目隠しをされたままどこかへと連れていかれるグレイフィア。実際問題ずっとこうやって運ばれいて不安を感じないわけがなかった。だがまぁユーグリットには割とそんなこと関係なかったりするのでそのまま連れていかれていた。
そして、グレイフィアは目隠しをされたままとある場所で椅子に座らせて腕を上に、足をM字開脚で大きく広げたまま拘束される。背もたれのない簡易的な作りの椅子であり、腕は天井から吊るされたロープで固定されるといったものだった。
「それじゃあ……目隠しをとってあげますね。」
そう言ってグレイフィアは目隠しを外される。部屋はカーテンなどはあるものの、前後左右すべての壁がガラス張りになっているという部屋だった。
「……こんな部屋、私は知らないわよ?」
「えぇ、協力者に頼んで作ってもらったんですよ。お洒落でしょう?貴方と私のために……作られた部屋だと言っても過言ではない訳ですよ。」
「……それで、誰と会わせようっていうのよ……」
「せっかちですね……その前に、この部屋のとある仕組みでも説明してあげますよ……行為の最中にね。」
そう言いながらユーグリットは服を脱いでグレイフィアの露出したま〇こに自分のち〇ぽを入れていく。
突然のことで驚いたグレイフィアだったが、ユーグリットは驚きすら与えない、と言わんばかりに腰を激しく動かしていく。
「ひぁ!ん、んひっ!!」
「それで、この部屋はですね……特殊な結界が張られているんですよ。体内の速度が急激に早くなる……まぁいってしまえばこの部屋は結界外と比べて時間が経つのが早いということですよ。
もちろん、こういう行為をしているだけでもかなりの時間が経過しつつある……という事ですね。
で、私の元々の目的はあなたを孕ませること……ならもうこの部屋の役割はわかってますよね?」
「私、の妊娠を早くする、事……!」
「大正解ですよ。ただ腹が減らないという訳でもないのでお腹が減ってきたら行為中以外の時は基本的に食べ物を食べておいた方がいいということだけは言っておきますね。
トイレもちゃんと完備されてますから気にしないでいいですよ。」
「ふ、ふうぅ……!」
声を抑えながら我慢し始めるグレイフィア。妊娠されることを再度再認識させられたからなのか、再び反抗の芽を育たせ始める。しかし何度も折られて強くなったわけでもなし、うまくバランスに乗っているだけで全く真のない心の強さが今のグレイフィアである。
「その我慢がいつまで持ちますかね?乳首で、乳房で、キスで、首筋で……触るだけでイけるほどにまでなっている貴女の体は貴女のその脆くなっている意志でどこまで耐えられますかね……ん……」
突きながらユーグリットはグレイフィアにキスをする。当然の如くディープキスである。同時に余った手で胸をいじることで更にグレイフィアを追い詰めていく。
なす術も無く、イカされてきたグレイフィア。『絶対に達しない』という意志のもと必死に我慢していたものの、すぐさま快楽の波に耐えられなくなってくる。
「ん、んん……んむぁ!んむぅ!!」
「ぷはっ…ふふ、無様にイってしまいましたね。ですがまだです、しばらく我慢させられて辛かったのでね……小一時間は溜まっていたものを消費させてもらいますよ。」
「い、いやぁ……!」
そして、ユーグリットは満足のいくまでグレイフィアを犯し抜いたのだった。
しばらく経過して。時間的には約半日、つまりは12時間ほどが経過した頃。
犯され抜いたグレイフィアの腹が少しだけ大きくなっているのがグレイフィア自身感じ始めていた。最初こそ精液が入りすぎて膨らんでいる……そうグレイフィアは考えていたが、精液が全部出してから膨らみ始めたために現れたため自然と頭の中で別のものと否定していた。
精液でない……そして先程ユーグリットが説明していたことと合わせて考えると、おのずと可能性は一つに絞られてくる。
「……見てください、陽性ですよ。えぇ、時間が経つのが早いためにもう分かりきってると思いますけど……妊娠おめでとうございます。私と貴方の子ですよ。」
「……ごめんなさいサーゼクス、ごめんなさい……!」
「ふふ、現実を素直に受け止められるのもまた魅力ですよ。しかし間違いだ、貴方が今していることはとんでもない間違いだ。
彼に謝るのではなく、そもそも謝ることそのものが間違っているんですよ。あなたは何も悪いことはしていない、つまり謝るべきなのは少なくともあなたではない。」
「……じゃあ、いったい私は何をすればいいのよ……」
「現実を見て、貴方は自分の夫……いや『元』夫に謝った。しかしよく考えてみてください。
私がグレモリーの屋敷に入り、今の今までグレモリーの誰にも気づかれることなく、本当に貴方を隠し通せたと思っているんですか?」
「……何を………?」
グレイフィアは青ざめた顔でユーグリットを見る。ユーグリットは満面の笑みでグレイフィアの腹を撫でながら優しく諭すように話していく。
「本当はわかっているんでしょう?何週間も何週間も放置されているにも関わず、一切屋敷内で助けが来なかった理由なんて……聡明な貴方ならもう既に分かっているはずだ。
「か、彼が……サーゼクスが私を……!」
「いいや見捨てた。どう考えても、恐らく客観的な意思を持つ100人に聞けば100人とも言うでしょう、『サーゼクス・ルシファーは妻であるグレイフィア・ルキフグスを裏切った』と。
そもそも隔離されているとはいえ同じグレモリーの屋敷で誰一人として貴方がいないことに気づかない、なんて人はいなかったでしょう。あれだけの数のメイドと執事だ、気づいていたとしてもせいぜい見かけないことへの疑問程度……だが、それはあくまでも二日三日程度の話のはず。
流石に何週間も経っていて気づかれない誰にも疑問に思われない……というのは最早誰からも大切にされていないという証拠になりませんか?
あ、そうなると貴方はサーゼクスだけではなくてグレモリーその物から見捨てられてことになってしまいますね。」
「私が……見棄てられた……」
嘘をつく時は1割の真実と9割の嘘というのはよく言ったもんだ。いくら持ち直しているとはいえ体力を根こそぎ奪われているグレイフィアだからこそこうやって騙しやすくもなっているのもあるだろうが。
「そう、だから貴方は何も悪くない。責任は貴方にはない、では誰にあるのか……孕ませまのは私、屋敷に侵入したのも私、貴方を拉致して監禁したのも全部私。
では一切合切全てが私の責任か、と言われれば恐らく違うでしょう。私が実行犯なことに変わりはないが、ではここまで全く私以外のすべてが悪くないと……貴方は思えますか?
妻が拉致監禁されて助けをよこさない、屋敷に容易く侵入されても何もしない、妻を孕ませられても何もしない━━━」
「……サーゼクスが、全部やったこと……?」
ここでグレイフィアはようやく自分の意思でサーゼクスに悪意を向けた。いや、敵意と言ってもいいかもしれない。
『自分がここまで酷い目にあってるのに誰一人として助けに来ない』と、考えてしまった。ここで考えなければ盲信的なまでの愛情、普通はここで疑うのだ。現実味のある方に。たとえそれが嘘だったとしても。
「そうなると酷い夫だ……自分の妻を助けようともしないのだから。」
「サーゼクスが……私を見捨てた……じゃあ、私はいったいなんのために今まで彼に尽くしてきたの……?」
「しかし安心するといい……彼が見捨てても私は見捨てない。子供を一人作った程度で子作りをやめるようなら初めから貴方と彼は合わなかったんです。
そもそも、彼は魔王だ……家族のことより冥界の事を大切に考えるだろう……ということは彼は百を救うために一を切り捨てる事ができるタイプの悪魔です。その一に…あなたが組み込まれている可能性だってある。そんな男について行く気ですか?彼ではなく、私なら貴方と一緒にいられる、貴方を守ってやれる、貴方を愛してやれる。
ルシファーの妻の肩書きではなく、貴方をただのグレイフィア・ルキフグスに戻すことだって可能です。」
ユーグリットの言い分にグレイフィアは耳を傾ける。嘘偽りの飴と鞭、嘘でさんざん傷つけておきながらの告白。しかし今の誰も信じられないグレイフィアにはそれはとてつもなく魅力的な甘言となってしまっていた。
「サーゼクス・ルシファーの妻のグレイフィア・グレモリー……じゃなく……ただのグレイフィア・ルキフグス……に戻れる……?」
「そう、その為には……戻る為にはさっき言っていた『会わせたい人』を紹介しないといけないんですよ。
まぁ実を言うと初めからいたんですけどね……ねぇ、
ユーグリットが指を鳴らす。するとガラスの一部が開いて中から椅子に拘束されて口に布を噛ませられているサーゼクスが現れる。
そう、彼は初めからそこに居た。ユーグリットはグレイフィアとの行為を見せつけ、感じているのをサーゼクスに見せるためにわざわざ縛ってこの部屋に放置、そして見せつけていたのだ。
縛るところ待て全部俺がやったんだけどな。
「サー……ゼクス………」
グレイフィアは死んだ目でサーゼクスを見ていた。魔王と言われた自分の夫、普通なら抜けられるはずのものを彼は抜け出せていなかった。もうそれだけでグレイフィアのギリギリで耐えていた心は容易く崩れ去って言った。サーゼクスは呻き声をあげるだけ、まぁ猿轡を噛ませられてるみたいなもんだししょうがないよね
「……」
「ひぎゅう!?」
そしてグレイフィアは茫然自失でサーゼクスを見ている後ろから、ユーグリットは未だ萎えていない自身のち〇ぽを後ろから入れて激しく突き始めていた。既に腹は安定期のそれ並みに大きいのでユーグリットは恐らくそれを狙ったのだろうということだけは分かった。
「ひぁ!はひゅう!!」
「ほら、見てくださいよサーゼクス。貴方の妻は……いや、私の姉は貴方のものでなく私の物で感じて喘いでいますよ?
この腹だってそう……貴方と姉との子供ではない、私と私の姉との子供なんですよ!どうですか!?悔しいですか!?いや、私はとても楽しく嬉しい!!ようやく、貴方の手から取り戻せたのですから!!私の!最愛の!姉を!!」
どんどんテンションを上げていきながらグレイフィアを突いていくユーグリット。よほど嬉しかったのだろう。その笑には全くと言っていいほどの悪さが見当たらなかった。
「んひっ!はひぁ!!」
「ほら……サーゼクスに言うことがあるんじゃないですか?いえ、内容によっては『私とサーゼクス』になるのでしょうか?」
その言葉にサーゼクスが目を丸める。ユーグリットの言っていることが理解できたが、何故そんなことを言うのかを理解出来ていないからだ。
「んぉ……!わら、ひはぁ……サー……ゼクス、ルシ、ファーとぉ……!別れて、弟と一緒にいることに決めましたぁ……!」
「っ!!」
しかしグレイフィアはそんなサーゼクスをガン無視してその言葉を吐く。サーゼクスとの決別であり、ユーグリットに対する従属を誓う言葉。何の躊躇いもなく、グレイフィアはその言葉を満足げに叫ぶ。
「ふふ、これですよこれ……サーゼクス!私は貴方に勝った!!最愛の人を取り戻すという最高に嬉しい勝ち方で!!」
膨らんだ腹をバルンバルン動かしながらグレイフィアは喘ぐ。揺れてるだけだけど本当にそれくらい動いてもおかしくないくらいだ。一応流産しないようにしておくか。
「ほら、出しますよ………!ちゃんと受け止めてくださいね……!」
「ひぅ!!出て、出てるぅ……中の、中の赤ちゃんにかかってるぅ……はへぇ……」
そうして、グレイフィアは心の底からユーグリットに心酔していくのだった。
夫から姉を寝とるって割とジャンルとしてはありかも、とかそういうのが今回の収穫だった訳だが……ま、これからも使えるならこいつを使っていくことにしよう。