イリナは寝ていた。快楽に蕩けていた自身の心と体を休ませるために。その体は既に堕ちているも同然なのだが、心はギリギリのところで耐えていた。
天使である彼女は自分が堕天する時くらいの感覚は分かるそうで……点滅してる時とかいつも主軸がブレブレになるような感覚になっていたらしい。
で、そういう時は大体テンパっていたり心臓がドキドキしていたらしい。
ということはつまり、何か後一押しすればイリナは堕ちるかもしれないという事だ。
んで、俺は今その一押しできる素材をあの男に提供している。
「ほ、本当にその通りに言えばいいんですか?」
「おう、一応小型の通信機渡しておくからこれ耳につけとけ。適宜必要な時にこちらから一方的に話しかける形になるが……ま、俺の言う通りにしておけばイリナは堕ちるさ。」
お前の謎道具でかなり瀬戸際にまで追い込んでいるからな。俺の提供した素材を使えば簡単に堕ちるだろうよ。天使という種族の堕とし方は快楽を与え続けるという事ではなく、押さえつける理性を外させることにあるわけだ。
「……イリナちゃーん、おはよ〜……起きてますかー……?」
男は俺との話を終えてイリナの部屋に静かに入る。そして小さな声でイリナが起きているかの確認を取る。
まぁ簡単に言えばあれだな、寝起きドッキリの時に静かに部屋に入る感じだ。
「起きないと昨日からずっと放置してるローターとバイブを動かしますよー……?」
起こす気も無いくせによく言うぜ。男は確認をとってからゆっくり、そして静かに片手を特注バイブのトリガー部分に手を伸ばす。そして余ったもう片方の手でローターのコントローラーに手を伸ばしている。
そして、さらに少しの時間が経ってから男はニヤつきはじめて、一気にローターを最大にしてバイブも起動させる。
「……ん、んん……んん……!?」
最初は微睡みの中にいたが、次第に覚醒してきたのか段々と驚くような表情になりつつあった。
「あな、た……一体何をぉ……!」
「ん?今日の調教だよ……まぁ、朝はこれだけして残りは……本番をやるつもりだけどね。
イリナちゃんのちゃんとした処女を貰いたいしねぇ。とりあえず10回ほどイってみようか!その後でまた何回かイってみよう!」
こうしてイリナの朝から始まる絶頂タイムが幕を開けたのであった。
「さてそろそろ……本番と行こうか!」
「……好きに、しなさいよ。どうせ貴方がどれだけしても私は屈することはないわ。
助けはいつか来る。イッセーくん達が私を見つけて、助かれば私も……貴方を……あなたの後ろにいる人物を断罪できる。」
「……ふふ、そのイッセーくんって確か……悪魔だったよね?」
「っ!?どうしてそれを……!」
そりゃあ教えたのが俺だからさ。俺のオカルトパワーを見せながらそういうのを説明したら何か納得してたな。
まぁ順応性が高いのは嫌いじゃないしむしろ好感が持てる。
「本当に助けなんて来るのかな?天使なんて犯すのが面倒臭い種族をイッセーくんとやらは助けてくれるのかな?特定の部屋でしか種付けができない不便な天使なんていると思うのかな?」
調子に乗って言葉で攻め立てていく男。イリナは首を横に振って弱く抵抗しているが……若干そう自分も思ってたんだろうな、泣いてるし。
「何だったら……今抵抗してもいいんだよ?その拘束具は別に特殊なものでもないから人間じゃない君なら簡単に外れるよね?天使って光を使って攻撃するんでしょ?だったら……その拘束具は壊せるよね?」
「っ!あ、当たり前じゃない……いいわよ……なら簡単にこの拘束具を……え……?」
イリナは驚愕の表情に染まる。そりゃそうだ、天使になって今からこの男をぶちのめしてやる!っていう時にその天使の力そのものが出なくなっていたら驚くにも程があるだろう。
「な、何で……」
「何でか知らないけどさぁ……どうにも転生天使?って言うんだっけ?それってその天界って言うところで制御されてるらしくてね、天使が天使らしからぬ行為をしている場合に人間に戻したりすることが可能なんだって。
で、それの弊害として無意識的に力を使わなくなるらしいよ。」
まぁもちろんこれは嘘である。嘘というか……実際にそういうシステムなのかどうかは知らないってだけだがな。
堕天というシステム自体はあるが、そもそも堕天しなくてもそれが正義だと盲信していれば羽は黒くならないって前に聞いたからな。
ま、恨み妬み嫉みがあれば簡単に堕天するみたいだが。
「そ、そんなの……聞かされてない……う、嘘よ……」
「まぁ大昔に堕天して天使をむやみやたらに減らさないようにできたシステムだけど、神様が死んじゃってそのシステムが解除出来なくなったらしいんだよね。
だから使わないってことだったみたいだけど……今回、そのシステムを使われたみたいだねぇ。」
「ミカエル様が……私を……見限られた……?で、でも私にはまだイッセーくん達が……」
「天使じゃない君を……悪魔達が助けるとは思えないなぁ……」
「そん、な……」
おーおー、心がボロボロだな。一押しの中の一押しが決まればいい感じだろう。ここも俺と同じようにさせてやるべきか。
そう思った俺は男に指示を飛ばす。鞭打ちの後は飴玉をやればどんな奴でも懐いてくれるって言うのを示してくれよ?
「けどね…僕ならイリナちゃんを愛してあげられるんだよ……天使なんて関係ない、素のイリナちゃんが僕は好きなんだから。」
「そんな事……嘘よ……貴方は……私をこんな風にした張本人じゃない……」
まだこいつを否定できる程の精神力がイリナにはあったようだ。しかしそんなことは全くもって関係ない。
お前のことを知り尽くしている俺だ……お前がどういう風にすれば堕ちるのかなんて……すぐに分かる。
「それは僕が君を愛しているからだよ………それを分かってもらうためには、君を滅茶苦茶に感じさせてあげればいいんだろうねぇ……」
「ひっ!?」
男は自身のイキり勃った肉棒をイリナの顔の近くまで持っていく。散々イリナのエロい声を聞いても行為をできなかった影響なのか今すぐにでも出すのではないか、というくらい脈打っている。
「そ、そんなもの入れないでよぉ……」
「大丈夫……エッチなイリナちゃんなら簡単に入ることな間違いないからね!心配しなくてもこんなに濡れてるんだし平気平気!」
「やだ、やだぁ……イッセーくん、イッセーくん助けてぇ……!」
普通の物語なんだったらこの場面で主人公が助けに来て男が殴られる、そしてカメラに向かって兵藤が俺に挑戦を挑む、みたいな展開なんだろうけど……生憎、これはそんな主人公がいる世界じゃねぇ。
現実は非常也……そんな都合よく、お前にとっての都合のいい主人公はやって来ない。
「ひぎぃ……!?」
そしてイリナに男の肉棒が入れられる。そして我慢出来ずに男は動き出す。イリナは激しく動いている男のをきっちりちゃんと感じていた。イリナ本人はどうやら認めたくないようだが。
「んひっ!?んやぁ!んやああ!!」
「気持ちいい?!気持ちいいんだね!?僕も凄く気持ちいいよ!いつまでも入れていていつまでもこうして愛し合いたいよ!!」
男は叫びながらイリナの中を犯していく。イリナはそれに対して突かれる度に声を出すくらいしかしなくなってしまった。
諦めた、のではなく快楽が強すぎるのに声を出したくないというのがぶつかりあってるせいで中途半端に声が出てしまっているようだ。
「なんれ、こんなぁ……あらま、まっひろお……」
「はぁはぁ……!今日この日のために何発分も我慢したんだから……!確実に孕ませるくらい出してあげるからねぇ!」
「いやぁ!!んぎぃ!!」
どれだけ断ろうとも男は止まらない。何発も何発も中に出されるのは既に確定している。恨むとしたらさっさと天使の力を使おうと試さなかった自分を恨む事だな。ま、気づけないようにしたのは俺だから無理なんだけどね!
「ほら見なよイリナちゃん。君の顔……こんなにいやらしい顔してるんだよ?」
そう言いながら男は手鏡をイリナに見せつける。イリナはそれを反射的に見てしまい、恐らく後悔している事だろう。
なにせ、その鏡に映っていたのは自分自身のアへ顔だからな。前の意識を失っているあいつからしてみれば元が付くとはいえ、自分がこんな性行為で蕩けた様な顔をしていれば嫌になるだろう……教会の裏切りみたいなものになってしまう訳だからな。
「こんなぁ……うそよぉ………」
「嘘じゃないよ、本当のことなんだから。分かった?イリナちゃんは今とっても気持ちいいって思ってるんだから正直にならないと!」
「私は……無理矢理されて……気持ちよくなってて……ミカエル様にも見捨てられてて……イッセーくん達も助けに来なくて……」
イリナはブツブツと言葉を呟いていく。もうこれはしばらくしたら堕ちるだろうな。
そう思った俺はイリナを堕とさせるように男に最後の指令を飛ばす。これでこの男も満足出来るだろうな。後は飽きるまでイリナを使わせる迄だよ。
「出すよ出すよ出すよ……!」
「んおぉ!」
更に激しくなるピストン運動。イリナは遂に心が完全に折れた様で、声を我慢しないようになっていた。
「中に……!」
「んあぁ……中に、熱いのがぁ……」
男は溜まりに溜まった精液をイリナの中へと吐き出す。イリナは精液の熱さを感じながら絶頂に達していた。
しかし、今の今まで我慢していた男がそう簡単に満足できるはずもない。
「んひっ!?な、何れ動くのぉ!?」
「満足出来るまでに決まってるじゃないか!!君を孕ませて僕のものだって証明しないといけない!!」
「いや、いやぁぁぁぁあ!!」
「はぁはぁ……もっろ、もっろくらはいぃ……」
数日間の調教の成果か、既にイリナは堕ちていた。朝7時から無理矢理起こされて、媚薬をたんまり塗った特注バイブを使いまくって12時まで放置。
昼ご飯には媚薬を入れてある飯を食ってからの本番、俺が渡した精力剤をこれでもかというくらい飲んであるので、そのまま19時までぶっ続けで本番をしている。
19時以降はイクにイケない様にローターの出力を弱にされたまま朝まで放置。
これのサイクルをずっとされていたのでイリナは完璧に堕ちていたのである。
「ふふ……イリナちゃんもすっかり素直になったねぇ……どうだい?これから散歩に行かないかい?当然……首輪とリードをつけて歩くことになるけどね。」
「行きましゅ!行かせてくださいぃ……」
恍惚とした顔でイリナは答える。既に、羞恥心など欠片も残っておらず、それと同様にイリナの中には助けを期待する気持ちは残っていなかった。
「いやぁ……イリナちゃんは本当に素直で可愛いねぇ……ご褒美にもう1人飼ってあげようかな?」
「ご主人様……私に飽きられたんですか……?」
「違う違う、僕がいない時に一人じゃ寂しいだろうし……イリナちゃんのお友達を何人かイリナちゃんのペットにしてあげようってことだよ。僕はイリナちゃん以外に興味はないから……イリナちゃんの好きな様に出来るんだよ。」
ほう、そう来たか。まぁ別に俺としては面白い絵面さえ撮れれば問題ないからな。何人要求するかにもよるがな。
「いいんですか!?ありがとうございます!!」
にしてもこいつはホント奴隷根性というか……下につく者の気持ちを体現してるんじゃないかという気持ちさえあるよ。
とりあえずエロい妄想をいつもしていたみたいだし、基本敬語で喋るみたいだし……うん、やっぱりこいつは雌奴隷だったってわけだな。
「それじゃあ、散歩に行こうか。」
「はい!」
首輪を付けられて全裸で四つん這いで歩き始めるイリナ。牝に堕ちることに定評のあるこいつはあと何回男の都合で堕ち続けるのだろうか。
ま、俺には関係ない話だけどな。