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ハイエナ……動物の死肉を漁ったり他の動物の獲物を奪ったりするという説がある動物である。しかし、実はそんなことなくて、彼らは他の動物が満足してしまったが故に残ったいわゆるお残しを骨すらもまとめて胃袋に飲み込んでしまう掃除屋である。
そんな掃除屋は基本的にどんな動物にでも襲い掛かる。襲わないのはキリンやワニだけであり、それ以外に生息している動物は大概襲いにかかるのだ。
一匹でも強いのに群れるとさらに厄介な強さになる。それがハイエナというサバンナに住む強者の掃除屋である。
しかしそんなハイエナの種類にブチハイエナという種類がいる。ブチハイエナはいわゆる女性優遇社会と言われており、オスよりも大きな体、オスよりも攻撃的な性格を持っている。だからブチハイエナのリーダーはメスであることがほとんどなのだ。
そして、ブチハイエナは面白い特性がありその特性故にオスメスの判断がかなりつきづらいという特徴を持っている。
因みに、ハイエナもイヌ科であり狐もイヌ科である以上狙われることもなきにしもあらず……である。
「……えらく静かやなぁ……ライオンが近くにおるっちゅう事は餌の草食動物も近くにおるもんやと思っとったのに……九重、そこからシマウマみたいな動物見えるー?」
「……何もいないです母上!本当に何も……草食動物のその字すら見当たりません!」
「変なこともあるもんやなぁ……死んでハイエナに自分の体を貪り喰われるのだけは勘弁やな。
とりあえず注意していこか。」
裸で歩く九重と八坂母。しかしその後から草が揺れて気づかれないために遠くからゆっくりとハイエナ達が近づいてきていた。今この場にいるのは2匹だけであった。
「……にしてもホンマに小猫はんと黒歌はんは一体どこに行ったんやろうなぁ……あの辺には血の匂いはせんかったし水場からもかなり離れてるからあの場で貪り食われた……っちゅうことはないやろうけど……変なことも起きてるもんやなぁ。」
「……あのライオンの下敷きになっていたとか?」
「いやいや、ライオンが動く時は交尾かほかのオスとの縄張り争い……交尾……?まさか、あのオスライオンに襲われてた……?いや、いやいやいや……流石にありえへんわな。」
首を振って自分の考えを否定する八坂。体が固定された環境下とかならともかく、サバンナという動物が放浪しているような場所でオスライオンがメスライオン以外のメスに発情するとは思えなかったからだ。
「……まぁでも、気になるし一旦戻って━━━」
瞬間、八坂の目の前をなにかが上に飛ぶように通り過ぎていった。そして先程まで感じていた九重の重みが首から完全に消えていた。
九重が落ちた、または目の前を通った何かに落とされたと考えた八坂は後ろを見る。そこにはハイエナがいた。
ハイエナというのはいろんなものに対して狩りをする。しかし、今九重には噛みつきはせずにひたすらじっと息を荒くしながら物色するかのように見ていた。
「九重!今助け……ひゃっ!? 」
後ろから何かに乗られ、九重を助ける前に転んでしまう八坂。そして、後ろを振り返ればそこには、股間の長い物がそそり立っていたのだ。
当然、先程思いついていた『交尾』という行為が頭によぎった。しかし、その動物の匂いを嗅いで八坂は困惑していた。
「な、なんでメスに……付いて……!?」
そう、八坂と九重に乗っかっているのはメスなのだ。そそり立った肉棒は勿論、睾丸ももちろん付いていた……だが、これは後から生やしただとか病気で性別不明になったとかそういうものでは無い。
ブチハイエナ特有のものなのである。そそり立っているものは人間でいうところのクリ〇リスであり、ついている睾丸は脂肪の塊でもある。因みに、ブチハイエナはこのクリ〇リスに値する部分が産道でもある為、出産時には引き裂かれるのだ。故に、出産後は傷跡が残っているのでオスメスの判断は比較的つきやすくなる。
因みに、メスの方が肉棒と睾丸が大きかったりする。
「な、なんでかようわからんけど……は、はよにげな……!あぐっ……!」
九重を連れて逃げようとする八坂。しかし、発散対象が目の前にいるのにむざむざ逃がす理由がブチハイエナにはない。
傷つけないために噛もうとはしなかったが、首を上から足で押さえつけていた。うつ伏せにされているので両手足がブチハイエナに届き辛いこと、そして背中に乗っかっているような状態なので体を起き上がらせられなくなっているために簡単に入れられそうになっていた。
「ひぎっ……ぬ、濡れてないのに入れるのは……はぐっ……!」
「ひぎぃ……!」
八坂同様、乗っかられている九重も入れられていた。メスのブチハイエナのクリトリスによる疑似性交。
基本的にやることは無いらしいが、性交の時でさえ女性優遇なので腰の振り方はなんとなく理解したいるようだ。
「やべ、いだっ……!」
「く、九重……し、しんこきゅ、深呼吸……しいや……!痛いのは、わかるから、な……!」
突かれながら、何とか九重を落ち着かせようとする八坂。しかし彼女自身は入れられた直後は確かに痛みがあったが、すぐに濡れ始めてきて何とか九重に感じていることを悟られないようにするのに精一杯になって言った。
「ひぁ……うぎぃ……!」
苦しそうな顔をしながら犯されている九重。そんなこと知るかと言わんばかりに腰を振るブチハイエナ。
血こそ出ていなかったが、やはり濡らしていないと痛い思いをするらしくしばらくは痛みに歪んでいるような表情をとっていた。
しかし、しばらく犯されていると膣が濡らしていくる。それに関しては気持ちよくなってきたとか痛みの方が好きというのは全く関係なく起こるものである。
だが、それが起こるためによって気持ちよくなるのもまた事実なのである。
「ぁ、ひぁ、んぃ、んんぁ……!」
徐々に声が出てくる九重。ほとんど初めの方から声が出ていた八坂。狐の親子はハイエナのメスに犯されて惨めに喘いでいた。
これはオスとの性交ではない。つまり、射精をされたら終わり……ということが一切ないのだ。感覚こそ通っているものの普段から露出しているものは外側の感覚は鈍くなっていると言えるだろう。
「い、いつまでぇ!続けるんやぁ!」
「おかし、おかしくなってぇ……!」
蕩け顔で叫ぶ八坂。そしてなんとか声を抑えようとする九重。しかしどれだけ待ち焦がれようとも終わりに来る射精も、その予兆さえも来ることは無い。何故なら肉棒ではなくただのクリ〇リスだからだ。
「ひぁ……あひっ!」
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……」
続けられる行為、だが不意にハイエナ達はクリ〇リスを抜いて体を軽く振るわしていた。
八坂は、ぼーっとした頭でこの2匹が絶頂に達したのだろうと気づいていた。
だからこそようやく逃げることが出来ると思った矢先にハイエナ達が吠え始める。何をしているのか分からなかった八坂達だが、その鳴き声の意味はすぐに理解出来た。
遠くから何かが草むらを避けながら走ってくる音が聞こえたのだ。そして、それの正体が初めの二匹と同じブチハイエナだということもすぐに分かってしまった。
「な、何を……」
そこに集まったのは10はくだらないハイエナの数。恐らく群れなのだろうと八坂は予想したが、しかし周りを囲まれて更に体の力が行為により抜けている状況でまともに逃げられるかと言われれば……それは全くもって不可能であるとしか言えないのである。
アレから数時間が経過した。
新しい住処に選んだ場所は立地としてはかなりいい方だとハイエナ達も感じ取っていることだろう。
何より、オスメス問わず性欲を発散できるものがあったということが一番よかった。いざという時体が大きいから群れ全体の餌としても活用が効くかもしれない……そこまで考えているかはわからないが、ハイエナ達はおそらく必要に迫られたらそこまでしてしまうのだろう。
「ぁ、もっと、もっと……」
「私の体、汚してほしいのじゃあ……」
虚ろな目でオスのもメスのも受け入れているメス2匹。体が小さい方は性処理としてかなり長く過ごせることだろうと、人間でもわかることである。
群れでの性欲発散は案外重要な問題でもあったが、二匹も手に入れられれば満足する結果も同然なのである。
「おち〇ぽぉ……もっろ、もっろ奥まで届かせてほしいのじゃあ……子宮を貫いて、快楽で頭が壊れるくらいに激しく、してぇ……」
「私のロリま〇こにもぉ……」
性欲が貯まればどんな動物でも多少の行動は崩れてしまう。溜まっていなくても冷静な仕事をさせるためには、絶頂を1度でも味わせておけばいいだけである。
ハイエナには本能的にそういうのがわかりきっていた。だからこそ狩りをする前には軽く発散させておいておくことにしたのだ。発情期に使えるからである。
「んあぁ……」
「んぶじゅる……」
ハイエナ達の肉棒をしゃぶりながら九重と八坂は中出しをされる。1度子供を産んでいるからか、八坂は母乳が軽く吹き出し始めていた。
しばらくはこの二人は生かされるだろう。しかしその生き様がハイエナ達の性欲処理だとは奇っ怪な運命であることには間違いがないだろう。
「……遅いですわね……皆……」
四人を待ちつつ、ただ1人朱乃は葉や枝やツタで色々縫い合わせて作っていた。
だが、服だけは作っていなかった。その理由としては、葉で作った服を着た瞬間に服が突如自らちぎれるかのように細切れになってバラバラになったためである。
服を着れないようにされている、とその時点で気づいていた。故に全裸で過ごすことに決めたのであった。幸いにも布団は服と認識されなかったのか破れることは無かった。
「……明日、行ってみましょうか……方向は教えてもらったのでご飯を食べてから明日向かうとしましょう。」
そう言って朱乃は軽くご飯を食べた後に布団にくるまって寝始める。頭についている耳は大して役に立つことはあるのだろうか……と疑問に思いながらその日は就寝したのであった。
そして翌日、朝早く起きた朱乃はすぐさま動いていた。そこら辺に生えている木の実や食べられそうな草を手に取って口に含んでいきながら八坂が教えてくれた道通りに進んでいく。
「……あれは、ハイエナの群れでしょうか……かなり数が多くて……奥で何かしているのだけは分かるのですが……しかし、関係ないでしょうし少し遠回りしていくとしましょうか……」
そう言って朱乃はハイエナの群れを避けるようにして進んでいく。幸い気づかれることなく、そして途中にあった二匹のオスライオンも気づかれることなく通りすぎることが出来ていた。
「……おかしいですわね、ほんとに何も誰も見つからない……変なところでハイエナとライオンは見かけましたが、別にいてもおかしくはありませんし………もっと奥でしょうか?」
更に進んでいく朱乃、しかし何時間歩いても何もなく動物ともほとんど会うことは無かった。
歩き始めてだんだんと時間が経過していく。そしてその分日も傾いていく。
そして遂に夕方になり始めていた。葉と枝で出来た特性の靴を履いていたので足裏が傷つくことはほとんどなかったが、しかし最初の洞窟ほどの好立地はそうは簡単に見つからない。朱乃は近くに少し小さめの洞穴を見つけたので我慢してそこに入ることに決めたのであった。
「まずは食べ物だけを入れてから………あら?」
朱乃はまず必要最低限の道具を入れてから、上半身を入れる。その後に下半身を入れようとしたが、尻肉がつっかえていた。
入口だけが小さかったのでなんとかなるかと思っていたが、駄目だったようだ。
「……ちょ、流石にこれはまずいのでは……」
なんとか抜け出そうと前に後ろに動く朱乃。しかしびくともしなくなった体は、朱乃にさらなる焦りを与えていく。
そして、朱乃が焦り続けるその裏……つまり外では、朱乃に近づく1頭の動物がいたが……朱乃は全く気づくことが出来ないのであった。