「という訳でお前達にはストリップしてもらう、もちろん踊りだけじゃ無く本番ありだよ」
「突然呼ばれて何事かと思ったけど……本当に何事よ」
俺の目の前にはリアス、グレイフィア、ヴェネラナが立っていた。まぁ部屋に入ってきた瞬間にそんな事言われても理解出来るやつは少ないだろうな。
「いやな、俺は思ったんだよ……今のこの世の中でよくよく考えたら足りないものがある訳だ」
「その足りないものって?」
実に不思議そうな顔をしてヴェネラナは尋ねてくる。呼んだのは俺だけどこいつが直に来るとは思わなかったぞ。
「ストリップショーだよ、もっと言えばその時のまな板プレイもさせたいから本番ありのストリップショーだな」
「それで……なぜ私達が呼ばれたんですか」
実に不機嫌そうな顔をしてグレイフィアが尋ねてくる。こいつ前の事も相まってかなり不機嫌だな。子供には会わしてやってるのに一体何が不満なんだよ。
「単純に家族でやるストリップショーって人気出そうだなぁって理由なだけ。というかお前達だけがヤル訳じゃ無いぞ? ちゃんと他の女達もセットだ」
「それで? 誰が参加……もといヤラされるのかしら?」
リアスがとても失礼な事を言う。ヤラされるってまるで俺が無理やりヤラせてるみたいじゃないか。言う事を聞かなかったら男子校の便女としてただ一人配置させられる羽目になる事もある事もあるかもしれないって伝えただけなのに!
「えぇっと……黒歌と小猫、シトリー姉妹、九重と八坂……くらいだな」
「それって……全員血縁関係がある者かしら?」
「そうそう、ちなみに本番ヤル時は1人ずつか別々かで選べるぞ。んで俺がヤッてもらいたいのはそれぞれで収入を競ってもらいたいんだわ。収入はお前らの自由にしていいよ、代わりに競ってる間はそれ以外の金を使う事を禁止させてもらうがな」
そう言うとグレイフィアがかなり悩んだ表情をしていた。そういえばこいつグレモリー家のメイド長だったな。こないだの壁尻からここんとこ結構予定をガン無視してたけどよくよく考えたら仕事溜まってそうだな……俺には関係無いけどな?
「んじゃあさっさと終わらせてこい」
それだけ言うと俺は3人にそれぞれそのストリップショーをしている舞台の地図を渡す。別に表通りに設置しててもいいんだがこういう店って裏道に入って見付けた方がなんかそれっぽい感じがするんだよな。
とりあえずこいつらが最後だから店の様子でも見てくるか。
「にゃー、ストリップなら独壇場よ」
「姉様、私たちは二人しかいないんですから頑張らないといけませんよ?」
「そんなのあんたんとこの
「……お前らだけ?」
とりあえず一足先にストリップショーの場所に魔法陣を展開して飛んだ俺、しかしそこには黒歌と小猫しかいなかった。おかしいな……セラフォルーはともかくとして時間にキッチリしている元会長が来ないなんて事無いはずなんだけどな……
「にゃー、シトリー姉妹はなんか姉の方を連れてくるのに妹が苦労しているらしいにゃ。京都の狐親子は今新幹線乗ってるって連絡きたにゃ。お土産で止まった駅の駅弁を人数分買ってくるそうにゃ」
後でセラフォルーはお仕置きは確定だが駅弁買ってくるなら八坂親子は許してやろう。駅弁とか滅多に食う機会無いから素直に嬉しいな。
「で? 何時間かかるとか聞いたか?」
「三時間くらいかかるって聞いたにゃー、それが一時間前だから多分後二時間くらいにゃー」
二時間か……まぁオープンさせるの明日からだから今日いくら遅れても別に理由さえまともならいいんだけどさ。とりあえず黒歌達だけ先に案内しておくか。
「とりあえずお前らからダンスする部屋に案内しとくぞ」
「にゃ? 全員一緒の場所で踊るんじゃないの?」
「最初はそのつもりだったんだけどよ、そうなると九人くらい同じ舞台で踊る事になるし時間をずらせば下手すれば収入が偏る可能性もあるだろうしな。セットにされてる奴ら別で踊ってもらう事にしているって訳だ」
朝昼夜で休憩を適度に挟み込んどきゃまぁまぁ公平性は出るだろうな。入室だけで千円、手だけで抜いてもらうのは+五百円本番は+千円にするつもりだ。
「セットって事は私と白音は同じ部屋で、他のメンバーは別室かにゃあ?」
「そういう事、もっと言えば一階を受付にして二階に踊る部屋作らせてんだ。真ん中にエレベーター作って部屋同士の間、エレベーターと部屋間の間の距離を全く同じにしてある」
そこまで説明していると黒歌が実につまらなさそうにしてる。なんだお前男子トイレで犬のチンチンのポーズさせんぞ? 発情雌猫が俺にそんな視線を向けるんじゃないよほんと。
「なんだよその目、歩行者天国に全裸で行かせるぞ?」
「体力が持たないから流石に遠慮するにゃー……そうじゃなくて売り上げを公平にする為って言うのは分かるけれどにゃんで一々エレベーター設置するのか理解出来ないにゃ。一階を受付だけにしても何か味気無いと思うにゃ〜」
「なるほど、それは確かに聞きたい事に入るかもしれないな……けどそれはさっき説明したぞ?」
「に゙ゃっ!?」
まったく……本来なら二回も説明する事じゃ無いんだけどこいつの事だから本気で忘れてたか聞いて無かったんだろうなぁ……
しょうがないからもう一回説明しようとしてたところで小猫が説明を始める。
「姉様、一階には受付以外にもグッズや飲食物の販売を行うんですよ。私達がそれの売り子をする訳では無いですがその飲食物やグッズを買わせる為に一階に配置するそうです。
グッズは私達のもので飲食物も普通のものを売る予定みたいです。媚薬や精力剤なども売る予定みたいですが」
「そうなのかニャー」
「今思い付いたがお前用の特別な媚薬を用意してもいいかもしれないな。そしてそれを他の男達に渡してみよう」
「いやぁ、流石金男だにゃ惚れ直しそうにゃ」
こいつ……ほんと調子いいな。まぁ別にそいつら専用……という訳じゃ無いが強力な媚薬くらいは販売してもいいかもしれないな。五百円くらいで売ったら採算は取れそうだ。
「けれどダンス部屋作ったら三階にプレイ部屋を設置しないといけなくなりますよ? それはそれで移動が面倒じゃないですか?」
「そういや説明して無かったな、丁度いいから今説明してしまうか。
まずそれぞれのダンス部屋にエレベーターが四つ設置されている。手で抜く、もしくは攻められたいといった奴ら用に二つ、攻めたい、命令したいって奴らに二つって感じで部屋分けされている。どっち使っても構わないぞ、一応予備って事になってるからな」
「にゃー、本番ありって言ってたけどその本番はどうするのよ。オークション形式にでもするつもりかにゃー?」
「珍しくお前にしては正解したな。そりゃもちろんオークション形式だぞ。因みに一階の売店もそうだがこの建物の中での支払いはすべてその客の銀行口座からの直接の引き落としにするつもりでここでは現金要らずだ。そして一ヶ月の支払いが三十万超えたやつには定休日である週末に好きな踊り子を選んで好きな様にしてもらっても構わないという制度もある」
その話をしていて気付いたのだが一日平均一万円使えばいいっていうのは流石に安過ぎた気もしないでも無いがそれ以上にしたら買えない奴もいるかもしれないしまぁいいだろう。因みに売り子の場合は六十万使用してないといけないがな。
「にゃー……分かったにゃー。けど全く商品が並んでないところを見ると今日開ける訳じゃにゃいの?」
「八坂親子が来てないんだし開けようが無いだろうが。エレベーターは簡単に出来たから問題無いし商品は明日から陳列させるし全く問題ねぇよ。部屋の準備も完璧に出来ているし何も問題は無いな。後は八坂達が来ればいいんだよ、来れば」
「……あの、オークション形式にするなら+五百円だとか+千円とかって払う必要無いんじゃ無いですか?」
……やっべ、そういえばそうだったすっかり忘れてたよ。あー、うーん……あ、そうだ。
「へ、部屋に移動したら個人で踊ってもらうっていう事だよ。それがオークション形式。そう、そういう事なんだ」
何だか詐欺みたいな事している気がするがまぁいいだろう。千円なら成人男性ならギリギリ小遣いから出せる程度のはずだ。あ、そうだ金持ちが来ない様にもしておかないとな。客から文句が出そうだ。月百万稼ぐくらいじゃないとダメだけど……アレソレ金持ちじゃね? ……ならいいか、もう。
「まぁそういう事だ。もうそれで納得してくれ」
「わ、分かりました」
さて、後は八坂親子達が来るのを待ってから翌日オープンという形になるな。告知とかはもうインターネットで大体的に済ませてあるし問題無いが……そうだなぁ、折角だし毎月のノルマを設定しよう。
「そうだ、毎月一定額取れなかった奴は罰ゲームを受けてもらう事にするよ」
「罰ゲーム? 何する気にゃ?」
「そうだなぁ……例の部屋に行ってもらって千リットルの母乳を出させる事にしよう。母乳出ない奴は俺の力で出る様にさせるし」
「白音、千リットルってどれくらいにゃ?」
「大体1tです。」
「そんなに出る訳無いにゃ! 私のおっぱい萎んでペッタンコになるにゃ!!」
例の部屋は何をどれだけ出しても減らない様に出来てるんだから母乳なんてたくさん出せるっていうのにほんとこいつ興味無い事はすぐ忘れるな。
因みにあの部屋に吐き気がする時に入ると大惨事になるぞ。
「あの部屋は何をどれだけ出しても減らない様に出来てるんですから何も問題はありませんよ姉様。
そんな事よりここまでの施設をあなたひとりで作ったとは言い難いのですが誰かに作らせたのですか?」
「設計は前に言っていた変態女科学者にさせてある。魔力運用は全くしないから本当に設計だけだな。建設施工はグレモリーに頼んだ。費用は俺が出した」
俺がそう言うと黒歌が実に不思議そうな顔をした。そう言えばこいつにはその科学者の事だけしか伝えてなかったっけな。あの後結局収まるところに収まったんだが……丁度いいし今説明するか。
「にゃー? 前に聞いた時はだいぶ偏屈な性格しているって言ってたけどタダで引き受けてくれたのかにゃー?」
「いや、ちょっとだけ手を出してルフェイに任せたら喜んで俺の椅子になるくらいには従順になったぞ。実に嬉しそうに椅子になってくれた」
「ごしゅ……ル、ルフェイ……を連れていったのかにゃ?」
前にルフェイに黒歌の調教をさせた辺りから黒歌のルフェイに対する反応がこんなんばっかりになってしまっている。ルフェイの名前が出るだけでどもったり『ご主人様』って言い掛ける。何したのこいつにほんと。
とまぁ、ドMかつドSでもあるルフェイの力を借りて変態女科学者をちょびっと調教したら喜んで俺に従属してくれた。因みに俺がやつに与える見返りはあいつの顔を踏んだりあいつを椅子にする事だ。
「まぁそういう事だ。とりあえず見返りはちゃんと与えているから問題無いぞ小猫。とりあえずもうちょい待ってから他の女たちの部屋も案内するか……」
「そう言えば売り子は誰がするんですか?」
「そうだなぁ……天使3人組にするか。2人くらいは従順だし清純にも見えるし丁度いいだろうな。ギャップ的な意味で」
別にあいつら暇だろうし引っ張り出してきてもなんも問題無いしな。そうと決まればさっさと連絡取って来させる様にしよう。無理そうだったら別の女に頼むさ。
「……あ、八坂親子もうすぐ着くらしいにゃ」
「え、メール来た?」
「通知が来たにゃ」
SNSですか……まぁ連絡来たんならいいわ。さっさとここ開けて4Kビデオで痴態を生放送して……うん、完璧っちゃ完璧な作戦だな。多分。
「全員説明理解し終えたかー?」
「理解したのじゃ!」
とりあえず八坂親子が付いてからまともな説明を始めた。ちゃんと全員説明を理解してくれて助かった。とりあえず八坂親子には暫く俺の家で住み込みをしてもらう事になるだろう。京都の方はまぁ多分問題無いし大丈夫だろ。
「せやかて、ウチらは踊り言うても舞くらいしか出来まへんで? ポールダンスなんて踊った事どころか見た事すらも無いですわ。長い事生きてるいうても妖怪もそうやけど人間の生活に混じってる訳では無いからの……」
「あぁそこら辺も大丈夫。ちょこっと俺の能力使えばなんとかなるなる」
とまぁこんな感じで今日は一旦解散となった。さて……明日のオープンが楽しみだ。