佐久間さんかわいい。
忙しくなるので更新は月一…以上ですねぇ。
今年は受験年(19歳)
騎士甲冑を纏った少女、セイバーは別荘にいるメンバーに聖杯戦争とサーヴァントのことを話し、現在の世界についても聞いてきた。
分かったことは主に三つ。一つ、セイバーは別次元の存在であり色々と手違いでこの世界に召喚された。二つ、令呪といったサーヴァント(セイバーのような存在)を縛るための楔がない。そして最後、この世界に聖杯戦争は存在しない。
聖杯戦争がこの世界に存在しないことを知り、セイバーは思わずガックシポーズを取った。原因はラントにあるのだが、説明はしない。明らかに動揺しているセイバーの顔を見るのが楽しかったのでつい、とは本人談。
いくつかの話し合いが終わり、一先ずは木乃香の護衛とその他少年少女の修行に付き合うということで、セイバーはこの世界に留まることになった。
ラント達にとって幸いだったのは、セイバーが騎士道万歳の堅物だったというところか。木乃香を出しに罪悪感を押し付けたのだ。
『召喚したのは彼女だよ? 自分の魔力を使って一生懸命頑張った結果セイバーを出せたんだよ? 彼女がどれくらい頑張ったか分かる? 分からないよね? 血の滲むような修練を乗り越えて、やっとの思いで召喚魔法を使えるようになったんだよ? なのにそれを、自分の目的が無いからさようならって…非道じゃない? こんなまだ幼い子の努力を無駄にするの? それでも…なんだっけ、騎士王だっけ? 随分と器の小さい騎士王さんだね。木乃香も悲しいよな?』
『ウチ悲しいわー。すっごく悲しいわー。これまでの努力が王様に否定されたわー(棒)』
『ぐぬぬ…』
見たいな感じで。実際血が滲むまで修練なんてやってないし、召喚魔法だって結構適当だ。だがそんなことがあったなんて知らないセイバーは残って欲しいと懇願する木乃香の潤んだ瞳(水系魔法で細工)から目を離すことが出来ず、渋々この世界に残ることにした。セイバーからすれば、聖杯戦争が存在しない時点でやってられねえよコンチクショウという感じだが、存在出来るのは木乃香のお陰であるため木乃香の頼みであれば無碍には出来ない。
木乃香の護衛ということもありセイバーを預かるのは木乃香。自室では実体化、外出時は霊体化と区別を付け共同生活を開始。
そしてその次の日に、問題が発生。
「セイバーって四つ子だったのね」
「違います!」
セイバーが四人に増えていた。影分身とかそういうのではなく、実体が。
だがしかし、各々違うところも見える。
一人は青い騎士甲冑(青セイバー)、一人は黒い騎士甲冑(黒セイバー)、一人は白い騎士甲冑(白セイバー)、一人は赤い騎士甲冑(赤セイバー)。それぞれ色が違う。いや、だからどうしたという話なのだけど。
木乃香達は授業があるので四人をラントに任せ教室へと向かった。エヴァンジェリンはまだオネム。
木乃香から話を聞けば、目を覚ますと四人が実体化して部屋の中で寝ていたらしい。原因は不明。真剣な表情で考える素振りをしているが、内心「可愛い子が増えた、やった!」とテンションを上げており意気揚々とどう手を出すか等と考えていた。最低な野郎だ。
「まぁ放って置くわけにもいかないし、こっちが面倒見るよ。(主に茶々丸が)」
「いいのですか?」
「俺が蒔いた種でもあるし。君達もそれでいい?」
「問題ない」
と、黒セイバー。
「問題ありません」
と、白セイバー。
「うむ、余に不満はないぞ」
と、赤セイバー。
三人に不満はなく、すんなりと状況を受け入れた。
「三人とも、随分すんなりと答えましたね…」
「仕方なかろう、余もまだ頭の整理が出来ておらぬ」
「と言うよりも、
「…腹が減ったな」
黒セイバーが食べ物を所望してきたのでラントは何処からともなくサンドウィッチが入ったランチボックスを取り出し、蓋を開けて四人の前に差し出す。
コーヒー・紅茶・お茶もついでに用意する。
「おおっ! そなた、今どうやってこれを出した!?」
「魔力をなんやかんやして出したよ」
「頂いてもよろしいのですか?」
「どうぞどうぞ」
「気が利くな。遠慮なく頂くぞ」
「ちょ、何処からともなく出された物をそんな躊躇なく食べては…」
止めようとする青セイバーだが、三人は既に口に含んでおり手遅れ。だが彼女が心配するようなことは怒らなかった。
三人は美味しそうにサンドウィッチを口にし、それを横で見ている青セイバーは涎が垂れるのを我慢する。
まぁ口端から若干漏れてるが。
元々青セイバーは食に関してそこまで魅力を感じていなかった。しかしこの世界に来て木乃香の手料理を食べてから関心を持ち、主に食べることに貪欲になっていた。食物を摂取すれば魔力も僅かながら増えるため、一石二鳥である。
「……」ジー
「食べてもいいんだよ? 寧ろ食べてくれると嬉しいんだけど」
「ハッ。ま、まぁそこまで言うのであれば…」
出した物を疑っていた身としては手を出すことに少しばかり抵抗はあったが、そんな抵抗も食欲の前では無意味。おずおずと手を伸ばし、サンドウィッチを手に取り口に運ぶ。
「……んふふっ」
青セイバーの顔が綻んだ。
暫く時間を置き、五人はのんびりしながら話し合った。
それぞれの呼び名を決め、一人ひとりの話を聞き、これからどうするか。
青セイバーはアルトリア、黒セイバーがオルタ、白セイバーがリリィ、赤セイバーがネロと呼ぶことに決定。アルトリアは真名を明かすとどうたらこうたらとごねていたが、聖杯が関係ないことを再確認した上で相手の真名を知ることが出来る力を行使した。
一人ひとりの話だが、アルトリアとネロ以外の二人は過去のことを覚えていないらしい。そして同じような容姿ではあるが、アルトリアとネロの過去は違うものだった。原因などを考えたが、分からなかったので放置。原因が分かったからといってどうなるのだ? とはネロのお言葉。
これからどうするのか。アルトリアと違い原因不明で現れた彼女達に目的はない。であれば、与えればいい。
「幸せになればいいんじゃないかな」
そんな言葉を放ったのはラント。無責任な感じもするが、取り敢えずの目標が幸せになることとなった。
「おいラント、あの娘達は何だ。てか増えてるぞ」
「青いの以外エヴァの家で世話することになったから、よろしく!」
「お前は女には見境なく手を出すな」
「可愛い子とかだけだよ。エヴァも可愛いよ?」
「はいはい」
「あぁんもう冷たい! 数時間前まで裸同士すっごく甘えてたのに!」
「あっ、あの時はあの時だろ! というか大声でそういうこと言うんじゃない!」
「照れんなって可愛いなぁーもう!」
「あの、目の前でイチャイチャするのやめてもらっていいですか」
アルトリアの受難が始まった瞬間である。
うわぁお、なんか適当な感じになっちゃった。
自分の中では
青:原作通りの堅物?
黒:口数少なく食べるの好き
白:清純お姫
赤:エクストラ通り(作者未プレイ)
そろそろR-18に移動してもいいかなとか考えてます。まぁ性行為の描写を書けるかどうかが問題なんですが。勉強しておきます。
勉強といえば、前書きにも書いたとおり更新が遅くなります。もしかしたら一年間更新がないかもしれません。楽しみにしてくれている方、申し訳ありません。
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