人間、というかよほどの善人でなければ大抵の人間がやることがある。それは悪事である。
と言っても犯罪とかそういう仰々しいものじゃない。『これをしたらどうなるだろう?』と言ったものが少し悪い方面で発揮されることを言っている。
例えば、ここであいつを驚かしたらいったいどんな反応を返してくれるのだろう、だとかそんな感じのことである。興味本位とか好奇心旺盛みたいな言葉で誤魔化せる範疇のことは大抵の人間がやっている。いや、これをしない人間は善人というか……大概のことを自分からしない人間だろう。
さて、前フリはここまでにしておこう。オーフィスとリリスの力を持つ俺。つまりは無限×2というエネルギー産業崩壊待ったなしの力をたくわえている俺だが、気になっていることがある。
『オーフィスを気絶しないようにしていたらコマンドってどうなるの』である。オーフィスの力は強すぎるが故に、前もって準備してもいつも寝てしまえば……というか意識を失ってしまった瞬間に全ておじゃんとなる。
何か、気づいたら解けてたとか……寝てなくても勝手に解けてない?なんて事もある。
まぁでも、オーフィスのコマンドが寝るまでという制限を前提とするならば、そもそも寝ない気絶しないというコマンドを打っておけばいいのではないか……と、俺はそう思う。
まぁ、これがどう働くかは正直見てみたいのはある。なぜ気絶したら解けているのだとかそういうの、割と気になってる。
「オーフィス、カモン」
「?」
相変わらず可愛い反応を返すねお前は。お前に世界最強の力がなかったら、お前絶対犯されてるよ。
……よし、なら準備をしないとな。時を止めてもこいつは動けるので、まずはどうにかして力を奪う。
方法としては簡単な方で行こう、エロゲ的な展開で犯して力を奪うとかそんな感じで。
「ヤろうか。」
「理解した。」
感情あるっぽいけどほんと無表情極めてるよなこいつ。てかこの二言のやり取りで、すぐさま服を脱ぎ始めるオーフィス。こいつもしたかったのか、それとも俺の言うことを聞いてるだけか……ま、どっちにしろお前の力を奪わせてもらうとするか。
「ん、はぁ……」
さて、約2/3日以上やり続けてオーフィスの力を極限にまで奪うことに成功した。
すかさず俺は時を止めて、オーフィスが動けるかどうかの確認をする。
「……よし、動かないな。」
動かないことを確認できれば、後はもう野となれ山となれ。オーフィスの力が回復しないコマンド、オーフィスが気絶しなくなるコマンド、そして今回使いそうなエロコマンド数種をぶち込んでいく。
「━━━金男、何かした?」
「ん?いや何もしてないけど……どうかしたか?」
「……そう。」
直感も中々高いのか、はたまた力がなくなっていることに気づいたのか、オーフィスが俺に対してジト目で睨んできているような気がした。
念の為、直感が中々働かないコマンドもかけておくべきだろうか?まぁ、無いよりマシだろう。
「……お風呂。」
「おう、ちゃんと温まってくるんだぞー」
俺の言葉にコクりと頷くオーフィス。体を洗いに行くついでに、俺が打ち込んだコマンドがどう働いているかを確認しなければならないだろう。
さて、打ち込んだエロコマンドの一つ……『何かをする度にま〇こでオナニーして達してから行う』すっごい細かいけどちゃんと働いているんだろうか。
今回のこの場合だと……風呂に入る、という行為の前にオナるはずだ。透明になって気配を殺してから挑むとしよう。
「ん、ぁ……」
と、風呂から何やら声が聞こえてくる。声的に脱衣場の辺りからだろうか?兵藤の家を奪ったのはいいが、無駄に広いんだよなここ。
しかし、女子脱衣場から聞こえてくる喘ぎ声……まぁタイミング的にオーフィスだろう。
俺は目星をつけてから中を覗く。予想通りというかなんというか、脱衣場ではオーフィスが股をおっぴろげてオナっていた。誰かに見せつけるような体勢になっているが、脱衣場にはオーフィス一人である。
「ん、んん……!」
少しだけオーフィスの表情が歪む。どうやら達したようだ。現に、その後にゆっくりと立ち上がってから、オーフィスは風呂へと歩き出していったのだから。
さて、このあとにこのコマンドが使われるかはともかく……ちゃんと作用していることがわかったな。
えーっとあと何入れてたっけ……多分体洗うとかする度にオナる事はあるだろうけど、他のコマンド……えーっと……
「ん、んん……!」
そしてまた何かをする気なのか、オナり始めるオーフィスを見ながら俺はコマンドの事を思い出そうとしていた。
そして、思い出した。打ち込んだのは確かあと二つ。『外に行く時は全裸でバイブやローターを身につけて歩く』と『痛みが快楽に変換される』だった。まぁその二つは今すぐに使われることはないだろうから関係ないだろう……しばらくオナニーシーンだけになりそうだしそれ以外のアクションするまでは放置でいいか。
「金男、金男。」
「んー、どうしたオーフィスー」
風呂から上がってきたオーフィス。部屋にいないとバレそうなので適当な本を一冊取ってきて、それを読んでいるふりをする。
「我、外に行く。買い物、してくる。」
「おー、行ってこーい。お菓子は300円までなら買ってきていいからなぁ。」
「うん。」
そう言ってオーフィスは玄関に向かって走っていく。そう言えば、このまま行けばオーフィスは全裸で買い物をすることになるが……果たして、靴を含めて全裸なのか、それとも靴は除くのだろうか。
俺は再び透明になってからオーフィスのあとを付けることにした。
当然服は全裸だった……のと、靴を履いていた。どうやら靴は含めなかったらしい。
「お?お嬢ちゃん、どこかに買い物行くのかい?」
「お菓子。」
「へぇ……とびっきりのお菓子があるから、付いてこないかい?」
「行く。」
怪しい男について行くオーフィス。オーフィスとリリスは食べ物で釣られるのが難点だなぁ……力の回復がないと、気づけばどこかに行ってましたーくらいのことは起きてそうだ……とりあえず追いかけるか。
「?何故服を脱ぐ?」
「何故って……こんな可愛らしいケツを左右に振ってたら、誘ってるようにしか見えないから、抜いてもらおうと思って。」
そう言いながら男は服を脱いでいく。オーフィスが抵抗しない(できないの間違いだろうが)のをいいことに、そのまま押し倒して犯そうとしてくる。
オーフィスの体は、行動する前にオナるというコマンドのせいで既に濡れ濡れになっているため、前戯などはまったくもって不要となっている。
「外であんな格好して、濡らしてるなんて……やっぱり思った通りの変態だったね。」
「ひ、ん……!」
少しだけ声を出したが、以降は突かれる度に小さく声を出す程度になったオーフィス。
やはり、気絶しないというコマンドはオーフィスを都合のいい奴隷に変えるのにはピッタリのようだった。
「ぉ、んぉ……!」
「あー、やべぇ……こんなに締まり良いとか気持ちよすぎる……!」
男はオーフィスのことなんて何も考えずに、ひたすら犯していった。オーフィスが道具であるかのように、一切の躊躇と遠慮をせずに犯していった。
「やっべ……まず一発目、出すからな……!五発くらい出して終わりにしてやるよ……!」
「ん、ぁ……!」
「ぐ、でるっ……!」
男はオーフィスの中に精液を吐き出す。しかし、宣言通り男は一度では飽き足らないのか、オーフィスを間髪入れずに再び犯していく。
「ひ、ぐ……!?」
少しだけ顔を赤くして、オーフィスは軽く何度か達しているようだった。しかし、男が遠慮なくそのまま2回戦に入ってしまったため、軽い絶頂から段々と大きな絶頂へと変貌していっていた。
「お……?さっきより締まりいいじゃないか……こんな小さい体の癖して処女じゃなかったみたいだし……やっぱり、どこかで仕込まれていた子だったんだね。
まぁ、このご時世で処女なんて赤ん坊くらいしかないんだろうけど……ね!」
「んぐっ!」
言葉に合わせて、男は強く奥を突く。オーフィスの弱いところを探し、あわよくばそのまま堕として自分のものにする気なのだろう。
普通の女だったら、その方法でいいかもしれないが……相手はあのオーフィスだ。俺以上の高待遇を用意してやらないとそのまま俺のところに帰ってきちまうぜ?
ま、俺以上の高待遇なんて誰も用意出来ないだろうけどね!
「お、ぉお……!」
「いいよ……!その顔は、すごく興奮できる……!」
男は段々と快楽に歪んでくるオーフィスの顔を見て、更に興奮してくる。興奮して更に激しく攻め立てる。自分の体力の限界とか諸々考慮せずに、ただひたすら腰を振っているだけだった。
だが、その攻めがオーフィスをさらに快楽へと堕としていっていた。
「っ……!」
「声を出せないくらいに気持ちいいんだね?!いいよ、ほんとその表情いいよ…!」
「っあ……!」
オーフィスの体を抱きしめて、奥の奥を突くように動く男。オーフィスは自身に降りかかる快楽のせいなのか、目を見開いてよだれを垂らしていた。時折小さく喘いでいるが、最早腰と腰がぶつかり合う音でかき消されるくらいには、小さな音だった。
「また出すよまた出すよ……!」
激しく動き、そして男は更に精液をオーフィスの中に吐き出していた。全部吐き出し終わったあとは、またオーフィスの中に出すために動き続けるのであった。
「……ぉ…あ……?」
何時間か犯されていたオーフィス。気絶は……してないみたいだけど、流石に体力がきついようで指一本動かしていなかった。
「ぅ…」
しかし、何とか体を動かそうとしてるオーフィス。体力が回復しないのは、気絶できないが故に下手すればぼーっとすることすらできなくなっている可能性だってあるからだ。
「っ……」
……ていうかあれ?本当になんか動けなくなってきているような……流石に死ぬことはないだろうけど、やりすぎたらちょっとまずいかもしれんしなぁ……
とか考えていたら、何やら変な音がオーフィスから聞こえてくる。
「……」
そして何やら湯気のような物が出てきてる……やばくね、いやほんとやばくね?というか暑い!オーフィスから熱気が出てる!そしてオーフィスの体が真っ赤になってきて━━━
何かが爆発した。巨大な風船が爆発したとか、クラッカーが破裂した音とか……色々例えようはあるけれど、とりあえず爆発した。
爆風とかはないにしろ、何せ音がすごかった。そして同時に閃光も散っていたのでやばい威力のスタングレネードを受けたみたいになってる。
「っー……なんなんだいった……い……?」
「………」
目の前にはオーフィス。成長したオーフィスが立っていた。因みに、俺のの前で立っています。
「……金男、何した?」
「いやぁ、俺なんもしてな━━━」
有無を言わさずいい攻撃が俺の体……というか俺全体に入りました。えぇ、ガッツリ吹っ飛ばされましたとも。吹っ飛ばされたというか、消し飛ばされた。
後から分かったことだが、エネルギーは確かに回復はしなかった。しかし、その回復しないというコマンドとオーフィスの無限龍という特性そのものが相反し続けて、エネルギーの回復がコマンドを押しのける形で爆発したらしい。
ならなぜ眠ってる時にはそれがないのか?いや、もしかしたらあったのかもしれないが意識が無い分、エネルギーが溜まっていくリソースがそちらに割かれていったらしい。だから爆発は限りなく小さい、もしくはエネルギーが流動しまくった結果コマンドが溶けて無くなったとか……
怪我をすると痛いのに意識集中するのはよくあることだが、今回はそれが大げさになったかのようなものである。
回復しない分、なんか酷いことになるなんてな……予想だにしていなかったぜ。
しばらくはオーフィスのご機嫌取りしないといけないかなぁ。