お相手はかのテロリスト集団、です
まぁ何だかんだで、とある人物の隠れ蓑になるためだけに作られた組織なのだが、組織内にいる異種族同士の仲がいいのかと聞かれれば、答えはNOである。
むしろとんでもなく仲が悪い。とは言っても天使、悪魔、堕天使の三種族くらいしか仲が悪いのがいないが。
組織にいる人間は、他の異種族をのらりくらりとかわしていく。異種族以上に人間らしくない人間ばかりだった。
だが、そんな人間達や三種族以外の種族を妬む者もいた。疎ましく思い、中には罠にはめて殺害などをすることも多々ある。テロリストなんだから当然なんだけど。
寧ろ戦争やってた者達が、互いに手を取り合う……なんてことは不可能なのだ。穏健派などであれば分からなくもない話だが、無駄にプライドの高い悪魔の旧魔王派とか、堕天使を問答無用で忌み嫌う正義マンの天使とか、悪魔を滅ぼして領地を拡大したい堕天使とか……そんな奴らが手を取り合えるわけもない。
しかし、共通の敵が居れば仲違いする可能性はなくなる。寧ろつまらない喧嘩から、不意打ちでぶっ殺しにくるレベルの同士討ちを始め出す……え、仲違い起きてるじゃないかって?いやいや、その場にいるヤツら全滅させてくるんだから不要な争いは起きないよ。
で、偶には手を取り合ってもらおうと思ったので━━━
「『ドキドキ!グレモリー眷属の女達を連れてくるのは誰だ!?レース』の開催だァ!!」
「………」
やけに反応が悪い、聞こえていなかったのだろうか?試しに俺は目の前にいるそれぞれの種族達に、もう1度計画を伝えようとする。
「『ドキドキ!』」
「き、聞こえてます!聞こえてましたから!!」
「んだよ聞こえてんならさっさと返事しろよ。なんだ、唐突すぎて呆気に取られたか?ならしょうがない、許す。」
「……い、いや確かにその通りですけどよ……グレモリー眷属って……勝てるわけねぇじゃないですか。あんな化け物集団に戦いを挑めんのは少なくとも俺たちじゃあないですって。」
んだよ、こいつら正々堂々戦うつもりだったのか?確かにグレモリー眷属と戦えるのは化け物ばっかだろうしな。
んだけど、正々堂々戦わなけりゃあいいだけだろうによ。
「面白い神器やるからそれを使え。量産したし、誰にでも使える代物だから安心して持って行ってくれ。それがありゃあ正々堂々戦わなくてもグレモリー眷属に勝てるぜ?」
「……そ、そうっすか……まぁ……あんたがそう言うなら……」
そうして全員が俺の作った神器を持って出ていった。因みに、効果は単純だ。『自分が指定したルールを相手にも強制的に従わせる』という効果。結界を貼るでなく、対象を選択するから結界のように物理的に破壊される可能性もない。
とりあえず、姿を消して様子を見に行くとしますか。
「くっ……!離しなさい!!」
「……本当に捕まえられるとは思わなかったぜ。」
「すげぇな、あのリアス・グレモリーが簡単に捕まったぜ。他の眷属もまた然り、だしよ。」
そして捕まえられるリアス。そりゃあそうさ、世界の強制力には誰も勝てないってことだからな。
俺でも勝てないだろうしよ。勿論オーフィスやグレートレッドもまた然り。
「……好きにしていい、って言われてたよな?」
「……そうだな。魔王の妹とか言われてるこいつを……好きにしていいってな。殺す以外のことなら何だってしていい……」
「貴方達……悪魔としてのプライドは………ぐっ!?」
リアスの頬を、一人の悪魔がビンタする。旧魔王派の彼は当然、新魔王であるサーゼクスの妹であるリアスのことなんて認めていない筈だ。
何せ、旧魔王派の新魔王派閥に対する負の感情は黒を通り越すくらいに真っ黒だからな。
「黙れよ雌豚が。何が新魔王だ……ルシファーの名を語る偽の魔王が真の魔王だと?笑わせる……その栄光に縋っている程度のお前なんて、役に立たないクズ同然じゃないか。」
「……こんなことをする貴方達よりはましよ。」
更に追加でビンタ。割と強烈なのを入れていくな……個人的な恨みがないって言われても、ここまでになると嘘じゃないのかと疑いそうだ。
「……黙れって言ったよな?」
「……貴方の言う事を聞く義理なんてないわ。人質を取ってしまうような人達に何を言っても無駄のようね……」
「ふん、神器で与えられたルールに従わされて抵抗も出来ない奴が何を言ってるんだか……お前の恥ずかしい格好を見るのも、辱める目的ならありかもしれないな。」
「……見られても恥ずかしくないけれど、貴方達に見せつけるほど私の体は安くないわよ。」
「仮初の魔王の妹という立ち位置……そんな立場にいるものの体などそこらの豚にも劣るわ。
だが……そんな豚にも劣る体でも、俺たちを満足させることくらいはできるだろうな。」
男悪魔はリアスの顔を掴んで、無理矢理視線を合わさせる。リアスはこれから何をされるのか分かっているのか、目を背けるだけで抵抗する事は一切なかった。
「裸の方が落ち着くんだろ?寝る時いっつも裸になる恥ずかしい露出癖を持っているグレモリーの娘さんよ?貴族ってのは抑圧されすぎて変態趣味な奴が多いのか?」
「その程度のことで自慢げになるなんて……プライドがないどころか、あなたという存在そのものもしょうもないね。」
「……なんだと?」
「はいはいはい、ストップだ。俺達が捕まえたんだから敗者の言葉なんて聞くなよ。
もうこいつら眷属はおしまいさ。男二人は殺され、残った女どもは全員捕まえたヤツの所有物になった。焦ることはねぇ、痛めつけたり辱めたりするのはいつでもできるようになったんだからな。」
もう一人、別の男悪魔によって落ち着きを取り戻していく男悪魔。旧魔王派でも怒りっぽいやつとそうでないやつの二通りいるってことだな。リアスの挑発に乗っていた方は前者だな確実に。
「んでよ、グレモリーのお嬢さん。あんたが俺達に与してくれたら……そうだな、あんたを含めたあんたの眷属の女達の扱いをもう少し丁寧にするように上に打診してやってもいい。
但し、今俺達に逆らうようなら……あんたを含めたあんたの眷属全員、これからまともな人生を歩めなくなる。自殺すらできない上に、死ぬまで性欲処理で使わされる……そんな人生を眷属達に歩ませたいなら、存分に逆らってくれ。」
「くっ……卑怯よ、あの子達を盾に取るなんて…!」
「なんとでも言ってくれ。俺達は別にあんた達じゃなくてもいいんでな。死ぬまで使い潰してから、また別の女達を犯すだけだしよ。
ただ……『慈愛のグレモリー』とか言われるほどには下僕に優しいあんたが、眷属を見捨てることはないだろうけどな?」
俺は舌を巻いた。冷静を保っているこの悪魔は、リアスをこいつらに従うしかない状況を作り出したからだ。恐らくリアスも、まともにこいつらが提案したことを素直に守る……とは思っていないだろう。だがそれでも従うしかない。
今のリアスは、従っても意味が無いのを理解させられながら、従わされていた。
「……わかっ、たわ……貴方達に従う……わ……」
「そうこなくっちゃな。なら、手錠は解いてやるよ……けど、魔力は使えないことを自覚はしておけよ?」
「……分かってるわよ。」
「ん?なんだその口調は?生意気言える立場なのか?」
「っ……分かっています……!」
「そうそう、そうじゃないとな。」
改めて逆らえないことを確認しながら、男悪魔は威張り始める。当たり前だな、辛酸を舐めさせられた相手に与える慈悲はないのだから。
むしろ、もっと増長していくんだろうな。
「ほれ、折角裸で手も使えるようにしてやってるんだ。奉仕しろよ、お前のそのいやらしく育った体でな。」
「っ……分かりました……失礼、します……」
そう言って、男悪魔は椅子に座る。そしてリアスは嫌々ながらも、男のズボンのファスナーを下ろし、勃起したち〇ぽを露出させる。
そして、一瞬躊躇ったあとにそのまま舐め始める。
「ちゅる、れろ……っ……!」
「そうそう、それでいいんだよ。お前の体はそういうことをするために育ってきてんだからな。
ちゃんと、濡らして気持ちよくさせることを考えるんだぞ?」
ケラケラと笑いながらリアスを見下ろす男悪魔。声を聞けば、姿を見れば、即座に体が相手を殺しにかかってしまうほどにイライラしているリアスは、それらの声すべて無視して奉仕に集中していた。
それに感づいたのか、もう一人の怒りっぽい方に男悪魔は手話で何かを伝える。それに頷いた男悪魔は一旦部屋の外へと出ていった。
「じゅる、はぶ……」
「おーおー、よく頑張るもんだ。」
「じゅるるる……」
耳を貸そうともしないリアスに対して、男悪魔はにやりと笑う。話を聞いてないのが彼にとっては都合が良かったからだ。
それでも、構わず男は喋り続ける。リアスを煽るためだけにしている事である。
「んー……そろそろ出すぞー……!」
「んぐぶっ!?」
男悪魔はリアスの頭を掴んで、無理やり動かし始める。リアスにとっては不意打ちの事だったため、驚いて声が漏れてしまった。
男悪魔はそんなの関係なしにリアスの頭を動かして……口の中に思いっきりぶちまける。
「んごぼっ……!」
「ふぃー……スッキリしたぜ。」
「げほ、げほっ……こ、これでいいんでしょう?なら早く私を解放して━━━」
「あれ?誰も解放するなんて言ってないよ?それとも何?『偉大なる私様が奉仕してやったんだから返せ』ということですかな?」
「っ!?」
男悪魔はリアスの顔をつかむ。両頬を掴んでまたリアスの上から除くように見下げる。リアスにどちらが上かを叩き込むのを忘れていない、という風に。
「あーんまり調子に乗ってもらっても困るんだよなぁ……今のあんたは魔王の妹でもなくグレモリー家の長女でも無い……ましてや、
ただの女、雌、奴隷……その程度の地位しかない。与えられる肩書きは全て普通の人間とか悪魔とかに与えられるもの以下だ。働いてないニートやホームレスの方がまだマシってくらいだな。」
「っ……ちょ、調子に乗って……申し訳ございませんでした……!」
「うんうん、言ってほしい事をきちんと言えたねえらいえらい。
でもそれとは別でお仕置きはそのまま実行するけどね。罪には罰を、謝罪よりも厳罰がモットーなんだよね、僕は。」
そう言って、男が指を鳴らすと部屋のドアから大量の男達が入ってくる。先程出ていった男は、この男達を呼ぶために外に出ていたのだ。目的はただ一つ。『リアスを犯す』ことである。
「な……こ、これは……どういう……」
「君が夢中になっているあいだに呼ばせてもらったのさ。いやぁ、普通なら気づくんだけどさ。気づかないくらいに夢中でしゃぶるんだから、本当に淫乱なんだなぁってずっと思ってたんだよ。」
「え、ぁ……」
リアスは自分の行動のせいで招いた自業自得だと理解した。すぐに気づいていれば止められたのかもしれない、と考えているのだろう。
当然、そんなことで止められるわけもないので結局は妄想に過ぎないのだが。しかし、そんなことを今のリアスに言ったところで伝わるわけもなし。
「さ……今度は俺を含めた全員を相手してみましょうか?当然、下の二穴と口、それと両手を使わせて貰いますからね。
余すところなくそのエロい体を精液漬けにしてやるから……期待しとけよ~?」
そう言った男悪魔の顔はとても楽しそうな表情をしていた。反対に、リアスは絶望にまみれた表情となっていた。まるで、熊に見つかった小動物の様に。
まだ彼女の陵辱劇は始まってすらなかった。