことに千冬姉はため息をつく。すると、千冬姉はセシリアの耳元であることを言う。
「……ここで一夏にいいところを見せれば良いことがあるかもしれんな」
千冬姉がセシリアに何かを言っているがこちらからでは聞き取れない。千冬姉の言葉を理解したのかセシリア先程より嬉々した表情で宣言する。
「やはりここはイギリス代表候補生、わたくしセシリア・オルコットの出番ですわね!」
(ふっ……オルコットはちょろいな)
「…………」
千冬姉……顔、黒いよ?
私と同じ事を思っているのかクラスのみんなも同じ顔をする。そして、セシリアには憐れみの視線を送ると当の本人は千冬姉の言われたことに気がいってこちらの様子に気付いていない様子だ。
「鳳には……これでもやろう」
千冬姉は鈴の手の中に何かを握らす。鈴は不思議に思いながら手の中の物を確認する。そこに握られていたものとは……。
「……………」
「どうだ、嬉しくて涙が出るだろう?」
―――イチゴ味の飴玉一つだった。
「なにか言いたいことはあるか?」
「わ~い飴玉貰っちゃった!嬉しい!―――わけないでしょうが!!」
鈴は千冬姉から貰った飴玉をおもいっきり地面に叩きつける。すると、千冬姉はふんっと鼻息を鳴らしてから告げる。
「貴様はそれだけ貰えただけでも感謝するんだな」
「嬉しいわけないでしょうが!大体、小学生じゃないんだから!」
「はんっ!胸は小学生から変わらん奴がなにを抜かしているんだ」
「うるさいわね!余計なお世話よ!」
ああ……また始まったよ。
クラスのみんなや二組の人達が唖然とした表情を見せる。それはそうだ。学校ではこんなことは滅多に無いが実はあの二人……かなり仲が悪い。確かに鈴は千冬姉が苦手だが、自分が馬鹿にされたら言い返すのだ。あの事件以来から千冬姉と鈴は仲があまり良くなかった。主に私のことで二人の仲が険悪な状態だ。
一応、二人共仲が悪いがこれでも信頼出来る仲らしいのだが、真実は分からない。まあ、二人共あんな仲だが協力し合う時はするから大丈夫だとは思うが。
「授業が進まんだろうが全く……」
「……ちっ!いいわ、やってやろうじゃない!」
「始めからそう言えばいいものの……では対戦相手を紹介する」
千冬姉がそう言うと空から空気が裂ける音が聞こえてくる。何だろうと思い空を見上げると――――山田先生がこちらに降ってくる。いや、あれは突進してくるとでも言えばいいのだろうか。とにかくこちらにやって―――。
「あああーっ!どいてくださ~い!?」
「なっ!?」
え?私のほうにくるのか!?
私は瞬時に白式を展開し身構える。その場から回避すれば良かったのだが周りに人が多すぎて危ないので山田先生を受け止めることにした。そして、突進を受け止めることに成功しながらも山田先生を受け止めたままゴロゴロと数メートル吹き飛ばされながら転がっていく。
「ふぅ……。なんとか無事に終わった、な?」
手のひらの中にプリンの様に柔らかい感触がする。恐る恐るその正体を確認するために下を見ると……。
「あ、あの、お、織斑君?や、やっぱり初めはこんなところでするのではなくもっと雰囲気がある場所で、ですね―――」
「ええと……」
なにやら山田先生が頬を赤らめながらぼそぼそと呟いている。普通、胸を男に触られたりしたら悲鳴をあげるものではないのだろうか。私が反応に困っていると後ろから殺気を感じる。ああ……前にもこんなことがあったような。後ろを振り返ると頬にレーザーの光が通り過ぎて行く。
「オホホホ……。わたくしとした事が『つい』うっかり手が滑ってしまいましたわ」
顔は笑っているが額にははっきりと血管が浮かんでいるのがわかるセシリアが『つい』の部分を強く強調して言ってくる。いや、ついで普通は撃たないだろ。私は鈴に助けを求める視線を送るが顔を背けて無視される。
(り、鈴ーーーー!?)
鈴に期待を裏切られこの状況をどう打破しようか思考を巡らしていると背後から『ブルー・ティアーズ』の一機がこちらに向けて射撃準備をしている。正面にはセシリアがレーザーライフルを構え、後ろには『ブルー・ティアーズ』による攻撃が待ち構えている。セシリアが銃の引き金を引かれようとした刹那、地面の方から短く二発、火薬銃の音が響く。
「はっ!」
ドンッ!ドンッ!キンッ!
「えっ……きゃあ!?」
背後の『ブルー・ティアーズ』が一機破壊されセシリアのレーザーライフルの銃口を逸らされる。私はセシリアの攻撃を防いでくれた射手に視線を向ける。……山田先生だった。山田先生が手にしている武器、五十一口径アサルトライフル『レッドバッレト』による狙撃だった。これはアメリカ製の武器で実用性と信頼が高く多くの国から採用されているメジャー・モデルである、
だが、驚くところはそこではなく山田先生の姿だった。射撃に不利な体勢からでも正確な射撃を行えるあの命中精度。雰囲気もいつものではなく落ち着いた雰囲気を纏っている。
「……………」
驚いているのは私だけでなくセシリアや箒、他の女子も本日三度目の唖然とした表情を見せる。ただ、鈴はひどく感心した様子を見せる。
「いつもはああだがこれでも元代表候補生だからな。今くらいの射撃が出来て当然だ」
「でも結局は候補生止まりでしたけどね……」
ぱっと雰囲気がいつもの山田先生に戻る。体を起こし肩の武装コンテナに銃を収納する。
「さて、これから実際に戦闘をして貰おうか」
「ですが二対一というのはさすがに……」
「―――面白そうじゃない」
戸惑っているセシリアとは違い、鈴は好戦的な瞳で山田先生を見据える。山田先生は鈴の瞳を見て先程と同じ雰囲気を出す。両者共に武器を構え千冬姉の合図を待つ。
「それでは、はじめ!」
号令と同時に鈴が山田先生に急接近し、セシリアが空中に飛翔する。山田先生は牽制をしながら鈴の接近に対処していく。戦闘が始まると千冬姉はシャルルを指名する。
「ではデュノア、山田先生が使っているISの解説をしてみせろ」
「あっ、はい」
空中での戦闘を見ながら、シャルルがしっかりとした声で説明を始める。
「山田先生が使用されているISはデュノア社製『ラファール・リヴァイブ』です。第二世代開発最後期の機体ですが、そのスペックは初期第三世代にも劣らないもので、安定した性能と高い汎用性、豊富な後付け武装が特徴の機体です」
他にも色々と説明すると千冬姉は満足したかのように説明を止めさせる。
「ああ、そこまでで結構だ。……そろそろ終わるぞ」
千冬姉がそう告げると空中で爆発が起こる。煙の中から二つの影が地面に落下した。
「………なん、だと?」
驚きを隠せない千冬姉。無理もない。なんせ落下してきた二人が鈴と……山田先生だったから。
「―――くぅっ!」
私、山田真耶ですが正直驚きが隠せません。私はいろんなIS操縦者を何人も見てきました。そして、これでも元代表候補生なのですが……。
「ふんっ!」
ブオンッ!
鈴の武器『双天牙月』の刃が真耶の『ラファール・リヴァイブ』の胸元の装甲を抉り削ろうとする。削られる際に火花が飛び散る。真耶は鈴から距離を取ろうとするとうまい具合に背後からセシリアの『ブルー・ティアーズ』の援護射撃が来る。それの猛攻を掻い潜り真耶はセシリアに反撃をしようとした瞬間、そこを狙って鈴がすかさず攻撃をしてくる。
(う、巧い……)
まだ、十五歳といった普通の子の筈なのにどうしてこうも違うのだろう……。攻撃の後の隙、タイミング、離脱の速さ、代表候補生だろうとも普通はオルコットさんぐらいの強さが当たり前なのにこの子の強さは普通じゃない。技術もそうだがどの代表候補生とは違う点がある。
――――目が違う。鬼神の如く気迫が迫った瞳。油断も隙も無い。躊躇いが無い。見ているだけでぞっとする様な目だ。
幾らこちらが攻撃して切り離しても執念深く追っかけてくる。喰らってもなお気にした様子を見せない。だけど、一人で勝手に攻撃を繰り返しているように見えて、しっかりオルコットさんの様子も見ている観察力。
(鳳さん。あなたに一体何があったのですか?)
資料を読んだ限りだと彼女は一年前までは普通の少女だったと記入されていた。だが、実際目の前にいる本人と資料の書かれていることに差がありすぎるのだ。大体、一年訓練しただけでここまで強くなれるとは到底思えないのだ。
(あなたはどれだけの訓練を積んできたのですか?)
疑問が絶えない。どれだけの思いを抱えて訓練をしてきたのか、何故そこまでする理由があったのか、私には解らない。だけど……。
(私はこれでも教師なんです!)
自分は生徒を教える立場としてのプライドがあるのだ。こちらも負けるわけにはいかないと思い鈴に攻撃をする。タイミングを見計らい早々に戦闘を終わらせようとする。そして、上手く鈴とセシリアを誘導し二人を撃墜させる絶好のチャンスが巡って来る。
(―――っ!そこ!)
真耶は鈴とセシリアの間にグレネードを投擲する。グレネードが二人の間に到達する場所を目掛けて射撃をしようとするが後ろから強い衝撃が伝わってくる。
「きゃあ!」
後ろから何かに殴られたのを確認するためとっさに後ろを振り返るとそこには鈴の『龍砲』の一機が宙に浮かんでいた。前に向き直ると鈴が真耶が投擲したグレネードをキャッチした直後、自分にも『龍砲』の攻撃を放つ。
「えっ!?」
そんな無茶振りをするとは思わず真耶は驚愕な表情をする。鈴は苦痛な表情を見せながらも真耶に接近し、目の前に着いた瞬間、空いている手で真耶の腕をしっかり掴む。
「嘘、ですよね?」
「残念だったわね。あたし一人だったら負けていたけど、二人ならこういう戦い方もあるのよ」
刹那、鈴と真耶はグレネードによる爆発によって二人のシールドエネルギーはゼロになるのである。
「……………」
一方、セシリアは一人だけ空中に浮かんでいた。二人が地面に落下していくの見ていて思った。
(あなたはどうしてそんなに強いのですか?)
自分もイギリスを代表とする者だ。彼にはあの時負けてしまったが今度はそう簡単に負けるとは思っていない。また、彼女とはいいライバル関係だと思っていた。だが、改めて思い知らされた。彼女は自分よりも遥かに強いのだと。
こちらの動きに鈴はしっかり合せてきてくれたのだ。自分が標的にされそうになったらすかさず意識を逸らし、攻撃がしやすいタイミングを作ってくれるのだ。打ち合わせも何もしていないのにも関わらずだ。
(わたくしも……強くならなくては)
ライバルだと認めてもらいたいのか、祖国の為に強くならないといけないと思う愛国心なのか、今のセシリアにはどちらかと言われれば答えられないだろう。だが、今は強くなるためにもこの学園を過ごそうと思うセシリアであった。
え~鈴についてですが設定ではチートレベルではないことだけ言っておきます
鈴の訓練時代も書けたら書こうと思いますので……。
コメントじゃんじゃん送ってくれると嬉しいです!