前話ではネギ君だけ助けて他の石化者を放置しているとご指摘を受けました。
はい、完全に忘れてました。ごめんなさい。
サイレントヒルの映画見たのですが、個人的に面白かったです。原作はやってないんですけど。
クリーチャー? が凝ってて良かったですね。
ナースさんエロ過ぎわろた。
ネギ達の援軍に向かったラントは時間にして十分もしない内に戻ってきた。
だが慌てた様子の学園長に他の者の石化も解いて欲しいと頼まれたので、ラントは散歩に行く気分で再び京都に移動することに。
ただしタダではない。
ラントは悪戯な笑みを浮かべ、学園長に条件を告げた。それはラントのすることしたことについて、一々口を出さないこと。
学園長はラントが何か考えているというのは分かったが、一刻を争う状況でNOとは言えない。何せ関西呪術教会の総本山、しかもその西の長である近衛 詠春が敵の手によって石化されてしまったのだから。それに加えネギの担当するクラスメイトの何人かも被害に遭っているのだ、放って置ける問題ではない。学園長は渋々条件を飲みラントを向かわせ、これまた十数分で学園に戻ってきた。
結果、ネギ達3-Aの修学旅行はなんやかんやあったが全員無事に京都旅行を満喫することが出来た。ネギには刺激的で良い経験になり、明日菜や木乃香にとっても忘れられない経験となる。
修学旅行から帰ってきた次の日。休日であるにも拘らずネギと明日菜、木乃香と刹那の四人はエヴァンジェリン宅に向かっていた。ネギの目的は一つ、エヴァンジェリンに弟子入りすること。彼はこの学園に来てから自分自身の実力を知り、このままでは守りたい者が守れないと実感した。それにネギには父親のような魔法使いになりたいという夢もある。そこで白羽の矢が立ったのが、今月(四月)上旬に仕掛けてきた吸血鬼の真祖であるエヴァンジェリンというわけだ。
勿論、ネギはエヴァンジェリンの呪いが解かれたことを知っている。だがそれを聞いても不思議と怯えはしなかった。理屈ではなく感覚なのだろう。彼は少なからずエヴァンジェリンという少女のことを知っていて、生徒でもあり友達でもあると認識している。
互いにそうであるかと問われれば、恐らくNOだろうが。
ネギの中では昨日助けてくれた青年にも弟子入りしようと考えていたが、肝心の青年が見つからないため断念。学園長やタカミチに聞いても確りとした答えは聞けず、腫れ物を触るような印象を受けた。まぁ実際は腫れ物なんてレベルではなく、下手をすれば一瞬で麻帆良学園どころか日本が壊滅させられる可能性すらあるのだ、気安く声なぞ掛けられない。あまり関わるなと忠告されたが、はて。どうなることやら。
明日菜はネギのお守り(自称仕方なく)、木乃香は自身の魔力やら何やらについて聞きたいため、刹那は木乃香の護衛。中でも木乃香は修学旅行の一件で魔法に強い関心を持つようになり、運が良ければ自分もエヴァンジェリンに弟子入りしようと考えている。
それぞれ違った思いを持ちながらエヴァンジェリン宅に到着。到着すると白と黒のシンプルなメイド服を着こなした茶々丸が出迎え、家の中に通す。四人はリビングにある椅子に腰を下ろし、差し出された紅茶をちびちびと飲む。
「それで、何か御用でしょうか? 貴方方がここを訪れる理由となるとマスターか、或いは…」
「或いは?」
「…いえ、お気になさらず。マスターにご用件ですか?」
「その、エヴァンジェリンさんに頼み事があって」
「そう言えば、そのエヴァちゃんは? いつもなら偉そうな態度で出てくるけど」
「あの、明日菜さん。偉そうというよりエヴァンジェリンさんは私達より遥に長く生きているので、偉そうにする権利はあると思うんですけど…」
「年上言うても、あの可愛らしい姿やからね~」
「えっと、マスターは今」
「御主人ナラ、モウスグ戻ッテクルゾ」
明日菜と木乃香がひゃっと声を上げ、二階から茶々丸の頭の上にダイブしたチャチャゼロの姿を見やる。チャチャゼロは名前を言い、流れで自己紹介が始まった。数秒の自己紹介が終わると、ネギがチャチャゼロに対し質問する。
「もうすぐと言うことは、今はどこかに出掛けてるんですか?」
「マァナ」
「呪いが解かれて嬉しいんでしょ。でもエヴァちゃんが行きそうな場所かー。遊園地とか?」
「明日菜、流石にそれは無いと思うで」
「私から見れば、呪いが解かれても学園を去らないというのが不思議ですが…」
「そろそろ二時間経つので、戻ってくると思います」
「相変ワラズ長ェヨナー」
チャチャゼロは人形であるはずだが妙にリアルな溜め息を吐き、呆れながら茶々丸の頭に顎を乗せる。だが数秒後にはどこからか足音が聞こえてきた。すると一つの扉がガチャリと開き、地下に繋がっているであろう入り口から長く綺麗な金髪を湿らせながら戻って来る。
「ん? 何だ貴様等、揃いも揃って」
「マスター、なにやらネギ先生は頼み事があって来て下さったようです」
「そうか、帰れ」
「はい、それでですね…って、エヴァンジェリンさん!?」
「エヴァちゃん、せめて話だけでも聞いてあげなさいよーっ!!」
「分かった分かった。分かったからその無駄にデカイ声を控えろ、頭に響く」
「ケケケッ。御主人、ソノ様子ダトマタ気絶スルマデヤラレタミテェダナ」
「うっさい、しばくぞチャチャゼロ」
ふらふらとどこか覚束無い足取りで茶々丸が即座に用意した椅子に座り、エヴァンジェリンは手渡された飲み物で口の中を潤し一息ついた。
「んで? 坊やのその頼みってのは何だ」
「はい。…エヴァンジェリンさん、どうか僕を貴女の弟子にしてください!」
席を立ち頭を下げるネギに対しエヴァンジェリンは、
「断る」
一言で断ち切った。
「他を当たれ。聞いたと思うが、私は既に自由の身だ。いつでも姿を消せる」
呪いが解呪されていなければ違っていただろうが、今はもう違う。それでもネギは粘ったがどうしても首を縦に振ってもらえず頭を垂れた。見かねた明日菜がエヴァンジェリンに文句の一つでも言おうとした時、地下へのが開き一人の青年が戻ってきた。
「流石にぶっ通しはくるな…あれ、木乃香達じゃん。どした?」
「「「「あ、あの時の!?」」」」
四人は驚きの声を上げ、ラントの方を見る。
少し湿っている茶色い髪、どこか幼さを残しているような角の無い顔。そして薄紅色の目…間違えるはずも無く、ネギは暫く固まったままだった。
「そんで、何話してたの? 楽しそうなこと?」
「坊やが私の弟子になりたいと言ってきてな。断っているんだが中々引き下がらなくて困ってる」
昔なら気に入らないことがあればすぐに手を出してたのに成長したなー、とか思うラント。
「何、ネギ君はそんなにエヴァに弟子入りしたいの?」
「は、はいっ! でもエヴァンジェリンさんが無理と言うなら…」
貴方に頼もうかと、と答える前に、ラントは意外なことを口にした。
「まぁ弟子の一人や二人くらい良いんじゃない? 暫くはここに居る予定だし、暇潰しにいいだろ」
「面倒になるのは私なんだが?」
「手伝えることはやってやるよ。この際他の三人もどうだ? 特に木乃香、君には才能がありそうだし」
「ウチに才能…ですか?」
「修学旅行の一件で分かったと思うけど、君等はもう一般人という括りじゃあない。今回の主犯は木乃香の魔力を目的としていたように、もしかしたら今後命を狙われる危険性すらある。人に護ってもらうのにも限度があるんだ、最終的には自分で身を護らなくちゃいけない。それに才能があるなら、開花させておいて損は無いだろ」
ラントの言葉を聞き、明日菜・木乃香・刹那の三人は考えた。
木乃香としては願ったり叶ったりである。ラントという人物を深くは知らないが、自分達のことを思ってくれているのは確かなのだから、話に乗らない手はあまり考えられない。
「まっ、ここまで巻き込まれちゃ引くに引けないわよねー。ネギが無茶やらかしたら他の子が心配しちゃうし、私も付き合うわよ。あ、でもエヴァちゃんの弟子になるってわけじゃないからね? あくまでも保護者みたいな感じなんだから」
「何だ、いつもはギャーギャー喚くくせに今回は随分とあっさりしてるな。坊やの保護者と言いながら惚れたのか?」
「なっ、ちちち違うわよっ! 何で私がこんなガキんちょのことを好きにならないといけないの!?」
「ははは、照れるな照れるな」
「照れてないわーっ!」
何処からともなく明日菜はアーティファクトのハリセンを取り出しエヴァンジェリンを薙ぐが、エヴァンジェリンは顔を引くことによって避ける。それを見たラントはエヴァンジェリンの行動に疑問を抱くが、それを無視して木乃香と刹那の二人を見る。
「えっと、ウチもお願いします。魔法とかよう分からんくて知識も全然無いんですが、ウチにも人を救える力があるなら、その力を多くの人の為に役立てていきたいと思てます」
「私もお願いします。私には木乃香お嬢様をお守りする義務があり、自らに誓った決意でもあります。後悔など、したくありません」
「うん、そんくらいの意思があればいんじゃね。大体はエヴァがやるし」
「おい。お前も手伝うに決まってるだろ」
「ですよねー。じゃあ俺は女の子三人やるよ。エヴァはネギ君に集中出来るように一対一でね」
「………」
「何だよその顔。大丈夫だって、下手に扱わないから(多分)」
「………分かったよ。それじゃあ坊や、一つテストといこう」
「テスト、ですか?」
ネギは頭にクエスチョンマークを浮かべ、エヴァが出すテストを聞く。
「来週の土曜に弟子入りテストをしてやる。相手は茶々丸、一発でも攻撃を当てれば合格だ」
「やります! 是非!」
「私達はしなくていいの?」
「三人は別。これといってやることも無いよ。教わりたい時に来れば相手はするよ」
「ま、そういうことだ。さぁ分かったらとっとと帰れ、時間は有効に扱わないと後悔するぞ?」
こうして、ネギの弟子入りテストをすることが決定された。
三人の心には一抹の不安は残る物の、ネギに協力しようという意思は変わらない。
負けられない。その思いを胸に、ネギは鍛錬を始めた。
「エヴァ」
「ん?」
「茶々丸が一発でも入れられたらペロペロプレイな」
「ぶふぅ―――っ!!!」
エヴァンジェリンにも、負けられない理由が出来た。
テラフォーマーズの二次創作増えないかなぁ…。
モバマスは無課金勢。無料チケットでSRちひゃー出たのはビックリした。
まぁP相性はキュートなので育ててないんですけど。
まずにわかですしおすし。