※この作品はR-18です。

門番やってたら美少女とエロエロな関係になってしまった。   作:ココナポッカ

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美しいメイド長に思いを伝えようとしたらやり過ぎてしまった。

 里の外れに位置する紅魔館。そこに住む吸血鬼姉妹の妹の方のフランちゃんと出会い、体を重ねてからしばらく経った。あの日以降、僕が門番をしている時にちょくちょくフランちゃんが遊びに来たりしているのだが、その日はお約束と言わんばかりにいつも体を重ねていた。快楽を覚えてからはフランちゃんもそれを楽しみにしているようで、彼女の方から積極的に求めてくることも増えた。

 

 そして今日も、フランちゃんとあそび終わったあと、帰る前に情事を楽しんでいた。

 

 

「んああ、ひぃんっ、すごっ、すごいよ……腟内でお兄さんのおちんちん、どんどんおおきくなってるっ、んん、私、壊れちゃうっ!」

 

 

 フランちゃんにはテーブルに両手をついて自身の体重を支えてもらいつつこちらにお尻を向けてもらい、僕はフランちゃんに貪りつくように後ろから彼女の腰を掴んで叩きつけるように挿入を繰り返していた。ようは立ちバックである。ノーマルに正常位でもいいのだが、これまで数回セックスしてきたので、趣向を凝らしてこうやって体位を変えて情事を過ごしているのだ。

 

 

「フランちゃんの腟内、締め付けてきてすごく気持ちいいよ。それにしてもフランちゃんからシたいだなんて、フランちゃんは小さいのにエッチだね」

「ひああっ、そ、そんなことないもん。お兄さんだってこの前、無理矢理フランのこと襲ったくせに! んあっ、やあぁ」

 

 

 ああ……この間新しいプレイをしようと、フランちゃんの両手縛って、そのまま犯して楽しんだ事を言ってるのか。涙目になりながら気持ちよさそうに喘ぐフランちゃんの表情が堪らなかったのを鮮明に覚えている。だけど、フランちゃんはこの見た目で吸血鬼なんだし、抵抗したいなら両手を縛ったロープぐらい引きちぎることがぐらいできただろう。それでもひたすら気持ちよさそうにしていたということは、本人はあれでも楽しんでいたということに違いない。

 

 そう思っていると、フランちゃんの熱い腟内を何度も往復していた肉棒を膣壁がさらに強く締め付けてきたことに気がつく。僕もそろそろ限界がきそうだったが、どうやらそれはフランちゃんも同じようだ。

 力を振り絞って肉棒で腟内の奥深くまで突くとフランちゃんの体がガクガクと震えて、その振動でテーブルがギシギシと音を鳴らす。

 

 くっ……もう本当に限界の限界。快感を貪り尽くす勢いのまま、フランちゃんの腟内に思いっきり射精した。

 

 

 びゅっ、どぷぷっ、びゅくるっ、びゅるる、びゅっ、どぷどぷっ

 

「あ、ふあああああっ! ……あっ、んああ、熱い精液がたくさん、溶けちゃいそう……やあぁっ」

 

 

 腟内に大量の精液が注ぎ込まれると同時にフランちゃんの体がピンと海老反りになる。

 精液が溢れ出る快楽と、一滴残らず搾り取ろうとしてくる腟内の締め付けを無心に味わい続けた。やがてフランちゃんは快楽に骨抜きになったのか、テーブルに寄りかかったままヘナヘナと倒れ込んだ。

 やがて互いの快楽で溶かされた思考と、体に力が戻るとあたりに散らばった衣服を拾いあげて着ていく。

 

 

「うー、最近はお兄さんに一方的に攻められてる気がするわ。仮にも私は吸血鬼なのに人間相手に絶頂されちゃ威厳も何もないわ。悔しいけれど今ならあいつが『 誇り高きスカーレット家の者ならもっと吸血鬼らしく振舞え』って言われるのもわかるかも……」

 

 

 衣服を整えている途中でフランちゃんがそんなことを呟く。

 確かに最近は先に僕が我慢出来なくなってフランちゃんを襲ってそのまま行為に浸る……ことが多い気がする。

 人里を守る門番として、ずっとこの状態を続けるわけにはいかないということはわかっているのだ。でも何もしないままだと今度はフランちゃんの方から積極的に体を重ねてくるし、それ以上に僕が性欲を我慢出来ないのだ。

 

 

「それじゃあお兄さん。今日も楽しかったよ」

「うん、またね」

 

 

 行為の後始末を終えたフランちゃんが軽く僕の方にキスをしてくると、番小屋を出て行く。空に飛び去っていくフランちゃんに手を振って別れた後、僕もようやく門番の仕事を再開する。

 いつまでもこのような事が続けばいいと思う反面、やはりこうやって仕事に戻るとしっかりと門番としての役目を果たさなければならないという責任を感じてしまう。

 だけど、悲しいかな。自分で言うのもなんだがやはり次も我慢出来ずにフランちゃんと致してしまうかもしれない。しかし……まあ大丈夫だろう、こんな事を続けているのにも関わらず、人里を脅かそうとする妖怪は未だに訪れていないのだから。

 

■

 

 なんてことはならなかった。そう思ったのは、あれから二日経った日、昼頃に買い物をしている時にとある少女から呼び止められたのがきっかけだった。

 

 

「クマ?」

「はい。使いが言うには最近になって姿を現したらしく、おちおち外にも出れないそうです」

「それは物騒な……」

 

 

 少女の名前は阿求。幼さを伴う可愛らしい見た目とは裏腹に、彼女は幻想郷縁起という様々な妖怪の特性などを記した本の著者であり、この人里ではかなりの権力を持つ稗田家の当主でもある。

 彼女の話はこうだ。

 どうやら里の近辺にクマが出現したらしく、人里の不安と危険を取り払うために、そのクマを退治するか追い出してほしいとのこと。僕が任された理由としては、今晩の門番が僕の担当だからその時に退治してほしいとのことらしい。凶暴な妖怪ではないけど、熊も危険なことに変わりはない

 実は阿求ちゃんとはちょっと前からの知り合いで、どうも彼女は僕を頼りにしてくれているらしい。それも僕がクマ退治を任された理由だろう。

 まだ幼さの残る少女とはいえ、阿求ちゃんのような美少女に頼りにされるのは男として非常に喜ばしい。

 

 

「分かったよ。狩猟の経験もあるから任せといて」

「本当ですか!? ありがとうございます」

 

 幻想郷は自然に溢れており、もちろん野性の動物も多い。だがこの人里では、近くまでクマがやってくるなんてかなり珍しいことだった。

 何かが原因で近くまで来たのかもしれないし、もしくは運が悪かっただけかもしれない。だけど僕がフランちゃんと出会った日から、クマが出没したという……。僕が職務怠慢なせいで今回のようなことが起きた可能性も否定できない。その責任を果たすためにも今回の彼女のお願いを断る事もできないのだ。

 

 

「本当はあなたにこのような危険なことはさせたくないんです。実を言うと、すごく心配で私も不安に押しつぶされてしまいそうです。……ですから、無事に帰ってきてくださいね」

 

 

 僕に対する心配と、だからといって熊も見過ごせないというジレンマに苦痛の表情をする阿求ちゃん。

 

 

「それなら早速、銃の手入れをしてから熊が通りそうな道に罠を張りにいってくるよ。罠がある場所には近づかないように、里のみんなに注意してもらっていいかな?」

「分かりました。どうか、よろしくお願いします」

 

 

 

■

 

 

 ひとまず僕は家に戻ると、盛大なため息を一つ。

 

「はあー、やっぱり僕が門番の仕事をサボり気味だったのが原因なのかなあ」

 

 

 まさかこうも早く仕打ちが返ってくるとは思わなかった。そろそろフランちゃんとの関係も改めて直さないといけないのだろうか……いや、それでも何もしなかったら今度は向こうの方から襲ってくるもんな。

 その事はともかく、阿求ちゃんは僕を信用してこのような重大な依頼を渡してくれたんだ。ものすごく心配してるみたいだし、無事に且つ確実に今回の依頼を果たさないと。元はと言えば、このような事態を招いたのも僕のせいだし。

 と、そんなふうに意気込んでいると、玄関をコンコンと叩く音が聞こえてきた。

 

 

「あ、今開けますよ……て、確かあなたは」

 

 

 ドアを開けると、そこにはフランちゃんと初めて出会った日、彼女を迎えにきたメイドの服装をした女性が立っていた。彼女と会うのはその日以来だ。

 突然の出来事に僕はどう対応すればいいのかわからず、思わず身をたじろいでしまう。

 

 

「そう警戒なさらないでください。お久しぶりです。突然、お伺いして申し訳ありません。本日はフラン様があなた様にお世話になっていると聞き、このたびはそのお礼にと参りました。申し遅れましたが、私は紅魔館でメイド長を勤めている十六夜咲夜と言います。以後お見知りおきを」

 

 メイド長……確かに雰囲気や丁寧な言葉遣いから洗練されたメイドらしさを感じる。瀟洒とでも言うべきか。

 

「こちらこそよろしくお願いします。お礼のことですが、別に僕は特に大したことはしてませんよ?」

「いえいえ、お世話になっている以上、その大小に関係なくお礼はしませんと。そのことについてですが、今からお時間頂けないでしょうか? 今からあなた様をお礼の食事等も兼ねて紅魔館に案内したいのです」

 

 今から……今からか。紅魔館とやらに案内される+食事、ということは早くても帰ることが出来るのは夕方過ぎになる。それではだめだ。準備もまだ終わってないし、それでは熊を退治する時間に遅れることになる。阿求ちゃんの期待を背負ってるからには、そんな中途半端なことはできない。

 ここまで来てくれた咲夜さんには悪いが、断ろう。

 

 

「すいません。夜は空いてませんね。実は最近、クマがこの辺りに出没していまして僕が退治を任せれたんですよ。今日の夜にでも出発するつもりなんですよね」

「そうですか、残念です。それにしても普通の人間に熊退治は危険では?」

 

 普通の人間? はて、どういう意味だろうか。

 

「こう見えても狩猟の経験はあるので大丈夫ですよ」

「私はそういう意味で言ったのではありませんが……あ、それなら私にもあなたの熊退治をさせては頂けないでしょうか?」

「え!? 女性にそんな危ないことさせられませんよ」

「私は紅魔館のメイド長ですよ?」

 

 咲夜さんに危険なことはさせられない……もう一度そう言うつもりだったのだが、彼女のどこか妙に説得力のある言葉に僕はそう言えなくなってしまう。

 見る限り彼女は人間だ。体から妖気から感じられないことから分かる。しかし人間でありながら強力な吸血鬼の住まいにメイド長として働いている。それには、僕の知らない理由があるのかもしれない。

 もしかしたらこう見えてめちゃくちゃ強い人間だったりするのかもしれない。そう思い、自ずとたどり着いた結論は……

 

「本当にいいんですか? 先に言っておきますが、僕は咲夜さんを守る余裕はないかもしれませんよ?」

「ご心配する必要はございません。自分の身は自分で守れるので」

 

 どうやら自信もある方みたいだ。ちょっと不安になるが、たぶん大丈夫だろう。

 

「それじゃあ頼もうかなあ。出発は夜からになるので、その時にまたここに来てください」

「了解しました。念のため、治療薬を準備してきますので後ほどまたお会いしましょう」

 

 咲夜さんはそう言い終えると、突然僕の目の前から消した。確かこのような現象はフランちゃんを迎えに来た時もあった。どんな能力か知らないが、咲夜さんが自信満々だったのもこの能力があるからなのだろうか。

 ……これはもしかしたら、足を引っ張るのは僕の方かもしれない。そんなことを思いながら僕は準備に取り掛かった。

 

 念の為、罠も仕掛けておくとしよう。

 

 

■

 

 

 今は夜中。僕は咲夜さんと約束通り合流した後、阿求ちゃんから受け取った地図を頼りに熊がいそうな場所を探していた。

 

 

「えーと、目撃情報によると、熊はこのあたりの一定のルートを右往左往してるみたいです。それで一応、罠を張ってたんですが……」

 

 

 どの罠を確認しても熊は引っかかっていない。仕掛けてから時間もそこまで経ってないからなあ。

 やはり自信たっぷりの咲夜さんに任せるしかないのか。そう思っていると、彼女は近くの地面を見つめて言った。

 

 

「見てください、足跡がございますわ。それもかなり大きいですし、熊のものかもしれません」

「追ってみよう。早くしないと里に入ってしまうかもしれません」

 

 

 僕はそう言って、大きめの足跡を早足で追いかけていく。

 ここで熊を仕留めなければ、いつ里の人達に被害が出るか分からない。そんなことあってはならない。そう思うと、さらに速く歩みを進めてしまい、咲夜さんからいきなり手を掴まれることでそれに気づいて僕は足を止めた。

 

 

「あの、咲夜さん……?」

「相手は熊です。私は熊相手くらいどうもありませんが、恩人であるあなた様に何かあってはなりませんわ」

「そのために手をつないだと」

「はい。あと先を前を進み過ぎていらしたので。紅魔館で働く得体の知れないメイドが相手ではお嫌でしょうか?」

「そんなことはないけど……」

「可愛らしいですわね。照れていらっしゃるんですね」

 

 今の僕はきっと顔を真っ赤にしている。フランちゃんとあのような関係を結んでいるとは言っても、咲夜さんのような美人な女性にこうグイグイ押されているのには慣れていない。フランちゃんも十分に魅力的な女の子だが、咲夜さんのような大人ぽさがある女性に対する抵抗はまだなかった。

 その場でじっとしているのも恥ずかしいので、僕はまた速足で熊の足跡を追いかけていく。その間も咲夜さんとぎゅっと手をつないだままで、ほどかれる気配はない。

 しかし見つからないなあ……この足跡、いつまで続いてるんだろう。

 

「そういえばこのような時になんですが、お一つお尋ねしたいことがあるのですがよろしいでしょうか」

「何でしょうか?」

「はい、それでは……なぜあなたは、妹様と仲良くしてくださっているのでしょう?」

 

 ん? 質問の意味がよくわからないな。

 

 

「すいません。別にあなたと妹様の仲に文句がある訳では無いのです。

 ですが、妹様は妖怪で、しかもその中でも上位に立つ吸血鬼で、あなたは少し戦える程度の人間です。どうして、妹様とあそこまで仲良く……?」

「ああ、そういうことですね」

 

 僕は人間で、フランちゃんは妖怪。本来の人間と妖怪は、互いに仲良くできるような存在ではない。

 人間にとって、妖怪は恐怖の対象でよほど友好的な相手でもない限り人間が妖怪に関わろうとすることはまずない。例外はあるかもしれないが、基本的に妖怪という存在はそれだけ人間からすれば恐ろしいのだ。

 逆に妖怪にとって、人間はただの雑魚か餌の同然の存在。そうじゃない妖怪がいるとすれば、その妖怪は人間と友好的な関係を築きたいのか、もしくは人間に対して友愛に近い感情を抱いていたりするのだろう。……そっちも奇特な存在ではあるが。

 

 僕とフランちゃんのような仲の良い二人はあまりいないだろう。しかも、セックスまでしているんだからなおさらである。

 フランちゃんと仲良くしすぎたせいで、そのような人間と妖怪の関係をすっかり忘れてしまっていた。

 

「最初は怖かったですよ。殺されないようにどうするかって頭の中でいっぱいでしたし、フランちゃんに警戒していました。でも適当に遊んでるうちに普通の女の子のように思えて、そこから仲良くなっていけた感じですかね。なんだかんだでフランちゃんと出会えてよかったですよ」

「そうなんですか。妹様もあなたに出会えてとても幸せなことでしょう。……ちょっと羨ましい、私の近くにもあなたのような人間がいたなら……」

「え?」

「何でもございません。先を急ぎましょう」

 

 咲夜さんは誤魔化したふうだけど、僕にはしっかり先ほどの言葉は聞き取れていた。

 ……言い方がちょっと寂しそうだったし、咲夜さんの過去に何かあったのだろうか?

 そのことについて考えていると、ようやく森の奥から巨大な物体が動くのが見えた。

 

 間違いない、熊だ。

 

 僕は背中に背負った銃を、咲夜さんはどこからかいくつものナイフを取り出す…………て、ナイフっ!? 咲夜さんその武器でどうやって熊を仕留めるつもりなんだ!? まさかの近距離か!!

 ええい、ツッコミを入れてる場合じゃない! ともかく熊相手にナイフで立ち向かうのは、危険すぎて任せられない。

 

 

「咲夜さんは下がっててください。ここは僕が」

「いいえ。もう終わりますわ」

「え?」

 

 事は僕と咲夜さんが分かれた時と同じく一瞬だった。僕がひょんな声と熊が絶命の声を上げるのはほぼ同時で、熊の体のあちこちに咲夜さんが持っていたのと同じナイフがいくつも突き刺さっていた。

 熊に近づいて見ると、確かに息絶えている。

 

「す、すごい……」

「これくらい造作もありませんわ。あら……この熊、凍傷してますね。なるほど、ここまで来た理由が分かりましたわ」

「え、それだけで分かったんですか?」

「はい。恐らくこの凍傷は氷精という種類の妖精によるもの。大方、イタズラ好きの妖精が熊を襲い怒り狂った熊がここまで来たのでしょう。それではそろそろ帰りましょう。家まであなたに同行させていただきます」

 

 呆気なかったがこれにて熊退治完了である。てか僕の出番がなかった。とほほ……。

 

 

■

 

 

 熊退治を終えて、帰る途中一つ気になったことがある。それはもちろん、咲夜さんが熊を一瞬で仕留める芸当をできる能力を持っていたことだった。

 

 

「時間を操る程度の能力。それが私の能力ですよ。その名通り、時間を止めたり対象物の時間を速めたりする能力でございます。先程は時間を止めて熊を仕留めました」

 

 

 僕の考えていることを察知したのか、咲夜さんの方から答えてくれた。

 

 

「なるほど。なら咲夜さんが急に消えたりするのも時間を操っていたからですね」

 

 

 このような能力があるのなら、熊退治に自信満々だったのにも納得がいる。

 

 

「いいえ、便利なものだとはいえ申し訳ありません。真夜中にこのような化け物と二人きりだと恐ろしいですよね。今更ですが、普通の人間であるあなたの目の前では控えるべきだったかもしれません」

「ま、待ってください。咲夜さんは化物なんかじゃありません。なぜいきなり自分を化物だなんて……」

 

 

 確かに最初は驚いたが、彼女がいなかったらこうも速く熊を仕留める事は出来なかった。おかげで僕も傷一つ無く家に帰ることができる。

 それに咲夜さんもこうして接してみれば、普通の人間じゃないか。ちょっと特別な力を持っていること以外、僕と何も変わらない。それなのに自分のことを平然と目の色一つ変えずに化け物扱いするなんて……。

 

 

「お優しいのですね。お世辞でも嬉しいです。でもいいのです。私の能力を知った人間はみな私のことを恨み、軽蔑してきました。小さい頃からずっとそうだったので、もう慣れてますよ。ですからあなたも包み隠さずに本心を……」

 

 

 僕は我慢出来ずに咲夜さんの両肩を掴んで近くの大木に軽く背中を押し付けさせる。怒りというわけではないが、このままでは納得いなかったからだ。それでも彼女は表情を変えることなく、どこか自嘲気味だった。

 

 

「なんで人の気持ちを勝手に決めつけるんですか! 僕はこれからも咲夜さんと仲良くしたいと思ってますよ」

 

 

 押しが聞いたのか、咲夜さんはようやく顔色を少しだけ変えて唇を震わせた。

 

 

「だ、だって周りの人間は私を化物と。……まさか本当にあなたは私のことを化物とは」

「思ってません、断じて」

 

 

 僕はこれからも咲夜さんと仲良くしたい。これは紛れもない僕の本心だ。そのためにも、僕に対する彼女の気持ちを改めてもらわないと。なにか方法は……方法はあるにはあるのだが、この方法は強引すぎるというか。ああもう、そんなことは気にしてられない。

 

 

「咲夜さん、失礼します。もし嫌なら一瞬で僕を殺してくれて構いません」

「え、一体何を……んむっ!?」

 

 

 不意に咲夜さんを抱きしめてそのまま勢いで唇を重ねる。勢いのままと言っても本当に激しくしたら彼女も驚くので唇を単純に押し付けるキスをする。

 

 くちゅっ、ちゅるっ……ちゅむっ

 

 勢いよくキスをせいで内心僕も焦っているが、それでも咲夜さんの柔らかくふわふわとした唇の感触が伝わってきた。咲夜さんは呆然としながらも僕は彼女とのキスを堪能していると、ようやっと咲夜さんは我に返り、僕の両肩を軽く押しながら唇を離した。

 

 

「ま、待ってください、一体なぜあなたはここまでして私のことを」

「言ったじゃないですか、もっと咲夜さんと仲良くしたいって。咲夜さんのことをもっと知りたいんです」

「……さ、さようでございますか。で。ですがこんな無愛想な女ですよ、それでもよろしいのですか」

「もちろん。咲夜さんとなら喜んで」

 

 

 咲夜さんにとって、さっきのキスは思ったよりも効果てきめんのようだった。その証拠に口調こそ丁寧さと若干の冷静さを保っているが、視線を合わせようとしないし何より頬が朱に染まっている。

 これで僕の思いは伝わったと思うが、これで引き返すのもなんか惜しい。僕は彼女にこの気持ちをもっと伝えたいと自分に言い聞かせて、咲夜さんの滑らかな頬を撫でながらもう一度キスをする。

 気持ちの整理がついたのか今度は咲夜さんの方からも唇を積極的に押し付けてきた。さらに彼女は僕と同じように頬を優しく撫でてきて、ただ唇を押し付けあってるだけのキスは互いに慰めるように頬をなで合うことで、まるで恋人になったかのような気分に陥る。

 

 

「んん……とてもおいしゅうございましたわ、あなたの唇。あの、はしたないのは承知の上ですが、今度は私の方からあなたにキスしてもよろしいでしょうか?」

 

 

 僕は何も言わずに頷くと、すぐに咲夜さんは唇を重ねてきた。そして間髪入れずに彼女は僕の口内に舌を侵入させてきて、すぐさま僕の舌と絡め合わせてくる。それほどに飢えているのか、はたまた癖になっているのかどちらにしても僕はただひたすら受身のまま深いキスを堪能していく。

 

 びちゃっ、ちゅぱぱっ、と水音が響く激しいキスをしたせいで体がぴったりと重なり、僕の胸板に咲夜さんのメイド服越しからでも分かる豊満な胸の感触が伝わってくる。それが気になってしまい、どうしても衝動を抑えられずに胸に触れて軽く揉むと咲夜さんが小さくくぐもった喘ぎ声をあげた。

 突然のことに咲夜さんは驚いてしまいながらも、互いにキスをやめずに僕は続けて胸を揉み続けていく。布越しから伝わる至高の柔らかい感触に我慢できるはずもなく次第に揉み方は激しくなり、それに耐えられなくなったのか、咲夜さんは情熱的に舌を絡め合うキスをやめて一旦顔を離した。

 

 

「咲夜さん……僕ちょっと我慢できそうにないかも」

「はあ、ふうっ……ええ、構いませんわ。殿方に素肌を見せるのは恥ずかしいですが、私めの体でよろしければ存分にご堪能ください」

 

 

 咲夜さんはキスと胸を揉まれた影響でさっきから甘ったるい息を漏らしながらも、メイド服の胸元を開けてブラをずらして形の良い美乳だけを照らした。

 唯一の光源の月明かりに照らされた咲夜さんの綺麗な素肌。夜の暗い森の中ということもあり、咲夜さんはフランちゃんのように幼い見た目というわけでもないのにまた違った背徳感が僕の興奮を促してくる。しかもメイド服を着たまま胸だけをさらけ出しているのだから興奮するのはなおさらだった。

 僕は欲望のままに左の乳房に手で食らいつき、右の乳房を口で含む。

 

 

「はあっ、ああっ……ご主人様、息が荒くてくすぐったい! お上手ですわ、ご主人様。もっと私に甘えてください」

 

 

 左手で弾力のある柔らかな乳房の感触を揉みしだいて堪能しながら、右胸の乳首を舌で転がしたり吸い寄せたりして、艶かしい息を零す咲夜さんの反応を楽しむ。それといつの間にか僕に対する呼び名がご主人様になっているがなおのこと興奮するだけなので、あえて気にしない。

 そして既にキスをした時から大きくなっていた僕の愚息は、獲物を与えろとばかりにさらに膨れ上がっていた。このような状態になってしまうと、咲夜さんの美乳を堪能するだけでは満足できず、僕は左手を胸から離して咲夜さんのスカートをめくりあげて、露になった太ももにズボン越しのまま股間をこすりつけていく。ズボン越しとは言っても、咲夜さんの太ももは布越しに実感できるほど柔らかく、僕の股間は熱い熱を帯びていく。

 

 

「ううんっ、はあ……ご主人様のとても硬くなってますわね。よければ咲夜にもご奉仕させてください」

「い、いいんですか?」

「私をこのような気持ちにさせてくださったのは人間の中でご主人様が初めてでございます。ですから、そのお礼に私の愛撫を堪能してください」

 

 

 そう言って、咲夜さんは僕のズボンとパンツを脱がせるとあっという間に膨張された一物をさらけ出させる。

 

 

「それでは、失礼致しますわ」

 

 

 ご丁寧に挨拶しながら亀頭を口に含んでいく咲夜さん。入り際に温かくぷるんとした唇が亀頭をかすめてそれだけでも僕は背筋は震わせる。もちろんそれだけでは終わらず、咲夜さんは肉棒に舌を這わせていく。

 

 

「んむっ……ちゅる、れろれろっ、れるるっ」

 

 

 咲夜さんは肉棒の一部一部を丁寧に舐めながら、舌にまとわりついた唾液でぐちょぐちょに濡らしていく。僕の目の前には自分の肉棒を咥えながら口元を上下させる度に露出した胸が揺れる淫靡な光景が広がっている。

 さらに咲夜さんは手を使い肉棒を使いながら快感を与えてくる。その間にも舌の愛撫は止むことなく、咲夜さんの口内から肉棒をねぶる音が響いてきて、静かな夜の森の空間ということもあってその音はより一層響いた。

 さて……僕はそろそろ限界を迎えようとしているわけだが、一つやってみたいことがある。

 僕はそれを実行しようと、咲夜さんの後頭部に両手で触れる。

 

 

「ごしゅじんさま……? 一体なにを―――んぐっ、んむむっ、んんっ!」

 

 

 そしてそのまま彼女の頭を押すようにして勢いよく肉棒に向かって口元を上下させる。ただ一方的に愛撫を受けるだけでは到底得ることのない快楽を得ることができた。同意の上のはずなのに、なぜか彼女を無理矢理犯しているような快楽に僕は陥っていく。

 咲夜さんがめちゃくちゃになりそうな勢いで肉棒を思いのままに出し入れしていく。咲夜さんはそれに動揺して必死に耐えながらも積極的に舌と唇で愛撫し続けてくる。そしてさっき言ったように僕の限界はすぐそこまで近づいていた。

 

 

「くっ、もう出るっ!」

「ふぁい、さくやのおくちの中に出してくだふぁいっ!」

 

 どびゅびゅっ! びゅくびゅくっ、びゅるる、ビクンッ

 

「んんっーっ! んくっ、ごく……んむんんっ、んくんくっ、ぷは。ふう……どうでしたかご主人様?」

 

 

 

 肉棒を激しく口内で上下させたまま僕は欲望の塊を注ぎ込むと、咲夜さんはそれはごくごくと飲み干していく。そして後からやってくる少量の精液をも全て飲み干すと、咲夜さんは口を開き、僕はそれに答えた。

 

 

「気持ちよかったよ、咲夜さん」

「それはよかった……て、本当ですか? あれだけたくさんの精液を出したのにまた固くなっていらっしゃいますが」

「あはは……本当だね」

 

 

 咲夜さんのフェラはすごく気持ちよかったはずなのに、僕の愚息は更なる快楽を求めるように瞬時に復活していた。これでも収まらないとなるともう方法は最後までするしかないわけだが……。

 チラリ、と咲夜さんを見やると、色っぽく口元に小さい笑みを作った。

 

 

「私でよろしければ。ご主人様の相手を最後まで致しましょう」

 

 

 どうやら察してくれたようだ。それなら話は速いとばかりに早速、僕は彼女のスカートを捲り下着を脱がせていく。咲夜さんの秘部は濡れそぼっており、指で軽く触れると咲夜さんは口元を震わせて嬌声をあげた。

 ……そういえばここは外だ。咲夜さんと同意の上とはいえ、彼女を地面に寝かせてそのまま行為に至るのはちょっと気が引けてしまう。そうなると手段は……。

 

 

「咲夜さん、僕に両腕を回してください。僕が咲夜さんをだっこするんで落ちないようにしっかりと掴んでくださいよ」

「あらまあ……ご主人様は激しいプレイがお好みなのですね」

 

 

 咲夜さんは茶化すようにそう言いながらも僕の言うとおりに両腕を前から背中へとからめてくる。僕はそれを確認した後、彼女の両太ももを持ち上げてだっこして、落ちないように咲夜さんの背中を近くの大木に重ねて固定する。

 そして彼女の既に愛液で濡れ濡れの膣口に肉棒を少しずつ挿入していく。

 

 

「んふあっ、ご主人様の熱いのが、入って……あっ」

 

 

 少しだけ挿入するとそれだけ膣壁が反応押し迫ってきて、咲夜さんも喘ぎ声を上げながら必死に落ちないように僕に抱きついてくる。僕も咲夜さんを落としてしまわないように、しっかりと細足ながらも柔らかくむちむちとした太ももを鷲掴みにする。

 愛液でねっとりと熱くなった腟内へと肉棒を推し進めていき、奥まで届いたことを確認してから挿入を開始する。ぎゅうぎゅうと膣壁が肉棒を締め付けてきて快楽を与えてくる。これは少しでも気を抜いたら射精してしまいそうだ。それ程までに彼女の腟は濃厚な快楽を秘めていた。

 

 

「んあ、凄っ、凄いですわ、ご主人様っ!」

 

 

 もちろんすぐに射精してしまいそうだからと言って腰の動きを止められるはずもない。僕はその濃厚な快楽を求めて、何度も荒ぶるように腰をぶつけていく。ぱんっぱんっ、と肌同士がぶつかる乾いた音がなり、そのたびに膣内で秘肉が絡みつき、官能的な刺激が肉棒を襲ってくる。

 

 

「あっあっ……! ご、ご主人様……この咲夜をもっと愛してくださいっ! ご主人様のたくましいおちんちんでもっと、あぁっ」

 

 

 肉棒で散々膣奥を突かれた咲夜さんは喘ぎ声と欲望を口にしながら、僕の耳元で蕩けた息を漏らす。くすぐったいせいで思わず咲夜さんを落としそうになるが、また激しく肉棒を出し入れして腰がぶつかる勢いを利用して後ろの大木に彼女の背中を密着させる。

 やがて腟内締め付けが強くなり愛液がさらに分泌されて性器の接合部からぽたぽたと地面に零れていく。どうやら咲夜さんは限界を迎えつつあるようで、かくいう僕ももう既に熱いものが腰あたりまでこみ上げていた。

 

 

「このまま出すよ、咲夜さん!」

「はいっ、ご主人様の熱い精液出して、たくさんください! 」

 

 

 びゅくっ、どぴゅっ、びゅくくっ、どぷぷぷっ、どくんっ、どびゅびゅ

 

 

「んああ、はああっ、あ、ああああっ……すごい、熱いのがどんどん流れてっ、ご主人様の愛と熱い精液を頂けて、私とても幸せ……です」

 

 

 快楽に骨抜きにされた咲夜さんは体をぐったりとさせ、こちらの肩に手を回したまま前のめりに倒れ込む。今更だが、僕の思いを伝えようとやり過ぎてしまった感が……しかし僕も満足したし彼女も幸せだと言ってくれたのでよしとしよう。

 

 

■

 

 

 熊を退治して、二人で森の中で致してしまった後、僕達は番小屋で休憩をとっていた。

 流れのまま致したとはいえ、咲夜さんにとって案外ハードルが高かったのか、普段はクールなのに未だに頬を朱に染めていた。……おそらく、咲夜さんは男性とのこういう経験が少ないのだと思う。美人なのにもったいない。

 そのせいか、なんとなく咲夜さんに距離を置かれているような気がした。

 

 

「あの、咲夜さん……大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃありませんわ。まさか私とあろうものが出会って少しも経ってない殿方に体を許してしまうなんて……」

 

 

 言葉の割には、そこまで後悔してなさそうには見える。

 

 

「でも咲夜さんもノリノリだったじゃないですか」

「そ、それはそうですが……。はあ……どうしてでしょうね。私はお嬢様の傍にいられてそれだけでもすごく光栄で幸せなことなのに、時々人肌が恋しいというか……寂しくなることがあるんです」

「その時はまた僕のところに来てください。僕はいつでも咲夜さんを歓迎しますから。あ、良かったらその時はフランちゃんも一緒に」

「そうですね。……ふふ、その時は私と妹様と二人まとめて食べるつもりですか? 温厚そうに見えてその実、欲張りなお方なのですね」

 

 

 咲夜さんが不敵に笑ってそう言う。

 まさかのまさかだが……もしや咲夜さんに、僕とフランちゃんの関係がバレている? 僕は背筋に冷や汗を流しながらも恐る恐るその事を聞いてみた。

 

 

「あの……もしかしてバレてましたか?」

「なんとなくですが。どうやら、あなたは言葉巧みに女性を手篭めにするのがお上手だそうで」

「……ははは」

 

 

 咲夜さんは怒っていないようだが、彼女の言う言葉に僕は苦笑いしかできなかった。さて、どう返答しようか……と悩んでいたところで、咲夜さんの方からいきなり僕を床に押し倒してきた。彼女の頬は紅く染まっており魅惑的に見える。たぶん、恥ずかしくて顔をまっかにしているわけではないだろう。これは、きっと……。

 

 

「さ、咲夜さん?」

「先程はほとんどあなたにやられっぱなしでしたが、それで終わっては紅魔館のメイドとしてどうかと思いまして……次はこちらから攻めさせていただきます」

 

 

 ああ……うん。どうやら咲夜さんとの夜はまだ続くようだ。

 こうして僕は二人目の新しい女性と関係を持ってしまった。

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