主人公の名前は次の話で明らかに
「……あれ、ここに置いといた奴どこにいったかな」
ここで物を散らかしながら何かを探している男性は堕天使の元総督、アザゼルである。
彼はあるものを探していた……
そう、あるものである。
「コントローラーなんてここら辺に置いてなかったしどっかにいったんだろうけど…………まぁいいか、まともに動かない試作品だったしな。
効果こそ試してみたかったんだが……無いもんはしゃーないか、忘れるとしよう。
どうせ誰かが勝手に処分したんだろうしな、俺も作ってから存在忘れてたし大丈夫大丈夫」
コントローラー、そうコントローラーである。
ゲーム機に付属している様なあのコントローラーである。
それをアザゼルは探す事を止めた。
「……アザゼル、何してる?」
アザゼルは不意に声を掛けられる、彼はその声の主を知っている。
「……オーフィスじゃねぇか、何でこんなところにいる?」
オーフィス、伝説の無限龍の彼女である。
彼女は彼のいる部屋に何故か立っていた。
無論、勝手に部屋に入っているがアザゼルはとりあえずスルーした。
「イッセーに連れて来てもらった。
そしたら知らない間に一人になっていた」
「迷子かよ…………一応聞いてみるか……なぁ、ここにあったコントローラー知らねぇか?」
「それなら………我がさっき触った時に袋ごとまとめて何処かへ飛んでいった。
何故だか力を少し吸われた様な感じがする」
「なん……だと……」
彼がお遊び半分で作ったものだったが今のオーフィスの言葉によりとてつもなく焦った。
彼女の力は正しく無限大、正確にはかなり減っているがそれでも絶大なパワーを秘めている彼女の力を浴びてコントローラーが無事だったという事に戦慄した。
今頃どんなパワーアップをしているのだろうかと……
ちなみにこのコントローラーは袋詰めにされており、丁寧にその使い方すらをも載せてある説明書が同封されていた。
そしてそのコントローラーの力とは━━━
━━━俗に言う、チートコマンドを自分で設定する事が出来てしまい、その効果はゲームでは無く、現実の世界の対象を自分や他のもの全般に設定出来るご都合主義のアイテムだった。
簡単に言えば催眠アイテムに近いものだが、傷すらをもこのアイテムは完治させる事が出来てしまう。
しかしだ、オーフィスの力を浴びてしまった以上、設計段階以上の事を出来るのは最早目に見えている。
果たして何が起こるのか……
しかしこれは相性があった持ち主にしか使いこなせず、アザゼルはこれを使えないものと判断して部屋のどこかに仕舞っていたのである。
ならばそのコントローラーは何処に行ったのか?
答えは簡単━━━
「…………この、コントローラーは?」
この物語の主人公である1人の人間の少年の手に渡ってしまった。
これにより原作は改変される、起こるはずの無い物語へと変貌するだろう。
彼は原作主人公兵藤一誠と同じ駒王学園に通い、同じ学年である。
しかし彼は一般人、兵藤一誠は悪魔でドラゴンである。
今までなら彼はいくら頑張ろうとも彼には勝てないだろう。
しかし、このコントローラーを手にした瞬間彼は全てにおいて彼を圧倒してしまった。
力、財産、寿命……その他色々なものがこの時点で彼が勝ってしまった。
なぜならそこにあるのは文字通りの世界を改変する超チート級のアイテムなのだから。
何でも出来てしまう。
相性さえあってしまえば、どんなものでも……
そんなものをアザゼルは気まぐれにも作り出してしまった。
それをオーフィスが触ってしまった……
これにより、まず文字通りあらゆる事が可能となり
そして彼は…………このコントローラーに抜群の相性であった。
これにより、全てが彼を中心に回ってしまうことになるだろう。
しかし、しょうがないのだ。
このコントローラーはそういうものなのだから…………
どうでしたでしょうか?
アンケートを取るつもりなので取る時は後書きにて発表致します
プロローグですが読んでいただいてありがとうございました!
2016/01/22訂正