「……」
「あ、何読んでんだ?」
「美術館、潰れる。」
稀どころか何故なのかというレベルの話になるのだが、何故かオーフィスが新聞を読んでいた。
で、どうやらそこそこ年代のあった美術館が潰れるらしい……とは言っても、世界に名だたるとか日本じゃ有名とかそんな大層な美術館ではなく、とりあえずそこにあったという程度のものだが。
しかし、普段飯の事くらいにしか興味を示さないくせになぜ急に新聞を読んでなおかつ美術館の話題を出すのか。
「何だ急に美術館なんて……芸術に目覚めたか?」
「……」
ふるふると首を横に振るオーフィス。どうやら芸術に目覚めたとかではなさそうだ。
ならなんで新聞なんて読んでたんだこいつ。
「……ご飯。」
「ん?えーっとなになに━━━」
新聞には大きくこう書かれていた。『〇〇会社が新商品を発売!不思議な食感漂うポテトチップス!』
………やっぱり食いもんだなこいつは。いや、しかしいいことを聞いた。偶然にもオーフィスが情報を仕入れてくれたおかげで何か面白いことを起こせそうだ。
「後で何か奢ってやる、なんか食いたいのあるか?」
「牛丼屋全メニュー全セット全組み合わせサイズ別……全部。」
よく分からないが、高級料理奢った方が安く思えるのはおそらく本当の事だろう。
さて、なら早く準備を進めよう………そうだな、使える奴は……ほぼ全員使っていくか。あんまり人数多いとあぶれるかもしれないが…ま、それも醍醐味ってことで無視していこう。
「けどまぁ……ある意味お詫びみたいなもんだからそれでもいいかもな。まぁ向こうの人が無理っていってら諦めろよ?」
俺がそう言って一度だけ小さく頷くオーフィス。諦めきれないのだろうか……しかし、俺は心を鬼にして電話を取る。とりあえず呼べる奴ありったけ呼んでから、美術館に集合ということで。
「さて、そろそろオープンと行こうか……」
それから一週間後。閉館した美術館跡地を建物ごと買って、俺は秘宝館とやらを作った。
とりあえず呼び集めたヤツらを、拘束したりなんやかんやして準備を進めていく。
俺がやりたかったのはあれだ、女の体の秘宝館という奴だ。
「呼んだ女は何人くらいだったか……多分かなりの人数呼んだんだろうけど……まぁいいや、オープン前の確認として館内を見て回ることにしよう。」
どうせなら、1発くらいやっていくとしよう。ここはそういう施設だし何なら俺はコントローラーで相手を綺麗にすることも出来るからな。
さて、まずは色々確認していこう。最初はま〇こを確認できるコーナーだ。まぁ、苦手なヤツはここは通らなくてもいいように設計されている。安心設計。
「で、どんな気分だ?展示物にされるって言うのは。」
「貴方をとても殺したいと思っています。」
「怖っ!メイドってみんなこうなのかよったく……」
まず、ここに晒されてるのはグレイフィア。ツンモードによる展示だが、危害を加えないように、体を固定させてもらっている。
こいつがこうやって照れながら俺を睨む姿は、とても滑稽である。クスコによってひらかれたま〇この中身は、子宮の入口までくっきりと見えている。愛液は垂れてきても手前の溝に流れ込む仕様なので、床が濡れる心配はないのである。
「へへ、せいぜい客共に観察されながら愛液垂れ流せよ。」
そう言って俺はその場を離れる。グレイフィアがなんか喧しいけどまぁいいだろう。
さて、次は体験コーナーというやつだ。所謂セックスできる場所である。まぁここでは年齢別に大まかに分けてある。
「小さいのから順に……九重、リリス、小猫、アーシア、リアス、八坂……うん、結構年齢別っぽいな。」
全員実は母乳を出せるようにしてあるのだ。何せここはなるべく床が濡れないように工夫しないといけないからな。ペットボトルなんかは別に構わないが、目の前にただで飲める飲み物が有るんだから、苦手でもない限り大抵は飲むだろう。
ちゃんと犯すことも出来るし水分補給もできる、これは完璧な布陣だ。さて、次に行くとしよう……と言っても初めのグレイフィア以外は特に順番とかは決めてないんで、次もクソもないんだけどな。
「年齢別に分けてはいないが……まぁ、いいだろう。」
ここは所謂絶頂部屋のようなものである。ここにいるのはレイヴェル、イリナ、ヴェネラナの3人である。
ここも多少年齢別でわけてある。ヴェネラナの見た目が見た目なせいで、あまり年代別に別れているように見えないのが少し癪に障るが。
「ご、ご主人様ァ……?あの、もしかしてそこにいますかぁ……?」
「んー?いないいない。影も形も匂いもないぞー……」
3人には目隠ししてある。まぁ、絶頂部屋という名目上喋ることないがあまり俺のことをご主人様と呼んでほしくないんだけどな。
イリナだからちゃんと躾ながら言い聞かせたら、言うこと自体は聞いてくれそうだけどな。
「な、なぜ目隠しを……?」
「そっちの方が興奮すんだろ?いや、しないのならしてもらう迄なんだけどな。」
今更変えることなんて不可能である。だから体で覚えてもらうしかないことは、体で覚えてもらうのが一番である。
まぁある意味教えこまれてるもんだから、レイヴェルはちゃんと覚えられるのだろうか、という心配はなくはない。でも大丈夫だろ、レイヴェルだし。
というわけで次……えっと、何があったかな。体験に絶頂部屋……あぁそうだ、パイズリ体験会だ。
え、セックス体験部屋でいいんじゃないの?とか思う人はいるだろう……いや、アレ固定されてるから体位をある程度変えられるだけでパイズリができるわけじゃない。
「確かここのメンバーは……朱乃、黒歌、ロスヴァイセの3人か。」
八坂置けよとか言われそうだけど、悲しいことに八坂は大きすぎたのよね。
求められるべきは程よい巨乳よ。程よい大きさじゃなくて程よい巨乳ね。
「……その、体を固定されてるのはなぜなんでしょうか。」
「一応念の為、自分でその体勢してないぶんまだ楽でしょ?それに固定してる方が狙いやすいし……ま、しばらくの間はオナホっぱいとして生活してくれや。頼むな。」
そしてそのまま俺は次に向かう。と入っても施設としてはこんなところだ。脇コキとか手コキとかの体験会置こうかと思ったけど、手コキは何か味気ないし、脇コキはマニアックすぎるし……他に思いつくこともなかったしいいかなって。ま、要するにマニアック向けなのは置いていないということで。
閑話休題。で、今から俺が向かうところは食堂兼休憩所となっている場所だ。一階が食堂で二階が休憩所と言った風である。
「よー、ルフェイいるかー?」
「はいー?どうしたんですかー?ちゃんと、言われたことは一応出来ていますけど……」
「んー、それならそっちはいいんだけど。元会長立たせてないよな?例えどんな緊急時でも元会長だけは立たせるなよ?」
「は、はい……分かってます……」
厨房担当、ルフェイ。ベンニーアもいる。そして料理のできる生徒会メンバーも入れている。
ウォーターサーバーの代わりとして椿姫を配置してある、母乳で。え?なんで元会長がここにいるのかって?彼女以外の生徒会メンバー呼んだら何故かついてきた!!
コントローラーで忘れさせてもよかったが、無駄に勘が鋭いからバレるだろう。しかし胸がない以上仕方ないのだ……身長もリアスとそんな変わらなかった(はず)だから休憩所を任せてある。ルフェイには元会長の料理を体験してそのひどさを味わって理解を得ている。
「メニューはどれくらい出来てる?」
「大体10品程ですけど……にしても、料理は普通なんですね……」
「原材料に母乳入れるのが普通って、よく考えたらおかしいんだけどな。」
「……?
よし、催眠はちゃんとかかってるな。いやぁ、面白半分で母乳入れた料理を出そうと思いまして。けど残ったメンバー的に何か母乳搾るの恥ずかしがりそうだし、しょうがないから恥をかき消した。
「おう、そうだったな。すまんな変な事言って……とりあえず、元会長には料理をさせないでくれよ。」
「は、はぁ……分かりました。」
何故か元会長の料理の腕はコントローラーを使っても治らなかった。認識によって結果が変わるとかあるし、それ関係してそうだな……ま、あれはあれで個性だから治すのももったいないけど。
だからって食うことはしない、俺もあんな防御力無視の生体兵器なんて食いたかない。
「さて……ならそろそろオープンしても良さそうだな……値段も適正、あぁ、そうそう……ホール担当はセクハラされても抵抗するなよ?頼まれたメニューは先に置いとけ。
って言うのをほかのホール担当にも伝えといてくれ。」
「はい。」
さて、ここまで来てふと気づいたことがある人もいるかもしれない。そう、ゼノヴィアがいないのだ。『え?生徒会メンバー扱いじゃないの?』とかそういうのは無しだ。
で、そのゼノヴィアだが……入り口にいる。
「やー、ゼノヴィア元気かー?」
「寒い季節に全裸で立たされて、しかも何故か靴とニーソは常備必須というよく分からない状況で元気と言えるなら、元気だ。」
「しょーがないだろー?お前のスペースないんだからそれでも出番を作ってあげようと看板持ちにさせたのに。」
人が並んだ時のための最後尾を示す看板を持つ係である。ここ最後尾ですよーって示すだけ。
思いの外呼びすぎちゃってあぶれちゃったからね、しょうがないね。
「……ところで、私は一体どのあいだ外にいたらいいのだろうか?交代は出るんだろう?」
「え、あ、うーん……まぁ、呼びに来たらそん時対応してくれればいいよ。」
「なるほど、理解した。」
実は交代要員なんて全くもっていないんだが……いや、もはや何も言うまいよ。
っと、そうだった。あとから説明するつもりだったからこいつに説明入れるの忘れていたぜ。
「ゼノヴィア、襲われても抵抗すんなよ?絶対だからな。」
「へ?あ、あぁ……まぁ仕事出来なくなるのはしょうがないと言えばしょうがないのか……」
納得してくれたようだった。まぁ、納得してくれただけでマシか。
さて……まだオープンまで時間あるな。
中途半端な時間に開けるのも気持ち悪いし、とりあえず開けるだけ開けてみようか。
「俺はカメラで確認しとく係だからーじゃあなー」
場所を離れながら、俺は1人スタッフ専用の部屋に行くのであった。