果てさて、めくるめく橙色は情熱かはたまた秋の紅葉か。世間の色がオレンジに染まろうとも学園祭の熱気は橙よりも濃い朱色と成す。
暁の空の色の様に興奮冷めやらぬ学園祭はついに半分を超え、我向かうは堕ちた学園規律の執行集団、生徒会またの名を性徒会。
そしてその生徒会が織り成すは淫靡で可憐で目のやり場が有り過ぎて逆に困るメイド喫茶。しかして下に付けるべき衣類は身に付けず、足を付けるその床はミニスカの中を照らし、写し出す光源の鏡。
男を篭絡せしめんとするその手管は既に主の男によって牝に堕とされたもので培われたものである。性に堕とすは性を持って行うべし。
「とまぁ堅苦しいのはここまでにしといてさっさと向かうとしよう」
何かこういう口上みたいな言い方っていうのはカッコイイし一度はやってみたいんだけど飽きるんだよね、ほんと。
簡単に言うと透明になってまた見に行きますよ〜今回は生徒会だよ〜と言うだけの話だ。
んじゃま、さっさと行きましょうか。え? 客としていかないのかって? 面倒臭いわ。それにここで頼むより外の出店のお好み焼き食ってる方が何倍もいい。
「んで、目の前まで来た訳だが……」
すごい列だった。透明化してるから全く関係無いんだが生徒会室の入口から生徒会室がある新校舎の入り口まで伸びていた。
そんだけ人気なのか? まぁもう学園祭が始まって半分ほど時間が経っているからな。口コミや何かもあって地域住民以外も来て客足が伸びるのだろう。
「さて、肝心の中は……お、うまい事出来てるな」
生徒会室は普通の教室を少し伸ばしたくらいの長さしか無い。よって他の空き教室や家庭科室を使って調理をしているらしい。
家庭科室を使ってるクラスは他にもある為ほとんど使えないが……ま、電子レンジで作れるものを大量に用意しておけばそこまで問題無いだろう。
なにより━━━
「客の男達の視線がメニュー表じゃなくて下に思いっきり向いてるもんな……うん、こりゃあ大成功だな」
テーブル、椅子、そして使う食器までもが全てガラスで構成されていた。ここまで透明な喫茶も無いだろう。これ別にノーパンじゃなくても良かった気がする。
「さて入るか」
壁抜けをして中に入る。鏡は壊れない&汚れない仕様にしているので例え靴が泥だらけになっていたとしても絶対に汚れない&弾く仕様だ。
そして……まぁここには生徒会の殆どがいた。
いないメンツと言えば……草下と巡の二人か? 殆どが紅茶くらいしか頼んでないしそんなに調理する事も無いんだろう。だってメニュー表見ても殆どがスーパーで買ってきて電子レンジで温めたらいいだけのものばっかりだしな。
にしても……喫茶なのに緑茶が置いてあるってどうなのよ? 麦茶ならまだ分からなくも無いけど。
「……で、メインであるノーパンだが……うん、綺麗な程に反射して見えているな」
秘裂も、陰毛も……くっきりはっきり見えていた。しかもミニスカなので別に鏡越しじゃなくても良く見える。
と、此処でメニュー表に不思議なものを見た。『メイドに飲ませるコーナー』と書かれているところである。そこには生徒会女子メンバー全員の名前が書かれていた。
どういうものだろうか? 紅茶をメイドに飲ませるというのはよく分からないが……
「すいませーん! 俺らにメイドに飲ませるコーナーいいですかー?」
お、どうやら頼んでいる男子生徒がいるらしい。丁度いいから見学してやろう。
という訳で今オーダーを出した男子生徒の元へと向かう。そこでは元会長が片膝を付いてわざわざ秘裂を晒しながら座って口を開けていた。
「はぁはぁ……!」
そして会長の前で自慰をしている男子生徒。なるほど、これは要するにそういう事なのだろう。
メイドに飲ませるコーナーと言っても、飲ませるのは紅茶では無く、客である男子生徒の精液。そうやって飲む事で自身の性欲を満たし、なおかつ金を得ようという作戦なのだろう。
しかも男子生徒には金を払うというデメリットしか存在しないからやるしかあるめェよ。
ただし注意書きに書いてあるのだが、流石に本番は出来ない様だ。まぁノーパンだから垂れちゃうしな。
「うっ……!」
「……んぐっ、んぐっ……」
口の中に出され、出し終わった後に丁寧にフェラによる掃除を行いながら男子生徒の精液を残さず飲み干していく元会長。
「ぷはっ……どうでしたか……?」
「あー……後三、四回いい?」
「はい、分かりました……ではもうしばらく、お楽しみくださいねご主人様」
……どうやら一度の注文で複数回抜いてもらう事も可能な様だ。当然、値段は一緒である。つまり、ダブルフェラやトリプルフェラの場合だと値段は上がるが、行為を何度行っても金は掛からないという事だ。
「じゅぷ………じゅぶるるる……!」
ふむ……どうやらオカ研とは違って行為はこれだけの様だ。本番が出来ないというのは大きな機会損失である。
あ、そうだ。もしこれ売上が少ない方は何か罰ゲームを考えてもいいかもしれないな。
今決めた事だけどなんかあってもいいかもな。
「すいませーん、こっちもメイドに飲ませるコーナーお願いしますー」
「あ、はーい」
返事をしたのはゼノヴィアだった。まぁ一応生徒会って事だからここにいるけどさ……こいつだけ滅茶苦茶ハードスケジュールこなしてる様な気がしてるな。
「では……失礼します、はむっ……」
「ふぅ……」
「……んぶっ……!?」
ゼノヴィアが男子生徒の肉棒を咥えると、何故か動かずにそのままゆっくり構える。しかし、反対にゼノヴィアはまるで意外な事をされたかと言わんばかりに驚き、焦っていた。
だが、それでも離さずにいた。そこで気付いたのだがゼノヴィアの喉がゴクゴク動いていた。
動いてないのに何かを飲んでいる……それだけで俺は大体理解した。このコーナーという奴はわざわざ『精液』じゃなくてもいいみたいだ。
要するに相手をただの便器として扱う事も可能という訳だ。なるほど、だから『メイドに飲ませるコーナー』という名前なのか。
「ふー、スッキリしたー…………あ、そうそう……やっぱりお前の口で抜かせてもらうわ」
そう言って男子生徒は動き始める。やはり我慢が効かなかった様だ。まぁ、女の口の中味わったらそんな簡単には済まないよな。そればかりはしょうがない、男の性だからな。
「んぶ、んぶぉ……!」
喉奥をピストン運動により何度も突かれて体を震わせているゼノヴィア。やっぱりあいつドMだよ、僕分かるもん。
「うっ……!」
そして男子生徒はゼノヴィアの喉にそのせいの滾りをぶつけていく。そしてゼノヴィアも達しているのかガクガクと体を震わせていた。
ふと、周りが騒がしくなっていたので見渡すと、阿鼻叫喚酒池肉林の地獄絵図が開催されていた。
簡単に言えば飲ませ放題のせいで男達の魂が燃え盛っているのかこの場にいる全ての男子生徒の為に生徒会女子メンバー全員が駆り出されていた。
とりあえず店が機能していない。これは大失態である。オカ研の方は基本的にそういう事が出来る部屋を用意しているからこそ誰も困る事無くちゃんと行為を行う事が可能になっていた。
しかし生徒会には部屋数的にそれが出来なかった為に……混乱が巻き起こってしまった。こうなってしまってはもう全く意味を為さないだろう。
とりあえず念の為に看板の紙を裏返す事によって店を変える事にしよう。
実は裏に『無料で変態メイドとセックスをしよう!』って書いてるんだよね。こっそり仕込んでおいたのがまさか使えるとは思わなかったぞ。
「んぶ、んぁ、んぶおぉ!」
「ま、待って……本番は、本番はなしですから!!」
「んなこたぁ知ったこっちゃねぇんだよ!! 口だけで抜かれてそれで満足しろっていう方がおかしな話だろうがよぉ! オカ研の方はちゃんとヤラしてくれるってのにテメェらはケチくせぇことこの上ねぇぜ! 丁度いいから今からお前らを躾てやらぁ!!」
そう言って生徒会は無慈悲にも犯され始める。遅かれ早かれこうなっていたのに……ま、ノーパンで煽っておきながら本番はお預けとか客が切れてもしょうがないな。
俺だってんな事されたらブチギレるに決まってんだよ。
大方『オカ研が胸を露出させるメイド喫茶をやる』→『対抗するならノーパン!けれどノーパンだと本番ができないから禁止で!』ってみたいな発想に落ち着いたんだろうな。男を煽るほうが悪い。さて、こんな混沌とした場所からは離れておこう。
そして後日。
「売り上げ集計ターイム!」
「……」
黙ったままの反応とか俺ちょっと悲しくて泣きそうだな。まぁそれはそれとして。
「まぁ結果は分かりきっていると思うが……勝利したのはオカ研チームだ。まぁ当たり前だよな、生徒会の方は途中で無料乱行パーティになったんだから金なんて稼げる訳無いしな。
逆にオカ研チームの方は本番をする事によって上手い事解消してたって訳だ……そこら辺の差が生徒会チームの敗北を招いたんだよな。
とりあえず負けた方には罰ゲームを与えたいと思います。
両方に参加しているゼノヴィアは生徒会とオカ研の自身の売上を比べてもし負けている生徒会での売上がオカ研より多かったら罰ゲームはしなくてもいい。
だがもしオカ研での売上が多かったら生徒会での罰ゲームを受けてもらおう」
「……えっと、ば、罰ゲームって……一体何をさせるつもりですか……?」
「あー……そうだな、新旧生徒会女子メンバー総出でオカ研の稼ぎの5倍を稼いでもらおう。勿論体だけでな。それに1回100円だ」
存外罰ゲームを提案しても反対しないな。まぁ、正直な話今回ばかりは俺も予想外だった。何がってそりゃあ、生徒会が大失敗している事だ。簡単な事も分からないってんだからな。
こうなるという結果だけはどうあっても誰かに読まれる事は無かっただろうな。
「うっ……ですよね……」
「それで? ゼノヴィアは一体オカ研の売上と生徒会の売上……自分の売上はどっちが多かったんだ?」
「……オカ研側」
はいお前も罰ゲーム決定だな。ゼノヴィアにも100円こっきりで体を使って働いてもらおう。
まぁしょうがないよね、現会長であるお前が現女子会員を止める事が出来なかったのが全ての原因なんだから……しょうがないよね!
「んじゃあ……来週からある場所に集まってもらうぞ」
「あ、ある場所……? それってどこなんだ……?」
「さぁ……?後でお前らにメールするからそれまで待っておくんだな。」
さぁさぁ面白い事になって参りました。そうだ、どうせ体を使わせるなら……奉仕という形を持ってこいつらに仕事をしてもらうとしよう……くくく、楽しみだ。
「こ、ここは……旧校舎の空き教室じゃないか……しかしなんでこんなに改装されてるんだ……そ、それにこの服は……?」
目の前でゼノヴィアが顔を少し赤くしてとある衣装を持ってプルプル震えていた。場所はゼノヴィアが言った通り旧校舎の空き教室。
そして、そのとある服とは……メイド服である。しかしタダのメイド服ではない。まず、そのスカートは恐ろしく短く、普通に立っているだけでも何も隠せてないレベルで短いのだ。最早履いてないのと同意義である。その上、胸の部分は完全に露出している。
ここまで言えばわかるかと思うが、オカ研メイド喫茶の特徴と生徒会メイド喫茶の特徴を併せ持って生まれた『何も隠せていないメイド服』である。
「こ、これを着て奉仕を、しろと……? い、いや着る事は全然構わないが……こ、こんなの着るくらいならもう全裸でやっていた方が……」
「何言ってんだ、そういう服にこそフェチズムがあるんだろうが!」
本当にこの服にフェチズムがあるのかと聞かれても俺は無言を通すぞ。何せ、俺もよく分かってないからな。
ま、一番初めに来たのはゼノヴィアだし残りのメンツのサイズに合わせたメイド服もあるからちゃんと着てもらわないとな。
「さ、俺は用事があるから……服を渡すのと一応ここは便宜上メイド喫茶だからメニュー表の確認。開店時間と閉店時間に調味料や食器にその他の道具と具材……モロモロ確認しとけよ。だから開店時間よりも早くお前を呼んだんだからな。
他の奴らもじきに来るから説明宜しくな」
そう言って俺は空き教室から出ていく。用事と言ってもこの空き教室に付けてある隠しカメラから送られてくる映像を見ないといけないからな。
凄く凄く大変な用事だ。ちゃんとこなさないといけないもんな。それじゃあ………頑張ってくれたまえ! 生徒会の諸君!!
尚、体を払うのは100円であり、ほかの食べ物は所謂適性価格にしていたものの……やはり同じ事が起きてしまった事で、しばらくの期間はずっと犯され続けるだけの生徒会なのであった。
生徒会の犯され喫茶、終わります。